JP7419169B2 - 地下構造物の構築方法 - Google Patents

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Description

本発明は、筒状の地下構造物を構築する方法に関する。
特許文献1は、鋼材を芯材とする土留め壁の内側に鉄筋コンクリート構造の本体構造物を構築するに当たって、土留め壁の芯材である鋼材と鉄筋コンクリート構造の本体外周壁とをジベルを介して一体化する技術を開示している。
特許第3362019号公報
ところで、地盤を掘削することで地中に坑を形成し、この坑内に本設の地下構造物を構築する工事において、坑壁を支持するために建て込まれる支保工は、基本的に仮設材であると考えられている。それゆえ、当該工事では、支保工の内面に本設の地下構造物の外面がくるように設計され得る。従って、地中に形成される坑の断面積を、本設の地下構造物の断面積よりも支保工の設置スペース分大きくする必要があり、その分、掘削土量が増加していた。
本発明は、このような実状に鑑み、地下構造物の構築時に発生する掘削土量を低減することを目的とする。
そのため本発明に係る地下構造物の構築方法は筒状の地下構造物を構築する方法である。本発明に係る地下構造物の構築方法は、地盤を掘削することで地中に坑を形成すること、及び、坑の内周面に沿って支保工を建て込むことを含む坑形成工程と、地下構造物を構成する鉄筋を坑内にて組み立てる鉄筋組立工程と、地下構造物を構成するコンクリートを、支保工と鉄筋とを巻き込むように打設するコンクリート打設工程と、を含む。支保工は、外フランジと内フランジとウェブとからなるH形鋼によって構成される。本発明に係る地下構造物の構築方法は、支保工の建て込みに先立って、支保工の延在方向に沿って延びるコンクリート板の一面を支保工の外フランジの外面に張り付けることを含むコンクリート板張付工程を更に含む。坑形成工程では、コンクリート板の他面が坑の内周面に相対するように、支保工を建て込む。コンクリート板張付工程は、支保工の延在方向に沿って延びる帯状の防水シートの一面をコンクリート板の他面に張り付けることを更に含む。防水シートは、コンクリート板よりも幅広である。
本発明によれば、地下構造物を構成するコンクリートを、支保工と鉄筋とを巻き込むように打設する。ゆえに、支保工が地下構造物に内包され得るので、地中に形成される坑の断面積を地下構造物の断面積に近づけて最小限の断面積とすることができる。従って、その分、掘削土量を低減することができる。
本発明の第1実施形態におけるトンネルの概略構成を示す図 前記第1実施形態におけるトンネルの構築方法のフローチャート 前記第1実施形態における坑形成工程にて形成された坑を示す図 前記第1実施形態における支保工に設けられたコンクリート板、防水シート、及び補強シートの配置を示す図 前記第1実施形態における底版・側壁構築工程にて構築された底版及び側壁と、頂版構築工程にて構築された頂版とを示す図 図5のC-C断面図 図5のD-D断面図 図5のE-E断面図 前記第1実施形態における底版及び側壁の構築方法のフローチャート 前記第1実施形態における頂版の構築方法のフローチャート 本発明の第2実施形態における支保工に設けられたコンクリート板、防水シート、補強シート、及び袋体の配置を示す図 前記第2実施形態における袋体の収縮状態と膨張状態とを示す図 本発明の第3実施形態における支保工に設けられた袋体の配置を示す図 前記第3実施形態における袋体の収縮状態と膨張状態とを示す図 本発明の第4実施形態におけるワイヤーソー切断工程を説明するための図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1(ア)は、本発明の第1実施形態におけるトンネル1の概略構成を示す図である。図1(イ)は、図1(ア)のA-A断面図である。
トンネル1は、本発明の「地下構造物」の一例であり、矩形の筒状であり、換言すればボックスカルバート状である。トンネル1の上方に位置するトンネル50は、本発明の「既設構造物」の一例であり、トンネル1の構築に先立って構築されたものである。
トンネル50は、例えば、地下鉄などの鉄道トンネル又は道路トンネルであり、地面GL下の地盤G中(地中)に構築されている。
トンネル1は、既設のトンネル50の直下にその横断方向に延びるように地中に構築されるものであり、例えば、歩行者が通行可能な通路(トンネル50のアンダーパス)として使用され得る。
