JP6245632B2 - リニアソレノイドバルブ - Google Patents

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本発明は、後端に底部を有する磁性の円筒状のハウジングと、前記底部より延出して前記ハウジングに囲繞される円筒状のヨークと、前記ハウジングの前端に接続されて、前記ヨークと軸方向に隣接する固定コアと、この固定コア及び前記ヨークを囲繞するように前記ハウジングに収容されるコイルと、前記固定コアに対向するように前記ヨークの中空部に摺動可能に挿入される可動コアとを備え、前記底部を、前記コイルの後端に対向する第1底壁と、前記可動コアの後端に対向する、前記第1底壁よりも肉厚が薄い第2底壁とで構成し、前記可動コアの後端面に、前記第2底壁に当接してその不作動位置を規定する突起を形成して、該可動コアが前記不作動位置にあるとき、該可動コアの後端面及び前記第2底壁間にギャップを設け、前記可動コアを、前記コイルへの通電量に応じて前記固定コア側に変位させるようにしたリニアソレノイドを使用したリニアソレノイドバルブの改良に関する。
かゝるリニアソレノイドとして、特許文献1に開示されるようなものが知られている。
特開2005−276966号公報
上記特許文献1に記載されるリニアソレノイドでは、可動コアの後端面に対向する第2底壁を、コイルの後端面に対向する第1底壁よりも肉厚を薄くして、コイルの通電時、第2底壁側には磁束が流れ難くし、また可動コアの後端面に、第2底壁に当接してその不作動位置を規定する突起を形成して、その突起周りの前記可動コア及び前記第2底壁間にギャップを設けることにより、第2底壁及び可動コア間で磁路遮断を極力図り、これらによりコイルへの通電初期でも、可動コアの前進推力に多少とも妨げとなる後退推力の発生を抑えるようにしている。
しかしながら、上記のものでは、第1及び第2底壁の外面が連続した平坦面になっているため、コイルへの通電初期には、限られた磁束とは言え、第1底壁から第2底壁へと流れ易く、それがさらに可動コアの後端面の突起へと流れ、これにより可動コアに対する後退磁力が発生することになる。
本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、コイルへの通電初期において、磁束が第1底壁から第2底壁へ向かう磁束の流れを更に抑制して、可動コアに対する後退磁力の発生を抑え、可動コアの前進推力特性を良好にし得るリニアソレノイドを提供し、そのリニアソレノイドを使用したリニアソレノイドバルブを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、後端に底部を有する磁性の円筒状のハウジング、前記底部より延出して前記ハウジングに囲繞される円筒状のヨーク、前記ハウジングの前端に接続されて、前記ヨークと軸方向に隣接する固定コア、この固定コア及び前記ヨークを囲繞するように前記ハウジングに収容されるコイル、並びに、前記固定コアに対向するように前記ヨークの中空部に摺動可能に挿入される可動コアを備え、前記底部を、前記コイルの後端に対向する第1底壁と、前記可動コアの後端に対向する、前記第1底壁よりも肉厚が薄い第2底壁とで構成し、前記可動コアの後端面に、前記第2底壁に当接してその不作動位置を規定する突起を形成して、該可動コアが前記不作動位置にあるとき、該可動コアの後端面及び前記第2底壁間にギャップが生じるようにし、前記可動コアを、前記コイルへの通電量に応じて前記固定コア側に変位させるようにしたリニアソレノイドと、
このリニアソレノイドにより作動し、前記ハウジングの前端部に連結され、前記可動コアの移動方向に延びる弁案内孔の内周面に開口する複数のポートを有するバルブボディと、前記弁案内孔に摺動自在に嵌装されると共に前記可動コアの前方端面に当接され、前記可動コアの移動に応じて前記ポート間に流通される作動オイルの流通及び遮断を制御する弁体と、この弁体を前記可動コアの不作動位置に向けて付勢する戻しばねとを備えるバルブとからなり、
