JP6221302B2 - 乗物用シートの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、裏面材を備える乗物用シートの製造方法に関する。
従来から、シートフレームとシートパッドを備える乗物用シートが知られている。当該シートパッドがシートフレームと接する側の面には、裏面材といわれる補強用の部材を配置することも知られている(特許文献1参照)。当該裏面材は、シートフレームとの干渉時に発生する異音を防止したり、シートの剛性を高めたりする役割を担っている。
一般的に、このような裏面材は成形型の分割体の重ね合わせ部(パーティングライン)から5mm程度控えた部分に裏面材の端部を配置するように構成している。なぜなら、裏面材がパーティングラインを形成する部分にはまり込むことにより分割体同士が十分に密着せず、そこから樹脂などが漏れ出すような事象が発生することを懸念していたからである。その結果、図6に示すように、シートフレーム8に隣接するような場所においても裏面材5が非連続的に配置される場合があった。
特開2008−307834号公報
しかしながら、当該構成であると、裏面材を設けることができない箇所においては、シートパッドとシートフレームなどが直に接する可能性があり、異音が発生する恐れがあった。また、裏面材はシートパッドの剛性を高めるためのものでもあるため、裏面材が無い部分は、裏面材がある部分に比べて脆弱な構成となるが、裏面材が無い部分に過大な荷重がかかる場合、予定外にシートパッドが割ける恐れもあった。
本発明は、上記した点に鑑みて創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、シートパッドと裏面材とが一体成形されているシートパッド構造体を製造する際に必要箇所に裏面材を配置することを可能とすることである。
上記課題を解決するために、本発明は次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、シートパッド及び裏面材とを備えるシートパッド構造体と、シートフレームとを有する乗物用シートの製造方法であって、前記シートパッドと前記裏面材とは、複数の分割体で構成される成形型において一体成形されているとともに、前記裏面材は、前記シートフレームとの干渉時に発生する異音の発生を防止する部材であって、前記シートパッドの前記シートフレームに接する側の面に配置されており、前記分割体同士を重ねあわせることにより形成されるパーティングラインの少なくとも一部を跨ぐように裏面材が配置された状態で、前記シートパッドと前記裏面材とが直に接した状態で一体成形されることを特徴とする。
この第1の発明によれば、シートパッドと、裏面材と、を備えるシートパッド構造体を有する乗物用シートの製造方法であって、前記シートパッドと前記裏面材とは、複数の分割体で構成される成形型において一体成形されており、前記分割体同士を重ねあわせることにより形成されるパーティングラインの少なくとも一部を跨ぐように裏面材が配置された状態で、前記シートパッドと前記裏面材とが一体成形されるため、裏面材の配置の自由度があがる。また、成形型のパーティングラインと対向する位置に裏面材が配置された状態となるため、パーティングラインに発泡体が侵入しにくくなる。
またの発明は、前記シートパッドと前記裏面材とが直に接した状態で一体成形される際に、複数の分割体が組み合わされることで構成される成形型の第1の分割体に対して第1の裏面材を配置し、前記成形型の第2の分割体に対して第2の裏面材を配置し、前記第1の分割体と前記第2の分割体を組み合わせることで、前記第1の裏面材の一部と前記第2の裏面材の一部が互いに重なるように隣接配置され、前記第1の裏面材の一部と前記第2の裏面材の一部が互いに隣接配置された状態で成形することにより、シートパッドと裏面材が一体化されて、重なるように隣接配置された前記第1の裏面材の一部と前記第2の裏面材の一部がこれらに含浸した状態の前記シートパッド部分で接着されることを特徴とする。
この第の発明によれば、複数の分割体が組み合わされることで構成される成形型の第1の分割体に対して第1の裏面材を配置し、前記成形型の第2の分割体に対して第2の裏面材を配置し、前記第1の分割体と前記第2の分割体を組み合わせることで、前記第1の裏面材の一部と前記第2の裏面材の一部が互いに重なるように隣接配置され、前記第1の裏面材の一部と前記第2の裏面材の一部が互いに隣接配置された状態で成形することにより、シートパッドと裏面材が一体化されて、重なるように隣接配置された前記第1の裏面材の一部と前記第2の裏面材の一部がこれらに含浸した状態の前記シートパッド部分で接着されるため、第1の裏面材の一部と第2の裏面材の一部が重なるように配置されるので、第1の裏面材の端部と第2の裏面材の端部との間から露出するような不可避的な間隔が生じることが無い。したがって、裏面材を必要な場所に配置することができるようになり、裏面材が無いことにより発生しうる不具合を抑制することが可能となる。また、第1の分割体と第2の分割体のそれぞれに配置した裏面材が、第1の分割体と第2の分割体を組み合わせることで、互いに重なるように隣接配置されるため、第1の裏面材と第2の裏面材を重ねる作業と、第1の分割体と第2の分割体を重ねる作業と、を一まとめに行うことが可能である。
