JP3726790B2 - マイクロレンズアレイの製法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ファイバ間の光結合等に用いるに好適なマイクロレンズアレイの製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ファイバ結合系としては、図37に示すように光ファイバF1からの射出光をマイクロレンズL1でコリメート(平行光化)すると共に、このコリメート光をマイクロレンズL2で集束して光ファイバF2に入射させるようにしたものが知られている。マイクロレンズL1,L2は、いずれもガラスモールド技術を用いて製作された単眼のマイクロレンズである。この種のマイクロレンズは、光アイソレータ等の光通信用モジュールにおいて光ファイバからの射出光をコリメートするレンズとしても用いられる。
【0003】
従来のガラスモールドレンズでは、直径が1mm以上必要であり、これより小さくすると、ガラスモールド成形に用いる超鋼材製の金型の精度が不十分であるため、満足なレンズ特性が得られなかった。
【0004】
光アレイデバイス同士の光結合に用いられるマイクロレンズアレイとしては、ガラス、プラスチック等の透明基板に多数のレンズを配列形成したものが知られている(例えば、特開平7−104106号公報参照)。この場合、レンズ1個の直径は、1mm以下と微小であり、しかも各レンズを精度よく配列することが要求されるため、金型を用いない方法でマイクロレンズアレイを製作する。金型を用いない方法としては、塩浴中で電界を印加しながらガラス表面に設けた開口部からイオンを拡散させる方法、感光性ガラスの熱処理において未感光部が結晶化して収縮する現象を利用して表面を膨らます方法などが知られている。これらの方法によると、焦点距離や開口数(NA)の設定が容易でないこと、製造時間が長く、生産性に劣ることなどの問題点がある。
【0005】
マイクロレンズアレイの製法としては、レンズ材層の上にレンズアレイパターンに従って複数のレジスト層を形成した後、各レジスト層を加熱により溶融(リフロー)させて凸レンズ形状とし、酸素と堆積性ガスとの混合ガスをエッチングガスとするドライエッチング処理をレンズ材層及び各レジスト層に施して各レジスト層の凸レンズ形状をレンズ材層に転写する方法が知られている(例えば、特開2000−31442号公報参照)。この方法では、ドライエッチング処理の後処理として、マイクロレンズアレイ(凸レンズ形状が転写されたレンズ材層)の表面に酸素プラズマ処理を施して疎水性堆積膜を除去して該表面に親水性を付与するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記したようにリフローしたレジスト層の凸レンズ形状をレンズ材層に転写するマイクロレンズアレイの製法によると、上記した金型を用いない方法に比べて焦点距離や開口数の設定が容易になると共に生産性が向上するものの、エッチング量の大きい(突出高さの大きい)レンズを形成するのが容易でないという問題点がある。すなわち、発明者の研究によれば、CF4等のフッ素系エッチングガスを用いてエッチングを行なうと、レンズ形成面にはフロン重合物に起因してピット(孔)が発生して光学特性を劣化させることが判明した。先に引用した特開2000−31442号公報には、このようなピット発生については何等述べられていない。
【0007】
図37に示したような光ファイバ結合系にあっては、結合損失を0.3dB以下(結合効率を93.3%以上)とするのが望ましいといわれている。しかし、現状では、このように結合損失の少ないマイクロレンズアレイは実現されていない。
【0008】
この発明の目的は、光ファイバ結合系において結合損失を低減できる(結合効率を向上できる)マイクロレンズアレイを簡単に製作する方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るマイクロレンズアレイの製法は、
透光性の基板の一方の主面にレンズアレイパターンに従って複数のレジスト層を形成する工程と、
各レジスト層にリフロー処理を施して各レジスト層を平凸レンズ形状とする工程と、
