JP6522241B2 - 電力用半導体装置および電力用半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、導電性接合層を介して半導体素子の主電極に接合された主端子を備えた電力用半導体装置、および電力用半導体装置の製造方法に関する。
近年、電力用半導体装置は、一般産業用、電鉄用のみならず車載用にも広く使用されるようになってきた。自動車では、限られたスペースの中で各部品を小型化することが車両性能に直結することから、特に車載用の電力用半導体装置では、その小型化が求められている。また、一般的に、電力用半導体装置では、その高出力密度化が求められている。
例えば、特許文献1は、ボンディングワイヤを介して接続するボンディング工程において、ボンディングツールとボンディングワイヤとの干渉を防止するためにはボンディングを行うためのクリアランスを確保する必要があり、電力用半導体装置の小型化および高出力密度化が妨げられるという課題に鑑みてなされたものである。特許文献1では、ワイヤボンディングの代わりにリード線のはんだ付けを行い、前記クリアランスを設ける必要性をなくすことにより、電力用半導体装置の小型化および高出力密度化が図られている。
特開2014−11236号公報
特許文献1に記載された技術を用いることにより、電力用半導体装置を高出力密度化できる可能性がある。しかし、電力用半導体装置の高出力密度化、具体的には半導体素子の高電流密度化に伴って、半導体素子の通電時の温度も上昇する。半導体素子の温度が上昇すると、例えば半導体素子とリードとの接合部ではんだ材に加わる熱応力も大きくなるため、当該接合部での信頼性を確保できないおそれがある。しかし、特許文献1では、半導体素子とリード線等との接合部において、半導体素子の通電時の温度が高くなったときに当該接合部の信頼性を確保するための検討が十分になされていない。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、導電性接合層を介して半導体素子の主電極に接合された主端子を備えた電力用半導体装置において、主端子の接合部での信頼性を確保することを課題とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電力用半導体装置は、
基板と、
前記基板に接合された裏面と、第1主電極が設けられた表面と、を有する半導体素子と、
導電性接合層を介して前記半導体素子の表面に接合されて前記第1主電極に電気的に接続された電極側接合部を有する板状の第1主端子と、を備え、
前記第1主端子の電極側接合部は、その厚さ方向に沿って延び且つ前記半導体素子の表面に対向して設けられた、突起部および貫通孔を有する。
本発明によれば、第1主端子の電極側接合部が突起部および貫通孔を有することにより、接合材の接合面積と厚さを確保でき、これにより第1主端子の接合部の信頼性を確保できる。
本発明の実施の形態1に係る電力用半導体装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電力用半導体装置を、枠部材を除いた状態で示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電力用半導体装置を、端子台を除いた状態で示す斜視図である。 図1Cに示す電力用半導体装置を長さ方向から見た図である。 電力用半導体装置の半導体モジュールを示す図1Bの部分拡大図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図2のC−C線断面図である。 本発明の実施の形態に係る電力用半導体装置が構成するインバータ回路を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電力用半導体装置の例示的な製造方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る電力用半導体装置の半導体モジュールを示す、図2に対応する斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る電力用半導体装置の半導体モジュールを示す、図2に対応する斜視図である。 本発明の実施の形態7に係る電力用半導体装置を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。以下の説明では、必要に応じて特定の方向を示す用語(上、下など)を用いるが、これらは本発明の理解を容易にするために用いているのであって、こられの用語により本発明の範囲が限定さると理解すべきでない。以下の説明では、符号「X」を付した方向を幅方向、符号「Y」を付した方向を長さ方向、符号「Z」を付した方向を高さ方向という。X方向、Y方向およびZ方向は、互いに直交している。
実施形態1.
図1A、図1B、図1Cは、本発明の実施の形態1による電力用半導体装置1000を示す斜視図である。電力用半導体装置1000は、6つの半導体モジュール101,102,103,104,105,106を備えている。半導体モジュール101〜106は、ヒートシンク110の上に接合されている。ヒートシンク110の上には、長さ方向Yに延びる端子台120が固定されている。
6つの半導体モジュール101〜106は、端子台120を挟んで、3個ずつ配置されている。半導体モジュール組101〜103および半導体モジュール組104〜106は、それぞれ長さ方向Yに並べて配置されている。
図2に示すように、半導体モジュール101は、基板10と、基板10の上に配置された半導体素子21,22と、半導体素子の配線を行う第1主端子30および第2主端子40と、などを備えている。半導体モジュール101は、枠形状を有する枠部材70を備えている。枠部材70の詳細な形状については、実施形態2の説明において合わせて説明する。
半導体モジュール102〜106は、第1主端子30および第2主端子40を除いて半導体モジュール101と大略同じ構成を有するので、以下では半導体モジュール101の構成について説明し、半導体モジュール102〜106については、半導体モジュール101と異なる部分のみを説明する。
(基板10)
基板10は、絶縁層11と、表面導体層12と、裏面導体層13とを有する(図3を参照)。基板10の裏面は、第1接合層61を介してヒートシンク110の表面に接合されている。具体的には、裏面導体層13の裏面が、ヒートシンク110の表面に接合されている。
