JP2015094880A - 電気光学装置、および電子機器 - Google Patents

電気光学装置、および電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2015094880A
JP2015094880A JP2013234711A JP2013234711A JP2015094880A JP 2015094880 A JP2015094880 A JP 2015094880A JP 2013234711 A JP2013234711 A JP 2013234711A JP 2013234711 A JP2013234711 A JP 2013234711A JP 2015094880 A JP2015094880 A JP 2015094880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
disposed
layer
liquid crystal
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2013234711A
Other languages
English (en)
Inventor
伊藤 智
Satoshi Ito
智 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2013234711A priority Critical patent/JP2015094880A/ja
Publication of JP2015094880A publication Critical patent/JP2015094880A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】高開口率化と保持容量の確保とを両立できる電気光学装置、および電子機器を提供する。
【解決手段】液晶装置1は、対向するように配置された素子基板10および対向基板20と、両者の間に配置された液晶層40と、素子基板10の液晶層40側に配置された凸状部11と、容量素子4と、素子基板10と容量素子4とを覆うように配置された絶縁層12と、絶縁層12上に配置され、半導体層30aとゲート電極30gとドレイン電極31とを有するTFT30とを備え、容量素子4は、凸状部11の上面10aおよび両側面10bを覆うように配置された第1の容量電極4aと、第1の容量電極4aを覆うように配置された誘電体層4bと、誘電体層4bを覆うように配置された第2の容量電極4cとを有し、第2の容量電極4cは、絶縁層12を貫通するコンタクトホールCH1を介してドレイン電極31と電気的に接続されていることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、電気光学装置、および電子機器に関する。
複数の画素およびスイッチング素子が配置された素子基板と、素子基板に対向するように配置された対向基板との間に電気光学物質(例えば、液晶など)を備えた電気光学装置が知られている。電気光学装置として、例えば、画素電極と、画素電極をスイッチング制御する薄膜トランジスター(スイッチング素子)とを備え、プロジェクターの液晶ライトバルブとして用いられる液晶装置などを挙げることができる。
液晶ライトバルブとして用いられる液晶装置には光源からの強力な光が入射するが、スイッチング素子を構成する半導体層に光が照射されると、光リーク電流が生じて表示画像にフリッカーや画素ムラが生じてしまう。そのため、遮光構造として、例えば、半導体層の上下方向から入射する光を遮光する構成や、上下方向に加えて斜め方向から入射する光も遮光する構成が用いられる。
また、液晶装置は、薄膜トランジスターから画素電極を介して液晶層に書き込まれた画像信号の保持特性を向上させるため、容量素子(保持容量)を備えている。容量素子は、例えば、誘電体層を間に挟んで対向するように配置された1対の電極で構成される。上述の遮光構造を強化するため、遮光性を有する導電膜で容量素子の電極を形成することにより、容量素子を遮光構造の一部とする液晶装置の構成も用いられている。
一方、液晶装置においては、より明るい表示が得られるように、遮光領域をできるだけ小さく抑えて光が透過する画素の開口領域の開口率を向上することが求められる。しかしながら、容量素子が遮光構造の一部を兼ねる構成を有する場合、開口率を向上させるために遮光領域を狭小化すると、容量素子の面積も小さくなるため、保持容量として必要な容量値を確保することが困難となる。そこで、基板に溝を設け、溝内に容量素子を形成することにより、容量素子の平面積を抑えつつ表面積を大きくすることが可能な液晶装置の構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の液晶装置は、基板と薄膜トランジスターとの間に容量素子を備えており、容量素子が遮光膜の役割を兼ねている。容量素子は、溝の底部側から順に積層された第1の導電膜と誘電体と第2の導電膜とで構成される。第1の導電膜はコンタクトホールを介して薄膜トランジスターのドレイン電極に電気的に接続されてドレイン電位となり、第2の導電膜は接地されて共通電位となる。
特開2003−152086号公報
しかしながら、特許文献1に記載の液晶装置の構成では、溝内に容量素子が形成されるため、第1の導電膜や誘電体膜の膜厚が特に溝の底部で薄くなり、容量素子の耐圧が低下してしまうおそれがある。そして、容量素子の上層に形成される薄膜トランジスターのドレイン電極と、容量素子における下層側の第1の導電膜とがコンタクトホールを介して接続されるが、ドレイン電極と第1の導電膜との間の層に、第1の導電膜と平面視で重なるように第2の導電膜が配置されている。したがって、第2の導電膜とドレイン電極とが電気的に接触してしまうおそれがあるため、コンタクトホールを形成する領域の確保が困難である。また、共通電位となる第2の導電膜上にゲート電極が位置するため、容量カップリング作用によりゲート電位が変動して薄膜トランジスターの動作が不安定となるおそれがある。さらに、容量素子は、ゲート信号線(走査線)の延在方向に沿って配置されるが、ゲート信号線とは平面視で重ならないように配置されている(特許文献1の図12および図13参照)。そのため、遮光性を有する容量素子が配置される領域分だけ画素領域の開口率が低下してしまうこととなる。したがって、高開口率化と保持容量の確保とを両立できる液晶装置の構成が求められている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る電気光学装置は、第1の基板と、前記第1の基板に対向するように配置された第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間に配置された電気光学物質層と、前記第1の基板の前記電気光学物質層側に配置された凸状部と、容量素子と、前記第1の基板と前記容量素子とを覆うように配置された第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層上に配置され、半導体層とゲート電極とドレイン電極とを有するスイッチング素子と、を備え、前記容量素子は、前記凸状部の上面および側面を覆うように配置された第1の容量電極と、前記第1の容量電極を覆うように配置された誘電体層と、前記誘電体層を覆うように配置された第2の容量電極と、を有し、前記第2の容量電極は、前記第1の絶縁層を貫通するコンタクト部を介して前記ドレイン電極と電気的に接続されていることを特徴とする。
本適用例の構成によれば、第1の基板に配置された凸状部の上面および側面を覆うように順に積層して形成された第1の容量電極と誘電体層と第2の容量電極とで、容量素子が構成される。そのため、凸状部の高さを高くすることで容量素子の平面積(平面視における面積)を大きくすることなく容量素子の総面積を大きくできるので、容量素子が遮光性を有する場合でも、遮光領域を小さく抑えつつ必要な容量値を容易に確保することができる。そして、容量素子が溝内に配置される場合と比べて、下層側に形成される第1の容量電極や誘電体層の膜厚をより均一にできるので、容量素子の耐圧低下が抑えられる。
