JP2013057781A - マイクロレンズ基板の製造方法、マイクロレンズ基板、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents
マイクロレンズ基板の製造方法、マイクロレンズ基板、電気光学装置及び電子機器 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】光を透過させる基板の第一面に、曲面状の底部を有する複数の第一凹部を形成する第一凹部形成工程と、前記基板の前記第一面及び複数の前記第一凹部の底部に対して、前記基板とは光屈折率が異なる第一材料を所定の厚さに積層させることで、前記第一凹部の内部を前記第一材料で埋め込むと共に、積層された前記第一材料のうち前記基板とは反対側の第二面において前記第一凹部に沿った形状の第二凹部を形成する第一材料積層工程と、前記第一材料とは光屈折率が異なる第二材料を、複数の前記第二凹部を埋めるように前記第二面に積層させる第二材料積層工程と、少なくとも積層された前記第二材料のうち前記第一材料とは反対側の第三面を研磨する研磨工程とを含む。
【選択図】図6
Description
本発明によれば、研磨工程において、第二材料を第二面の一部が露出するまで研磨することとしたので、第一材料の第二面側を加工しやすくすることができる。
本発明によれば、研磨工程において、第二材料を第二面が露出するまで研磨することとしたので、第二凹部の内部に配置される第二材料を第二面との間で面一状態とすることができる。また、その後さらに第一材料のうち基板と反対側の一部を研磨することとしたので、研磨された第一材料の一部に他の層(例、遮光部)などを配置させる場合において、第二材料と当該他の層との間が面一状態となるように調整することができる。
本発明によれば、第一材料の第二面のうち研磨された部分に、遮光部を形成することとしたので、第二材料の周囲に到達する光を遮光することができる。
本発明によれば、第二材料及び遮光部を覆うように、第二面に保護層を形成することとしたので、信頼性の高いマイクロレンズ基板を製造することができる。
本発明によれば、第一材料として、基板よりも光屈折率の高い材料を用いることとしたので、基板から第一材料に入射する光を屈折させることができる。
本発明によれば、第二材料として、第一材料よりも光屈折率の低い材料を用いることとしたので、第一材料から第二材料に入射する光を拡散させることができる。
本発明によれば、製造の手間やコストを抑えること可能なマイクロレンズ基板を備えるので、所期の品質を備えた安価な電気光学装置を得ることができる。
本発明によれば、所期の品質を備えた安価な電気光学装置を備えるので、所期の表示品質を備えた安価な電子機器を得ることができる。
以下、図面を参照して、本発明の第一実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に係る液晶装置120の構成を示す平面図である。図2は、液晶装置120のA−A断面に沿った構成を示す図である。
図3に示すように、画像表示領域を構成するマトリクス状に形成された複数の画素の各々には、画素電極228、及びTFT224が形成されている。TFT224は、画素電極228に電気的に接続されており、液晶装置120の動作時において、画素電極228に対する画像信号の供給及び非供給を相互に切り替えるように、画素電極228をスイッチング制御する。画像信号が供給されるデータ線241は、TFT224のソース領域に電気的に接続されている。
まず、ガラスや石英などを用いて形成された基材200を用意する。次に、当該基材200に対してウエットエッチング処理を行うことにより、図4に示すように、基材200の第一面200aに曲面状の底部を有する複数の第一凹部200bを形成する(第一凹部形成工程)。当該第一凹部200bは、平面視でマトリクス状に配置されるようにする。
次に、本発明の第二実施形態を説明する。
図10は、本実施形態に係る液晶装置320の構成を示す断面図である。
図10に示すように、本実施形態では、平面視において、遮光部203と第二レンズ層202(第二マイクロレンズML2)との間に隙間が形成された構成となっている。
次に、本発明の第三実施形態を説明する。
図11は、本実施形態に係る液晶装置420の構成を示す断面図である。
本実施形態において、第二レンズ層202は、断面視で第一レンズ層201の第二面201aに対する第二マイクロレンズML2の傾斜が、当該第二マイクロレンズML2の中央部から外周部へ向けて徐々に小さくなるように形成されている。また、本実施形態において、遮光部203は、平面視において第二マイクロレンズML2の外周部の一部に重なるように形成されている。