絶縁層11は、絶縁性があり且つ熱伝導性の高い材料でできていることが好ましい。絶縁層11を構成する材料の例は、セラミック材料(AlN(窒化アルミニウム)、Si(窒化ケイ素)、Al(酸化アルミニウム)など)、および、BN(窒化ホウ素)フィラーなどを含有したエポキシ樹脂絶縁層である。絶縁層11の例示的な厚さは、約0.3mm以上約1mm以下である。
表面導体層12と裏面導体層13を構成する材料の例は、Cu(銅)、Al(アルミニウム)、およびCuとAlとの積層体である。表面導体層12と裏面導体層13の例示的な厚さは、約0.2mm以上約1mm以下である。表面導体層12と裏面導体層13の厚さが大きいほど半導体素子21,22からの放熱性を高めることができ、厚さが小さいほど半導体素子21,22の通電時に絶縁層11に加わる熱応力を小さくすることができる。したがって、絶縁層11の破壊を防止するためのマージンを確保するために、当該厚さは例えば約0.3以上約0.6mm以下であってもよい。
(半導体素子21,22)
実施形態1で、半導体素子21はIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)であり、半導体素子22はFWD(フリーホイールダイオード)である。半導体素子21,22は、MOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)など、他の半導体素子であってもよい。
半導体素子21,22は、幅方向Xに並べて配置されている。半導体素子21,22は、それぞれ第2接合層62を介して、基板10の表面導体層12の表面に接合されて実装されている。
半導体素子21,22の材料は、Si(ケイ素)であってもよいし、GaN(窒化ガリウム)、SiC(炭化ケイ素)、ダイヤモンドなど、バンドギャップの大きい半導体材料であってもよい。バンドギャップの大きい半導体材料は、許容電流密度が高く、電力損失も低いため、半導体素子21,22の高温動作、および、半導体モジュール101の小型化を可能とする。
IGBTである半導体素子21の表面21aには、図示していないが、主電極であるエミッタと、制御電極であるゲートが設けられ、半導体素子21の裏面(符号なし)には、主電極であるコレクタが設けられている。ゲートは、制御端子(図7を参照)からゲート電流を受ける。FWDである半導体素子22は、図示していないが、表面22a、裏面(符号なし)に設けられた電極を有する。本明細書では、FWDの電極もまた、主電極という。以下、半導体素子21,22の表面、裏面に設けられた主電極を、それぞれ、表面主電極、裏面主電極という。
半導体素子21,22の主電極と、第1主端子30と、第2主端子40と、主回路配線51〜55とにより、電力用半導体装置1000の主回路が構成される。
半導体素子21,22の表面21a,22aには、導電性接合材(以下、単に接合材という)との拡散接合に適したメタライズ層が設けられていてもよい。例えば、接合材としてはんだ材を用いる場合、最表面側からAu(金)層/Ni(ニッケル)層の順でメタライズ層を設けてもよい。Au層を設けることにより、最表面の酸化が防止されると共に、はんだ材に対する濡れ性が向上する。Ni層を設けることにより、Ni層より基材側へのはんだ材の拡散が防止される。Ni層の厚さは、はんだ接合時の熱印加と動作時の最高温度を考慮して決定される。Ni層の例示的な厚さは、約1.5μm以上約5.0μm以下である。Ni層は、真空中でのスパッタリングにより設けられてもよいし、めっき(電解めっきであっても無電解めっきであってもよい)により設けられてもよい。
(第1主端子30)
第1主端子30は、板状である。第1主端子30は、幅方向Xに延びる電極部31と、電極部31から主回路配線51に向かって延びる略L字状の配線部32とを有する。第1主端子30は、電極部31と配線部32との間、および、配線部32の途中(L字の角部)で折り曲げられている。第1主端子30の例示的な厚さは、約0.2mm以上約1.0mm以下である。第1主端子30の厚さは、小さいほど、通電時に半導体素子21,22に加わる熱応力を小さくすることができる一方、大きいほど、通電時に発生するジュール熱を小さくすることができることに鑑みて、適切な値に設定される。
第1主端子30は、Cuの単層であってもよいし、例えばCu層/インバー(Fe−36%Ni合金)層/Cu層からなる積層体であってもよい。各層の厚さを変更することにより、第1主端子30の見かけの線膨張係数を変更できる。第1主端子30は、Cu−Mo(銅−モリブデン)合金またはCu−W(銅−タングステン)合金でできていてもよい。
第1主端子30の電極部31は、第3接合層63を介して半導体素子21,22の表面21a,22aに接合された電極側接合部33を有する。これにより、電極側接合部33、そして第1主端子30の全体が、半導体素子21,22の表面主電極に電気的に接続される。電極側接合部33は、第1主端子30の厚さ方向(高さ方向Z)に沿って延び且つ半導体素子21,22の表面21a,22aに対向して設けられた突起部34と貫通孔35とを有する。突起部34は、高さ方向Zに沿って突出しており、貫通孔35は高さ方向Zに沿って貫通している。突起部34は、少なくとも部分的に第3接合層63に接触している。貫通孔35の内部には、第3接合層63を構成する接合材が存在していてもよい。
突起部34は、別体として第1主端子30の裏面に設けられていてもよいし、プレス成形により形成されていてもよい。プレス成形を用いる場合、第1主端子30の表面には、突起部34に対応する凹部が形成される。これは、第1、第2主端子30,40に設けられる他の接合部でも同様である。また、各接合部に設けられる突起部34の高さは同じであってもよい。
図面では、円柱状の突起部34を示しているが、本発明はこれに限定されることなく、突起部34は、角柱状、筒状、板状など任意の形状を有していてよい。また、図面では、平面視円形の貫通孔35を示しているが、本発明はこれに限定されることなく、貫通孔35は、平面視多角形など、任意の形状を有していてよい。さらに、貫通孔35に筒状のブッシュを圧入することにより、貫通孔35の位置に筒状の突起部34を設けてもよい。このとき、突起部34の側面には穴が空けられていることが好ましい。ここで説明した突起部34と貫通孔35の形状についての変形例は、第1、第2主端子30,40に設けられる他の接合部にも同様に適用できる。
幅方向Xに並べて配置された2つの半導体素子21,22を1つの第1主端子30で接合することにより、配線インダクタンスを小さくして半導体素子21,22に印加されるサージ電圧を小さくすることができる。また、第1主端子30と半導体素子21,22との間に設けられる2箇所の電極側接合部33を1回の接合工程で同時に接合できるので、電力用半導体装置1000の生産性が向上する。
