JP6257187B2 - 像振れ補正装置、レンズ鏡筒、光学機器、および撮像装置 - Google Patents

像振れ補正装置、レンズ鏡筒、光学機器、および撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置等に搭載される像振れ補正装置に関する。
像振れ補正装置は、光学部材又は撮像素子を保持する可動鏡筒を、光軸と直交する面内の2方向(ヨー方向およびピッチ方向)に駆動することで、撮影時に発生する手振れによる影響を緩和する。
特許文献1に開示の像振れ補正装置は、補正レンズを保持する可動鏡筒を、所定の点を球心とする球面上の2方向にて駆動することで、補正レンズが移動した場合の光学性能の低下を防止する。
特開2008−134329号公報
特許文献1に記載の装置は、支持枠に対して、第1のレンズを保持する保持枠を、3つの球体を介して移動可能に支持している。すなわち、この構成では3点が拘束されるので自由度が3であり、保持枠は、支持枠に対してヨー方向およびピッチ方向に加え、光軸回り方向(ロール方向)に回転可能である。保持枠は、ヨー方向およびピッチ方向への駆動力を発生する2つのアクチュエータにより駆動される。したがって、保持枠が光軸回りに回転すると、第1のレンズの位置を高精度に制御できなくなるという問題があった。
本発明の目的は、可動部材を光軸にほぼ直交する2方向へ駆動可能な像振れ補正装置において、光軸回りの回転を抑制することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る装置は、補正部材を保持する可動部材を駆動部により移動させることで像振れを補正する像振れ補正装置であって、前記可動部材を、前記補正部材の光軸と直交する第1の回転軸を中心に回転可能に支持する第1の支持部材と、前記補正部材の光軸と直交し、かつ前記第1の回転軸と前記光軸上の点で交わる第2の回転軸を中心として前記第1の支持部材を回転可能に支持する第2の支持部材と、前記可動部材と前記第2の支持部材とを近づける方向に付勢する付勢部材と、を備え、前記第1の支持部材は、前記可動部材の前記光軸回りの回転を抑制し、前記第2の支持部材は、前記第1の支持部材の前記光軸回りの回転を抑制する。
本発明によれば、可動部材を光軸にほぼ直交する2方向へ駆動可能な像振れ補正装置において、光軸回りの回転を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る像振れ補正装置の分解斜視図である。 図1の像振れ補正装置を反対側から見た場合の分解斜視図である。 組み立て後の像振れ補正装置の正面図である。 図3の像振れ補正装置をA−A線で切断した場合の断面図である。 図3の像振れ補正装置をB−B線で切断した場合の断面図である。 光軸を通りヨー回転軸と直交する断面構造の模式図である。 光軸を通りピッチ回転軸と直交する断面構造の模式図である。 本発明の第2実施形態に係る像振れ補正装置の分解斜視図である。 図8の像振れ補正装置を、光軸を通りピッチ回転軸と直交する平面で切断した場合の断面図である。 図9の像振れ補正装置を、光軸を通りヨー回転軸と直交する平面で切断した場合の断面図である。 光軸を通りヨー回転軸と直交する断面構造の模式図である。 光軸を通りピッチ回転軸と直交する断面構造の模式図である。
以下に、本発明の各実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。各実施形態では、本発明を撮像装置や光学機器に搭載される像振れ補正装置に適用した例を説明する。例えば、デジタルビデオカメラ、監視カメラ、Webカメラ等の撮像装置や、携帯電話やタブレット端末等の撮像装置を具備する電子機器に本発明を適用できる。また、デジタル一眼レフカメラに装着される交換レンズや、双眼鏡、望遠鏡、フィールドスコープといった観察装置のような光学機器にも本発明を適用できる。
[第1実施形態]
図1ないし図7を参照して、本発明の第1実施形態に係る像振れ補正装置100について説明する。
図1は、像振れ補正装置100の構成を示す分解斜視図である。図2は、像振れ補正装置100を図1とは反対側から見た場合の分解斜視図である。像振れ補正装置100は、補正レンズ101を保持する可動ユニット102と、回転防止板103と、固定地板104を備える。像振れ補正装置100はさらに、第1の転動ボール105、第2の転動ボール106、第3の転動ボール107、付勢ばね108を備える。第1駆動部109、第2駆動部110は電磁駆動部である。第1駆動部109は、第1磁石1091、第1コイル1092により構成される。第2駆動部110は、第2磁石1101、第2コイル1102により構成される。
