JPS62191445A - マイクロレンズの製造方法 - Google Patents
マイクロレンズの製造方法Info
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- JPS62191445A JPS62191445A JP2027386A JP2027386A JPS62191445A JP S62191445 A JPS62191445 A JP S62191445A JP 2027386 A JP2027386 A JP 2027386A JP 2027386 A JP2027386 A JP 2027386A JP S62191445 A JPS62191445 A JP S62191445A
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Landscapes
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野1
本発明は、平板ガラス上に多数の微小なレンズを配列し
たマイクロレンズの製造方法に関する。
たマイクロレンズの製造方法に関する。
[従来の技術]
マイクロレンズは、最近光通信用の各種光部品構成材料
として注目を集め、特にこのレンズを多数配列したマイ
クロレンズアレーは、複写器やミニファックス用光学系
の転写用レンズとして使用され、装置の小形化に寄与し
ている。マイクロレンズの作製法は、最近では、一枚の
平板ガラス上に金属膜を蒸着し、フォトリングラフイー
技術を利用して、この金属膜に多数個の円形の開口部を
配列した後、ガラス基板をT!などの高屈折率イオンを
含む溶融塩中に浸漬して、開口部を通してイオンを拡散
させ、ガラス板上に半円球状の高屈折率イオン拡散部か
らなるマイクロレンズを配列する方法で作成した平板マ
イクロレンズが注目を集めている。この方法によれば、
多数のロッドレンズを配列したり、接着したり、固定し
たりする複雑な工程を必要としないばかりか、集積回路
作成工程と同じフォトリングラフイー技術を用いて精度
良く一辺にレンズをアレー化することができる。
として注目を集め、特にこのレンズを多数配列したマイ
クロレンズアレーは、複写器やミニファックス用光学系
の転写用レンズとして使用され、装置の小形化に寄与し
ている。マイクロレンズの作製法は、最近では、一枚の
平板ガラス上に金属膜を蒸着し、フォトリングラフイー
技術を利用して、この金属膜に多数個の円形の開口部を
配列した後、ガラス基板をT!などの高屈折率イオンを
含む溶融塩中に浸漬して、開口部を通してイオンを拡散
させ、ガラス板上に半円球状の高屈折率イオン拡散部か
らなるマイクロレンズを配列する方法で作成した平板マ
イクロレンズが注目を集めている。この方法によれば、
多数のロッドレンズを配列したり、接着したり、固定し
たりする複雑な工程を必要としないばかりか、集積回路
作成工程と同じフォトリングラフイー技術を用いて精度
良く一辺にレンズをアレー化することができる。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、この平板マイクロレンズは、例えば収差
の少ないレンズを作成するためには、イオン拡散部の形
状とイオン濃度分布を厳密に制御する必要があり、時に
は電圧を印加して、強制的にイオンを拡散移入すること
も必要となってくる。
の少ないレンズを作成するためには、イオン拡散部の形
状とイオン濃度分布を厳密に制御する必要があり、時に
は電圧を印加して、強制的にイオンを拡散移入すること
も必要となってくる。
また開口数の大きなレンズを作成するには、ガラス中の
イオンと拡散させるイオンとの間に大きな屈折率差を必
要とし、必然的に拡散イオンはTβやAgなどの高屈折
率イオンに限られる。しかも大きな屈折率差を生ずるわ
りには、開口数を大きくすることができない。ちなみに
文献によれば(伊賀健−等 Oplas E、1982
年11月53頁、1984年1月82頁)、ガラス部と
拡散部の最大屈折率差は0、078でN、△= 0.1
5 、最大屈折率差0.13でN、A= 0.23と開
口数は極めて小さい。
イオンと拡散させるイオンとの間に大きな屈折率差を必
要とし、必然的に拡散イオンはTβやAgなどの高屈折