第1主端子30の配線部32は、主回路配線51に第4接合層64を介して接合された配線側接合部36を有する。これにより、配線側接合部36、そして第1主端子30の全体が、主回路配線51に電気的に接続される。配線側接合部36は、第1主端子30の厚さ方向(高さ方向Z)に沿って延び且つ主回路配線51に対向して設けられた突起部37と貫通孔38とを有する。突起部37は、少なくとも部分的に第4接合層64に接触している。貫通孔38の内部には、第4接合層64を構成する接合材が存在していてもよい。
なお、半導体モジュール102,103の配線側接合部36は、半導体モジュール101と同様に主回路配線51に接合され、半導体モジュール104〜106の配線側接合部36は、主回路配線55に接合される。
(第2主端子40)
第2主端子40は、板状である。第2主端子40は、電極部41と、電極部41から主回路配線54に向かって延びる略L字状の配線部42とを有する。第2主端子40は、電極部41と配線部42との間、および、配線部42の途中(L字の角部)で折り曲げられている。第2主端子40の例示的な厚さは、約0.2mm以上約1.0mm以下である。第2主端子40の厚さは、第1主端子30の厚さと同様に、小さいほど、通電時に半導体素子21,22に加わる熱応力を小さくすることができる一方、大きいほど、通電時に発生するジュール熱を小さくすることができることに鑑みて、適切な値に設定される。
第2主端子40は、第1主端子30と同様に、Cuの単層であってもよいし、例えばCu層/インバー(Fe−36%Ni合金)層/Cu層からなる積層体であってもよいし、Cu−Mo(銅−モリブデン)合金またはCu−W(銅−タングステン)合金でできていてもよい。
第2主端子40の電極部41は、第5接合層65を介して基板10の表面導体層12に接合された電極側接合部43を有する。これにより、電極側接合部43、そして第2主端子40の全体が、半導体素子21,22の裏面主電極に電気的に接続される。電極側接合部43は、第2主端子40の厚さ方向(高さ方向Z)に沿って延び且つ基板10の表面導体層12に対向して設けられた突起部44と貫通孔45とを有する。突起部44は、少なくとも部分的に第5接合層65に接触している。貫通孔45の内部には、第5接合層65を構成する接合材が存在していてもよい。
第2主端子40の配線部42は、主回路配線54に第4接合層64を介して接合された配線側接合部36を有する。これにより、配線側接合部46、そして第2主端子40の全体が、主回路配線54に電気的に接続される。配線側接合部46は、第2主端子40の厚さ方向(高さ方向Z)に沿って延び且つ主回路配線54に対向して設けられた突起部47と貫通孔48とを有する。突起部47は、少なくとも部分的に第6接合層66に接触している。貫通孔48の内部には、第6接合層66を構成する接合材が存在していてもよい。
なお、半導体モジュール102,103,104,105,106の第2主端子40に設けられた配線側接合部46は、それぞれ主回路配線53,52,54,53,52に接合される。各半導体モジュールに設けられる第2主端子40の構造は、端子台120における第2主端子40の高さにより変更される。例えば、図2に示すように、半導体モジュール102の第2主端子40は、平坦な形状を有する。
(主回路配線51〜55)
図5に示すように、主回路配線51〜55は、端子台120に固定されており、電力用半導体装置1000の外部へ導出されている。図1D、図5に示すように、主回路配線51〜55は、それぞれ平板形状を有し、互いに所定の間隔を隔てて平行に配置されている。主回路配線51〜55は、端子台120に設けられた切欠部121,122から露出している。上述のとおり、主回路配線51には、半導体モジュール101〜103の第1主端子30が接合されている。主回路配線52,53,54には、それぞれ半導体モジュール103,101,103の第2主端子40が接合されている。図示していないが、主回路配線52,53,54には、半導体モジュール106,104,105の第2主端子40も接合されている。主回路配線55には、半導体モジュール104〜106の第1主端子30が接合されている。
主回路配線51〜55を用いて配線される6つの半導体モジュール101〜106により、図6に示すインバータ回路600が構成される。各半導体モジュールにより、インバータ回路600の1つのアームが構成される。端子台120を挟んで設けられた一対の半導体モジュール101,104、一対の半導体モジュール102,105、および、一対の半導体モジュール103,106により、それぞれインバータ回路600のレッグが構成される。インバータ回路600は、例えばかご型三相誘導モータを駆動する駆動回路として用いられる。このとき、主回路配線51,55は、一方が外部電源の正極に、他方が外部電源の負極に接続される。主回路配線52〜54は、モータに接続される。
主回路配線51,52は、それぞれインバータ回路600の三相交流の高電圧線(P)とグラウンド線(N)に相当する機能を有する。上述のとおり、主回路配線51〜55は、それぞれ平板形状を有し、互いに所定の間隔を隔てて平行に配置されているので、各主回路配線を流れる電流に起因して生じる磁界は、端子間で打ち消される。これにより、相互の磁界により生じるインダクタンス成分が最小化される。主回路配線のインダクタンス成分が小さくなることにより、電力用半導体素子1000のスイッチング動作時に生じるサージ電圧が小さくなり、ひいてはスイッチング動作時に生じる熱損失が小さくなるという効果が得られる。
(端子台120)
端子台120は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、液晶樹脂、フッ素系樹脂などの樹脂でできていてもよい。端子台120は、シリコーン系の柔らかい接着剤でヒートシンク110の表面に接合されていてもよいし、ヒートシンク110にねじ穴を設けてボルトによりヒートシンク110に固定されてもよい。
(ヒートシンク110)
ヒートシンク110は、これに限定されないが直方体形状を有している。ヒートシンク110の例示的な大きさは、350mm×200mm×50mmである。ヒートシンク110は、基板10の裏面に第1接合層61を介して接合された天板111と、天板111に取り付けられた複数の放熱フィン112と、水などの冷媒が流通する冷媒ジャケット113とを有する。冷媒ジャケット113は、外部のラジエータへ冷媒を循環させるための入口部114と出口部115を有する。