トンネル1は、矩形断面を有しており、左右一対の側壁2L,2Rと、側壁2L,2Rの上端同士を接続する頂版3と、側壁2L,2Rの下端同士を接続する底版4とにより構成されている。また、トンネル1の外周面は防水層20によって囲まれており、この防水層20は、防水シート21と補強シート22とが積層された積層構造となっている。
トンネル1の頂版3の上面3aは、防水層20を介して、トンネル50の下面50aに接触している。ここで、下面50aは、例えば、地下鉄の軌道下床版下面、あるいは、道路トンネルの下床版下面であり得る。
図2は、トンネル1の構築方法のフローチャートである。本実施形態では、既設のトンネル50が存在する状態で、その下方にてトンネル1の構築が行われる。
トンネル1の構築方法では、まず、ステップS1にて、作業空間形成工程として、地中に作業空間5,6(図1(ア)参照)を形成する。ここにおける「作業空間の形成」とは、後述するステップS2~S4を実施するための作業空間を形成することである。この「作業空間の形成」には、地中に立坑を構築すること、あるいは、他の工事現場の空間を利用することなどが含まれ得る。この点、図1(ア)は、地中に立坑5aを構築することで作業空間5を形成することを示しており、また、他の工事現場の空間を作業空間6として利用していることを示している。ここで、作業空間5,6の形成については、図1(ア)に図示のものに限らない。
作業空間5,6は、トンネル50を挟んで両側に形成され得る。
次に、ステップS2にて、坑形成工程として、作業空間5内、及び/又は作業空間6内から略水平に地盤Gの掘削を開始して、トンネル50の直下を掘削することで、地中に坑(横坑)7を形成する。
図3は、坑形成工程にて形成された、矩形断面を有する坑7を示している。図3に示すように、坑形成工程は、坑7の内周面に沿って鋼製の支保工8を建て込むことを含む。支保工8は、左右一対の側部支保工9L,9Rと、側部支保工9L,9Rの上端同士を接続する上部支保工10と、側部支保工9L,9Rの下端同士を接続する下部支保工11とを矩形状に組み立てることで形成され得る。側部支保工9L,9R、上部支保工10、及び下部支保工11はH形鋼からなる。すなわち、支保工8は、H形鋼によって構成されている。このH形鋼は、外フランジと内フランジとウェブとからなる。ここで、外フランジとは、地山側に位置するフランジであり、内フランジとは、外フランジよりも坑7の内方に位置するフランジである。
下部支保工11の設置に先立って空練りモルタルを敷き、下部支保工11を正確な高さ及び水平位置に設置することが好ましい。
支保工8(側部支保工9L,9R、上部支保工10、及び下部支保工11)の外フランジには、プレキャストコンクリート製のコンクリート板(PCaコンクリート板)15が張り付けられている。コンクリート板15は、支保工8の建て込みに先立って、側部支保工9L,9R、上部支保工10、及び下部支保工11の各々の外フランジに張り付けられる。この工程が、本発明の「コンクリート板張付工程」に対応する。この「コンクリート板張付工程」は、支保工8の建て込みに先立って、側部支保工9L,9R、上部支保工10、及び下部支保工11の各々の外フランジに張り付けられたコンクリート板15に防水シート21及び補強シート22を張り付けることも含み得る。
図4は、支保工8(側部支保工9L,9R、上部支保工10、及び下部支保工11)に設けられたコンクリート板15、防水シート21、及び補強シート22の配置を示す。詳しくは、図4(ア)は、コンクリート板15、防水シート21、及び補強シート22が張り付けられた側部支保工9L,9Rを示す図であり、図4(イ)は、図4(ア)のB-B断面図である。図4(ウ)は、コンクリート板15、防水シート21、及び補強シート22が張り付けられた上部支保工10及び下部支保工11を示す図である。
図4(ア)及び(イ)に示すように、側部支保工9L,9Rの外フランジの外面(地山側の面)には、それを覆うようにコンクリート板15の内面(一面)が張り付けられている。このコンクリート板15は、側部支保工9L,9Rの延在方向に沿って延びている。坑形成工程では、側部支保工9L,9Rが建て込まれると、このコンクリート板15の外面(他面)が坑7の内周面に相対する。
側部支保工9L,9Rのウェブには、鉄筋挿通用の貫通孔16が複数形成されている。これら貫通孔16は、側部支保工9L,9Rの延在方向に間隔を空けて並んでいる。