率イオンに限られる。しかも大きな屈折率差を生ずるわ
りには、開口数を大きくすることができない。ちなみに
文献によれば(伊賀健−等 Oplas E、1982
年11月53頁、1984年1月82頁)、ガラス部と
拡散部の最大屈折率差は0、078でN、△= 0.1
5 、最大屈折率差0.13でN、A= 0.23と開
口数は極めて小さい。
本発明の目的は、上記の如き従来の平板マイクロレンズ
アレーの作成法の問題点を改良し、しがも間口数の大き
なレンズおよびこれを多数配列したマイクロレンズを提
供することにある。
アレーの作成法の問題点を改良し、しがも間口数の大き
なレンズおよびこれを多数配列したマイクロレンズを提
供することにある。
[問題点を解決するための手段]
このため、本発明はガラス基板に、円形の開口を有する
イオン拡散防止マスクを配置し、これを化学的耐久性ま
たは屈折率を変化させるイオンを含有する溶融塩などの
イオン源と接触させて、マスクの開口部を通して上記イ
オンをガラス中に拡散させた後、前記マスクを除去して
基板を適当な酸溶液で処理して、上記のイオンの拡散部
内の化学的耐久性の差を利用して、ガラス基板表面に球
面状の凸または凹レンズ部を形成させるものである。
イオン拡散防止マスクを配置し、これを化学的耐久性ま
たは屈折率を変化させるイオンを含有する溶融塩などの
イオン源と接触させて、マスクの開口部を通して上記イ
オンをガラス中に拡散させた後、前記マスクを除去して
基板を適当な酸溶液で処理して、上記のイオンの拡散部
内の化学的耐久性の差を利用して、ガラス基板表面に球
面状の凸または凹レンズ部を形成させるものである。
ガラス基板に対しガラスの化学的耐久性を高めるイオン
を用いたのち、酸処理することにより基板表面に凸レン
ズを形成させたマイクロレンズを作成できる。また、化
学的耐久性を減少させるイオンを用いたのち酸処理する
ことにより基板表面に凹レンズを形成させることができ
る。更に基板表面に凹レンズを形成させたうえ、レンズ
凹部に高屈折率媒体を充填することにより凸レンズを作
製することもできる。
を用いたのち、酸処理することにより基板表面に凸レン
ズを形成させたマイクロレンズを作成できる。また、化
学的耐久性を減少させるイオンを用いたのち酸処理する
ことにより基板表面に凹レンズを形成させることができ
る。更に基板表面に凹レンズを形成させたうえ、レンズ
凹部に高屈折率媒体を充填することにより凸レンズを作
製することもできる。
[実施例]
以下、図面に基づいて本発明の構成並びにその特徴を具
体的に説明する。
体的に説明する。
第1図ないし第8図は、円形の開口部3を右するイオン
拡散防止マスク2の開口部3を通してガラス基板1に化
学的耐久性を増強させるイオンを拡散させたのち、ガラ
ス基板1を酸処理することにより、基板表面に凸レンズ
5を形成する場合を示している。
拡散防止マスク2の開口部3を通してガラス基板1に化
学的耐久性を増強させるイオンを拡散させたのち、ガラ
ス基板1を酸処理することにより、基板表面に凸レンズ
5を形成する場合を示している。
凸レンズの作製第1法
更に詳しく説明すると、まず第1図のように第1のイオ
ンを含有するガラス基板1の表面に所定の半径を有する
円形の開口部3を具備したイオン拡散防止マスク2を設
置し、これを第2のイオンを含有する溶融塩に浸漬する
か又は接触させて、マスクの開口部3を通して前記第2
のイオンをガラス中に拡散させ、第2のイオンを部分的
に含有する拡散部4を形成する。この工程において、第
1のイオンとしてNaを用いる場合には第2のイオンと
してにイオンを、または第1のイオンとしてにイオンを
用いる場合には第2のイオンとしてNaイオンを選ぶと
いうように、異種のアルカリイオンを組合せて用いる。
ンを含有するガラス基板1の表面に所定の半径を有する
円形の開口部3を具備したイオン拡散防止マスク2を設
置し、これを第2のイオンを含有する溶融塩に浸漬する
か又は接触させて、マスクの開口部3を通して前記第2
のイオンをガラス中に拡散させ、第2のイオンを部分的
に含有する拡散部4を形成する。この工程において、第
1のイオンとしてNaを用いる場合には第2のイオンと
してにイオンを、または第1のイオンとしてにイオンを
用いる場合には第2のイオンとしてNaイオンを選ぶと