冷媒ジャケット113は、天板111と冷媒ジャケット113との気密性が確保されてヒートシンク外部への冷媒の漏れが防止されるように、天板111に固定されている。固定の方法は、1)ゴム製Oリングとねじ止め、2)シール材塗布とねじ止め、3)ロウ付け、および4)摩擦撹拌接合などから選択される方法を用いて天板111に固定される。
ヒートシンク110は、熱伝導率が高く且つ入手しやすいものであることが好ましく、例えばCuまたはAlでできていてもよい。電力用半導体装置1000を車載用に用いる場合、ヒートシンク110は、軽量化ひいては燃費向上のために、Alでできていることが好ましい。
(第1から第6接合層61〜66)
第1接合層61は、ヒートシンク110と半導体モジュール101の基板10との間に設けられている。第1接合層61を構成する接合材は、Alでできているヒートシンク110への直接の接合を可能とするAl−Siろう材であってもよいし、Sn系はんだ材であってもよい。ここで、本明細書において、Sn系はんだ材は、Sn(錫)を主成分とするはんだ材であって、例えばAg(銀)、Cu(銅)、Bi(ビスマス)、In(インジウム)、Sb(アンチモン)またはPb(鉛)が添加されたものを指す。以下、例えばSnにCuが添加されたSn系はんだ材をSn−Cuはんだ材、のように示す。
第1接合層61を構成する接合材がSn系はんだ材であってヒートシンク110を構成する材料がAlであれば、ヒートシンク110に、例えばNiめっきまたはSnめっきを予め施しておくことにより、Sn系はんだとの合金化により、両者を直接に接合しやすくなる。めっき層の厚さは、約2μm以上約10μm以下であれば、はんだ材の濡れ性と接合部の信頼性とを十分に満足させられることがわかっている。
ここで、ヒートシンク110を構成する材料がAlであり、基板10の絶縁層11が厚さ0.32mmのSi、表面導体層12と裏面導体層13がそれぞれ厚さ0.5mmのCuであるとする。ヒートシンク110を構成するAlの線膨張係数が23ppm/Kであるのに対し、基板10の見かけの線膨張係数は約7ppm/K以上約8ppm/K以下であり、両者の線膨張係数差が大きくなる。このように、ヒートシンク110を構成する材料と基板10を構成する材料との線膨張係数差が大きいとき、第1接合層61を構成する接合材に、降伏応力または0.2%耐力が大きい接合材を用いることにより、第1接合層61のき裂進展速度(負荷1サイクルあたりのき裂進展量)を小さくすることが好ましい。
第2接合層62は、基板10と半導体素子21,22との間に設けられている。第3接合層63は、半導体素子21,22の表面21a,22aと第1主端子30との間に設けられている。第4接合層64は、主回路配線と第1主端子30との間に設けられている。第5接合層65は、基板10の表面導体層12と第2主端子40との間に設けられている。第6接合層66は、主回路配線と第2主端子40との間に設けられている。
第2から第6接合層62〜66を構成する接合材は、はんだ材であってもよい。当該接合材は、導電性フィラー(銀またはグラファイト)を混合したエポキシ樹脂系の接着剤であってもよい。はんだ材などの低融点材料は、接合時の加熱温度が低いため使いやすいという利点がある。
また、第2から第6接合層62〜66を構成する接合材は、Ag系シンター材、Cu系シンター材およびCuSn(銅錫合金)系シンター材などの焼結性接合材であってもよい。ここで、焼結性金属接合材は、骨材である金属微粒子が有機成分中に分散されてペースト状になった接合材であり、金属微粒子がその金属の融点よりも低い温度で焼結する現象を利用したものである。焼結性金属接合材では、接合後の接合材の融点が金属としての本来の融点にまで高くなることにより、接合部の耐熱温度を高くすることができる。
一般的に、金属は再結晶温度以上で使用していると、結晶粒界が拡散により移動して結晶粒が粗大化し、金属疲労に対して弱くなる。そこで、特に、半導体素子21,22に直接に接する場所に設けられた第2、第3接合層62,63を構成する接合材は、長期信頼性の観点から、焼結性金属接合材であることが好ましい。
(電力用半導体装置1000の製造方法)
図7に示すように、電力用半導体装置1000の例示的な製造方法は、基板を準備するステップ1001、ヒートシンク110の表面に端子台120を固定するステップ1002、ヒートシンク110の表面に接合材を用いて基板10を接合し、第1接合層61を形成するステップ1003、基板10の表面に接合材を用いて半導体素子21,22を接合し、第2接合層62を形成するステップ1004、半導体素子21,22の表面21a,22aおよび主回路配線に接合材を用いて第1主端子30を接合して第3、第4接合層63,64を形成するステップ1005、および、基板10の表面導体層12および主回路配線に接合材を用いて第2主端子40を接合し、第5、第6接合層65,66を形成するステップ1006を含む。
接合材を用いるステップ1003〜1006では、接合材がはんだ材であれば、接合材を加熱して溶融させて冷却することにより、接合材が焼結性接合材であれば、接合材を加熱して焼結させることにより、第1〜第6接合層61〜66を形成する。複数の接合部にはんだ材を配置し、公知のリフロー工程により一括で複数の接合層を形成してもよい。
例えば、半導体素子21,22の表面21a,22aおよび主回路配線51に第1主端子30を接合するステップ1005では、第3、第4接合層63,64を構成する接合材として、バルクはんだ材(棒はんだ、板はんだ、シートはんだなど)を用いることが好ましい。当該ステップ1005では、まず、表面21a,22aおよび主回路配線51の上にそれぞれバルクはんだ材を配置し、続いて第1主端子30を上から押し付けて、突起部34,37をバルクはんだ材内に圧入して固定することにより、電力用半導体装置1000の製造中に第1主端子30の位置ずれが抑制される。基板10の表面導体層12および主回路配線54に接合材を用いて第2主端子40を接合するステップ1006でも、同様に、第5、第6接合層65,66を構成する接合材として、バルクはんだ材を用いることにより、電力用半導体装置1000の製造中に第2主端子40の位置ずれが抑制される。
(効果)
本実施形態1の効果について具体的に説明する。まず、本実施形態1に係る電力用半導体装置1000において想定される課題を説明する。
例えば、電力用半導体装置1000をモータ用のインバータ回路600として用いる場合、電力用半導体装置1000の主回路には、通常は数百アンペアの電流が流れる。主回路を構成する第1、第2主端子30,40の第3から第6接合層63〜66は、線膨張係数の異なる材料同士を接合している。したがって、繰り返し印加される温度サイクルにより、接合層に作用する熱応力が大きくなると、き裂が進展し、接合部の断面積が小さくなる。そして、通電時に接合部に発生するジュール熱が多くなり、接合部に加わる熱応力も大きくなる。き裂が進展し、半導体素子21,22の表面主電極と主回路配線51〜55との間に高い電位差が生じると、アーク放電を起こし電力用半導体装置1000が適正に動作できないという問題がある。