図4(ア)及び(イ)に示すように、防水シート21は、側部支保工9L,9Rの延在方向に沿って延びる帯状であり、その内面(一面)がコンクリート板15の外面(他面)に張り付けられている。この防水シート21は、コンクリート板15よりも幅広である(図4(イ)参照)。防水シート21は例えば樹脂製であり、可撓性を有する。
図4(ア)及び(イ)に示すように、補強シート22は、側部支保工9L,9Rの延在方向に沿って延びる帯状であり、その内面(一面)が防水シート21の外面(他面)に張り付けられている。この補強シート22は、防水シート21よりも幅広である(図4(イ)参照)。補強シート22は、例えば布製であり、可撓性を有する。補強シート22は、防水シート21を補強するためのものである。ゆえに、仮に防水シート21の強度が十分である場合には、補強シート22を省略してもよい。
図4(ウ)に示すように、上部支保工10及び下部支保工11についても、側部支保工9L,9Rと同様に、コンクリート板15、防水シート21、及び補強シート22が張り付けられている。これに加えて、上部支保工10及び下部支保工11の各々の端面にも、コンクリート板15a、防水シート21a、及び補強シート22aが張り付けられている。
前述の坑形成工程では、例えば1m程度の間隔で地盤Gの掘削と支保工8の設置とを繰り返すことで、作業空間5,6に連通する坑7を形成する。ここで、坑7の延在方向に間隔を空けて設置された複数の上部支保工10の各々の外フランジ(上フランジ)が、コンクリート板15及び防水層20(防水シート21及び補強シート22)を介してトンネル50の下面50aに接触するようになっており、このことで、トンネル1の構築途中でのトンネル50の沈下を抑制している。ここにおいて、前述のトンネル50の下面50aが、坑7の内周面の一部(特に坑7の天端面)として機能し得る。また、上部支保工10は、支保工8における坑7の天端面に相対する部分である。
尚、坑形成工程に先立って、地中における坑7の形成予定領域の左右両側方、及び下方に例えば2~3m厚の地盤改良を行うことで、地盤改良領域12を形成してもよい(地盤改良工程)。つまり、この地盤改良工程は、前述の坑形成工程に先立って実施され得る。また、この地盤改良工程は、前述の作業空間形成工程の前又は後に実施されてもよく、あるいは、前述の作業空間形成工程に並行して実施されてもよい。
次に、ステップS3にて、底版・側壁構築工程として、坑7内にて、その内周面に沿うように、底版4及び側壁2L,2Rを構築する。ここで、図5は、底版・側壁構築工程にて構築された底版4及び側壁2L,2Rを示す。図6は図5のC-C断面図であり、図7は図5のD-D断面である。
側壁2L,2Rは、底版4の左右両端から立ち上がっている。図5及び図7に示すように、側部支保工9L,9Rは、側壁2L,2Rを構成するコンクリートによって巻き込まれている。また、図5及び図6に示すように、下部支保工11は、底版4を構成するコンクリートによって巻き込まれている。
図9は、底版・側壁構築工程にて実施される、底版4及び側壁2L,2Rの構築方法のフローチャートである。
まず、ステップS11にて、補強シート接続工程として、隣り合う支保工8同士に関して、各々に張り付けられている補強シート22同士を接続する。この接続に関して、隣り合う補強シート22間に隙間が空いている場合には、接続用の補強シートを足して当該接続を行う。
次に、ステップS12にて、防水シート接続工程として、隣り合う支保工8同士に関して、各々に張り付けられている防水シート21同士を接続する。この接続に関しては、隣り合う防水シート21間に隙間が空いているので、接続用の防水シートを足して当該接続を行う。
従って、ステップS11,12にて、防水層20が接続形成される。
次に、ステップS13にて、鉄筋組立工程として、底版4を構成する上側鉄筋31及び下側鉄筋32と、側壁2L,2Rを構成する外側鉄筋33及び内側鉄筋34とを組み立てる。この工程では、下側鉄筋32が、下部支保工11のウェブの貫通孔16に挿通される。また、外側鉄筋33が、側部支保工9L,9Rのウェブの貫通孔16に挿通される。
次に、ステップS14にて、型枠設置工程として、底版・側壁構築用型枠(図示せず)を設置する。
次に、ステップS15にて、コンクリート打設工程として、前述の底版・側壁構築用型枠と、防水層20とによって囲まれる空間内にコンクリートを打設する。尚、このコンクリート打設工程では、この空間内に、上側鉄筋31、下側鉄筋32、外側鉄筋33、内側鉄筋34、側部支保工9L,9R、及び下部支保工11が配置された状態で、コンクリートが打設される。すなわち、このコンクリート打設工程では、底版4及び側壁2L,2Rを構成するコンクリートを、上側鉄筋31、下側鉄筋32、外側鉄筋33、内側鉄筋34、側部支保工9L,9R、及び下部支保工11を巻き込むように打設する。