いうように、異種のアルカリイオンを組合せて用いる。
第2のイオンを拡散させた後、マスクを除去すると第2
図に示す如く、第2のイオンを含有するガラス1の表面
に第2のイオンを部分的に含有する半円球状の拡散部4
が形成されているが、第2のイオンの濃度は、半円球の
中心でしかもガラス表面6が最も高く、半円球の周辺に
向うに従ってその濃度は減少している。
図に示す如く、第2のイオンを含有するガラス1の表面
に第2のイオンを部分的に含有する半円球状の拡散部4
が形成されているが、第2のイオンの濃度は、半円球の
中心でしかもガラス表面6が最も高く、半円球の周辺に
向うに従ってその濃度は減少している。
このため、第2のイオンとして化学的耐久性を向上ざぼ
るイオンを用いれば、ガラス表面上で半円球状拡散部4
の中心が最も化学的耐久性が高く、拡散部の周囲に向う
に従って化学的耐久性は減少することになる。
るイオンを用いれば、ガラス表面上で半円球状拡散部4
の中心が最も化学的耐久性が高く、拡散部の周囲に向う
に従って化学的耐久性は減少することになる。
ここで、基板ガラスを塩酸、硝酸又は弗酸などの水溶液
を用いて酸処理すれば、拡散部4の表面の化学的耐久性
のちがいから、第3図に示すように半球状4の中心部が
残り、周辺部に行くに従って、次第に侵蝕が大きくなる
ので、半球状の凸部5を形成することができる。例えば
CSイオンとNaイオンの如く、明らかに化学的耐久性
の異なるイオンを用い、あらかじめ第1のイオンとして
CSイオンを含有するガラス基板に、化学的耐久性を良
くする第2のイオンとしてNaイオン又はにイオンを拡
散移入して、第2図に示すような化学的耐久性に富んだ
拡散部4を形成ずれば、Naイオン又はにイオンの濃度
は拡散部4の表面で、半球の中心が最も高く、周囲に向
って減少するため、これを酸処理すれば、第3図に示す
如き、球面状の凸部5を形成することができる。ここで
点線6は酸処理前の基板を示している。
を用いて酸処理すれば、拡散部4の表面の化学的耐久性
のちがいから、第3図に示すように半球状4の中心部が
残り、周辺部に行くに従って、次第に侵蝕が大きくなる
ので、半球状の凸部5を形成することができる。例えば
CSイオンとNaイオンの如く、明らかに化学的耐久性
の異なるイオンを用い、あらかじめ第1のイオンとして
CSイオンを含有するガラス基板に、化学的耐久性を良
くする第2のイオンとしてNaイオン又はにイオンを拡
散移入して、第2図に示すような化学的耐久性に富んだ
拡散部4を形成ずれば、Naイオン又はにイオンの濃度
は拡散部4の表面で、半球の中心が最も高く、周囲に向
って減少するため、これを酸処理すれば、第3図に示す
如き、球面状の凸部5を形成することができる。ここで
点線6は酸処理前の基板を示している。
ちなみに化学的耐久性のデータを示せば、表1の表1
久性に増加し、ガラス表面の拡散半球部の中心が最も化
学的耐久性が高く、周辺に従って化学的耐久性が減少す
るような拡散部を作ることができる。
学的耐久性が高く、周辺に従って化学的耐久性が減少す
るような拡散部を作ることができる。
以上のようにして得られたマイクロレンズは、拡散移入
する第2のイオンが第1のイオンに比較して屈折率の高
いT!イオンあるいはAQイオンなどのイオンである場
合には、半球状の拡散部4のみでも、レンズ効果を有す
ることはすでに従来技術として知られているが、これの
みでは開口数が小さい。これに対して、本発明の如く酸
処理工程を経てエツチングを行ない、表面に球面状の凸
レンズ部を形成すると、開口数は著しく増加するので、
従来技術で製造したレンズの特徴を改良することにもな
る。ちなみにアルカリ成分としてN82030モル%、
K2O10モル%を含有するTiF6なる光学ガラスを
、ACJNO3を含有する溶融塩中に350℃で100
時間浸漬して、200μの直径を有する開口を通してA
gをTiF6ガラス中に拡散させたところ、拡散部の半
球状の直径が1.28mmのマイクロレンズを作成する
ことができた。このレンズの開口数は、N、 A= 0
.16であった。これを100ccの水に対してNH4
F・HF2g、HNO380Cの割で混合した溶液を用
い40℃で1時間エツチングしたところ、第8図に示す
ような形状で拡散部の表面を凸状に成形することができ
た。この形状から計算して形成されたレンズの開口数は