図3は、組み立て後の像振れ補正装置100を光軸方向から見た場合の正面図である。図4は、像振れ補正装置100を光軸と平行な平面(図3のA−A断面)で切断した場合の断面図である。図5は、像振れ補正装置100を図3のB−B線に沿う平面で切断した場合の断面図である。図6は、光軸を通り、ヨー回転軸と直交する平面で切断した場合の断面構造を示す模式図である。図6では図4と同じ断面を示すが、構造を説明するために第1および第2駆動部は省略している。また、第1ないし第3の転動ボールの中心点が断面上に位置するよう適宜に変更している。図7は、光軸を通り、ピッチ回転軸と直交する平面で切断した場合の断面構造を示す模式図である。図7でも図6と同様の変更を行っている。図6および図7では形状の一部を誇張的に示す。
補正レンズ101は、光軸上の回転中心点(以下、点Oと記す)を球心とする球面に沿って移動する補正部材である。補正レンズ101は、図示しない撮像光学系の一部を構成し、撮像光学系による像を光軸と直交する面内で移動させる。これにより、手振れ等が検出された場合に像面での安定性を確保できる。なお、補正部材として補正レンズを用いる実施形態の他、撮像素子やプリズム等を補正部材として駆動する実施形態も可能である。
ここで、回転中心点Oを通り、撮像光学系の光軸と直交する1つの仮想線を、ピッチ回転軸(図6中にP軸で示す)と定義する。また、回転中心点Oを通り、光軸およびピッチ回転軸Pの双方と直交する仮想線を、ヨー回転軸(図7中にY軸で示す)と定義する。ピッチ回転軸Pは、像振れ補正装置に関する第1の回転軸であり、ヨー回転軸Yは第2の回転軸である。また、補正レンズ101から見た場合に回転中心点Oが位置する方の面を表面とし、その反対側の面を裏面と定義する。
可動ユニット102は、中央の開口部に補正レンズ101を保持する可動部材である。可動ユニット102は、裏面側の2箇所に可動側第1ボール受け部1021を有する(図2参照)。また可動ユニット102は、裏面側に1箇所の可動側第3ボール受け部1022(図5参照)を有する。可動ユニット102は、3箇所のばねかけ部1023と、2箇所の磁石保持部1024を有する。
可動側第1ボール受け部1021は、断面形状がV字状の溝を有する。この溝の形状はピッチ回転軸Pを中心軸に持つ2つの回転面(回転体の表面)によって構成される。可動側第1ボール受け部1021は、第1の転動ボール105と2点で接触する。本実施形態では、溝形状がピッチ回転軸Pを中心軸とする2つの円錐面であるが、ピッチ回転軸P上の異なる2点を中心に持つ2つの球面や、トーラス面によって構成してもよい。可動側第3ボール受け部1022は、回転中心点Oを球心とする球面状に構成され、第3の転動ボール107と1点で接触する。
ばねかけ部1023は光軸回りにて3箇所に配置され、3つの付勢ばね108の一端がそれぞれ引っ掛けられて、各付勢ばね108を保持する。2つの磁石保持部102は、光軸回りに90°の角度をもって外周縁部に設けられており、後述する第1磁石および第2磁石を保持する。
回転防止板103は、光軸方向正面から見た場合の投影形状が、図3に示すように角のとれた略L字状をした薄板の回転防止部材である。回転防止部材をこの形状にする理由は、補正レンズ101の光路を妨げないためである。また、図4および図5に示すように、回転防止板103の表面および裏面はそれぞれ、回転中心点Oを球心とする球面状に構成される。回転防止板103は、表面側の2箇所に第1ボール受け部1031を有する。また回転防止板103は、裏面側に2箇所のV字第2ボール受け部1032および1箇所の平面第2ボール受け部1033を有する(図2参照)。
第1ボール受け部1031は、断面形状がV字状の溝を有する。この溝の形状はピッチ回転軸Pを中心軸とする回転面で構成される。本実施形態では、溝形状がピッチ回転軸Pを中心軸とする2つの円錐面である。第1ボール受け部1031は、可動側第1ボール受け部1021と対向して配置され、第1の転動ボール105と2点で接触する。
V字第2ボール受け部1032は、断面形状がV字状の溝を有する。この溝の形状はヨー回転軸Yを中心軸とする回転面によって構成される。本実施形態では、溝形状がヨー回転軸Yを中心軸とする2つの円錐面である。V字第2ボール受け部1032は第2の転動ボール106と2点で接触する。平面第2ボール受け部1033は、ヨー回転軸Yを中心軸とした円筒面を底面とする溝を有し、第2の転動ボール106と1点で接触する。
固定地板104は略円盤形状をしており、図示しない他のレンズ群を支持するレンズ鏡筒に固定される。中央の開口部104aは補正レンズ101の光路として利用される。固定地板104の表面側は回転中心点Oを球心とする球面状に構成されている。固定地板104は、表面側の複数箇所に固定側ボール受け部を備える。2箇所のV字第2ボール受け部1041は、断面形状がV字状の溝を有する。この溝の形状はヨー回転軸Yを中心軸とする2つの回転面によって構成される。本実施形態では、溝形状がヨー回転軸Yを中心軸とする2つの円錐面である。V字第2ボール受け部1041はそれぞれ、回転防止板103のV字第2ボール受け部1032と対向して配置され、第2の転動ボール106と2点で接触する。
