JP6257478B2 - 電力用半導体装置 - Google Patents

電力用半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6257478B2
JP6257478B2 JP2014178101A JP2014178101A JP6257478B2 JP 6257478 B2 JP6257478 B2 JP 6257478B2 JP 2014178101 A JP2014178101 A JP 2014178101A JP 2014178101 A JP2014178101 A JP 2014178101A JP 6257478 B2 JP6257478 B2 JP 6257478B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power semiconductor
semiconductor device
electrode
frame member
semiconductor element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014178101A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016051878A (ja
Inventor
範之 別芝
範之 別芝
中島 泰
泰 中島
石井 隆一
隆一 石井
貴夫 三井
貴夫 三井
優 福
優 福
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2014178101A priority Critical patent/JP6257478B2/ja
Publication of JP2016051878A publication Critical patent/JP2016051878A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6257478B2 publication Critical patent/JP6257478B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/34Strap connectors, e.g. copper straps for grounding power devices; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/39Structure, shape, material or disposition of the strap connectors after the connecting process
    • H01L2224/40Structure, shape, material or disposition of the strap connectors after the connecting process of an individual strap connector
    • H01L2224/401Disposition
    • H01L2224/40135Connecting between different semiconductor or solid-state bodies, i.e. chip-to-chip
    • H01L2224/40137Connecting between different semiconductor or solid-state bodies, i.e. chip-to-chip the bodies being arranged next to each other, e.g. on a common substrate
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73201Location after the connecting process on the same surface
    • H01L2224/73221Strap and wire connectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/19Details of hybrid assemblies other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/191Disposition
    • H01L2924/19101Disposition of discrete passive components
    • H01L2924/19107Disposition of discrete passive components off-chip wires

Description

本発明は、半導体装置、特に電力用半導体装置に関する。
近年、電力用半導体装置は、一般産業用、電鉄用のみならず自動車用にも広く使用されるようになってきた。特に車載用においては、許容サイズの中で各部品の小型、軽量化を行い自動車の燃費向上に寄与することが求められる。よって、振動が大きいエンジン及びトランスミッションの近傍にも電力用半導体装置の搭載が可能になれば、エンジンルーム内での部品レイアウトの自由度が高まり、車両全体として小型化を実現可能となる。このように特に自動車搭載用の電力用半導体装置では、小型化及び高耐振化が強く求められている。
従来の電力用半導体装置の一例では、ヒートシンクの上に絶縁層を設け、この絶縁層上にバスバー配線を設け、このバスバー配線上に設けたダイパッドにパワー半導体素子を搭載している。また、従来の電力用半導体装置では、パワー半導体素子の電極面から取り出された主回路配線、及びバスバー配線面から取り出された主回路配線をモジュール上方に取り出し、パワー半導体素子、バスバー配線、絶縁層、及びヒートシンクの上面にはエポキシ封止材を設け、さらにモジュール上方に設けた板状電極部材の開口部に対して主回路配線を嵌合している。このような構成によって、モジュール上方への主回路配線の取り出しによる床面積の低減、及びモジュール外部配線工程の簡素化を実現している。
特開2009−295631号公報
特許文献1では、バスバー配線面から取り出した主回路配線を、モジュール上方に設けた板状電極部材の開口部に嵌合することで電気的接続を確保している。しかしながら、上述の例えばエンジン近辺のような振動ストレスが高い場合には、振動により嵌合部分における電極部材と配線とが摩擦を引き起こす。その結果、接触電気抵抗が増しジュール発熱を招き、周辺部品の耐温度を超える温度上昇が発生する可能性もある。さらに、振動によって両者間の摩耗が進むと、電極部材と配線との間に隙間が生じアーク放電発生あるいは導通喪失も懸念される。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、小型化及び高耐振化を同時に実現可能な電力用半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の一態様における電力用半導体装置は、基板であり厚み方向の両面に導体層を有するセラミック基板と、一方の上記導体層に接合した放熱部材と、他方の上記導体層に接合した電力用半導体素子と、上記電力用半導体素子の周辺を囲む枠形状で上記他方の導体層に固定される枠部材と、上記電力用半導体素子に接合され上記枠部材から上記厚み方向に突出する電極と、を備え、上記枠部材は、その内側に配置される上記電極の位置ずれを防止する第1位置ずれ防止部材を有し、上記電極は、上記第1位置ずれ防止部材と係合する係止部を有することを特徴とする。
本発明の一態様における電力用半導体装置によれば、電力用半導体素子に接合された電極は厚み方向に沿って枠部材から突出することで、電力用半導体装置の小型化を図ることができる。さらに枠部材は第1位置ずれ防止部材を有し、電極は係止部を有することで、第1位置ずれ防止部材と係止部とを係合させて電極の位置決め及び位置ずれ防止を行うことができる。よって電極と外部配線との密着性を容易に得ることが可能となる。その結果、電極と外部配線とは良好な溶接を行うことが可能となり、電極と外部配線とは溶接にて接続される。よって高振動が作用した場合でも、従来のような問題が発生することはなく、高い耐振化を得ることができる。
本発明の実施の形態1における電力用半導体装置の斜視図である。 図1Aに示す電力用半導体装置の平面図である。 図1Aに示す電力用半導体装置の断面図である。 図1Aに示す電力用半導体装置を複数配置した構成の斜視図である。 本発明の実施の形態2における電力用半導体装置の平面図である。 図3Aに示す電力用半導体装置の斜視図である。 本発明の実施の形態3における電力用半導体装置の平面図である。 図4Aに示す電力用半導体装置の斜視図である。 本発明の実施の形態4における電力用半導体装置の平面図である。 図5Aに示す電力用半導体装置の斜視図である。 本発明の実施の形態6における電力用半導体装置の斜視図である。 図6Aに示す電力用半導体装置の側面図である。 図6Aに示す電力用半導体装置の変形例における斜視図である。
本発明の実施形態である電力用半導体装置について、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において、同一又は同様の構成部分については同じ符号を付している。また、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け当業者の理解を容易にするため、既によく知られた事項の詳細説明及び実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。また、以下の説明及び添付図面の内容は、特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
また以下の説明では、電力用半導体素子を有する電力用半導体装置を例に採るが、実施の形態に示す構成は、電力用半導体装置に限定することなく、通常電圧が印加され動作する一般的な半導体素子を有する半導体装置に適用することも可能である。
実施の形態1.
