JPH09269483A - 液晶表示素子およびその製造方法 - Google Patents

液晶表示素子およびその製造方法

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JPH09269483A
JPH09269483A JP8078562A JP7856296A JPH09269483A JP H09269483 A JPH09269483 A JP H09269483A JP 8078562 A JP8078562 A JP 8078562A JP 7856296 A JP7856296 A JP 7856296A JP H09269483 A JPH09269483 A JP H09269483A
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layer
crystal display
lens array
separation layer
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JP8078562A
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Inventor
Takuma Katayama
琢磨 片山
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズアレイ層を1層のみ備えた液晶表示素
子において、液晶層に有効に入射する光量を増大し、明
るい映像表示を実現することを目的とする。 【解決手段】 複数の凸レンズ105を配列したレンズ
アレイ層104と、レンズアレイ層104に密着し、光
透過能を有する2層以上の薄膜とからなる分離層106
と、分離層106に密着した液晶層103と、液晶層1
03に密着した液晶保持基板101より液晶表示素子を
構成し、分離層106を構成する2層以上の薄膜のう
ち、前記液晶層に近い薄膜ほど高い屈折率にする。これ
により入射光線113ないし115は、ブラックマトリ
クス111で遮断されることなく、また平行光線として
効率よく液晶層103へ入射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投射型または直視
型の映像表示素子等に用いられる液晶表示素子およびそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複数のレンズを配列してなるレン
ズアレイ層をガラス基板上に一体形成して構成される液
晶表示素子が、投射型または直視型の映像表示素子等に
利用されるようになってきた。
【0003】まず、従来の液晶表示素子について説明す
る。従来の液晶表示素子は、例えば特開平5−1969
28号公報等に開示されている。図4は、従来の液晶表
示素子の断面図である。図4において、ガラス基板1、
2は有極性分子により構成された液晶層3を挟持してい
る。レンズアレイ基板4はガラス基板2に貼り合わされ
ている。レンズアレイ層5およびレンズアレイ層6は凸
レンズ7および凸レンズ8の配列をそれぞれ指してい
る。また、9に示す区間を画素と呼ぶことにする。
【0004】遮光部材で構成されるブラックマトリクス
10は、液晶層3に配されたスイッチング素子等(図示
せず)に光が入射することを防止している。スイッチン
グ素子に光が入射してしまうと、このスイッチング素子
が誤動作を起こし液晶層3に正確な映像信号電圧が印加
されなくなる。このような現象を回避し、所望の画質を
確保するため、画素境界周辺領域や配線周辺領域、能動
素子を遮光することを目的としてブラックマトリクス1
0が設けられている。
【0005】画素開口部11はブラックマトリクス10
の開口として個々の画素9に割り当てられている。光線
12ないし14は光源(図示せず)から射出され、レン
ズアレイ層5に入射する光束の一部を代表して図示した
光線である。なお、図4では光線12ないし14の軌跡
を明示するため、ブラックマトリクス10以外の部分に
ついてハッチングを省略している。凸レンズ7および凸
レンズ8は、同一の光軸上で1対1に対応するようにレ
ンズアレイ基板4の表裏に相対向して形成されている。
さらに、この光軸上に画素開口部11と凸レンズ8が1
対1に対応して配列されるように画素9およびブラック
マトリクス10が形成されている。
【0006】また、凸レンズ7の後側焦点距離はF1、凸
レンズ8の前側焦点距離はF2、レンズアレイ基板4の厚
さはF1+F2である。また、凸レンズ7、8の開口数(N
A)は同じである。すなわち、凸レンズ7に入射した平