固定地板104に設けた1箇所の平面第2ボール受け部1042は、ヨー回転軸Yを中心軸とした円筒面を底面とする溝を有する。平面第2ボール受け部1042は、回転防止板103の平面第2ボール受け部1033と対向して配置され、第2の転動ボール106と1点で接触する。また、固定地板104に設けた1箇所の第3ボール受け部1043は、回転中心点Oを球心とする球面状に構成される。第3ボール受け部1043は、可動側第3ボール受け部1022と対向して配置され、第3の転動ボール107と1点で接触する。
固定地板104は、外周縁部において光軸回りに3箇所のばねかけ部1044を備える。ばねかけ部1044は、付勢ばね108の一端が引っ掛けられて付勢ばね108を保持する。コイル保持部1045は、固定地板104の表面側にて、光軸回り方向に90°の角度で2箇所に配置され、後述する第1コイルおよび第2コイルを保持する。
第1の転動ボール105、第2の転動ボール106、第3の転動ボール107の形状はいずれも球である。第1の転動部材は2個の第1の転動ボール105であり、それぞれの中心点から回転中心点Oまでの距離がR1となるように配置される。以下では、回転中心点Oを球心とする半径R1の球面を、第1の仮想球面と呼び、図6、図7にS1で示す。第2の転動部材は3個の第2の転動ボール106であり、それぞれの中心点から回転中心点Oまでの距離がR2となるように配置される。以下では、回転中心点Oを球心とする半径R2の球面を、第2の仮想球面と呼び、図6、図7にS2で示す。本実施形態では、R2はR1よりも大きい。第3の転動部材は1個の第3の転動ボール107である。
付勢ばね108は、可動ユニット102と固定地板104との間に配置され、引張り方向の付勢力を作用させる付勢部材である。本実施形態では、3本の付勢ばね108を円周方向に等分に配置している。これらの付勢ばね108により、補正レンズ101の光軸を中心として放射方向にも引張り力が発生する。
電磁駆動部は第1駆動部109および第2駆動部110で構成される。各駆動部は磁石(永久磁石)およびコイル(電磁コイル)を備える。第1駆動部109は、ボイスコイルモータである。第1磁石1091は直方体状しており、可動ユニット102の一方の磁石保持部1024に取り付けられる。第1磁石1091が第1コイル1092と対向する面は、中央で2分割され、それぞれN極とS極として、対向面の法線方向が磁極の方向となるように着磁されている。その反対側の面については、第1コイル1092と対向する面とは反対の極に着磁されていてもよいし、磁石の厚みが十分に厚い場合などでは着磁されていなくてもよい。第1コイル1092は、小判型に形成された巻き線コイルであり、固定地板104の一方のコイル保持部1045に取り付けられる。第1コイル1092の一方の面が第1磁石1091の着磁面と対向している。第1コイル1092に対して図示しない駆動制御部が通電すると、第1磁石1091の着磁方向および通電方向と直交する方向にローレンツ力が発生する。これにより、固定地板104と可動ユニット102との間にピッチ方向の駆動力が働く。
第2駆動部110はボイスコイルモータである。第2駆動部110は、第1駆動部109に対して光軸回り方向に90°の角度で配置されることを除いて、第1駆動部109と同様の構成であるため、その詳細な説明を省略する。駆動制御部が第2コイル1102に通電すると、第2磁石1101の着磁方向および通電方向と直交する方向にローレンツ力が発生する。これにより、固定地板104と可動ユニット102との間にヨー方向の駆動力が働く。
第1駆動部109および第2駆動部110は、補正レンズ101の外周側(光軸から離れる側)に配置されるので、可動ユニット102の内周側部分を補正レンズ101の光路として利用できる。なお、駆動部の種類は限定されないので、ピッチ方向およびヨー方向に所定の駆動力を働かせることができれば駆動原理の如何は問わない。本実施形態で用いたボイスコイルモータ以外に、ステッピングモータや超音波モータ、静電力を用いたモータやバイモルフなどの駆動部が採用可能である。
次に、像振れ補正装置100の構造と各部の関係について説明する。
まず、補正レンズ101の光軸方向の位置決めについて説明する。第1の転動ボール105は、可動ユニット102に設けた可動側第1ボール受け部1021と、回転防止板103に設けた第1ボール受け部1031により挟持される。また、第2の転動ボール106は、回転防止板103に設けた第2ボール受け部1032および1033と、固定地板104に設けた固定側ボール受け部1041および1042により挟持される。第3の転動ボール107は、可動ユニット102に設けた可動側第3ボール受け部1022と、固定地板104に設けた固定側第3ボール受け部1043により挟持される。