接合層に作用する熱応力を考慮して接合部の信頼性を確保するためには、接合後の接合材の体積を適切に設定する必要がある。例えばはんだ接合の場合、接合材を一旦液相線温度以上まで上昇させ液化することで被接合材との界面の拡散を促進させ、その後再び固相線温度以下まで下降させて凝固させることで接合層の接合後の体積が決まる。例えばこのようにして、接合部に供給する接合材の量が決定される。
しかし、接合層の体積は適切であっても、1)接合層の接合面積が小さい場合(き裂許容範囲が小さくなることによる)、または、2)接合層の厚さが小さい場合、接合層においてき裂が進展しやすくなる。
接合層の接合面積は、第1、第2主端子30,40に水平状態からの傾きが生じたときに、大きくなる部分と小さくなる部分が生じる。第1、第2主端子30,40の傾きは、第1、第2主端子30,40の電極側接合部33,43と配線側接合部36,46との間で、部材の公差、および、接合層の厚さのばらつきにより生じる。
第1主端子30の傾きについて検討する。第1主端子30は、電極側接合部33で、第1接合層61、基板10、第2接合層62および半導体素子21,22の厚さの和に等しい高さで支持される。一方、第1主端子30は、配線側接合部36で、端子台120の下面から切欠部121までの高さに等しい(端子台120が接合層を介してヒートシンク110の天板111に接合されている場合は、接合層の高さとの和)で支持される。第1主端子30の電極側接合部33での高さと配線側接合部36での高さが理想的な高さからずれていた場合、第1主端子30に傾きが生じる。
本実施形態1では、第1主端子30の電極側接合部33と配線側接合部36が貫通孔35,38を有していることにより、第1主端子30の電極側接合部33での高さと配線側接合部36での高さの、理想的な高さからのずれは、溶融した接合材が貫通孔35,38に吸収されることにより、少なくとも部分的に相殺される。第2主端子40についても同様の作用が得られる。このようにして、第3から第6接合層63〜66の接合面積が確保される。
このとき、第1主端子30の電極側接合部33と配線側接合部36が突起部34,37を有していることにより、第3から第6接合層63〜66の最小厚さが規定される。第2主端子40についても同様の作用が得られる。このようにして、第3から第6接合層63〜66の厚さが確保される。
また、本実施形態1では、2つの半導体素子21,22を1つの第1主端子30で接合していることから、同じ電極側接合部33においても、第1主端子30と半導体素子2122との間の第3接合層63と、第1主端子30と半導体素子22との間の第3接合層63との間で第1主端子30に傾きが生じるおそれがあるところ、半導体素子21側の第3接合層63と半導体素子22側の第3接合層63がそれぞれ突起部34および貫通孔35を有していることにより、第3接合層63の接合面積と厚みを確保できる。
以上のようにして、第1、第2主端子30,40の電極側接合部33,43と配線側接合部36,46の信頼性が確保される。
なお、本実施形態1では、第1、第2主端子30,40の電極側接合部33,43と配線側接合部36,46のすべてに突起部および貫通孔を設けたが、これらの少なくとも1つの接合部に突起部および貫通孔を設けることにより、上述の効果が少なくとも部分的に得られる。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2に係る電力用半導体装置を示す斜視図である。本実施形態2の説明および図面では、実施形態1と同一または対応する構成には同じ符号を付して、当該構成の説明を省略する。
本実施形態2に係る電力用半導体装置の半導体モジュール201の枠部材70は、筐体部71と、筐体部71から長さ方向Yに突出する凸部72とを有する。枠部材70の筐体部71は、半導体素子21,22を囲むように設けられている。幅方向Yで筐体部71の端子台側は、第1、第2主端子30,40の配線部32,42に干渉しないように切り欠かれている。
枠部材70の壁面の外側には、ヒートシンク110に向かって延びる突出部73が設けられている。突出部73は、ヒートシンク110に設けられた凹部116と嵌合している。突出部73が凹部116に嵌合することにより、電力用半導体装置の製造時における半導体モジュール101の位置ずれが抑制される。
枠部材70は、例えば射出成型可能で耐熱性の高い樹脂でできている。枠部材70は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、液晶樹脂、フッ素系樹脂でできていてもよい。図示していないが、枠部材70の内側には封止樹脂が注入され、半導体素子21,22、第1、第2主端子30,40の電極部31,41などが樹脂封止される。枠部材70は、基板10の表面導体層12の表面に、裏面(符号なし)図示しない第7接合層を介して接合されている。第7接合層を構成する接合材は、シリコーン系の柔らかい接着剤であってもよい。
枠部材70からは高さ方向Zに制御端子80が突出して延びている。制御端子80は、半導体素子21の表面21aに設けられたゲートに、ボンディングワイヤ81(またはボンディングリボン)を介して接合されている。
図示していないが、枠部材70と基板10の表面導体層12との接合部は、半導体モジュール外部へ封止樹脂が流出しないように、シールを行い封止材で封入されている。これにより、半導体素子21,22の主電極間、および、当該主電極とヒートシンク110との間の電気絶縁性が確保される。
第1主端子30の電極部31は、枠部材70の凸部72に相補的な形状の凹部39を有する。凹部39は、第1主端子30の幅方向Xの中央付近を切り欠いて形成されている。凹部39は、枠部材70の凸部72と略等しい寸法を有しており、両者は互いに係合するように構成されている。
本実施形態2によれば、基板10に固定された枠部材70の凸部72と第1主端子30の凹部39とが係合していることにより、第3接合層63を介して主端子30を半導体素子21,22および主回路配線51に接合する際に生じる主端子30の位置ずれが抑制される。
なお、上述の説明では、枠部材70の筐体部71に凸部72を設け、第1主端子30の電極部31に凹部39を設けたが、実施形態2の変形例として、枠部材70の筐体部71に凹部を設け、第1主端子30の電極部31に凸部を設けても、上述の効果と同等の効果が得られる。
実施の形態3.