図1Aから図1C(まとめて図1と記す場合もある)は、本実施の形態1における電力用半導体装置101を示しており、図1Aはその斜視図、図1Bは平面図、図1Cは断面図である。このような電力用半導体装置101は、基本的構成部品として、セラミック基板3と、電力用半導体素子5と、電極7と、枠部材11と、放熱部材13とを有し、さらに枠部材11に第1位置ずれ防止部材を設け、電極7に係止部を設けている。
尚、実施の形態1から6では、電力用半導体装置から放熱部材を除いた構成部分を半導体モジュールと呼ぶ。
このような構成を有する電力用半導体装置101は、以下に詳しく説明するが、電力用半導体素子に接続される電極7及び信号線8を、当該電力用半導体装置101の厚み方向91に沿って取り出すことから、電力用半導体装置101の小型化、及び外部配線との配線工程の簡素化を実現している。さらにまた、同じく以下で詳しく説明するが、電極7と外部配線とを溶接で接合することで、高い耐振化を図っており、そのような溶接を達成可能とする特徴的構成を電力用半導体装置101は有している。
セラミック基板3は、図1Cに示すように、厚み方向91においてセラミック層2の両面に対して上面導体層1a及び下面導体層1bをそれぞれ形成して構成される。セラミック層2の材料は、例えばAlN、Si、あるいはAlなどの、絶縁性があり熱伝導性の高い材料である。セラミック層2の厚みは、0.3mmから1mm程度が産業的に用いられている。上面導体層1a及び下面導体層1bは、例えばCu、Al、CuとAlの積層体などで構成できる。上面導体層1aには、電力用半導体素子5が接合され、上面導体層1a及び下面導体層1bの厚みは、おおよそ0.2mm〜1mm程度であり、厚い方が電力用半導体素子5からの放熱性が高まるが、厚いほどセラミック層2に対する熱応力が高まる。よって損傷防止のため、そのマージンを大きく確保する必要があり、実用上は0.3mm程度が用いられている。
電力用半導体素子5は、上面導体層1aに第1固着層4によって接合される。第1固着層4は、例えばはんだ、Ag導体、Cu導体などの、導電性を有し機械的な固着が可能な金属系の物質が用いられる。この場合、Ag導体など比較的高融点の材料を用いることで、電力用半導体素子5の動作温度が上昇した場合でも第1固着層4の信頼性を維持可能である。
電力用半導体素子5の材料としては、通常Siが用いられるが、GaNあるいはSiCなど高温動作可能な素材を用いてもよい。このような高温動作可能な材料を用いた方が電力用半導体装置101全体の小型化が可能となり好適である。
電力用半導体素子5の上面及び上面導体層1aから電極7A、7B(まとめて電極7と記す場合もある)が厚み方向91に沿って取り出される。電極7と電力用半導体素子5及び上面導体層1aとは、第2固着層6によって固着される。電極7A、7Bは、詳細後述の枠部材11から上方に突出し、後工程にて外部配線と溶接にて接合される。電極7A、7Bの材料は、例えばCuあるいはCu合金などの電気伝導性が高く産業的に使いやすい材料が好適である。また電極7は、電力用半導体素子5の表面で発生した熱を外部配線及び周囲の封止材に拡散させる働きがあり、熱伝導率が高いことも必要であるため、Cuの適用が効果的である。但し、電極7の材料はCuに限定するものではなく、後述の実施の形態5において詳しく述べる。
第2固着層6の材料としては、はんだ、Ag、Cu、または導電性の例えばCuSn合金などの電気導電性の材料が好適である。ここでは第2固着層6は第1固着層4と同じ材料を用いているが、導電性及び信頼性を確保できれば、他の材質でもかまわない。また第2固着層6は、電力用半導体素子5に直接接する場所に配置されるため、高融点であることが好ましい。すなわち金属は、再結晶温度以上で使用していると、結晶粒界が拡散により移動して結晶粒が粗大化し、金属疲労に対して弱くなるという性質がある。そのため、はんだなどの低融点材料は、接合時の加熱温度が低いため産業的には使い易いが、長期信頼性の観点から、接合時は低融点で接合中に融点が上昇するAgシンター材、Cuシンター材、CuSnシンター材などの適用も可能である。
電極7の厚みは、例えば0.2mm〜1mm程度が用いられる。厚みが大きいほど電力用半導体素子5への熱応力が大きくなり、一方、薄過ぎると通電時の電気抵抗による抵抗発熱が問題となるため、適切な厚み選択が必要である。よって必要に応じて応力低減のために穴をあけるなどして見掛けの剛性を下げ熱応力を低減するなどの手法が有効である。
電力用半導体素子5からは上述の電極7A、7Bのみならず信号線8も厚み方向91に沿って上方へ取り出される。各信号線8は、電力用半導体素子5が実装されていない導体層と電気的に接続されている。