付勢ばね108は、固定地板104に対して可動ユニット102を光軸方向に付勢する。これにより、各転動ボールは当該ボールを挟持している各部材のボール受け面の接触面にて付勢力を受ける。この付勢力により、各転動ボールは光軸方向の位置が安定して決まる。回転防止板103は、3個の第2の転動ボール106により支持されることで、光軸方向の位置が決まる。可動ユニット102は、2個の第1の転動ボール105および1個の第3の転動ボール107に支持されることで、光軸方向の位置が決まる。
次に、像振れ補正装置100の動作を説明する。
回転防止板103は、固定地板104に対して、ヨー方向のみに移動可能である。2個の第2の転動ボール106は、固定地板104に設けたV字第2ボール受け部1042、つまり、ヨー回転軸Yを中心軸に持つ2つの円錐面からなるボール受け面と、それぞれ2点で接触しながら転動する。このため、第2の転動ボール106は、ヨー回転軸Yを中心とする回転方向にのみ転動可能となり、ピッチ回転軸Pを中心とする回転方向の移動が規制される。また、2個の第2の転動ボール106は、回転防止板103に設けたV字第2ボール受け部1032、つまり、ヨー回転軸Yを中心軸に持つ2つの円錐面からなるボール受け面と、それぞれ2点で接触しながら転動する。このため、第2の転動ボール106は、回転防止板103に対して、ヨー回転軸Yを中心とする回転方向にのみ転動可能となり、ピッチ回転軸Pを中心とする回転方向の移動が規制される。この結果、回転防止板103は、固定地板104に対して、ヨー方向にのみ移動可能に支持される。
一方、可動ユニット102は、回転防止板103に対して、ピッチ方向のみに移動可能である。2個の第1の転動ボール105は、回転防止板103に設けた第1ボール受け部1031、つまり、ピッチ回転軸Pを中心軸に持つ2つの円錐面からなるボール受け面と、それぞれ2点で接触しながら転動する。このため、第1の転動ボール105はピッチ方向を中心とする回転方向にのみ転動可能となり、ヨー回転軸Yを中心とする回転方向の移動が規制される。また、2個の第1の転動ボール105は、可動ユニット102に設けた可動側第1ボール受け部1021、つまり、ピッチ回転軸Pを中心軸に持つ2つの円錐面からなるボール受け面と、それぞれ2点で接触しながら転動する。このため、第1の転動ボール105は、可動ユニット102に対して、ピッチ回転軸Pを中心とする回転方向にのみ転動可能となり、ヨー回転軸Yを中心とする回転方向の移動が規制される。この結果、可動ユニット102は、回転防止板103に対して、ピッチ方向にのみ移動可能に支持される。
駆動制御部が第1コイル1092に通電して所定の電流を流すと、第1駆動部109の働きにより、固定地板104と可動ユニット102との間にピッチ方向の駆動力が生じる。その結果、補正レンズ101を保持する可動ユニット102は、ピッチ回転軸Pを中心軸とする回転方向へ移動する。一方、第2コイル1102への通電により該コイルに所定の電流が流れると、第2駆動部110の働きにより、固定地板104と可動ユニット102との間にヨー方向の駆動力が生じる。その結果、可動ユニット102、第1の転動ボール105、回転防止板103がヨー方向へ移動する。この2つの移動を組み合わせることにより、補正レンズ101の中心点を、回転中心点Oを球心とする球面上の任意の位置へ移動させることができる。ヨー回転軸Yとピッチ回転軸Pは回転中心点Oで交わるように配置されるため、どちらの回転軸まわりの動きでも、曲率半径が等しくなる。これにより、補正レンズ101を移動させたときの光学性能の変化については、可動ユニット102の移動方向によるムラが少なくなる。なお、ヨー回転軸Yおよびピッチ回転軸Pを直交させない形態でも、球面上の任意の位置への移動制御は可能であるが、本実施形態のように2軸を直交させることで、2つの移動方向を独立させることができ、良好な制御性が得られる。
補正レンズ101の位置を検出する位置センサを配置し、その検出情報を駆動制御部に帰還させることでフィードバック制御を行ってもよい。これにより、補正レンズ101の位置決め精度を向上させることができる。本実施形態では、可動部を構成する可動ユニット102および回転防止板103がそれぞれ、複数の転動部材によって転動支持された構成である。可動部を摩擦の少ない機構で支持できるので、高精度化、高効率化に有利である。
本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
・可動ユニット102は、光軸回りの回転が抑制されること。