また、第1の容量電極の上層側に形成される第2の容量電極が、コンタクト部を介してスイッチング素子のドレイン電極と電気的に接続されるので、他方の電極(第1の容量電極)とドレイン電極との電気的な接触を回避できる。そして、ドレイン電極に接続された第2の容量電極がスイッチング素子のゲート電極側に配置されるので、スイッチング素子のゲート電位が変動して動作不安定を起こす可能性のある容量カップリング作用が抑えられる。これらにより、容量素子の特性を低下させることなく、液晶装置における高開口率化と保持容量の確保との両立を図ることができる。
[適用例2]上記適用例に係る電気光学装置であって、前記凸状部は、前記ドレイン電極と平面視で重なるように配置されていることが好ましい。
本適用例の構成によれば、容量素子が配置される凸状部がドレイン電極と平面視で重なるように配置されている。そのため、第2の容量電極とドレイン電極とを電気的に接続するコンタクト部を、ドレイン電極と平面視で重なる遮光領域内に配置できるとともに、遮光領域内におけるコンタクト部の配置の自由度が高められる。
[適用例3]上記適用例に係る電気光学装置であって、前記第1の基板および前記第2の基板は光を透過し、前記第1の絶縁層と前記半導体層との間に、第1の方向に沿って延在するように配置された導電性の遮光層を備え、前記凸状部は、前記第1の方向に沿って延在し、前記遮光層と平面視で重なるように配置されていることが好ましい。
本適用例の構成によれば、電気光学装置は、光を透過する透過型であり、容量素子と半導体層との間に、第1の方向に沿って延在する導電性の遮光層を備えている。そして、凸状部に配置された容量素子は、遮光層が延在する第1の方向に沿って延在し、遮光層と平面視で重なるように配置されている。したがって、導電性を有する遮光層と、第1の絶縁層を介して遮光層と対向する第2の容量電極との間に寄生容量が生じるため、この寄生容量が付加されることにより、容量素子の平面積が同じであっても容量素子の保持容量をより大きくすることができる。また、容量素子が遮光層と平面視で重なるように配置されているので、容量素子が配置されたことによる開口率の低下が避けられる。これにより、液晶装置における高開口率化と保持容量の確保との両立をより効果的に図ることができる。
[適用例4]本適用例に係る電子機器は、上記適用例の電気光学装置を備えていることを特徴とする。
本適用例の構成によれば、明るく安定した表示品質を有する電気光学装置を備えた電子機器を提供することができる。
本実施形態に係る液晶装置の構成を示す概略図である。 本実施形態に係る液晶装置の電気的な構成を示す等価回路図である。 本実施形態に係る液晶装置における画素の配置を示す概略平面図である。 本実施形態に係る液晶装置における画素の構成を示す概略平面図である。 図4のA−A’線に沿った概略断面図である。 本実施形態に係る液晶装置における容量素子の構成を示す概略平面図である。 本実施形態に係る液晶装置における容量素子の構成を示す概略断面図である。 本実施形態に係る容量素子の製造方法を説明する概略断面図である。 本実施形態に係る容量素子の製造方法を説明する概略断面図である。 本実施形態に係る容量素子の製造方法を説明する概略断面図である。 本実施形態に係る電子機器としてのプロジェクターの構成を示す概略図である。 変形例1に係る容量素子の構成を示す概略平面図である。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。使用する図面は、説明する部分が認識可能な状態となるように、適宜拡大、縮小、あるいは誇張して表示している。また、説明に必要な構成要素以外は図示を省略する場合がある。
なお、以下の形態において、例えば「基板上に」と記載された場合、基板の上に接するように配置される場合、または基板の上に他の構成物を介して配置される場合、または基板の上に一部が接するように配置され、一部が他の構成物を介して配置される場合を表すものとする。
<電気光学装置>
ここでは、電気光学装置として、薄膜トランジスター(Thin Film Transistor:TFT)を画素のスイッチング素子として備えたアクティブマトリックス型の液晶装置を例に挙げて説明する。この液晶装置は、例えば、後述する投射型表示装置(プロジェクター)の光変調素子(液晶ライトバルブ)として好適に用いることができるものである。
まず、本実施形態に係る電気光学装置としての液晶装置について、図1および図2を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る液晶装置の構成を示す概略図である。詳しくは、図1(a)は液晶装置の構成を示す概略平面図であり、図1(b)は図1(a)のH−H’線に沿った概略断面図である。また、図2は、本実施形態に係る液晶装置の電気的な構成を示す等価回路図である。
図1(a)および(b)に示すように、本実施形態に係る液晶装置1は、第1の基板としての素子基板10と、素子基板10に対向するように配置された第2の基板としての対向基板20と、素子基板10と対向基板20との間に配置された電気光学物質層としての液晶層40とを備えている。素子基板10および対向基板20には、例えばガラスや石英などの光を透過する材料からなる基板が用いられている。
素子基板10は対向基板20よりも一回り大きく、両基板は、額縁状に配置されたシール材42を介して接合されている。液晶層40は、素子基板10と対向基板20とシール材42とによって囲まれた空間に封入された、電気光学物質としての正または負の誘電異方性を有する液晶で構成されている。
シール材42は、例えば熱硬化性または紫外線硬化性のエポキシ樹脂などの接着剤からなる。シール材42には、素子基板10と対向基板20との間隔を一定に保持するためのスペーサー(図示省略)が混入されている。額縁状に配置されたシール材42の内側には、対向基板20に配置された額縁状の遮光層21が配置されている。遮光層21は、例えば遮光性の金属あるいは金属酸化物などからなる。
遮光層21の内側は、複数の画素Pが配列された表示領域Eとなっている。表示領域Eは、液晶装置1において、実質的に表示に寄与する領域である。なお、図1(a),(b)では図示を省略したが、表示領域E内においても、複数の画素Pを平面的に区画する遮光部が、例えば格子状に配置されている。
素子基板10の1辺部のシール材42の外側には、1辺部に沿ってデータ線駆動回路51および複数の外部接続端子54が配置されている。また、その1辺部に対向する他の1辺部に沿ったシール材42の内側には、検査回路53が配置されている。さらに、これらの2辺部と直交し互いに対向する他の2辺部に沿ったシール材42の内側には、走査線駆動回路52が配置されている。
検査回路53が配置された1辺部のシール材42の内側には、2つの走査線駆動回路52を繋ぐ複数の配線55が配置されている。これらデータ線駆動回路51、走査線駆動回路52に繋がる配線は、複数の外部接続端子54に接続されている。また、対向基板20の角部には、素子基板10と対向基板20との間で電気的導通をとるための上下導通部56が配置されている。なお、検査回路53の配置はこれに限定されず、データ線駆動回路51と表示領域Eとの間のシール材42の内側に沿った位置に設けてもよい。
以下の説明では、データ線駆動回路51が配置された1辺部に沿った方向を第1方向としてのX方向とし、この1辺部と直交し互いに対向する他の2辺部に沿った方向を第2方向としてのY方向とする。図1(a)のH−H’線の方向は、Y方向に沿った方向である。また、X方向およびY方向と直交し図1(b)における上方に向かう方向をZ方向とする。なお、本明細書では、液晶装置1の対向基板20の表面の法線方向(Z方向)から見ることを「平面視」という。