また、上面導体層1aには、電力用半導体素子5の周辺を囲む枠形状の枠部材11が配置され固定される。上面導体層1aと枠部材11との固定方法の一例としては、シリコーン系の柔らかい接着剤で固着することができる。電極7A、7B及び信号線8は、枠部材11から突出する。枠部材11の材料は、射出成型可能で耐熱性の高い樹脂材料が用いられる。例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)、液晶樹脂、フッ素系樹脂などが好適である。尚、図示していないが、枠部材11の内側には封止樹脂が注入され、電力用半導体素子5及び電極7等は樹脂封止される。
以下で詳しく説明するが、枠部材11及び電極7には両者間の係合を図る構成を設けている。
一方、セラミック基板3の下面導体層1bには、第3固着層12によって放熱部材13が固定され、電力用半導体装置101を構成する。放熱部材13としては、Al、Cu、CuMo合金、SiCAlなどが用いられる。熱伝導率が高い材料であることが重要であるが、セラミック基板3などの電力用半導体素子5を搭載した部分と放熱部材13との間の線膨張係数の差が大きい場合には、第3固着層12の耐久性に難点が生じる。よって、より高い信頼性が要求される製品では、放熱部材13の材料として、線膨張係数の比較的小さいCuMoあるいはSiCAlを用いる。
第3固着層12としては、放熱性が高く長期劣化の少ない材料が好適である。但し、電力用半導体素子5から温度的な隔たりが大きいため、はんだなども十分実用に耐えうる。また、より高温での耐久性が達成可能なAgシンター材、Cuシンター材、CuSnシンター材も同様に利用可能である。
以上説明した構成により、図1Aに示すような電力用半導体装置101が形成される。さらには、放熱部材13の面積を広げて複数の半導体モジュールを放熱部材13に載置した、図2に示すような電力用半導体装置101−1を構成することもできる。この電力用半導体装置101−1では、各電力用半導体装置101における枠部材11の周囲を取り込む第2枠部材15を放熱部材13に固定する。また、第2枠部材15の内側には、各電力用半導体装置101に共通用の外部配線バスバー20を設け、封止樹脂が注入される。樹脂封止により電力用半導体素子5周辺のコレクタ−エミッタ間、セラミック基板3の沿面周辺のコレクタ−ヒートシンク間の絶縁性を確保する。
さらに本実施の形態1の電力用半導体装置101では、上述の枠部材11及び電極7に対して、以下に詳しく説明する特徴的構成部分を設けている。
即ち、上述のように構成される電力用半導体装置101は、例えば、モーターなどを駆動するインバータ用として用いられ、モーターを駆動する場合、通常数百アンペアの通電電流が流れる。よって、電力用半導体装置101内の配線部、及び電力用半導体装置101外の外部配線は、通電電流に応じて許容部材温度内及び許容雰囲気温度内に収まるように設計する必要がある。特に自動車に搭載される場合には、既に説明したように、電力用半導体装置101には、さらに小型化及び耐振化が要求される。また、モーターの負荷の増減による温度変化により、電力用半導体装置101内部の接合部に熱応力が生じ、繰り返される温度変化によって接合部が劣化することも考えられる。すなわち長期使用に対して安全に使用できる期間を保証する設計を行う必要がある。
電力用半導体装置101の主回路配線、つまり上述の電極7と外部配線との接続について、高度な耐振性スペックにも適合させる手段としては、配線同士をネジ留めする方法、あるいは配線同士を溶接し一体化する方法が考えられる。ネジ留め方法については、ナット、及び座面スペース確保が必要なことから、床面積の小型化を阻害することとなり製品の競争力が低下する恐れがある。一方、溶接し一体化する方法、例えばTIG溶接で接合し一体化する方法においては、溶接時のチャック部品の干渉を防止できれば、ネジ留めに比べて製品スペースを取る必要はなく有利である。またレーザー溶接などの溶接部に対して間接的にエネルギーを伝える手段を採用することで、製品スペースをさらに低減可能である。
一方、電力用半導体装置101の電極7と外部配線とを例えばTIG溶接によって一体化して耐振性向上を図る場合、各配線同士を密着状態に維持することが必要であり、維持できない場合には溶け分かれ状態となり良好な接合性が得られないという問題がある。
ここで、電力用半導体装置101の電極7と外部配線とを密着させる手段としては、2枚の電極をチャックする手段がある。このチャック手段により、通常、電極7と外部配線との距離を縮めながら、つまり矯正しながら、溶接が行われる。しかしながらこの矯正量が増すと、当然ながら、電力用半導体素子5に電極7を固定している第2固着層6部分、ひいては電力用半導体素子5に対して外部応力が作用することになる。したがって、上記矯正量は、十分に小さくする必要がある。
そこで本実施の形態1における電力用半導体装置101では、主回路配線に相当する電極7を第2固着層6によって電力用半導体素子5に接合する際に生じる電極7の位置的なバラツキを抑制する。この電極7の位置ずれを抑制するために、電力用半導体装置101では、枠部材11に第1位置ずれ防止部材を設け、電極7に、第1位置ずれ防止部材と係合する係止部を設けている。これら第1位置ずれ防止部材及び係止部を係合させることによって電極7の位置ずれを最小限に抑制する。
