JP6266411B2 - 地盤掘進方法 - Google Patents
地盤掘進方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6266411B2 JP6266411B2 JP2014075498A JP2014075498A JP6266411B2 JP 6266411 B2 JP6266411 B2 JP 6266411B2 JP 2014075498 A JP2014075498 A JP 2014075498A JP 2014075498 A JP2014075498 A JP 2014075498A JP 6266411 B2 JP6266411 B2 JP 6266411B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ground
- wire saw
- tubular box
- planned
- support plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 75
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 title claims description 57
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims description 105
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 53
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims description 9
- 230000006872 improvement Effects 0.000 claims description 6
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 5
- 239000007787 solid Substances 0.000 claims description 4
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims description 3
- 239000002689 soil Substances 0.000 claims 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 34
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 16
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 16
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 238000011900 installation process Methods 0.000 description 4
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 4
- 239000004567 concrete Substances 0.000 description 3
- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 2
- 239000011178 precast concrete Substances 0.000 description 2
- 239000011150 reinforced concrete Substances 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000004568 cement Substances 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 229910003460 diamond Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010432 diamond Substances 0.000 description 1
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
このような制約下において、トンネル等の地下構造物の構築予定領域の地盤を掘進する工法としては、例えば、パイプルーフ工法を用いた掘進方法が知られている。この掘進方法は、いわゆる低土被りとなる地下構造物の構築予定領域の掘進に先立って、この構築予定領域の上方を覆うように、複数の円形パイプを配列させて既設構造物の下方地盤を支保した後、構築予定領域(パイプルーフ下)の地盤を掘進する方法である。これにより、掘進による地盤沈下を抑制している。
また、円形パイプの中にオーガースクリューを入れ、オーガースクリューで地盤を掘進しつつ、パイプを推進させるオーガ掘削鋼管推進工法を用いて、円形パイプを配列させることも一般的に行われているが、この場合でも掘削機械が大きく、施工準備等に手間が掛るため、施工コストが高くなる。