図1(b)に示すように、素子基板10の液晶層40側には、画素P毎に配置されたスイッチング素子としてのTFT30(図2参照)と、光を透過する画素電極17と、信号配線(図示しない)と、画素電極17を覆う配向膜18とが配置されている。画素電極17は、ITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)などの光を透過する導電膜からなる。
なお、本実施形態の素子基板10には、TFT30の半導体層30a(図4参照)に光が入射してスイッチング動作が不安定になることを防ぐ遮光構造が採用されている。遮光構造については後述する。
対向基板20の液晶層40側には、遮光層21と、層間層22と、共通電極23と、共通電極23を覆う配向膜24とが配置されている。
遮光層21は、図1(a)および(b)に示すように、平面視で走査線駆動回路52、複数の配線55や検査回路53と重なる位置に額縁状に配置されている。遮光層21は、対向基板20側から入射する光を遮蔽して、これらの駆動回路を含む周辺回路の光による誤動作を防止する役目を果たしている。また、不必要な迷光が表示領域Eに入射しないように遮蔽して、表示領域Eの表示における高いコントラストを確保している。
図1(b)に示す層間層22は、遮光層21を覆うように形成されている。層間層22は、例えば酸化シリコン(SiO2)などの絶縁膜で形成され、光を透過する。層間層22は、遮光層21などに起因する凹凸を緩和し、共通電極23が形成される液晶層40側の面が平坦となるように配置されている。層間層22の形成方法としては、例えば、化学気相成長法(CVD法:Chemical Vapor Deposition法)などを用いて成膜する方法が挙げられる。
共通電極23は、例えばITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)などの光を透過する導電膜からなり、層間層22を覆うとともに、図1(a)に示すように対向基板20の四隅に配置された上下導通部56により素子基板10側の配線に電気的に接続されている。
配向膜18および配向膜24は、液晶装置1の光学設計に基づいて選定される。配向膜18および配向膜24は、例えば、ポリイミドなどの有機材料を成膜して、その表面をラビングすることにより、液晶分子に対して略水平配向処理が施されたものや、SiOx(酸化シリコン)などの無機材料を気相成長法を用いて成膜して、液晶分子に対して略垂直配向させたものが挙げられる。
液晶層40を構成する液晶は、印加される電圧レベルにより分子集合の配向や秩序が変化することにより、光を変調し、階調表示を可能とする。例えば、ノーマリーホワイトモードの場合、各画素Pの単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が減少する。ノーマリーブラックモードの場合、各画素Pの単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が増加し、全体として液晶装置1からは画像信号に応じたコントラストをもつ光が射出される。
図2に示すように、表示領域Eには、走査線3aとデータ線6aとが互いに絶縁され交差するように形成されている。走査線3aが延在する方向が第1方向としてのX方向であり、データ線6aが延在する方向がY方向である。画素Pは、走査線3aとデータ線6aとの交差に対応して配置されている。画素Pのそれぞれには、画素電極17と、スイッチング素子としてのTFT30(Thin Film Transistor:薄膜トランジスター)とが配置されている。
TFT30のソース電極32(図4参照)は、データ線6aに電気的に接続されている。データ線6aは、データ線駆動回路51(図1参照)に接続されており、データ線駆動回路51から供給される画像信号(データ信号)S1,S2,…,Snを画素Pに供給する。データ線駆動回路51からデータ線6aに供給される画像信号S1,S2,…,Snは、この順に線順次で供給してもよく、互いに隣接する複数のデータ線6a同士に対してグループごとに供給してもよい。
TFT30のゲート電極30g(図4参照)は、走査線3aに電気的に接続されている。走査線3aは、走査線駆動回路52(図1参照)に接続されており、走査線駆動回路52から供給される走査信号G1,G2,…,Gmを各画素Pに供給する。走査線駆動回路52は、走査線3aに対して、走査信号G1,G2,…,Gmを所定のタイミングでパルス的に線順次で供給する。TFT30のドレイン電極31(図4参照)は、画素電極17に電気的に接続されている。
画像信号S1,S2,…,Snは、TFT30を一定期間だけオン状態とすることにより、データ線6aを介して画素電極17に所定のタイミングで書き込まれる。このようにして画素電極17を介して液晶層40に書き込まれた所定レベルの画像信号は、対向基板20に配置された共通電極23(図1(b)参照)との間に形成される液晶容量で一定期間保持される。
各画素Pの液晶に電圧信号が印加されると、印加された電圧レベルにより液晶の配向状態が変化する。これにより、液晶層40(図1参照)に入射した光が変調されて階調表示が可能となる。
液晶容量に保持された画像信号S1,S2,…,Snがリークするのを防止するため、容量素子(蓄積容量)4が液晶容量と並列に配置されている。容量素子4を構成するため、走査線3aに沿って第1の容量電極(容量配線)4aが形成されている。第1の容量電極4aは、共通電位線に接続され共通(COM)電位に保持されている。
なお、図1(a)に示した検査回路53には、データ線6aが接続されており、液晶装置1の製造過程において、上記画像信号を検出することで液晶装置1の動作欠陥などを確認できる構成となっているが、図2の等価回路では省略している。また、検査回路53は、上記画像信号をサンプリングしてデータ線6aに供給するサンプリング回路、データ線6aに所定電圧レベルのプリチャージ信号を画像信号に先行して供給するプリチャージ回路を含むものとしてもよい。
<画素の配置および構成>
次に、画素Pの平面的な配置について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る液晶装置における画素の配置を示す概略平面図である。図3に示すように、液晶装置1において、画素Pは略矩形状の開口領域Tを有している。画素P毎に、略矩形状の画素電極17が配置されている。画素電極17は、開口領域Tと平面視で重なるように配置され、開口領域Tよりも大きく形成されている。
開口領域Tは、光を遮蔽する遮光領域Sに囲まれている。遮光領域Sは、X方向およびY方向に沿って延在する格子状に配置されている。画素電極17の外縁部は、遮光領域Sと平面視で重なっている。遮光領域Sには、X方向に沿って延在する走査線3a(図4参照)と、Y方向に沿って延在するデータ線6a(図4参照)とが配置されている。
また、遮光領域Sには、ドレイン電極31および容量素子4(図4参照)が配置されている。ドレイン電極31および容量素子4は、平面視で互いに重なるように配置されている。容量素子4は、第1の容量電極4aおよび第2の容量電極4c(図5参照)を有している。
走査線3a、データ線6a、ドレイン電極31、第1の容量電極4a、および第2の容量電極4cは、遮光性の導電部材で形成されており、これらによって遮光領域Sの少なくとも一部が構成されている。なお、液晶装置1における遮光領域Sは、素子基板10側に配置されたこれらの配線や電極などによって構成されるだけでなく、対向基板20側において格子状にパターニングされた遮光層21によって構成されていてもよい。
遮光領域Sの交差部付近には、TFT30(図4参照)が配置されている。光を遮蔽する遮光領域Sの交差部付近にTFT30を設けることにより、TFT30の光誤動作を防止するとともに、開口領域Tにおける開口率を確保している。交差部付近の遮光領域Sの幅は、交差部付近にTFT30やTFT30とのコンタクト部を設けるため、他の部分に比べて広くなっている。
