JP2016090957A - マイクロレンズアレイ基板、電気光学装置、及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】マイクロレンズアレイ基板における光利用効率を高めること。
【解決手段】マイクロレンズアレイ基板30は、基板本体41の面42に凹部43が形成された基板本体41と、面42を覆い、基板本体41と屈折率が異なる透光性のレンズ層44と、レンズ層44を基板本体41と反対側で覆う第1透光層45と、を有し、第1透光層45は、レンズ層44と屈折率が実質的に等しく設定されていることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、マイクロレンズアレイ基板、当該マイクロレンズアレイ基板を用いた電気光学装置、及び当該電気光学装置を用いた電子機器に関する。
電気光学装置として、素子基板と対向基板との間に電気光学物質(例えば、液晶など)を備えた透過型の液晶装置が知られている。当該液晶装置は、例えば液晶プロジェクターの光変調素子(ライトバルブ)に用いられ、高い光利用効率を実現することが求められている。
そこで、例えば液晶装置の素子基板および対向基板の少なくとも一方にマイクロレンズアレイ基板を備え、液晶装置に入射する光のうち遮光層で遮光されてしまう光をマイクロレンズで集光して画素の開口領域内に入射させることにより、画素の実効開口率を向上させる構成が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の液晶装置では、素子基板および対向基板の両方にマイクロレンズが形成されている。当該マイクロレンズは、低屈折率膜と高屈折率膜とを備え、高屈折率膜の上にカバー層が形成されている。素子基板側に形成されたマイクロレンズでは、低屈折率膜は酸化シリコン(石英)であり、高屈折率膜は酸窒化シリコンや窒化シリコンである。カバー層は酸化膜(酸化シリコン)である。さらに、酸化膜の上に薄膜トランジスターが形成されている。マイクロレンズを形成する高屈折率膜と薄膜トランジスターとの間に酸化膜を介在させることによって、マイクロレンズを形成する高屈折率膜のクラックや膜剥がれが抑制されている。
マイクロレンズの焦点位置は、例えばカバー層などで調整することができる。対向基板側のマイクロレンズの焦点位置と、素子基板側のマイクロレンズの焦点位置とが一致するように調整され、光利用効率の向上が図られている。
特開2011−118324号公報
ところが、特許文献1に記載の液晶装置では、マイクロレンズを形成する高屈折率膜(酸窒化シリコンまたは窒化シリコン)の上に、高屈折率膜と屈折率が異なる酸化膜(酸化シリコン)が形成されているので、高屈折率膜と、高屈折率膜と屈折率が異なる酸化膜との界面で、光の反射が生じる。従って、液晶装置に入射する光の一部が当該界面で反射され、画素の開口領域に入射しなくなり、実効開口率(光利用効率)の低下を招くという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るマイクロレンズアレイ基板は、一方側の基板面に凹曲面からなるレンズ面が形成された透光性基板と、前記基板面を覆い、前記透光性基板と屈折率が異なる透光性のレンズ層と、前記レンズ層を前記透光性基板と反対側で覆う第1透光層と、を有し、前記第1透光層は、前記レンズ層と屈折率が実質的に等しく設定されていることを特徴とする。
レンズ面が形成された基板面を、透光性基板と屈折率が異なる透光性のレンズ層で覆うと、レンズ面を介して異なる屈折率の透光性材料(透光性基板、レンズ層)が配置され、レンズ面で光が屈折するマイクロレンズが形成され、光を集光し光利用効率を高めることができる。さらに、レンズ層の上に第1透光層を設けると、第1透光層によってマイクロレンズの焦点位置を調整することができる。
第1透光層は、レンズ層と屈折率が実質的に等しく設定されているので、レンズ層と第1透光層との界面で光の反射が生じず、光の反射による光のロス(損失)を低減することができる。従って、第1透光層の屈折率がレンズ層の屈折率と異なり、レンズ層と第1透光層との界面で光の反射が生じる場合と比べて、光の反射による光のロス(損失)を低減し、光利用効率を高めることができる。
[適用例2]上記適用例に記載のマイクロレンズアレイ基板において、前記第1透光層の前記レンズ層と反対側には前記第1透光層と異なる材質で形成された第2透光層が設けられ、前記第2透光層の前記レンズ層と反対側には透明電極が設けられており、前記第1透光層の屈折率<前記第2透光層の屈折率<前記透明電極の屈折率の関係となるように設定されていることが好ましい。
マイクロレンズアレイ基板は、レンズ面を有する透光性基板と第1透光層と第2透光層と透明電極とが順に積層された構成を有し、レンズ面に入射する光を集光し、光利用効率を高めることができる。