前記固定コア及び前記ヨークの内部が前記バルブボディの内部と連通していて、前記作動オイルで満たされているリニアソレノイドバルブにおいて、
前記可動コアが前記不作動位置にあるとき、該可動コアの後端面が前記第1底壁の外面より後方に来るように前記第2底壁を前記第1底壁より後方にオフセットし、前記可動コアに、その軸心からずれた位置で両端面間を連通する連通孔を設け、前記突起を、前記後端面からの突出高さが前記オフセットより低くてその周縁が前記連通孔に隣り合わせるように設けられる緩球面状の突起としたことを第1の特徴とする。
さらに本発明は、第1の特徴に加えて、前記可動コアを純鉄系軟磁性材料で構成して、前記突起を含むその表面に5〜24μm以下の膜厚を有する無電解ニッケル・燐メッキ層を形成したことを第の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、可動コアが後退限に存するコイルへの通電初期には、薄肉の第2底壁全体が、第1底壁の後面より後方にオフセットして配置されること、可動コアの後端面と第2底壁との間に磁路遮断のためのギャップが設けられること、並びに可動コアの後端面が、第1底壁の後端面よりも後方に位置することにより、磁束がハウジングの第1底壁から第2底壁を経て可動コアの後端部に回り込むことを効果的に抑制することができ、したがって、磁束が可動コアの後端部に流れることにより発生する可動コアの後退力は、殆どゼロに等しくなり、可動コアの前進推力特性、延いては応答性を向上させることができ、また、前記突起を、これが前記第2底壁に略点接触するよう球面状に形成したので、コイルへの通電初期には、第2底壁から突起に流れる磁束は、直ちに飽和することになり、第2底壁を経て可動コアの後端部に流れる磁束を、より効果的に抑制することができ、可動コアの前進推力特性を一層向上させることができる。しかも可動コアが、ヨークとの間の摺動間隙の範囲で傾動する際には、突起が第2底壁の内面上を転がることになり、突起による第2底壁の内面への傷つきを防ぐことができるとともに、固定コアの後退限を常に適正に保つことができる。
さらに、リニアソレノイドを用いて、弁体により複数のポート間の連通及び遮断を制御するリニアソレノイドバルブを構成することができると共に、弁体の戻しばねの付勢力を利用して、リニアソレノイドの可動コアを後退方向に付勢することができ、したがってリニアソレノイドには可動コアのための特別な戻しばねを設ける必要がない。
本発明の第の特徴によれば、可動コアを、純鉄系軟磁性材料製としたことから、フェライト系ステンレス鋼よりも優れた磁気特性を発揮することができる。しかも、可動コアの表面には5〜24μm以下の膜厚を有する無電解ニッケル・燐メッキ層を形成したことで、可動コア本体の硬度が低くても、その表面硬度が上がり、可動コアとヨークとの摩擦や、突起と第2底壁との当接による可動コアの摩耗を長期にわたり防ぐことができ、リニアソレノイドの耐久性を高めることができる。
本発明の実施形態に係るリニアソレノイドバルブの縦断側面図。 図1中のリニアソレノイド部の拡大図。 通電初期に生じる磁束の状態を示す、図2との対応図。
本発明の実施形態を、添付図面に基づいて以下に説明する。
先ず図1において、リニアソレノイドバルブ1は、リニアソレノイド2と、これにより作動されるバルブ3とよりなっている。バルブ3は例えば自動車の変速用であり、バルブボディ4と弁体5とで構成される。バルブボディ4は、その軸方向に延びる弁案内孔6と、この弁案内孔6に開口する入力ポート7、出力ポート8及び排出ポート9とを有しており、出力ポート8の両側に入力ポート7及び排出ポート9が配置される。入力ポート7は、油圧ポンプ10の吐出側に接続され、出力ポート8は、油圧変速制御機構11の入力側に接続され、排出ポート9はオイルリザーバ12に開放される。
一方、弁体5は、前記弁案内孔6に嵌装されるスプール型に形成されていて、出力ポート8及び排出ポート9間を遮断すると共に入力ポート7及び出力ポート8間を連通する後退位置Aと、出力ポート8を、入力ポート7及び排出ポート9の何れとも遮断する中間位置Bと、入力ポート7及び出力ポート8間を遮断すると共に、出力ポート8及び排出ポート9間を連通する前進位置Cとの間を直線的に変位するようになっている。
またバルブボディ4には、リニアソレノイド2とは反対側の端部に弁案内孔6の外端を閉鎖するプラグ13が螺着され、このプラグ13と弁体5との間に、弁体5を前記後退位置A側へ付勢する戻しばね14が縮設される。プラグ13には、バルブボディ4の内周面に密接するシール部材15が装着されている。
次に、図2によりリニアソレノイド2の構成について説明する。
リニアソレノイド2は、ハウジング20、ヨーク21、固定コア22、コイル組立体23及び可動コア24を構成要素とする。
ハウジング20は磁性体で構成されるもので、円筒状の周壁部20aと、その後端に一体に連なる底部20bとよりなっている。
ヨーク21は、前記底部20bより前方に延出する円筒状をなすもので、ハウジング20内に、それと同心状に配置される。
固定コア22は、円筒状をなしてヨーク21の前端に同軸で対向するように配置されるもので、その前端には、バルブボディ4の連結フランジ4aに接続されるフランジ22aを一体に有する。
コイル組立体23は、合成樹脂製のボビン25と、これに巻装されるコイル26とで構成され、ヨーク21及び固定コア22を囲繞するようにハウジング20に収容される。ボビン25の前端フランジ25aでは、コイル26への給電用端子27の基部が埋設して支持される。
ヨーク21の内周面には軸受ブッシュ28が嵌着されており、固定コア22に前端を対向させる可動コア24が、この軸受ブッシュ28に摺動自在に嵌装される。
ハウジング20の底部20bは、コイル26の後端に対向する環状の第1底壁20b1と、可動コア24の後端に対向して底部20bの中心部をなす円形の第2底壁20b2とよりなっており、第1底壁20b1は、ハウジング20の周壁部20aよりも肉厚が厚く形成され、第2底壁20b2は、第1底壁20b1よりも肉厚が薄く形成されると共に、第2底壁20b2全体が、第1底壁20b1の後面より後方にオフセット29して配置される。
可動コア24の後端面24aには、前記第2底壁20b2に当接して可動コア24の不作動位置、即ち後退限を規定する突起30が形成され、これにより、可動コア24の後退限では、突起30周りの可動コア24の後端面24aと第2底壁20b2との間に磁路遮断のためのギャップgが発生するようになっている。このギャップgは、0.8mm±(製作誤差)に設定される。
また可動コア24の後退限では、可動コア24の後端面24aが、前記第1底壁20b1の後端面よりも後方に位置するように、前記第1底壁20b1及び突起30は形成され、また上記突起30は、第2底壁20b2に略点接触するように球面状に形成される。
また可動コア24は、純鉄系軟磁性材料で構成され、その全表面には、5〜24μm(平均10〜12μm)の膜厚を有する無電解ニッケル・燐メッキ(McFNi−P)層31が形成される。
固定コア22の後端面には、先端側を小径とする截頭円錐面33と、この截頭円錐面33に囲繞される円形の可動コア受容凹部34とが形成される。この可動コア受容凹部34の底面には、それと同軸で固定コア22の中心を貫通する中心孔35が開口し、この中心孔35には、可動コア受容凹部34の底面に配置されるストッパフランジ36aを持ったカラー36が圧入により固定される。可動コア受容凹部34には、可動コア24の作動時、その前端部が進入するようになっている。
前記ハウジング20は、その開口端側に、環状の肩部38を介して連なる薄肉筒部39を一体に有しており、前記固定コア22のフランジ22aは、この薄肉筒部39の内周面に嵌合して肩部38に当接する。
一方、前記バルブボディ4の、前記プラグ13と反対側の後端部には、連結フランジ4aが形成されており、この連結フランジ4aが固定コア22の外端面に当接するように薄肉筒部39の内周面に嵌合される。そして薄肉筒部39の端縁を半径方向内向きにかしめることにより、連結フランジ4aは、固定コア22及びハウジング20と一体に連結される。符号40は、薄肉筒部39のかしめ部を示す。前記弁体5は、戻しばね14の付勢力をもって可動コア24を後退限に保持する。こうして、リニアソレノイドバルブ1は構成される。