次に、本実施形態に係る画素Pの構成を、図4および図5を参照して説明する。図4は、本実施形態に係る液晶装置における画素の構成を示す概略平面図である。図5は、図4のA−A’線に沿った概略断面図である。なお、図4では、図5に示す構成要素のうち一部の構成要素の図示を省略している。
図4に示すように、素子基板10上には、画素P毎に略矩形状の画素電極17が配置されている。Y方向において隣り合う画素P同士の境界に沿って、すなわちX方向に沿って走査線3aが配置されている。走査線3aは、X方向に沿った略直線状の主線部分と、主線部分からY方向に延出しTFT30の半導体層30aと平面視で重なる部分とを有している。X方向において隣り合う画素P同士の境界に沿って、すなわちY方向に沿って、略直線状にデータ線6aが配置されている。
走査線3aとデータ線6aとが交差する領域に、TFT30が配置されている。TFT30は、半導体層30aを有している。半導体層30aは、走査線3aおよびデータ線6aと平面視で重なるように配置されている。
走査線3aおよび半導体層30aと平面視で重なるように、ソース電極32が配置されている。データ線6aおよび半導体層30aと平面視で重なるように、ドレイン電極31が配置されている。ドレイン電極31は、平面視で走査線3aとデータ線6aとの交差部からX方向の両側およびY方向に延出する形状を有しており、走査線3aの一部とも重なっている。
走査線3a、データ線6a、および半導体層30aと平面視で重なるように、容量素子4が配置されている。容量素子4は、平面視で走査線3aとデータ線6aとの交差部からX方向の両側およびY方向の両側に延出する+字状の形状を有している。容量素子4は、ドレイン電極31とも平面視で重なるように配置されている。
図5に示すように、素子基板10には、下層側から、容量素子4と、第1の絶縁層としての絶縁層12と、走査線3aと、絶縁層13aと、TFT30と、絶縁層13bと、ゲート電極30gと、ドレイン電極31と、ソース電極32と、絶縁層14と、中継電極33と、データ線6aと、絶縁層15と、中継電極34と、絶縁層16と、画素電極17とが配置されている。
素子基板10の液晶層40(図1(b)参照)側の面10dには、凸状部11が配置されている。凸状部11は、上面10aと側面10bとを有している。容量素子4は、凸状部11に配置されている。容量素子4は、第1の容量電極4aと、誘電体層4bと、第2の容量電極4cとで構成される。第1の容量電極4aは、凸状部11の上面10aおよび側面10bを覆うように配置されている。誘電体層4bは第1の容量電極4aを覆うように配置され、さらに誘電体層4bを覆うように第2の容量電極4cが配置されている。
絶縁層12は、素子基板10の面10dと容量素子4(第2の容量電極4c)とを覆うように配置されている。絶縁層12の上面には、平坦化処理が施されている。走査線3aは、絶縁層12上に配置されている。走査線3aは、容量素子4と平面視で重なるように配置されている。したがって、走査線3aと第2の容量電極4cとは、絶縁層12を介して互いに対向するように配置されている。
走査線3aは、例えばAl(アルミニウム)、Ti(チタン)、Cr(クロム)、W(タングステン)、Ta(タンタル)、Mo(モリブデン)などの金属のうちの少なくとも1つを含む金属単体、合金、金属シリサイド、ポリシリサイド、ナイトライド、あるいはこれらを積層したものからなり、導電性と遮光性とを有している。絶縁層13aは、絶縁層12と走査線3aとを覆うように配置されている。
TFT30は、絶縁層13a上に配置されている。TFT30は、半導体層30aと、ゲート絶縁膜30bと、ゲート電極30gとを備えている。TFT30は、例えば、LDD(Lightly Doped Drain)構造を有している。半導体層30aは、例えば、単結晶シリコン膜や多結晶シリコン膜などで構成される。半導体層30aは、チャネル領域30cと、低濃度ソース領域30eと、低濃度ドレイン領域30fと、高濃度ソース領域30sと、高濃度ドレイン領域30dとを有している。
ゲート絶縁膜30bは、半導体層30aと絶縁層13aとを覆うように配置されている。ゲート電極30gは、ゲート絶縁膜30bを介してチャネル領域30cと対向するように配置されている。ゲート電極30gは、ゲート絶縁膜30bと絶縁層13aとを貫通するコンタクトホールCH8(図4参照)を介して、走査線3aと電気的に接続されている。ゲート絶縁膜30bとゲート電極30gと走査線3aとを覆うように、絶縁層13bが配置されている。絶縁層13b上には、ドレイン電極31とソース電極32とが配置されている。
ドレイン電極31は、半導体層30aの高濃度ドレイン領域30dと、容量素子4とに平面視で重なるように配置されている。ドレイン電極31は、絶縁層13bとゲート絶縁膜30bとを貫通するコンタクトホールCH2を介して、高濃度ドレイン領域30dに電気的に接続されている。また、ドレイン電極31は、絶縁層13bとゲート絶縁膜30bと絶縁層13aと絶縁層12とを貫通するコンタクト部としてのコンタクトホールCH1を介して、容量素子4の第2の容量電極4cに電気的に接続されている。
したがって、容量素子4の第2の容量電極4cは、ドレイン電極31に電気的に接続され、ドレイン電位に保持されている。一方、容量素子4の第1の容量電極4aは、上述した通り、共通電位線に接続され、共通(COM)電位に保持されている。
上述のように第1の容量電極4aの上層側に形成される第2の容量電極4cが、コンタクトホールCH1を介してドレイン電極31と電気的に接続されるので、共通電位に保持される第1の容量電極4aとドレイン電極31との電気的な接触を回避できる。そして、ドレイン電極31に接続された第2の容量電極4cがゲート電極30g側に配置されるので、TFT30のゲート電位が変動して動作不安定を起こす可能性のある容量カップリング作用が抑えられる。
ソース電極32は、半導体層30aの高濃度ソース領域30sと平面視で重なるように配置されている。ソース電極32は、絶縁層13bとゲート絶縁膜30bとを貫通するコンタクトホールCH3を介して、高濃度ソース領域30sに電気的に接続されている。ドレイン電極31およびソース電極32は、例えば走査線3aと同様の導電性と遮光性とを有する材料からなる。絶縁層13bとドレイン電極31とソース電極32とを覆うように絶縁層14が配置されている。
絶縁層14上には、中継電極33とデータ線6aとが配置されている。中継電極33は、ドレイン電極31と平面視で重なるように配置されている。中継電極33は、絶縁層14を貫通するコンタクトホールCH4を介して、ドレイン電極31に電気的に接続されている。データ線6aは、ソース電極32と平面視で重なるように配置されている。データ線6aは、絶縁層14を貫通するコンタクトホールCH5を介して、ソース電極32に電気的に接続されている。中継電極33およびデータ線6aは、例えば走査線3aと同様の導電性と遮光性とを有する材料からなる。
絶縁層14と中継電極33とデータ線6aとを覆うように絶縁層15が配置されている。絶縁層15上には、中継電極34が配置されている。中継電極34は、絶縁層15を貫通するコンタクトホールCH6を介して、中継電極33に電気的に接続されている。絶縁層15と中継電極34とを覆うように絶縁層16が配置されている。
絶縁層16上には、画素電極17が配置されている。画素電極17は、その一部が中継電極34と平面視で重なるように配置されている。画素電極17は、絶縁層16を貫通するコンタクトホールCH7を介して、中継電極34に電気的に接続されている。したがって、画素電極17は、中継電極34とコンタクトホールCH6と中継電極33とコンタクトホールCH4とを介して、ドレイン電極31に電気的に接続されている。
<容量素子>
次に、本実施形態に係る容量素子の構成を、図6および図7を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る液晶装置における容量素子の構成を示す概略平面図である。図7は、本実施形態に係る液晶装置における容量素子の構成を示す概略断面図である。詳しくは、図7(a)は図6のB−B’線に沿った概略断面図であり、図7(b)は図6のC−C’線に沿った概略断面図である。