屈折率が異なる材料(媒体)の界面で光の反射が生じるので、本適用例では、第1透光層と第2透光層との界面、及び第2透光層と透明電極との界面の両方で光の反射が生じる。第2透光層が形成されていない構成(以降、比較例と称す)では、第1透光層と透明電極との界面で光の反射が生じる。
さらに、屈折率が異なる材料(媒体)の界面で反射される光の強度は、当該界面を形成する材料の屈折率差に依存する。すなわち、屈折率差が大きいと光の反射が強くなり、屈折率差が小さいと光の反射が弱くなる。
第1透光層、第2透光層、透明電極の順に、屈折率が大きくなるように設定されているので、本適用例の第1透光層及び第2透光層の屈折率差、及び本適用例の第2透光層及び透明電極の屈折率差は、比較例の第1透光層及び透明電極の屈折率差よりも小さくなる。従って、本適用例の第1透光層と第2透光層との界面、及び本適用例の第2透光層と透明電極との界面では、比較例の第1透光層と透明電極との界面と比べて、それぞれ光の反射が弱くなり、光の反射による光のロス(損失)が小さくなる。
[適用例3]本適用例に係る電気光学装置は、上記適用例に記載のマイクロレンズアレイ基板を備えていることを特徴とする。
上記適用例に記載のマイクロレンズアレイ基板は、屈折率が異なる材料(媒体)の界面で生じる光の反射による光の損失が小さく、効率的に光を集光し、光利用効率を高めることができる。従って、当該マイクロレンズアレイ基板を備える電気光学装置は、電気光学装置に入射する光をマイクロレンズアレイ基板によって効率的に集光し、光利用効率を高め、より明るい表示を提供することができる。
[適用例4]本適用例に係る電子機器は、上記適用例に記載の電気光学装置を備えていることを特徴とする。
上記適用例に記載の電気光学装置は、効率的に光を集光することができるマイクロレンズアレイ基板を備え、光利用効率が高められ、より明るい表示を提供することができる。従って、当該電気光学装置を備える電子機器も、より明るい表示を提供することができる。
例えば、投射型表示装置、投射型のHUD(ヘッドアップディスプレイ)、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)、電子ブック、パーソナルコンピューター、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダー型あるいはモニター直視型のビデオレコーダー、カーナビゲーションシステム、POSなどの情報端末機器、及び電子手帳などの電子機器に、上記適用例に記載の電気光学装置を適用させることによって、より明るい表示を提供することができる。
実施形態1に係る液晶装置の構成を示す概略平面図。 実施形態に係る液晶装置の電気的な構成を示す等価回路図。 図1のA−A’線で切った概略断面図。 実施形態2に係る投射型表示装置の構成を示す概略図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。かかる実施形態は、本願の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本願の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の各図においては、各層や各部位を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部位の縮尺を実際とは異ならせしめてある。
(実施形態1)
「液晶装置の概要」
実施形態1に係る液晶装置100は、電気光学装置の一例であり、薄膜トランジスター(以降、TFTと称す)20を備えた透過型の液晶装置である。本実施形態に係る液晶装置100は、例えば後述する投射型表示装置(液晶プロジェクター)の光変調素子として好適に使用することができるものである。
図1は、本実施形態に係る液晶装置の構成を示す概略平面図である。図2は、本実施形態に係る液晶装置の電気的な構成を示す等価回路図である。図3は、図1のA−A’線で切った概略断面図である。
最初に、図1乃至図3を参照し、本実施形態に係る液晶装置100の概要について説明する。
図1及び図3に示すように、本実施形態に係る液晶装置100は、素子基板10、マイクロレンズアレイ基板30、及び素子基板10とマイクロレンズアレイ基板30とで挟持された液晶層60などを備えている。
素子基板10はマイクロレンズアレイ基板30よりも大きく、両基板は、額縁状に配置されたシール材62を介して接着され、その隙間に正または負の誘電異方性を有する液晶が封入されて液晶層60を構成している。シール材62は、例えば熱硬化性または紫外線硬化性のエポキシ樹脂などの接着剤が使用されている。シール材62には、一対の基板の間隔を一定に保持するためのスペーサー(図示省略)が混入されている。
