JP2016218137A - マイクロレンズアレイおよび液晶パネル - Google Patents

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輝久 竹内
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Abstract

【課題】透明基板に2層以上の膜を有する新規なマイクロレンズアレイを実現する。【解決手段】同じ正の屈折力を持つマイクロレンズ10Aが2次元的に配列されたマイクロレンズアレイであって、光入射側に配置されて光射出側面に凹面によるマイクロレンズ面A1Aが2次元的にアレイ配列して形成された透明基板11Aと、該透明基板の光射出側に形成された導光層12Aと、を有し、該導光層は、導光方向に無機材料による蒸着膜121A、122Aを2層以上に積層してなり、光射出側の面A3Aが平面状であり、前記2層以上の蒸着膜は、隣接する膜の屈折率が異なり、膜相互の境界面の1以上が、前記凹面によるマイクロレンズ面A1Aの個々に1対1で対応する微小凹曲面A2Aを有し、且つ、各蒸着膜は厚みが数μmオーダーであり、前記透明基板の側から入射する光束を、前記各マイクロレンズにより、導光層12A内で集束傾向を与えて射出させる光学機能をもつ。【選択図】図2

Description

この発明は、マイクロレンズアレイおよび液晶パネルに関する。
マイクロレンズを1次元的または2次元的にアレイ配列したマイクロレンズアレイは、種々の光学機器に用いられている。
例えば、液晶画素を2次元的にアレイ配列した「液晶素子」には、個々の液晶画素を画定するブラックマトリックス(以下、「BM」と言う。)や、液晶画素駆動用の薄膜トランジスタ(以下、「TFT」と言う。)が設けられている。
これらBMやTFTは遮光性であるところから、BMやTFTが形成されていない「開口部」に効率よく照明光を入射させるために、液晶画素の配列に合致させて集光用のマイクロレンズを配列したマイクロレンズアレイが用いられる。
上記液晶素子とマイクロレンズアレイとは、組み合わせられて「液晶パネル」を構成する。液晶パネルに用いられるマイクロレンズアレイで、透明基板に2層の膜を形成して「個々のマイクロレンズが2面の屈折面を有する」ものが知られている(特許文献1)。
この発明は、透明基板に2層以上の膜を有してなる新規なマイクロレンズアレイの実現を課題とする。
この発明のマイクロレンズアレイは、同じ正の屈折力を持つマイクロレンズが2次元的に配列されたマイクロレンズアレイであって、光入射側に配置されて光射出側面に凹面によるマイクロレンズ面が2次元的にアレイ配列して形成された透明基板と、該透明基板の光射出側に形成された導光層と、を有し、該導光層は、導光方向に無機材料による蒸着膜を2層以上に積層してなり、光射出側の面が平面状であり、前記2層以上の蒸着膜は、隣接する膜の屈折率が異なり、膜相互の境界面の1以上が、前記凹面によるマイクロレンズ面の個々に1対1で対応する微小凹曲面を有し、且つ、各蒸着膜は厚みが数μmオーダーであり、前記透明基板の側から入射する光束を、前記各マイクロレンズにより、導光層内で集束傾向を与えて射出させる光学機能をもつ。
この発明によれば、透明基板に2層以上の膜を有してなる新規なマイクロレンズアレイを実現できる。
液晶パネルの構造の1例を説明するための図である。 液晶パネルの実施例1を説明するための図である。 液晶パネルの実施例2を説明するための図である。 液晶パネルの実施例3を説明するための図である。
図1は、この発明の液晶パネルの構造を説明するための図である。
図1に示すのは、液晶パネルにおける「1画素を構成する部分」である。
図において、符号10はマイクロレンズを示し、符号20は液晶素子を示す。
液晶素子20の、図1に示された部分は、液晶素子の1画素をなす部分であり、以下この部分を「画素部分」と称する。液晶素子20は、図1に示された画素部分が、図の上下方向と図面に直交する方向へ2次元的にアレイ配列された一体構造のものである。