本実施の形態1では、第1位置ずれ防止部材の一例として、枠部材11は、図1Aに示すような、凸部14を有する。凸部14は、枠部材11の対向する各壁面から対向する壁面に向かってそれぞれ突出した部材であり、枠部材11と一体的に成型している。
また、係止部の一例として、電極7は、図1Bに示すような、凹部24を有する。尚、図1Bでは、凹部24が明示されるように凹部24を誇張して図示している。実際には、凹部24は凸部14と嵌合する程度つまり両者間に隙間がほとんど生じない程度のサイズである。
本実施の形態1では、第1位置ずれ防止部材として凸形状、係止部として凹形状を有するが、上述したこれらの機能面から明らかなように、第1位置ずれ防止部材及び係止部の形状はこれらに限定するものではない。
このように、セラミック基板3に固定される枠部材11に凸部14を設け、電極7に凹部24を設けて、凸部14と凹部24とを互いに係合させることで、電力用半導体装置101において、主回路配線に相当する電極7について、第2固着層6によって電力用半導体素子5に接合する際に生じる電極7の位置的なバラツキを抑制することができる。その結果、電極7が外部配線と溶接される際に、位置決めジグ等を用いることなく精度良く電極7の位置決めを行うことができ、上述の矯正量をゼロもしくは従来に比べて低減することが可能となり、良好な溶接を行うことが可能となる。したがって、電力用半導体装置101において高い耐振性を得ることができ、製品の信頼性及び生産性も向上する。また、溶接時において、電力用半導体素子5に電極7を固定している第2固着層6部分、ひいては電力用半導体素子5に対する外部応力の作用も無くなる、あるいは低減することができ、この点からも高い製品信頼性を得ることができる。
本実施の形態1の電力用半導体装置101では、さらに以下の構成も有している。
上述したように、放熱部材13は、第3固着層12によってセラミック基板3の下面導体層1bに固定される。一方、第3固着層12として例えばはんだ接合などの液相化する接合手段を用いたときに液相化が発生した場合には、放熱部材13に対して、セラミック基板3、電力用半導体素子5、及び枠部材11等から構成される半導体モジュールが移動可能となる。その結果、電力用半導体素子5の主回路配線に相当する電極7と外部配線との位置が定まらないという事象の発生も考えられる。
そこで電力用半導体装置101では、枠部材11に第2位置ずれ防止部材を設け、放熱部材13には連結部を設けている。電力用半導体装置101では、図1A等に示すように、第2位置ずれ防止部材の一例として、枠部材11の壁面の外側に、放熱部材13に向かって突起17を設け、放熱部材13には連結部の一例として突起17が嵌合する凹部18を設けている。突起17及び凹部18は、枠部材11の対角位置の2箇所に形成している。尚、後述の実施の形態3でも述べるが、枠部材11の第2位置ずれ防止部材、及び放熱部材13の連結部における形状は、上述の、及び図示する形態に限定するものではない。
このように突起17及び凹部18を設けることで、上記半導体モジュールの移動を防止することができ、位置決めジグなどを用いることなく精度良く電極7と外部配線との位置決めを行うことが可能となり、電力用半導体装置101の小型化及び高耐振化を実現しながら生産性も同時に確保することを成し遂げている。
また、電極7A、7Bには、通電時の温度上昇による伸縮が発生する。上部の端子台も振動などで弾性範囲内であっても変形し、その結果として電極7A、7Bに力が作用する。この場合、特に電力用半導体素子5の表面電極に固着された電極7A、7B等が大きく変形すると電力用半導体素子5にストレスが加えられ、固着層を変形させるなどの不具合が予想される。本実施の形態1では、上述したように電極7の凹部24と枠部材11の凸部14とを嵌合させたことで、温度変化あるいは振動による電極7の変形は、凸部14と凹部24との嵌合部で一旦受け止められ、電力用半導体素子5あるいはセラミック基板3の電極との接合部の応力を大幅に低減できた。
好ましくは電極7の立ち上がり部分71(図1C)の曲率を大きくとることで、電極7の伸縮あるいは振動を吸収するストレスリリーフを大きく確保可能である。また、厚み方向91に沿う電極7の延在部分に、S字型あるいは閂型のベントを設けストレスリリーフを確保してもよい。即ち、枠部材11と電極7とが余りに強固に固定されていると、電極7に作用したストレスを逃がすことができない。よって好ましくは枠部材11は、ある程度変形可能である必要があり、PPS、液晶樹脂、あるいはフッ素樹脂で成形し、その肉厚を例えば1mm以下程度にすることで、若干弾性変形が可能となる。このような若干の変形が可能であることで、さらに電力用半導体素子5あるいはセラミック基板3の電極7へのストレスを下げる作用が働き、耐振性を向上させることができる。
実施の形態2.