約0.4であり、拡散部のみで作ったレンズに比べて著
しく開口数が増加することがわかる。またこの例かられ
かることは、拡散部に高屈折率の生ずるイオンを拡散さ
せなくても化学的耐久性のちがいを利用したエツチング
によって形成される第8図に示す如き凸状の球面からな
るレンズで充分に大きな開口数のレンズを作ることが可
能なことがわかる。
する第2のイオンが第1のイオンに比較して屈折率の高
いT!イオンあるいはAQイオンなどのイオンである場
合には、半球状の拡散部4のみでも、レンズ効果を有す
ることはすでに従来技術として知られているが、これの
みでは開口数が小さい。これに対して、本発明の如く酸
処理工程を経てエツチングを行ない、表面に球面状の凸
レンズ部を形成すると、開口数は著しく増加するので、
従来技術で製造したレンズの特徴を改良することにもな
る。ちなみにアルカリ成分としてN82030モル%、
K2O10モル%を含有するTiF6なる光学ガラスを
、ACJNO3を含有する溶融塩中に350℃で100
時間浸漬して、200μの直径を有する開口を通してA
gをTiF6ガラス中に拡散させたところ、拡散部の半
球状の直径が1.28mmのマイクロレンズを作成する
ことができた。このレンズの開口数は、N、 A= 0
.16であった。これを100ccの水に対してNH4
F・HF2g、HNO380Cの割で混合した溶液を用
い40℃で1時間エツチングしたところ、第8図に示す
ような形状で拡散部の表面を凸状に成形することができ
た。この形状から計算して形成されたレンズの開口数は
約0.4であり、拡散部のみで作ったレンズに比べて著
しく開口数が増加することがわかる。またこの例かられ
かることは、拡散部に高屈折率の生ずるイオンを拡散さ
せなくても化学的耐久性のちがいを利用したエツチング
によって形成される第8図に示す如き凸状の球面からな
るレンズで充分に大きな開口数のレンズを作ることが可
能なことがわかる。
凸レンズの作製第2法
次に第4〜6図について説明する。上記の工程で形成す
る球面状の突部の曲率を大きくして、さらに開口数の大
ぎなレンズを作る場合には、第4図に示すように、すで
に述べた方法を用いて作成した第2のイオンの拡散部4
にほぼ等しい大きさのフォ1−レジストアをフォトリン
グラフイー技術を用いて設置し、適当な酸でガラス表面
をエツチングして拡散部以外のガラス表面を点線8で示
す如く拡散部よりも低くし、拡散部を円柱状の突部とし
た後、フAトレジストを除去しく第5図)、再び酸でエ
ツチングを行なえば、第2イオンの拡散部4は、上述の
第2図より第3図に至る原理と同じ原理で拡散部の第2
イオンの濃度差に従ってエツチングmに差を生じ、表面
をほぼ球面状に形成することができる(第6図)、ここ
で第3図および第6図に示したような球面状の凸部を有
するガラスをパフ研磨等により、表面研磨すれば、第7
図に示すように多数の球面状のレンズを配列したマイク
ロレンズアレーを作ることができる。
る球面状の突部の曲率を大きくして、さらに開口数の大
ぎなレンズを作る場合には、第4図に示すように、すで
に述べた方法を用いて作成した第2のイオンの拡散部4
にほぼ等しい大きさのフォ1−レジストアをフォトリン
グラフイー技術を用いて設置し、適当な酸でガラス表面
をエツチングして拡散部以外のガラス表面を点線8で示
す如く拡散部よりも低くし、拡散部を円柱状の突部とし
た後、フAトレジストを除去しく第5図)、再び酸でエ
ツチングを行なえば、第2イオンの拡散部4は、上述の
第2図より第3図に至る原理と同じ原理で拡散部の第2
イオンの濃度差に従ってエツチングmに差を生じ、表面
をほぼ球面状に形成することができる(第6図)、ここ
で第3図および第6図に示したような球面状の凸部を有
するガラスをパフ研磨等により、表面研磨すれば、第7
図に示すように多数の球面状のレンズを配列したマイク
ロレンズアレーを作ることができる。
典り囚射1
次に第9図ないし第11図に基づき凹レンズを形成させ
る場合について説明する。まず、ガラス基板1の表面に
第1図に示したものと同様のイオン拡散防止マスク2を
設置し、これを化学的耐久性を減少させるイオンを含有
する溶融塩に浸漬するか、又は接触させて、マスクの開
口部を通して上記イオンをガラス中に拡散さ11上記イ