そして、地下構造物を既設構造物の下の非常に浅い所に構築せざるを得ない場合であっても、地下構造物の少なくとも上方を覆うように、複数の支保板を配列した後、構築予定領域を掘進しつつ、例えば、地下構造物の函体を推進させて函体外周面により、支保板を支持することで、地下構造物の構築予定領域の掘進による地盤沈下を抑制することができる。
なお、図1では、管状函体1aは、トンネルTのうち道路R直下を横断する部分についてのみ示したが、実際には、図中2点鎖線でその外縁を示すように、この横断箇所以外の箇所にも延設されている。
トンネルTのうち横断箇所の管状函体1aを構築する部分についての掘進工事に、本実施形態に係る地盤掘進方法を適用するものとして、以下説明する。この横断箇所以外の箇所、つまり、上方に道路R等の既存構造物がない部分については、例えば、横断箇所の管状函体1aの構築工事とは別に、単に、地表面から地盤を掘削する等して管状函体1aを埋設して構築すればよい。
本実施形態において、道路Rが本発明に係る「既設構造物」に相当し、トンネルTが本発明に係る「地下構造物」に相当する。
前記本体11は、ワイヤーソーを旋回させるものであり、後述する図7〜図9に示すように、管状函体1aの外周面に固定される。本体11は、第1ユニット12と第2ユニット13との2つのユニットに分割されている。
第1ユニット12は、後述するように構築予定領域G2の横断方向一端側に位置するように形成される作業空間S1(後述する図5において左側)に載置される管状函体1a(以下、「第1管状函体1a1」という)の外周面に固定される。第2ユニット13は、同様に構築予定領域G2の横断方向他端側に位置するように形成される作業空間S2(図5において右側)に載置される管状函体1a(以下、「第2管状函体1a2」という)の外周面に固定される。なお、第1管状函体1a1と第2管状函体1a2は同一形状のものであるが、便宜上区別して説明する。
前記ベース12dは、各プーリー12e,12f1〜12f4の取付けベースとなるものであり、図7に示すように、第1管状函体1a1の外周面と所定距離dだけ離間して対向配置される。ベース12dは、その内側面と第1管状函体1a1の外周面との間の離間距離dが支保板2の厚みtより大きくなるように、取付け基台12a,12a、支持柱12b,12bを介して第1管状函体1a1の外周面に固定されている。これにより、第1ユニット12を第1管状函体1a1の外周面に固定した状態で、後述するように支保板2をベース12dと第1管状函体1a1の外周面との隙間を介して、溝孔4に挿入することができる。
前記下側ガイドプーリー12f1〜12f4は、それぞれ補助ベース12gに回転自在に取付けられている。この補助ベース12gは、ベース12dに対して、図9に破線矢印で示す高さ方向(横断方向と直交する方向)に摺動可能にベース12dの内側面側に取り付けられており、図示省略のモータによって高さ方向にスライド移動可能に構成されている。これにより、下側ガイドプーリー12f1〜12f4が一体となってスライド移動可能に構成されている。
前記ベース13dは、各プーリー13e1〜13e3の取付けベースとなるものであり、図8に示すように、第2管状函体1a2の外周面と所定距離dだけ離間して対向配置される。ベース13dは、その内側面と第2管状函体1a2の外周面との間の離間距離dが支保板2の厚みtより大きくなるように、取付け基台13a,13a、支持柱13b,13bを介して第2管状函体1a2の外周面に固定されている。これにより、第2ユニット13を第2管状函体1a2の外周面に固定した状態で、支保板2をベース13dと第2管状函体1a2の外周面との隙間を介して、溝孔4に挿入することができる。
前記駆動用プーリー13e2は、図9に示すように、横断方向に延設されるロッド13f1に摺動可能に取付けられると共に、図示省略の油圧モータによって回転駆動力が付与され得る。ロッド13f1は、その一端部がロッド支持部13f2を介してベース13dの内側面に固定されている。例えば、駆動用プーリー13e2は、図示省略の油圧モータによって、後述する図10に破線矢印で示すように、ロッド13f1に沿って横断方向にスライド移動可能に構成されている。
また、各ガイドプーリー12f1〜12f4及び下側ガイドプーリー13e3のスライド移動は、駆動用プーリー13e2のスライド移動と同期し、ワイヤーソーWの張力が略一定になるように制御されている。
ここで、ガイドプーリー12f1〜12f4は、補助ベース12gへの取付位置を適宜変更可能に構成されている。これにより、ワイヤーヤーソーWの張力の調節を行うことも可能である。また、ガイドプーリー12f1〜12f4のうちワイヤーソーWが巻き掛けられるプーリーの個数を適宜変更することで、ワイヤーソーWの張力の調節を行うことも可能である。ワイヤーソーWの直径は、挿入する支保板2の厚みtに応じて決定される。例えば、支保板2の厚みtが50mmである場合、ワイヤーソーWは50mmより若干大きい直径で形成される。