フッ素系エッチングガスを用いるドライエッチング処理を各レジスト層及び前記一方の主面に施して各レジスト層の平凸レンズ形状を前記の一方の主面に転写することにより前記一方の主面に前記複数のレジスト層にそれぞれ対応する複数の平凸レンズを形成する工程と
を含むマイクロレンズアレイの製法であって、
前記複数の平凸レンズを形成する工程では、前記ドライエッチング処理を複数ステップに分けて実行すると共に、該複数ステップのドライエッチング処理の間に前記一方の主面からフロン重合物を除去する処理を実行することを特徴とするものである。光ファイバ結合系用のマイクロレンズアレイは、透光板と、この透光板の一方の主面にエッチングによりレンズアレイパターンを転写して形成された複数の平凸レンズとを備え、各平凸レンズの直径を1mm以下に設定すると共に各平凸レンズの前記一方の主面からの突出高さを50μm以上に設定した構成にするとよい。このようなマイクロレンズアレイによれば、各平凸レンズの直径を1mm以下にすると共に各平凸レンズの突出高さを50μm以上としたので、光ファイバ間の光結合に使用したときに結合損失を0.3dB以下に低減できる。この点については、後で図3〜7を参照して詳述する。この発明のマイクロレンズアレイの製法によれば、上記のような光ファイバ結合系用のマイクロレンズアレイを簡単に製作することができる。
【0012】
この発明のマイクロレンズアレイの製法によれば、複数ステップのドライエッチング処理の間にレンズ形成面からフロン重合物を除去するようにしたので、エッチング中にフロン重合物に起因してレンズ形成面にピットが発生するのを防止することができる。
【0013】
この発明のマイクロレンズアレイの製法においては、各レジスト層を対応する平凸レンズの突出高さが50μm以上となるような厚さで形成することができる。このようなレジスト層をマスクとしてレンズ形成のためのドライエッチングを行なうと、エッチング量が大きくなるが、ピット発生を防止できるため、歩留りよくマイクロレンズアレイを製作することができる。従って、この発明のマイクロレンズアレイの製法は、前述した光ファイバ結合系用のマイクロレンズアレイを製作するのに好適である。また、この発明のマイクロレンズアレイの製法において、フロン重合物は、酸素プラズマにより簡単に除去することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の一実施形態に係るマイクロレンズアレイを示すもので、図2には、図1のX−X’線に沿う断面を示す。
【0019】
例えば石英板からなる長方形状の透光板10の一方の主面には、平凸レンズL11〜L14が透光板10の長辺に平行に一列状に形成されると共に、平凸レンズL21〜L24がレンズL11〜L14の列に平行に一列状に形成されている。レンズL11とL21は、各々の中心が透光板10の短辺に平行な一直線上に位置するように並べて配置されており、このことは、レンズL12とL22、レンズL13とL23、レンズL14とL24についても同様である。これらのレンズL11〜L14,L21〜L24は、図8〜10等について後述するようにドライエッチング処理によりレンズアレイパターンを透光性基板の一方の主面に転写して形成されるものである。
【0020】
一例として、L11等の各レンズの直径Dは、1mm以下(好ましくは0.5mm〜1mm)であり、L11,L12等の隣り合うレンズ間のピッチ(中心間の間隔)Pは、D=0.5mmの場合には0.5mmとすることができる。透光板10の長さA及び幅Bは、それぞれ5mm及び3mmとすることができる。L11等の各レンズの透光板10の一方の主面からの突出高さSAG(図2参照)は、50μm以上とする。透光板10の厚さは、0.1mm〜2mmとすることができる。
【0021】
図3は、図4の光学系において光ファイバ−レンズ間距離(Working Distance)WDが曲率半径Rに依存する様子を示すものである。図4には、光ファイバFからの射出光を平凸レンズLでコリメートする光学系を示す。平凸レンズLの厚さ(平坦面から頂部までの距離)Tは、1.25mmである。
【0022】