ここで、側部支保工9L,9R、及び下部支保工11の外フランジにコンクリート板15が張り付けてあるので、側部支保工9L,9R、及び下部支保工11のかぶりを確実に確保することができる。
ステップS15のコンクリート打設工程で打設されたコンクリートが硬化した後、ステップS16に進み、脱型工程として、前述の底版・側壁構築用型枠を撤去する。
次に、ステップS4にて、頂版構築工程として、坑7内にて、その内周面に沿うように、頂版3を構築する。ここで、図5は、頂版構築工程にて構築された頂版3を示す。図8は図5のE-E断面図を示す。
図5及び図8に示すように、上部支保工10は、頂版3を構成するコンクリートによって巻き込まれている。
図10は、頂版構築工程にて実施される、頂版3の構築方法のフローチャートである。
まず、ステップS21にて、鉄筋組立工程として、頂版3を構成する上側鉄筋35及び下側鉄筋36を組み立てる。この工程では、上側鉄筋35が、上部支保工10のウェブの貫通孔16に挿通される。
次に、ステップS22にて、型枠設置工程として、頂版構築用型枠(図示せず)を設置する。
次に、ステップS23にて、コンクリート打設工程として、前述の頂版構築用型枠と、防水層20とによって囲まれる空間内にコンクリートを打設する。尚、このコンクリート打設工程では、この空間内に、上側鉄筋35、下側鉄筋36、及び上部支保工10が配置された状態で、コンクリートが打設される。すなわち、このコンクリート打設工程では、頂版3を構成するコンクリートを、上側鉄筋35、下側鉄筋36、及び上部支保工10を巻き込むように打設する。
ここで、上部支保工10の外フランジ(上フランジ)にコンクリート板15が張り付けてあるので、上部支保工10のかぶりを確実に確保することができる。
ステップS23のコンクリート打設工程で打設されたコンクリートが硬化した後、ステップS24に進み、脱型工程として、前述の頂版構築用型枠を撤去する。
以上のようにして、トンネル1が構築される。
尚、本実施形態では、ステップS11,S12にて、防水層20を一括して接続形成する例を示したが、この他、ステップS11,S12にて、防水層20のうち底版4及び側壁2L,2Rに対応する部分のみを接続形成した後、前述のステップS21に先立って、防水層20のうち頂版3に対応する部分を接続形成してもよい。つまり、防水層20の接続形成の手法は上述のものに限らない。
また、本実施形態では、底版4と側壁2L,2Rとを一括して構築する例を示したが、この他、底版4を構築した後に側壁2L,2Rを構築してもよい。
本実施形態によれば、筒状の地下構造物(例えばトンネル1)を構築する方法は、地盤Gを掘削することで地中に坑7を形成すること、及び、坑7の内周面に沿って支保工8を建て込むことを含む坑形成工程(S2)と、地下構造物(例えばトンネル1)を構成する鉄筋(上側鉄筋31、下側鉄筋32、外側鉄筋33、内側鉄筋34、上側鉄筋35、及び下側鉄筋36)を坑7内にて組み立てる鉄筋組立工程(S13,S21)と、地下構造物(例えばトンネル1)を構成するコンクリートを、支保工8と鉄筋(上側鉄筋31、下側鉄筋32、外側鉄筋33、内側鉄筋34、上側鉄筋35、及び下側鉄筋36)とを巻き込むように打設するコンクリート打設工程(S15,S23)と、を含む。ゆえに、支保工8が地下構造物(例えばトンネル1)に内包され得るので、地中に形成される坑7の断面積を地下構造物(例えばトンネル1)の断面積に近づけて最小限の断面積とすることができる。従って、その分、掘削土量を低減することができると共に、改良土量を低減することもできる。また、従来仮設であった支保工8を、本設の地下構造物(例えばトンネル1)の鉄骨として有効に活用することができる。従って、地下構造物(例えばトンネル1)を、鉄骨(支保工8)と鉄筋(上側鉄筋31、下側鉄筋32、外側鉄筋33、内側鉄筋34、上側鉄筋35、及び下側鉄筋36)とを含む鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)とすることができる。
また本実施形態によれば、支保工8は、外フランジと内フランジとウェブとからなるH形鋼によって構成される。地下構造物(例えばトンネル1)の構築方法は、支保工8の建て込みに先立って、支保工8の延在方向に沿って延びるコンクリート板15の一面(内面)を支保工8の外フランジの外面に張り付けることを含むコンクリート板張付工程を更に含む。坑形成工程(S2)では、コンクリート板15の他面(外面)が坑7の内周面に相対するように、支保工8を建て込む。すなわち、支保工8の外フランジにコンクリート板15が張り付けてあるので、支保工8のかぶりを確実に確保することができる。