次に、本発明の第四実施形態を説明する。
図14は、本実施形態に係るプロジェクター100の光学系を示す模式図である。
図14に示すように、プロジェクター100は、光源装置101と、インテグレーター104と、偏光変換素子105と、色分離導光光学系102と、光変調装置としての液晶光変調装置110R,液晶光変調装置110G, 液晶光変調装置110Bと、クロスダイクロイックプリズム112及び投写光学系114と、を具備して構成されている。液晶光変調装置110R、110G及び110Bには、後述するように、液晶装置120R、120G及び120Bが設けられている。この液晶装置120R、120G及び120Bとして、例えば上記各実施形態において説明した液晶装置120、320及び420を用いることができる。
例えば、上記実施形態では、第一レンズ層201(第一マイクロレンズML1)と保護層204との間で光屈折率が揃うように形成する構成を例に挙げて説明したが、これに限られることは無く、第一レンズ層201と保護層204との間で光屈折率が異なるように構成するようにしても構わない。
Claims (11)
- 光を透過させる基板の第一面に、曲面状の底部を有する複数の第一凹部を形成する第一凹部形成工程と、
前記基板の前記第一面及び複数の前記第一凹部の底部に対して、前記基板とは光屈折率が異なる第一材料を所定の厚さに積層させることで、前記第一凹部の内部を前記第一材料で埋め込むと共に、積層された前記第一材料のうち前記基板とは反対側の第二面において前記第一凹部に沿った形状の第二凹部を形成する第一材料積層工程と、
前記第一材料とは光屈折率が異なる第二材料を、複数の前記第二凹部を埋めるように前記第二面に積層させる第二材料積層工程と、
少なくとも積層された前記第二材料のうち前記第一材料とは反対側の第三面を研磨する研磨工程と
を含むマイクロレンズ基板の製造方法。 - 前記研磨工程は、前記第二材料を前記第二面の一部が露出するまで研磨することを含む
請求項1に記載のマイクロレンズ基板の製造方法。 - 前記研磨工程は、前記第二材料を前記第二面が露出するまで研磨した後に、さらに前記第一材料の前記基板と反対側の一部を第一材料を研磨することを含む
請求項2に記載のマイクロレンズ基板の製造方法。 - 前記第一材料の前記第二面のうち研磨された部分に、遮光部を形成する遮光部形成工程を更に含む
請求項3に記載のマイクロレンズ基板の製造方法。 - 前記第二材料及び前記遮光部を覆うように、前記第二面に保護層を形成する保護層形成工程を更に含む
請求項4に記載のマイクロレンズ基板の製造方法。 - 前記第一材料として、前記基板よりも光屈折率の高い材料を用いる
請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載のマイクロレンズ基板の製造方法。 - 前記第二材料として、前記第一材料よりも光屈折率の低い材料を用いる
請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載のマイクロレンズ基板の製造方法。 - 光を透過可能に形成され、曲面状の底部を有する複数の第一凹部を第一面に有する基板と、
前記基板とは光屈折率が異なる第一材料を用いて前記基板の前記第一面に形成され、前記第一凹部の内部にそれぞれ設けられた第一マイクロレンズを有し、前記基板とは反対側の第二面において前記第一凹部に沿った形状の第二凹部を有する第一材料層と、
前記第一材料とは光屈折率が異なる第二材料を用いて形成され、複数の前記第二凹部を埋めるように形成され、前記第二凹部の内部に第二マイクロレンズを有する第二材料層と
を備え、
各々の前記第二マイクロレンズは、前記第二面に対する傾斜が、中央部から外周部へ向けて徐々に小さくなるように形成されている
マイクロレンズ基板。 - 光を透過可能に形成され、曲面状の底部を有する複数の第一凹部を第一面に有する基板と、
光を透過させる第一材料を用いて前記基板の前記第一面に形成され、前記第一凹部の内部にそれぞれ設けられた第一マイクロレンズを有し、前記基板とは反対側の第二面において前記第一凹部に沿った形状の第二凹部を有する第一材料層と、
光を透過させる第二材料を用いて形成され、複数の前記第二凹部を埋めるように形成され、前記第二凹部の内部に第二マイクロレンズを有する第二材料層と、
光屈折率が前記第一材料とほぼ等しい第三材料を用いて形成され、前記第二材料層の前記第二面を覆うように設けられた保護層と
を備える
マイクロレンズ基板。 - 請求項8又は請求項9に記載のマイクロレンズ基板を備える電気光学装置。
- 請求項10に記載の電気光学装置を備える電子機器。
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