オンを部分的に含有する拡散部を形成させる。
る場合について説明する。まず、ガラス基板1の表面に
第1図に示したものと同様のイオン拡散防止マスク2を
設置し、これを化学的耐久性を減少させるイオンを含有
する溶融塩に浸漬するか、又は接触させて、マスクの開
口部を通して上記イオンをガラス中に拡散さ11上記イ
オンを部分的に含有する拡散部を形成させる。
上記イオンを拡散させたのち、マスクを除去すると第9
図に示すごとく、ガラス基板1の表面に上記イオンを部
分的に含有する半円球状の拡散部4が形成されているが
、上記イオンの濃度は、半円球の中心でしかもガラス表
面6が最も高く、半円球の周辺に向うに従って、その濃
度は減少している。このため、アルカリイオンの濃度の
変化によって、ガラス表面上で半円球状拡散部4の中心
の化学的耐久性に対して、拡散部の周辺に向うに従って
化学的耐久性に徐々に増加することになる。
図に示すごとく、ガラス基板1の表面に上記イオンを部
分的に含有する半円球状の拡散部4が形成されているが
、上記イオンの濃度は、半円球の中心でしかもガラス表
面6が最も高く、半円球の周辺に向うに従って、その濃
度は減少している。このため、アルカリイオンの濃度の
変化によって、ガラス表面上で半円球状拡散部4の中心
の化学的耐久性に対して、拡散部の周辺に向うに従って
化学的耐久性に徐々に増加することになる。
ここで、基板ガラスを塩酸、硝酸又は弗酸などの水溶液
を用いて酸処理すれば、基板表面も符号10まで侵蝕さ
れるが、拡散部4の表面の化学的耐久性のちがいから、
第10図、第11図に示すように、拡散部の表面11は
半球状の凹状となり、凹レンズを形成することができる
。ちなみに、アルカリ成分としてNa2O30モル%、
K 20 10E /L/ %を含有するTiF6なる
光学ガラスを、KNO:1を含有する溶融塩中で350
℃で150時間浸漬して、100μmの直径を有する金
属膜の開口を通してにイオンをガラス中に拡散させたと
ころ、半球状の直径が290μの拡散部と形成すること
ができた。
を用いて酸処理すれば、基板表面も符号10まで侵蝕さ
れるが、拡散部4の表面の化学的耐久性のちがいから、
第10図、第11図に示すように、拡散部の表面11は
半球状の凹状となり、凹レンズを形成することができる
。ちなみに、アルカリ成分としてNa2O30モル%、
K 20 10E /L/ %を含有するTiF6なる
光学ガラスを、KNO:1を含有する溶融塩中で350
℃で150時間浸漬して、100μmの直径を有する金
属膜の開口を通してにイオンをガラス中に拡散させたと
ころ、半球状の直径が290μの拡散部と形成すること
ができた。
これを100ccの水に対して、NH+F−HF2(J
・HNO310CCの割で混合した溶液を用い、45℃
で20分エツチングしたところ、第12図に示すような
形状で、拡散部の表面を凹状にすることができた。この
レンズをテストパターンを用いて評価したところ、20
本/lの解像度を有する凹レンズであることがわかった
。
・HNO310CCの割で混合した溶液を用い、45℃
で20分エツチングしたところ、第12図に示すような
形状で、拡散部の表面を凹状にすることができた。この
レンズをテストパターンを用いて評価したところ、20
本/lの解像度を有する凹レンズであることがわかった
。
一凸kZ々四3捌迭
上記第9図〜第11図に示ず方法で得られたマイクロレ
ンズは、半球状の凹部のみでも充分に凹レンズとしての
効果を有するが、これのみにては光を集光したり、実像
を形成することが出来ず、凹レンズとして作用しても、
応用範囲が狭い。そこで、本発明は、さらに上記の工程
に加えて第13図〜第15図に示す工程を付加ザること
によって凸レンズをも提供するものである。以下、第1
3図〜第15図について説明する。
ンズは、半球状の凹部のみでも充分に凹レンズとしての
効果を有するが、これのみにては光を集光したり、実像
を形成することが出来ず、凹レンズとして作用しても、
応用範囲が狭い。そこで、本発明は、さらに上記の工程
に加えて第13図〜第15図に示す工程を付加ザること
によって凸レンズをも提供するものである。以下、第1
3図〜第15図について説明する。
上記の工程で形成した拡散部の表面の凹部に対し、第1
3図に示す如くプラズマC,V、O法あるいは低融点ガ