額縁状に配置されたシール材62の内側には、同じく額縁状の遮光膜53が設けられている。遮光膜53は表示の見切りであり、遮光膜53の内側が表示領域Eとなる。表示領域Eには、画素Pがマトリックス状に複数配置されている。なお、表示領域Eは、表示に寄与する複数の画素Pを囲んで配置されたダミー画素を含んでいてもよい。
素子基板10の複数の外部接続用端子102が配列された第1辺と該第1辺に沿ったシール材62との間には、データ線駆動回路101が設けられている。該第1辺と直交し互いに対向する他の第2辺、第3辺に沿ったシール材62と表示領域Eとの間には、走査線駆動回路104が設けられている。該第1辺と対向する他の第4辺に沿ったシール材62と表示領域Eとの間には、二つの走査線駆動回路104を繋ぐ複数の配線105が設けられている。これらデータ線駆動回路101や走査線駆動回路104に繋がる配線は、該第1辺に沿って配列された複数の外部接続用端子102に接続されている。
以降、該第1辺に沿った方向をX方向、該第1辺と直交し互いに対向する他の2辺(第2辺、第3辺)に沿った方向をY方向、及び素子基板10からマイクロレンズアレイ基板30に向かう方向をZ方向として説明する。
「液晶装置の電気的な構成」
次に、図2を参照して、液晶装置100の電気的な構成を説明する。
図2に示すように、液晶装置100は、少なくとも表示領域Eにおいて互いに絶縁されて直交する信号線としての複数の走査線12及び複数のデータ線16や、データ線16に対して平行に延在する容量線26などを有する。なお、容量線26の配置はこれに限定されず、走査線12に対して平行に延在するように配置してもよい。
また、走査線12、データ線16、及び容量線26は、遮光性の導電材料で構成され、素子基板10に設けられている。
走査線12とデータ線16とで区分された領域には、画素電極17、TFT20、及び蓄積容量25などが設けられ、これらが画素Pの画素回路を構成している。
走査線12は、TFT20のゲート電極に電気的に接続されている。データ線16は、TFT20のソース電極に電気的に接続されている。画素電極17は、TFT20のドレイン電極に電気的に接続されている。
データ線16は、データ線駆動回路101(図1参照)に接続されており、データ線駆動回路101から供給される画像信号VS1,VS2,…,VSnを各画素Pに供給する。走査線12は、走査線駆動回路104(図1参照)に接続されており、走査線駆動回路104から供給される走査信号G1,G2,…,Gmを各画素Pに供給する。
なお、データ線駆動回路101からデータ線16に供給される画像信号VS1,VS2,…,VSnは、この順に線順次で供給してもよく、互いに隣り合う複数のデータ線16同士に対してグループごとに供給してもよい。
液晶装置100は、スイッチング素子であるTFT20が走査信号G1,G2,…,Gmの入力によりオン状態とされた期間に同期して、データ線16から供給される画像信号VS1,VS2,…,VSnがTFT20を介して画素電極17に書き込まれる構成となっている。そして、画像信号VS1,VS2,…,VSnに対応する電荷が、画素電極17と共通電極33との間に蓄積され、一定期間保持される。
画素電極17と共通電極33との間に蓄積された画像信号VS1,VS2,…,VSnに対応する電荷のリーク(劣化)を小さくするために、画素電極17と共通電極33との間に形成される液晶容量と並列に、蓄積容量25が接続されている。蓄積容量25は、TFT20のドレイン電極と容量線26との間に設けられている。
このような液晶装置100は透過型であって、電圧が印加されない時の画素Pの透過率が電圧印加時の透過率よりも大きくて明表示となるノーマリーホワイトモードや、電圧が印加されない時の画素Pの透過率が電圧印加時の透過率よりも小さくて暗表示となるノーマリーブラックモードの光学設計が採用される。光学設計に応じて、光の入射側と射出側とにそれぞれ偏光素子(図示省略)が配置されて用いられる。
「素子基板の概要」
次に、図3を参照して、素子基板10の概要を説明する。
図3に示すように、素子基板10は、素子基板本体11、並びに素子基板本体11の液晶層60側の面に順に積層された走査線12、絶縁層13、TFT20、絶縁層14、データ線16、絶縁層15、画素電極17、配向膜18などを有している。
走査線12は、素子基板本体11の上に設けられている。走査線12は、例えば、Al(アルミニウム)、Mo(モリブデン)、W(タングステン)、Ti(チタン)、Ta(タンタル)、Cr(クロム)などの金属材料の少なくとも一つを含む金属単体、これら金属の合金、金属シリサイド、ポリシリサイド、ナイトライド、あるいはこれらを積層したものからなり、遮光性を有している。
絶縁層13は、素子基板本体11と走査線12とを覆うように設けられている。絶縁層13は、例えば酸化シリコンで構成され、光透過性を有している。TFT20は、絶縁層13上に設けられている。TFT20は、画素電極17を駆動するスイッチング素子である。図示を省略するが、TFT20は、半導体層、ゲート電極、ソース電極、及びドレイン電極などを有している。