図3及び図4は、作業空間形成工程及び小径孔ボーリング工程、図5及び図6は、各管状函体1a1,1a2の載置工程、図7及び図8は、ワイヤーソー切断装置10の設置工程、図9は、ワイヤーソーWの巻回工程、図10〜図15は、溝孔形成工程及び支保板挿入工程、図16〜図18は、構築予定領域G2の掘進工程をそれぞれ示す。
なお、本実施形態においては、支保板2が管状函体1a(1a1,1a2)の外周面の上側面及び両側面に沿って、管状函体1aの上部をコ字状に覆うように配列(図2参照)する場合で説明する。本実施形態においては、支保板2は、管状函体1aの上側面に8本、外側面に5本ずつ配列させる場合で説明するが、支保板2の配列本数はこれに限らず、適宜決定することができる。
なお、図示省略したが、作業空間形成工程の前に、作業空間S1,S2と道路Rの下方地盤G1との境界部分に、所定深さまで、例えば遮水壁等の土留壁を形成し、作業空間S1,S2形成後の下方地盤G1の土留めを行っている。
具体的には、管状函体1aの上側面用の一対の小径孔3,3は、管状函体1aの構築予定領域G2の輪郭外周面のうちの垂直面(図4において上下方向の面)及び上側の水平面(図4において左右方向の面)と接し、且つ、この水平面の上側に位置するように、構築予定領域G2の横断方向(図3参照)に沿ってそれぞれ削孔される。また、管状函体1aの両側面用の一対の小径孔3,3は、上側については上側面用の小径孔3がそれぞれ兼用され、下側については構築予定領域G2の輪郭外周面のうちの垂直面及び下側の水平面(つまり、作業空間S1,S2の底面)と接し、且つ、この水平面の上側に位置するように、構築予定領域G2の横断方向(図3参照)に沿ってそれぞれ削孔される。
各小径孔3は、例えば、ワイヤーソーWを挿通可能な直径(つまり、ワイヤーソーWの直径より若干大きい直径)で形成される。小径孔3は、例えば、一般的な水平コアボーリングにより、作業空間S1,S2のいずれか一方の作業空間側から、図示省略した遮水壁を貫通して削孔される。
具体的には、図7に示すように、第1ユニット12を、その取付け基台12a,12a、支持柱12b,12bを介して第1管状函体1a1の外側面に固定すると共に、補助基台12cを介して遮水壁に固定する。より具体的には、まず、各プーリー12e,12f1〜12f4が取付けられたベース12dを、その内側面と第1管状函体1a1の一方の外側面(図7において右外側面)との間の離間距離dが支保板2の厚みtより大きくなるように、第1管状函体1a1の一方の外側面に固定する。
そして、図8に示すように、第2ユニット13を、その取付け基台13a,13a、支持柱13b,13bを介して第2管状函体1a2の外側面に固定すると共に、補助基台13cを介して遮水壁に固定する。より具体的には、各プーリー13e1〜13e3が取付けられたベース13dを、その内側面と第2管状函体1a2の一方の外側面(図8において左外側面)との間の離間距離dが支保板2の厚みtより大きくなるように、第2管状函体1a2の一方の外周面に固定する。
具体的には、無端状に接続されていないワイヤーソーWを、第1ユニット12の各プーリー12f1〜12f4,12eに懸架させると共に、上側の小径孔3を介して第2ユニット13側に引き出し、第2ユニット13の各プーリー13e1〜13e3に懸架させ、下側の小径孔3を介して第1ユニット12側に引き戻し、ワイヤーソーW(ワイヤーロープ)の両端部同士を接続する。このように、ワイヤーソーWを無端状にして各小径孔3,3間の地盤周囲に巻回させる。
本実施形態においては、図10に示すように、一対の小径孔3,3の一方の小径孔3に挿通されるワイヤーソーWを、管状函体1aの外周面に沿って移動させて、溝孔4を形成する。この工程が、「溝孔形成工程」である。
具体的には、各補助ベース12g,13gを同期して上方にスライド移動させると共に、このスライド移動と同期して、中間ガイドプーリー13e2をロッド13f1に沿ってスライド移動させて、ワイヤーソーWの張力を略一定になるように制御する。下側の小径孔3のワイヤーソーWを地盤に対して食い込ませつつ旋回走行及び上方へ移動させることにより、地盤を切削して、図11に示すように、ワイヤーソーWの上方へのスライド移動長に応じた溝長さの溝孔4が形成される。
一本目の支保板2の挿入が完了した後、溝孔4を同様に形成し、ワイヤーソーWを挿通したまま、その溝孔4に次の支保板2を挿入する。そして、溝孔4の形成及び支保板2の挿入を1つの作業単位とし、この作業単位を順次繰り返し、図13に示すように、複数(図13では、4本)の支保板2を隣接して挿入する。最後の支保板挿入用の溝孔4の形成にあたっては、ワイヤーソーWを、第1ユニット12の各プーリー12e,12f1〜12f4からはずし、第2ユニット12の各プーリー13e1〜13e3にだけ巻回させた状態で、駆動用プーリー13e2を回転させつつ、ロッド13f1に沿ってスライド移動させる。これにより、ワイヤーソーWを第2ユニット13側に引き込んで、最後の溝孔4を形成する。なお、ロッド13f1を長く形成できない場合は、例えば、この最後の溝孔4の形成時に、ワイヤーソーWを短く切断して、再度無端状に接続し直し、ロード13f1のスライド長の範囲で最後の溝孔4を形成可能にすればよい。