行光束の径は、凸レンズ8から射出される平行光束の径
よりも小さい。
【0007】互いに平行光である光線12ないし14
は、ガラス基板2を透過した後、液晶層3に入射する。
液晶層3の液晶分子の配向状態は、液晶層3に印加され
る映像信号電圧に従って画素9毎に独立に制御される。
ガラス基板2から液晶層3へ伝搬してきた光は、この液
晶分子の配向状態に応じて旋光、複屈折、あるいは散乱
等の変調を受け、ガラス基板1に到達する。ガラス基板
1を透過した光は、偏光板等の光学素子において液晶層
3で変調された偏光状態や光量から明暗が決定される。
このような原理によって、液晶表示素子を利用した投射
型または直視型の映像表示が実現される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、レンズアレイ層5で集束された入射光が
レンズアレイ層6で平行光に再び戻された光が液晶層3
に入射するため、液晶層3の入射角依存性によるコント
ラスト比低下の問題は回避されるものの、レンズアレイ
層5とレンズアレイ層6とを、各々の凸レンズ7と凸レ
ンズ8の光軸を完全に一致させなければならないという
製造上の困難さが課題として挙げられる。
【0009】そこで本発明は、コントラストの低下およ
び、光軸調整の困難さを回避できる液晶表示装置および
その製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の凸レン
ズを配列したレンズアレイ層と、2層以上の薄膜を有す
る分離層と、極性を有する分子よりなる液晶層と、液晶
層保持基板とから構成される液晶表示素子である。レン
ズアレイ層、分離層、液晶層、液晶保持層は、これらの
順でそれぞれ密着されており、レンズアレイ層から入射
した光を前記液晶保持基板より射出させることができ
る。ここで、前記分離層を構成する薄膜のそれぞれの屈
折率は液晶層に近いほど高い。
【0011】本発明により、レンズアレイ層を構成する
それぞれの凸レンズにより集束された集束光が、順次屈
折率の高くなる分離層を通過することによって、より平
行光に近い形で液晶層に入射する。なお、分離層を構成
する薄膜としては、光透過能を有する無機媒質、または
有機媒質を用いることができる。無機媒質にあってはガ
ラス、有機媒質にあっては樹脂等の材料を用いることが
できる。
【0012】また、分離層として、屈折率が、光の伝搬
方向に向かって徐々に高くなる媒体を用いることもでき
る。この媒体として、イオン交換法により厚み方向に屈
折率勾配をもたせたガラス板を使用することができる。
【0013】本発明により、レンズアレイ層を構成する
それぞれの凸レンズにより集束された集束光が、順次屈
折率の高くなる分離層を通過することによって、より平
行光に近い形で液晶層に入射する。
【0014】また、前記レンズアレイ層を構成する凸レ
ンズの、分離層との密着面が凸曲面であり、前記2層以
上の薄膜どうしの境界面が、前記レンズアレイ層の凹凸
形状に類似した凹凸形状であり、かつ凹凸のピッチが同
一であるような分離層によって前記液晶表示装置を構成
することもできる。例えばレンズアレイ層を構成する凸
レンズの、分離層に密着すべき面を凸曲面とし、この凸
曲面形状を利用して、レンズアレイ層上に、屈折率の異
なる複数種類の樹脂を、屈折率の低い樹脂から順にコー
ティングすることにより、コーティングされた複数の樹
脂間の境界面が前記凸レンズの凸曲面の形状に応じた凸
形状となるものである。
【0015】この方法により、前記境界面が、入射して
くる集束光に対して凹レンズ効果を果たし、より平行光
に近い光束を液晶層に入射させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
液晶表示素子の断面図である。図1(a)において、液晶
層103は有極性分子で構成され、液晶保持基板101
およびガラス基板102で挟持されている。凸レンズ1
05はガラス基板102の内部にイオン交換法により形
成されており、レンズアレイ層104は凸レンズ105
の配列になっている。分離層106はガラスで構成され
る第1の薄膜107、およびガラスで構成される第2の
薄膜108を光学接着剤で貼り合わせたものである。
【0017】境界面109は隣接する第1の薄膜107
と第2の薄膜108との境界を指す。画素開口部112
は遮光部材で構成されるブラックマトリクス111の開
口として、個々の画素110に割り当てられたものであ
る。
【0018】光線113ないし115は、光源(図示せ
ず)から射出され、レンズアレイ層104に入射する光
束の一部を代表して図示した光線である。なお、図1で