半導体層は、例えば多結晶シリコン膜からなり、島状に形成されている。半導体層には、不純物イオンが注入されて、ソース領域、チャネル領域、およびドレイン領域が形成されている。チャネル領域とソース領域、または、チャネル領域とドレイン領域との間には、LDD(Lightly Doped Drain)領域が形成されていてもよい。
ゲート電極は、Z方向から見て半導体層のチャネル領域と重なる領域に絶縁層14の一部(ゲート絶縁膜)を介して配置されている。図示を省略するが、ゲート電極は、下層側に配置された走査線12にコンタクトホールを介して電気的に接続されている。
絶縁層14は、絶縁層13とTFT20とを覆うように設けられている。絶縁層14は、例えば酸化シリコンで構成され、光透過性を有している。絶縁層14は、TFT20の半導体層とゲート電極との間を絶縁するゲート絶縁膜を含む。絶縁層14により、TFT20によって生じる表面凹凸が緩和される。
絶縁層14上には、データ線16が設けられている。データ線16は、走査線12と同様の材料で形成され、遮光性を有している。TFT20は、遮光性を有する走査線12及びデータ線16との間に挟まれるように配置されている。これにより、TFT20の半導体層に光が入射することによるリーク電流の増加(TFT20の誤動作)が抑制される。
図示を省略するが、絶縁層14上には、データ線16と配線層を異ならせて容量線26が設けられている。絶縁層14とデータ線16と容量線26とを覆うように、絶縁層15が設けられている。絶縁層15は、例えば酸化シリコンで構成され、光透過性を有している。
画素電極17は、絶縁層15上に設けられている。画素電極17は、絶縁層14や絶縁層15に設けられたコンタクトホール(図示省略)を介して、TFT20のドレイン電極に電気的に接続されている。
画素電極17を覆うように、配向膜18が設けられている。配向膜18は、液晶装置100の光学設計に基づいて設定されており、本実施形態では、酸化シリコンなどの無機材料の斜め蒸着膜(無機配向膜)で構成されている。また、配向膜18は、ポリイミドなどの有機配向膜であってもよい。
上述したように、走査線12、データ線16、及び容量線26は、遮光性の導電材料で構成され、表示領域Eの内側に遮光領域を形成する。遮光領域(走査線12、データ線16、容量線26など)は、Z方向から見て、X方向及びY方向に延在する格子形状を有し、画素Pと隣り合う画素Pとの境界に重なるように配置されている。また、遮光領域で囲まれた領域が、光を透過し変調する領域(以降、変調領域と称す)となる。画素電極17は変調領域に跨って配置されている。Z方向から見て、画素電極17の外縁部は遮光領域と重なっている。
「マイクロレンズアレイ基板の概要」
次に、図3を参照してマイクロレンズアレイ基板30の概要を説明する。
以降の説明では、マイクロレンズアレイ基板30を構成する材料の屈折率が具体的に示されている。当該屈折率は、波長が550nm近辺の光に対する屈折率である。また、屈折率の大小関係は、同じ波長の光(例えば、550nm近辺の光)に対する屈折率で評価されるものとする。
図3に示すように、マイクロレンズアレイ基板30は、基板本体41、並びに基板本体41の液晶層60側の面42に順に積層されたレンズ層44、遮光膜53,54、第1透光層45、第2透光層46、共通電極33、配向膜34などを有している。
なお、基板本体41は「透光性基板」の一例である。基板本体41の液晶層60側の面42は「基板面」の一例である。共通電極33は「透明電極」の一例である。
基板本体41は、透光性の絶縁基板であり、例えば石英基板が使用されている。基板本体41には、石英基板の他にガラス基板などを使用することができる。基板本体41の構成材料は酸化シリコンであり、基板本体41の屈折率は概略1.46である。
基板本体41の面42には、Z方向に向かって先細りとなった半球面形状の複数の凹部43が形成されている。つまり、基板本体41の面42には、凹曲面からなる凹部43が形成されている。凹部43は画素Pごとに設けられ、凹部43の中心は、画素Pの中心と略一致する。また、凹部43と隣り合う凹部43との境界は、画素Pと隣り合う画素Pとの境界に略一致する。
なお、凹部43は、「レンズ面」の一例である。凹部43の形状は、上述した半球面形状に限定されず、例えば非球面形状であってもよく、例えば中央に平坦部(平底部)が配置され、平坦部を囲むように曲面部が配置された形状であってもよい。
基板本体41の面42は、基板本体41と屈折率が異なる透光性のレンズ層44で覆われている。本実施形態では、基板本体41の面42は、基板本体41よりも高屈折率の透光性のレンズ層44で覆われている。つまり、凹部43の内部には、基板本体41よりも高屈折率のレンズ層44が充填されている。レンズ層44は、例えば酸窒化シリコン(SiON)で構成され、レンズ層44の屈折率は概略1.58〜1.65である。レンズ層44には平坦化処理が施され、レンズ層44の表面は平坦になっている。