従来の像振れ補正装置では可動ユニットが、固定部材に対して3つの自由度を有する。すなわち、可動ユニットは回転中心点Oを通るピッチ軸回りの回転、およびヨー軸回りの回転に加えて、光軸回りにも回転可能であった。従来の像振れ補正装置では、アクチュエータの駆動力が重心を通るように配置する方法などにより、光軸回りの回転を抑制していた。しかし、外力による衝撃などで可動ユニットが光軸回りに回転すると、補正レンズの位置を正確に検出できなくなり、正確な像振れ補正制御に支障を来す可能性がある。
これに対し、本実施形態に係る像振れ補正装置では、回転防止板103は固定地板104に対してヨー回転軸Yを中心軸とする回転移動のみ可能に支持されている。また、可動ユニット102は、回転防止板103に対してピッチ回転軸Pを中心軸とする回転移動のみ可能に支持されている。その結果、補正レンズ101は、光軸を中心軸とした回転を規制されつつ、回転中心点Oを中心としてピッチ回転軸Pおよびヨー回転軸Yを中心として回転可能となる。すなわち本実施形態では、可動部が像振れ補正に必要な方向のみに移動可能な構成である。このため、外力による衝撃などを受けた場合でも、補正レンズ101の位置を正確に検出することができ、精度の高い像振れ補正を実現できる。
・像振れ補正装置の薄型化(光軸方向の厚さ)に有利であること。
本実施形態では、複数の第1の転動ボール105の中心点が、第1の仮想球面S1上に位置するように配置するとともに、複数の第2の転動ボール106の中心点が、第2の仮想球面S2上に位置するように配置している。したがって、可動ユニット102を、ヨー回転軸Yを中心に回転させても、ピッチ回転軸Pを中心に回転させても、第1の転動ボール105は常に第1の仮想球面S1上に位置する。同様に、第2の転動ボール106は常に第2の仮想球面S2上に位置する。
また、回転防止板103は表面および裏面ともに、回転中心点Oを中心とする球面形状であり、第1の仮想球面S1と第2の仮想球面S2との間に配置される。したがって、可動ユニット102の位置に依らず、回転防止板103と第1および第2の転動ボールとの位置関係、すなわち回転中心点Oからの放射方向の位置関係は変わらない。よって回転防止板103を、強度が確保できる最小の厚さまで薄くしたとしても、常に第1および第2の転動ボールを保持する受け部分を形成できる。したがって、装置全体の光軸方向の厚さを薄くすることができる。
なお、回転防止板103については、表面および裏面の形状が球面を近似した多面体などでもよく、要は第1の仮想球面S1と第2の仮想球面S2との間に配置できればよい。また、周囲の部品との干渉を回避できる場合には、強度の向上や位置検出などの目的で、回転防止板103に第1および第2の仮想球面の間から突出する突起部を設けてもよい。
本実施形態では、すべての第1の転動ボール105の中心点を第1の仮想球面S1上に配置し、すべての第2の転動ボール106の中心点を第2の仮想球面S2上に配置している。これに限らず、回転防止板103の補強のためにフランジを設ける目的や、像振れ補正装置外の他の部品との干渉を避ける目的で、転動ボールの位置をずらしてもよい。この場合、第1の転動ボール105と第1の仮想球面S1とが交わるようにし、第2の転動ボール106と第2の仮想球面S2とが交わるように配置する。言い換えれば、回転中心点Oからそれぞれの転動ボールの中心点までの距離の差が、転動ボールの直径よりも小さくなるように設定する。この配置によれば、回転防止板103の厚みの増加量を転動ボールの直径以下に抑えられるので、装置全体の光軸方向の厚みが増加することを回避できる。
・回転防止板103の厚さを均一にできること。
本実施形態では、第1ないし第3の転動ボールを配置する部分および回転防止板103の形状を、すべて同心の球面としている。したがって、回転防止板103を、厚さが均一になる形状にすることができる。これにより、回転防止板103を、プレス加工などの生産性の良い加工法で製造できる。
・回転防止板103のサイズ(光軸方向への投影面積)を小さくできること。
本実施形態では、可動ユニット102を支持する3個の転動ボールのうち、2個(第1の転動ボール105)が回転防止板103に乗り、残りの1つの第3の転動ボール107が固定地板104に乗っている。このため、すべての転動ボールを回転防止板103に乗せる構成に比べて、光軸方向から見た回転防止板103の面積を小さくすることができる。これにより、装置全体の小型化を実現できる。
以上のように、本実施形態によれば、光軸回りの可動部材の回転を抑制しつつ、ヨー方向およびピッチ方向への移動を可能とする像振れ補正装置を提供できる。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態について、図8ないし図12を参照して説明する。なお、第1実施形態の場合と同様の構成部品については、既に使用した符号を用いることでそれらの詳細な説明を省略し、主に相違点を説明する。
