JP2018072403A - レンズ鏡筒および撮像装置。 - Google Patents

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Abstract

【課題】
レンズ保持部材とカム溝とのガタを抑制しつつもズーム動作におけるレンズ保持部材の揺れを防止し、落下衝撃などの外力に対する強度も高いレンズ鏡筒を提供すること。
【解決手段】
撮影レンズと、撮影レンズを保持するレンズホルダーと、光軸を中心に回転しレンズホルダーを光軸方向に移動させるカム筒と、カム筒に設けられた少なくとも2つのカム溝に係合し、レンズホルダーに保持される少なくとも2つのフォロアと、2つのフォロアの内、少なくとも1つのフォロアを光軸と直交する中心軸Hの方向に付勢する付勢部材を有するレンズ鏡筒において、付勢部材に付勢されるフォロアは、中心軸Hの方向に移動可能であり、レンズホルダーとの嵌合部の中心を通り光軸Fと平行な軸と、中心軸と軸で定義される平面と直交する軸を中心に回転可能に保持されること。
【選択図】 図14

Description

本発明は、ズームレンズ鏡筒に関する。
従来、カム機構を用いたズームレンズ鏡筒では、レンズ保持部材とカム溝とのガタつきを抑制するため、カムフォロアをバネ等の付勢部材によって光軸と直交しカム溝に対して押しつける方向に付勢したり(特許文献1参照)、落下や衝撃を受けた際にレンズ保持部材がカム溝から脱落するのを防止するため、光軸方向の位置を決定するカムフォロアの他に通常時はカム溝と隙間を有して設けられ落下や衝撃を受けた際に当接する静圧カムフォロアを設けたズームレンズ鏡筒が知られている。
特開昭61−232409号公報
しかしながら、特許文献1のようなレンズ鏡筒においては、異なるカム溝におけるカムの高さ相互差やカム溝にパーティングラインが入り段差が存在する場合には、ズーム動作時にカムフォロアを伝ってレンズ保持部材に揺れが伝わり、ひいては撮影画像の画像揺れが発生してしまう。また、静圧カムフォロアを設けた場合は、通常時はカム溝との間に隙間を有しているため、カムの高さ相互差やパーティングラインによる段差の影響を拾うことはないが、カム溝とのガタつきを抑制することはできない。
そこで本発明は、レンズ保持部材とカム溝とのガタを抑制しつつもズーム動作におけるレンズ保持部材の揺れを防止し、落下衝撃などの外力に対する強度も高いレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
撮影レンズ500と、前記撮影レンズ500を保持するレンズホルダー510と、光軸を中心に回転し前記レンズホルダー510を光軸方向に移動させるカム筒800と、前記カム筒800に設けられた少なくとも2つのカム溝805、806に係合し、前記レンズホルダー510に保持される少なくとも2つのフォロア520、530と、前記2つのフォロア520、530の内、少なくとも1つの前記フォロア530を光軸と直交する中心軸Hの方向に付勢する付勢部材540を有するレンズ鏡筒1000において、
前記付勢部材540に付勢されるフォロア530は、前記中心軸Hの方向に移動可能であり、かつ前記レンズホルダー510との嵌合部513の中心を通り光軸Fと平行な軸Gと、前記中心軸Hと前記軸Gで定義される平面と直交する軸Iを中心に回転可能に保持されることを特徴とした。
本発明によれば、レンズ保持部材とカム溝とのガタを抑制しつつもズーム動作におけるレンズ保持部材の揺れを防止し、落下衝撃などの外力に対する強度も高いレンズ鏡筒を提供することができる。
レンズ鏡筒1000の斜視図 レンズ鏡筒1000の分解斜視図 レンズ鏡筒1000の沈胴状態における断面図 レンズ鏡筒1000の撮影状態(WIDE)における断面図 レンズ鏡筒1000の撮影状態(TELE)における断面図 2群ユニットの分解斜視図 手振れ補正制御部のブロック図 3、4、5群ユニットの斜視図 直進筒700、6群ユニット、センサーホルダー910の分解斜視図 カム筒800の内周展開図 5群レンズホルダー510とフォロアピン520、付勢ピン530の分解斜視図 5群レンズホルダー510の正面図 図10におけるA−A断面図 図11におけるB部拡大図 図12におけるC部拡大図 カム筒800の側面図 図16におけるD−D断面図 図17におけるE部拡大図
[実施例1]