レンズ層44を構成する酸窒化シリコン(SiON)は、例えばプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)などの方法で形成することができる。レンズ層44を構成する酸窒化シリコン(SiON)は、酸素原子(O)と窒素原子(N)との組成(比率)を変化させることによって、酸化シリコン(屈折率:1.46)と窒化シリコン(屈折率:2.00)との間で屈折率を調整する(変化させる)ことができる。
凹部43を挟んで、Z(+)方向側に低屈折率の基板本体41(酸化シリコン)が配置され、Z(−)方向側に高屈折率のレンズ層44(酸窒化シリコン)が配置されると、凹部43は、正の屈折力を有するマイクロレンズとして働き、正の屈折力を有するマイクロレンズのレンズ面となる。このため、凹部43に入射するZ(−)方向の光は、当該正の屈折力を有するマイクロレンズの焦点に収束する方向に屈折する。
なお、凹部43に基板本体41よりも低屈折率の材料を充填すると、凹部43は、負の屈折力を有するマイクロレンズとして働き、凹部43に入射するZ(−)方向の光は、当該負の屈折力を有するマイクロレンズの焦点から発散する方向に屈折する。
レンズ層44の表面は、第1透光層45で覆われている。つまり、第1透光層45は、レンズ層44を基板本体41と反対側で覆っている。第1透光層45は、レンズ層44と略同じ屈折率の材料、すなわち屈折率が概略1.58〜1.65の酸窒化シリコン(SiON)で構成されている。換言すれば、第1透光層45は、レンズ層44と屈折率が実質的に等しく設定されている。第1透光層45には平坦化処理が施され、第1透光層45の表面は平坦になっている。
第1透光層45は、マイクロレンズアレイ基板30における光路長調整層の役割を有している。つまり、凹部43をレンズ面とするマイクロレンズの焦点距離は、第1透光層45によって調整することができる。第1透光層45の膜厚は、光の波長に応じた正の屈折力のマイクロレンズの焦点距離などの光学条件に基づいて適宜設定される。つまり、マイクロレンズアレイ基板30の集光能力が最も大きくなるように、第1透光層45の膜厚が設定されている。
第1透光層45の表面は、第2透光層46で覆われている。第2透光層46は、例えば酸化アルミニウムで構成されている。つまり、第1透光層45のレンズ層44と反対側には、第1透光層45と異なる材質で形成された第2透光層46が設けられている。第2透光層46の屈折率は、概略1.67である。第2透光層46の膜厚は、概略10〜30nmである。
なお、第2透光層46によっても、凹部43をレンズ面とするマイクロレンズの焦点距離が変化するが、第1透光層45の膜厚が第2透光層46の膜厚よりも十分に大きいため、凹部43をレンズ面とするマイクロレンズの焦点距離は、第1透光層45によって実質的に調整される。
酸化アルミニウムは、例えばALD(Atomic Layer Deposition)法を用いて形成されている。ALD法では、アルミニウムの供給源であるTMA(トリメチルアルミニウム)ガスを成膜チャンバー内に導入し、対象物(第1透光層45)の表面にTMAまたはその活性種を化学吸着させる。次にオゾンガスを成膜チャンバーに導入し、オゾンガスと対象物の表面に吸着したTMAとが熱反応して、1原子層分の酸化アルミニウム膜が形成される。この操作を繰り返すことで、所定の膜厚の酸化アルミニウム膜を形成する。ALD法では、一原子層レベルで膜厚を制御することが可能であり、所定の膜厚の酸化アルミニウム膜を高精度に形成することができる。
第2透光層46の表面は、共通電極33で覆われている。つまり、第2透光層46のレンズ層44と反対側には、共通電極33が表示領域Eに跨って形成されている。共通電極33は、例えばスパッタ法で形成されたITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電膜で構成されている。共通電極33の屈折率は、概略2.1である。共通電極33は、マイクロレンズアレイ基板30の四隅に設けられた上下導通部106によって、素子基板10の側の配線に電気的に接続されている(図1参照)。
このように、第1透光層45(酸窒化シリコン)と共通電極33(ITO)との間には、第2透光層46(酸化アルミニウム)が設けられている。
仮に、第2透光層46(酸化アルミニウム)を設けずに、第1透光層45(酸窒化シリコン)の上に共通電極33(ITO)を形成すると、酸窒化シリコンに含まれる窒素によって、ITOが還元され、ITOが変質する。さらに、ITOの結晶方位(面方位)のばらつきが大きくなり、ITOの表面凹凸が大きくなる。その結果、共通電極33の透過率が低下する。