ラスをFl!!ルするなどの方法で拡散部4よりも屈折
率の高い物質12を充填する。例えば基板ガラスを30
0℃以下の温度に加熱し、プラズマCVD法を用いて、
基板上に3i3N+を生成積層させる。拡散部4の凹部
11の深さを越えて充分な厚さまで高屈折媒質8を積層
した後、高屈折媒質12の上部を研磨すれば、第14図
および第15図に示すように高屈折率媒質による凸レン
ズを形成することができる。ちなみに、前記TiF6な
る光学ガラスをKNO3を含有する溶融塩中で350℃
で150時間浸漬して、200μmの直径を有する金属
膜の開口を通してにイオンをガラス中に拡散させ、さら
にこれを100ccの水に対してNH4HF2Q、HN
O310CCの割で混合した溶液を用い、45℃で20
分間エツチングしたところ、基板表面に直径400μ、
曲率220μの凹部を形成することができた。この凹部
に第18図〜第15図に説明した方法で、5ixN4を
積層充填した結果焦点距11!l 600μの凸レンズ
を形成することができた。
3図に示す如くプラズマC,V、O法あるいは低融点ガ
ラスをFl!!ルするなどの方法で拡散部4よりも屈折
率の高い物質12を充填する。例えば基板ガラスを30
0℃以下の温度に加熱し、プラズマCVD法を用いて、
基板上に3i3N+を生成積層させる。拡散部4の凹部
11の深さを越えて充分な厚さまで高屈折媒質8を積層
した後、高屈折媒質12の上部を研磨すれば、第14図
および第15図に示すように高屈折率媒質による凸レン
ズを形成することができる。ちなみに、前記TiF6な
る光学ガラスをKNO3を含有する溶融塩中で350℃
で150時間浸漬して、200μmの直径を有する金属
膜の開口を通してにイオンをガラス中に拡散させ、さら
にこれを100ccの水に対してNH4HF2Q、HN
O310CCの割で混合した溶液を用い、45℃で20
分間エツチングしたところ、基板表面に直径400μ、
曲率220μの凹部を形成することができた。この凹部
に第18図〜第15図に説明した方法で、5ixN4を
積層充填した結果焦点距11!l 600μの凸レンズ
を形成することができた。
[発明の効果]
以上述べたように、第1番目の発明によれば、あらかじ
めガラス中に含有させる第1のイオンと後に拡散移入す
る第2のイオンの屈折率差が殆んどないか又は非常に小
さい場合であっても開口数の大きなレンズを容易に作製
することができる。
めガラス中に含有させる第1のイオンと後に拡散移入す
る第2のイオンの屈折率差が殆んどないか又は非常に小
さい場合であっても開口数の大きなレンズを容易に作製
することができる。
また第1のイオンに対して化学的耐久性または屈折率を
変化させるイオンを第2のイオンとして拡散移入するこ
とによって第2のイオンによる拡散部をそのままレンズ
とする場合であっても、本発明の工程を用いれば、拡散
部の表面に凸または凹レンズを形成することにより、半
球状の拡散部よりなるレンズに加えて開口数は著しく増
加することになり、レンズの特性の補充も可能となる。
変化させるイオンを第2のイオンとして拡散移入するこ
とによって第2のイオンによる拡散部をそのままレンズ
とする場合であっても、本発明の工程を用いれば、拡散
部の表面に凸または凹レンズを形成することにより、半
球状の拡散部よりなるレンズに加えて開口数は著しく増
加することになり、レンズの特性の補充も可能となる。
更に、第2番目の発明によれば、拡散移入するイオンと
して化学的耐久性と減少させるイオンを用いることによ
って、このイオンによる拡散部を凹レンズとすることが
可能なばかりか、さらに凹レンズ部に何らかの方法を用
いて、高屈折率媒体を充填することで凸レンズを作製す
ることも可能となる。
して化学的耐久性と減少させるイオンを用いることによ
って、このイオンによる拡散部を凹レンズとすることが
可能なばかりか、さらに凹レンズ部に何らかの方法を用
いて、高屈折率媒体を充填することで凸レンズを作製す
ることも可能となる。
第1〜8図は本発明によるマイクロレンズの作製工程を
示す図で、第1図はガラス基板にフォトマスクを配置し
てイオン拡散させる工程の断面図、第2図は半球状拡散
部を形成させた状態の断面図、第3図は拡散部の上面に
半球状凸部を形成させる工程を示す断面図、第4図〜第