図3Aは、本実施の形態2における電力用半導体装置102の平面図であり、図3Bは電力用半導体装置102の斜視図である(図3A、図3Bをまとめて図3と記す場合もある)。
この電力用半導体装置102は、実施の形態1における電力用半導体装置101の構成と略同じ構成を有し、以下に説明する部分のみで相違する。以下では、この相違部分のみについて説明を行う。
電力用半導体装置102では、電極7A、7Bは、枠部材11を樹脂成型する際にインサートしている。このインサートを行うために、枠部材11における第1位置ずれ防止部材は、本実施の形態2では、対向する壁面間に延在し電極7をインサートして電極7に対して厚み方向91において係合する凸部16である。また凸部16は枠部材11と一体的に成型されていることから、上記インサート動作により、枠部材11と電極7とが一体的に形成される。
このような形態を採ることによって、本実施の形態2の電力用半導体装置102は、上述した実施の形態1における電力用半導体装置101にて得られる効果を奏することができ、さらに、電極7の第2固着層6による固着工程の前準備として、電極7Aについてマウンターを用いてマウントする工程が省略可能となり、生産性が向上する。また、第2固着層6の厚みは、第2固着層6の接合部信頼性を左右する重要なパラメータであるが、成形品である枠部材11に電極7Aを一体化することで、電極7Aの高さを厳密に規定することが可能となり、製品の品質向上につながる。
さらにまた、電極7が厚み方向91に沿って立ち上げられた箇所を枠部材11で囲うことにより、電力用半導体装置102の全体に作用する熱応力を枠部材11の樹脂材料で受け止めることができる。よって、第2固着層6あるいは電力用半導体素子5に直接的に作用する応力が緩和され、接合部の信頼性の向上につながる。
実施の形態3.
図4Aは、本実施の形態3における電力用半導体装置103の平面図であり、図4Bは電力用半導体装置103の斜視図である(図4A、図4Bをまとめて図4と記す場合もある)。
この電力用半導体装置103は、実施の形態1における電力用半導体装置101の構成と略同じ構成を有し、以下に説明する部分のみで相違する。以下では、この相違部分のみについて説明を行う。
枠部材11と放熱部材13との接続について、実施の形態1の電力用半導体装置101では、枠部材11に形成した突起17を、放熱部材13に形成した凹部18に嵌合する形態を採った。これに対して本実施の形態3の電力用半導体装置103では、放熱部材13に連結部の一例として突起27を設け、枠部材11に第2位置ずれ防止部材の一例として溝28を設け、突起27と溝28とを係合させる。
このような構成を採ることによって、本実施の形態3の電力用半導体装置103は、上述した実施の形態1における電力用半導体装置101にて得られる効果を奏することができる。また電力用半導体装置103は、上記半導体モジュールの移動を防止することができ、位置決めジグなどを用いることなく精度良く電極7及び信号線8と外部配線との位置決めを行うことが可能となり、電力用半導体装置103の小型化及び高耐振化を実現しながら生産性も同時に確保することを成し遂げている。
また放熱部材13に対して枠部材11が上側に位置するので、本実施の形態3では、枠部材11の溝28に放熱部材13の突起27が係合する状態を直接視認することができる。よって、実施の形態1の構造と比較すると生産性が飛躍的に向上するという利点がある。
実施の形態4.
図5Aは、本実施の形態4における電力用半導体装置104の平面図であり、図5Bは電力用半導体装置104の斜視図である(図5A、図5Bをまとめて図5と記す場合もある)。
この電力用半導体装置104は、実施の形態1における電力用半導体装置101の構成と略同じ構成を有し、以下に説明する部分のみで相違する。以下では、この相違部分のみについて説明を行う。
本実施の形態4の電力用半導体装置104では、枠部材11は、さらに、枠部材11とセラミック基板3の上面導体層1aとの固着をより強固にするための補強端子21を設けている。補強端子21は、枠部材11の内側へ壁面から突出し、枠部材11にインサートされて形成され、電極7等が第2固着層6で固着される工程にて同時に上面導体層1aに固着される。補強端子21の配置位置は、図5Aに示す箇所に限定するものではなく、セラミック基板3の上面導体層1aに枠部材11を固定可能な場所であればよい。
本実施の形態4の電力用半導体装置104は、上述した実施の形態1における電力用半導体装置101にて得られる効果を奏することができ、さらに、補強端子21を設けることにより、電力用半導体装置104の厚み方向91あるいは平面方向に印加される振動ストレスに対しても十分な強度を得ることができる。また、既に説明したように、電極7及び信号線8は、上記半導体モジュールの外の外部配線及び制御基板等と接続され、電極7及び信号線8には、熱ストレス及び振動ストレスが作用する。このような状況においても補強端子21を設けることによって、半導体素子5等との接続信頼性、ひいては半導体モジュールにおける信頼性を向上させることが可能となる。
実施の形態5.