液晶素子20は、液晶層21が1対のガラス基板に挟まれてなり、入射側のガラス基板にはBM22が形成され射出側のガラス基板にはTFT23が形成されている。
入射側のガラス基板に密接してマイクロレンズアレイが配備されている。
マイクロレンズアレイは、マイクロレンズ10を、図の上下方向と図面に直交する方向へ2次元的にアレイ配列した一体構造のものである。
一体に構成されてマイクロレンズアレイを構成する複数のマイクロレンズアレイは、同一構造であって「同じ正の屈折力」を持つ。
マイクロレンズ10と、液晶素子20の画素部分とは、液晶パネルの「単位画素部分」をなし、マイクロレンズアレイにおける個々のマイクロレンズ10は、液晶素子20の1画素部分と1:1に対応する。
図1における符号「d」は、BM22により遮光されない部分(この部分を「開口」と称する。)の径であり、以下、開口径:dと称する。
また符号「D」は、1画素部分のサイズを表し、以下、画素径:Dと称する。
1画素部分の形状は「正方形形状」である。
「開口」は、種々の形状が可能であるが、一般的には「正方形あるいは長方形に近い略矩形形状」であり、4隅の部分は階段形状等の形で面取り処理されている。
図に示す開口径:dは、開口形状を略矩形と見たときに、その互いに平行な対辺の間隔(開口形状が長方形形状であれば「短い辺どうしの間隔」である。
画素径:Dは一般に、数μm〜数10μm程度、例えば、5μm〜20μm程度であり、開口径:dは、それよりも小さく、2μm〜16μm程度である。
マイクロレンズアレイにおけるマイクロレンズ10は、その光軸AXが「開口の中心」を通るように、液晶素子20の液晶画素に対する位置関係が定められている。
図1において、図の左方は「光の入射側」、図の右方は「光の射出側」であり、図の如く、入射側から入射光LIを入射すると、液晶素子20の画素部分により変調された射出光LOが射出側へ射出する。
マイクロレンズ10は、2つの部分、即ち、透明基板11と、導光層12とにより構成されている。
透明基板11は、光入射側に配置され、光射出側面には凹面によるマイクロレンズ面A1が形成されている。
マイクロレンズアレイ全体としてみれば、透明基板11の光射出面側に、凹面によるマイクロレンズ面A1が2次元的にアレイ配列している。
透明基板11の光入射側の面は、説明中の例では「平面状」であるが、光入射側の面の形状は、平面上に限らず、凸面あるいは凹面であることもできる。
導光層12は、透明基板11の光射出側に位置して、透明基板11から入射した光を液晶素子20側へ導光する層である。
導光層12は、蒸着膜121と122を光軸AX方向に積層した構成となっている。
蒸着膜121と122とは、何れも「無機材料」による蒸着膜であり、互いに、屈折率が異なる。そして、蒸着膜121と122との境界面A2は、透明基板11のマイクロレンズ面A1に対して1:1で対応する微小凹曲面となっている。
なお、境界面A2を「凹曲面」と称するのは、境界面A2が「凹面」であるマイクロレンズ面A1と同じ向きであることによる。
蒸着膜121、122は何れも厚み(光軸AX上における厚み)が「数μmオーダー」である。蒸着膜121、122は、この程度の厚さであるので「蒸着(PVD)」によって、容易、且、確実に形成できる。
マイクロレンズ10は「正の屈折力」を有するから、透明基板11の側から入射する光束に、導光層12内で集束傾向を与えて射出させる光学機能をもつ。
図1に示すマイクロレンズ10は、構造が最も簡素なものである。
以下、具体的な実施例を3例、図2〜図4に即して説明する。
これら3実施例において、液晶素子は、1画素部分が画素径:D=10μmの正方形形状で、開口部の開口径:d=7μmである。從って、図2〜図4において液晶素子の部分については、図1におけると同じく符号20をもって表し、符号21により液晶層、符号22によりBM、符号23によりTFTを示す。