図6には、2点鎖線で遮光領域Sを示している。図6に示すように、素子基板10の凸状部11は、平面視で遮光領域Sの交差部からX方向の両側およびY方向の両側に延出する+字状の形状を有している。換言すれば、凸状部11は、略矩形状の画素Pの開口領域Tを囲む4つの辺のそれぞれにおいて分断されている。凸状部11のX方向に沿って延在する部分は、走査線3a(図4参照)と平面視で重なり、凸状部11のY方向に沿って延在する部分は、データ線6a(図4参照)と平面視で重なるように配置されている。
第1の容量電極4aは、平面視でX方向およびY方向に沿って格子状に配置されている。図6では図示を省略するが、誘電体層4bも、第1の容量電極4aと平面視で重なるようにX方向およびY方向に沿って格子状に配置されている。第2の容量電極4cは、凸状部11と同様に、平面視で遮光領域Sの交差部からX方向の両側およびY方向の両側に延出する+字状の形状を有している。第1の容量電極4aと誘電体層4bと第2の容量電極4cとは、平面視で凸状部11と重なるように配置されている。
X方向において隣り合う凸状部11同士の間、およびY方向において隣り合う凸状部11同士の間には、絶縁部4dが配置されている。絶縁部4dは、第2の容量電極4cの+字状に延出した部分の端部と平面視で重なるように配置されている。
第1の容量電極4aおよび第2の容量電極4cは、例えば、ポリシリコンなどで形成されている。第1の容量電極4aおよび第2の容量電極4cの材料は、導電性と遮光性とを有する材料であれば、金属単体、合金、金属シリサイドなどであってもよい。誘電体層4bの材料としては、シリコン窒化膜や、酸化ハフニウム(HfO2)、アルミナ(Al23)、酸化タンタル(Ta23)などの単層膜やこれらを積層した積層膜を用いることができる。絶縁部4dは、例えば、酸化シリコン(SiO2)などの絶縁膜で形成される。
図7(a)および(b)は、凸状部11および容量素子4のうちY方向に沿って延在する部分の断面を示している。図7(a)は延在方向と交差する方向(X方向)における断面であり、図7(b)は延在方向(Y方向)に沿った断面である。凸状部11および容量素子4のうちX方向に沿って延在する部分においても、延在方向と交差する方向(Y方向)における断面は図7(a)と同じ断面となり、延在方向(X方向)に沿った断面は図7(b)と同じ断面となる。
図7(a)に示すように、素子基板10は、凸状部11の延在方向と交差する方向の断面において形成された段差により、面10dよりも高い面10cを有している。凸状部11は、素子基板10の面10cからZ方向に突出するように配置されている。凸状部11は、上面10aと側面10bとを有している。
第1の容量電極4aは、凸状部11の上面10aおよび側面10bを覆うように配置されている。誘電体層4bは、第1の容量電極4aを覆うように配置されている。誘電体層4bは、素子基板10の面10cを覆っていてもよい。第2の容量電極4cは、誘電体層4bを覆うように配置されている。
図7(b)に示すように、素子基板10は、凸状部11の延在方向に沿った断面において、隣り合う凸状部11同士の間に面10cを有している。凸状部11は、その延在方向における端部に側面10bを有している。
第1の容量電極4aは、凸状部11の上面10aおよび側面10bと素子基板10の面10cとを覆うように配置されている。絶縁部4dは、隣り合う凸状部11同士の間の面10cにおける第1の容量電極4a上に配置されている。絶縁部4dは、隣り合う凸状部11同士の間の面10cから凸状部11の側面10bに亘るまでの第1の容量電極4a上に配置されていてもよい。誘電体層4bは、第1の容量電極4aと絶縁部4dとを覆うように配置されている。
第2の容量電極4cは、誘電体層4bを覆うように配置されている。第2の容量電極4cおよび誘電体層4bは、隣り合う凸状部11同士の間において絶縁部4d上で分断されている。したがって、絶縁部4d上には、第2の容量電極4cおよび誘電体層4bの延在方向における端部が配置されている。
このような構成によれば、凸状部11の高さを高くすることで側面10bの面積を大きくできるため、容量素子4の平面積(上面10aの面積)を大きくすることなく容量素子4の総面積を大きくできる。これにより、容量素子4が遮光性を有する場合でも、遮光領域Sを小さく抑えつつ必要な容量値を容易に確保することができる。そして、特許文献1に記載の液晶装置のように容量素子が溝内に配置される場合と比べて、下層側に形成される第1の容量電極4aや誘電体層4bの膜厚をより均一にできるので、容量素子4の耐圧低下が抑えられる。
また、容量素子4が配置される凸状部11がドレイン電極31(図4参照)と平面視で重なるように配置されている。そのため、第2の容量電極4cとドレイン電極31とを電気的に接続するコンタクトホールCH1(図4参照)を、ドレイン電極31と平面視で重なる遮光領域S内に配置できるとともに、遮光領域S内におけるコンタクトホールCH1の配置の自由度が高められる。
さらに、容量素子4は、遮光性を有する走査線3a(図4参照)が延在するX方向に沿って延在し、走査線3aと平面視で重なるように配置されている。したがって、走査線3aと、絶縁層12を介して走査線3aと対向する第2の容量電極4cとの間に寄生容量が生じるため、この寄生容量が付加されることにより、容量素子4の保持容量をより大きくすることができる。
そして、容量素子4が遮光性を有する走査線3aと平面視で重なるように配置されているので、容量素子4が配置されたことによる開口領域Tの開口率の低下が避けられる。これにより、液晶装置1における高開口率化と容量素子(保持容量)4の確保との両立をより効果的に図ることができる。
<容量素子の製造方法>
続いて、本実施形態に係る容量素子の製造方法を、図8、図9、および図10を参照して説明する。図8、図9、および図10は、本実施形態に係る容量素子の製造方法を説明する概略断面図である。詳しくは、図8および図9の各図に示す断面は図7(a)に示す断面に相当し、図10の各図に示す断面は図7(b)に示す断面に相当する。
図8(a)に示すように、素子基板10の上面10aを覆うようにマスク層70を形成し、マスク層70に開口部70aを形成する。開口部70aは、例えば、マスク層70上層にレジスト層を設けてパターニングし、レジスト層をエッチング用マスクとして異方性エッチング(ドライエッチング)処理を施すことにより、マスク層70のうち後の工程で形成される凸状部11に対応する部分以外の部分を除去する。
これにより、開口部70a内に素子基板10の上面10aが露出し、マスク層70のうち後の工程で形成される凸状部11に対応する部分、すなわち、遮光領域Sに対応する部分が上面10a上に残される。また、マスク層70のうち後の工程で絶縁部4d(図6参照)が形成される部分も除去され、この部分にも素子基板10の上面10aが露出する。
次に、図8(b)に示すように、マスク層70を介して素子基板10に異方性エッチング(ドライエッチング)処理を施す。これにより、マスク層70の開口部70a内において素子基板10がエッチングされて、面10cを底面とする凹部が形成される。また、後の工程で絶縁部4dが形成される部分にも面10cを底面とする凹部が形成される(図10(a)参照)。素子基板10にこれらの凹部が形成された結果、相対的に面10cから突出し、上面10aと側面10bとを有する凸状部11が形成される。
異方性エッチング処理の後、図8(c)に示すように、素子基板10からマスク層70を除去する。これにより、凸状部11の上面10aが露出する。
次に、図8(d)に示すように、凸状部11を覆う第1の容量電極4aを形成する。まず、CVD法などを用いて、素子基板10の面10cと、凸状部11の上面10aおよび側面10bとを覆うように、第1の容量電極4aとなる電極膜を形成する。