6図は別の例を示すもので、第4図は半球状拡散部の上
に7オトレジス1〜を配置した状態の断面図、第5図は
拡散部以外のガラス表面をエツチングした状態の断面図
、第6図は拡散部の突出部を球面状にエツチングした状
態の断面図、第7図は第3図および第6図に示すマイク
ロレンズの斜視図、第8図は本発明によるレンズの形状
を示す線図、第9図ないし第11図は凹レンズの作製工
程を示す図であって、第9図は化学的耐久性を減少させ
た半球状拡散部を形成させた状態の断面図、第10図は
拡散部の上面に半球状凹部を形成させる工程を示す断面
図、第11図は第10図によって作製されたマイクロレ
ンズアレーの斜視図、第12図は同じくレンズの形状を
示を示す線図、第13図ないし第15図は第2番目の発
明の実施例を示すものであって、第13図は第11図の
マイクロレンズアレーの凹部上面に拡散部より屈折率の
高い物質を充填した状態の断面図、第14図は高屈折率
媒質の表面を研磨した状態の断面図、第15図は凹部に
凸レンズを形成させたマイクロレンズアレーの断面図で
ある。 1・・・ガラス基板、2・・・拡散防止マスク、3およ
び4・・・異種イオンの拡散部、5・・・球面状凸部(
凸レンズ)、6・・・エツチング前のガラス表面、7・
・・フォトレジスト、9・・・円柱状凸部で異種イオン
拡散部の表面、10・・・ガラス表面、11・・・拡散
部表面(凹部)、12・・・高屈折率媒質。 出 願 人 ホーヤ株式会社 代 理 人 朝 倉 正 幸第1図
第2図 第3図 第41 第5図 第8図 第9図 第10図 第11図 レンス゛守種(P ) 第13図 第14図 第15図
示す図で、第1図はガラス基板にフォトマスクを配置し
てイオン拡散させる工程の断面図、第2図は半球状拡散
部を形成させた状態の断面図、第3図は拡散部の上面に
半球状凸部を形成させる工程を示す断面図、第4図〜第
6図は別の例を示すもので、第4図は半球状拡散部の上
に7オトレジス1〜を配置した状態の断面図、第5図は
拡散部以外のガラス表面をエツチングした状態の断面図
、第6図は拡散部の突出部を球面状にエツチングした状
態の断面図、第7図は第3図および第6図に示すマイク
ロレンズの斜視図、第8図は本発明によるレンズの形状
を示す線図、第9図ないし第11図は凹レンズの作製工
程を示す図であって、第9図は化学的耐久性を減少させ
た半球状拡散部を形成させた状態の断面図、第10図は
拡散部の上面に半球状凹部を形成させる工程を示す断面
図、第11図は第10図によって作製されたマイクロレ
ンズアレーの斜視図、第12図は同じくレンズの形状を
示を示す線図、第13図ないし第15図は第2番目の発
明の実施例を示すものであって、第13図は第11図の
マイクロレンズアレーの凹部上面に拡散部より屈折率の
高い物質を充填した状態の断面図、第14図は高屈折率
媒質の表面を研磨した状態の断面図、第15図は凹部に
凸レンズを形成させたマイクロレンズアレーの断面図で
ある。 1・・・ガラス基板、2・・・拡散防止マスク、3およ
び4・・・異種イオンの拡散部、5・・・球面状凸部(
凸レンズ)、6・・・エツチング前のガラス表面、7・
・・フォトレジスト、9・・・円柱状凸部で異種イオン
拡散部の表面、10・・・ガラス表面、11・・・拡散
部表面(凹部)、12・・・高屈折率媒質。 出 願 人 ホーヤ株式会社 代 理 人 朝 倉 正 幸第1図
第2図 第3図 第41 第5図 第8図 第9図 第10図 第11図 レンス゛守種(P ) 第13図 第14図 第15図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 円形の開口部を有するイオン拡散防止マスクの開口
部を通してガラス基板に化学的耐久性を変化させるイオ
ンを拡散させた後、ガラス基板を酸処理することにより
、基板表面に凸または凹レンズを形成することを特徴と
するマイクロレンズの製造方法。 2 第1のイオンを含むガラス基板に、所定の半径を有
し、あらかじめ定めた距離を置いて配列した円形の開口
を有するイオン拡散防止マスクを設置する工程と、第2
のイオンを含有する溶融塩に基板を浸漬又は接触させて
、マスクの開口部を通して、前記第2のイオンをガラス
中に拡散させる工程と、前記マスクを除去した後、基板
を適当な酸溶液にて酸処理を行ない、第2のイオンの拡