は光線113ないし115の軌跡を明示するため、ブラ
ックマトリクス111以外の部分についてハッチングを
省略している。
【0019】個々の凸レンズ105の光軸上には、画素
開口部112が1対1に対応して配列されるように画素
110およびブラックマトリクス111が形成される。
光線113は凸レンズ105の光軸上を伝搬して凸レン
ズ105に入射する。
【0020】凸レンズ105射出端、第1の薄膜10
7、第2の薄膜の屈折率を各々、n0、n1、n2とする
と、それらの間には、n0>n1、かつ、n2>n1なる関
係が成り立つように構成されている。
【0021】以上のように構成された本実施の形態の液
晶表示素子について、以下その動作および作用を説明す
る。
【0022】本発明における、液晶表示素子の映像表示
の原理、およびブラックマトリクス111の果たす役割
は、従来技術の液晶表示素子と同様である。
【0023】互いに平行な光線113ないし115は、
ガラス基板102を透過し、レンズアレイ層104内に
配列された1つの凸レンズ105に入射する。光線11
4および115は凸レンズ105により屈折し、光軸方
向へ集束される。ここで、凸レンズ105の収差を無視
すると、光線114、115を近軸光線として取り扱う
ことができる。そこで、図1(b)に示すように、光線1
14、115の凸レンズ105による集束角(光線と光
軸のなす角度)をθ1と定義する。集束角θ1は凸レンズ
105の形状、屈折率n0、および第1の絶縁物質層1
07の屈折率n1によって一意的に決定される。
【0024】次に、光線113ないし115で代表され
る集束光は第1の薄膜107中を伝搬し、第1の薄膜1
07と第2の薄膜108との境界面109に到達する。
【0025】境界面109に入射した光線114、11
5は、再度屈折し、集束角が変化する。境界面109を
通過して第2の薄膜108へ伝搬する光線114、11
5の集束角θ2は、屈折率n1、n2によってのみ決定さ
れる。つまり、屈折の法則に従って、 sinθ2=(n1/n2)・sinθ1 が成立する。ここでn2>n1であるから、 sinθ2<sinθ1 ∴ θ2<θ1 となる。
【0026】すなわち、光線114、115は境界面1
09においてより小さな集束角θ2をもつ集束光、すな
わちより平行光に近い集束光に変換され、これが液晶層
103に入射する。
【0027】このようにして、本実施の形態において
は、分離層106内の第1の薄膜107と第2の薄膜1
08との境界面109での屈折作用によって、液晶層1
03に入射する光の集束角を小さくすることができる。
この結果、従来技術とは異なり、分離層内に2層のレン
ズアレイ層を設ける必要がなく、光軸調整等の困難性を
回避した液晶表示素子を得ることができる。
【0028】なお、分離層106は、ガラスのような無
機絶縁性物質で形成されていても、樹脂のような有機絶
縁性物質で形成されていても、あるいは、それらが混在
して形成されていてもよい。
【0029】また、本実施の形態では分離層106の内
部での屈折作用を、図1に示す第1の薄膜107と第2
の薄膜108の2つの層の積層で構成された分離層10
6を例として説明したが、分離層106は3層以上の薄
膜の積層で構成されていてもよい。
【0030】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2における液晶表示素子の断面図である。図2におい
て、液晶表示素子の構成要素のうち分離層106以外
は、図1に示した実施の形態1における構成要素と同じ
である。
【0031】図2において、分離層106は、イオン交
換法により片面にイオン交換を施したガラス板106a
であり、このガラス板106aはイオン交換を施した面
に近い部分ほど屈折率が高く、この面が液晶層103に
対向するように配されている。
【0032】凸レンズ105の射出端の屈折率をn0、
イオン交換を施す前のガラス板106aの屈折率をn
1、イオン交換を施したガラス板の端面の屈折率をn2と
すると、これらの間には、n0>n1、かつ、n2>n1な
る関係が成り立つ。
【0033】図2の左側には、分離層106のうち、光
線113が伝搬する光路における屈折率を示す。
【0034】本実施の形態においても、実施の形態1に
おいて示した理由と同様の理由により、光線113ない
し115は分離層を伝搬することにより集束角が小さく
なるが、本実施の形態においては、光の伝搬方向に向か
って屈折率がなめらかに高くなっているため、分離層を
伝搬する集束光113ないし115の集束角は徐々に小
さくなる。
【0035】このようにして、本実施の形態において