以上説明した、図1から図5に示す各実施の形態1から4の電力用半導体装置101から104において、以下のような構成を採ることも可能である。
即ち、電力用半導体装置101から104は、例えばモーターを駆動するインバータとして構成することができる。例えば自動車用の駆動モーターは、モーター1台あるいは2台とガソリンエンジンとのハイブリッドシステム、モーターのみの電気自動車用など、多種多様化しており、これに対応してモーターを駆動するインバータに求められる信頼性スペックもそれぞれのシステムに応じて多種多様化している。即ち、小型化及び高耐振化という課題に合わせて、様々な信頼性スペックに対応して安価で高品質なインバータが求められている。特に第2固着層6における接合部、つまり半導体素子5と電極7等との接続信頼性について、より高い信頼性が必要な場合には、電極7等の材料にCuを適用することのみならず、電極7等の線膨張係数を電力用半導体素子5(例えばシリコンであれば2.5ppm/K)に近づけることが有効な手段となる。例えば、Cu、インバー(Fe−36%Ni合金)、及びCuを3層に積層したクラッド材料の場合、厚み比に応じて電極表面の見かけの線膨張係数をコントロールすることができる。例えば、インバーの比率を大きくした場合には4ppm/K(Cu:Invar:Cu=1:8:1)、小さくした場合には13ppm/K(Cu:Invar:Cu=2:1:2)となり、シリコン(2.5ppm/K)と銅(17ppm/K)との間で任意に変化させることが可能である。
以上のことから、電極7等と電力用半導体素子5との線膨張係数の差を緩和することで、第2固着層6のひずみ量は格段に低減し、接合部の信頼性を向上させることができる。特にCu:Invar:Cu=1:1:1の場合には、Cu合金電極の場合と比較して10倍以上の寿命向上効果を確認している。また、Cu−Mo合金、Cu−W合金なども熱伝導率を極端に下げることなく信頼性を向上させることができることが判っている。
また、電極7は上述のように材料自体及び形状を変更することだけで、格段に信頼性を向上させることができるため、電力用半導体装置の使用環境あるいは運転モードの異なる様々なインバータに対して、電極材料及び形状の変更のみで対応可能となる。このため、製造工程の共通化を図ることが実現でき、製造コストの低減につなげることができる。したがって、小型、高耐振、低コストなインバータを実現することが可能である。
実施の形態6.
図6Aは本実施の形態6の電力用半導体装置106の斜視図であり、図6Bは側面図である。尚、図6A及び図6Bをまとめて図6と記す場合もある。また、図7は、電力用半導体装置106におけるヒートシンク31にジャケット32をさらに設けた電力用半導体装置106−1の斜視図である。
図6Aに示す電力用半導体装置106は、上述した実施の形態1における電力用半導体装置101の半導体モジュール101A部分を、例えば6個にて、ヒートシンク31に配列した形態を有する。尚、電力用半導体装置101の半導体モジュール101Aとは、電力用半導体装置101から放熱部材13を除いた構成部分に相当する。また、ヒートシンク31は、放熱部材13に厚み方向91に沿って複数の冷却フィン31aを突設した構造である。
また、図7に示す電力用半導体装置106−1では、図2に図示して説明した第2枠部材15及び外部配線バスバー20をヒートシンク31に設けている。また、ジャケット32には、ジャケット32内を通過する冷媒、例えば水、の一対の出入口33が電力用半導体装置106−1の対角位置に設けている。
例えば自動車用のハイブリッドシステムでは、駆動モーターの出力に応じて、通常数百アンペアの通電電流が流れ、半導体モジュール内の電力用半導体素子は発熱する。よってこの電力用半導体素子5は、通電電流に応じて許容部材温度、許容雰囲気温度内に収めるように設計する必要がある。通常、通電電流の3〜5%程度の損失が電力用半導体素子で生じる。この損失による温度上昇が、例えば接合材として用いている、はんだの融点を超えると半導体装置は故障してしまう。また半導体素子の温度がおよそ370℃に達すると、絶縁性がなくなり破壊してしまう。これらの温度上昇があってはならないため、電力用半導体素子からの発熱を効率よく放熱部材に伝えていく必要がある。冷却システムとしては、強制空冷もしくは強制水冷の手段を用いることが通常多いが、空冷と水冷とでは放熱部材上面における熱伝達係数に桁違いの差があることから、並びに、半導体素子から放熱部材までの部材の厚みと熱伝導率との関係において、数百ボルトにおよぶ耐電圧を維持させるために必要な厚みとのトレードオフ関係を満足させる必要があることから、結果的に水冷システムを選択せざるを得ないという状況がある。
即ち、電力用半導体装置の小型化、高耐振化、低コスト化に加えて高出力化を実現するためには、放熱部材自体がヒートシンクとなり、かつ水路の入口及び出口以外の箇所における気密性が確保されている構造が好ましい。しかしながら、流路までを構成した水冷ヒートシンクは、放熱部材と比較すると剛性が高くなり、その結果、第3固着層12つまりセラミック基板3とヒートシンクとの間の接合層の接合部信頼性に大きな影響を与える。例えば、アルミニウム製水冷ヒートシンクとして、3mm厚の天板、及び3mm厚のフィンで構成し、流路を構成するためのジャケットを厚み10mmの板材で構成した場合、3mm厚の天板に対して8mm厚以上の等価剛性を有することがわかっている。したがって第3固着層12の接合品質には、十分に注意を払う必要がある。例えば、第3固着層12に、はんだ材料を用いた場合、はんだ量が不十分であったり、半導体モジュールと放熱部材との位置関係が決まっていない場合には、はんだ濡れが不十分な領域が発生してしまい、第3固着層12が切り欠き形状となり、応力集中による剥離進展の増大を招く。その防止策として、はんだ量を必要以上に多めにすることではんだ濡れ不良を防止しようとした場合、はんだ接合時のフラックス飛散に伴うはんだボールの発生という問題がある。また、ボイド対策として真空引きを用いたはんだ接合を行った場合にも、はんだボールの飛散が発生する。これらのはんだボールは、導電性異物となる。電力用半導体装置では、数百から数千ボルトの各電圧に応じた空間絶縁距離及び沿面絶縁距離を確保しているが、上述のような導電性異物が飛散した場合には、導電性異物の除去工程の追加、及び検査工程の追加が発生し、また、品質低下の恐れも生じる。これらのことから、半導体モジュールと放熱部材との位置関係を厳密に規定して、適切なはんだ量を投入する必要がある。
