JP5383743B2 - 振れ補正装置を有する光学機器 - Google Patents
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Description
撮影時のカメラの手振れは、周波数として通常1Hz乃至12Hzの振動であるが、シャッタのレリーズ時点において、このような手振れが発生していても像振れの無い写真を撮影可能とするため、基本的な考えとして上記手振れによるカメラの振動を検出し、その検出値に応じて補正レンズを変位させなければならない。従って、手振れが生じても像振れを生じない写真を撮影可能とするためには、第1にカメラの振動を正確に検出すること、補正レンズを変位させて第2にカメラの振動による光軸変化を補正すること、が必要となる。
特許文献1においては、L字形状のガイド軸で補正レンズの光軸回りの回転を防止した光学防振装置を提案している。ただし、上記特許文献1の光学防振装置では、補正レンズの光軸回りの回転を抑制するためのガイド機構部は、摺動によって補正レンズを平行移動ガイドする構成を有している。したがって、ガイド機構において発生する摺動摩擦が、特に補正レンズの微小駆動時に駆動応答性を劣化させるという問題がある。
次に、振れ補正装置12の構成を、図2〜図9を用いて詳細に説明する。図2は振れ補正装置12を分解して、振れ補正装置12内の制御基板40側から見た図、図3は振れ補正装置12を分解して図2と逆側から見た図である。図4は振れ補正装置12の背面図、図5,図6はそれぞれ、振れ補正装置12を図4におけるA−A線、B−B線で切断したときの断面を示している。図7〜図8は本実施形態における主要部を抜き出して表した図であり、同一部材については同じ番号で示してある。
またそれぞれの転動ボールの当接部を光軸方向に重ならないように、ずらした配置としたことで、組み込み後の光軸方向の厚さを、それぞれの転動ボールとガイドプレートの厚みの和より小さくするように構成でき、光軸方向の省スペース化を図っている。本発明においては更に第1ガイドプレート42の表側当接部であるガイド溝42c付近と当接部42a付近との間で段をつけて、ガイド溝42cが構成される第1ガイドプレート42の面を第1転動ボール38側へシフトさせ、更なる省スペース化を図っている。
シフト枠31には位置決めダボ31cが設けられ、第2ガイドプレート44の穴44aに入り込むことで位置決めとして機能している。また第2ガイドプレート44はネジ穴部44bに図9裏側からビス止めされることでシフト枠31と一体的に固定される。
図10中、(1a)はシフトしていない状態を表している正面図であり、(1b)及び(1c)はそれぞれ側面図である。転動ボール38、51、55の配置以外は模式的に示している。固定要素(固定部材)301は、実施例中の、第1ヨーク32と第1及び第2ロックヨーク47、53並びに地板30に対応する。ガイド要素302は第1ガイドプレート42に対応し、移動要素(可動部材)303は、シフト枠31、第2ガイドプレート44、サブプレート52を一体的に表している。第5レンズユニットL5は、移動要素303に装着される
図10の(2a)は、ピッチ方向(A方向)上側に最大シフトした状態を表しており、(2b)及び(2c)は同様にその状態の側面図である。図10の(3a)は、ヨー方向(B方向)右側に最大シフトした状態を表しており、(3b)及び(3c)はその側面図である。また移動要素303は常に固定要素301側に付勢されている状態であるが本図上では省略している。
尚、倒れ調整方法は偏心コロにて行う方法に限定されるものではない。
以上の構成で、それぞれの転動ボールが滑ることなく転がることができるために、少ない摩擦抵抗で振れ補正手段であるシフト枠31が移動でき、駆動応答性及び防振性能を向上することができる。
30:地板(固定部材)
31:シフト枠(可動部材)
32:第1ヨーク
37:シフトスプリング
38:第1転動ボール
39:第2ヨーク
40:シフト基板
42:第1ガイドプレート
44:第2ガイドプレート
51:第2転動ボール
55:第3転動ボール
Claims (8)
- 振れ補正レンズと、
該振れ補正レンズを保持するとともに光軸に垂直な平面内において固定部材に対し可動である可動部材と、
該固定部材に対して光軸に垂直な平面内において移動可能であり且つ該可動部材が光軸に垂直な平面において回転しないようにガイドするガイド部材と、
該固定部材と該ガイド部材との間で転動可能に挟持される3個の第1転動ボールと、
該ガイド部材と該可動部材との間で転動可能に挟持される2個の第2転動ボールと、
該固定部材と該可動部材との間で転動可能に挟持される1個の第3転動ボールと、
該可動部材を該固定部材に対して光軸に垂直な方向に駆動する駆動手段と、を有する振れ補正装置であって、
前記3個の第1転動ボールの内の2個は、光軸に垂直な第1の方向にのみ転動可能であり、
前記2個の第2転動ボールは、光軸に垂直な方向であって、前記第1の方向とは異なる第2の方向にのみ転動可能であり、
前記1個の第3転動ボールは、光軸に垂直な方向に自由に転動可能であり、
前記光軸に垂直な方向から見た場合に、前記第3転動ボールと前記第1転動ボールとは、少なくとも一部が重なるように配置されている、
ことを特徴とする振れ補正装置。 - 前記光軸に垂直な方向から見た場合に、前記第3転動ボールと前記第2転動ボールとは、少なくとも一部が重なるように配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の振れ補正装置。
- 前記2個の第2転動ボールの前記ガイド部材との当接箇所を結んだ線と、前記3個の第1転動ボールの前記ガイド部材との当接箇所を結んだ三角形が、光軸に垂直な平面に投影した状態において、2点で交わるように構成される、ことを特徴とする請求項1または2に記載の振れ補正装置。
- 前記第2転動ボールと前記第3転動ボールを、光軸を中心とする回転方向において等しい間隔で配置し、
該ガイド部材への前記第1転動ボールと前記第2転動ボールの当接部は、該光軸を中心とする回転方向において互いに異なる位置に配置され、
前記ガイド部材及び前記固定部材の、前記第1の方向にのみ転動可能な前記第1転動ボールとの当接部は、該第1の方向に延設されたガイド溝で構成され、
前記可動部材及び前記固定部材の、前記第2転動ボールとの当接部は、前記第2の方向に延設されたガイド溝で構成される、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の振れ補正装置。 - 前記駆動手段は、マグネットと磁気結合している磁性体であるヨークから構成され、前記固定部材と一体的に固定され、
前記第3転動ボールと少なくとも2個の前記第1転動ボールのそれぞれの前記固定部材への当接部は該ヨークによって構成される、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の振れ補正装置。 - 前記可動部材を前記固定部材の方向に付勢する付勢手段を備え、
該付勢手段は、前記第2転動ボール及び前記第3転動ボールと、光軸を中心とする回転方向において同じ位置になるように配置されている、
ことを特徴とする請求項5に記載の振れ補正装置。 - 光軸に垂直な平面に投影した状態において、光軸を中心とする回転方向について、前記第1転動ボール、前記第2転動ボール、前記第1転動ボール、前記第3転動ボール、前記第1転動ボール、前記第2転動ボールの順に配置されている、ことを特徴とする請求項5に記載の振れ補正装置。
- 請求項1乃至7の何れか1項に記載の振れ補正装置を有する光学機器。
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