「実施例1」
図2に示す実施例1は、図1に構成を示したものの具体例である。
マイクロレンズ10Aは、透明基板11Aと、導光層12Aを構成する蒸着膜121Aおよび122Aを有する。
透明基板11Aの入射側から、面A0A、A1A、A2A、A3Aとし、その曲率半径を、それぞれR0、R1、R2、R3とする。また、これらの面の間隔を入射側から、図示の如く、d0、d1、d2とする。
さらに、透明基板11Aと、蒸着膜121Aおよび122Bの材質の屈折率を、それぞれ、N0、N1、N2とする。
これらのデータを以下に挙げる。
面 曲率半径 面間隔 屈折率 材質
A0A R0=∞ d0=1mm N0=1.46 石英
A1A R1=9μm d1=5μm N1=2.14 Ta
A2A R2=9μm d2=5μm N2=1.46 SiO
A3A R3=∞ 。
面A1A、A2Aは何れも「球面」である。
図2にはまた、透明基板11Aの入射側面に直交させて、平行光束を入射させた場合の各光線の様子を示す。
透明基板11Aの側から入射する平行光束は、マイクロレンズ10Aにより、導光層12A内で集束傾向を与えられて射出する。
「実施例2」
図3に示す実施例2のマイクロレンズ10Bは、透明基板11Bと、導光層12Bを構成する蒸着膜121B、122Bおよび123Bを有する。
透明基板11Bの入射側から、面A0B、A1B、A2B、A3B、A4Bとし、その曲率半径を、それぞれR0、R1、R2、R3、R4とする。また、これらの面の間隔を入射側から、図示の如く、d0、d1、d2、d3とする。
さらに、透明基板11Bと、蒸着膜121B、122B、123Bの材質の屈折率を、それぞれ、N0、N1、N2、N3とする。
これらのデータを以下に挙げる。
面 曲率半径 面間隔 屈折率 材質
A0B R0=∞ d0=1mm N0=1.46 石英
A1B R1=9μm d1=3μm N1=2.14 Ta
A2B R2=10μm d2=3μm N2=1.46 SiO
A3B R3=∞ d3=4μm N3=1.67 Al
A4B R4=∞ 。
面A1B、A2Bは何れも「球面」である。
図3にはまた、透明基板11Bの入射側面に直交させて、平行光束を入射させた場合の各光線の様子を示す。
透明基板11Bの側から入射する平行光束は、マイクロレンズ10Bにより、導光層12B内で集束傾向を与えられて射出する。
「実施例3」
図4に示す実施例3のマイクロレンズ10Cは、透明基板11Cと、導光層12Cを構成する蒸着膜121C、122Cおよび123Cを有する。
透明基板11Cの入射側から、面A0C、A1C、A2C、A3C、A4Cとし、その曲率半径を、それぞれR0、R1、R2、R3、R4とする。また、これらの面の間隔を入射側から、図示の如く、d0、d1、d2、d3とする。
さらに、透明基板11Cと、蒸着膜121C、122C、123Cの材質の屈折率を、それぞれ、N0、N1、N2、N3とする。
これらのデータを以下に挙げる。
面 曲率半径 面間隔 屈折率 材質
A0C R0=∞ d0=1mm N0=1.46 石英
A1C R1=10μm d1=5μm N1=2.31 TiO
A2C R2=10μm d2=5μm N2=1.67 Al
A3C R3=10μm d3=2μm N3=1.46 SiO
A4C R4=∞ 。
面A1C、A2C、A3Cは何れも「球面」である。
図4にはまた、透明基板11Cの入射側面に直交させて、平行光束を入射させた場合の各光線の様子を示す。
透明基板11Cの側から入射する平行光束は、マイクロレンズ10Cにより、導光層12C内で集束傾向を与えられて射出する。
上記実施例1〜3に示したように、導光層を構成する2以上の蒸着膜の境界面で、曲率をもつもの(面A2A、A2B、A2C、A3C)の曲率中心は、何れも、光の透過方向を正として正の領域にあり、したがって、これらの面の曲率半径は「正」である。
説明を補足する。