そして、その電極膜をパターニングして、電極膜のうち凸状部11を覆う部分以外の部分を除去する。ただし、電極膜のうち凸状部11の延在方向において隣り合う凸状部11同士の間の部分は除去せず残すものとする(図10(a)参照)。これにより、平面視で遮光領域Sと重なるように格子状の第1の容量電極4aが形成される。電極膜が除去された部分には、素子基板10の面10cが露出する。
次に、図9(a)に示すように、CVD法などを用いて、素子基板10の面10cと第1の容量電極4aとを覆うように絶縁部4dとなる絶縁膜を形成する。図10(a)には、この絶縁膜を形成した状態における凸状部11の延在方向に沿った断面を示している。
次に、図10(b)に示すように、その絶縁膜をパターニングして、形成した絶縁膜のうち、凸状部11の延在方向において隣り合う凸状部11同士の間の部分以外の部分を除去する。これにより、遮光領域Sにおいて面10c上に位置する絶縁部4dが形成される。
なお、絶縁部4dは、隣り合う凸状部11同士の間の面10cから凸状部11の側面10bに亘るまでの第1の容量電極4a上に配置されていてもよい。また、絶縁部4dを酸化シリコン(SiO2)などの光を透過する材料で形成する場合、絶縁部4dが遮光領域Sから透過領域Tにはみ出して配置されていてもよい。図9(b)に示すように、凸状部11の延在方向と交差する方向の断面においては、絶縁膜が除去されるので、絶縁部4dは配置されない。
次に、図9(c)および図10(c)に示すように、CVD法などを用いて、絶縁部4dを覆うように誘電体層4bを形成する。
次に、図10(c)に示すように、CVD法などを用いて、第1の容量電極4aと絶縁部4dとを覆うように、誘電体層4bとなる誘電体膜を形成する。そして、その誘電体膜を覆うように第2の容量電極4cとなる電極膜を形成する。図9(c)には、この電極膜を形成した状態における凸状部11の延在方向と交差する方向の断面を示している。
次に、図10(d)に示すように、第2の容量電極4cとなる電極膜および誘電体層4bとなる誘電体膜をパターニングして、その電極膜および誘電体膜のうち、凸状部11の延在方向において隣り合う凸状部11同士の間の部分と、開口領域Tと平面視で重なる部分(図9(d)参照)とを除去する。この工程では、第2の容量電極4cが隣り合う凸状部11同士の間で確実に分断できるように、絶縁部4dの上面側が窪むまでこの部分の電極膜および誘電体膜を除去する。これにより、誘電体層4bも分断される。
また、これにより、図9(d)に示すように、凸状部11の延在方向と交差する方向の断面では、第2の容量電極4cとなる電極膜および誘電体層4bとなる誘電体膜のうち、画素Pの開口領域Tと平面視で重なる部分が除去される。このとき、素子基板10も開口領域Tと平面視で重なる領域における面10c側の一部が除去され段差が形成されて、面10cから窪んだ面10dが形成される。この結果、遮光領域Sと平面視で重なるように、凸状部11に容量素子4が形成される。
本実施形態に係る液晶装置1の構成によれば、以下の効果が得られる。
(1)素子基板10に配置された凸状部11の上面10aおよび両側面10bを覆うように順に積層して形成された第1の容量電極4aと誘電体層4bと第2の容量電極4cと絶縁部4dとで、容量素子4が構成されている。そのため、凸状部11の高さを高くすることで容量素子4の平面積(平面視における面積)を大きくすることなく容量素子4の総面積を大きくできるので、容量素子4が遮光性を有する場合でも、遮光領域Sを小さく抑えつつ必要な容量値を容易に確保することができる。そして、特許文献1に記載の液晶装置のように容量素子が溝内に配置される場合と比べて、下層側に形成される第1の容量電極4aや誘電体層4bの膜厚をより均一にできるので、容量素子4の耐圧低下が抑えられる。
また、第1の容量電極4aの上層側に形成される第2の容量電極4cが、コンタクトホールCH1を介してTFT30のドレイン電極31と電気的に接続されるので、特許文献1に記載の液晶装置のような第1の容量電極4aとドレイン電極31とが電気的に接触するリスクを回避できる。そして、ドレイン電極31に接続された第2の容量電極4cがTFT30のゲート電極30g側に配置されるので、ゲート電位が変動して動作不安定を起こす可能性のある容量カップリング作用が抑えられる。これらにより、容量素子4の特性を低下させることなく、液晶装置1における高開口率化と保持容量の確保との両立を図ることができる。
(2)容量素子4が配置される凸状部11がドレイン電極31と平面視で重なるように配置されている。そのため、第2の容量電極4cとドレイン電極31とを電気的に接続するコンタクトホールCH1を、ドレイン電極31と平面視で重なる遮光領域S内に配置できるとともに、遮光領域S内におけるコンタクトホールCH1の配置の自由度が高められる。
(3)液晶装置1は、光を透過する透過型であり、容量素子4と半導体層30aとの間に、X方向に沿って延在する導電性の遮光層としての走査線3aを備えている。そして、凸状部11に配置された容量素子4(第2の容量電極4c)は、走査線3aが延在するX方向に沿って延在し、走査線3aと平面視で重なるように配置されている。したがって、走査線3aと、絶縁層13aを介して走査線3aと対向する第2の容量電極4cとの間に寄生容量が生じるため、この寄生容量が付加されることにより、容量素子4の平面積が同じであっても容量素子4の保持容量をより大きくすることができる。また、容量素子4が走査線3aと平面視で重なるように配置されているので、容量素子4が配置されたことによる開口率の低下が避けられる。これにより、液晶装置1における高開口率化と容量素子(保持容量)4の確保との両立をより効果的に図ることができる。
<電子機器>
次に、本実施形態に係る電子機器について図11を参照して説明する。図11は、本実施形態に係る電子機器としてのプロジェクターの構成を示す概略図である。
図11に示すように、本実施形態に係る電子機器としてのプロジェクター(投射型表示装置)100は、偏光照明装置110と、光分離素子としての2つのダイクロイックミラー104,105と、3つの反射ミラー106,107,108と、5つのリレーレンズ111,112,113,114,115と、3つの液晶ライトバルブ121,122,123と、光合成素子としてのクロスダイクロイックプリズム116と、投射レンズ117とを備えている。
偏光照明装置110は、例えば超高圧水銀灯やハロゲンランプなどの白色光源からなる光源としてのランプユニット101と、インテグレーターレンズ102と、偏光変換素子103とを備えている。ランプユニット101と、インテグレーターレンズ102と、偏光変換素子103とは、システム光軸Lxに沿って配置されている。
ダイクロイックミラー104は、偏光照明装置110から射出された偏光光束のうち、赤色光(R)を反射させ、緑色光(G)と青色光(B)とを透過させる。もう1つのダイクロイックミラー105は、ダイクロイックミラー104を透過した緑色光(G)を反射させ、青色光(B)を透過させる。
ダイクロイックミラー104で反射した赤色光(R)は、反射ミラー106で反射した後にリレーレンズ115を経由して液晶ライトバルブ121に入射する。ダイクロイックミラー105で反射した緑色光(G)は、リレーレンズ114を経由して液晶ライトバルブ122に入射する。ダイクロイックミラー105を透過した青色光(B)は、3つのリレーレンズ111,112,113と2つの反射ミラー107,108とで構成される導光系を経由して液晶ライトバルブ123に入射する。
光変調素子としての透過型の液晶ライトバルブ121,122,123は、クロスダイクロイックプリズム116の色光ごとの入射面に対してそれぞれ対向するように配置されている。液晶ライトバルブ121,122,123に入射した色光は、映像情報(映像信号)に基づいて変調され、クロスダイクロイックプリズム116に向けて射出される。