図4に示すような平凸レンズLについては、曲率半径Rにより焦点距離が決定される。距離WDを小さくすると、平凸レンズLの平坦面からの反射光が光ファイバFに入射するので好ましくない。このような事態を回避するためには、距離WDを0.3mm以上に設定すればよいと当業者の間でいわれている。図3は、曲率半径Rを0.5mmから0.75mmまで変化させたときの距離WDの計算結果を示している。図3によれば、距離WDを0.3mm以上とするには、曲率半径Rを約0.53mm以上とすればよいことがわかる。なお、図3のデータは、開口数NAを0.2に設定したときのもので、発明者の実験によれば、図3の線Wに示すような曲率半径Rと距離WDとの相関関係は、NAを0.15又は0.1875等に変化させても殆ど変化しないことがわかっている。
【0023】
図5(A)〜(C)は、図6の光ファイバ結合系においてビーム有効径及び結合損失が開口数NA及び曲率半径Rに依存する様子を示すもので、(A)、(B)、(C)は、それぞれ曲率半径Rが0.55、0.6、0.65の場合に対応している。
【0024】
図6は、この発明に係るマイクロレンズアレイを用いた光ファイバ結合系を示すものである。第1のマイクロレンズアレイML1は、図1,2に関して前述したと同様のもので、透光板10に平凸レンズL11〜L14を形成した構成になっている。第2のマイクロレンズアレイML2は、第1のマイクロレンズアレイML1と同様に構成されたもので、透光板12に平凸レンズL31〜L34を形成した構成になっている。
【0025】
マイクロレンズアレイML1,ML2は、レンズL11とL31、レンズL12とL32,レンズL13とL33、レンズL14とL34がそれぞれ光軸を一致させるようにして対向配置される。透光板10の平坦面側には、光ファイバF11〜F14がそれぞれレンズL11〜L14に光を射出するように配置され、透光板12の平坦面の側には、光ファイバF21〜F24がそれぞれレンズL31〜L34から受光するように配置される。
【0026】
光ファイバF11−レンズL11−レンズL31−光ファイバF21の光路において、光ファイバF11からの射出光は、レンズL11によりコリメートされ、このコリメート光は、レンズL31により集束されて光ファイバF21に入射する。このような光結合動作は、光ファイバF12−レンズL12−レンズ32−光ファイバF22の光路、光ファイバF13−レンズL13−レンズL33−光ファイバF23の光路、光ファイバF14−レンズL14−レンズL34−光ファイバF24の光路についても同様である。
【0027】
図5は、図6の光ファイバ結合系において1つの光路(例えばF11−L11−L31−F21の光路)についてビーム有効径及び結合損失を計算した結果を示している。ここで、ビーム有効径(Entrance Pupil Diameter)は、線E1〜E3で示され、結合損失は、線C1〜C3で示される。この場合、各レンズの直径を0.5mmとすると共にレンズ間ピッチを0.5mmとしているので、レンズ面でのビーム有効径は、0.5mm以下でなければならない。そこで、ビーム有効径を示す線E1,E2,E3に関してそれぞれ0.5mmの有効径の点を通る垂線NU1,NU2,NU3を(A),(B),(C)のグラフの横軸に下ろすと、開口数NAの上限が求められる。
【0028】
一方、結合損失は、当業者間で0.3dB以下がよいとされているので、結合損失を示す線C1,C2,C3に関してそれぞれ0.3dBの結合損失の点を通る垂線NL1,NL2,NL3を(A),(B),(C)のグラフの横軸に下ろすと、開口数NAの下限が求められる。この結果、開口数NAの許容範囲は、曲率半径Rが小さいほど広いことがわかる。また、曲率半径R=0.55mm、0.6mm又は0.65mmのいずれの場合にも、結合損失を0.3dB以下に低減できることがわかる。
【0029】