また本実施形態によれば、前述のコンクリート板張付工程は、支保工8の延在方向に沿って延びる帯状の防水シート21の一面(内面)をコンクリート板15の他面(外面)に張り付けることを更に含む。防水シート21は、コンクリート板15よりも幅広である。これにより、トンネル1の軸方向で隣り合う防水シート21同士の接続を容易に行うことができる。
また本実施形態によれば、前述のコンクリート板張付工程は、支保工8の延在方向に沿って延びる帯状の補強シート22の一面(内面)を防水シート21の他面(外面)に張り付けることを更に含む。補強シート22は、防水シート21よりも幅広である。これにより、トンネル1の軸方向で隣り合う補強シート22同士の接続を容易に行うことができる。
また本実施形態によれば、地下構造物(例えばトンネル1)の構築方法は、坑形成工程(S2)に先立って地中に作業空間5,6を形成する作業空間形成工程(S1)を更に含む。坑形成工程(S2)では、作業空間5,6内から略水平に地盤Gの掘削を開始して坑7を形成する。従って、作業空間5,6を坑7の形成作業に用いることができる。
また本実施形態によれば、地下構造物(例えばトンネル1)を既設構造物(例えばトンネル50)の下方に構築する。地下構造物(例えばトンネル1)の上面3aと既設構造物(例えばトンネル50)の下面50aとが接触する。ゆえに、地下構造物(例えばトンネル1)が既設構造物(例えばトンネル50)をその下方から支持することができ、ひいては、トンネル50の沈下を抑制することができる。
次に、本発明の第2実施形態について、図11を用いて説明する。
図11は、支保工8(側部支保工9L,9R、及び上部支保工10)に設けられたコンクリート板15、防水シート21、補強シート22、及び袋体23の配置を示す。詳しくは、図11(ア)は、コンクリート板15、防水シート21、補強シート22、及び袋体23が設けられた側部支保工9L,9Rを示す図であり、図11(イ)は、図11(ア)のF-F断面図である。図11(ウ)は、コンクリート板15、防水シート21、補強シート22、及び袋体23が設けられた上部支保工10を示す図である。
前述の第1実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、前述の図4(ア)~(ウ)に示した形態に対して、袋体23が追加されている。袋体23は、側部支保工9L,9Rの延在方向に沿って延び、その一端側に注入材用注入口24を備え、他端側にエア抜き口25を備える。注入材用注入口24から注入材が袋体23内に注入されると、袋体23が膨らむ。本実施形態では、注入材はモルタル又はセメントベントナイトであり、モルタルは普通モルタル又は早強モルタルである。
図11(ア)及び(イ)に示すように、袋体23は、側部支保工9L,9Rの延在方向に沿って延び、その内側(一側)が補強シート22の外面(他面)に取り付けられている。図11(ウ)に示すように、上部支保工10についても、側部支保工9L,9Rと同様に袋体23が取り付けられている。
袋体23は、支保工8の建て込みに先立って、側部支保工9L,9R、及び上部支保工10の各々の外フランジに張り付けられたコンクリート板15の外面側(他面側)に防水シート21及び補強シート22を介して取り付けられる。この工程が、本発明の「袋体取付工程」に対応する。この「袋体取付工程」は、前述の「コンクリート板張付工程」と一体的に実施されてもよい。
図12(ア)は、袋体23の収縮状態を示し、図12(イ)は、袋体23の膨張状態を示す。図12(ア)及び(イ)では、上部支保工10に関するものについて図示しているが、側部支保工9L,9Rについても同様である。
本実施形態では、図12(ア)に示すように支保工8の建て込んだ後に、注入材用注入口24から注入材を袋体23に注入する。これにより、図12(イ)に示すように、袋体23が膨らんで、この膨らんだ袋体23によって、コンクリート板15の外面側(他面側)と坑7の内周面との間の間隙Cが塞がれる。この工程が、本発明の「注入材注入工程」に対応する。