クロスダイクロイックプリズム116は、4つの直角プリズムが貼り合わされて構成されており、その内面には赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが+字状に形成されている。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成されて、カラー画像を表す光が合成される。合成された光は、投射光学系である投射レンズ117によってスクリーン130上に投射され、画像が拡大されて表示される。
液晶ライトバルブ121は、本実施形態の液晶装置1が適用されたものである。液晶ライトバルブ121は、色光の入射側と射出側とにおいてクロスニコルに配置された一対の偏光素子の間に隙間を置いて配置されている。他の液晶ライトバルブ122,123も同様である。
本実施形態に係るプロジェクター100の構成によれば、複数の画素Pが高精細に配置されていても、高開口率化と保持容量の確保との両立が図られた液晶装置1を備えているので、品質が高く明るいプロジェクター100を提供することができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。変形例としては、例えば、以下のようなものが考えられる。
(変形例1)
上記実施形態に係る液晶装置1は、平面視で+字状の形状を有する容量素子4を備えた構成であったが、本発明はこのような形態に限定されない。容量素子は、例えば、平面視でL字状などの異なる形状を有していてもよい。図12は、変形例1に係る容量素子の構成を示す概略平面図である。上記実施形態と共通する構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図12に示すように、変形例1に係る容量素子4Aは、平面視でL字状に配置された凸状部11Aに配置された、第1の容量電極4aと誘電体層4b(図示しない)と第2の容量電極4cとで構成されている。凸状部11Aは、遮光領域Sの交差部からX方向に延出する部分とY方向に延出する部分とで構成される。第1の容量電極4aは、凸状部11Aを覆うように、X方向およびY方向に沿って格子状に配置されている。誘電体層4bおよび第2の容量電極4cは、第1の容量電極4aを覆い、平面視で凸状部11Aと重なるように配置されている。容量素子4Aがこのような形状を有していても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
(変形例2)
上記の実施形態の電子機器(プロジェクター100)では、液晶装置1が適用された3枚の液晶ライトバルブ121,122,123を備えていたが、本発明はこのような形態に限定されない。電子機器は、2枚以下の液晶ライトバルブ(液晶装置1)を備えた構成であってもよいし、4枚以上の液晶ライトバルブ(液晶装置1)を備えた構成であってもよい。
(変形例3)
上記実施形態に係る液晶装置1を適用可能な電子機器は、プロジェクター100に限定されない。液晶装置1は、例えば、投射型のHUD(ヘッドアップディスプレイ)や直視型のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)、または電子ブック、パーソナルコンピューター、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダー型あるいはモニター直視型のビデオレコーダー、カーナビゲーションシステム、電子手帳、POSなどの情報端末機器の表示部として好適に用いることができる。
1…液晶装置(電気光学装置)、3a…走査線(遮光層)、4…容量素子、4a…第1の容量電極、4b…誘電体層、4c…第2の容量電極、10…素子基板(第1の基板)、10d…面、11…凸状部、10a…上面、10b…側面、12…絶縁層(第1の絶縁層)、20…対向基板(第2の基板)、30…TFT(スイッチング素子)、30a…半導体層、30g…ゲート電極、31…ドレイン電極、40…液晶層(電気光学物質層)、100…プロジェクター(電子機器)、CH1…コンタクトホール(コンタクト部)。

Claims (4)

  1. 第1の基板と、
    前記第1の基板に対向するように配置された第2の基板と、
    前記第1の基板と前記第2の基板との間に配置された電気光学物質層と、
    前記第1の基板の前記電気光学物質層側に配置された凸状部と、
    容量素子と、
    前記第1の基板と前記容量素子とを覆うように配置された第1の絶縁層と、
    前記第1の絶縁層上に配置され、半導体層とゲート電極とドレイン電極とを有するスイッチング素子と、を備え、
    前記容量素子は、
    前記凸状部の上面および側面を覆うように配置された第1の容量電極と、
    前記第1の容量電極を覆うように配置された誘電体層と、
    前記誘電体層を覆うように配置された第2の容量電極と、を有し、
    前記第2の容量電極は、前記第1の絶縁層を貫通するコンタクト部を介して前記ドレイン電極と電気的に接続されていることを特徴とする電気光学装置。
  2. 請求項1に記載の電気光学装置であって、
    前記凸状部は、前記ドレイン電極と平面視で重なるように配置されていることを特徴とする電気光学装置。
  3. 請求項1または2に記載の電気光学装置であって、
    前記第1の基板および前記第2の基板は光を透過し、
    前記第1の絶縁層と前記半導体層との間に、第1の方向に沿って延在するように配置された導電性の遮光層を備え、
    前記凸状部は、前記第1の方向に沿って延在し、前記遮光層と平面視で重なるように配置されていることを特徴とする電気光学装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の電気光学装置を備えていることを特徴とする電子機器。
JP2013234711A 2013-11-13 2013-11-13 電気光学装置、および電子機器 Withdrawn JP2015094880A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013234711A JP2015094880A (ja) 2013-11-13 2013-11-13 電気光学装置、および電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013234711A JP2015094880A (ja) 2013-11-13 2013-11-13 電気光学装置、および電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015094880A true JP2015094880A (ja) 2015-05-18

Family

ID=53197305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013234711A Withdrawn JP2015094880A (ja) 2013-11-13 2013-11-13 電気光学装置、および電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015094880A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10564497B2 (en) 2017-12-26 2020-02-18 Seiko Epson Corporation Electro-optical device and electronic apparatus
US20210217836A1 (en) * 2016-05-11 2021-07-15 Samsung Display Co., Ltd. Display device
US11081588B2 (en) 2018-09-03 2021-08-03 Seiko Epson Corporation Electro-optical device and electronic apparatus