上に説明した実施例1〜3において、透明基板は光入射側面が平面状で、透明基板としての屈折作用は、光射出側の「凹面によるマイクロレンズ面」が担っている。このため、透明基板の厚み(実施例1〜3において「d0」)は、適宜に設定でき、実施例3では「1mm」としている。
このように、この発明のマイクロレンズアレイにおいては、各マイクロレンズ内に、透明基板の光射出側の面に形成された凹面のマイクロレンズ面と、隣接する蒸着膜の境界面として形成される1以上の「微小凹曲面」とにより、微小な曲面が2面以上存在する。
導光層は2以上の蒸着膜で形成されるので、蒸着条件の調整により、微小凹曲面の曲率半径や、膜厚を容易に調整でき、「微小凹曲面の両側で屈折率が異なる」ので、これらの微小凹曲面による屈折力の大きさを調整でき、マイクロレンズに必要とされる光学特性の調整が可能である。
また、導光層は無機材料による蒸着膜であるので、「有機材料による膜」として形成する場合に比して、耐光性も強度も極めて高い。
また、各蒸着膜、特に、最も光射出側の蒸着膜の材料や形状、蒸着条件を調整することにより、マイクロレンズアレイに「反り」が生じないようにすることができる。
付言すると、実施例1〜3を示す図2〜図4において、光入射側から入射させる入射光束が「平行光束」である場合の「光線の動向」を示した。
しかし、液晶パネルをプロジェクタ装置等において用いる場合、液晶パネルに入射する入射光は厳密な「平行光束」ではなく、入射光を構成する光線は、進行方向に対して±10度程度の範囲で分布している。
このような状況を鑑みると、マイクロレンズアレイを構成する個々のマイクロレンズにおいて「導光層内で与える集束傾向」は、入射光束内に含まれる「進行方向に対して±10度程度」に広がっている成分がBMの開口部内に集光するようにすることが好ましい。
以上のようにこの発明によれば、以下の如き新規なマイクロレンズアレイと液晶パネルを実現できる。
[1]
同じ正の屈折力を持つマイクロレンズ(10、10A、10B、10C)が2次元的に配列されたマイクロレンズアレイであって、光入射側に配置されて光射出側面に凹面によるマイクロレンズ面(A1、A1A、A1B、A1C)が2次元的にアレイ配列して形成された透明基板(11、11A、11B、11C)と、該透明基板の光射出側に形成された導光層(12、12A、12B、12C)と、を有し、該導光層は、導光方向に無機材料による蒸着膜(121、122、121A、122A、121B、122B、123B、121C、122C、123C)を2層以上に積層してなり、光射出側の面(A3A、A4B、A4C)が平面状であり、前記2層以上の蒸着膜は、隣接する膜の屈折率が異なり、膜相互の境界面の1以上が、前記凹面によるマイクロレンズ面の個々に1対1で対応する微小凹曲面(A2A、A2B、A2C、A3C)を有し、且つ、各蒸着膜は厚みが数μmオーダーであり、前記透明基板の側から入射する光束を、前記各マイクロレンズにより、導光層内で集束傾向を与えて射出させる光学機能をもつマイクロレンズアレイ。
[2]
[1]記載のマイクロレンズアレイであって、導光層(12B、12C)が3層の蒸着膜(121B、122B、123B、121C、122C、123C)で形成されているマイクロレンズアレイ(10B、10C)。
[3]
[1]または[2]記載のマイクロレンズアレイであって、導光層12Bの最も光射出側の蒸着膜123Bの、光軸に直交する面(A3B、A4B)が両面とも平面状であるマイクロレンズアレイ10B。
[4]
[1]〜[3]の何れか1に記載のマイクロレンズアレイであって、透明基板が石英により形成され、該透明基板に密着する蒸着膜がTaにより形成され、該Taにより形成された蒸着膜よりも光射出側に、SiOにより形成された蒸着膜を有するマイクロレンズアレイ(実施例1、2)。
[5]
[4]記載のマイクロレンズアレイであって、
導光層が3層の蒸着膜で形成され、透明基板に密着した蒸着膜がTaもしくはTiOにより形成され、その光射出側にSiOにより形成された蒸着膜と、Alにより形成された蒸着膜と、を有するマイクロレンズアレイ(実施例2、3)。