以下に、本発明の実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態にかかわるレンズ鏡筒1000の斜視図、図2はレンズ鏡筒1000の分解斜視図、図3はレンズ鏡筒1000の沈胴状態における断面図、図4はレンズ鏡筒1000の撮影状態(WIDE)における断面図、図5はレンズ鏡筒1000の撮影状態(TELE)における断面図、図6は2群ユニットの分解斜視図、図7は手振れ補正制御部のブロック図、図8は3、4、5群ユニットの斜視図、図9は直進筒700、6群ユニット、センサーホルダー910の分解斜視図である。
図10はカム筒800の内周展開図、図11は5群レンズホルダー510とフォロアピン520、付勢ピン530の分解斜視図、図12は5群レンズホルダー510の正面図、図13は図10におけるA−A断面図、図14は図11におけるB部拡大図、図15は図12におけるC部拡大図、図16はカム筒800の側面図、図17は図16におけるD−D断面図、図18は図17におけるE部拡大図である。
まず図2から図5および図8から図10を用いてレンズ鏡筒1000の構成について説明する。110は1群レンズ100を保持する1群レンズホルダーであり、3本のフォロアピン120が120°等分に組み込まれている。230は防振レンズである2群レンズ200を保持する2群レンズホルダーであり、3本のフォロアピン220が120°等分に組み込まれた2群ベース210に、光軸と直交する平面内において移動可能に保持されている。
310は3群レンズ300を保持する3群レンズホルダーである。410は4群レンズ400を保持する4群レンズホルダーであり、フォロアピン420が組み込まれている。510は5群レンズ500を保持する5群レンズホルダーであり、フォロアピン520と付勢ピン530が組み込まれている。また5群レンズホルダー510には3群レンズホルダー310と光量調節部材550がビスによって固定されている。
610はフォーカスレンズである6群レンズ600を保持する6群レンズホルダーであり、6群ベース620に固定される2本のガイドバー630と640によって、光軸方向に移動可能に支持されている。また6群ベース620には3本の静圧ピン621が一体に形成されている。
6群ベース620には、マグネット650を囲うように配置されたヨーク660が固定されている。6群レンズホルダー610にはコイル611がヨーク660を囲み、マグネット650と対向するようにして接着固定されている。そのため6群レンズホルダー610のコイル611に電流を流すと、マグネット650の磁場によりコイル611にローレンツ力が働き、6群レンズホルダー610を光軸方向に駆動させることができる。このようにして、6群レンズホルダー610を光軸方向に駆動しピント合わせを行う。
700は1群から5群までのレンズホルダーを直進規制する直進筒であり、3本のフォロアピン701と静圧ピン702が120°等分に一体で形成されている。また、直進筒700には直進キー703と直進溝704が設けられ、1群レンズホルダー110と2群ベース210を光軸方向に移動可能にそれぞれ直進規制している。さらに直進筒700にはガイドバー710、720が組み込まれ、4群レンズホルダー410と5群レンズホルダー510を光軸方向に移動可能にそれぞれ直進規制している。
800は同じく1群から5群までのレンズホルダーを光軸方向に駆動するカム筒であり、フォロアピン120と嵌合する1群カム溝801を外周に、フォロアピン220、420、520、701、付勢ピン530とそれぞれ嵌合するカム溝802、804、805、807、806と、静圧ピン621、702と一定の隙間を有し対向するカム溝808、809を内周に備えている。なお、カム溝805と806、807と808は同一の軌跡である。
また、フォロアピン420、520と付勢ピン530をカム筒800の外周側から組み込むためにカム溝804、805、806には貫通穴810、811が開けられている。さらに外周にはギア部812が設けられズーム駆動部920内に設けられたギア列と噛み合い、回転力が伝達される。910は撮像素子900とズーム駆動部920を備えるセンサーホルダーであり、6群ベース620と直進筒700がビスによって固定される。
続いて、ズーム動作について説明する。カメラを起動させると、ズーム駆動部920内のズームモーターに通電が開始され、ズームモーターに連結されたギア列が回転される。このギア列とギア部810で噛み合うカム筒800も光軸を中心に回転される。