図8は、像振れ補正装置200の部品構成を示す分解斜視図である。像振れ補正装置200は、補正レンズ101を保持する可動ユニット202、回転防止板203、固定地板204を備える。像振れ補正装置200は、転動部材として、3個の第1の転動ボール205と、3個の第2の転動ボール206を備える。像振れ補正装置200はさらに付勢ばね108と、電磁駆動部を備えるが、図8では付勢ばね108の図示を省略する。電磁駆動部は、第1駆動部209、第2駆動部210から構成される。
図9は、光軸と平行であって、ピッチ回転軸Pと直交する平面で像振れ補正装置200を切断した場合の断面図である。図10は、光軸と平行であって、ヨー回転軸Yと直交する平面で像振れ補正装置200を切断した場合の断面図である。図11は、図9と同じ断面での構造を示す模式図である。図12は、図10と同じ断面での構造を示す模式図である。図11および図12では、説明の便宜のため、電磁駆動部は省略し、第1および第2の転動ボールの中心点が断面上に位置するように、それらの位置を適宜変更している。また、図11および図12では形状の一部を誇張的に示す。
可動ユニット202は、中央の開口部に補正レンズ101を保持する。可動ユニット202は、図11に示すように、回転防止板203と対向する面側に2箇所のV字第1ボール受け部2021と、1箇所の平面第1ボール受け部2022を備える。V字第1ボール受け部2021は、断面形状がV字状の溝を有する。この溝の形状はピッチ回転軸Pを中心軸とする2つの回転面によって構成され、第1の転動ボール205と2点で接触する。本実施形態では、ピッチ回転軸Pを中心軸とする2つの円錐面を用いるが、ピッチ回転軸P上の異なる2点を中心に持つ球面や、トーラス面を用いてもよい。平面第1ボール受け部2022は、回転中心点O通る軸を中心軸とする円筒面状に構成され、第1の転動ボール205と1点で接触する。可動ユニット202は、外周縁寄りの2箇所に磁石保持部2024(図10参照)を有し、後述の第1および第2磁石を保持する。
回転防止板203は、補正レンズ101の光路を妨げないように、中央に開口部203aを有する。また、図9ないし図12に示すように、回転防止板203の表面側(回転中心点Oの側)の形状は、ピッチ回転軸Pを中心軸とする円筒面の一部をなし、裏面側の形状はヨー回転軸Yを中心軸とする円筒面の一部をなす。回転防止板203は、表面側に2箇所のV字第1ボール受け部2031と、1箇所の平面第1ボール受け部2032と、2箇所のコイル保持部2035を有する。また、回転防止板203は、裏面側に2箇所のV字第2ボール受け部2033と、1箇所の平面第2ボール受け部2034と、2箇所の磁石保持部2036を有する。
V字第1ボール受け部2031は、断面形状がV字状の溝を有する。この溝の形状はピッチ回転軸Pを中心軸とする回転面によって構成される。本実施形態では、ピッチ回転軸Pを中心軸とする2つの円錐面を用いる。V字第1ボール受け部2031は、可動ユニット202のV字第1ボール受け部2021と対向して配置され、第1の転動ボール205と2点で接触する。平面第1ボール受け部2032は、回転中心点Oを通る軸を中心軸とする円筒面状に構成される。平面第1ボール受け部2032は、可動ユニット202の平面第1ボール受け部2022と対向して配置され、第1の転動ボール205と1点で接触する。
V字第2ボール受け部2033は、断面形状がV字状の溝を有する。この溝の形状はヨー回転軸Yを中心軸とする回転面によって構成される。本実施形態では、ヨー回転軸Yを中心軸とする2つの円錐面を用い、第2の転動ボール206と2点で接触する。平面第2ボール受け部2034は、ヨー回転軸Yを中心軸とした円筒面を底面とする溝を有し、第2の転動ボール206と1点で接触する。
複数のコイル保持部2035は、後述する第1コイル2092および第2コイル2094をそれぞれ保持する。コイル保持部2035は、可動ユニット202に設けた磁石保持部2024とそれぞれ対向するように配置される。複数の磁石保持部2036は、第3磁石2101および第4磁石2103をそれぞれ保持する。
固定地板204は、概略円盤形状をしており、図示しない他のレンズ群を支持するレンズ鏡筒に固定される。固定地板204に設けた中央の開口部204aは補正レンズ101の光路として用いる。また、固定地板204の表面側はヨー回転軸Yを中心軸とする円筒面状に構成されている。
