JP6222935B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置の色安定性を維持するための測定用画像の色を測定する技術に関する。
画像形成装置の色安定性を維持するためには、測定用画像(テストパターン)を読み取って様々な画像処理条件や画像形成条件などを調整しなければならない。テストパターンは分光タイプのカラーセンサによって読み取られるが、色ごとに適切な露光時間は異なる。特許文献1では、作成された画像パターンの色や濃度に応じてカラーセンサの受光素子の蓄積時間を変更することが提案されている。これにより、画像パターンの色や濃度によらず十分な精度で画像パターンの色や濃度を検知できるようになる。
特開2007−274438号公報
しかし、1つの画像パターンのうち前半領域を読み取って適切な蓄積時間を求め、求めた蓄積時間を使用して画像パターンのうち残りの後半領域を測定するため、画像パターンのサイズを十分に大きくせざるを得ない。1つ当たりの画像パターンのサイズが大きくなれば、必要なシートの枚数も増加してしまう。たとえば、ICCプロファイルなどのカラーマッチングプロファイルを作成するための画像パターンの数は数十から数百もあるためである。ICCとは、International Color Consortiumの略称である。
そこで、本発明は、測定用画像のサイズの増加を抑制しつつ、シートの枚数も削減可能な色測定技術を確立することを目的とする。
本発明は、
カット紙を搬送する搬送手段と、
第1測定用画像と第2測定用画像とを含む複数の測定用画像を前記カット紙に形成する画像形成手段と
前記カット紙上の前記複数の測定用画像を測定条件に基づいて測定する測定手段と、
前記画像形成手段に、前記カット紙に前記複数の測定用画像を形成させ、前記搬送手段に、前記カット紙を前記測定手段へ搬送させ、前記測定手段に、前記測定手段が前記複数の測定用画像の各々を測定する第1スキャンを実行させ、前記搬送手段に、前記カット紙を前記測定手段へ再度搬送させ、前記測定手段に、前記測定手段が前記複数の測定用画像の各々を測定する第2スキャンを実行させる制御手段と、
前記第1スキャンにおいて前記測定手段が前記第1測定用画像を測定した結果に基づき、前記第2スキャンにおいて前記測定手段が前記第1測定用画像を測定するための第1測定条件を決定し、前記第1スキャンにおいて前記測定手段が前記第2測定用画像を測定した結果に基づき、前記第2スキャンにおいて前記測定手段が前記第2測定用画像を測定するための第2測定条件を決定する決定手段と、を有することを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明によれば、測定用画像のサイズの増加を抑制しつつ、シートの枚数も削減可能な色測定技術を確立することができる。
画像形成装置の概略構成図 カラーセンサの概略構成図 制御部の概略構成図 テストパターンを生成するための画像信号値の一例を示す表 波長と蓄積時間に対する反射光量を示す図 プレスキャン及びメインスキャンの各ステップを示すフローチャート 平均化処理回数に対する色差を示す図 実施形態におけるテストチャートの一例を示す図 比較例におけるテストチャートの一例を示す図 プレスキャン及びメインスキャンの各ステップを示すフローチャート
<実施形態1>
(画像形成装置)
本実施形態では、まず、シートを搬送しながら複数の測定用画像のすべてについてプレスキャンを実行する。本実施形態では、すべての測定用画像についてのプレスキャンが完了した後で、再びシートを測定手段に向けて搬送し、メインスキャンを実行する。このように、測定用画像を記録したシートを測定手段に対して2回以上にわたって搬送することで、測定用画像のサイズの増加を抑制しつつ、シートの枚数も削減可能な色測定技術を確立することができる。
図1を用いて実施形態に係る画像形成装置100について説明する。なお、本実施形態では、画像形成装置の一例として、電子写真方式のプリンタを挙げる。しかし、本発明は、インクジェットプリンタや昇華型プリンタなどにも適用できる。
(画像形成装置)
本実施形態では電子写真方式のレーザビームプリンタを用いて上記課題の解決方法を説明する。本実施形態では、一例として、画像形成方式として電子写真方式を採用する。しかし、本発明は、インクジェット方式や昇華方式にも適用できる。なお、インクジェット方式では、インクを吐出してシートに画像を形成する像形成手段やインクを乾燥させる定着手段(乾燥手段)が使用される。
図1は画像形成装置100の構造を示す断面図である。画像形成装置100は、筐体101を備える。筐体101には、プリンタ部1201を構成するための各機構と、制御ボード収納部104とが設けられている。制御ボード収納部104には、各機構による各印刷プロセス処理(たとえば、給紙処理など)に関する制御を行なうエンジン制御部102と、画像処理などを行うプリンタコントローラ103が収納されている。
図1が示すように、プリンタ部にはYMCKに対応した4つのステーション120、121、122、123が設けられている。ステーション120、121、122、123は、トナーをシートに転写して画像を形成する画像形成部である。ここで、YMCKは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの略称である。各ステーションは、ほぼ共通の部品により構成されている。感光ドラム105は、像担持体の一種であり、一次帯電器111により一様の表面電位に帯電する。感光ドラム105は、レーザ108が出力するレーザ光によって、潜像が形成される。現像器112は、色材(トナー)を用いて潜像を現像してトナー像を形成する。トナー像(可視像)は、中間転写体106上に一次転写される。中間転写体106上に形成された可視像は、収納庫113から搬送されてきたシート110に対して、転写ローラ114に二次転写される。
本実施形態の定着処理機構は、シート110に転写されたトナー像を加熱および加圧してシート110に定着させる第一定着器150および第二定着器160を有している。第一定着器150には、シート110に熱を加えるための定着ローラ151、シート110を定着ローラ151に圧接させるための加圧ベルト152、定着完了を検知する第一定着後センサ153を含む。これらローラは中空ローラであり、内部にそれぞれヒータを有している。また、これらローラは、不図示のモータにより駆動されて、シート110を搬送する。第二定着器160は、第一定着器150よりもシート110の搬送方向で下流に配置されている。第二定着器160は、第一定着器150により定着したシート110上のトナー像に対してグロスを付加したり、定着性を確保したりする。第二定着器160も、第一定着器150と同様に定着ローラ161、加圧ローラ162、第二定着後センサ163を有している。シート110の種類によっては第二定着器160を通す必要がない。この場合、エネルギ消費量低減の目的で第二定着器160を経由せずにシート110は搬送経路130を通過する。搬送経路切り替えフラッパ131は、シート110を搬送経路130へ誘導するか、第二定着器160に誘導するかを切り替える切替手段として機能する。