なお、支保板2を溝孔4に挿入する際に、支保板2が、図11〜図13で図示省略した取付基台12a及び支持柱12bと干渉する場合は、一時的にこれらを取り外して支保板2を挿入すればよい。また、支保板2を作業空間S1側から挿入するものとしたが、作業空間S2側から挿入してもよい。この場合でも、支保板2をベース13dと第2管状函体1a2の外周面との隙間を介して、溝孔4に挿入することができる。
これにより、図15及び図16に示すに示すように、複数の支保板2を、管状函体1a(1a1,1a2)の構築予定領域G2をコ字状の覆うように配列させることができる。このとき、第1管状函体1a1及び第2管状函体1a2はそれぞれ作業空間S1,S2に位置している。第1管状函体1a1及び第2管状函体1a2の構築予定領域G2側の端部における外周面と、支保板2の各作業空間S1,S2に突出した部分の内方側面とが重なっている。これにより、構築予定領域G2の掘削及び各管状函体1a1,1a2の推進前に、上側面側の各支保板2の両端部を各管状函体1a1,1a2により支持することができる。
例えば、支保板2を配列させた後、各管状函体1a1,1a2内から構築予定領域G2を掘進しつつ、各管状函体1a1,1a2を推進させて、各管状函体1a1,1a2の外周面により支保板2を支持する。この工程が、「構築予定領域の掘進工程」である。
具体的には、図16に示すように、各管状函体1a1,1a2内からショベル等の掘削機械等により、構築予定領域G2を掘削し、さらに、図17に示すように、掘削しつつ、ジャッキ等により各管状函体1a1,1a2を構築予定領域G2内側にそれぞれ引き込み、つまり、両引きして推進させる。そして、この掘削及び推進を、図18に示すように、各管状函体1a1,1a2が互いに当接するところまで行う。これにより、構築予定領域G2の掘進が完了すると共に、各管状函体1a1,1a2の引き込みが完了する。
そして、地下構造物を既設構造物の下の非常に浅い所に構築せざるを得ない場合であっても、地下構造物の少なくとも上方を覆うように、複数の支保板2を配列した後、構築予定領域G2を掘進しつつ、例えば、地下構造物の管状函体1aを推進させて管状函体1aの外周面により、支保板2を支持することで、地下構造物の構築予定領域G2の掘進による地盤沈下を抑制することができる。
なお、支保板2を管状函体1aの外周面のうち上側面及び両側面に沿って配列するものとして説明したが、支保板2を、管状函体1aの上側面だけに沿って配列させる構成としてもよい。また、支保板2を管状函体1aの外周面全ての側面、つまり、上下面及び両側面に沿って配列させる構成としてもよい。この場合、作業空間S1,S2を構築予定領域G2の底面より若干深い位置まで形成する。そして、管状函体1aの底面(下面)用の一対の小径孔3,3を、管状函体1aの構築予定領域G2の輪郭外周面のうちの垂直面及び底面側の水平面と接し、且つ、この水平面の下側に位置するように、構築予定領域G2の横断方向に沿ってそれぞれ削孔される。この底面用の一対の小径孔3,3は、両側面用の一対の小径孔3,3のうちの下側用の小径孔3に兼用することができる。その後、管状函体載置工程の前に、ワイヤーソー切断装置10を遮水壁等に固定し、底面用の溝孔形成及び支保板の挿入を行って、ワイヤーソー切断装置10を撤去する。そして、作業空間S1,S2に各管状函体1a1,1a2をそれぞれ載置して、上側面及び両側面用の工程を行えばよい。これにより、管状函体1aをよりスムーズに推進させることができる。
さらに、管状函体1aは、断面円形状、断面楕円形状、断面2連円形状、断面2連楕円形状、断面台形など適宜形状を適用することができる。これらの断面形状の場合であっても、管状函体1aを、管状函体1aの外周面と構築予定領域G2の輪郭外周面とが略面一になるように位置調整して載置し、支保板2を配列させた後、管状函体1a内から構築予定領域G2を掘進しつつ、管状函体1aを推進させて、管状函体1aの外周面により支保板2を支持することができる。なお、断面2連円形状、断面2連楕円形状の管状函体1aとは、断面方向において、2つの円形状、楕円形状のボックスの輪郭線の一部を互いに交差させると共にその交差部分の周壁を貫通させて一体的形成されてなるものである。また、これらの場合においても、2連に限らず3連以上であってもよい。
1a・・・管状函体
2・・・・支保板
3・・・・小径孔
4・・・・溝孔
10・・・ワイヤーソー切断装置
11・・・本体
20・・・地盤改良体
G1・・・道路(既設構造物)の下方地盤
G2・・・構築予定領域
G3・・・道路幅
R・・・・道路(既設構造物)
S・・・・作業空間
T・・・・トンネル(地下構造物)
W・・・・ワイヤーソー
Claims (7)
- 既設構造物の下方地盤を横断する地下構造物の構築予定領域の少なくとも上方を覆うように、複数の支保板を配列させた後、該構築予定領域の地盤を掘進する地盤掘進方法であって、
前記構築予定領域の横断方向両側に位置する作業空間を形成し、
前記作業空間に、前記地下構造物の函体となる予め管状に形成された管状函体を、該管状函体の外周面と前記構築予定領域の輪郭外周面とが略面一になるように位置調整して載置し、
前記構築予定領域の少なくとも上方の地盤を横断方向に沿って貫通し、且つ、ワイヤーソーを挿通可能な小径孔を少なくとも一対形成し、