は、イオン交換法により作成したガラス板106a独特
の性質を利用し、ガラス基板106a内の随所で生じる
折作用によって、液晶層103に入射する光の集束角を
小さくすることができる。この結果、従来技術のように
2層のレンズアレイ層を設ける必要がなく、光軸調整等
の困難性を回避した液晶表示素子を得ることができる。
【0036】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3における液晶表示素子の断面図である。図3におい
て、液晶表示素子の構成要素のうち分離層106、レン
ズアレイ層104、およびこれを構成する凸レンズ10
5以外は、図1に示した実施の形態1における構成要素
と同じである。
【0037】凸レンズ105は図3に示すように、ガラ
ス基板102の射出端上に金型転写等の方法により、分
離層に密着すべき面、すなわち凸レンズ105の射出端
面が凸曲面になっている。本実施の形態では、凸レンズ
105は球形レンズ(すなわち、曲面の曲率が一定であ
り、全体として球をある平面で切り取ったような表面形
状をしている)であり、屈折率n0が一様な物質で形成
されているものとする。
【0038】このように構成されたレンズアレイ層10
4上に、まず第1の樹脂116をスピンコートする。ス
ピンコーティングされた第1の樹脂116の表面はレン
ズアレイ層104の形状を反映して、光の伝搬方向に向
かって凸曲面状となっている。さらに、この第1の樹脂
116上に第1の樹脂よりも屈折率の高い第2の樹脂1
17をスピンコートする。このとき、第1の樹脂116
と第2の樹脂117との境界面109は、高屈折率媒体
側に対して凸となる。すなわち、第1の樹脂116から
入射する光線113ないし115にとっては、境界面1
09は凹レンズとしてはたらき、本実施の形態の凸形の
境界面109に入射した集束光は、実施の形態1のよう
に、境界面109が平面である場合よりもさらに小さな
集束角の光束すなわち、平行光に近い光束に変換され
る。
【0039】境界面109の形状は、第1の樹脂116
の粘度、スピンコーティング機器の回転速度、処理温度
等の条件を選択することにより制御することができる。
これにより、平行光を液晶層103に入射させることが
できる。
【0040】以上のように、本発明は、従来技術とは異
なり、2層のレンズアレイ層を設ける必要がなく、光軸
調整等の困難性を回避した液晶表示素子を得ることがで
きる。
【0041】なお、本実施の形態では凸レンズ105は
屈折率の一様な球形レンズであるとしたが、本発明が対
象とする凸レンズの形状には特に制限はない。すなわ
ち、凸レンズ105は回転楕円体や円柱をある平面で切
り取ったような表面形状をしていたり、底面が多角形を
しているような凸レンズでもよい。
【0042】また、上記各実施の形態では個々の凸レン
ズ105の光軸上には画素開口部112が1対1に対応
して配列される場合について説明したが、1つの凸レン
ズ105に対して複数の画素開口部112、または複数
の凸レンズ105に対して1つの画素開口部112が配
列されていてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の凸レンズを配列したレンズアレイ層と、前記レン
ズアレイ層に密着し、2層以上の薄膜とからなる分離層
と、前記分離層に密着した液晶層と、前記液晶層に密着
した液晶層保持基板より液晶表示素子を構成し、前記分
離層を構成する2層以上の薄膜のうち、前記液晶層に近
い薄膜ほど高い屈折率をもたせることにより、レンズア
レイ層を構成するそれぞれの凸レンズにより集束された
集束光が、順次屈折率の高くなる分離層を通過すること
によって、より平行光に近い形で液晶層に入射し、液晶
層の入射角依存性によるコントラスト低下を抑制し、明
るい映像表示が得られるという有利な効果を有する液晶
表示素子が実現できる。
【0044】また、分離層として、イオン交換法により
厚み方向に屈折率勾配をもたせた一枚のガラス板を使用
し、この分離層としてのガラス板を、ガラス板の屈折率
の高い面が液晶層に対向するように配することにより、
レンズアレイ層を構成するそれぞれの凸レンズにより集
束された集束光が、順次屈折率の高くなる分離層を通過
することによって、より平行光に近い形で液晶層に入射
し、液晶層の入射角依存性によるコントラスト低下を抑
制し、明るい映像表示が得られるという有利な効果を有
する液晶表示素子が実現できる。
【0045】さらに、レンズアレイ層を構成する凸レン
ズの、分離層に密着すべき面を凸曲面とし、この凸曲面
形状を利用して、レンズアレイ層上に、屈折率の異なる