固定地板204は、2箇所のV字第2ボール受け部2041と、1箇所の平面第2ボール受け部2042と、2箇所のコイル保持部2045を有する。V字第2ボール受け部2041は、断面形状がV字状の溝を有する。この溝の形状はヨー回転軸Yを中心軸とする2つの回転面によって構成される。本実施形態では、ヨー回転軸Yを中心軸とする2つの円錐面を用いる。V字第2ボール受け部2041は、回転防止板203の第2ボール受け部2033と対向して配置され、第2の転動ボール206と2点で接触する。平面第2ボール受け部2042は、ヨー回転軸Yを中心軸とした円筒面を底面とする溝を有する。平面第2ボール受け部2042は、回転防止板203の平面第2ボール受け部2034と対向して配置され、第2の転動ボール206と1点で接触する。固定地板204は、外周縁寄りの2箇所にコイル保持部2045を有する。コイル保持部2045は、第3コイル2102および第4コイル2104をそれぞれ保持する。
第1の転動ボール205、第2の転動ボール206の形状は、いずれも球である。これらの転動ボールは、転がり抵抗を小さくし、また高い加工精度で製作するために、ステンレス鋼やセラミック材料等、硬度の高い材質で形成される。第1の転動ボール205の個数は3であり、各ボールの中心点はピッチ回転軸Pを中心軸とする円筒面上に配置される。第2の転動ボール206の個数は3であり、各ボールの中心点はヨー回転軸Yを中心軸とする円筒面上に配置される。
第1駆動部209はボイスコイルモータである。第1駆動部209は、第1磁石2091、第1コイル2092、第2磁石2093、第2コイル2094で構成される。本実施形態では駆動力の向上のために、2つのボイスコイルモータを、光路を挟んで配置している。第1コイル2092と第2コイル2094は、電気的に接続されているので、駆動制御部が各コイルに通電すると、同じ方向の駆動力が発生する。また、本実施形態では、第1コイル2092および第2コイル2094は、回転防止板203に配置される。これにより、回転防止板203と可動ユニット102との間にピッチ方向の駆動力を働かせることができる。
第2駆動部110はボイスコイルモータである。第2駆動部210は、第3磁石2101、第3コイル2102、第4磁石2103、第4コイル2104で構成される。第1駆動部209と同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。駆動制御部が第3コイル2102および第4コイル2104に通電すると、第3磁石2101および第4磁石2103の着磁方向および通電方向と直交する方向にローレンツ力が発生する。これにより、固定地板104と回転防止板203との間にヨー方向の駆動力を働かせることができる。
次に、像振れ補正装置200の動作を説明する。
回転防止板203は、固定地板204に対してヨー方向のみに移動可能である。また、可動ユニット202は、回転防止板203に対してピッチ方向のみに移動可能である。駆動制御部が第1コイル2092および第2コイル2094に通電して所定の電流を流すと、第1駆動部209の働きにより、回転防止板203と可動ユニット102との間にピッチ方向の駆動力が生じる。その結果、補正レンズ101を保持する可動ユニット202は、ピッチ回転軸Pを中心軸とする回転方向へ移動する。また駆動制御部が第3コイル2102および第4コイル2104に通電して所定の電流を流すと、第2駆動部210の働きにより、固定地板104と回転防止板203との間にヨー方向の駆動力が生じる。その結果、可動ユニット202、第1の転動ボール205、回転防止板203がヨー方向へ移動する。この2つの移動を組み合わせることにより、補正レンズ101の中心点を、回転中心点Oを球心とする球面上の任意の位置へ移動することができる。
本実施形態の像振れ補正装置200による効果は、以下の通りである。
・可動部材の光軸回りの回転が抑制されること。
回転防止板203は固定地板204に対してヨー回転軸Yを中心軸とした回転のみ可能である。また、可動ユニット202は、回転防止板203に対してピッチ回転軸Pを中心軸とした回転移動のみ可能である。その結果、補正レンズ101は、光軸を中心軸とした回転を規制されつつ、回転中心点Oを中心としてピッチ回転軸Pおよびヨー回転軸Yを中心に回転可能となる。すなわち、像振れ補正に必要な方向のみに補正部材が移動可能な構成が得られる。
・製造が容易であること。
本実施形態では、回転防止板203の表側の面は、ピッチ回転軸Pを中心軸とする円筒面の一部をなし、裏側の面はヨー回転軸Yを中心軸とする円筒面の一部をなす。また、固定地板204の表側の面は、ヨー回転軸Yを中心軸とする円筒面の一部をなす。このように、像振れ補正装置200の構成部品は、球面形状では無く円筒面状で構成している。一般に、円筒面は球面よりも加工や測定が容易であるため、回転防止板203は、第1実施形態の回転防止板103よりも容易に製造することができる。
一方、第1実施形態の回転防止板103は、第2実施形態の回転防止板203に比べた場合、第1および第2の転動ボールを保持する部分を形成するために、厚さを均一にできることや、薄型化が可能となる。
以上、本発明の構成は、上記各実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