第2透光層46(酸化アルミニウム)の上に共通電極33(ITO)を形成すると、ITOは還元されず、ITOの変質が抑制される。さらに、ITOの結晶方位のばらつきが小さくなる。詳しくは、酸化アルミニウムの上に形成されたITOは、第2透光層46の表面に対して平行な方向の結晶方位(結晶の面方位(111))が支配的になり、平滑な表面を有するようになる。
従って、第2透光層46(酸化アルミニウム)の上に共通電極33(ITO)を形成する本実施形態の構成は、第1透光層45(酸窒化シリコン)の上に共通電極33(ITO)を形成する構成と比べて、共通電極33の透過率を高めることができる。
なお、第2透光層46の膜厚や共通電極33の膜厚は、光源から発せられ450nmをピーク波長とする青色の光、550nmをピーク波長とする緑色の光、及び750nmをピーク波長とする赤色の光のうち、いずれかの光の輝度が最大になるように設定されている。
共通電極33を覆い、表示領域Eに跨って配向膜34が形成されている。配向膜34は、画素電極17を覆う配向膜18と同じ材料、すなわち酸化シリコンなどの無機材料の斜め蒸着膜(無機配向膜)で構成されている。また、配向膜34には、ポリイミドなどの有機配向膜であってもよい。
さらに、レンズ層44と第1透光層45との間には、遮光膜53,54が形成されている。遮光膜53,54は、例えば遮光性の金属や金属酸化物などで構成されている。
上述したように、遮光膜53は額縁形状を有し、遮光膜53の内側が表示領域Eとなる。遮光膜53は、不必要な迷光が表示領域Eに入射しないように、不必要な迷光を遮光し、表示領域Eの表示における高いコントラストを実現する。さらに、遮光膜53は、平面的に走査線駆動回路104(図1)と重なり、マイクロレンズアレイ基板30から素子基板10に向けて入射する光を遮光して、走査線駆動回路104の光による誤動作を防止している。
遮光膜54は、素子基板10側に形成された遮光領域(走査線12、データ線16、容量線26など)と平面的に重なるように形成され、格子形状を有している。
なお、素子基板10側には、遮光膜54と略同じ形状の遮光領域が形成されているので、マイクロレンズアレイ基板30側の遮光膜54を省略することができる。さらに、素子基板10側に、遮光膜53と同じ形状の遮光領域を形成すると、マイクロレンズアレイ基板30側の遮光膜53を省略することができる。
すなわち、マイクロレンズアレイ基板30は、遮光膜53及び遮光膜54の少なくとも一方を有していない構成であってもよい。
本実施形態では、以下に示す式(1)〜式(3)の関係が成り立つように、マイクロレンズアレイ基板30が形成(構成)されている。
基板本体41の屈折率<レンズ層44の屈折率…(1)
レンズ層44の屈折率=第1透光層45の屈折率…(2)
第1透光層45の屈折率<第2透光層46の屈折率<共通電極33の屈折率…(3)
このため、マイクロレンズアレイ基板30は、屈折率が1.46の酸化シリコン(石英)によって構成された基板本体41と、屈折率が概略1.58〜1.65の酸窒化シリコンによって構成されたレンズ層44及び第1透光層45と、屈折率が概略1.67の酸化アルミニウムによって構成され第2透光層46と、屈折率が概略2.1のITOによって構成された共通電極33とを有している。
なお、上述した式(3)の関係を満足するのであれば、第2透光層46の構成材料は、屈折率が概略1.67の酸化アルミニウムに限定されない。例えば、第2透光層46の構成材料は、屈折率が概略2.05の酸化ジルコニウム、屈折率が概略1.95の酸化ハフニウム、屈折率が概略1.74の酸化マグネシウム、及び屈折率が概略1.87の酸イットリウムなどであってもよい。
「マイクロレンズアレイ基板が奏する効果」
本実施形態の液晶装置100は、後述する液晶プロジェクターに好適に使用できる光変調素子(ライトバルブ)である。光源(図示省略)から発せられたZ(−)方向の光L1,L2は、マイクロレンズアレイ基板30の基板本体41に入射し、液晶層60で変調され、表示光として素子基板10の素子基板本体11からZ(−)方向に射出される。
また、図3では、光源から発せられたZ(−)方向の光L1,L2の進行方向が、破線の矢印で示されている。また、光L1は、マイクロレンズが形成されていない場合に変調領域に向けて進行し、表示に寄与する光である。光L2は、マイクロレンズが形成されていない場合に遮光領域に向けて進行し、表示に寄与しない光である。
以下に、マイクロレンズアレイ基板30が奏する効果について説明する。
上述した式(1)の関係が成り立つと、すなわち凹部43を挟んで低屈折率の基板本体41と高屈折率のレンズ層44とが配置されると、凹部43は正の屈折力を有するマイクロレンズのレンズ面として働き、凹部43に入射するZ(−)方向の光は、当該正の屈折力を有するマイクロレンズの焦点に収束する方向に屈折する。その結果、Z(−)方向に進行する光L2は、凹部43で屈折し、変調領域を通過し、表示光として素子基板本体11からZ(−)方向に射出される。Z(−)方向に進行する光L1も、変調領域を通過し、表示光として素子基板本体11からZ(−)方向に射出される。