前記ワイヤーソーを前記各小径孔に順次挿通させることにより、該ワイヤーソーを前記各小径孔間の地盤の周囲に巻回させ、
前記ワイヤーソーを旋回させて形成される溝孔に、前記支保板を挿入して配列させた後、前記管状函体内から前記構築予定領域を掘進しつつ、該管状函体を推進させて、該管状函体の外周面により前記支保板を支持する、地盤掘進方法。 - 前記支保板の建て込み毎に、前記溝孔を形成する、請求項1に記載の地盤掘進方法。
- 前記管状函体は断面矩形状又は断面2連矩形状に予め形成され、
前記ワイヤーソーを旋回させるワイヤーソー切断装置の本体を前記管状函体の外周面に固定し、
前記一対の小径孔の一方の小径孔に挿通される前記ワイヤーソーを、前記管状函体の外周面に沿って移動させて、前記溝孔を形成する、請求項1又は2に記載の地盤掘進方法。 - 前記管状函体は断面矩形状又は断面2連矩形状に予め形成され、
前記支保板は前記管状函体の前記外周面の上下面及び両側面に沿って配列される、請求項1又は2に記載の地盤掘進方法。 - 前記管状函体は、断面円形状、断面楕円形状、断面2連円形状、断面2連楕円形状のいずれか1つの形状で形成される、請求項1又は2に記載の地盤掘進方法。
- 既設構造物の下方地盤を横断する地下構造物の構築予定領域の少なくとも上方を覆うように、複数の支保板を配列させた後、該構築予定領域の地盤を掘進する地盤掘進方法であって、
前記地下構造物の函体は中実構造を有して形成され、
前記構築予定領域の少なくとも上方の地盤を横断方向に沿って貫通し、且つ、ワイヤーソーを挿通可能な小径孔を少なくとも一対形成し、
前記ワイヤーソーを前記各小径孔に順次挿通させることにより、該ワイヤーソーを前記各小径孔間の地盤の周囲に巻回させ、
前記ワイヤーソーを旋回させて形成される溝孔に、前記支保板を挿入して配列させた後、前記構築予定領域を掘進しつつ前記支保板を支持する、地盤掘進方法。 - 既設構造物の下方地盤を横断する地下構造物の構築予定領域の少なくとも上方を覆うように、複数の支保板を配列させた後、該構築予定領域の地盤を掘進する地盤掘進方法であって、
前記構築予定領域の少なくとも上方の地盤を横断方向に沿って貫通し、且つ、ワイヤーソーを挿通可能な小径孔を少なくとも一対形成し、
前記ワイヤーソーを前記各小径孔に順次挿通させることにより、該ワイヤーソーを前記各小径孔間の地盤の周囲に巻回させ、
前記ワイヤーソーを旋回させて形成される溝孔に、前記支保板を挿入して配列させた後、前記構築予定領域を掘進しつつ前記支保板を支持し、
前記小径孔の形成前に、前記構築予定領域に地盤固化用の薬液を注入し、該構築予定領域を含む領域に地盤改良体を構築する、地盤掘進方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014075498A JP6266411B2 (ja) | 2014-04-01 | 2014-04-01 | 地盤掘進方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014075498A JP6266411B2 (ja) | 2014-04-01 | 2014-04-01 | 地盤掘進方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015196990A JP2015196990A (ja) | 2015-11-09 |
JP6266411B2 true JP6266411B2 (ja) | 2018-01-24 |
Family
ID=54546849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014075498A Active JP6266411B2 (ja) | 2014-04-01 | 2014-04-01 | 地盤掘進方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6266411B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7419169B2 (ja) * | 2020-06-16 | 2024-01-22 | 鹿島建設株式会社 | 地下構造物の構築方法 |
CN113699895B (zh) * | 2021-09-29 | 2022-07-01 | 西安建筑科技大学 | 一种框构桥架空顶进多股道既有线的施工方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4405260A (en) * | 1981-06-22 | 1983-09-20 | Tepin Tsai | Method of constructing underpass across railway and highway without affecting normal traffic thereof |
JPH1163299A (ja) * | 1997-08-08 | 1999-03-05 | Odakyu Kensetsu Kk | 多条管の施工方法および多条管 |