複数種類の樹脂を、屈折率の低い樹脂から順にコーティ
ングすることにより、コーティングされた複数の樹脂間
の境界面を前記凸レンズの凸曲面の形状に応じた凸形状
とすることにより、前記境界面が入射してくる集束光に
対して、凹レンズ効果を果たし、集束光が、より平行光
に近い形で液晶層に入射し、液晶層の入射角依存性によ
るコントラスト低下を抑制し、明るい映像表示が得られ
るという有利な効果を有する液晶表示素子が実現でき
る。
【0046】本発明は、以上の効果に加えて、レンズア
レイ層を1層のみ用いているために、2層以上のレンズ
アレイ層を用いる方法に比して、光学系の調整の困難さ
を回避することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における液晶表示素
子の断面図 (b)本発明の実施の形態1における液晶表示素子の境界
面付近の断面の拡大図
【図2】本発明の実施の形態2における液晶表示素子の
断面図
【図3】本発明の実施の形態3における液晶表示素子の
断面図
【図4】従来の液晶表示素子の断面図
【符号の説明】
101 液晶保持基板 102 ガラス基板 103 液晶層 104 レンズアレイ層 105 凸レンズ 106 分離層 106a ガラス板 107 第1の薄膜 108 第2の薄膜 109 境界面 110 画素 111 ブラックマトリクス 112 画素開口部 113、114、115 光線 116 第1の樹脂 117 第2の樹脂

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の凸レンズを配列してなるレンズア
    レイ層と、前記レンズアレイ層に密着し、2層以上の薄
    膜よりなる分離層と、前記分離層に密着した液晶層と、
    前記液晶層に密着した液晶層保持基板とを備え、前記レ
    ンズアレイ層から入射した光を前記液晶保持基板より射
    出させる液晶表示素子であって、前記分離層を構成する
    2層以上の薄膜のうち、前記液晶層に近い薄膜ほど高い
    屈折率を有することを特徴とする液晶表示素子。
  2. 【請求項2】 前記分離層を構成する2層以上の薄膜が
    屈折率の異なる無機媒質で構成されたことを特徴とする
    請求項1記載の液晶表示素子。
  3. 【請求項3】 前記分離層を構成する2層以上の薄膜が
    屈折率の異なるガラスで構成されたことを特徴とする請
    求項2記載の液晶表示素子。
  4. 【請求項4】 前記分離層を構成する2層以上の薄膜が
    屈折率の異なる有機媒質で構成されたことを特徴とする
    請求項1記載の液晶表示素子。
  5. 【請求項5】 前記分離層を構成する2層以上の薄膜が
    屈折率の異なる樹脂で構成されたことを特徴とする請求
    項4記載の液晶表示素子。
  6. 【請求項6】 前記分離層として、屈折率が光の伝搬方
    向に向かって徐々に高くなる媒体を用いたことを特徴と
    する請求項1記載の液晶表示素子。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の媒体として、イオン交換
    法により厚み方向に屈折率勾配をもたせたガラス板を用
    い、前記ガラス板を、前記ガラス板の屈折率の高い面が
    前記液晶層に対向するように配設することを特徴とする
    液晶表示素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記レンズアレイ層の凸レンズの、分離
    層との密着面が凸曲面になっているとともに、前記2層
    以上の薄膜どうしの境界面が、前記レンズアレイ層の凹
    凸形状に類似した形状を有し、かつ前記境界面の凹凸の
    ピッチが、前記レンズアレイ層の、分離層との密着面の
    凹凸のピッチと同一であることを特徴とする請求項1記
    載の液晶表示素子。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のレンズアレイ層の分離層
    との密着面上に、屈折率の異なる複数種類の樹脂を、屈
    折率の低い樹脂から順に、コーティングし、コーティン
    グされた樹脂どうしの境界面が、前記凸レンズの凸曲面
    の形状に応じた凸形状となるような分離層を形成するこ
    とを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
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