100,200 像振れ補正装置
101 補正レンズ
102,202 可動ユニット
103,203 回転防止板
104,204 固定地板
105,105 第1の転動ボール
106,206 第2の転動ボール
109,209 第1駆動部
110,210 第2駆動部

Claims (12)

  1. 補正部材を保持する可動部材を駆動部により移動させることで像振れを補正する像振れ補正装置であって、
    前記可動部材を、前記補正部材の光軸と直交する第1の回転軸を中心に回転可能に支持する第1の支持部材と、
    前記補正部材の光軸と直交し、かつ前記第1の回転軸と前記光軸上の点で交わる第2の回転軸を中心として前記第1の支持部材を回転可能に支持する第2の支持部材と
    前記可動部材と前記第2の支持部材とを近づける方向に付勢する付勢部材と、を備え、
    前記第1の支持部材は、前記可動部材の前記光軸回りの回転を抑制し、
    前記第2の支持部材は、前記第1の支持部材の前記光軸回りの回転を抑制することを特徴とする像振れ補正装置。
  2. 前記第1の支持部材に対して前記可動部材を支持する第1の転動部材と、
    前記第2の支持部材に対して前記第1の支持部材を支持する第2の転動部材と、をさらに備え、
    前記可動部材および前記第1の支持部材は、前記第1の転動部材との接触面が前記第1の回転軸を中心軸とする回転面の形状の受け部を有し、
    前記第1の支持部材および前記第2の支持部材は、前記第2の転動部材との接触面が前記第2の回転軸を中心軸とする回転面の形状の受け部を有することを特徴とする請求項1に記載の像振れ補正装置。
  3. 前記可動部材および前記第1の支持部材の受け部はそれぞれ、前記第1の回転軸を中心軸とする回転面で構成される複数の接触面にて複数の前記第1の転動部材と接触し、
    前記第1の支持部材および前記第2の支持部材の受け部はそれぞれ、前記第2の回転軸を中心軸とする回転面で構成される複数の接触面にて複数の前記第2の転動部材と接触することを特徴とする請求項2に記載の像振れ補正装置。
  4. 前記第2の支持部材に対して前記可動部材を支持する第3の転動部材をさらに備え、
    前記可動部材は、前記第3の転動部材との接触面が前記光軸上の点を中心とする球面状をした受け部を有し、
    前記第2の支持部材は、前記第3の転動部材との接触面が前記光軸上の点を中心とする球面状をした受け部を有することを特徴とする請求項2または3に記載の像振れ補正装置。
  5. 前記第1の転動部材および前記第2の転動部材は複数の球で構成され、
    前記可動部材および第1の支持部材は、互いに対向する面が前記光軸上の点を中心とする球面状に構成され、
    前記第1の支持部材および第2の支持部材は、互いに対向する面が前記光軸上の点を中心とする球面状に構成されることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の像振れ補正装置。
  6. 前記第1の転動部材は、前記光軸上の点を中心とする第1の仮想球面と交わる位置に配置され、
    前記第2の転動部材は、前記光軸上の点を中心に持つ第2の仮想球面と交わる位置に配置され、
    前記第1の支持部材は、前記第1の仮想球面と前記第2の仮想球面との間に配置されることを特徴とする請求項5に記載の像振れ補正装置。
  7. 前記駆動部は、前記第2の支持部材に対して前記可動部材をそれぞれ異なる方向に駆動する第1駆動部および第2駆動部を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の像振れ補正装置。
  8. 前記第1の転動部材および前記第2の転動部材は複数の球で構成され、
    前記第1の転動部材は、前記第1の回転軸を中心軸とする円筒面上に配置され、
    前記第2の転動部材は、前記第2の回転軸を中心軸とする円筒面上に配置されることを特徴とする請求項2または3に記載の像振れ補正装置。
  9. 前記駆動部は、前記第1の支持部材に対して前記可動部材を駆動する第1駆動部と、前記第2の支持部材に対して前記第1の支持部材を駆動する第2駆動部を備えることを特徴とする請求項8に記載の像振れ補正装置。
  10. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の像振れ補正装置を備えることを特徴とするレンズ鏡筒。
  11. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の像振れ補正装置を備えることを特徴とする光学機器。
  12. 請求項10に記載のレンズ鏡筒を備えることを特徴とする撮像装置。
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