搬送経路切り替えフラッパ132は、シート110を排出経路135へと誘導するか、外部への排出経路139に誘導する誘導部材である。排出経路135には、反転センサ137が設けられている。シート110の先端は、反転センサ137を通過し、反転部136へ搬送される。反転センサ137がシート110の後端を検出すると、シート110の搬送方向が切り替えられる。つまり、矢印Cが示す搬送方向から矢印Dが示す搬送方向に切り替わる。搬送経路切り替えフラッパ133は、シート110を両面画像形成用の搬送経路138へと誘導するか、排出経路135に誘導する誘導部材である。搬送経路切り替えフラッパ134は、シート110を外部への排出経路139に誘導する誘導部材である。なお、排出経路135や排出経路139などの搬送路には多数の搬送ローラ140が設けられている。
シート110の搬送方向において第二定着器160よりも下流には、シート110上のパターン画像を検知するカラーセンサ200が配置されている。カラーセンサ200は、シートの搬送方向において第一定着器150および第二定着器160よりも下流でシートに定着した画像の色を測定する色測定部として機能する。カラーセンサ200は、排出経路139や搬送経路138、搬送経路130に配置されていてもよい。操作パネル180からの指示により色測定(色検出)が指示されると、エンジン制御部102は最大濃度補正、階調補正、多次色調整(ICCプロファイルの作成)などを実行する。
本実施形態では、測定用画像が形成されたシートは搬送経路130から排出経路135へ搬送され、カラーセンサ200によってプレスキャンされる。プレスキャンが完了したシートは反転部136へ搬送される。ここで、シートの進行方向が反転する。シートは、排出経路135を逆走し、再び、カラーセンサ200へ搬送され、メインスキャンが実行される。なお、プレスキャンが完了したシートを、別の経路を通じて搬送し、カラーセンサ200へ導いてもよい。たとえば、シートの1面目と2面目との両面に画像を形成するために1面目に画像が形成されたシートを搬送する搬送路である搬送経路138を利用してもよい。この場合の搬送順序は、反転部136=>搬送経路138=>搬送経路130=>排出経路135=>反転部136=>搬送経路138=>搬送経路130=>排出経路135といった順序となる。この場合、搬送経路138を2度通過することになり、シートは、カラーセンサ200をトータルで3回にわたり通過することになる。これは、1度目にカラーセンサ200を通過するときは、テストパターンが形成された1面目がカラーセンサ200に面しているが、度目にカラーセンサ200を通過するときは、2面目がカラーセンサ200に面してしまうからである。それ故、シートが3度目にカラーセンサ200を通過するときに、1面目が再びカラーセンサ200に対向するため、メインスキャンが実行される。なお、重要なことは、測定用画像が形成されたシートが2回以上にわたりカラーセンサ200を通過させることで、一回目の通過時にプレスキャンが実行され、二回目の通過時にメインスキャンが実行されることである。そのため、シートが2回以上にわたりカラーセンサ200を通過する限り、シートはどのような搬送路を搬送されてもよい。
このように、搬送ローラ140は複数の測定用画像(テストパターン)が形成されたシートを搬送する搬送手段として機能する。カラーセンサ200は、搬送ローラ140により搬送されているシートから複数のテストパターンをプレスキャンおよびメインスキャンする測定手段として機能する。
(カラーセンサ)
図2を用いて、分光タイプのカラーセンサ200の構造及び色測定動作について説明する。なお、本実施形態の特徴である蓄積時間を変更することが可能なカラーセンサであれば、ここに記載されたものに限定されない。蓄積時間とは、カラーセンサ200がテストパターンからの反射光を受光素子に蓄積する時間のことである。
図2はカラーセンサ200の構造を示す図である。白色LED201は、シート110上のテストパターン220に光を照射する発光素子である。回折格子202はテストパターン220から反射した光を波長ごとに分光する分光部品である。ラインセンサ203は、回折格子202により波長ごとに分解された光を検出するn個の受光素子を備えた光検出素子である。演算部204は、ラインセンサ203により検出された各画素の光強度値から各種の演算を行う。メモリ205は、演算部204が使用する各種のデータを保存する。演算部204は、たとえば、光強度値から分光演算する分光演算部やLab値を演算するLab演算部などを有する。また、白色LED201から照射された光をシート110上のテストパターン220に集光したり、テストパターン220から反射した光を回折格子202に集光したりするレンズ206がさらに設けられてもよい。カラーセンサ200は、シートを搬送する搬送部(搬送ローラ140)によって搬送されているテストパターン220を色測定する。なお、複数のカラーセンサ200を色測定器として設置する場合、演算部204およびメモリ205は複数のカラーセンサ200に対して1組だけ設けてもよい。これにより、複数のカラーセンサ200からの色測定値に関する処理を統合して実行することができ、プリンタコントローラ103の負荷を軽減できるからである。また、部品点数を削減できるため、製造コストの低減効果も発揮できる。
(各種動作説明)
画像形成装置100は、少なくとも通常画像形成モードとキャリブレーションモードとを有している。通常画像形成モードは、ホストコンピュータ301から投入された印刷ジョブにしたがって画像を形成したり、イメージスキャナによって読み取った原稿の画像を形成したりするモードである。キャリブレーションモードは、画像形成装置100の色再現性や階調特性を所望の状態に維持するモードである。キャリブレーションモードでは、たとえば、最大濃度補正、階調補正、カラーマッチングプロファイルの作成などが実行される。
(色変換処理)