図9は、本発明の実施の形態3に係る電力用半導体装置を示す斜視図である。本実施形態3の説明および図面では、実施形態1,2と同一または対応する構成には同じ符号を付して、当該構成の説明を省略する。
実施形態3では、第1主端子30の配線側接合部36に、第1主端子30の厚さ方向(高さ方向Z)に貫通して延びる溝部238が形成されている。第2主端子40の電極側接合部43および第2主端子40の配線側接合部46には、それぞれ、第2主端子40の厚さ方向(高さ方向Z)に貫通して延びる溝部245,248が形成されている。これらの溝部238,245,248は、幅方向Xに開口している。すなわち、溝部238,245,248は、図2に示す貫通孔38,45,48が幅方向Xに延びて開口したものである。溝部238,245,248は、幅方向Xから長さ方向Yに向かって傾斜した方向に開口していてもよい。
次に、本実施形態3により得られる効果について説明する。一般的に、電力用半導体装置の出荷前には、接合層の外観検査が行われる。具体的には、1)接合層にボイドなどの欠落部が生じていないか、2)接合材と被接合材との界面に合金層が必要量形成されているか、3)接合材が被接合面全体に濡れ拡がっているか、などを確認する検査が行われる。
まず、上記の1)接合層にボイドなどの欠落部が生じていないか、を確認する検査については、透過型X線撮影装置を用いることが多い。しかし、透過型X線撮影装置を用いた場合、ヒートシンク110の放熱フィン112など、確認対象の接合層以外のものが投影面に映り込んでしまい、接合層における欠落部を高精度に検出することが困難となる。この問題はX線CT装置を用いることにより解消する可能性があるが、X線CT装置を用いた撮影には長い時間を要するので、電力用半導体装置の生産性が低下するという問題が生じる。
次に、上記の2)接合材と被接合材との界面に合金層が必要量形成されているか、を確認する検査については、超音波探傷を用いることにより、未接合領域の判断を行うことができる。しかし、超音波探傷を用いた撮影には長い時間を要するので、電力用半導体装置の生産性が低下するという問題が生じる。
ここで、第1、第2接合層61,62のように、半導体素子21,22からヒートシンク110への放熱経路を構成する接合層では、ボイドの発生率について厳しい品質管理が求められないことが多く、はんだ接合工程でのプロセス条件で、ボイドの発生率の管理を行うことが一般的である。例えば、フラックスレス真空はんだプロセスの場合、真空度とボイドの発生率との既知の相関関係に基づいて、ボイド率を間接的に管理できる。また、合金層の形成については、液相線以上の温度に晒される時間と合金層の形成量との相関関係に基づいて、合金層の形成量を間接的に管理できる。
一方、上記の3)接合材が被接合面全体に濡れ拡がっているか、を確認する検査については、第1、第2主端子30,40の端部で接合層に形成されるフィレット形状を目視で確認することにより、簡便に且つ有効に行うことができる。
しかし、各接合層の中心部またはその付近では、第1、第2主端子30,40の接合層に形成されるフィレット形状を確認するだけでは、接合材が被接合面全体に濡れ拡がっていることを確認することは困難である。
本実施形態3では、第1主端子30の配線側接合部36、第2主端子40の電極側接合部43および第2主端子40の配線側接合部46に、それぞれ溝部238,245,248が形成されていることにより、実施形態1,2で説明した効果を得つつ、接合層のフィレット形状をより視認しやすくなり、接合材が被接合面全体に濡れ拡がっているか、についての確認の精度が向上する。
なお、本実施形態3では、第1主端子30の配線側接合部36、第2主端子40の電極側接合部43および第2主端子40の配線側接合部46に溝部を設けたが、本発明はこれに限定されることなく、第1主端子30の電極側接合部33にも溝部を設けてよい。また、これら4つの接合部のうち1つ以上に溝部を設けることにより、上述の効果を少なくとも部分的に得ることができる。
実施の形態4.
本実施形態4の説明では、実施形態1から3と同一または対応する構成には同じ符号を付して、当該構成の説明を省略する。
本実施形態4に係る電力用半導体装置では、第1、第3から第6接合層61,63〜66を構成する接合材としてSn系はんだ材を用い、第2接合層62を構成する接合材として、Sn系はんだ材よりも降伏応力または0.2%耐力が大きい焼結性接合材を用いる。
本実施形態4に係る電力用半導体装置の製造方法では、第1、第3から第6接合層61,63〜66は、実施形態1で説明したように、公知のリフロー工程により一括で形成する。
次に、本実施形態4の効果を説明する。基板10の表面導体層12と半導体素子21,22とを接合する第2接合層62は、他の接合層に比べてき裂に対する感度が大きい。したがって、本実施形態4によれば、第2接合層62を構成する接合材として焼結性接合材を用い、かつ、第1、第3から第6接合層61,63〜66を構成する接合材としてSn系はんだ材を用いて一括でこれらの接合層を形成することにより、生産性の向上を図りつつ、各接合部の高い信頼性を確保できる。
実施の形態5.
本実施形態5の説明では、実施形態1から4と同一または対応する構成には同じ符号を付して、当該構成の説明を省略する。
本実施形態5に係る電力用半導体装置では、第1、第2、第4、第6接合層61,62,64,66を構成する接合材として、降伏応力または0.2%耐力が第3、第5接合層63,65を構成する接合材よりも大きいSn−Sbはんだ材を用いる。第3、第5接合層63,65を構成する接合材としては、例えばPbフリーのSn−Cuはんだ材を用いる。
本実施形態5に係る電力用半導体装置の製造方法では、第1から第6接合層61〜66は、実施形態1で説明したように、公知のリフロー工程により一括で形成する。
次に、本実施形態5の効果を説明する。第1接合層61では、接合部材同士(ヒートシンク110と基板10)の間の厚さの差と線膨張係数差が大きくなる。基板10と半導体素子21,22とを接合する第2接合層62は、上述のとおり、き裂に対する感度が大きい。第1、第2主端子30,40と主回路配線51,55とをそれぞれ接合する第4、第6接合層64,66は、接合面積を最小化することが好ましい。
本実施形態5では、第1、第2、第4、第6接合層61,62,64,66を構成する接合材としてSn−Sbはんだ材を用い、かつ、第1から第6接合層61〜66を構成する接合材としてSn系はんだ材を用いて一括でこれらの接合層を形成することにより、生産性の向上を図りつつ、各接合部の高い信頼性を確保できる。
実施の形態6.