JPH11152986A (ja) * | 1997-11-21 | 1999-06-08 | Ohbayashi Corp | 低土被り部のシールド掘進防護方法 |
JP3969582B2 (ja) * | 2002-12-26 | 2007-09-05 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 車両走行路下の地山防護工法 |
JP2004225344A (ja) * | 2003-01-22 | 2004-08-12 | East Japan Railway Co | 地中構造物及びその構築法 |
JP3906929B2 (ja) * | 2004-05-27 | 2007-04-18 | 東日本旅客鉄道株式会社 | ボックス掘進機 |
JP4999399B2 (ja) * | 2006-08-09 | 2012-08-15 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 二重プレートを用いた地下構造物挿入工法 |
JP4625815B2 (ja) * | 2007-01-20 | 2011-02-02 | 株式会社アルファシビルエンジニアリング | 地下構造物の非開削構築工法 |
JP5300368B2 (ja) * | 2008-08-12 | 2013-09-25 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 地下構造物構築工法 |
-
2014
- 2014-04-01 JP JP2014075498A patent/JP6266411B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015196990A (ja) | 2015-11-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006322222A (ja) | 大断面トンネルの構築方法 | |
JP6037120B2 (ja) | 函体構造物の設置方法 | |
JP4647544B2 (ja) | アンダーパスの施工方法およびアンダーパス | |
JP2019124019A (ja) | 既設トンネルにおけるインバート構築方法 | |
JP6266411B2 (ja) | 地盤掘進方法 | |
JP6460712B2 (ja) | 地中連続壁の施工方法 | |
KR100986312B1 (ko) | 강관루프 구조체의 추진 가이드 장치 | |
JP4361839B2 (ja) | 交差点におけるアンダーパス道路の施工方法及び構造 | |
JP4888725B2 (ja) | トンネル構築方法 | |
KR101292717B1 (ko) | 함체 견인에 의한 지하구조물의 시공방법 및 이에 사용되는 함체의 구조 | |
KR101248728B1 (ko) | 패널루프 설치장치와 설치방법 및 이를 이용한 터널 축조방법 | |
KR20090126131A (ko) | 프리캐스트 콘트리트 블록을 이용한 루프 구조체 및시공방법 | |
JP4303512B2 (ja) | 大断面トンネルの施工方法 | |
JP6019690B2 (ja) | トンネル拡幅工法 | |
JP4730608B2 (ja) | セグメント | |
JP4440152B2 (ja) | 地中貫入体の施工方法及びそのための鋼殻エレメント | |
JP4349570B2 (ja) | 分割函体及び地下立体交差の構築方法 | |
JP4581419B2 (ja) | 免震化区画 | |
JP6019689B2 (ja) | トンネル拡幅工法 | |
KR100833700B1 (ko) | 강관루프 구조체 | |
JP5167578B2 (ja) | 地下構造物の構築工法 | |
JP4167275B2 (ja) | 併設トンネルを有するトンネルの構築工法 | |
JP2010090562A (ja) | 矩形トンネルおよび矩形トンネルの構築工法 | |
JP4319122B2 (ja) | 分岐トンネルの分合流部構造及びその構築方法 | |
KR101620787B1 (ko) | 비개착식 공법에 의한 기존 지중 맨홀 구조물 연결 설치 시공방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161117 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170913 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170919 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171002 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171212 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6266411 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |