JP6255920B2 - ゲーム機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊戯者の操作に応答して複数の取得動作を実行する取得部材を有するゲーム機に関する。
この種のゲーム機では、取得部材(例えば、クレーンなど)に複数の取得動作を行わせることにより景品の取得を試みるゲームが行われる。このようなゲーム機は、ゲームとしての面白さに加えて景品を取得できるという実利的な魅力を有することから人気が高く、これまで、様々な種類のものが提案されてきた。
例えば、特開平7−231983号公報のゲーム機では、取得部材として、把持爪35を有するクレーン30が使用されている。クレーン30が行う複数の取得動作には、クレーン30の水平面内(XY方向)での移動、鉛直方向での移動(下降/上昇)及び把持爪35の開閉が含まれる。複数の取得動作は、遊戯者の操作(操作釦7,8に対する操作)に応答して実行される。より具体的には、遊戯者が、操作釦7,8を順次押下すると、クレーン30が初期位置からX方向及びY方向に移動し、操作が終わると(遊戯者が操作釦7,8から手を離すと)、把持爪35を開いてからクレーン30が下降し、その後、把持爪35を閉じてからクレーン30が上昇し、最後に、クレーン30が初期位置まで移動して把持爪35を開く。上記複数の取得動作が実行された結果、クレーン30が景品を初期位置まで運ぶことができたときに、遊戯者は景品を取得することができる。
特開2010−042055号公報のゲーム機では、取得部材として、伸縮自在のフォーク61を有する係止解除部材6が使用されている。係止解除部材6が行う複数の取得動作には、係止解除部材6の上下左右方向での移動及びフォーク61の伸縮が含まれる。複数の取得動作は、遊戯者の操作(上昇ボタン9a、左右走行ボタン9b)に応答して実行される。より具体的には、遊戯者が、ボタン9a,9bを順次操作すると、係止解除部材6が左右方向及び上方向に移動し、操作が終わると(遊戯者が操作ボタン9a,9bから手を離すと)、フォーク61が伸長してから係止解除部材6が所定距離だけ下降する。上記複数の取得動作が実行された結果、ボールチェーン22dがフォーク61によってある長さだけ引き下げられたときに、遊戯者は景品を取得することができる。
特開平7−231983号公報 特開2010−042055号公報
上記のようなゲーム機では、取得部材の動作が一定であり、変化が乏しく、遊戯者が飽きてしまう問題があった。動作機構(ハードウェア)の追加、変更によって取得部材の動作を変更することは可能であるが、それにはコストが掛かる。
また、上記のようなゲーム機では、景品を取得するためには、景品等を狙って取得部材を正確に移動させることが必要であり、移動操作の技量が景品取得の成否に大きく影響する。一方、遊戯店(ゲーム機の設置/運営主体)の利益確保のため、或いは、遊戯者の挑戦意欲を高めるため、景品取得の難度はある程度高く設定される。そのため、操作技量の高い遊戯者は、ある程度の確率で景品を取得できるが、操作技量の低い遊戯者は、全く景品を取得できないという事態を生じ得る。その結果、操作技量の低い遊戯者等がゲームを敬遠し、ゲーム機の利用率が低下し、遊戯者層の拡大が阻害される等の問題を生じ得る。更に、取得部材の移動操作に失敗すると、リカバリーの手段が無く、そのことに遊戯者が不満を感じる場合もある。
本発明は、上記の状況に鑑みてなされたものであり、下記のいずれか一以上をその目的とする。
本発明の目的は、変化に富んだゲームを行うことができるゲーム機を提供することである。
本発明の他の目的は、取得部材に複数の異なる実行順序で複数の取得動作を実行させることが可能なゲーム機を提供することである。
本発明の更に他の目的は、取得部材に景品取得の難易度の異なる複数の実行順序で複数の取得動作を実行させることが可能なゲーム機を提供することである。
本発明の更に他の目的は、遊戯店の利益を確保しつつ、及び/又は、操作技量の高い遊戯者の挑戦意欲を削ぐことなしに、遊戯者(特に、操作技量の低い遊戯者)の遊戯意欲を高めることができるゲーム機を提供することである。
本発明の更に他の目的は、遊戯店の利益を確保しつつ、及び/又は、操作技量の高い遊戯者の挑戦意欲を削ぐことなしに、景品取得の難易度を変更することが可能なゲーム機を提供することである。
本発明の更に他の目的は、大幅なコスト増を伴うことなく、上記目的の全部又は一部を達成できるゲーム機を提供することである。
本願には、以下の発明が開示される。
(1) 遊戯者が操作を行う操作部と、
前記操作部に対する第1の操作に応答して複数の取得動作を行う取得部を有するゲーム機であって、
前記操作部に対する第2の操作に応答して前記複数の取得動作の実行順序の決定を行うシーケンス決定部を更に有し、
前記取得部は、前記シーケンス決定部が決定した実行順序に従って前記複数の取得動作を実行することを特徴とするゲーム機。
(2) 前記シーケンス決定部は、前記複数の取得動作の実行順序を規定した複数のシーケンスのいずれかを選択することにより前記実行順序の決定を行うものであり、
前記取得部が開閉部材を有し、
前記複数の取得動作が、
前記第1の操作に応答して前記取得部を第1の方向で移動する第1取得動作と、
前記開閉部材を開く第2取得動作と、
前記取得部を第2の方向で移動する第3取得動作と、
前記開閉部材を閉じる第4取得動作を含み、
前記複数のシーケンスが、前記第1、第2、第3、第4取得動作を前記第1、第2、第3、第4取得動作の順序で実行することを規定した第1シーケンスを含むことを特徴とする(1)に記載のゲーム機。
(3) 前記複数のシーケンスが、第2、第4取得動作の順序で第2、第4取得動作を実行した後に、前記第1、第2、第3、第4取得動作の順序で前記第1、第2、第3、第4取得動作を実行することを規定した第2シーケンスを含むことを特徴とする(2)に記載のゲーム機。
(4) 前記複数のシーケンスが、前記第2、第1、第3、第4取得動作の順序で前記第1、第2、第3、第4取得動作を実行することを規定した第3シーケンスを含むことを特徴とする(2)又は(3)に記載のゲーム機。
(5) 前記複数のシーケンスが、前記第1取得動作を実行し、その後、前記第2及び第4取得動作を反復して実行し、その後、前記第3、第4取得動作の順序で前記第3、第4取得動作を実行することを規定した第4シーケンスを含むことを特徴とする(2)〜(4)のいずれか一項に記載のゲーム機。
(6) 前記複数の取得動作が、前記第1取得動作の実行後に、前記取得部を前記第1取得動作実行前の位置に移動させる第5取得動作を更に含み、
前記複数のシーケンスが、前記第1、第5、第1、第2、第3、第4取得動作の順序で前記第1、第2、第3、第4、第5取得動作を実行することを規定した第5シーケンスを含むことを特徴とする(2)〜(5)のいずれか一項に記載のゲーム機。
(7) 前記複数のシーケンスが、前記取得部を前記第1の方向における移動限界位置まで移動させる第6取得動作を更に含み、
前記複数のシーケンスが、第6、第1、第2、第3、第4取得動作の順序で前記第1、第2、第3、第4、第6取得動作を実行することを規定した第6シーケンスを含むことを特徴とする(2)〜(6)のいずれか一項に記載のゲーム機。
(8) 前記開閉部材が、一対のアームを有し、
前記第4取得動作が、前記一対のアームの両方を閉じる動作であり、
前記複数の取得動作が、前記一対のアームの一方のみを閉じる第7取得動作を更に含み、
前記複数のシーケンスが、前記第1、第2、第3、第7取得動作の順序で前記第1、第2、第3、第7取得動作を実行することを規定した第7シーケンスを含むことを特徴とする(2)〜(7)のいずれか一項に記載のゲーム機。
(9) 前記第1取得動作が、前記第2の方向における第1の位置で前記取得部を前記第1の方向で移動させるものであり、
前記複数の取得動作が、前記第2の方向における前記第1の位置と異なる第2の位置で前記取得部を前記第1の方向で移動させる第8取得動作を更に含み、
前記複数のシーケンスが、前記第8、第2、第3、第4取得動作の順序で前記第8、第2、第3、第4取得動作を実行することを規定した第8シーケンスを含むことを特徴とする(2)〜(8)のいずれか一項に記載のゲーム機。
(10) ゲーム対価を受け入れる対価受入部と、
第1数値を記憶する第1数値記憶部と、
前記シーケンス決定部により決定された前記実施順序に応じて前記第1数値記憶部の前記第1数値を減少させる第1数値管理部と、
前記対価受入部で受け入れた前記ゲーム対価を所定の交換比率で前記第1数値に交換する交換処理部を更に有することを特徴とする(1)〜(9)のいずれか一項に記載のゲーム機。
本願における用語のいくつかを以下に説明する。
「及び/又は」は、「両方又はいずれか一方」を意味する。例えば、「A及び/又はB」は、「A及びB」又は「A」又は「B」を意味する。
「操作部」は、遊戯者の操作を検出することができる任意の手段、要素又は構成である。「操作部」は、押しボタン、ダイヤル、レバー型スイッチ、タッチパネル、キーボード、マウス等の1又は複数の操作部材で構成し得る。
「第1の操作」と「第2の操作」は、相互に異なる操作であっても良く、同一の操作であっても良い。
「取得動作」は、「取得部」が実行する個々の動作を意味する。「複数の取得動作」を細分したものが「取得動作」である。細分の方法は任意である。例えば、取得部を動作させるためにどの駆動機構(モーターやレール等)を使用するかにより細分することが可能であり、或いは、取得部の移動の方向や動作の態様等により細分することが可能である。
「シーケンス」は、少なくとも、複数の取得動作の実行順序を規定したものである。「シーケンス」は、複数の取得動作の実行順序に加え、他の事項(例えば、取得動作の実行態様等)を規定したものであり得る。
「第1の方向」及び「第2の方向」は、3次元空間における任意の方向である。「第1の方向」は、水平面内の方向(例えば、X方向及び/又はY方向)であり得る。「第2の方向」は、鉛直面内の方向(例えば、Z方向)であり得る。
(1)の発明では、第2の操作に応答して複数の取得動作の実行順序が決定され、決定された実行順序に従って複数の取得動作が実行される。よって、複数の取得動作を異なる実行順序で実行することが可能になり、ゲームを多様化すること(変化に富んだゲームを提供すること)が可能になる。実行順序の変更は、ハードウェアの追加変更を伴わずに行うことが可能であるため、大幅なコスト増を伴わずにゲームを多様化できる点で本発明は優れている。また、実行順序を変えることによって、景品取得の難易度を変化させることができる場合がある。よって、操作技量の異なる多様な遊戯者の遊戯意欲を高め得るゲーム機を実現し得る。
(2)の発明では、複数のシーケンスのいずれかを選択することで実行順序を決定できる。したがって、簡易な操作で実行順序を決定することが可能になる。
また、(2)の発明では、一般にクレーンゲームと呼ばれるゲーム機を実現し得る。第1、第2、第3、第4取得動作の順序で実行される第1、第2、第3、第4取得動作を、以下、「通常取得動作」という場合がある。
(3)の発明では、第2シーケンスが選択された場合、遊戯者は、第2の動作でのアームの開度を確認してから通常取得動作を実行することができるため、取得部の移動操作(第1の操作)を正確に行うことが容易となり、及び/又は、景品取得が容易となり得る。第2シーケンスでは、第2取得動作が2回行われるが、1回目と2回目の第2取得動作は同じ態様で行う(少なくとも、開閉部材を開く程度を同じにする)ことが好ましい。
(4)の発明では、第3シーケンスが選択された場合、開閉部材が開いた状態で取得部の移動操作を行うことができるため、移動操作を正確に行うことが容易となり、及び/又は、景品取得が容易となり得る。
(5)の発明では、第4シーケンスが選択された場合、第2,第4取得動作を反復して実行している間に、遊戯者が操作部に対する第3の操作を行うことを可能にし、開閉部材の開閉度を第3の操作が行われた時点の状態に保ったままで、第3取得動作を行うことが好ましい。これにより、遊戯者は、開閉部材を景品取得に有利な状態にして、第3取得動作を行うことが可能になるため、景品取得が容易となり得る。
(6)の発明では、遊戯者は、第1取得動作が行われたときの状態によって(例えば、取得部の移動操作に失敗したと思ったときに)、第5シーケンスを選択し、通常取得動作を最初からやり直すことができるため、遊戯者に有利である。
(7)の発明では、遊戯者は、第6取得動作によって、最初に、第1の方向における取得部の可動範囲を確認することができるため、取得部の移動操作を正確に行うことが容易となり、及び/又は、景品取得が容易となり得る。
(8)の発明では、第4取得動作と第7取得動作で、景品に対する力の作用の仕方が異なるようにすることが可能である。したがって、遊戯者は、第7シーケンスを選択することで、通常取得動作とは異なる態様で景品Pを移動させる(例えば、アームの一方によって景品を特定の方向に押し遣る)などが可能になる。
(9)の発明では、第1取得動作を行う際の取得部材の第2の方向における位置を変えることが可能である。例えば、第2の方向における景品の位置がある程度決められているゲーム機の場合であれば、第1取得動作を行う際の取得部材の第2の方向における位置を変えることにより、取得部の移動操作を正確に行うことの難易度、及び/又は、景品取得の容易度を変化させ得る。
(10)の発明では、複数の取得動作の実行順序に応じて第1数値が減少する。「実行順序に応じて第1数値が減少する」とは、実行順序によって、減少する幅が異なることを意味する。例えば、第1シーケンスが選択された場合は、第1数値が「0」だけ減少し、それ以外のシーケンスが選択された場合は、第1数値が「1」だけ減少するなどである。(10)の発明では、第1数値として、増加することが遊戯者にとって有利になる数値(例えば、クレジットやポイント等)を使用することが好ましい。これにより、遊戯者は、第1数値を減少させて、景品取得が容易になる実行順序にするか、第1数値を減少させずに、景品取得が容易にならない実行順序にするかを選択できる。よって、遊戯者(特に、操作技量の高い遊戯者)の挑戦意欲を削ぐことなしに、遊戯者(特に、操作技量の低い遊戯者)の遊戯意欲を高め、及び/又は、景品取得の容易度を変化させ得る。
更に、(10)の発明では、第1数値はゲーム対価と可換であるため、第1数値の減少は、ゲーム対価の支払いと同質の意味を持つことになる。したがって、景品取得がより容易になる実行順序にする場合には、より多くの第1数値を減少させるようにするなどにより、遊戯店の利益を確保しつつ、遊戯者(特に、操作技量の低い遊戯者)の遊戯意欲を高め、及び/又は、景品取得の容易度を変化させることが可能になる。また、ゲーム対価を所定の媒体(例えば、100円硬貨等)で支払うゲーム機の場合、その媒体の価値(100円)を単位としてしか課金できなかった。(10)の発明では、ゲーム対価が所定の交換比率で第1数値に交換され、シーケンス決定部により決定された実行順序に応じて第1数値が減少する。よって、交換比率を適宜に設定することで、実行順序の変更に対する課金を任意の単位で行うことが可能になる。
図1は、本発明の1実行形態に係るゲーム機を示す。 図2は、例示的な操作卓14を示す。 図3は、景品収容部11において取得部50を水平面内(XY方向)で移動させるための水平移動機構20を示す。図3(A)は、水平移動機構20を斜め上方向から示す。図3(B)は、水平移動機構20を上方から示す。 図4は、景品収容部11において取得部50を垂直面内(Z方向)で移動させるための垂直移動機構30を示す。 図5は、アーム開閉機構51を示す。 図6は、取得部50の動作態様を示す。 図7は、取得部50の動作態様を示す。 図8は、景品取得ゲーム機1の制御系統の構成を示す。 図9は、景品取得ゲーム機1が有する機能構成を示す。 図10は、オプション記憶部121に記憶される複数の動作条件の一例を示す。 図11は、シーケンス1〜9の内容を示す。 図12は、オプション選択受付部122が操作パネル18に表示する例示的なオプション選択画面200を示す。 図13は、景品取得ゲーム機1において実行されるゲーム処理を示す。 図14は、景品取得ゲーム機1において実行されるゲーム処理を示す。 図15は、景品取得ゲーム機1において実行されるゲーム処理を示す。 図16は、各オプション2〜10の選択可能な期間を示す。 図17は、図13〜15のゲーム処理と並行して実行されるオプション選択処理を示す。 図18(A)は、動作条件がオプション2に設定された場合にステップS12〜S17の処理と並行して実行されるサブルーチンを示す。図18(B)は、動作条件がオプション2に設定された場合の取得部50の動作を概念的に示す。 図19(A)は、動作条件がオプション3に設定された場合にステップS12〜S17の処理と並行して実行されるサブルーチンを示す。図19(B)は、動作条件がオプション3に設定された場合の取得部50の動作を概念的に示す。 図20(A)は、動作条件がオプション4に設定された場合に実行されるサブルーチンを示す。図20(B)は、動作条件がオプション4に設定された場合の取得部50の動作を概念的に示す。 図21は、ステップS71で操作パネル18に表示されるオプション選択画面200を示す。 図22(A)は、動作条件がオプション5に設定された場合に実行されるサブルーチンを示す。図22(B)は、動作条件がオプション5に設定された場合の取得部50の動作を概念的に示す。 図23(A)は、動作条件がオプション6に設定された場合に、ステップS12〜S17の処理と並行して実行されるサブルーチンを示す。図23(B)は、動作条件がオプション6に設定された場合に、ステップS19に続いて実行されるサブルーチンを示す。 図24は、動作条件がオプション6に設定された場合の取得部50の動作を概念的に示す。 図25(A)は、動作条件がオプション7に設定された場合に、ステップS27の後に実行されるサブルーチンを示す。図25(B)は、動作条件がオプション7に設定された場合の取得部50の動作を概念的に示す。 図26(A)は、動作条件がオプション8に設定された場合に、ステップS27の後に実行されるサブルーチンを示す。図26(B)は、動作条件がオプション8に設定された場合の取得部50の動作を概念的に示す。 図27(A)は、動作条件がオプション2に設定された場合に、ステップS12〜S17の処理と並行して実行されるサブルーチンを示す。図27(B)は、動作条件がオプション2に設定された場合の取得部50の動作を概念的に示す。 図28は、動作条件がオプション2に設定された場合に、ステップS37の後に実行されるサブルーチンを示す。 図29は、本発明の他の実行形態に係る景品取得ゲーム機300が有する操作卓314を示す。 図30は、本発明の1実行形態に係るゲームシステム400を示す。
以下、取得部に複数の取得動作を実行させることで景品の取得を試みるゲームを行うことができるゲーム機(景品取得ゲーム機)を例にとり、本発明の好ましい実行形態を説明する。
図1は、本発明の1実行形態に係る景品取得ゲーム機1を示す説明図である。この景品取得ゲーム機1は、基台10と、基台10上に位置する1又は複数の景品Pを収容する景品収容部11とを主体に構成される。「景品」は、任意の物品であり得る。
景品収容部11は、景品Pを収容できる任意の形状、サイズを有する空間である。図の景品収容部11は、下面11a、上面11b、正面11c、背面11d、側面11e等で囲われた概略直方体形状を有する。正面11c、側面11e等は、外部から景品収容部11内を視認できるようにアクリルなどの透明な部材で形成され得る。
下面11aには、景品Pが落下可能な落下口12が形成されている。落下口12に落下した景品Pは、基台10に形成された払出口13から払い出される。景品取得ゲーム機1は、景品Pが払い出されたこと、及び/又は、払い出された景品Pの種類を検出する払出センサー78(図8)を有し得る。払出センサー78は、接触式、光学式等任意の方式であり得る。
景品収容部11には、遊戯者の操作やプログラムに従って複数の取得動作を行う取得部50が設置されている。
基台10は、操作卓14を有する。
図示の景品取得ゲーム機1は1人プレイ用であり、操作卓14及び取得部50がそれぞれ1つであるが、複数人プレイ用の景品取得ゲーム機では、操作卓14及び取得部50を複数有することが可能である。
図2は、例示的な操作卓14を示す。
操作卓14は、遊戯者による操作を検出するための1又は複数の操作部材を有する。操作部材の個数や各操作部材が操作を検出する方式は任意である。本実行形態の操作卓14は、対価受入部15、Xボタン16、Yボタン17、操作パネル18を有する。
対価受入部15は、遊戯者がゲームを行うことに対する対価を支払うためのものである。対価は、コイン、紙幣、電子マネー、メダル、チップ等任意の媒体を用いて支払うことができる。対価は金銭であっても良く、金銭でなくてもよい。対価受入部15は、使用される媒体を受け入れることができる適切な機能、構造を有する。本実行形態では、コイン(例えば、100円玉、500円玉)が使用される。対価受入部15で受け入れたコインは、コインセンサー75(図8)で検出される。
Xボタン16、Yボタン17は、押しボタン式の操作部材であり得る。Xボタン16、Yボタン17は、押された状態(押下状態)と、押されていない状態(非押下状態)を検出し得る。
操作パネル18は、画像を表示する表示装置18Aと、表示装置18Aに重ねられたタッチパネル18Bを有するタッチパネル式モニタであり得る(図8)。
図3は、景品収容部11において取得部50を水平面内(XY方向)で移動させるための水平移動機構20を示す説明図である。図3(A)は、水平移動機構20を斜め上方向から示し、図3(B)は、水平移動機構20を上方から示す。
図示のように、景品収容部11の上面11bには、X方向に延びる1対のX軸レール21が敷設され、当該X軸レール21には、Y方向に延びるY軸レール22がX軸レール21上でスライド可能に取り付けられ、当該Y軸レール22には、台車31がY軸レール22上でスライド可能に取り付けられている。取得部50は台車31から下方に延びるワイヤー34に取り付けられている。
Y軸レール22は、X軸モーター21aの駆動によりX軸レール21上を走行可能であり、台車31はY軸モーター22aの駆動によりY軸レール22上を走行可能である。X軸モーター21a、Y軸モーター22aを制御することで、取得部50を景品収容部11内でXY方向に移動させることが可能である。XY方向における取得部50の可動範囲は、リミッター等により規制することが可能である。本実行形態では、取得部50は、X方向におけるX開始点(X0)からX限界点(X1)の範囲で移動可能であり、Y方向におけるY開始点(Y0)からY限界点(Y1)の範囲で移動可能である。落下口12は、XY方向における開始点(X0,Y0)付近に配置されている。
水平移動機構20は、XY方向における取得部50の位置(例えば、X軸レール21上のY軸レール22の位置、Y軸レール22上における台車31の位置)を検出するXY位置センサー79(図8)を有し得る。取得部50の位置検出の方法は任意であり、例えば、X軸モーター21a及びY軸モーター22aの回転数(回転位置)により検出することが可能である。
図4は、景品収容部11において取得部50を垂直面内(Z方向)で移動させるための垂直移動機構30を示す。
垂直移動機構30は、Y軸レール22にスライド可能に取り付けられた台車31と、台車31に設置されたZ軸モーター32と、Z軸モーター32の駆動で回転する巻取リール33と、巻取リール33に巻回されたワイヤー34の一端を下方に導くガイドリール35と、ワイヤー34の一端に取り付けられたカプラ36を有する。取得部50は、カプラ36に取り付けられている。
垂直移動機構30では、Z軸モーター32を所定方向(正方向)に回転させてワイヤー34を繰り出すことにより取得部50を下降させ、Z軸モーター32を逆方向に回転させてワイヤー34を巻き取ることにより取得部50を上昇させることが可能である。Z方向における取得部50の駆動範囲は、リミッター等により規制することが可能である。本実行形態では、取得部50は、取得部50又はアーム57A,57Bが景品収容部11に置かれた景品Pに接触しない所定の高さ(第1高さZ0)からアーム57A,57Bが景品Pに接触可能な所定の高さ(第2高さZ1)の範囲で移動可能である。
垂直移動機構30は、Z方向における取得部50の位置を検出するZ位置センサー79(図8)を有し得る。取得部50の位置検出の方法は任意であり、例えば、Z軸モーター32の回転数(回転位置)により検出することが可能である。
垂直移動機構30は、取得部50が下面11aや景品Pに接触した底付状態を検出する底付センサー81(図8)を更に有し得る。底付センサー81は、ワイヤー34の弛みや張力を監視することにより底付状態を検出し得る。
図5は、取得部50が有するアーム開閉機構51を示す。図5では、取得部50の外枠(ケース)52を取り外し(ケース52を破線で示す)、右側のアーム57Bの一部を切り欠いた状態で取得部50を示す。
図示のように、アーム開閉機構51は、カプラ36によりワイヤー34の下端に取り付けられた垂下板53と、垂下板53の裏面側に配置された2つの把持モーター54A,54Bと、各把持モーター54A,54Bの出力軸54aと一体となって回転する駆動ギア55と、出力軸54aから所定距離離間して位置する回動軸56aを軸芯とし、駆動ギア55と歯合する伝達ギア56と、伝達ギア56とは独立に回動軸56aに揺動可能に取り付けられたアーム57A,57Bと、アーム57A,57Bに対して付勢力を印加するためのコイルバネ58と、垂下板53に固定されたストッパー59を有している。本実行形態のアーム57A,57Bは、開閉部材に対応する。
上記伝達ギア56は、円弧状の長穴56bと凸状のボス56c及び突起56dを有し、コイルバネ58の一端(遊挿端)58aは図5の紙面奧側に折り曲げられて長穴56bの所定位置に遊挿されている。また、アーム57A,57B裏面には係止孔57a及び受座57bが形成されており、コイルバネ58の他端(係止端)58bが図5の紙面手前側に折り曲げられて係止孔57aに挿入固定されるとともに、ボス56cが受座57bに当接することで伝達ギア56の回転力がアーム57A,57Bに伝達されるようになっている。
図6、7は、取得部50の動作態様を示す。
図6(A)には、初期状態にある取得部50が示されており、アーム57A,57Bは、その自重により重心位置が最下位置となる所定角度で回動軸56aから垂下した状態にあり、コイルバネ58には外力が作用せずその両端58a,58bが図示の角度で開いた開放状態(捻りが加えられていない状態)にある。
この状態から把持モーター54A,54Bを所定方向(開方向)に回転させることで、アーム57A,57Bを開くことができる。すなわち、把持モーター54A,54Bの駆動により伝達ギア56がM1方向に回転すると、受座57bがボス56cに押し上げられるためにアーム57A,57Bが図中のM2方向に回転し(図6(B))、やがては突起56dがストッパー59に当接する(図6(C))。これにより、アーム57A,57Bが完全に開いた状態になる。なお、上記過程で、ボス56cは一貫して受座57bに当接しており、係止端58bは係止孔57aに固定されているため、長穴56bにおけるコイルバネ58の遊挿端58aの遊挿位置は初期状態から不変であり、コイルバネ58は開放状態のままである。
図6(C)の状態から把持モーター54A,54Bを開方向と逆方向(閉方向)に回転させることで、アーム57A,57Bを閉じることができる。すなわち、把持モーター54A,54Bの逆回転により伝達ギア56がM3方向に回転すると、アーム57A,57Bは自重によりボス56cに追随してM4方向(図7(A)参照)に回転する。このとき、アーム57A,57Bに外方(M2方向)への力が作用しない限りはボス56cは受座57bに当接したままであり、長穴56bにおける遊挿端58aの遊挿位置は初期状態から不変である。
アーム57A,57Bが閉じる過程で図7(A)の角度になったときに両アーム57A,57Bの先端に景品Pが接触したものとして、把持モーター54A,54Bが更に逆回転を続けると、伝達ギア56がM3方向に回転するのに対し、アーム57A,57Bが景品Pに当接しているために、アーム57A,57B及びアーム57A,57Bに係止端58bが固定されたコイルバネ58は図7(A)の状態から回転することは出来ない。そのため、長穴56bにおける遊挿端58aの遊挿位置が移動することになり、やがては図7(B)に示すように、遊挿端58aが長穴56bの一端に当接する。なお、図7(B)に至る迄の過程では、遊挿端58aが長穴56bに遊挿されている(長穴56bの端部に当接していない)ためにコイルバネ58は一貫して開放状態であり、従って、コイルバネ58による付勢力は発生せず、景品Pにはアーム57A,57Bの自重による接触力以外の外力は作用しない。
図7(B)の状態から更に把持モーター54A,54Bが逆回転を続けると、伝達ギア56は更にM3方向に回転する。このとき、アーム57A,57Bに固定されたコイルバネ58の係止端58bは図7(B)の状態から移動できないのに対して、遊挿端58aは伝達ギア56の回転によって長穴56bの端部に引かれるために、コイルバネ58には図7(B)の時点からの伝達ギア56の回転量Rに応じた大きさTの捻りが加えられる(図7(C))。この捻りに対するコイルバネ58の復元力が係止端58bを介してアーム57A,57Bに伝達されるため、コイルバネ58の捻り量Tに応じた大きさの把持力で景品Pが把持されることになる。
本実行形態の景品取得ゲーム機1では、把持モーター54A,54Bを個別に動作させることにより、左右のアーム57A,57Bを個別に開閉させることが可能である。アーム57A,57Bの動作限界、すなわち、最大開状態(最も開いた状態)と最大閉状態(最も閉じた状態)は、遊戯店等が任意に設定し得るようにすることができる。アーム57A,57Bの動作限界は、把持モーター54A,54Bの回転数(回転位置)等により設定可能である。最大開状態は、図6(C)と図7(C)の間の任意の状態とすることができる。最大閉状態は、最大開状態と図7(C)の間の任意の状態とすることができる。景品取得ゲーム機1は、左右のアーム57A,57Bの開度を個別に検出する開度センサー82を有し得る。開度の検出方法は任意であり、例えば、把持モーター54A,54Bの回転数(回転位置)等により検出することが可能である。
図8は、景品取得ゲーム機1の制御系統の構成を示す。
図示のように、本実行形態の景品取得ゲーム機1は、制御部71、操作部74、駆動部76及びセンサー部77を有する。
制御部71は、CPU72や記憶装置73を有するコンピュータ等の情報処理装置である。記憶装置73は、ROM、RAM、ハードディスク、その他等の公知の記憶装置を単独又は組み合わせて構成することができる。
操作部74は、操作卓14に配置されるXボタン16、Yボタン17及び操作パネル18及び対価受入部15に投入されたコインを検出するコインセンサー75を含む。操作パネル18は、画像を表示する表示装置18Aと、表示装置18Aに重ねられたタッチパネル18Bを有するタッチパネル式モニタであり得る。操作パネル18は、遊戯者がタッチした表示装置18A上の位置を操作情報として検出し得る。
駆動部76は、X軸モーター21a、Y軸モーター22a、Z軸モータ32及び把持モーター54A,54Bを含む。
センサー部77は、払出口13における景品Pの払出を検出する払出センサー78、取得部50のXY方向及びZ方向における位置を検出するXY位置センサー79及びZ位置センサー80、取得部50の底付状態を検出する底付センサー81、左右のアーム57A,57Bの開度を検出する開度センサー82を含む。
操作部74、駆動部76及びセンサー部77は、任意方式のインターフェイスを介して制御部71と接続されており、CPU72が記憶装置73に記憶されたプログラムに従って操作部74、駆動部76及びセンサー部77との間で制御信号の授受を行うことにより、以下に述べる機能構成が実現され、以下に述べる処理が実行される。
図9は、景品取得ゲーム機1が有する機能構成を示す。
図示のように、本実行形態の景品取得ゲーム機1は、取得動作制御部110、動作条件決定部(シーケンス決定部)120及びゲーム情報管理部130を備えたゲーム実行部100を有する。
取得動作制御部110は、操作部74への操作(例えば、Xボタン16、Yボタン17及び操作パネル18の操作や対価受入部15へのコインの投入等)に応答して、X軸モーター21a、Y軸モーター22a、Z軸モータ32及び把持モーター54A,54Bを制御することにより、取得部50に複数の取得動作を実行させるものである。当該複数の取得動作には、下記の取得動作1〜13が含まれる。
取得動作1:Xボタン16の操作に従って取得部50がX方向で移動する動作
取得動作2:Yボタン17の操作に従って取得部50がY方向で移動する動作
取得動作3:アーム57A,57Bが開く動作
取得動作4:取得部50が下降する動作(取得部50が第2高さZ1までZ方向で移動する動作)
取得動作5:アーム57A,57Bが閉じる動作
取得動作6:取得部50が上昇する動作(取得部50が第1高さZ0までZ方向で移動する動作)
取得動作7:取得部50が初期位置(X0,Y0)までXY方向で移動する動作
取得動作8:取得部50が限界位置(X1,Y1)までXY方向で移動する動作
取得動作9:右側のアーム57Bのみが閉じる動作
取得動作10:右側のアーム57Bのみが開く動作
取得動作11:左側のアーム57Aのみが閉じる動作
取得動作12:左側のアーム57Aのみが開く動作
取得動作13:取得部50が第3高さZ2(第1高さZ0と第2高さZ1の中間の高さ)までZ方向で移動する動作
上記取得動作1及び/又は2は、「第1取得動作」に対応し得る。取得動作3〜5は、それぞれ、「第2取得動作〜第4取得動作」に対応し得る。取得動作7は、「第5取得動作」に対応し、取得動作8は、「第6取得動作」に対応し、取得動作10又は12は、「第7取得動作」に対応し、取得動作13を実行した状態での取得動作1及び/又は2は、「第8取得動作」に対応し得る。
動作条件決定部120は、景品取得ゲーム機1において実行されるゲームの内容(動作条件)を決定するものである。動作条件の種類や内容、動作条件の決定方法等は任意である。本実行形態の動作条件決定部120は、オプション記憶部121及びオプション選択受付部122を有する。
オプション記憶部121は、複数の異なる動作条件及び各動作条件に割り当てられた消費ポイントP2を記憶するものである。図10は、オプション記憶部121に記憶される複数の動作条件の一例を示す。
図示のように、オプション記憶部121には、シーケンス(シーケンス1〜9)やポイントアップ等の設定項目が異なる10種類の動作条件(オプション1〜10)が記憶され、オプション1〜10のそれぞれに、予め定められた消費ポイントP2が割り当てられている。
シーケンスは、複数の取得動作の実行順序を意味し、シーケンス1〜9には、それぞれ異なる順序で複数の取得動作を実行することが規定されている。図11に、シーケンス1〜9の内容を示す。図11の「内容」欄の数字1〜13は、それぞれ、取得動作1〜13に対応し、「内容」欄の数字の並びの順序で取得動作1〜13を実行することを示す。例えば、シーケンス1は、取得動作1→取得動作2→取得動作3→取得動作4→取得動作5→取得動作6→取得動作7→取得動作3→取得動作5の順序で取得動作1〜7を実行することを意味し、シーケンス2は、取得動作3→取得動作5→取得動作1→取得動作2→取得動作3→取得動作4→取得動作5→取得動作6→取得動作7→取得動作3→取得動作5の順序で取得動作1〜7を実行すること意味する。シーケンス4の(5→3)は、取得動作5と取得動作3を反復して実行することを意味する。
ポイントアップは、景品Pの取得に成功したときに、通常よりも多くのポイントP5を付与するものである。ポイントアップの詳細は後述する。
本実行形態では、上記のように、オプション1〜10のいずれかを選択することによって2つの設定項目(シーケンスの種類及びポイントアップの有無)が変更可能であるが、シーケンスの種類及び/又はポイントアップの有無に代えて、或いは、シーケンスの種類及び/又はポイントアップの有無に加えて、他の設定項目を変更可能としても良い。
オプション記憶部121は、プログラム及び/又はデータの形態でオプション1〜10を記憶し得る。
オプション選択受付部122は、オプション記憶部121に記憶される各オプション1〜10を操作パネル18に表示し、操作パネル18に対する操作に基づいてオプション1〜10の選択を受け付けるものである。
図12は、オプション選択受付部122が操作パネル18に表示する例示的なオプション選択画面200を示す。
オプション選択画面200は、オプション表示部210、ゲーム情報表示部230及び交換ボタン240を有する。
オプション表示部210には、複数のオプションボタン211,212,213・・・が表示される。各オプションボタン211,212,213・・・は、オプション記憶部121のオプション2〜10に対応する。すべてのオプション2〜10を1画面で表示できないときは、スクロールボタン221,222の操作によって、オプションボタン211,212,213・・・をスクロール表示させることも可能である。オプション表示部210には、その時点で選択可能なオプション2〜10に対応するオプションボタン211,212,213・・・のみを表示することが可能であり、或いは、その時点で選択可能なオプション2〜10が判別できるように、対応するオプション211,212,213・・・を点滅表示、反転表示等することも可能である。各オプション2〜10が選択可能な期間(タイミング)については、後述する。各オプションボタン211,212,213・・・には、各オプションを実行するのに要する消費ポイントP2が併せて表示され得る。
ゲーム情報表示部230には、遊戯者のクレジットCRや所持ポイントP1等のゲーム情報が表示される。
交換ボタン240は、クレジットCRを所持ポイントP1と交換する際に使用される。
オプション選択受付部122は、オプション選択画面200において遊戯者がいずれかのオプションボタン211,212,213・・・をタッチしたことを操作パネル18からの信号に基づいて検出し、タッチされたオプションボタン211,212,213・・・に対応するオプション2〜10を選択する。
ゲーム情報管理部130は、景品取得ゲーム機1におけるゲームで使用される各種の数値、情報を管理するものである。本実行形態のゲーム情報管理部130は、遊戯者のクレジットCR及び所持ポイントP1を記憶するクレジット記憶部131及びポイント記憶部132と、ゲームの進行に応じてクレジット記憶部131及びポイント記憶部132のクレジットCR及び所持ポイントP1を増減するクレジット管理部133及びポイント管理部134と、交換処理部135を有する。本実行形態のクレジット管理部133は、コインセンサー75がコインの投入を検出する毎にクレジットCRに所定値CR1を加算し、1回のゲームを実行する毎にクレジットCRから所定値CR3を減算する。ポイント管理部134は、オプション2〜10が選択される毎に、所持ポイントP1から選択されたオプション2〜10に割り当てられた消費ポイントP2を減算し、1回のゲーム処理が実行される毎に、所持ポイントP1に所定値P4又はP5を加算する。交換処理部135は、所定の条件下、クレジットCRを所定の交換比率で所持ポイントP1に交換する。
図13〜15は、景品取得ゲーム機1において実行されるゲーム処理(オプション2〜10が選択されなかった場合のゲーム処理)を示す。
ゲーム処理の開始時点では、取得部50は、XY方向における開始点(X0,Y0)に位置し、左右のアーム57A,57Bは最大閉状態である。
ゲーム処理が開始すると、ステップS10,S11において初期化処理が行われる。本実行形態では、ステップS10において、クレジットCR及び所持ポイントP1が「0」に設定され、ステップS11において、動作条件がオプション1に設定される。
ステップS12では、コインセンサー75からの信号に基づいて対価受入部15へのコイン投入の有無が検査され、肯定(Yes)の場合は、ステップS13でクレジットCRに所定値CR1(例えば、「1」)を加算してステップS12に戻る。
ステップS14では、オプション選択画面200における交換ボタン240の操作の有無が検査され、肯定(Yes)の場合は、ステップS15において、ゲーム情報管理部130のクレジットCRが所定値CR2(例えば、「1」)以上であるか否かが検査される。
ステップS15の判断が肯定(Yes)の場合は、ステップS16において、ゲーム情報管理部130のデータが更新される。具体的には、クレジットCRから所定値CR2(例えば、「1」)を減算するとともに、所持ポイントP1に所定値P3(例えば、「100」)が加算される。ステップS16の後、処理はステップS12に移行する。ステップS15の判断が否定(No)の場合は、ステップS16を実行することなく、ステップS12に移行する。
ステップS14の判断が否定(No)の場合は、ステップS17に移行する。
ステップS17では、Xボタン16からの信号に基づいて、Xボタン16が押下状態か否かが検査され、肯定(Yes)の場合は、ステップS18においてクレジットCRが所定値CR3(例えば、「1」)以上か否かが検査され、肯定(Yes)の場合は、ステップS19において、クレジットCRから所定値CR3(例えば、「1」)が減算された後に、ステップS20に移行する。ステップS17,18で否定(No)の場合は、ステップS12に移行する。
ステップS20では、Xボタン16及びXY位置センサー79からの信号に基づいて、Xボタン16が非押下状態となっているか、又は、取得部50がX限界点X1に到達したかが検査され、否定(No)の場合は、ステップS21において、X軸モーター21aを正方向に駆動することにより、取得部50をX方向に移動させる処理(取得動作1)が行われた後、ステップS20に移行する。ステップS20が肯定(Yes)の場合は、ステップS22に移行する。
ステップS22では、Yボタン17からの信号に基づいて、Yボタン17が押下状態か否かが検査され、肯定(Yes)の場合はステップS23に移行し、否定(No)の場合はステップS22に移行する。
ステップS23では、Yボタン17及びXY位置センサー79からの信号に基づいて、Yボタン17が非押下状態となっているか、又は、取得部50がY限界点Y1に到達したかが検査され、否定(No)の場合は、ステップS24において、Y軸モーター22aを正方向に駆動することにより、取得部50をY方向に移動させる処理(取得動作2)が行われた後、ステップS23に移行する。ステップS23が肯定(Yes)の場合は、ステップS25に移行する。
ステップS25では、開度センサー82からの信号に基づいて、左右のアーム57A,57Bが最大開状態となっている否かが検査され、否定(No)の場合は、ステップS26において、把持モーター54A,54Bを開方向に駆動することにより、左右のアーム57A,57Bを開く処理(取得動作3)が行われた後、ステップS25に移行する。ステップS25が肯定(Yes)場合は、ステップS27に移行する。
ステップS27では、Z位置センサー80及び底付センサー81からの信号に基づいて、取得部50が第2高さZ1に到達したか、又は、底付状態となっているか否かが検査され、否定(No)の場合は、ステップS28において、Z軸モーター32を正方向に駆動することにより、取得部50を下降させる処理(取得動作4)が行われた後、ステップS27に移行する。ステップS27が肯定(Yes)の場合は、ステップS29に移行する。
ステップS29では、開度センサー82からの信号に基づいて、左右のアーム57A,57Bが最大閉状態となったか否かが検査され、否定(No)の場合はステップS30において、把持モーター54A,54Bを閉方向に駆動することにより、左右のアーム57A,57Bを閉じる処理(取得動作5)が行われた後、ステップS29に移行する。ステップS29が肯定(Yes)の場合は、ステップS31に移行する。
ステップS31では、Z位置センサー80からの信号に基づいて、取得部50が第1高さZ0に到達したかが検査され、否定(No)の場合は、ステップS32において、Z軸モーター32を逆方向に駆動することにより、取得部50を上昇させる処理(取得動作6)が行われた後、ステップS31に移行する。ステップS31が肯定(Yes)の場合は、ステップS33に移行する。
ステップS33では、XY位置センサー79からの信号に基づいて、取得部50が初期位置(X0,Y0)に到達したかが検査され、否定(No)の場合は、ステップS34において、X軸モーター22a及びY軸モーター22aを逆方向に駆動することにより、取得部50を初期位置(X0,Y0)に向けてX,Y方向に移動させる処理(取得動作7)が行われた後、ステップS33に移行する。ステップS33が肯定(Yes)の場合は、ステップS35に移行する。
ステップS35では、開度センサー82からの信号に基づいて、左右のアーム57A,57Bが最大開状態となったか否かが検査され、否定(No)の場合は、ステップS36において、把持モーター54A,54Bを開方向に駆動することにより、左右のアーム57A,57Bを開く処理(取得動作3)行われた後、ステップS35に移行する。ステップS35が肯定(Yes)の場合は、ステップS37に移行する。
ステップS37では、開度センサー82からの信号に基づいて、左右のアーム57A,57Bが最大閉状態となったか否かが検査され、否定(No)の場合は、ステップS38において、把持モーター54A,54Bを閉方向に駆動することにより、左右のアーム57A,57Bを閉じる処理(取得動作5)が行われた後、ステップS37に移行する。ステップS37が肯定(Yes)の場合は、ステップS39に移行する。
ステップS39では、所持ポイントP1に所定値P4(例えば、「1」)を加算する処理が実行され、これにより、1回のゲーム処理が終了し、次回以降のゲーム処理を実行するため、処理はステップS11に移行する。
以上のように、オプション2〜10の選択がなされない場合には、動作条件がオプション1に設定され(ステップS11)、取得部50は、取得動作1→取得動作2→取得動作3→取得動作4→取得動作5→取得動作6→取得動作7→取得動作3→取得動作5の順序で取得動作1〜7を実行する。(以下、この順序で実行される取得動作1〜7(ステップS20〜S38)を総称して、「通常取得動作」と言う。)
オプション1では、従来のゲーム機(例えば、特開平7−231983号公報のゲーム機)と同様、通常取得動作での景品取得ゲームを行うことが可能であり、取得部50の移動操作(ステップS17,S20,S22,S23)によって、取得部50を景品Pに対して適切な位置に移動させ、取得動作5〜7において、景品Pをアーム57A,57Bにより把持して初期位置(X0,Y0)まで運ぶことができれば、景品Pが落下口12に落下して、払出口13から払い出される。
続いて、オプション選択処理について説明する。
図16は、各オプション2〜10の選択可能な期間を示す。
各オプション2〜10は、図16の「選択可能期間」欄に示す期間中のみ選択が可能である。「選択可能期間」に示す符号は、図13〜15の各ステップに対応する。
図17は、図13〜15のゲーム処理と並行して実行されるオプション選択処理を示す。
オプション選択処理では、ステップS41において、操作パネル18からの信号に基づいて、オプション選択ボタン211,212,213・・・の操作の有無が検査され、肯定(Yes)の場合は、ステップS42に移行する。
ステップS42では、現時点(ステップS42が実行されている時点)がステップS41で選択されたオプション2〜10が選択可能な期間(図16参照)であるか否かが判断される。例えば、オプション2は、ステップS12〜S17が実行中である期間のみ選択可能であるから、現時点においてステップS12〜S17のいずれかが実行中であれば、ステップS42の判断は肯定(Yes)となり、そうでなければ、否定(No)となる。ステップS42の判断が肯定(Yes)の場合は、ステップS43に移行する。
ステップS43では、その時点の所持ポイントP1がステップS41で選択されたオプション選択ボタン211,212,213・・・に対応するオプション2〜10に割り当てられた消費ポイントP2以上か否かが検査され、肯定(Yes)の場合には、ステップS44において、所持ポイントP1から消費ポイントP2が減算され、ステップS45において、動作条件がステップS41で選択されたオプション2〜10のいずれかに設定される。なお、ステップS44において、ステップS41で選択されたオプション2〜10の選択を不能にする処理を更に行っても良い。これにより、遊戯者が同一のオプション2〜10を誤って2度操作したときに、消費ポイントP2が2度減算されることを防止できる。
ステップS45の処理が終了した場合、及び、ステップS41〜S43の判断が否定(No)の場合は、ステップS41に移行する。
続いて、ステップS45で動作条件がオプション2〜10のいずれかに設定された場合のゲーム処理を説明する。
<オプション2>
オプション2は、図16に示す通り、ステップS12〜S17の処理中であれば選択可能である。図18(A)は、動作条件がオプション2に設定された場合にステップS12〜S17の処理と並行して実行されるサブルーチンを示す。図18(B)は、動作条件がオプション2に設定された場合の取得部50の動作を概念的に示す。
ステップS51では、ゲーム処理におけるステップS17が無効化される。これにより、ステップS14が否定(No)の場合は、ステップS17をスキップしてステップS12に移行する。これは、ステップS51〜S56の実行中にXボタン16が操作されたときにステップS18に移行しないようにするためである。
ステップS52では、左右のアーム57A,57Bが最大開状態となったか否かが検査され、否定(No)の場合は、ステップS53において、把持モーター54A,54Bを開方向に駆動することにより、左右のアーム57A,57Bを開く処理(取得動作3)行われた後、ステップS52に移行する。ステップS52が肯定(Yes)の場合は、ステップS54に移行する。
ステップS54では、左右のアーム57A,57Bが最大閉状態となったか否かが検査され、否定(No)の場合は、ステップS55において、把持モーター54A,54Bを閉方向に駆動することにより、左右のアーム57A,57Bを閉じる処理(取得動作5)が行われた後、ステップS54に移行する。ステップS53が肯定(Yes)の場合は、ステップS56に移行し、ステップS17を有効化する。これをもってサブルーチンが終了する。その後、Xボタン16が操作されると、ステップS18〜S39の処理が実行される。
上記のように、オプション2が選択された場合、左右のアーム57A,57Bを一回開閉させる処理(ステップS52〜S55)が行われた後に、通常取得動作が実行される。したがって、遊戯者は、通常取得動作を実行する前に、左右のアーム57A,57Bがどの程度まで開くのかを予め確認することが可能であり、これにより、取得部50の移動操作(ステップS17,S20,S22,S23)を正確に行うことが容易になり、及び/又は、景品Pの取得が容易になる。
<オプション3>
オプション3は、図16に示す通り、ステップS12〜S17の処理中であれば選択可能である。図19(A)は、動作条件がオプション3に設定された場合にステップS12〜S17の処理と並行して実行されるサブルーチンを示す。図19(B)は、動作条件がオプション3に設定された場合の取得部50の動作を概念的に示す。
ステップS61では、ステップS17が無効化され、ステップS62では、左右のアーム57A,57Bが最大開状態となったか否かが検査され、否定(No)の場合は、ステップS63において、把持モーター54A,54Bを開方向に駆動することにより、左右のアーム57A,57Bを開く処理(取得動作3)行われた後、ステップS62に移行する。ステップS62が肯定(Yes)の場合は、ステップS64に移行し、ステップS17を有効化し、サブルーチンを終了する。その後、Xボタン16が操作されると、ステップS18〜S39の処理が実行される。ただし、ステップS62,S63により、左右のアーム57A,57Bは最大開状態であり、ステップS23からステップS25に移行した時点でステップS25の判断は肯定(Yes)となるため、ステップS26(取得動作3)は実行されない。
このように、オプション3が選択された場合、左右のアーム57A,57Bが最大開状態まで開く処理(ステップS62,S63)が実行され、遊戯者は、その状態で取得部50の移動操作を行うことが可能である。そのため、取得部50の移動操作を正確に行うことが容易になり、及び/又は、景品Pの取得が容易になる。
<オプション4>
オプション4は、図16に示す通り、ステップS12〜S26の処理中であれば選択可能である。図20(A)は、動作条件がオプション4に設定された場合に実行されるサブルーチンを示す。図20(B)は、動作条件がオプション4に設定された場合の取得部50の動作を概念的に示す。
ステップS12〜S26の処理中に動作条件がオプション4に設定された(ステップS45)場合、ステップS25の判断が肯定(Yes)となったときに、処理がステップS71に移行する。
ステップS71では、操作パネル18に図21に例示する下降ボタン250を表示させる。
ステップS72では、下降ボタン250の操作の有無が検査され、否定(No)の場合、ステップS73に移行する。
ステップS73では、左右のアーム57A,57Bが最大閉状態となったか否かが検査され、否定(No)の場合は、ステップS74において、把持モーター54A,54Bを閉方向に駆動することにより、左右のアーム57A,57Bを閉じる処理(取得動作5)が行われた後、ステップS72に移行する。ステップS73が肯定(Yes)の場合は、ステップS75に移行する。
ステップS75では、下降ボタン250への操作の有無が検査され、否定(No)の場合、ステップS76に移行する。
ステップS76では、左右のアーム57A,57Bが最大開状態となったか否かが検査され、否定(No)の場合は、ステップS77において、把持モーター54A,54Bを開方向に駆動することにより、左右のアーム57A,57Bを開く処理(取得動作3)行われた後、ステップS75に移行する。ステップS76が肯定(Yes)の場合は、ステップS72に移行する。
ステップS72又はS75が肯定(Yes)の場合、サブルーチンが終了となり、ステップS27に移行する。
このように、ステップS12〜S26の間にオプション4が選択された場合には、通常取得動作の取得動作1〜3が実行された後に、左右のアーム57A,57Bが開閉動作を反復して実行する(ステップS72〜S77)。そして、下降ボタン250が操作されると、左右のアーム57A,57Bがその時点の開度を保った状態で、取得動作4が実行される。よって、遊戯者は、下降ボタン250を操作するタイミングによって、取得動作4の際の左右のアーム57A,57Bの開度を調整することが可能であり、これにより、景品Pに対する左右のアーム57A,57Bの位置を正確に調整することが容易になり、及び/又は、景品Pの取得が容易になる。
<オプション5>
オプション5は、図16に示す通り、ステップS25〜S26の処理中であれば選択可能である。図22(A)は、動作条件がオプション5に設定された場合に実行されるサブルーチンを示す。図22(B)は、動作条件がオプション5に設定された場合の取得部50の動作を概念的に示す。
ステップS25又はS26の処理中に動作条件がオプション5に設定された(ステップS45)場合、その時点で、処理は、ステップS25又はS26からステップS81に移行する。
ステップS81では、左右のアーム57A,57Bが最大閉状態となったか否かが検査され、否定(No)の場合は、ステップS82において、把持モーター54A,54Bを閉方向に駆動することにより、左右のアーム57A,57Bを閉じる処理(取得動作5)が行われた後、ステップS81に移行する。ステップS81が肯定(Yes)の場合は、ステップS83に移行する。
ステップS83では、取得部50が初期位置(X0,Y0)に到達したかが検査され、否定(No)の場合は、ステップS84において、X軸モーター22a及びY軸モーター22aを駆動することにより、取得部50を初期位置(X0,Y0)に向けてX,Y方向に移動させる処理(取得動作7)が行われた後、ステップS83に移行する。ステップS83が肯定(Yes)の場合は、ステップS85に移行する。
ステップS85では、Xボタン16の押下操作が待ち受けられ、Xボタン16が押下状態となったところで、ステップS20に移行する。
このように、ステップS25〜S26の間にオプション5が選択された場合、取得部50が初期位置(X0,Y0)に移動し、その後、最初から、通常取得動作が実行される。よって、遊戯者は、ステップS25,26の時点(取得動作1,2が終了した時点)の取得部50の位置を見て、景品Pを取得できないと考える場合には、オプション5を選択することで、最初から通常取得動作をやり直すことができる。
本実行形態では、クレジットCRと所持ポイントP1の交換比率は「CR2:P3」であり(ステップS16参照)、1ゲームの実行に要するクレジットCRは「CR3」である(ステップS19参照)。よって、オプション5に、CR3×P3/CR2よりも小さい消費ポイントP2を割り当てることにより、遊戯者にオプション5の選択を動機付けることができる。
オプション5の変形形態(オプション5′)として、オプション5とは異なるタイミングでオプション5′の選択を受け付け、オプション5と同一又は異なる態様で、それまでに実行された複数の取得動作の全部又は一部をリセットすることも考えられる。例えば、ステップS22の処理中にオプション5′の選択を受け付け、ステップS22の処理中にオプション5′が選択された場合に、取得部50をX開始点X0までX方向に移動させ、その後、処理をステップS20に移行させることが考えられる。この場合、遊戯者は、ステップS22の時点(取得動作1が終了した時点)の取得部50の位置を見て、景品Pを取得できないと考える場合には、オプション5′を選択することで、最初から通常取得動作をやり直すことができ、オプション5′によっても、オプション5と同様の効果を達成できる。オプション5′は、オプション5の代替として設けることも可能であり、オプション1〜10に追加してオプション5′を設けることも可能である。
<オプション6>
オプション6は、図16に示す通り、ステップS12〜S17の処理中であれば選択可能である。図23(A)は、動作条件がオプション6に設定された場合に、ステップS12〜S17の処理と並行して実行されるサブルーチンを示す。図23(B)は、動作条件がオプション6に設定された場合に、ステップS19に続いて実行されるサブルーチンを示す。図24は、動作条件がオプション6に設定された場合の取得部50の動作を概念的に示す。
ステップS91では、ゲーム処理におけるステップS17が無効化される。
続くステップS92では、取得部50が限界位置(X1,Y1)に到達したかが検査され、否定(No)の場合は、ステップS93において、X軸モーター22a及びY軸モーター22aを正方向に駆動することにより、取得部50を初期位置(X1,Y1)に向けてX,Y方向に移動させる処理(取得動作8)が行われた後、ステップS92に移行する。ステップS92が肯定(Yes)の場合は、ステップS94においてステップS17を有効化し、サブルーチンを終了する。
動作条件がオプション6に設定された状態でステップS17,S18の判断が肯定(Yes)となった場合、ステップS19が実行された後、ステップS95に移行する。
ステップS95では、Xボタン16が非押下状態となっているか、又は、取得部50がX開始点X0に到達したかが検査され、否定(No)の場合は、ステップS96において、X軸モーター21aを逆方向に駆動することにより、取得部50をX方向で移動させる処理(取得動作1)が行われた後、ステップS95に移行する。ステップS95が肯定(Yes)の場合は、ステップS97に移行する。
ステップS97では、Yボタン17が押下状態か否かが検査され、肯定(Yes)の場合はステップS98に移行し、否定(No)の場合はステップS97に移行する。
ステップS98では、Yボタン17が非押下状態となっているか、又は、取得部50がY開始点Y0に到達したかが検査され、否定(No)の場合は、ステップS99において、Y軸モーター22aを逆方向に駆動することにより、取得部50をY方向で移動させる処理(取得動作2)が行われた後、ステップS98に移行する。ステップS98が肯定(Yes)の場合は、ステップS25に移行し、以降、ステップS25〜S39の処理が実行される。
上記のように、オプション6が選択された場合、まず、取得部50が限界位置(X1,Y1)に移動し(ステップS92〜S93)、その後、通常取得動作が実行される。(ただし、取得動作1の取得部50の移動方向は−X方向であり(ステップS96)、取得動作2の取得部50の移動方向は−Y方向である(ステップS99)。)このように、遊戯者は、最初に、XY方向における取得部50の移動範囲(初期位置(X0,Y0)から限界位置(X1,Y1))を予め確認してから通常取得動作を実行することができるため、取得部50の移動操作が行い易くなり、及び/又は、景品Pの取得が容易になる。また、取得動作1,2における取得部50の移動方向が、オプション1等の場合と逆方向となることにより、遊戯者は、オプション1等とは異なる操作感を楽しむことができる。