図7は、図1,2に関して前述したような平凸レンズについてレンズ突出高さSAGが曲率半径Rに依存する様子を示すものである。図7によれば、曲率半径Rを小さくするほど平凸レンズの突出高さSAGが大きくなることがわかる。直径0.5mmの平凸レンズにおいて、0.3dB以下の結合損失を達成するには、曲率半径Rを0.65mm以下(好ましくは0.65mm〜0.55mm)にする必要があり、レンズ突出高さSAGを50μm以上(好ましくは50μm〜60μm)にする必要がある。この場合、曲率半径Rを0.7mmとすると、開口数NAは0.15、レンズ突出高さSAGは46.2μm、結合損失は0.449dBとなり、結合損失は、0.3dB以下とならない。
【0030】
次に、図8〜10を参照して上記のようなマイクロレンズアレイの製法の一例を説明する。
【0031】
図8の工程では、厚さ1mm〜2mmの石英基板20の一方の面に所望の4個の平凸レンズに対応するポジレジストからなるレジスト層S1〜S4をホトリソグラフィ処理により形成する。平凸レンズとして直径が1mm以下で且つレンズ突出高さが50μm以上のものを製作する場合、各レジスト層の直径は、1mm以下のレンズ直径が得られるように定めると共に、各レジスト層の厚さtは、50μm以上のレンズ突出高さが得られるように定める。この場合、通常より厚いポジレジスト層をレンズアレイパターンに従ってパターニングすることになる。
【0032】
次に、図9の工程では、レジスト層S1〜S4に熱処理を施して各レジスト層をリフローさせることにより各レジスト層に平凸レンズ形状を付与する。
【0033】
図10の工程では、フッ素系エッチングガスを用いるドライエッチング処理によりレジスト層S1〜S4及び基板20の一方の面をエッチングして各レジスト層の平凸レンズ形状を基板20の一方の面に転写することにより基板20の一方の面にレジスト層S1〜S4にそれぞれ対応する平凸レンズL11〜L14を形成する。この場合、フッ素系エッチングガスとしては、CF4、CHF3、C2F6,C3F8等のガス又はこれらのガスのうち二種以上のものを混合したガスを使用することができ、使用するフッ素系エッチングガスには酸素(O2)、水素(H2)、窒素(N2)又はアルゴン(Ar)を添加してもよい。
【0034】
ドライエッチング処理としてRIE(反応性イオンエッチング)処理を行なう場合、エッチングガスとしてCF4を用いると、CF4ガスはプラズマ化し、プラズマは、CF3 +、CF2 +、CF+、F+等のイオンを含む。これらのイオンのうちCF3 +は、石英(SiO2)と反応し、SiF4を生成して気化するため、石英のエッチングが可能になる。しかし、その他の石英エッチングに寄与しないガスは、重合してフロン重合物(−CF2−)を生成するため、エッチング中に基板表面にフロン重合物が堆積することがある。上記した50μm以上の突出高さを有する平凸レンズを製作する場合、レジスト厚さが大きく、エッチング時間が長いので、フロン重合物の堆積が起こり易く、堆積したフロン重合物に起因して基板表面にピットが発生する。なお、従来行なわれているような短時間の石英エッチングでは、フロン重合物に起因するピット発生は認められない。
【0035】
次に、図11〜17を参照して上記のようなピット発生のメカニズムを説明する。図11は、ドライエッチング中に石英基板20の表面にフロン重合物22が堆積した状態を示している。
【0036】
図11の状態からエッチングが更に進むと、図12に示すようにフロン重合物22がエッチングされるのに伴ってその回りのエッチングレートが速くなり、フロン重合物22の周囲にピット24が発生する。更にエッチングが進むと、図13,14に示すようにフロン重合物22が更にエッチングされると共に、ピット24が更に深くなる。
【0037】
図14の状態から更にエッチングが進むと、図15に示すようにフロン重合物22がエッチングにより消失し、ピット24は、更に深くなり、その中央部にへそ状の山が出現する。そして、更にエッチングが進むと、図16に示すようにピット24内で山の斜面がエッチングされるため、山が低くなる。この後、更にエッチングが進むと、図17に示すようにピット24内の山がエッチングにより消失し、ピット24が残ることになる。
【0038】
上記のようなピットが発生したマイクロレンズアレイにあっては、次の(イ)〜(ニ)のような問題点がある。
【0039】
(イ)使用状態においてピットにより光の散乱が起こるため、光学特性が低下する。
【0040】