よって、マイクロレンズが形成されていない場合に表示に寄与しない光L2は、マイクロレンズによって屈折され(集光され)、表示に寄与する光に変換され、表示光として利用される。従って、マイクロレンズが形成されたマイクロレンズアレイ基板30を備えることによって、マイクロレンズが形成されていない場合と比べて、液晶装置100では、光利用効率が高められ、より明るい表示が提供される。
屈折率が異なる媒体の界面に光が入射すると、屈折率が異なる媒体の界面で光の反射が生じる。例えば、屈折率n1の媒体から屈折率n2の媒体にむけて光が垂直入射する場合、屈折率n1の媒体と屈折率n2の媒体との界面で反射される強度(強度反射率R)は、以下に示す式(4)で表される。
R=(n2−n1)2/(n2+n1)2…(4)
式(4)より、屈折率n1と屈折率n2とが同じである場合、強度反射率Rがゼロになり、屈折率n1の媒体と屈折率n2の媒体との界面で光の反射は生じない。さらに、屈折率n1と屈折率n2との差が大きくなるほど強度反射率Rが大きくなり、屈折率n1の媒体と屈折率n2の媒体との界面で光の反射が強くなる。
上述した式(2)の関係が成り立つと、すなわちレンズ層44の屈折率と第1透光層45の屈折率とが実質的に同じである場合、レンズ層44と第1透光層45との界面で光の反射が生じない。よって、光L1,L2は、レンズ層44と第1透光層45との界面で反射されず、光の反射による光のロス(損失)が生じない。従って、レンズ層44の屈折率と第1透光層45の屈折率とが異なり、レンズ層44と第1透光層45との界面で光の反射が生じる場合と比べて、光の反射による光のロス(損失)が抑制され、液晶装置100では、光利用効率が高められ、より明るい表示が提供される。
上述した式(3)の関係が成り立つと、第1透光層45と第2透光層46との界面、及び第2透光層46と共通電極33との界面の両方で光の反射が生じる。
第2透光層46が形成されていない場合を比較例1とした場合、比較例1では第1透光層45の上に共通電極33が形成され、第1透光層45と共通電極33との界面で光の反射が生じる。
第1透光層45、第2透光層46、共通電極33の順に、屈折率が大きくなっているので、本実施形態の第1透光層45及び第2透光層46の屈折率差、並びに本実施形態の第2透光層46及び共通電極33の屈折率差は、比較例1の第1透光層45及び共通電極33の屈折率差よりも小さい。よって、本実施形態の第1透光層45と第2透光層46との界面、並びに本実施形態の第2透光層46と共通電極33との界面では、比較例1の第1透光層45と共通電極33光との界面と比べて、光の反射が弱くなり、光の反射による光のロス(損失)を小さくすることができる。
第1透光層45、共通電極33、第2透光層46の順に、屈折率が大きくなった場合を比較例2とすると、比較例2において、第1透光層45と第2透光層46との界面、及び第2透光層46と共通電極33との界面の両方で光の反射が生じる。
第1透光層45、共通電極33、第2透光層46の順に、屈折率が大きくなっているので、比較例2の第1透光層45及び第2透光層46の屈折率差は、比較例1の第1透光層45及び共通電極33の屈折率差よりも大きくなる。よって、比較例2の第1透光層45と第2透光層46との界面では、比較例1の第1透光層45と共通電極33光との界面と比べて、光の反射が強くなり、光の反射による光のロス(損失)が大きくなる。
このように、光の反射による光のロス(損失)は、比較例2、比較例1、本実施形態の順に小さくなる。従って、光の反射による光のロス(損失)を小さくし、光の利用効率を高めるためには、本実施形態の構成、すなわち上述した式(3)の関係が成り立つことが好ましい。
第1透光層45(酸窒化シリコン)と、共通電極33(ITO)との間には、第2透光層46(酸化アルミニウム)が形成されている。共通電極33(ITO)が第2透光層46(酸化アルミニウム)の上に形成されると、共通電極33(ITO)が第1透光層45(酸窒化シリコン)の上に形成される場合と比べて、共通電極33を構成するITOの変質が抑制され、共通電極33の透過率を高めることができる。従って、液晶装置100では、光利用効率が高められ、より明るい表示が提供される。
(実施形態2)
「電子機器」
図4は、電子機器としての投射型表示装置(液晶プロジェクター)の構成を示す概略図である。図4に示すように、本実施形態の電子機器としての投射型表示装置1000は、システム光軸Lに沿って配置された偏光照明装置1100と、光分離素子としての二つのダイクロイックミラー1104,1105と、3つの反射ミラー1106,1107,1108と、5つのリレーレンズ1201,1202,1203,1204,1205と、3つの光変調素子としての透過型の液晶ライトバルブ1210,1220,1230と、光合成素子としてのクロスダイクロイックプリズム1206と、投射レンズ1207とを備えている。