ここで、実施の形態1に記載したように、放熱部材13に凹部18、及び枠部材11に突起17を設けることで、また実施の形態3で説明した構成を採ることで、特にジャケットとヒートシンクと半導体モジュールとが一体となった、本実施の形態6の図7に示すような電力用半導体装置106−1の構造によれば、位置決め精度向上の効果を発揮することができ、不良率の低減につなげることができる。
また、電力用半導体素子及び電極を熱硬化性樹脂で完全に封止する構造も存在するが、放熱器との間に熱伝導グリスを介在させずはんだ接合などで固着する場合には、半導体モジュールと放熱器との線膨張係数差によって生じる反りによって、外部配線部の位置精度が得られないこと、また固着層への歪が増大し十分な接合部信頼性が得られないこと、等の問題があった。一方、放熱グリスによって製品全体の反りを吸収しようとすると、半導体モジュールと放熱器との間の熱抵抗が高くなってしまう。そのため、電力用半導体素子の温度上昇を抑制するためには、電力用半導体素子のサイズを大きくする必要が生じ、これはコスト増大につながる。また、半導体モジュールの反りを低減させるためには、反りの支配的な要因である、半導体モジュールにおける基板、電極、及び熱硬化性樹脂のそれぞれの弾性率、線膨張係数、及び厚みを適正化する必要がある。例えば、封止材を熱硬化樹脂からシリコーンゲルへ変更することで、弾性率を熱硬化樹脂に比べて2桁以上下げることができる。このように反りは、主に、電力用半導体装置を構成するセラミック基板及び電極の弾性率、線膨張係数、厚みによって決まる。ゲルの封止構造で反り量を最小化する場合、例えばセラミック基板の導体層として0.8mm厚の銅箔を用い、セラミック層として0.3mm厚の窒化ケイ素を採用したとき、線膨張係数は、〜11ppm/Kの値となる。よって、電極の材料として上述のCIC(Cu:Invar:Cu)電極を(1:1:1の比で、11ppm/K)と合わせることで、反り量を抑制することが可能である。
反りの低減は、製品全体の各固着層の厚みバラツキを抑制する効果があるのはもちろんのこと、生産上のバラツキに対しても固着層の製造プロセスで生じる固着層厚みバラツキを小さくすることが可能となるため、仕損低減も実現できる。
したがって、電力用半導体装置の小型、高耐振化と、低コスト化とを同時に実現することが可能である。
さらにまた、上述した実施の形態5との組合せによって、工程の共通化によるコスト低減との相乗効果が生じることはいうまでもない。
上述した各実施の形態を組み合わせた構成を採ることも可能であり、また、異なる実施の形態に示される構成部分同士を組み合わせることも可能である。
1a 上面導体層、1b 下面導体層、2 セラミック層、3 セラミック基板、
5 電力用半導体素子、7 電極、11 枠部材、13 放熱部材、
14 凸部、17 突起、18 凹部、21 補強端子、24 凹部、
27 突起、28 溝、 31 ヒートシンク、31a 冷却フィン、
32 ジャケット、91 厚み方向、
101〜104,106 電力用半導体装置。

Claims (6)

  1. 基板であり厚み方向の両面に導体層を有するセラミック基板と、
    一方の上記導体層に接合した放熱部材と、
    他方の上記導体層に接合した電力用半導体素子と、
    上記電力用半導体素子の周辺を囲む枠形状で上記他方の導体層に固定される枠部材と、
    上記電力用半導体素子に接合され上記枠部材から上記厚み方向に突出する電極と、を備え、
    上記枠部材は、その内側に配置される上記電極の位置ずれを防止する第1位置ずれ防止部材を有し、
    上記電極は、上記第1位置ずれ防止部材と係合する係止部を有する、
    ことを特徴とする電力用半導体装置。
  2. 上記第1位置ずれ防止部材は、上記枠部材において対向する壁面間を延在して上記電極に対して上記厚み方向において係合し、かつ上記電極をインサートして形成される、請求項1に記載の電力用半導体装置。
  3. 上記放熱部材は、上記枠部材と連結する連結部を有し、
    上記枠部材は、上記連結部と係合して上記放熱部材に対する位置決めを行う第2位置ずれ防止部材を有する、請求項1又は2に記載の電力用半導体装置。
  4. 上記枠部材は、他方の上記導体層に接合する補強端子を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の電力用半導体装置。
  5. 上記電極は、銅合金よりも線膨張係数が小さい材料で作製される、請求項1から4のいずれか1項に記載の電力用半導体装置。
  6. 上記放熱部材は、冷却フィンを有するヒートシンクであり、このヒートシンクを覆い内側を冷媒が通過するジャケットを有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の電力用半導体装置。
JP2014178101A 2014-09-02 2014-09-02 電力用半導体装置 Active JP6257478B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014178101A JP6257478B2 (ja) 2014-09-02 2014-09-02 電力用半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014178101A JP6257478B2 (ja) 2014-09-02 2014-09-02 電力用半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016051878A JP2016051878A (ja) 2016-04-11
JP6257478B2 true JP6257478B2 (ja) 2018-01-10

Family

ID=55659143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014178101A Active JP6257478B2 (ja) 2014-09-02 2014-09-02 電力用半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6257478B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10553559B2 (en) 2015-10-28 2020-02-04 Mitsubishi Electric Corporation Power semiconductor device