の発明は、第の発明において、前記第1の分割体に対して第1の裏面材の一部が突出するように配置し、前記第2の分割体を組み合わせた際に前記第2の裏面材の一部が前記第1の分割体から突出した前記第1の裏面材の一部と重なるように隣接配置された後に、成形型内の樹脂を膨張させて成形することにより、シートパッドと裏面材が一体化されることを特徴とする。
この第の発明によれば、前記第1の分割体に対して第1の裏面材の一部が突出するように配置し、前記第2の分割体を組み合わせた際に前記第2の裏面材の一部が前記第1の分割体から突出した前記第1の裏面材の一部と重なるように隣接配置された後に、成形型内の樹脂を膨張させて成形することにより、シートパッドと裏面材が一体化されることから、第1の裏面材と第2の裏面材をスムーズに隣接配置することが可能であるとともに、樹脂が膨張することにより、第1の分割体から突出した第1の裏面材の一部が、第2の分割体で支持された第2の裏面材に対して重なるように押圧する作用が働きうるため、より適切な状態で一体成形することが可能となり得る。
本発明によれば、シートパッドと裏面材とが一体成形されているシートパッド構造体を製造する際に必要箇所に裏面材を配置することを可能とすることができる。
実施の形態において裏面材が配置されている箇所の概略を示した概念図である。 図1のII−II断面を部分的に拡大した図である。 発泡型の分割体に対してシートカバーと裏面材とをセットした状態を表す概念図である。 発泡型内において、発泡樹脂が充填された状態を示す概念図である。 発泡型からとりだした状態のシートパッド構造体の概念図である。 従来技術におけるシートバックの断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態を、適宜図面を用いて説明する。なお、成形体の製造方法を説明するために示した図は、発明の理解に供するために、特徴的な部分を誇張気味にピックアップした図としている。そのため、図2で示したシートパッド4の形状と図5で示したシートパッド4の形状は一致していない。
本実施の形態においては、シートカバー6とシートパッド4と裏面材5が一体成形されているシートパッド構造体7を備える乗物用シート1であり、車両用シートである。シートパッド4の着座面側にシートカバー6が配置されており、裏面材5はシートカバー6と対になってシートパッド4を挟みこむように位置している。
本実施の形態においては、シートパッド4に対して裏面材5が二つ備えられており、第1の裏面材51は中央に開口部を設けている裏面材5であり、第2の裏面材52は、第1の裏面材51に設けられた開口部を塞ぐように配置されている。
本実施の形態においては、発泡原液9として使用されるウレタン原液91を化学反応させることで発泡し、シートパッド4を成形している。
次に、シートパッド4を成形するために使用する成形型10について簡単に説明する。
成形型10は、複数の分割体を重ね合わせることで中央部分を中空状に構成するものであり、発泡成形するために使用される発泡型である。
ここでは、成形型10の分割体として、下型102、中型103、上型101を備えた成形型10である(図3、図4参照)。なお、下型102、中型103、上型101は、それぞれが図示しないヒンジにより結合されている。
下型102は、シートカバー6をその内面に沿うように配置する金型であり、ウレタン原液91が投入される器状の金型である。
中型103は、下型102に配置したシートカバー6を下型102とともに挟み込むことで、固定する役割を担うものである。当該中型103は中央部分に開口部を備えており、枠だけが設けられたような構造である。当該開口部よりウレタン原液91が投入可能となっている。また、当該開口部は上型101により塞がれることになる部分でもある。
上型101は、中型103に設けられた開口部を塞ぐために使用される金型であり、シートパッド4の裏面側(シートカバー6が位置する側とは反対側)の形状を主として定める型である。
次に、シートパッド構造体7を製造する方法について説明する。
図3に示すように、器状の下型102の内面に沿うようにシートカバー6をセットする。この際、シートカバー6の着座面が下型102の内面と対向するようにセットする。シートカバー6のセットは細心の注意が必要であるため、人手により下型102に密着させてセットされる。
シートカバー6を下型102にセットした後に、枠形状の下型102の縁に沿うように中型103を重ねる。中型103の下面には第1の裏面材51が仮留めされている。第1の裏面材51には図示しない磁石が備えられており、当該磁石がもたらす磁力により中型103と仮留めされている。第1の裏面材51の一部は、中型103に設けた開口部側に突出するように配置されている。