側部支保工9L,9Rに設けられる袋体23については、側部支保工9L,9Rが建て込まれた状態で注入材用注入口24が袋体23の下端側に位置し、エア抜き口25が袋体23の上端側に位置することが好ましい。そして、側部支保工9L,9Rの建て込み後に袋体23の下端側の注入材用注入口24から注入材を袋体23内に注入し、袋体23の上端側のエア抜き口25から注入材が溢れると注入材の注入を完了することが好ましい。
上部支保工10に設けられる袋体23についても、上部支保工10の建て込み後に袋体23の一端側の注入材用注入口24から注入材を袋体23内に注入し、袋体23の他端側のエア抜き口25から注入材が溢れると注入材の注入を完了することが好ましい。
特に本実施形態によれば、地下構造物(例えばトンネル1)の構築方法は、支保工8の建て込みに先立って、注入材用注入口24を備えて支保工8の延在方向に沿って延びる袋体23をコンクリート板15の他面側(外面側)に取り付ける袋体取付工程と、支保工8の建て込み後に注入材用注入口24から注入材を袋体23に注入することによって袋体23を膨らませることにより、コンクリート板15の他面側(外面側)と坑7の内周面との間の間隙Cを塞ぐ注入材注入工程と、を更に含む。これにより、支保工8の建て込み完了後に直ちに袋体23内に注入材を注入することで、袋体23を膨らませることができる。従って、支保工8の建て込み完了後に直ちにコンクリート板15の他面側(外面側)と坑7の内周面との間の間隙Cを塞ぐことができるので、坑7の無支保状態を短時間で解消することができる。
また本実施形態によれば、袋体23に注入される注入材はモルタル又はセメントベントナイトであり、モルタルは普通モルタル又は早強モルタルであることが好ましい。
次に、本発明の第3実施形態について、図13を用いて説明する。
図13は、支保工8(側部支保工9L,9R、及び上部支保工10)に設けられた袋体23の配置を示す。詳しくは、図13(ア)は、袋体23が設けられた側部支保工9L,9R及び上部支保工10を示す図であり、図13(イ)は、図13(ア)のG-G断面図である。
前述の第2実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、前述の図11(ア)~(ウ)に示した形態に対して、コンクリート板15,15a、防水シート21,21a、及び補強シート22,22aが省略されている。
図13(ア)及び(イ)に示すように、袋体23は、側部支保工9L,9R、及び上部支保工10の延在方向に沿って延び、その内側(一側)が側部支保工9L,9R、及び上部支保工10の外フランジの外面(他面)に取り付けられている。
袋体23は、支保工8の建て込みに先立って、側部支保工9L,9R、及び上部支保工10の各々の外フランジの外面(他面)に取り付けられる。この工程が、本発明の「袋体取付工程」に対応する。
図14(ア)は、袋体23の収縮状態を示し、図14(イ)は、袋体23の膨張状態を示す。図14(ア)及び(イ)では、上部支保工10に関するものについて図示しているが、側部支保工9L,9Rについても同様である。
本実施形態では、図14(ア)に示すように支保工8の建て込んだ後に、注入材用注入口24から注入材を袋体23に注入する。これにより、図14(イ)に示すように、袋体23が膨らんで、この膨らんだ袋体23によって、コンクリート板15の外面(他面)と坑7の内周面との間の間隙C’が塞がれる。この工程が、本発明の「注入材注入工程」に対応する。
特に本実施形態によれば、支保工8は、外フランジと内フランジとウェブとからなるH形鋼によって構成される。坑形成工程(S2)では、支保工8の外フランジの外面が坑7の内周面に相対するように、支保工8を建て込む。地下構造物(例えばトンネル1)の構築方法は、支保工8の建て込みに先立って、注入材用注入口24を備えて支保工8の延在方向に沿って延びる袋体23を支保工8の外フランジの外面に取り付ける袋体取付工程と、支保工8の建て込み後に注入材用注入口24から注入材を袋体23に注入することによって袋体23を膨らませることにより、支保工8の外フランジの外面と坑7の内周面との間の間隙C’を塞ぐ注入材注入工程と、を更に含む。これにより、支保工8の建て込み完了後に直ちに袋体23内に注入材を注入することで、袋体23を膨らませることができる。従って、支保工8の建て込み完了後に直ちに支保工8の外フランジの外面と坑7の内周面との間の間隙C’を塞ぐことができるので、坑7の無支保状態を短時間で解消することができる。
次に、本発明の第4実施形態について、図15を用いて説明する。
図15は、ワイヤーソー切断工程を説明するための図である。