US10403559B2 (en) 2016-05-26 2019-09-03 Mitsubishi Electric Corporation Power semiconductor device
JP6522241B2 (ja) * 2016-06-24 2019-05-29 三菱電機株式会社 電力用半導体装置および電力用半導体装置の製造方法
JP6758114B2 (ja) * 2016-07-22 2020-09-23 三菱電機株式会社 半導体装置及びその製造方法
JP6289583B1 (ja) * 2016-10-24 2018-03-07 三菱電機株式会社 電力半導体装置
DE112017006813T5 (de) * 2017-01-13 2019-10-02 Mitsubishi Electric Corporation Leistungshalbleitereinheit und verfahren zur herstellung einer leistungshalbleitereinheit
WO2018131473A1 (ja) * 2017-01-16 2018-07-19 三菱電機株式会社 半導体装置
JP6819401B2 (ja) * 2017-03-27 2021-01-27 株式会社明電舎 パワー半導体モジュール装置
JP6444451B2 (ja) * 2017-05-22 2018-12-26 三菱電機株式会社 インサート樹脂成形品
JP7006706B2 (ja) * 2018-01-05 2022-01-24 三菱電機株式会社 半導体装置
JP6570685B1 (ja) * 2018-03-16 2019-09-04 三菱電機株式会社 電力用半導体装置及びその製造方法
JP7047929B2 (ja) * 2018-10-03 2022-04-05 富士電機株式会社 半導体装置
JP7005732B1 (ja) * 2020-11-27 2022-01-24 三菱電機株式会社 電力変換装置及びその製造方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4150324B2 (ja) * 2003-10-30 2008-09-17 三菱電機株式会社 パワー半導体モジュール
JP2008218814A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Sumitomo Electric Ind Ltd パワーモジュール
JP2009218814A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Ntt Docomo Inc 移動通信システム及びその接近検知方法、端末の検索装置、位置情報管理装置及び交換機
JP5202366B2 (ja) * 2009-01-30 2013-06-05 本田技研工業株式会社 半導体装置
JP5295933B2 (ja) * 2009-11-17 2013-09-18 日本インター株式会社 パワー半導体モジュール
JP2012084621A (ja) * 2010-10-08 2012-04-26 Meidensha Corp 電極端子及び半導体モジュール
JP2012227455A (ja) * 2011-04-22 2012-11-15 Meidensha Corp 半導体モジュール
JP5656907B2 (ja) * 2012-04-11 2015-01-21 三菱電機株式会社 パワーモジュール
JP2014103182A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Mitsubishi Electric Corp 電力用半導体装置
JP5812974B2 (ja) * 2012-12-05 2015-11-17 三菱電機株式会社 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016051878A (ja) 2016-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6257478B2 (ja) 電力用半導体装置
US9455215B2 (en) Semiconductor device and method for manufacturing the same
JP6366857B2 (ja) 電力用半導体装置
JP5206822B2 (ja) 半導体装置
US7015578B2 (en) Semiconductor unit with cooling system
JP5279632B2 (ja) 半導体モジュール
US10253729B2 (en) Cooling module
US8610263B2 (en) Semiconductor device module
JP5895220B2 (ja) 半導体装置の製造方法
WO2015141284A1 (ja) 半導体モジュールユニットおよび半導体モジュール
JPWO2012143964A1 (ja) 半導体装置及びこれを備えたインバータ装置、並びにこれらを備えた車両用回転電機
CN113039636A (zh) 功率半导体装置
WO2013118275A1 (ja) 半導体装置
WO2019003718A1 (ja) パワー半導体装置及びそれを用いた電力変換装置
JP4935783B2 (ja) 半導体装置および複合半導体装置
US11735557B2 (en) Power module of double-faced cooling
JP5164793B2 (ja) 電力用半導体装置
JP2007012725A (ja) 半導体装置
JP4158648B2 (ja) 半導体冷却ユニット
WO2016079970A1 (ja) 冷却モジュール
US20240096727A1 (en) Power Semiconductor Device
CN114203650A (zh) 半导体装置和半导体装置的制造方法
JP2023141693A (ja) 半導体装置
CN114446899A (zh) 半导体装置
WO2018150449A1 (ja) 半導体モジュールおよびその製造方法と、これを備えた駆動装置、電動パワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6257478

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250