カム筒800が回転されると、センサーホルダー900に固定された直進筒700のフォロアピン701とカム溝807との嵌合によって、カム筒800が回転されながらカム溝807に沿って光軸方向に移動する。
またカム筒800の回転に伴い、1群から5群までのレンズホルダーはそれぞれのフォロアピン120、220、420、520とカム溝801、802、804、805の嵌合により、カム溝801、802、804、805に沿って直進溝703、704、ガイドバー710、720に直進規制されながら、それぞれ光軸方向に移動される。
このようにして、カム筒800自体の光軸方向移動量と、カム筒800に対する各レンズホルダーの光軸方向移動量を合成し、各レンズ群の光軸方向における間隔を変化させることによってズーム動作させる。
次に、2群ユニットについて図6を用いて説明する。2群レンズホルダー230には4つのマグネット231がインサート成型によって一体に形成されている。2群ベース210には4つのコイル240が2群レンズホルダー230のマグネット231に対向する位置に固定されている。また、2群ベース210は直進筒700の直進溝704に直進規制されており、さらにフォロアピン220が組み込まれ、カム筒800の内周に設けられたカム溝802と嵌合することで光軸方向に駆動される。
2群レンズホルダー230と2群ベース210の間には4本の付勢部材250が係止され、この付勢部材250の力によって3つのボール部材260を、挟みこむようにして組み込んでいる。270は2群レンズホルダー230の4つのマグネット231のうち直交する方向に設けられた2つのマグネットの磁場を検出する2つのホール素子271を保持するホール素子ホルダーであり、2群カバー280によって挟み込むようにして2群ベース210に固定される。
続いて手振れ補正機構について図6、図7を用いて説明する。図6のように手振れ補正機構の駆動部は被写体側からホール素子271、マグネット231、コイル240の順に配置されている。コイル240に通電され電流が流されると、マグネット231の磁場によりコイル240にローレンツ力が発生し、マグネット231にはその反力が働く。コイル240は2群ベース210に固定されているため、この反力によって2群レンズホルダー230は3つのボール部材260の上を転がりながら、光軸と直交する平面内を自在に駆動することが出来る。ホール素子271はマグネット231の磁場を検出し、2群レンズホルダー230の位置を検出する。
図7において2001は、ピッチ方向のセンサ部(振れ検出手段)であり、通常姿勢(画像フレームの長さ方向が水平方向とほぼ一致する姿勢)におけるレンズ鏡筒1000の垂直方向(ピッチ方向)の振動(振れ)を検出する。ピッチ方向のセンサ部2001は、例えば角速度センサである。2002は、ヨー方向のセンサ部(振れ検出手段)であり、通常姿勢におけるレンズ鏡筒1000の水平方向(ヨー方向)の振動を検出する。
ヨー方向のセンサ部2002は、例えば角速度センサである。2003、2004は、それぞれ、ピッチ方向、ヨー方向の防振制御部(決定手段)であり、状況に応じて防振制御、防振レンズ位置制御を行う。防振制御部2003、2004は、それぞれ、センサ部2001、2002により検出されたレンズ鏡筒1000の振れによる被写体の像の振れを打ち消すように駆動するための目標位置を決定し、決定した目標位置を示す補正位置制御信号を生成する。
2005、2006は、それぞれPID制御部であり、ピッチ方向、ヨー方向それぞれの補正位置制御信号と2群レンズ200の位置を示す位置信号とから制御量を求め、位置指令信号を出力する。2007、2008は、それぞれ、ドライブ部(駆動手段)であり、PID制御部2005、2006から送られた位置指令信号に基づき、2群レンズ200を光軸に直交する方向へ駆動する。本実施例においてドライブ部はマグネット231とコイル240で構成されている。
次に、2群レンズ200の位置制御について説明する。2群レンズ200の位置制御では、ピッチ方向のセンサ部2001、ヨー方向のセンサ部2002からのレンズ鏡筒1000のピッチ方向、ヨー方向の振れを表す振れ信号(角速度信号)に基づいて、それぞれの方向に2群レンズ200を駆動させる。そしてホール素子271が磁石231の磁場を検出し、2群レンズ200の位置を示す位置信号がPID制御部2005、2006へそれぞれ送られる。PID制御部(フィードバック制御手段)2005、2006は、これらの位置信号が、防振制御部2003、2004から送られてくる補正位置制御信号にそれぞれ収束するようなフィードバック制御を行う。