偏光照明装置1100は、超高圧水銀灯やハロゲンランプなどの白色光源からなる光源としてのランプユニット1101と、インテグレーターレンズ1102と、偏光変換素子1103とから概略構成されている。
ダイクロイックミラー1104は、偏光照明装置1100から射出された偏光光束のうち、赤色光(R)を反射させ、緑色光(G)と青色光(B)とを透過させる。もう1つのダイクロイックミラー1105は、ダイクロイックミラー1104を透過した緑色光(G)を反射させ、青色光(B)を透過させる。
ダイクロイックミラー1104で反射した赤色光(R)は、反射ミラー1106で反射した後にリレーレンズ1205を経由して液晶ライトバルブ1210に入射する。
ダイクロイックミラー1105で反射した緑色光(G)は、リレーレンズ1204を経由して液晶ライトバルブ1220に入射する。
ダイクロイックミラー1105を透過した青色光(B)は、3つのリレーレンズ1201,1202,1203と二つの反射ミラー1107,1108とからなる導光系を経由して液晶ライトバルブ1230に入射する。
液晶ライトバルブ1210,1220,1230は、クロスダイクロイックプリズム1206の色光ごとの入射面に対してそれぞれ対向配置されている。液晶ライトバルブ1210,1220,1230に入射した色光は、映像情報(映像信号)に基づいて変調されクロスダイクロイックプリズム1206に向けて射出される。このプリズムは、四つの直角プリズムが貼り合わされ、その内面に赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが十字状に形成されている。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成されて、カラー画像を表す光が合成される。合成された光は、投射光学系である投射レンズ1207によってスクリーン1300上に投射され、画像が拡大されて表示される。
液晶ライトバルブ1210,1220,1230には、上述した実施形態1の液晶装置100が適用されている。液晶装置100は、マイクロレンズアレイ基板30を有し、光利用効率が高められ、より明るい表示を提供することができる。従って、液晶装置100が適用された投射型表示装置1000においても、光利用効率が高められ、より明るい表示を提供することができる。
なお、液晶装置100が適用される電子機器は、投射型表示装置1000に限定されない。例えば、投射型表示装置1000の他に、投射型のHUD(ヘッドアップディスプレイ)やHMD(ヘッドマウントディスプレイ)、または電子ブック、パーソナルコンピューター、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダー型あるいはモニター直視型のビデオレコーダー、カーナビゲーションシステム、POSなどの情報端末機器、及び電子手帳などの電子機器に、液晶装置100を適用させることができる。
10…素子基板、11…素子基板本体、12…走査線、13…絶縁層、14…絶縁層、15…絶縁層、16…データ線、17…画素電極、18…配向膜、20…TFT、25…蓄積容量、26…容量線、30…マイクロレンズアレイ基板、33…共通電極、34…配向膜、41…基板本体、42…基板本体の液晶層が配置された側の面、43…凹部、44…レンズ層、45…第1透光層、46…第2透光層、53…遮光膜、54…遮光膜、60…液晶層、62…シール材、100…液晶装置、101…データ線駆動回路、102…外部接続用端子、104…走査線駆動回路、105…配線、106…上下導通部。

Claims (4)

  1. 一方側の基板面に凹曲面からなるレンズ面が形成された透光性基板と、
    前記基板面を覆い、前記透光性基板と屈折率が異なる透光性のレンズ層と、
    前記レンズ層を前記透光性基板と反対側で覆う第1透光層と、
    を有し、
    前記第1透光層は、前記レンズ層と屈折率が実質的に等しく設定されていることを特徴とするマイクロレンズアレイ基板。
  2. 前記第1透光層の前記レンズ層と反対側には前記第1透光層と異なる材質で形成された第2透光層が設けられ、前記第2透光層の前記レンズ層と反対側には透明電極が設けられており、
    前記第1透光層の屈折率<前記第2透光層の屈折率<前記透明電極の屈折率の関係となるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロレンズアレイ基板。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載のマイクロレンズアレイ基板を備えていることを特徴とする電気光学装置。
  4. 請求項3に記載の電気光学装置を備えていることを特徴とする電子機器。
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