前述の第1~第3実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、地盤Gを掘削することで地中に坑7を形成するに先立って、坑7の形成予定領域の輪郭70に沿うようにワイヤーソー(図示せず)で地盤Gを切断(切削)する。この工程が、本発明の「ワイヤーソー切断工程」に対応する。
ワイヤーソー切断工程では、まず、矩形断面の坑7の形成予定領域の輪郭70の四隅に水平ボーリングを行ってボーリング孔71を形成する。
次に、ボーリング孔71にワイヤーソーを掛け回し、坑7の形成予定領域の輪郭70に沿うようにワイヤーソーで地盤Gを切断する。この切断の順序は底部→両側部とし、上部(トンネル50下)の切断は不要である。
ワイヤーソーは、例えば、ダイヤモンド砥粒層を有するビーズとコイルスプリング等とをワイヤーロープに交互に嵌め込み、ワイヤーロープの端部同士をジョイントスリーブ等で接続して無端状に形成される。
ワイヤーソーを回転走行させるワイヤーソー切断装置として、周知のワイヤーソー工法で用いられているものを使用することができる。ワイヤーソー切断装置の本体部は、作業空間5,6のいずれかに設けられることが好ましい。
特に本実施形態によれば、地下構造物(例えばトンネル1)の構築方法は、地盤Gを掘削することで地中に坑7を形成するに先立って、坑7の形成予定領域の輪郭70に沿うようにワイヤーソーで地盤Gを切断するワイヤーソー切断工程を更に含む。これにより、坑7の掘削形成時の余掘りを削減することができ、また、坑7の内周面の凸凹を低減することができる。
図示の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、特許請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
尚、出願当初の請求項は以下の通りであった。
[請求項1]
筒状の地下構造物を構築する方法であって、
地盤を掘削することで地中に坑を形成すること、及び、前記坑の内周面に沿って支保工を建て込むことを含む坑形成工程と、
前記地下構造物を構成する鉄筋を前記坑内にて組み立てる鉄筋組立工程と、
前記地下構造物を構成するコンクリートを、前記支保工と前記鉄筋とを巻き込むように打設するコンクリート打設工程と、
を含む、地下構造物の構築方法。
[請求項2]
前記支保工は、外フランジと内フランジとウェブとからなるH形鋼によって構成され、
前記地下構造物の構築方法は、前記支保工の建て込みに先立って、前記支保工の延在方向に沿って延びるコンクリート板の一面を前記支保工の外フランジの外面に張り付けることを含むコンクリート板張付工程を更に含み、
前記坑形成工程では、前記コンクリート板の他面が前記坑の内周面に相対するように、前記支保工を建て込む、請求項1に記載の地下構造物の構築方法。
[請求項3]
前記コンクリート板張付工程は、前記支保工の延在方向に沿って延びる帯状の防水シートの一面を前記コンクリート板の他面に張り付けることを更に含み、
前記防水シートは、前記コンクリート板よりも幅広である、請求項2に記載の地下構造物の構築方法。
[請求項4]
前記コンクリート板張付工程は、前記支保工の延在方向に沿って延びる帯状の補強シートの一面を前記防水シートの他面に張り付けることを更に含み、
前記補強シートは、前記防水シートよりも幅広である、請求項3に記載の地下構造物の構築方法。
[請求項5]
前記支保工の建て込みに先立って、注入材用注入口を備えて前記支保工の延在方向に沿って延びる袋体を前記コンクリート板の他面側に取り付ける袋体取付工程と、
前記支保工の建て込み後に前記注入材用注入口から注入材を前記袋体に注入することによって前記袋体を膨らませることにより、前記コンクリート板の他面側と前記坑の内周面との間の間隙を塞ぐ注入材注入工程と、
を更に含む、請求項2~請求項4のいずれか1つに記載の地下構造物の構築方法。
[請求項6]
前記支保工は、外フランジと内フランジとウェブとからなるH形鋼によって構成され、
前記坑形成工程では、前記支保工の外フランジの外面が前記坑の内周面に相対するように、前記支保工を建て込み、
前記地下構造物の構築方法は、
前記支保工の建て込みに先立って、注入材用注入口を備えて前記支保工の延在方向に沿って延びる袋体を前記支保工の外フランジの外面に取り付ける袋体取付工程と、
前記支保工の建て込み後に前記注入材用注入口から注入材を前記袋体に注入することによって前記袋体を膨らませることにより、前記支保工の外フランジの外面と前記坑の内周面との間の間隙を塞ぐ注入材注入工程と、
を更に含む、請求項1に記載の地下構造物の構築方法。