<オプション7>
オプション7は、図16に示す通り、ステップS12〜S28の処理中であれば選択可能である。図25(A)は、動作条件がオプション7に設定された場合に、ステップS27の後に実行されるサブルーチンを示す。図25(B)は、動作条件がオプション7に設定された場合の取得部50の動作を概念的に示す。
ステップS12〜S28の処理中に動作条件がオプション7に設定され、その後、ステップS27の判断が肯定(Yes)となった場合、処理は、図25(A)のステップS101に移行する。
ステップS101では、右のアーム57Bが最大閉状態となったか否かが検査され、否定(No)の場合はステップS102において、把持モーター54Bを閉方向に駆動することにより、右のアーム57Bを閉じる処理(取得動作9)が行われた後、ステップS101に移行する。ステップS101が肯定(Yes)の場合は、ステップS103に移行し、以降、ステップS103〜S106が実行され、ステップS105の判断が肯定(Yes)の場合、ステップS107に移行する。ステップS103〜S106は、ステップS31〜S34と同一の処理である。
ステップS107では、右のアーム57Bが最大開状態となったか否かが検査され、否定(No)の場合はステップS108において、把持モーター54Bを開方向に駆動することにより、右のアーム57Bを開く処理(取得動作10)が行われた後、ステップS107に移行する。ステップS107が肯定(Yes)の場合は、ステップS37に移行し、以降、ステップS37〜S39が実行される。
上記のように、オプション7が選択された場合、取得動作4の後(取得部50が第2高さZ1に位置した状態で)、右のアーム57Bのみが閉じる処理(取得動作9)が実行される。これにより、景品Pを右のアーム57Bで左の方に押し遣るなど、通常取得動作とは異なる態様で景品Pに力を作用させることができる。したがって、通常取得動作とは異なる態様で景品Pを移動させる(例えば、景品Pを落下口12に押し遣って落とす)などが可能になる。
<オプション8>
オプション8は、図16に示す通り、ステップS12〜S28の処理中であれば選択可能である。図26(A)は、動作条件がオプション8に設定された場合に、ステップS27の後に実行されるサブルーチンを示す。図26(B)は、動作条件がオプション8に設定された場合の取得部50の動作を概念的に示す。
ステップS12〜S28の処理中に動作条件がオプション8に設定され、その後、ステップS27の判断が肯定(Yes)となった場合、処理は、図26(A)のステップS111に移行する。
ステップS111では、左のアーム57Aが最大閉状態となったか否かが検査され、否定(No)の場合はステップS112において、把持モーター54Aを閉方向に駆動することにより、左のアーム57Aを閉じる処理(取得動作11)が行われた後、ステップS111に移行する。ステップS111が肯定(Yes)の場合は、ステップS113に移行し、以降、ステップS113〜S116が実行され、ステップS115の判断が肯定(Yes)の場合、ステップS117に移行する。ステップS113〜S116は、ステップS31〜S34と同一の処理である。
ステップS117では、左のアーム57Aが最大開状態となったか否かが検査され、否定(No)の場合はステップS118において、把持モーター54Aを開方向に駆動することにより、左のアーム57Aを開く処理(取得動作12)が行われた後、ステップS117に移行する。ステップS117が肯定(Yes)の場合は、ステップS37に移行し、以降、ステップS37〜S39が実行される。
オプション8では、オプション7と実質的に同様の効果が達成される。
<オプション9>
オプション9は、図16に示す通り、ステップS12〜S17の処理中であれば選択可能である。図27(A)は、動作条件がオプション9に設定された場合に、ステップS12〜S17の処理と並行して実行されるサブルーチンを示す。図27(B)は、動作条件がオプション2に設定された場合の取得部50の動作を概念的に示す。
ステップS121では、ステップS17が無効化される。
続くステップS122では、取得部50が第3高さZ2(第1高さZ0と第2高さZ1の中間の高さ)に到達したかが検査され、否定(No)の場合は、ステップS123において、Z軸モーター32を正方向に駆動することにより、取得部50を下降させる処理(取得動作13)が行われた後、ステップS122に移行する。ステップS122が肯定(Yes)の場合は、ステップS124において、ステップS17を有効化し、サブルーチンを終了する。
オプション9が選択された場合、取得部50が第3高さZ2に位置した状態で、通常取得動作(ステップS20〜S38)が実行される。したがって、遊戯者は、取得部50と景品Pの間の距離(Z方向の距離)が小さい状態で取得部50の移動操作を行うことが可能であり、これにより、取得部50の移動操作を正確に行うことが容易になり、及び/又は、景品Pの取得が容易になる。
<オプション10>
オプション10は、図16に示す通り、ステップS12〜S17の処理中であれば選択可能である。図28は、動作条件がオプション2に設定された場合に、ステップS37の後に実行されるサブルーチンを示す。
ステップS12〜S17の処理中に動作条件がオプション10に設定され、その後、ステップS37の判断が肯定(Yes)となった場合、処理は、図28のステップS131に移行する。
ステップS131では、払出センサー78からの信号に基づいて、景品Pの払出の有無、及び/又は、払い出された景品Pの種類が検査され、否定(No)の場合には、ステップS132において、所持ポイントP1に所定値P4(「例えば、「1」)を加算する処理が実行され、景品Pの払出が検出された場合(Yes)には、ステップS133において、所持ポイントP1に所定値P4よりも大きい所定値P5(例えば、「15」)を加算する処理が実行される。ステップS132は、ステップS39と同一の処理である。ステップS133の所定値P5は、一定の数値でも良く、景品Pの種類等によって異なる数値としても良い。ステップS132,133の後、処理はステップS11に移行する。
本実行形態の景品取得ゲーム機1では、通常取得動作でのゲームを行うことができることに加え、オプション2〜9を選択することで、通常取得動作とは異なる態様で複数の取得動作を行うことが可能である。遊戯者は、オプション2〜9を選択することで、正確な移動操作が容易となり、及び/又は、景品の取得が容易となるなど利益を受けることができる。
本実行形態の景品取得ゲーム機1では、遊戯者は、10種類の動作条件(オプション1〜10)が選択可能であるが、オプション1〜10のうちの一部のみが選択可能な景品取得ゲーム機も、本発明の範囲に含まれる。例えば、オプション1〜5のみが選択可能な景品取得ゲーム機等である。
オプション2〜5は、オプション1と取得動作1〜7の実行順序が異なるだけである。したがって、オプション1〜5のうちの2つ以上を選択的に実行可能な景品取得ゲーム機(例えば、オプション1,2のみが選択可能な景品取得ゲーム機、オプション1〜3のみが選択可能な景品取得ゲーム機等)は、従来の景品取得ゲーム機(オプション1のみが選択可能な景品取得ゲーム機)に対して何らのハードウェアの追加、変更を行わなくても実現することが可能である。したがって、ハードウェアの追加、変更等に係るコスト増を伴わずに、ゲームの多様化が達成され、及び/又は、複数の異なる実行順序で複数の取得動作を実行できるゲーム機が実現され、及び/又は、景品取得の難易度の異なる複数の実行順序で複数の取得動作を実行できるゲーム機が実現される。
オプション6〜9では、通常取得動作には含まれない取得動作(取得動作8〜13)が実行される。しかしながら、取得動作8〜13は、通常取得動作を実行可能な景品取得ゲーム機に極めて軽微なハードウェア及び/又はソフトウェア上の変更を加えることで、実行可能である。したがって、オプション1〜9のうちの2つ以上を選択的に実行可能な景品取得ゲーム機(例えば、オプション1,6のみが選択可能な景品取得ゲーム機等)とすることにより、大きなコスト増を伴わずに、ゲームの多様化が達成され、及び/又は、複数の異なる態様で複数の取得動作を実行できるゲーム機が実現され、及び/又は、それにより、景品取得の難易度を変化させることが可能になる。
本実行形態の景品取得ゲーム機1では、オプション2〜9を選択した場合、遊戯者から消費ポイントP2が徴収される(ステップS44)。よって、遊戯店の利益を損なうことなく、或いは、遊戯者(特に、操作技量の高い遊戯者)の挑戦意欲を削ぐことなく、正確な移動操作を行い易くし、景品取得を容易化し、及び/又は、遊戯者(特に、操作技量の低い遊戯者)の遊戯意欲を高めることが可能である。
また、本実行形態の景品取得ゲーム機1では、ゲーム処理の実行毎に、所定のポイントP4が付与される(ステップS39)。したがって、遊戯者は、ゲームを行うことで所持ポイントP1を貯め、貯まった所持ポイントP1でオプション2〜10を選択することが可能である。これにより、遊戯者をゲームに誘引することができる。
図29は、本発明の他の実行形態に係る景品取得ゲーム機300が有する操作卓314を示す。
景品取得ゲーム機300の操作卓314は、情報読取装置19を更に備える点で、景品取得ゲーム機1の操作卓314と相違する。
情報読取装置19は、遊戯者が所持する情報記憶媒体19Aに記憶された情報の読取(又は読取及び書込)を行うための装置である。情報読取の方式は任意であり、例えば、情報記憶媒体19Aが磁気カードであれば、情報読取装置19は、磁気カードリーダ(又は磁気カードリーダライタ)であり得る。情報記憶媒体19AがICカードであれば、情報読取装置19は、ICカードリーダ(又はICカードリーダライタ)であり得る。
好ましくは、情報記憶媒体19Aは、遊戯者が所有するクレジットCR及び/又は所持ポイントP1を記憶し、情報読取装置19によって情報記憶媒体19Aから読み取ったクレジットCR及び/又は所持ポイントP1が、クレジット記憶部131及びポイント記憶部132に記憶される。更に好ましくは、所定のタイミング(例えば、ステップS39,S132又はS133の実行後のタイミング)で、自動的に、或いは、操作部74に対する所定の操作に応答して、クレジット記憶部131及び/又はポイント記憶部132のクレジットCR及び/又は所持ポイントP1が情報記憶媒体19Aに書き込まれる。これにより、遊戯者は、クレジットCR及び/又は所持ポイントP1を次回の来店時まで持ち越すことができる。複数の景品取得ゲーム機300で同一仕様の情報記憶媒体19Aを使用可能にすることも考えられる。