固定コア22及びヨーク21の内部は、バルブボディ4の内部と連通していて、作動オイルで満たされており、可動コア24は、その両端面間を連通する連通孔41が設けられ、その軸方向の移動時、作動オイルが連通孔41を流通して、その移動を阻害しないようになっている。
次に、この実施形態の作用について説明する。
コイル26の非通電時には、図1及び図2に示すように、弁体5が戻しばね14の付勢力をもって可動コア24を後退限に保持している。即ち、可動コア24の後端の球面状の突起30がハウジング20の底部20bの第2底壁20b2に略点接触の状態で当接することで、可動コア24は後退限に保持される。一方、弁体5は、後退位置Aを占めて出力ポート8及び排出ポート9間を遮断すると共に入力ポート7及び出力ポート8間を連通する。
いま、コイル26への通電を開始すると、図3に示すように、コイル26周りに発生する磁束Fの大部分は、ハウジング20の周壁部20a、ハウジング20の厚肉の第1底壁20b1、ヨーク21、可動コア、固定コア22及びハウジング20の周壁部20aへと流れることで、固定コア22及び可動コア24間に、可動コア24を前進させる吸引力(前進推力)が発生する。
ところが、可動コア24は、その後退限では、後端の突起30をハウジング20の第2底壁20b2に当接させているので、一部の磁束Fが、固定コア22の第1底壁20b1から第2底壁20b2を経て可動コア24の後端部に流れ込もうとする。
しかしながら、本発明では、第2底壁20b2全体が、第1底壁20b1の後面より後方にオフセット29して配置され、さらに可動コア24の後退限では、可動コア24の後端面24aと第2底壁20b2との間に磁路遮断のためのギャップgが設けられ、さらにまた可動コア24の後退限では、可動コア24の後端面24aが、前記第1底壁20b1の後端面よりも後方に位置するようになっているので、一部の磁束Fは、固定コア22の第1底壁20b1から、その後方にオフセット29した第2底壁20b2には回り込み難く、しかも第2底壁20b2は第1底壁20b1よりも薄肉のため、第2底壁20b2では磁束Fが飽和し易く、その上、ギャップgが磁気遮断効果を発揮することから、第2底壁20b2を経て可動コア24の後端部に流れる磁束Fを効果的に抑制することができる。
さらに上記突起30は、球面状に形成されて第2底壁20b2に略点接触状態で当接するので、第2底壁20b2から突起30に流れる磁束Fは、直ちに飽和することになり、第2底壁20b2を経て可動コア24の後端部に流れる磁束Fを、より効果的に抑制することができる。
したがって、磁束Fの一部が可動コア24の後端部に流れることにより発生する可動コア24の後退力は、殆どゼロに等しく、可動コア24には前進推力を効率良く付与することができて、可動コア24の応答性を高めることができる。
而して、コイル26への電流を増加させていくと、可動コア24の前進推力が比例的に増加し、可動コア24は、固定コア22の可動コア受容凹部34内に進入するように直線的に変位しながら弁体5を応動することになり、弁体5は、中間位置B、即ち出力ポート8を、入力ポート7及び排出ポート9の何れとも遮断する状態を経て、前進位置C、即ち入力ポート7及び出力ポート8間を遮断すると共に、出力ポート8及び排出ポート9間を連通する状態へと作動される。
ところで、可動コア24は、純鉄系軟磁性材料製であることから、フェライト系ステンレス鋼よりも優れた磁気特性を発揮することができる。しかしながら、この可動コア24は、フェライト系ステンレス鋼よりも硬度が低いが、その表面には5〜24μm以下の膜厚を有する無電解ニッケル・燐メッキ層31が形成されるので、その表面硬度が高められ、可動コア24と軸受ブッシュ28との摩擦や、突起30と第2底壁20b2との当接、可動コア24と弁体5との当接による可動コア24の摩耗を長期にわたり防ぐことができ、リニアソレノイド2の耐久性を高めることができる。