[請求項7]
前記注入材はモルタル又はセメントベントナイトである、請求項5又は請求項6に記載の地下構造物の構築方法。
[請求項8]
前記坑形成工程に先立って地中に作業空間を形成する作業空間形成工程を更に含み、
前記坑形成工程では、前記作業空間内から略水平に地盤の掘削を開始して前記坑を形成する、請求項1~請求項7のいずれか1つに記載の地下構造物の構築方法。
[請求項9]
前記地下構造物を既設構造物の下方に構築する、請求項8に記載の地下構造物の構築方法。
[請求項10]
前記地下構造物の上面と前記既設構造物の下面とが接触する、請求項9に記載の地下構造物の構築方法。
[請求項11]
地盤を掘削することで地中に前記坑を形成するに先立って、前記坑の形成予定領域の輪郭に沿うようにワイヤーソーで地盤を切断するワイヤーソー切断工程を更に含む、請求項1~請求項10のいずれか1つに記載の地下構造物の構築方法。
1…トンネル、2L,2R…側壁、3…頂版、3a…上面、4…底版、5,6…作業空間、5a…立坑、7…坑、8…支保工、9L,9R…側部支保工、10…上部支保工、11…下部支保工、12…地盤改良領域、15,15a…コンクリート板、16…貫通孔、20…防水層、21,21a…防水シート、22,22a…補強シート、23…袋体、24…注入材用注入口、25…エア抜き口、31…上側鉄筋、32…下側鉄筋、33…外側鉄筋、34…内側鉄筋、35…上側鉄筋、36…下側鉄筋、50…トンネル、50a…下面、70…輪郭、71…ボーリング孔、C,C’…間隙、G…地盤、GL…地面

Claims (8)

  1. 筒状の地下構造物を構築する方法であって、
    地盤を掘削することで地中に坑を形成すること、及び、前記坑の内周面に沿って支保工を建て込むことを含む坑形成工程と、
    前記地下構造物を構成する鉄筋を前記坑内にて組み立てる鉄筋組立工程と、
    前記地下構造物を構成するコンクリートを、前記支保工と前記鉄筋とを巻き込むように打設するコンクリート打設工程と、
    を含み、
    前記支保工は、外フランジと内フランジとウェブとからなるH形鋼によって構成され、
    前記方法は、前記支保工の建て込みに先立って、前記支保工の延在方向に沿って延びるコンクリート板の一面を前記支保工の外フランジの外面に張り付けることを含むコンクリート板張付工程を更に含み、
    前記坑形成工程では、前記コンクリート板の他面が前記坑の内周面に相対するように、前記支保工を建て込み、
    前記コンクリート板張付工程は、前記支保工の延在方向に沿って延びる帯状の防水シートの一面を前記コンクリート板の他面に張り付けることを更に含み、
    前記防水シートは、前記コンクリート板よりも幅広である、地下構造物の構築方法。
  2. 前記コンクリート板張付工程は、前記支保工の延在方向に沿って延びる帯状の補強シートの一面を前記防水シートの他面に張り付けることを更に含み、
    前記補強シートは、前記防水シートよりも幅広である、請求項1に記載の地下構造物の構築方法。
  3. 前記支保工の建て込みに先立って、注入材用注入口を備えて前記支保工の延在方向に沿って延びる袋体を前記コンクリート板の他面側に取り付ける袋体取付工程と、
    前記支保工の建て込み後に前記注入材用注入口から注入材を前記袋体に注入することによって前記袋体を膨らませることにより、前記コンクリート板の他面側と前記坑の内周面との間の間隙を塞ぐ注入材注入工程と、
    を更に含む、請求項1又は請求項2に記載の地下構造物の構築方法。
  4. 前記注入材はモルタル又はセメントベントナイトである、請求項3に記載の地下構造物の構築方法。
  5. 前記坑形成工程に先立って地中に作業空間を形成する作業空間形成工程を更に含み、
    前記坑形成工程では、前記作業空間内から略水平に地盤の掘削を開始して前記坑を形成する、請求項1~請求項4のいずれか1つに記載の地下構造物の構築方法。
  6. 前記地下構造物を既設構造物の下方に構築する、請求項5に記載の地下構造物の構築方法。
  7. 前記地下構造物の上面と前記既設構造物の下面とが接触する、請求項6に記載の地下構造物の構築方法。
  8. 地盤を掘削することで地中に前記坑を形成するに先立って、前記坑の形成予定領域の輪郭に沿うようにワイヤーソーで地盤を切断するワイヤーソー切断工程を更に含む、請求項1~請求項7のいずれか1つに記載の地下構造物の構築方法。
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