US11756965B2 (en) 2021-01-22 2023-09-12 Seiko Epson Corporation Electro-optical device having thick insulating film and electronic apparatus
US11754892B2 (en) 2021-03-12 2023-09-12 Seiko Epson Corporation Electro-optical device and electronic apparatus

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001249362A (ja) * 1999-12-27 2001-09-14 Semiconductor Energy Lab Co Ltd アクティブマトリクス型表示装置
JP2003152086A (ja) * 2001-11-15 2003-05-23 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
JP2004334064A (ja) * 2003-05-12 2004-11-25 Sharp Corp 液晶表示装置及びその製造方法
JP2005115104A (ja) * 2003-10-09 2005-04-28 Sharp Corp 素子基板およびその製造方法
JP2007192870A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電子機器及びプロジェクタ
CN101568877A (zh) * 2006-12-18 2009-10-28 夏普株式会社 液晶显示装置
KR20110068271A (ko) * 2009-12-15 2011-06-22 엘지디스플레이 주식회사 박막트랜지스터 어레이기판 및 그의 제조방법

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001249362A (ja) * 1999-12-27 2001-09-14 Semiconductor Energy Lab Co Ltd アクティブマトリクス型表示装置
JP2003152086A (ja) * 2001-11-15 2003-05-23 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
JP2004334064A (ja) * 2003-05-12 2004-11-25 Sharp Corp 液晶表示装置及びその製造方法
JP2005115104A (ja) * 2003-10-09 2005-04-28 Sharp Corp 素子基板およびその製造方法
JP2007192870A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電子機器及びプロジェクタ
CN101568877A (zh) * 2006-12-18 2009-10-28 夏普株式会社 液晶显示装置
KR20110068271A (ko) * 2009-12-15 2011-06-22 엘지디스플레이 주식회사 박막트랜지스터 어레이기판 및 그의 제조방법

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210217836A1 (en) * 2016-05-11 2021-07-15 Samsung Display Co., Ltd. Display device
US11711951B2 (en) * 2016-05-11 2023-07-25 Samsung Display Co., Ltd. Display device including a conductive layer overlapping a driving voltage line
US10564497B2 (en) 2017-12-26 2020-02-18 Seiko Epson Corporation Electro-optical device and electronic apparatus
US11081588B2 (en) 2018-09-03 2021-08-03 Seiko Epson Corporation Electro-optical device and electronic apparatus
US11756965B2 (en) 2021-01-22 2023-09-12 Seiko Epson Corporation Electro-optical device having thick insulating film and electronic apparatus
US11754892B2 (en) 2021-03-12 2023-09-12 Seiko Epson Corporation Electro-optical device and electronic apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5834705B2 (ja) 電気光学装置、及び電子機器
JP2013080040A (ja) 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、及び電子機器
JP6044358B2 (ja) 電気光学装置用基板、電気光学装置、および電子機器
JP6079077B2 (ja) 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、及び電子機器
JP2018101067A (ja) 電気光学装置、電子機器
JP5919636B2 (ja) 電気光学装置、電子機器、電気光学装置の製造方法
JP2012078624A (ja) 電気光学装置、電子機器
JP2013025138A (ja) 電気光学装置および電子機器
US11081588B2 (en) Electro-optical device and electronic apparatus
JP2015094880A (ja) 電気光学装置、および電子機器
JP2018136478A (ja) 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、および電子機器
JP2018136477A (ja) 電気光学装置、電子機器
JP5948777B2 (ja) 液晶装置、液晶装置の製造方法、及び電子機器
JP5919890B2 (ja) 電気光学装置、及び電子機器
JP6303748B2 (ja) 電気光学装置、光学ユニット、及び電子機器
JP2013182144A (ja) 電気光学装置、及び電子機器
WO2014136419A1 (ja) 電気光学装置及び電子機器並びに駆動回路
US20200312890A1 (en) Electro-optical device and electronic apparatus
JP4449863B2 (ja) 電気光学装置、電子機器
JP2017083679A (ja) 表示装置および電子機器
JP2012181308A (ja) 電気光学装置および電子機器
JP5849605B2 (ja) 電気光学装置、及び電子機器
JP2016035596A (ja) 電気光学装置、及び電子機器
JP2020034822A (ja) 電気光学装置、電子機器
JP2012252033A (ja) 電気光学装置および電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160617

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160624

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170523

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20170627