PID制御部2005、2006は、検出された2群レンズ200の位置に応じて、2群レンズ200が防振制御部2003、2004により決定された目標位置に駆動されるように、ドライブ部2007、2008のフィードバック制御を行う。このとき、PID制御部2005、2006では、P制御(比例制御)とI制御(積分制御)とD制御(微分制御)とを組み合わせたPID制御を行う。防振制御部2003、2004は、ピッチ方向のセンサ部2001、ヨー方向のセンサ部2002からの振れ情報に基づき、画像振れを補正する方向に2群レンズ200の位置を移動させるようにする補正位置制御信号をそれぞれ出力する。これによって、レンズ鏡筒1000に手振れなどが発生しても、画像振れを防止できる。
続いて図3〜5、図8を用いて3群から5群について説明する。図8のように、4群レンズホルダー410と5群レンズホルダー510はガイドバー穴部411、511と回転止め部412、512でガイドバー710、720とそれぞれ嵌合しており光軸方向に直進規制されている。ガイドバー穴部411と511は各レンズホルダーの倒れの影響を減らすように嵌合長を長く設定するため、各レンズホルダーの移動範囲の中で干渉しないよう互い違いに組み込まれている。
5群レンズホルダー510には4群レンズホルダー410を挟むようにして、3群レンズホルダー310と光量調節部材550がビスによって固定されている。4群レンズホルダー410と5群レンズホルダー510にはそれぞれフォロアピン420と520が組み込まれており、カム溝804、805との嵌合によって3群レンズホルダー310と5群レンズホルダー510、光量調節部材550は一体となり光軸方向に移動し、4群レンズホルダー410は光量調節部材550と5群レンズホルダー510との間を光軸方向に移動する。
次に図11から図13を用いて5群の詳細について説明する。5群レンズホルダー510はカム溝805、806とそれぞれ係合するフォロアピン520と付勢ピン530が組み込まれている。フォロアピン520は光軸中心とガイドバー710の中心を結ぶ線の延長上に位置し、5群レンズホルダー510(5群レンズ500)の光軸方向の位置を決定する役割を担う。
一方、付勢ピン530は5群レンズホルダー510とカム溝とのガタ取り、さらに落下衝撃などで外力が加わった際にカム溝からの脱臼やフォロアピン520の周辺部の変形や破損を防止する役割を担う。付勢ピン530と5群レンズホルダー510との間には付勢部材540が組み込まれ、付勢ピン530を光軸と直交しカム溝806に押しつける方向(軸Hの方向)に付勢する役割を担う。
図12から図18を用いて、付勢ピン530の詳細について説明する。図14のように付勢ピン530は5群レンズホルダー510の嵌合穴部513と嵌合する嵌合軸部531、付勢部材540の付勢力を受ける付勢部材受け部532、付勢部材540を組み付けて固定する付勢部材固定部533、付勢ピン530が付勢部材540による付勢方向とは逆方向に押し込まれた時に5群レンズホルダー510と当接する当接部535を有している。
組立はまず、5群レンズホルダー510の付勢部材組み込み穴部515とカム筒800の貫通穴811とを一致させるよう高さと位相を合わせる。次に付勢部材540を貫通穴811に通し付勢部材組み込み穴部515に組み込む。そして付勢部材530の嵌合軸部531を付勢部材540の内径と5群レンズホルダー510の嵌合穴部513に通し押しこむ。すると、付勢ピン530の付勢部材固定部533は付勢部材540側にテーパ部534を有しているため、付勢部材540がテーパ部534を乗り上げ、さらに押し込むと付勢部材540は付勢部材固定部533に固定される。最後にカム筒800を回転させてカム溝806と付勢ピン530と係合させて組立が完了する。
このように、付勢ピン530を組み込みカム溝806と係合させた状態では、当接部535と5群レンズホルダー510との間には隙間Xが設けられており軸Hの方向に移動することができる。
また、5群レンズホルダー510は嵌合穴部513に続いて、嵌合穴部513の内径よりも大きい内径に設定された逃げ穴部514が設けられ、付勢ピン530の嵌合軸部531とは全周に隙間Y1を有している。同様に付勢部材組み込み穴部515の内径は付勢部材受け部532の外径よりも大きく全周Y2に隙間を有している。このため、付勢ピン530は嵌合軸部531と嵌合穴部513との嵌合部の中心を通り光軸Fと平行な軸Gと、付勢ピン530の中心軸Hと軸Gで定義される平面と直交する軸Iを中心に回転することが可能となっている。