本実施形態6の説明では、実施形態1から5と同一または対応する構成には同じ符号を付して、当該構成の説明を省略する。
(接合材)
一般的に、はんだ材の供給方法として、還元作用をもつフラックスに微小なはんだボールを含浸させたクリームはんだを印刷する方法、または、ディスペンサを用いてクリームはんだを塗布する方法が知られている。
第1、第2主端子30,40では、電極側接合部と配線側接合部との間で高さが異なる。したがって、クリームはんだを用いる場合、印刷を複数回に分けて行い、さらに第1、第2主端子30,40を反転させる必要があり、これにより生産性が低下することが考えられる。
一方、ディスペンサを用いてクリームはんだを塗布する場合、半導体素子21,22の表面21a,22aと主回路配線51,52とに直接にアクセスしてはんだ材を供給することは可能であり、第1、第2主端子30,40を反転させる必要はない。しかし、塗布開始の際にディスペンサの先端にはんだ材が残ること、塗布完了後にディスペンサを引き上げる際に液切れが生じることにより、はんだ材の供給量にばらつきが生じることが考えられる。
また、クリームはんだを用いる場合、フラックス残渣が接合し、長期信頼性における故障の原因などを引き起こすおそれがある。そこで、一般的には、クリームはんだを用いる場合、超音波洗浄法を用いてフラックス残渣を除去する。しかし、本発明の実施形態に係る電力用半導体装置でこの方法を採ると、枠部材70、端子台120などの樹脂部品とともに、全体を一括で洗浄する必要が生じる。これにより、残渣の除去手段に加えて、樹脂部品からの異物飛散を防止する手段を設けることが必要となり、電力用半導体装置1000の製造コストが上昇する。
こうした課題に鑑みて、実施形態6では、第1から第6接合層61〜66を構成する接合材として、フラックスレスはんだ材を用いる。このフラックスレスはんだ材は、例えば、フラックスを含有しない微小なはんだボールをシート状に圧延したものである。フラックスレスはんだ材は、Sn系はんだよりも硬い刃型で抜き加工される。
フラックスレスはんだ材がシート状であることにより、各接合部に供給するはんだ材の量を安定させることができる。また、フラックスレスはんだ材を用いる事により、基本的には、はんだ接合後の洗浄を行う必要がない。
(接合材の加熱方法)
一般的に、フラックスレスはんだ材の加熱方法として、1)リフロー槽に熱風を送り込む雰囲気加熱方式、2)加熱ブロックからワークへの伝熱方式、および、3)ハロゲンランプなど赤外線を用いた輻射熱方式の3つの方式が主として存在する。
ここで、フラックスレスはんだ材を用いる場合、フラックスの代わりに還元力を有するギ酸、水素などの還元ガスを用いることが一般的である。雰囲気加熱方式の場合、熱風を効率良く送り込むリフロー槽を設ける必要があるが、ギ酸、水素ガスを用いた場合、酸性のギ酸を含むガスによる異臭の発生、水素爆発などを防止するため、リフロー槽に気密性を持たせることが必要となる。しかし、リフロー槽の気密性を確保しつつ熱風を効率良く送りこむことは、困難であるか、リフロー槽の製造コストが高くなる。
次に、伝熱方法の場合、はんだ接合部品として、他の部品に比べて大型であるヒートシンク110と基板10とのはんだ接合を行う際に、ヒートシンク110の反り量によっては、伝熱経路に空気層が介在することになる。空気は熱伝導率が低いことから、被接合面同士の間での温度差、および、各被接合面内での温度のばらつきが解消されないことも考えられる。
次に、輻射熱方式の場合、ヒートシンク110の反りなど形状因子に起因する熱伝達不足、熱伝達分布は発生しない。また、雰囲気加熱方式のように、気密性が確保され且つ効率良く熱風を送り込むことが可能なリフロー槽を設ける必要はない。ただし、受熱面を構成する材料の種類、面の粗さ、材料の酸化度によって放射率が大きく異なるところ、放射率の大きさによっては効率良く熱伝達できないおそれがある。
本発明者らによる試験研究の結果、被接合体の放射率が0.3以上であれば輻射熱方式を用いることにより、被接合体の放射率が0.3以下であれば伝熱方法を用いることにより、熱伝達効率を大きくしてはんだ付けを行うことができ、これにより生産性が向上することがわかった。そこで、本実施形態6では、図7に示すステップ1003〜1006において接合材としてフラックスレスはんだ材を用い、被接合体の放射率に応じて、輻射熱方式または伝熱方法をフラックスレスはんだ材の加熱方法として採用する。
実施の形態7.