[6]
[1]〜[5]の何れか1に記載のマイクロレンズアレイであって、マイクロレンズの2次元的な配列が、透過型の液晶素子における2次元的な画素配列に合致し、個々のマイクロレンズから射出する光束が、液晶素子におけるブラックマトリックスBMの開口部に入射するように、マイクロレンズの光学特性が設定されているマイクロレンズアレイ(実施例1〜3)。
[7]
2次元的な画素配列を有する透過型の液晶素子を用いる液晶パネルであって、[6]記載のマイクロレンズアレイを用いる液晶パネル(実施例1〜3)。
以上、発明の好ましい実施の形態について説明したが、この発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
この発明の実施の形態に記載された効果は、発明から生じる好適な効果を列挙したに過ぎず、発明による効果は「実施の形態に記載されたもの」に限定されるものではない。
10A マイクロレンズ
11A 透明基板
12A 導光層
121A、122A 無機材料の蒸着膜
A1A 透明基板11Aの光射出側面に形成された凹面によるマイクロレンズ面
20 液晶素子
21 液晶層
22 BM(ブラックマトリックス)
23 TFT(薄膜トランジスタ)
特開2007−248494号公報

Claims (7)

  1. 同じ正の屈折力を持つマイクロレンズが2次元的に配列されたマイクロレンズアレイであって、
    光入射側に配置されて光射出側面に凹面によるマイクロレンズ面が2次元的にアレイ配列して形成された透明基板と、
    該透明基板の光射出側に形成された導光層と、を有し、
    該導光層は、導光方向に無機材料による蒸着膜を2層以上に積層してなり、光射出側の面が平面状であり、前記2層以上の蒸着膜は、隣接する膜の屈折率が異なり、膜相互の境界面の1以上が、前記凹面によるマイクロレンズ面の個々に1対1で対応する微小凹曲面を有し、且つ、各蒸着膜は厚みが数μmオーダーであり、
    前記透明基板の側から入射する光束を、前記各マイクロレンズにより、導光層内で集束傾向を与えて射出させる光学機能をもつマイクロレンズアレイ。
  2. 請求項1記載のマイクロレンズアレイであって、
    導光層が3層の蒸着膜で形成されているマイクロレンズアレイ。
  3. 請求項1または2記載のマイクロレンズアレイであって、
    導光層の最も光射出側の蒸着膜の、光軸に直交する面が両面とも平面状であるマイクロレンズアレイ。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のマイクロレンズアレイであって、
    透明基板が石英により形成され、該透明基板に密着する蒸着膜がTaにより形成され、該Taにより形成された蒸着膜よりも光射出側に、SiOにより形成された蒸着膜を有するマイクロレンズアレイ。
  5. 請求項4記載のマイクロレンズアレイであって、
    導光層が3層の蒸着膜で形成され、該透明基板に密着する蒸着膜がTaもしくはTiOより形成され、その光射出側に、SiOにより形成された蒸着膜と、Alにより形成された蒸着膜と、を有するマイクロレンズアレイ。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載のマイクロレンズアレイであって、
    マイクロレンズの2次元的な配列が、透過型の液晶素子における2次元的な画素配列に合致し、個々のマイクロレンズから射出する光束が、液晶素子におけるブラックマトリックスの開口部に入射するように、マイクロレンズの光学特性が設定されているマイクロレンズアレイ。
  7. 2次元的な画素配列を有する透過型の液晶素子を用いる液晶パネルであって、
    請求項6記載のマイクロレンズアレイを用いる液晶パネル。
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