ところで、カム溝805と806はカム筒800の内径に同様の半径で設けられているが、製造誤差によってそれぞれの位相における半径がばらつくことがある。またカム溝805と806は同一の軌跡を有しているが、製造誤差によって位相ズレや、また同じ位相にある場合でもカム高さのズレが生じることがある。さらにパーティングラインがカム溝に入ることで段差が生じることがある。
しかしながら本実施例における付勢ピン530は軸Hの方向に移動でき、かつ軸Gと軸Iを中心にして回転することができるため、上記のような半径のばらつきや位相ズレ、カム高さのズレ、パーティングラインによる段差を吸収することができる。そのため、5群レンズホルダー510(5群レンズ500)とカム溝とのガタが確実に抑制されながらも光軸Fに対して倒れたり揺れたりすることがなく、ズーム動作における撮影画像の揺れを防止することができる。
また、付勢ピン530はカム溝806とは逆側の端部付近で嵌合穴部513と嵌合し回転半径が長くなるよう設定しているため、位相ズレやカム高さのズレ、パーティングラインによる段差を拾っても、付勢ピン530の回転角度を少なくできる。さらに付勢部材540は付勢部材組み付け部533に固定されるため、付勢ピン530の回転に一体となって追従するためカム溝806への付勢力を効率的に伝達できる。
落下や衝撃を受けた際は、付勢ピン530は5群レンズホルダー510との隙間Xの分だけ移動するか、またはY1、Y2分のだけ回転されると5群レンズホルダー510と当接し衝撃を受ける。このようにしてフォロアピン520への衝撃を付勢ピン530へ分散させることで。落下衝撃に対する強度も確保出来る。
以上により、レンズ保持部材とカム溝とのガタを抑制しつつもズーム動作におけるレンズ保持部材の揺れを防止し、落下衝撃などの外力に対する強度も高いレンズ鏡筒を提供することができる。
なお、本発明は上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
100 1群レンズ
110 1群レンズホルダー
200 2群レンズ
210 2群ベース
230 2群レンズホルダー
300 3群レンズ
310 3群レンズホルダー
400 4群レンズ
410 4群レンズホルダー
500 5群レンズ
510 5群レンズホルダー
520 フォロアピン
530 付勢ピン
540 付勢部材
550 光量調節部材
600 6群レンズ
610 6群レンズホルダー
620 6群ベース
700 直進筒
800 カム筒
900 撮像素子
910 センサーホルダー

Claims (3)

  1. 撮影レンズ500と、前記撮影レンズ500を保持するレンズホルダー510と、光軸を中心に回転し前記レンズホルダー510を光軸方向に移動させるカム筒800と、前記カム筒800に設けられた少なくとも2つのカム溝805、806に係合し、前記レンズホルダー510に保持される少なくとも2つのフォロア520、530と、前記2つのフォロア520、530の内、少なくとも1つの前記フォロア530を光軸と直交する中心軸Hの方向に付勢する付勢部材540を有するレンズ鏡筒1000において、
    前記付勢部材540に付勢されるフォロア530は、前記中心軸Hの方向に移動可能であり、かつ前記レンズホルダー510との嵌合部513の中心を通り光軸Fと平行な軸Gと、前記中心軸Hと前記軸Gで定義される平面と直交する軸Iを中心に回転可能に保持されることを特徴とするレンズ鏡筒1000。
  2. 前記付勢部材540に付勢されるフォロア530は、係合する前記カム溝806と逆側の端部付近の嵌合部513と嵌合することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒1000。
  3. 前記付勢部材540に付勢されるフォロア530は、前記付勢部材540を保持する保持部533を有し、前記保持部533は前記付勢部材540が組み込まれる方向にテーパ部534を有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒1000。
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