(ロ)レンズ面の清掃時等に汚れがピット内に入り込み、透明度を劣化させる。
【0041】
(ハ)経時変化、環境ストレス等によりピットに起因して亀裂が生ずる。
【0042】
(ニ)外観上ピットが黒点となって見えるため、商品価値を著しく損ねる。
【0043】
図18〜25は、図8〜10の製法の改良に係るマイクロレンズアレイの製法を示すものである。図18〜25の製法は、図8〜10の製法において上記のようなピット発生を防止したものに相当する。図18〜25において、図8〜10と同様の部分には同様の符号を付して詳細な説明を省略し、簡単のため、レジスト層及びレンズはいずれも1個のみ示す。
【0044】
図18の工程では、図8に関して前述したと同様に石英基板20の表面にレジスト層Sを形成する。そして、図19の工程では、図9に関して前述したと同様のリフロー処理によりレジスト層Sを平凸レンズ形状とする。
【0045】
次に、図20の工程では、図10に関して前述したと同様のドライエッチング処理によりレジスト層S及び基板20の一方の面をエッチングする。基板20の一方の面においては、エッチングの進行に伴ってレジスト層Sの下に位置する石英部20Sが若干突出した形になると共にフロン重合物22Aが堆積する。フロン重合物22Aについて図12に示したようにピットが発生する前にドライエッチング処理を中止し、図21の工程に移る。
【0046】
図21の工程では、O2プラズマによりフロン重合物22Aを灰化して除去する。このような処理をO2アッシング処理と称する。図22の工程では、前述したようなドライエッチング処理を再び実行する。エッチングの進行に伴って石英部20Sは更に突出した形になると共に基板表面にはフロン重合物22Bが堆積する。フロン重合物についてピットが発生する前にドライエッチング処理を中止し、図23の工程に移る。
【0047】
図23の工程では、O2アッシング処理によりフロン重合物22Bを除去する。そして、図24の工程では、前述したようなドライエッチング処理を実行する。エッチングの進行に伴ってレジスト層Sが除去され、石英部20Sが平凸レンズLとなる。平凸レンズLが得られた段階でドライエッチング処理を停止する。このときに基板表面に堆積しているフロン重合物22Cは、図25に示すようにO2アッシング処理又はフッ酸等の薬液処理により除去する。
【0048】
図18〜25に関して上記した製法において、フロン重合物を除去するためのO2アッシング処理は、ドライエッチング処理を行なう装置とは別の装置で行なってもよく、あるいはドライエッチング処理を行なうのと同じ装置内でガスを交換して行なってもよい。また、ドライエッチング処理を行なうのと同じ装置内でO2アッシング処理を行なう場合、O2アッシングを行なう別のプロセスプログラムに切替えて処理してもよく、あるいは1つのプロセスプログラムに従って図20〜25に示したような一連のドライエッチング及びO2アッシングを連続的に処理してもよい。
【0049】
図18〜25に関して上記した製法によれば、フロン重合物に基づくピット発生を防止することができるので、良好な光学特性を有する高品質のマイクロレンズアレイを歩留まりよく製作することができる。また、ドライエッチング及びO2アッシングは、いずれも複数回繰返すことができるので、50μm以上のレンズ突出高さが要求されるようなエッチング量の多いマイクロレンズアレイであっても簡単に製作することができる。
【0050】
図26は、この発明と比較するための比較例に係るマイクロレンズアレイを示すものである。
【0051】
石英基板30の一方の主面には、エッチングによりレンズパターンを転写して平凸レンズL41〜L44が一列状に並べて形成されている。基板30の一方の主面には、図1に示したようにマトリクス状に多数の平凸レンズを形成してもよい。基板30の厚さaは、1.25mm、各平凸レンズの開口径(周縁部の直径)bは、0.49mm、各平凸レンズの突出高さcは、40〜45μm、隣り合う平凸レンズ間のピッチ(レンズ中心間の距離)dは、0.5mmとすることができる。L41等の各平凸レンズは、図30に平面パターンを示すように円形状である。
【0052】