散部分の化学的耐久性の差を利用して、ガラス基板表面
に多数の球面状凸部または凹部を形成する工程とを含む
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のマイクロ
レンズの製造方法。 3 第1のイオンを含有するガラス基板に対して第2の
イオンとしてガラスの化学的耐久性を高めるイオンを用
い、酸処理により、基板表面に凸レンズを形成させるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第2項記載のマイクロレ
ンズの製造方法。 4 第1のイオンを含有するガラス基板に対して、第2
のイオンとしてガラスの屈折率を高めるイオンを用いる
ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載のマイクロ
レンズの製造方法。 5 第1のイオンを含有するガラス基板に対して第2の
イオンとしてガラスの化学的耐久性を減少させるイオン
を用い、酸処理により基板表面に凹レンズを形成させる
ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載のマイクロ
レンズの製造方法。 6 円形の開口部を有するイオン拡散防止マスクの開口
部を通してガラス基板に化学的耐久性を減少させるイオ
ンを拡散させた後、基板を酸処理することにより、基板
表面に凹レンズを形成したうえに、レンズ凹部に高屈折
媒体を充填することを特徴とするマイクロレンズの製造
方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60-216113 | 1985-10-01 | ||
JP21611385 | 1985-10-01 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62191445A true JPS62191445A (ja) | 1987-08-21 |
Family
ID=16683443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2027386A Pending JPS62191445A (ja) | 1985-10-01 | 1986-02-03 | マイクロレンズの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62191445A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0620201A2 (en) * | 1993-04-12 | 1994-10-19 | Hughes Aircraft Company | Method of manufacturing mircro-optical elements |
JP2013057781A (ja) * | 2011-09-08 | 2013-03-28 | Seiko Epson Corp | マイクロレンズ基板の製造方法、マイクロレンズ基板、電気光学装置及び電子機器 |
-
1986
- 1986-02-03 JP JP2027386A patent/JPS62191445A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0620201A2 (en) * | 1993-04-12 | 1994-10-19 | Hughes Aircraft Company | Method of manufacturing mircro-optical elements |
EP0620201A3 (en) * | 1993-04-12 | 1995-01-25 | Hughes Aircraft Co | Process for the preparation of microoptical elements. |
JP2013057781A (ja) * | 2011-09-08 | 2013-03-28 | Seiko Epson Corp | マイクロレンズ基板の製造方法、マイクロレンズ基板、電気光学装置及び電子機器 |
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