図3を用いて、色変換処理について説明する。カラー画像を形成する際に、I/F302は、ホストコンピュータや操作パネル180、外部メモリ等からRGB信号値を入力される。なお、JapanColorなどの標準印刷CMYK信号値を想定した画像信号が入力されてもよい。外部入力用の入力ICCプロファイル格納部1111は、I/F302を通じて入力された画像信号に対して、RGB→L*a*b*変換またはCMYK→L*a*b*変換を実行する。入力ICCプロファイル格納部1111は、入力ICCプロファイルを用いて色変換を実行する。入力ICCプロファイルは、入力画像信号のガンマをコントロールする1次元LUT(ルックアップテーブル)、ダイレクトマッピングといわれる多次色LUT、生成された変換データのガンマをコントロールする1次元LUTなどである。これらのテーブルにより、入力画像信号は、デバイスに依存した色空間からデバイスに依存しないL*a*b*データに変換される。L*a*b*表色系に変換された画像信号は、CMM(カラーマネージメントモジュール)1112に入力される。CMM1112は、入力された画像信号に対して、GAMUT変換や、光源種ミスマッチ(色温度設定のミスマッチとも言う)色変換などを実行する。GUMAT変換は、入力機器としての外部I/Fの読取色空間と、出力機器としての画像形成装置100の出力色再現範囲と間のミスマッチをマッピングする。光源種ミスマッチ色変換は、入力時の光源種と出力物を観察するときの光源種とのミスマッチを調整するための色変換である。これにより、L*a*b*データはL*’a*’b*’データへ変換される。L*’a*’b*’データは、出力ICC出力プロファイル格納部1113に入力され、そこに格納されている出力ICCプロファイルによって色変換される。これにより、出力機器に依存したCMYK(Cyan Magenta Yellow Black)信号へと変換され、LUT部1134に出力される。LUT部1134は、LUT作成部1133が作成したLUTを用いてCMYK信号値の階調を補正し、プリンタ部1201に出力する。プリンタ部1201のエンジン制御部102は、4つのステーション120、121、122、123の露光部(レーザ108)を制御し、潜像を感光ドラム105上に形成させる。エンジン制御部102は、搬送ローラ140を回転させるモータ141を制御したり、ソレノイド142を制御して搬送路を切り替えたりしながら、シートにトナー画像を形成し、外部に排出させる。
(キャリブレーションモード)
操作パネル180からのキャリブレーションの実行指示は、操作部I/F311を通じて、エンジン状態確認部1102に入力される。なお、操作パネル180からの入力データは、一旦、プリンタコントローラCPU313に入力されてもよい。エンジン状態確認部1102の機能はプリンタコントローラCPU313によって実現されてもよい。エンジン状態確認部1102は、プリンタコントローラCPU313によりキャリブレーションモードへの移行を指示されると、テストチャートの出力をプリンタ部1201に指示するとともに、センサ制御部1123に色測定を指示する。テストチャートとは、テストパターンが形成されたシートのことである。エンジン制御部102は、キャリブレーションの指示にしたがってテストパターン生成部143にテストパターンの画像データを出力させる。テストパターン生成部143は、画像処理部1101側に搭載されていてもよい。
キャリブレーションモードにおいて、カラーセンサ200は、プレスキャンとメインスキャンとを実行する。プレスキャンは、カラーセンサ200のテストパターンごと(色ごと)の蓄積時間(読み取り時間や露光時間、測定時間ともいう)を調整するために、テストパターンを読み取る処理のことである。メインスキャンは、最大濃度補正、階調補正またはプロファイル作成のために、プレスキャンにより決定された蓄積時間を用いてテストパターンを読み取る処理のことである。プレスキャンにおいて、センサ設定部170の蓄積設定決定部171は、カラーセンサ200によりテストパターンの読み取り結果(分光反射率や反射光量)に基づきテストパターンごとの蓄積時間を決定する。蓄積設定格納部172は、各テストパターンについて決定された蓄積時間を格納する。センサ制御部1123は、メインスキャンを実行する際に各テストパターンに対応した蓄積時間を読み出してカラーセンサ200の蓄積時間を制御する。蓄積時間は、数値であってもよいし、蓄積設定1、2、3のような符号であってもよい。メインスキャンによって取得されたカラーセンサ200の読み取り結果(分光反射率)に基づき、画像処理条件や画像形成条件が調整される。
このように、キャリブレーションモードでは、テストパターン生成部143が生成した画像信号に基づいてテストパターンをシートに形成し、カラーセンサ200により読み取って、画像処理条件や画像形成条件が調整される。最大濃度補正部1131は、カラーセンサ200の読み取り結果(分光反射率)をさらに濃度変換部1130により変換して得られたCMYK信号値(濃度値)に基づき、最大濃度を補正する。最大濃度を補正するためのパラメータとしては、帯電電位、現像電位や露光量などがある。濃度階調補正部1132は、テストパターンのCMYK信号値(濃度値)に基づき所望の階調性が得られるような露光設定の補正量を算出する。LUT作成部1133は、露光設定の補正量にしたがってLUTを作成する。また、カラーセンサ200の読み取り結果(分光反射率)は、Lab演算部1120によってLab値に変換され、カラーセンサ用入力ICCプロファイル格納部1121に格納されているプロファイルによって変換され、プロファイル作成部1122に入力される。プロファイル作成部1122は、多次色の変動を抑えるための多次元LUTであるプロファイルを作成するキャラクタライゼーション(多次色CAL)を行う。優れた色再現性を実現するプロファイルとして、ここでは近年市場で受け入れられているICC(International Color Consortium)プロファイルを用いることとする。本発明は、ICCプロファイル以外のカラーマッチングプロファイルにも適用できる。たとえば、Adobe社が提唱したPostScriptのレベル2から採用されているCRD(Color Rendering Dictionary)やPhotoshop(登録商標)内の色分解テーブル、墨版情報を維持するEFI社のColorWise内CMYKシミュレーションなどもある。プロファイル作成部1122は、たとえば、特開2009−004865号公報に記載されている方法にしたがってプロファイルを作成してもよい。最大濃度補正、階調補正やプロファイル作成は、すでに公知の技術を採用できるため、ここでは詳細には説明しない。
(テストパターンの一例)
図4は、テストチャートに含まれているテストパターンを生成するためのYMCK画像信号の一例を示す図である。図4には81種類のテストパターンについてのYMCK画像信号が示されているが、テストチャートの用途に応じて、テストパターンの数は変更されてもよい。たとえば、ISO12642のテストフォーム(テストチャート)では、928個のテストパターンが存在する。
(プレスキャンシーケンス)
ここでは、プレスキャンを説明するために、多次色CALにおいて実行されるプレスキャンについて説明する。しかし、本発明のプレスキャンやメインスキャンは、最大濃度補正や階調補正におけるプレスキャンやメインスキャンとしても適用できる。プレスキャンは、テストパターンごとにカラーセンサ200の蓄積時間を設定するものであり、カラーセンサ200の読み取り結果がどのように利用されるかには依存しないからである。以下で説明する色測定スピードやテストパターンの大きさ、センサ設定は、説明を理解しやすくするための一例にすぎない。
●プレスキャンの必要性
プレスキャンとは、多次色CALを行うための色測定工程において、カラーセンサ200の色測定条件を決定する作業である。ここでいう色測定条件とは、カラーセンサ200の蓄積設定(蓄積時間)のことである。色測定条件は、テストパターンの色を高精度に測定するためには必要な条件である。まとめると、蓄積時間tとは、各テストパターンからカラーセンサ200に入射する反射光の光量が適正になる測定時間である。
本実施形態では、説明の便宜上、蓄積設定を3段階とする。各蓄積設定においてテストパターンを1回測定する時間は、たとえば、以下のようになる:
蓄積設定1: 3ms
蓄積設定2: 6ms
蓄積設定3: 12ms
ここで、各テストパターンについての蓄積設定の決定方法について説明する。図4において濃度の濃い(暗部)テストパターンと濃度の薄い(明部)テストパターンについて比較してみる。
図5(A)および図5(B)は、蓄積時間の違いと反射光量との関係を示す図である。横軸は波長を示し、縦軸は反射光量を示している。とりわけ、図5(A)は、暗部テストパターンの代表例であるパターン番号が81番のテストパターンについて蓄積時間と反射光量との関係を示している。図5(B)は、明部テストパターンの代表例であるパターン番号が13番のテストパターンについて蓄積時間と反射光量との関係を示している。なお、図5(A)および図5(B)においては3つの蓄積設定に対する反射光量を示している。
ここでの反射光量は、カラーセンサ200に入射するテストパターンからの反射光の光量から暗出力値が減算されている。暗出力値とは、カラーセンサ200の光源を発光させなかったときに得られるカラーセンサ200からの出力値のことである。
図5(A)が示すように、81番の暗部テストパターンについては、蓄積時間を増やしていくと反射光量も増加していくことがわかる。また、81番の暗部テストパターンについて蓄積設定3が適正であると判断できる。一般に、反射光量が少ない場合、電気信号に対するノイズ成分が占める割合が大きくなる。よって、できるだけダイナミックレンジを大きく取れる蓄積設定3が適正といえる。
一方、13番の明部テストパターンについては、蓄積設定1が適正と判断できる。ちなみに、蓄積設定2では波長が600nm程度以上になると、反射光量が飽和してしまう。蓄積設定3では、波長が500nm程度以上で反射光量が飽和してしまう。これは、反射光量を示す信号値が4096で制限されていること、および、暗出力値が596であることから、反射光量が3500付近で頭打ちになってしまうことが原因である。このように、多次色補正で使用される81個のテストパターンには、それぞれ適正な蓄積時間が存在する。
ここでは、一例として、濃度の濃いテストパターンと薄いテストパターンについてのみ説明したが、蓄積時間の適切な設定は、他のテストパターンにも必要とされる。なぜなら、画像形成装置100の状態が変化すると、テストパターンの色も逐次変化してしまうからである。よって、色測定前にプレスキャンを実行して適切な蓄積時間を求めることで、高精度に色測定を行うことができる。また、適切な蓄積時間に設定されたカラーセンサ200を使用することで、色再現性などを高精度に維持できるようになる。なお、プレスキャンは実際にパターンを測定する前の蓄積設定を決める工程であり、実際に色測定する際には、パターン面内の微小ムラを平均化して色測定精度を上げるために、決定された蓄積設定において複数回にわたり色測定する。本実施形態では、すべてのテストパターンについてプレスキャンが終了してから、プレスキャンにより決定された蓄積設定を用いてメインスキャンが実行される。
(プレスキャンタイミングおよび蓄積設定決定フロー)
プレスキャンを行うタイミングと蓄積設定を決めるフローについて図1、図3及び図6を用いて説明する。ここでは、多次色CALの実行が操作パネル180から指示されたものとする。また、原則として、処理の主体はプリンタコントローラCPU313である。
S601で、多次色CAL用のテストパターンがシートに対して形成され、テストチャートが作成される。たとえば、プリンタコントローラCPU313は、エンジン制御部102にテストパターンの生成を指示する。エンジン制御部102は、この指示に応答してテストパターン生成部143にテストパターンの画像信号を生成させる。エンジン制御部102は、画像信号に応じてステーション120〜123を制御し、静電潜像を形成し、静電潜像をトナー画像へ現像し、トナー画像をシートに転写するさらに、エンジン制御部102は、第一定着器150を制御し、トナー画像をシートに定着させる。これにより、複数のテストパターンが形成されたシートであるテストチャートが完成する。
S602で、第一定着器150から出力されたテストチャートは、図1に示した矢印Aが示す方向へ搬送される。たとえば、プリンタコントローラCPU313は、エンジン制御部102にテストチャートを搬送経路130へ搬送するよう指示する。エンジン制御部102は、モータ141により搬送ローラ140を駆動する一方で、ソレノイド142を駆動してフラッパ131を制御する。これにより、テストチャートは、図1に示した矢印Aに示す方向へ搬送され、搬送経路130へ誘導される。
S603で、テストチャートは、図1に示した矢印Bが示す方向へ搬送される。たとえば、プリンタコントローラCPU313は、テストチャートを排出経路135へ搬送するようエンジン制御部102に指示する。エンジン制御部102は、モータ141により搬送ローラ140を駆動する一方で、ソレノイド142を駆動してフラッパ132を制御する。これにより、テストチャートは、図1に示した矢印Bに示す方向へ搬送され、搬送経路130から排出経路135へ誘導される。
S604で、カラーセンサ200は、プレスキャンを開始する。たとえば、プリンタコントローラCPU313は、エンジン状態確認部1102を通じてセンサ制御部1123に対してプレスキャンを指示する。センサ制御部1123は、工場出荷時に予め決定されているプレスキャン用の蓄積時間をカラーセンサ200に設定する。たとえば、センサ制御部1123は、1つのテストターンにつき3つの蓄積設定1、2、3を順番に切り替える。これにより、1つのテストターンにつき3つの蓄積設定1、2、3についての測定結果が得られることになる。なお、カラーセンサ200は、搬送ローラ140により所定の搬送速度で搬送されているテストチャートのテストパターンから色(分光反射率や反射光量)を測定する。
S605で、テストチャートは、図1に示した矢印Cが示す方向へ搬送される。たとえば、プリンタコントローラCPU313は、エンジン制御部102にテストチャートを反転部136へ搬送するよう指示する。エンジン制御部102は、モータ141により搬送ローラ140を駆動する一方で、ソレノイド142を駆動してフラッパ133を制御する。これにより、テストチャートは、図1に示した矢印Cに示す方向へ搬送され、排出経路135から反転部136へ誘導される。エンジン制御部102は、反転センサ137がテストチャートの後端を検知すると、モータ141を停止させる。また、センサ制御部1123は、プレスキャンを終了する。
S606で、蓄積設定決定部171は、プレスキャン結果に基づき、各テストパターンごとの蓄積設定を決定する。たとえば、プリンタコントローラCPU313から蓄積設定を決定するよう指示されると、蓄積設定決定部171は、各テストパターンごとに得られた3つのプレスキャン結果について所定の閾値と比較する(サチレーション判定)。これにより、蓄積設定決定部171は、蓄積設定1、2、3に対応した3つのプレスキャン結果のうち、閾値を超えない最大のプレスキャン結果を判別し、判別したプレスキャン結果に対応した蓄積設定(蓄積時間)を決定する。これにより、各テストパターンごとにカラーセンサ200のダイナミックレンジを大きくすることができる。S607で、プリンタコントローラCPU313からの指示に従って、蓄積設定決定部171は、各テストパターンごとの蓄積設定を蓄積設定格納部172に格納する。
S608で、プリンタコントローラ103は、エンジン状態確認部1102を通じてセンサ制御部1123にメインスキャンの開始を指示する。センサ制御部1123は、蓄積設定格納部172に格納されている各テストパターンごとの蓄積設定をカラーセンサ200に設定する。カラーセンサ200は、読み取り対象のテストパターンごとに蓄積設定を変更しながらメインスキャンを実行する。
S609で、テストチャートは、図1に示した矢印Dが示す方向へ搬送される。たとえば、プリンタコントローラCPU313は、エンジン制御部102にテストチャートを排出経路135へ搬送するよう指示する。エンジン制御部102は、モータ141により搬送ローラ140を駆動する一方で、ソレノイド142を駆動してフラッパ133を制御する。これにより、テストチャートは、図1に示した矢印Dに示す方向へ搬送され、反転部136から排出経路135へ誘導される。これにより、テストチャートは排出経路135を逆走し、カラーセンサ200へ向かう。
S610で、カラーセンサ200は、各テストパターンごとの蓄積設定を参照し、メインスキャンを実行する。メインスキャンにより得られた反射光量のデータは、Lab演算部1120に送られる。その後、プロファイル作成部1122は、メインスキャンの結果に基づき、プロファイルを作成する。その後、テストチャートは、排出経路139を通じて外部へ排出される。なお、プレスキャンとメインスキャンとでは、テストパターンの色測定の順番が逆になる。よって、カラーセンサ200に設定される色測定条件(蓄積時間)も順番が逆になる。たとえば、プレスキャンにおいて1番のテストパターンから読み取りを開始し、81番のテストパターンを最後に読み取ったと仮定する。この場合、メインスキャンでは、81番のテストパターンから読み取りを開始し、1番のテストパターンを最後に読み取ることになる。
(メインスキャンにおける平均処理回数について)
テストチャートを構成するシートの枚数は、できるだけ少なくなることが望ましい。これは、色測定対象のテストチャートの枚数が増加すれば、テストチャートの出力に時間がかかり、ユーザのダウンタイムが増加するからである。もちろん、必要となるシートの数量も増加してしまう。ダウンタイムとは、ユーザが画像形成装置100で画像を形成できない時間(待時間)のことである。
そこで、本実施形態では、テストチャートの枚数を削減しながら、高精度に色測定値を算出することが可能な方法について説明する。なお、以下で説明する色測定スピードやパターンのサイズ、センサ設定は一例であり、本発明は、これらにのみ限定されるわけではない。
まず、パターンのサイズは以下のような式によって算出される:
S=PS × t × N ・・・式1
ここで、PSは、テストパターンが形成されたシートの搬送スピード(mm/s)である。tは、各テストパターン内においてカラーセンサ200に入射するテストパターンからの反射光の光量を適正な光量にするために必要となる蓄積時間(s)である。Nは、各テストパターン内における微小領域のムラを平均化するために必要とされる色測定回数である。本実施形態では、説明の便宜上、PSを250mm/sと仮定した。蓄積時間tと平均化処理回数Nは各テストパターンごとに異なる。蓄積時間tの設定(蓄積設定)を3段階(3レベル)とし、それぞれのテストパターンごとに適正値が設定されている。
平均化処理回数Nは、各テストパターン内において微小領域のムラを平均化するために必要とされる色測定回数(サンプル数)である。平均化処理回数Nを適正化することで、色測定精度が向上する。本実施形態においては、平均化処理回数Nの設定を3段階(例:4回、8回、16回)とし、各テストパターンごとに適正値を選択した。各テストパターンについての適正な平均化処理回数Nについては予め工場出荷時に決定され、メモリ205に記憶される。
図7に、CMYKWRGBのテストパターンの平均化処理回数Nと色差ΔEとの関係を示す。CMYKWRGBは、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ホワイト、レッド、グリーン、ブルーを示している。縦軸は、CMYKWRGBのテストパターンを静止状態にて測定した値と、テストパターンを記録したテストチャートを搬送しながらテストパターンを色測定した値との色差ΔEを示している。横軸は、平均化処理回数Nである。これは、テストチャートを搬送しながらテストパターンを色測定し、各テストパターンの測定値の平均値を算出する際に使用された測定値の数(測定回数やサンプル数とも呼べる)である。なお、図7には、比較として平均化処理回数が2回の場合の色差データも示してある。
図7を見てわかるように、平均化処理回数Nを増やしていくと、静止読みに対する色差ΔEは小さくなってくることが分かる。すなわち、平均化処理回数Nを増やしていくと、色測定精度が上がっていくことがわかる。
ブラック(K)やブルー(B)などの低明度のテストパターンは、他の明度の高いテストパターンに比べ、色差ΔEの変化量が小さいことが分かる。これは、平均化処理回数が8回と16回で顕著といえる。低明度のテストパターンについては、蓄積時間が長いため、そもそも測定される領域が他のテストパターンの測定領域に比べて広い。よって、低明度のテストパターンについては、平均化処理回数が少ない場合でも、高精度に検出しやすい。
上記のような検証を、図4に示した81個のテストパターンを含む多数のパターンについて行ったところ、各蓄積設定に対する適正な平均化処理回数は次のとおりであった。
蓄積設定1: 16回
蓄積設定2: 16回
蓄積設定3: 8回
(テストパターンの配列)
上述した式1を用いて各蓄積設定に対するテストパターンのサイズを求める方法について説明する。まず、平均化処理回数を用いて、各蓄積設定ごとに必要となる測定時間の合計を求める。
蓄積設定1: 3ms*16 =48ms
蓄積設定2: 6ms*16 =96ms
蓄積設定3: 12ms*8 =96ms
この結果から、最大色測定時間は96msであることがわかる。つまり、テストパターンのサイズ(搬送方向における長さ)は、250*0.096=24mm以上であればよい。本実施形態では、テストパターン内の画像不安定領域に対するマージンとして、たとえば、±2mm程度を考慮している。よって、テストパターンのサイズは、28mm(主走査方向は40mm)となる。なお、プレスキャンにおいては、蓄積設定1、2、3を順番に切り替え、それぞれ1回ずつ読み取る。この場合、複数の測定用画像のサイズのそれぞれの搬送方向の長さは、複数の異なる蓄積時間の和にシートの搬送速度と1つの測定用画像あたりのサンプル数とを乗算することで得られる長さに基づいて決定される。上記の数値を代入してみると、和は21msである(サンプル数を1とする)。よって、搬送方向の長さは、5.25mmにマージンを加えた値(7.25mm)となる。この例では、プレスキャンによって要求される搬送方向の長さは、メインスキャンによって要求される搬送方向の長さよりも短いため、後者によってテストパターンのサイズが決定される。
図8は、本実施形態における4つのカラーセンサ200を搬送方向に並べて配置したときの、テストパターンの配置例を示している。4つのカラーセンサ200は、ここでは、第1センサ200a、第2センサ200b、第3センサ200c、第4センサ200dと呼ぶことにする。また、図8に示したY方向はシートの搬送方向であり、X方向は搬送方向に直交した方向である。また、3枚のシートはいずれもA4の紙である。
図9は、比較例におけるテストパターンの配置例を示している。比較例では、図1に示した矢印Bの方向にテストパターンが搬送されるときに、プレスキャンとメインスキャンとを実行する。そのため、メインスキャンの色測定時間にプレスキャンの色測定時間が加算され、結果として、1つのテストパターンあたりのサイズが大きくなってしまう。上述したように、プレスキャンでは、蓄積設定を1レベルから3レベルまで変更させる。プレスキャンの色測定時間は、3+6+12=21msが必要になる。よって、1つのテストパターンあたりの最大色測定時間は96+21=117msとなる。また、パターンの大きさは、250*0.117= 29.25mm以上が必要となる。さらに、マージンを考慮すると、最終的なテストパターンの大きさ(搬送方向の長さ)は、34mm程度となる。よって、図8が示すように、比較例では合計で4枚のA4用紙が必要になってしまう。つまり、本実施形態では、比較例よりもシートの枚数を削減できる。
このように、本実施形態では、すべての測定用画像についてのプレスキャンが完了した後で、再びシートをカラーセンサ200に向けて搬送し、メインスキャンを実行する。つまり、測定用画像を記録したシートをカラーセンサ200に対して2回以上にわたって搬送することで、測定用画像のサイズの増加を抑制しつつ、シートの枚数も削減可能な色測定技術を確立することができる。また、テストパターンの数を削減することはなたいため、色測定の精度も高精度に維持できる。
シートをカラーセンサ200に対して2回以上にわたって搬送する方法はいくつか存在する。たとえば、エンジン制御部102は、プレスキャンのためにシートがカラーセンサ200を通過すると、シートの搬送方向を反転させるようモータ141を制御することで、メインスキャンのためにシートをカラーセンサ200へ搬送する。この場合の搬送経路も、反転部136から排出経路135へ直接向かう経路や、反転部136からフラッパ133により搬送経路138に誘導し、再び搬送経路130を通過して排出経路135へ向かう経路などがある。後者の場合、エンジン制御部102は、ソレノイド142を駆動してフラッパ133を切り替えることでシートを搬送経路138に誘導することになる。
カラーセンサ200は、シートの1面目と2面目との両面に画像を形成するために1面目に画像が形成されたシートを搬送する排出経路135に配置されているものとして説明した。しかし、カラーセンサ200は、排出経路139、搬送経路130、反転部136、搬送経路138のいずれに配置されてもよい。ようするに、第一定着器150よりも下流にある搬送路であれば、カラーセンサ200を設置することができる。
蓄積設定決定部171は、複数の測定用画像のそれぞれについて、複数の異なる蓄積時間のうちプレスキャンの結果が飽和しない範囲で最大となる、蓄積時間をメインスキャンのための蓄積時間として決定する決定手段として機能する。プレスキャンの結果が飽和しない範囲で最大となる、蓄積時間をメインスキャンのための蓄積時間として決定することで、ダイナミックレンジを大きくすることができる。つまり、色測定の精度も高精度に維持できる。
テストパターンとしては、ICCプロファイルを作成するための測定用画像、画像形成装置が形成する画像の最大濃度を補正するための測定用画像、または、画像形成装置が形成する画像の階調特性を補正するための測定用画像のいずれであってもよい。もちろん、画像形成に関するパラメータを調整するためのテストパターンであれば、本発明を適用できる。
<実施形態2>
実施形態1では、複数の蓄積時間を切り替えて1つのテストパターンをプレスキャンしていた。一方で、実施形態2では、複数の蓄積時間のうち1つの蓄積時間で1つのテストパターンをプレスキャンし、複数の蓄積時間のうち残りの蓄積時間に対応する測定結果については推定することにする。これにより、テストパターンの搬送方向における長さをさらに短縮したり、あるいは、サンプル数を増やしたりすることが可能となる。なお、実施形態1と共通する部分については説明を省略する。