平凸レンズL41〜L44をそれぞれ覆うように透光被膜L51〜L54がスパッタ法等により形成されている。各透光被膜は、一列としてSiO2等の酸化シリコン膜からなるもので、対応する平凸レンズの中央部から周縁部に進むにつれて厚さが漸減するように形成されている。各平凸レンズの頂部における透光被膜の厚さeは、30〜40μm、透光被膜を含めた平凸レンズの突出高さfは、70〜80μmとすることができる。
【0053】
図26に示したマイクロレンズアレイによれば、各平凸レンズを覆う透光被膜を該平凸レンズの中央部から周縁部に進むにつれて厚さが漸減するように形成したので、突出高さが70μm以上の平凸レンズを実現することができ、光ファイバの光結合に使用するときに高い結合効率が得られる。なお、各透光被膜は、平凸レンズ上に均一な厚さで形成することもできるが、このようにしても、透光被膜にレンズ機能を持たせることができず、レンズ高さを高くしたことにはならない。
【0054】
図26に示したマイクロレンズアレイにあっては、透光被膜L51〜L54の屈折率を制御することにより開口数(NA)、焦点距離等の光学特性を調整することができる。例えばスパッタ法で形成されたSiO2膜からなる透光被膜の屈折率は、フッ素(F)を添加することにより低下し、ゲルマニウム(Ge)又はボロン(B)を添加することにより上昇する。スパッタ法で形成されたSiO2膜の屈折率は、ドーピング剤の種類や濃度により1.4〜1.48の範囲内で適宜調整可能である。なお、透光被膜の材料としては、SiO2の他にTiO2、Ta2O5等も使用可能であり、複数種類の材料を組合せて使用することもできる。
【0055】
次に、図27〜36を参照して図26のマイクロレンズアレイを製作する方法の一例を説明する。図27〜36において、図26と同様の部分には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0056】
図27の工程では、石英基板30の一方の面に所望の4個の平凸レンズに対応するポジレジストからなるレジスト層S11〜S14をホトリソグラフィ処理により形成した後、レジスト層S11〜S14を熱処理を施して各レジスト層をリフローさせることにより各レジスト層に平凸レンズ形状を付与する。
【0057】
図28の工程では、図10に関して前述したと同様にフッ素系エッチングガスを用いるドライエッチング処理によりレジスト層S11〜S14及び基板30の一方の面をエッチングして各レジスト層の平凸レンズ形状を基板30の一方の面に転写することにより基板30の一方の面にレジスト層S11〜S14にそれぞれ対応する平凸レンズL41〜L44を形成する。各平凸レンズの突出高さ(図26のc)は、40〜45μm程度であり、図27の工程で形成するレジスト層S11〜S14としては、かようなレンズ高さが得られるような厚さを有するものを用いればよい。
【0058】
図29の工程では、基板30の一方の面に平凸レンズL41〜L44をそれぞれ露呈する孔R1〜R4を有するリフトオフ用のレジスト層32をホトリソグラフィ処理により形成する。レジスト層32の厚さは、60〜100μmとすることができる。このときの基板30の上面を図30に示す。図30に示すようにR1等の各孔の直径は、L41等の各平凸レンズの開口径より若干大きく設定されている。
【0059】
図31の工程では、基板30の一方の面にレジスト層32及び平凸レンズL41〜L44を覆ってネガレジストからなるレジスト層34を塗布する。このとき、レジスト層34の塗布は、レジスト層34において平凸レンズL41〜L44に対応する個所が凹面状となるように行なう。
【0060】
図32の工程では、レジスト層34に露光処理を施す。すなわち、露光マスクMSを介してレジスト層34に露光用の光ELを照射する。露光マスクMSには、平凸レンズL41〜L44にそれぞれ対応する円形状の遮光部M1〜M4が設けられると共にこれらの遮光部M1〜M4を取囲むように透光部Nが設けられている。M1等の各遮光部の直径は、L41等の各平凸レンズの開口径より2Kだけ小さく設定されている。M1等の各遮光部は、対応する平凸レンズと中心を合わせるように配置されている。レジスト層34を構成するネガレジストは、空気より屈折率が大きいため、M1等の各遮光部の周縁部から対応する平凸レンズに向けて下方に直進した光ELは、線nで示すようにネガレジストにより屈折されて該平凸レンズの周縁部に向かうようになる。