上述のとおり、フラックスレスはんだ材の加熱方法として赤外線光源(ハロゲンランプなど)による輻射熱方式を用いた場合、受熱面を構成する材料の種類、面の粗さ、材料の酸化度によって放射率が大きく異なるところ、放射率の大きさによっては効率良く熱伝達できない場合がある。また、上述のとおり、第4、第6接合層64,66を挟んで、Cu、Alなどの材料で作られた第1、第2主端子30,40と、PPS、液晶樹脂、フッ素系樹脂などの樹脂材料で作られた端子台120とが存在する。
ここで、ハロゲンランプから放出される光の波長は、典型的には約1μm以上約10μm以下である。この波長範囲の光に対する放射率は、Cu、Alの非酸化面では0.1以下であり、PPS、液晶樹脂、フッ素系樹脂などの樹脂材料では0.85以上である。したがって、隣接配置されている部材を構成する材料同士の間で、放射率が大きく異なる場合がある。
はんだ付け時の処理時間を短くして生産性を高めるために、輻射熱のエネルギーを大きくしていくと、第4、第6接合層64,66の近傍に位置する樹脂材料に伝わるエネルギー量が大きくなる。この樹脂材料が、樹脂の軟化温度または分解温度を超える温度に至った場合、端子台120の一部が構造材として機能しなくなるおそれがある。
そこで、本実施形態7では、第4、第6接合層64,66を形成するステップ1005,1006において接合材としてフラックスレスはんだ材を用いると共に、ヒートシンク110の表面に端子台120を固定するステップ1002において、端子台カバー121が設けられた端子台120(図10を参照)を用いる。
端子台カバー121は、端子台120を全体的に覆うように設けられている。端子台カバー121は、第1、第2主端子30,40を構成する材料と同じ(または同程度の)放射率を有する。端子台カバー121は、Cu、Alなどの金属材料で作られていてよい。端子台カバー121の放射率は、端子台カバー121を構成する材料の種類だけでなく、面の粗さ、材料の酸化度によって調節されてもよい。
本実施形態7によれば、端子台120が端子台カバー121で覆われていることにより、輻射熱を用いたフレックスレスはんだ材の加熱で第4、第6接合層64,66を形成した場合であっても、樹脂材料からなる端子台120の昇温を抑制しつつ、輻射熱のエネルギーを大きくすることができ、ひいてははんだ付けに要する時間を短縮して、生産性を高めることができる。
以上、複数の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は実施形態に限定されないと理解すべきである。また、各実施形態に記載された特徴は、自由に組み合わせられてよい。また、実施形態には、種々の改良、設計上の変更および削除が加えられてよい。
10 基板、 11 絶縁層、 12 表面導体層、 13 裏面導体層、 21,22 半導体素子、 21a,21b (半導体素子の)表面、 30 第1主端子、 31 (第1主端子の)電極部、 32 (第1主端子の)配線部、 33 電極側接合部、 34 突起部、 35 貫通孔、 36 配線側接合部、 37 突起部、 38 貫通孔、 39 凹部、 40 第2主端子、 41 (第2主端子の)電極部、 42 (第2主端子の)配線部、 43 電極側接合部、 44 突起部、 45 貫通孔、 46 配線側接合部、 47 突起部、 48 貫通孔、 51〜55 主回路配線、 61〜66 第1から第6接合層、 70 枠部材、 72 凸部、 80 制御端子、 101〜106,201,301 半導体モジュール、 110 ヒートシンク、 120 端子台、 238,248 溝部、 1000 電力用半導体装置

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板に接合された裏面と、第1主電極が設けられた表面と、を有する半導体素子と、
    導電性接合層を介して前記半導体素子の表面に接合されて前記第1主電極に電気的に接続された電極側接合部を有する板状の第1主端子と、を備え、
    前記第1主端子の電極側接合部は、その厚さ方向に沿って延び且つ前記半導体素子の表面に対向して設けられた、突起部および貫通孔を有する、電力用半導体装置であって、
    前記基板は、導体層を有し、
    前記半導体素子は、該半導体素子の裏面に設けられ且つ前記基板の導体層に接合された板状の第2主電極を有し、
    前記電力用半導体装置には、導電性接合層を介して前記基板の導体層に接合されて前記半導体素子の第2主電極に電気的に接続された電極側接合部、を有する第2主端子がさらに備えられ、
    前記第2主端子の電極側接合部は、その厚さ方向に沿って延び、前記導体層に対向する突起部および貫通孔を有し、
    前記電力用半導体装置の外部へ導出された第2主回路配線をさらに備え、
    前記第2主端子は、導電性接合層を介して前記第2主回路配線に接合された配線側接合部を有し、
    前記第2主端子の配線側接合部は、その厚さ方向に沿って延び、前記導体層に対向する突起部および貫通孔を有し、
    前記第1主端子の電極側接合部、前記第1主端子の配線側接合部、前記第2主端子の電極側接合部および前記第2主端子の配線側接合部のうち少なくとも1つに設けられた貫通孔は、前記厚さ方向に垂直な方向に開口して溝部を形成している、
    電力用半導体装置。
  2. 前記半導体素子は、第1半導体素子であり、
    前記電力用半導体装置には、前記基板の導体層に接合された第3主電極が設けられた裏面と、前記第1主電極の電極側接合部に接合された第4主電極が設けられた表面と、を有する第2半導体素子が備えられている、
    請求項1に記載の電力用半導体装置。
  3. 基板を準備するステップと、
    前記基板に半導体素子を接合するステップと、
    前記半導体素子の上にバルクはんだ材を介して板状の主端子を配置するステップと、
    前記バルクはんだ材を加熱して、前記半導体素子と前記主端子とを接合するステップと、を含み、
    前記主端子は、その厚さ方向に沿って延び且つ前記半導体素子の表面に対向して設けられた、突起部および貫通孔を有し、
    前記主端子を配置するステップでは、前記バルクはんだ材を前記突起部に対して固定する、
    請求項1または2に記載の電力用半導体装置の製造方法。
  4. 前記半導体素子を接合するステップでは、前記バルクはんだ材よりも降伏応力または0.2%耐力が大きい焼結性接合材を用いて、前記基板に前記半導体素子を接合する、
    請求項3に記載の電力用半導体装置の製造方法。
  5. 前記半導体素子を接合するステップでは、前記バルクはんだ材よりも降伏応力または0.2%耐力が大きいSn−Sbはんだ材を用いて、前記基板に前記半導体素子を接合する、
    請求項3に記載の電力用半導体装置の製造方法。
  6. 前記バルクはんだ材は、シート状のフラックスレスはんだ材である、
    請求項3から5のいずれか1項に記載の電力用半導体装置の製造方法。
  7. 前記主端子は、主回路配線に接合され、
    前記基板をヒートシンクの上に接合するステップと、
    前記ヒートシンクの上に、前記主回路配線が固定された樹脂製の端子台を固定するステップとをさらに含み、
    前記端子台は、金属製の端子台カバーで覆われており、
    前記端子台カバーは、前記主端子を構成する材料と同一の放射率を有し、
    前記半導体素子と前記主端子とを接合するステップでは、輻射熱により前記バルクはんだ材を加熱する、
    請求項3から6のいずれか1項に記載の電力用半導体装置の製造方法。
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