(最短蓄積時間によるプレスキャン)
図10は、実施形態2についてのプレスキャンおよびメインスキャンを示すフローチャートである。なお、すでに説明したステップには同一の参照符号を付与している。S601ないしS603を実行した後で、S1001に進む。
S1001で、カラーセンサ200は、プレスキャンを開始する。たとえば、プリンタコントローラCPU313は、エンジン状態確認部1102を通じてセンサ制御部1123に対してプレスキャンを指示する。センサ制御部1123は、工場出荷時に予め決定されているプレスキャン用の蓄積時間をカラーセンサ200に設定する。たとえば、センサ制御部1123は、3つの蓄積設定1、2、3のうち予め設定された蓄積設定(例:蓄積設定1)をカラーセンサ200に設定する。カラーセンサ200は、1つのテストターンにつき1つの蓄積設定についての測定結果を出力する。ここでは、メインスキャン用に3段階の蓄積設定が用意されており、プレスキャンでは、3段階の蓄積設定のうち最短の蓄積設定1を使用するものとする。蓄積設定1、2、3の蓄積時間はすでに説明したとおりである。その後、S605を実行し、S1002に進む。
S1002で、蓄積設定決定部171は、蓄積設定1のプレスキャン結果から蓄積設定2、3のプレスキャン結果を推定し、蓄積設定1、2、3のプレスキャン結果に基づき、各テストパターンごとの蓄積設定を決定する。実施形態1では、蓄積設定を1レベル(3ms)から3レベル(12ms)へ順番に変化させ、カラーセンサ200の検出値(反射光量)がサチレート(飽和・頭打ち)するかどうかを判定することで、蓄積設定決定部171が、適切な最適蓄積設定を決定した。CMOSセンサなどで構成されるカラーセンサ200は、蓄積時間に線形比例して検出値が変化する。たとえば、露光時間が2倍になれば検出値もほぼ2倍になり、露光時間が半分になれば検出値もほぼ半分になる。なお、実際にはカラーセンサ200の検出値にはノイズ成分も含まれる。そのため、できるだけダイナミックレンジを広くとれるように露光時間を調整することによって、カラーセンサ200の検知精度が高められる。その後、S607ないしS610が実行される。
本実施形態では、露光時間と検出値とのリニアな関係を利用して、最小の蓄積設定で得られたプレスキャン結果を行い、その他の蓄積設定におけるプレスキャン結果を推定する。たとえば、蓄積設定2、3のプレスキャン結果は、次式から算出できる。
蓄積設定2のプレスキャン結果=蓄積設定1のプレスキャン結果×(蓄積設定2の蓄積時間/蓄積設定1の蓄積時間
蓄積設定3のプレスキャン結果=蓄積設定1のプレスキャン結果×(蓄積設定3の蓄積時間/蓄積設定1の蓄積時間
これにより、実施形態2でも、実施形態1と同様の効果を得ることができる。さらに、実施形態2では実施形態1よりも優れた点がある。実施形態1では、各蓄積設定について1つのテストパターンあたりのプレスキャン回数は1回であった。一方、本実施形態においては1つのテストパターンあたりのプレスキャンを複数回(例:3回)行い、その中心値を採用してもよい。なお、実施形態1と実施形態2とでテストパターンのサイズが同一であれば、最大で7回までプレスキャン回数を増やすことができる((3ms+6ms+12ms)/3ms=7)。実施形態1ではプレスキャンを1回しか行っていないため、テストパターンにおける微小領域のムラを拾いやすかった。本実施形態では、プレスキャンの回数を複数回に増加できるため、ムラの影響を低減できるようになる。ムラの影響を低減できれば、プレスキャンの精度が高まり、その結果、メインスキャンの精度も高まる。最終的には、テストパターンの読み取り結果を用いて決定される最大濃度、階調補正用LUT、ICCプロファイルの精度が高められる。なお、プレスキャンの回数は、搬送スピードとテストパターンの大きさや、1回あたりのスキャン時間を考慮して適宜設定可能である。また、プレスキャン結果は複数の測定値の中心値を使用すると説明したが、平均値であってもよいし、最大値や最小値を用いてもよい。
このように、実施形態2によれば、カラーセンサ200は、あらかじめ用意された複数の異なる蓄積時間のうち最短の蓄積時間を用いてプレスキャンを実行する。蓄積設定決定部171は、複数の異なる蓄積時間のうちカラーセンサ200によるプレスキャンの結果が飽和しない範囲で最大となる、蓄積時間を、最短の蓄積時間を用いて得られたプレスキャンの結果に基づき決定する。たとえば、複数の異なる蓄積時間のうち、最短の蓄積時間を除いた残りの蓄積時間についてのプレスキャンの結果は、蓄積時間とカラーセンサ200のプレスキャンの結果との線形関係、最短の蓄積時間およびそのプレスキャンの結果から推定される。つまり、蓄積時間とプレスキャンの結果は線形関数として表現できる。この線形関数の傾きは、最短の蓄積時間とそのプレスキャンの結果とから求められる。切片の値については、工場出荷時に決定されているものとする。よって、この線形関数に、最短の蓄積時間を除いた残りの蓄積時間を代入すれば、対応するプレスキャンの結果を算出(推定)できる。このようにして得られた複数の蓄積時間についてのプレスキャンの結果についてサチレート判定を適用することで、プレスキャンの結果が飽和しない範囲で最大となる、蓄積時間を決定できる。ここでは、複数の異なる蓄積時間のうち最短の蓄積時間を用いるものとして説明したが、他の蓄積時間が採用されてもよい。

Claims (19)

  1. カット紙を搬送する搬送手段と、
    第1測定用画像と第2測定用画像とを含む複数の測定用画像を前記カット紙に形成する画像形成手段と
    前記カット紙上の前記複数の測定用画像を測定条件に基づいて測定する測定手段と、
    前記画像形成手段に、前記カット紙に前記複数の測定用画像を形成させ、前記搬送手段に、前記カット紙を前記測定手段へ搬送させ、前記測定手段に、前記測定手段が前記複数の測定用画像の各々を測定する第1スキャンを実行させ、前記搬送手段に、前記カット紙を前記測定手段へ再度搬送させ、前記測定手段に、前記測定手段が前記複数の測定用画像の各々を測定する第2スキャンを実行させる制御手段と、
    前記第1スキャンにおいて前記測定手段が前記第1測定用画像を測定した結果に基づき、前記第2スキャンにおいて前記測定手段が前記第1測定用画像を測定するための第1測定条件を決定し、前記第1スキャンにおいて前記測定手段が前記第2測定用画像を測定した結果に基づき、前記第2スキャンにおいて前記測定手段が前記第2測定用画像を測定するための第2測定条件を決定する決定手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記測定手段は前記測定用画像の反射光を受光する受光部を有し、