また第2底壁20b2の内面に当接する可動コア24の後端の突起30は球面状に形成されているので、可動コア24が、ヨーク21との間の摺動間隙の範囲で傾動する際には、突起30が第2底壁20b2の内面上を転がることになり、突起30による第2底壁20b2の内面への傷つきを防ぐことができるとともに可動コア24の後退限を常に適正に保つことができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
1・・・・・リニアソレノイドバルブ
2・・・・・リニアソレノイド
3・・・・・バルブ
4・・・・・バルブボディ
5・・・・・弁体
6・・・・・弁案内孔
7、8、9・・・ポート(入力ポート、出力ポート、排出ポート)
14・・・・戻しばね
20・・・・ハウジング
20a・・・周壁部
20b・・・底部
20b1・・第1底壁
20b2・・第2底壁
21・・・・ヨーク
22・・・・固定コア
24・・・・可動コア
24a・・・可動コアの後端面
26・・・・コイル
29・・・・オフセット
30・・・・突起
31・・・・メッキ層
g・・・・・ギャップ

Claims (2)

  1. 後端に底部(20b)を有する磁性の円筒状のハウジング(20)、前記底部(20b)より延出して前記ハウジング(20)に囲繞される円筒状のヨーク(21)、前記ハウジング(20)の前端に接続されて、前記ヨーク(21)と軸方向に隣接する固定コア(22)、この固定コア(22)及び前記ヨーク(21)を囲繞するように前記ハウジング(20)に収容されるコイル(26)、並びに、前記固定コア(22)に対向するように前記ヨーク(21)の中空部に摺動可能に挿入される可動コア(24)を備え、前記底部(20b)を、前記コイル(26)の後端に対向する第1底壁(20b1)と、前記可動コア(24)の後端に対向する、前記第1底壁(20b1)よりも肉厚が薄い第2底壁(20b2)とで構成し、前記可動コア(24)の後端面(24a)に、前記第2底壁(20b2)に当接してその不作動位置を規定する突起(30)を形成して、該可動コア(24)が前記不作動位置にあるとき、該可動コア(24)の後端面(24a)及び前記第2底壁(20b2)間にギャップ(g)が生じるようにし、前記可動コア(24)を、前記コイル(26)への通電量に応じて前記固定コア(22)側に変位させるようにしたリニアソレノイド(2)と、
    このリニアソレノイド(2)により作動し、前記ハウジング(20)の前端部に連結され、前記可動コア(24)の移動方向に延びる弁案内孔(6)の内周面に開口する複数のポート(7〜9)を有するバルブボディ(4)と、前記弁案内孔(6)に摺動自在に嵌装されると共に前記可動コア(24)の前方端面に当接され、前記可動コア(24)の移動に応じて前記ポート(7〜9)間に流通される作動オイルの流通及び遮断を制御する弁体(5)と、この弁体(5)を前記可動コア(24)の不作動位置に向けて付勢する戻しばね(14)とを備えるバルブ(3)とからなり、
    前記固定コア(22)及び前記ヨーク(21)の内部が前記バルブボディ(4)の内部と連通していて、前記作動オイルで満たされているリニアソレノイドバルブにおいて、
    前記可動コア(24)が前記不作動位置にあるとき、該可動コア(24)の後端面(24a)が前記第1底壁(20b1)の外面より後方に来るように前記第2底壁(20b2)を前記第1底壁(20b1)より後方にオフセット(29)し、前記可動コア(24)に、その軸心からずれた位置で両端面間を連通する連通孔(41)を設け、前記突起(30)を、前記後端面(24a)からの突出高さが前記オフセット(29)より低くてその周縁が前記連通孔(41)に隣り合わせるように設けられる緩球面状の突起(30)としたことを特徴とするリニアソレノイドバルブ
  2. 請求項1記載のリニアソレノイドバルブにおいて、
    前記可動コア(24)を純鉄系軟磁性材料で構成して、前記突起(30)を含むその表面に5〜24μm以下の膜厚を有する無電解ニッケル・燐メッキ層(31)を形成したことを特徴とするリニアソレノイドバルブ
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