情報記憶媒体19AにIDを記憶し、記憶装置73に複数のIDに対応付けてクレジットCR及び/又は所持ポイントP1を記憶することも考えられる。この場合、情報読取装置19によって情報記憶媒体19Aから読み取ったIDに対応するクレジットCR及び/又は所持ポイントP1を記憶装置73から読み出して、これをクレジット記憶部131及びポイント記憶部132に書き込んでから、ゲーム処理を実行することが考えられる。
図30は、本発明の1実行形態に係るゲームシステム400を示す。
ゲームシステム400は、サーバー410と、インターネット、イントラネット等の任意の通信経路420を介してサーバー410と接続された1又は複数の景品取得ゲーム機430を有する。
景品取得ゲーム機430は、サーバー410と通信するための手段を更に備える点を除いて、景品取得ゲーム機300と同様の構成を有し得る。
好ましい実行形態では、情報記憶媒体19Aには、IDが記憶され、サーバー410は、複数のIDに対応付けてクレジットCR及び/又は所持ポイントP1を記憶するユーザー情報記憶部411を有する。
景品取得ゲーム機430は、情報読取装置19によって情報記憶媒体19Aから読み取ったIDをサーバー410に通知し、サーバー410は、通知されたIDに対応するクレジットCR及び/又は所持ポイントP1をその景品取得ゲーム機430に通知する。景品取得ゲーム機430は、通知されたクレジットCR及び/又は所持ポイントP1をクレジット記憶部131及びポイント記憶部132に書き込んでから、ゲーム処理を実行し、ゲーム処理の所定のタイミング(例えば、ステップS39,S132又はS133の実行後のタイミング)で、クレジット記憶部131及びポイント記憶部132のクレジットCR及び/又は所持ポイントP1をIDとともにサーバー410に通知し、サーバー410は、これに基づいて、ユーザー情報記憶部411のデータを更新する。
ユーザーは、携帯電話、スマートフォン、パソコン等のユーザー端末440から、通信経路420または他の任意の通信経路を介してサーバー410と通信することにより、ユーザー情報記憶部411に記憶されたユーザー情報を確認することができる。
上記実行形態では、一般にクレーンゲーム機と呼ばれるタイプのゲーム機に本発明を適用した場合を説明したが、本発明は、他の種類のゲーム機(例えば、特開2010−042055号公報のタイプのゲーム機等)に適用することも可能である。
以上、好ましい実行形態を説明したが、上記実行形態におけるゲーム機又はゲームシステム又はこれらを構成する要素、部材等の形状、寸法、材質、機能、動作態様、制御態様、制御パラメータ、操作態様等は例として記載したものであり、これらは特許請求の範囲に記載の発明の範囲内で任意に変更することが可能である。
1・・・景品取得ゲーム機
10・・・基台
11・・・景品収容部
12・・・落下口
13・・・払出口
14・・・操作卓
15・・・対価受入部
16・・・Xボタン
17・・・Yボタン
18・・・操作パネル
20・・・水平移動機構
21a・・・X軸モーター
22a・・・Y軸モーター
30・・・垂直移動機構
32・・・Z軸モーター
34・・・ワイヤー
50・・・取得部
51・・・アーム開閉機構
54A,54B・・・把持モーター
57A,57B・・・アーム
71・・・制御部
72・・・CPU
73・・・記憶装置
74・・・操作部
75・・・コインセンサー
76・・・駆動部
77・・・センサー部
78・・・払出センサー
79・・・XY位置センサー
80・・・Z位置センサー
81・・・底付センサー
82・・・開度センサー
100・・・ゲーム実行部
110・・・取得動作制御部
120・・・動作条件決定部
121・・・オプション記憶部
122・・・オプション選択受付部
130・・・ゲーム情報管理部
131・・・クレジット記憶部
132・・・ポイント記憶部
133・・・クレジット管理部
134・・・ポイント管理部
135・・・交換処理部
200・・・オプション選択画面
210・・・オプション表示部
230・・・ゲーム情報表示部
240・・・交換ボタン
250・・・下降ボタン
300・・・景品取得ゲーム機
314・・・操作卓
19・・・情報読取装置
400・・・ゲームシステム
410・・・サーバー
420・・・通信手段
430・・・景品取得ゲーム機

Claims (8)

  1. 遊戯者が操作を行う操作部と、
    前記操作部に対する第1の操作に応答して複数の取得動作を行う取得部を有するゲーム機であって、
    前記操作部に対する第2の操作に応答して前記複数の取得動作の実行順序の決定を行うシーケンス決定部を更に有し、
    前記取得部は、前記シーケンス決定部が決定した実行順序に従って前記複数の取得動作を実行し、
    前記シーケンス決定部は、前記複数の取得動作の実行順序を規定した複数のシーケンスのいずれかを選択することにより前記実行順序の決定を行うものであり、
    前記取得部が開閉部材を有し、
    前記複数の取得動作が、
    前記第1の操作に応答して前記取得部を第1の方向で移動する第1取得動作と、
    前記開閉部材を開く第2取得動作と、
    前記取得部を第2の方向で移動する第3取得動作と、
    前記開閉部材を閉じる第4取得動作と、
    前記第1取得動作の実行後に、前記取得部を前記第1取得動作実行前の位置に移動させる第5取得動作を含み、
    前記複数のシーケンスが、
    前記第1、第2、第3、第4取得動作を前記第1、第2、第3、第4取得動作の順序で実行することを規定した第1シーケンスと、
    前記第1、第5、第1、第2、第3、第4取得動作の順序で前記第1、第2、第3、第4、第5取得動作を実行することを規定した第5シーケンスを含むことを特徴とするゲーム機
  2. 遊戯者が操作を行う操作部と、
    前記操作部に対する第1の操作に応答して複数の取得動作を行う取得部を有するゲーム機であって、
    前記操作部に対する第2の操作に応答して前記複数の取得動作の実行順序の決定を行うシーケンス決定部を更に有し、
    前記取得部は、前記シーケンス決定部が決定した実行順序に従って前記複数の取得動作を実行し、
    前記シーケンス決定部は、前記複数の取得動作の実行順序を規定した複数のシーケンスのいずれかを選択することにより前記実行順序の決定を行うものであり、
    前記取得部が開閉部材を有し、
    前記複数の取得動作が、
    前記第1の操作に応答して前記取得部を第1の方向で移動する第1取得動作と、
    前記開閉部材を開く第2取得動作と、
    前記取得部を第2の方向で移動する第3取得動作と、
    前記開閉部材を閉じる第4取得動作と、
    前記取得部を前記第1の方向における移動限界位置まで移動させる第6取得動作を含み、
    前記複数のシーケンスが、
    前記第1、第2、第3、第4取得動作を前記第1、第2、第3、第4取得動作の順序で実行することを規定した第1シーケンスと、
    第6、第1、第2、第3、第4取得動作の順序で前記第1、第2、第3、第4、第6取得動作を実行することを規定した第6シーケンスを含むことを特徴とするゲーム機。
  3. 前記複数のシーケンスが、第2、第4取得動作の順序で第2、第4取得動作を実行した後に、前記第1、第2、第3、第4取得動作の順序で前記第1、第2、第3、第4取得動作を実行することを規定した第2シーケンスを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のゲーム機。
  4. 前記複数のシーケンスが、前記第2、第1、第3、第4取得動作の順序で前記第1、第2、第3、第4取得動作を実行することを規定した第3シーケンスを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のゲーム機。
  5. 前記複数のシーケンスが、前記第1取得動作を実行し、その後、前記第2及び第4取得動作を反復して実行し、その後、前記第3、第4取得動作の順序で前記第3、第4取得動作を実行することを規定した第4シーケンスを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のゲーム機。
  6. 前記開閉部材が、一対のアームを有し、
    前記第4取得動作が、前記一対のアームの両方を閉じる動作であり、
    前記複数の取得動作が、前記一対のアームの一方のみを閉じる第7取得動作を更に含み、
    前記複数のシーケンスが、前記第1、第2、第3、第7取得動作の順序で前記第1、第2、第3、第7取得動作を実行することを規定した第7シーケンスを含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のゲーム機。
  7. 前記第1取得動作が、前記第2の方向における第1の位置で前記取得部を前記第1の方向で移動させるものであり、
    前記複数の取得動作が、前記第2の方向における前記第1の位置と異なる第2の位置で前記取得部を前記第1の方向で移動させる第8取得動作を更に含み、
    前記複数のシーケンスが、前記第8、第2、第3、第4取得動作の順序で前記第8、第2、第3、第4取得動作を実行することを規定した第8シーケンスを含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のゲーム機。
  8. ゲーム対価を受け入れる対価受入部と、
    第1数値を記憶する第1数値記憶部と、
    前記シーケンス決定部により決定された前記実施順序に応じて前記第1数値記憶部の前記第1数値を減少させる第1数値管理部と、
    前記対価受入部で受け入れた前記ゲーム対価を所定の交換比率で前記第1数値に交換する交換処理部を更に有することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のゲーム機。
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