【0061】
図33の工程では、図32の露光処理を受けたレジスト層34に現像処理を施す。ネガレジストは、露光された部分が現像液に溶解されずに残存するので、レジスト層34は、平凸レンズL41〜L44にそれぞれ対応した開口部Q1〜Q4を有すると共にQ1等の各開口部が対応する平凸レンズの頂部より上方の部分Pにて対応する平凸レンズの開口径より小さな直径を有するように残存する。すなわち、レジスト層34は、Q1等の開口部毎に奥にいくほど直径が大きくなる逆テーパー状の断面形状を有するように残存する。
【0062】
図34の工程では、レジスト層32,34の積層を選択マスクとしてSiO2をスパッタすることにより図35に示すように平凸レンズL41〜L44をそれぞれ覆うようにSiO2からなる透光被膜L51〜L54を形成する。このとき、レジスト層34上には、SiO2膜36が堆積する。また、レジスト層34がQ1等の開口部毎に逆テーパー状の断面形状を有するため、L51等の各透光被膜は、対応する平凸レンズの中央部から周縁部に進むにつれて厚さが漸減するように形成される。
【0063】
図36の工程では、基板30の上面にリフトオフ処理を施すことによりレジスト層32,34及びSiO2膜36を除去する。この結果、平凸レンズL41〜L44上にはそれぞれ透光被膜L51〜L54が残存するので、図26に示したようなマイクロレンズアレイを得ることができる。
【0064】
図34,35に示したスパッタ工程においては、スパッタターゲットとしてF,Ge又はB等を含むSiO2材料を用いることによりスパッタSiO2膜(透光被膜)の屈折率を適宜調整することができる。また、レジスト層34においてQ1等の開口部の断面形状を制御することによりL51等の透光被膜の膜厚分布を調整することができるので、透光被膜を含めた平凸レンズの形状を適宜制御する(例えば非球面状化する)ことができる。さらに、レジスト層34においてQ1等の各開口部の中心をL41等の対応する平凸レンズの中心からずらすことにより透光被膜を含めた平凸レンズとして中心に関して左右非対称の断面を有するレンズを得ることができる。上記のような調整手段を用いることにより光ファイバとの結合効率、光ファイバ射出光の発散角等を調整することができ、光ファイバの光結合に好適なマイクロレンズアレイを実現することができる。
【0065】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、フッ素系エッチングガスを用いるドライエッチング処理により透光性基板にレンズアレイパターンを転写して複数の平凸レンズを形成する際に、ドライエッチング処理を複数ステップに分けて実行すると共に、複数ステップのドライエッチング処理の間に基板のレンズ形成面からフロン重合物を除去するようにしたので、フロン重合物に起因するピット発生を防止することができ、光学特性が良好なマイクロレンズアレイを歩留りよく製作できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係るマイクロレンズアレイのレンズ形成面を示す平面図である。
【図2】 図1のX−X’線に沿う断面図である。
【図3】 図4の光学系において光ファイバ−レンズ間距離WDが曲率半径Rに依存する様子を示すグラフである。
【図4】 光ファイバの射出光を平凸レンズでコリメートする光学系を示す光路図である。
【図5】 (A)〜(C)は、図6の光ファイバ結合系においてビーム有効径及び結合損失が開口数NA及び曲率半径Rに依存する様子を示すグラフである。
【図6】 この発明に係るマイクロレンズアレイを用いた光ファイバ結合系を示す光路図である。
【図7】 平凸レンズに関してレンズ突出高さSAGが曲率半径Rに依存する様子を示すグラフである。
【図8】 この発明に係るマイクロレンズアレイの製法の一例におけるレジスト層形成工程を示す断面図である。
【図9】 図8の工程に続くレジストリフロー工程を示す断面図である。