    前記測定手段は、前記測定用画像からの前記反射光に対応する前記受光部の受光量を測定し
    前記測定条件は、前記受光部が前記測定用画像からの反射光を受光している期間であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、第1期間と、当該第1期間より長い第2期間とを用いて前記第1スキャンを実行することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記カット紙が搬送される搬送方向において前記測定用画像の長さは、前記カット紙の搬送速度と、前記測定手段のサンプリング回数と、前記第1スキャンにおいて前記受光部が前記測定用画像からの反射光を受光する期間とに基づいて決定されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記測定手段は、前記測定用画像に光を照射する照射部と、前記測定用画像からの反射光を受光する受光部とを有し、
    前記測定手段は、前記測定用画像からの前記反射光に対応する前記受光部の受光量を測定し、
    前記測定条件は、前記照射部が前記光を照射する期間であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、複数の測定条件を用いて前記第1スキャンを実行することを特徴とする請求項1又は2又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記搬送手段は、前記カット紙の搬送方向を反転する反転部を有し、
    前記搬送手段は、前記第1スキャンが実行された後に前記カット紙を前記反転部においてスイッチバックすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記測定手段による前記第1測定用画像の測定結果は、第1波長領域に対応する前記第1測定用画像からの反射光量と、前記第1波長領域と異なる第2波長領域に対応する前記第1測定用画像からの反射光量とを含み、
    前記測定手段による前記第2測定用画像の測定結果は、前記第1波長領域に対応する前記第2測定用画像からの反射光量と、前記第2波長領域に対応する前記第2測定用画像からの反射光量とを含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記測定手段は、前記第2スキャンにおいて前記測定用画像の分光反射率を測定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記測定手段は、前記第2スキャンにおいて前記測定用画像のLを測定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 変換条件に基づいて画像信号を変換する変換手段と、
    前記第2スキャンの測定結果に基づいて前記変換条件を更新する更新手段と、をさらに有し、
    前記画像形成手段は、前記変換手段により変換された前記画像信号に基づいて画像を形成することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記変換条件は、画像の色味を調整するためのプロファイルであることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記測定手段は、前記測定用画像に光を照射する照射部と、前記測定用画像からの反射光を回折する回折格子と、前記回折格子により回折された前記反射光を受光する受光部とを有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記第1測定用画像は、前記カット紙が搬送される搬送方向に直交する方向において前記カット紙上の前記第2測定用画像と異なる位置に形成されることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  15. 前記測定手段は、
    前記第1測定用画像を測定する第1測定部と、
    前記搬送方向に直交する方向において前記第1測定部と異なる位置に設けられ、前記第2測定用画像を測定する第2測定部と、を含み、
    前記決定手段は、前記第2スキャンにおいて前記第1測定部が前記第1測定用画像を測定するための前記第1測定条件を、前記第1スキャンにおいて前記第1測定部が前記第1測定用画像を測定した結果に基づいて決定し、
    前記決定手段は、前記第2スキャンにおいて前記第2測定部が前記第2測定用画像を測定するための前記第2測定条件を、前記第1スキャンにおいて前記第2測定部が前記第2測定用画像を測定した結果に基づいて決定することを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記カット紙上の前記第1測定用画像と前記第2測定用画像とは、前記搬送方向において重なる位置に形成されることを特徴とする請求項14又は15に記載の画像形成装置。
  17. 前記カット紙は、搬送経路に沿って搬送され、
    前記搬送経路は、前記画像形成装置から前記カット紙を排紙するための搬送経路と、前記カット紙を前記測定手段へ搬送するための他の搬送経路とを含み、
    前記測定手段は前記他の搬送経路に配置され、
    前記画像形成手段が前記複数の測定用画像を形成する場合、前記制御手段は、前記搬送手段を制御して前記複数の測定用画像が形成された前記カット紙を前記他の搬送経路へ搬送し、前記第2スキャンが完了した後に前記搬送手段を制御して前記複数の測定用画像が形成された前記カット紙を前記搬送経路へ搬送することを特徴とする請求項1乃至16のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  18. 前記画像形成手段は、前記カット紙に前記複数の測定用画像を熱定着する定着手段をさらに有し、
    前記測定手段は、前記カット紙が搬送される前記カット紙の搬送方向において前記定着手段の下流に配置されることを特徴とする請求項1乃至17のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  19. 前記画像形成手段は、第1の画像信号値に基づいて前記第1測定用画像を形成し、前記第1の画像信号値と異なる第2の画像信号値に基づいて前記第2測定用画像を形成することを特徴とする請求項1乃至18のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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