【図10】 図9の工程に続くレンズ形成工程を示す断面図である。
【図11】 石英基板のドライエッチング処理におけるフロン重合物の堆積状況を示す断面図である。
【図12】 図11の状態から更にエッチングが進み、ピットが発生した状態を示す断面図である。
【図13】 図12の状態から更にエッチングが進んだ状態を示す断面図である。
【図14】 図13の状態から更にエッチングが進んだ状態を示す断面図である。
【図15】 図14の状態から更にエッチングが進み、フロン重合物が消失した状態示す断面図である。
【図16】 図15の状態から更にエッチングが進んだ状態を示す断面図である。
【図17】 図16の状態から更にエッチングが進んだ状態を示す断面図である。
【図18】 図8〜10の製法の改良に係るマイクロレンズアレイの製法におけるレジスト層形成工程を示す断面図である。
【図19】 図18の工程に続くレジストリフロー工程を示す断面図である。
【図20】 図19の工程に続くドライエッチング工程を示す断面図である。
【図21】 図20の工程に続くフロン重合物除去工程を示す断面図である。
【図22】 図21の工程に続くドライエッチング工程を示す断面図である。
【図23】 図22の工程に続くフロン重合物除去工程を示す断面図である。
【図24】 図23の工程に続くドライエッチング工程を示す断面図である。
【図25】 図24の工程に続くフロン重合物除去工程を示す断面図である。
【図26】 比較例に係るマイクロレンズアレイを示す断面図である。
【図27】 図26のマイクロレンズアレイを製作する方法におけるレジストリフロー工程を示す断面図である。
【図28】 図27の工程に続くレンズ形成工程を示す断面図である。
【図29】 図28の工程に続くレジスト層形成工程を示す断面図である。
【図30】 図29の基板の上面図である。
【図31】 図29の工程に続くレジスト層形成工程を示す断面図である。
【図32】 図31の工程に続くレジスト露光工程を示す断面図である。
【図33】 図32の工程に続くレジスト現像工程を示す断面図である。
【図34】 図33の工程に続くSiO2スパッタ工程を示す断面図である。
【図35】 図34の工程におけるSiO2膜の被着状況を示す断面図である。
【図36】 図35の基板の上面にリフトオフ処理を施した状態を示す断面図である。
【図37】 従来の単眼マイクロレンズを用いた光ファイバ結合系を示す光路図である。
【符号の説明】
10,12:透光板、20,30:石英基板、22,22A〜22C:フロン重合物、24:ピット、32,34:レジスト層、36:SiO2膜、L11〜L14,L21〜L24,L31〜L34,L41〜L44,L:平凸レンズ、L51〜L54:透光被膜、ML1,ML2:マイクロレンズアレイ、F,F11〜F14,F21〜F24:光ファイバ、S1〜S4,S11〜S14,S:レジスト層。
Claims (3)
- 透光性の基板の一方の主面にレンズアレイパターンに従って複数のレジスト層を形成する工程と、
各レジスト層にリフロー処理を施して各レジスト層を平凸レンズ形状とする工程と、
フッ素系エッチングガスを用いるドライエッチング処理を各レジスト層及び前記一方の主面に施して各レジスト層の平凸レンズ形状を前記一方の主面に転写することにより前記一方の主面に前記複数のレジスト層にそれぞれ対応する複数の平凸レンズを形成する工程と
を含むマイクロレンズアレイの製法であって、
前記複数の平凸レンズを形成する工程では、前記ドライエッチング処理を複数ステップに分けて実行すると共に、該複数ステップのドライエッチング処理の間に前記一方の主面からフロン重合物を除去する処理を実行することを特徴とするマイクロレンズアレイの製法。 - 前記複数のレジスト層を形成する工程では、各レジスト層を対応する平凸レンズの前記一方の主面からの突出高さが50μm以上となるような厚さで形成する請求項1記載のマイクロレンズアレイの製法。
- 前記フロン重合物を除去する処理では、酸素プラズマにより前記フロン重合物を除去する請求項1又は2記載のマイクロレンズアレイの製法。
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