下型102の縁に沿うように中型103を重ねることにより、シートカバー6が下型102に対してしっかりと固定される(図4参照)。これにより、以後の作業中にシートカバー6がずれてしまうことを防ぐことが可能となる。
この状態において、2液混合したウレタン原液91をシートカバー6上に注入する。ウレタン原液91を注入する際には、作業者から隔離した状態で注入するため、実際は、作業者が押しボタンを押すことにより、成形型10が移動し、移動した先でウレタン原液91が注入される。
なお、下型102と中型103によりシートカバー6が固定されることにより、成形型10が移動した際においても、シートカバー6がずれることを抑制することが可能となっている。
適量のウレタン原液91をシートカバー6上に注入した後、上型101を閉める(図4参照)。上型101の下面には第2の裏面材52が仮留めされている。第2の裏面材52にも第1の裏面材51と同様、図示しない磁石が備えられており、当該磁石がもたらす磁力により上型101と仮留めされている。
上型101に仮留めされている第2の裏面材52は、上型101に形成された面からはみ出すことは無く、上型101の下面に沿って配置されている。
上型101を中型103に重ね合わせることにより、上型101に配置されている第2の裏面材52が中型103に配置されている第1の裏面材51と重なり合う。なお、この状態において第1の裏面材51と第2の裏面材52とが完全に密着状態となっている必要性は無い。
本実施の形態においては、上型101と中型103との間に形成されるパーティングラインPLは、主として第1の裏面材51により覆い隠されるようになる。また、第1の裏面材51の端部は第2の裏面材52と重なり合うため、第1の裏面材51と第2の裏面材52との間に隙間が生じることが無い。なお、第1の裏面材51と第2の裏面材52が重なり合っている部分の長さは一律1cm程度となるように設定している。
上型101により中型103の開口部が塞がれた状態でウレタン原液91が発泡するように加熱し、化学反応させる。ウレタン原液91を発泡させて膨張させることにより成形型10内にウレタンが充填され、固化される(図4参照)。
ウレタンを成形型10内に充填させた後、冷却し、上型101をはずす。その後、中型103を外し、更には、成形体であるシートパッド構造体7を成形型10から抜き出す(図5参照)。
上記した一連の工程により、裏面材5とシートカバー6とシートパッド4が一体化したシートパッド構造体7が出来上がる。
当該シートパッド構造体7を通常通り、シートフレーム8に組み付け、その他の部位を装着することで、乗物用シート1が完成する。
本実施の形態における図2においては、第3の裏面材53と第2の裏面材52とは、重ね合わせていない。これは、裏面材5が連続していない剛性度の低い部分を設けることで、エアバッグモジュール11から袋体が飛び出す際に、シートパッド4が破断できるようにするためである。つまり、シートパッド4の裏側は全ての部分において、剛性が求められるわけでは無く、全ての部分において、シートフレーム8などと接触するわけではないため、むしろ、裏面材5が不要な場所も存在する。本発明の製造方法は、必要箇所にのみ適応させれば良く、シートパッド4と一体化する全ての裏面材5について連続的に配設することを目的としているわけではない。
上記した乗物用シート1の製造方法であれば、上型101と中型103を重ねることで生じたパーティングラインPL全体を裏面材5により覆うようにしているため、上型101と中型103との間の隙間にウレタン樹脂が侵入することを抑制できる。
また、隣接する裏面材5,5同士をオーバーラップさせながら配置しているので、裏面材5が配置できない部分が生じることによる不具合を回避可能である。
また、パーティングラインPLを裏面材5で覆うように配置するため、ウレタン樹脂が分割体間の隙間に侵入することを抑制できる。
また、裏面材5,5同士はウレタン樹脂により接着されることにもなるため、裏面材5を別途接合する作業が不要である。
また、ウレタンが成形型10内に充填される際には、発泡したウレタンが下方から上方などに向けて膨張していくため、第1の裏面材51は第2の裏面材52に向けて押し付けられるように働きうる。また、第1の裏面材51及び第2の裏面材52はウレタン樹脂を含浸することが可能であるので、第1の裏面材51に含浸したウレタン樹脂が第1の裏面材51と第2の裏面材52を接着させる働きも担う。また、ウレタンが発泡する際に膨張しても、パーティングラインPLを覆うように位置する第1の裏面材51の存在により、パーティングラインPL内にウレタンが侵入することが抑制される。
また、分割体から突出した裏面材5を上から覆うように別の裏面材5を配置することから、分割体同士の隙間に裏面材5が侵入することを抑制することが容易である。
また、ウレタン樹脂が含浸可能な裏面材5を選定しているため、裏面材5同士が接着されやすく、更には、裏面材5を配置した部分の剛性を高めやすい。
以上、一つの実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態のほか、その他各種の形態で実施可能なものである。
例えば、成形型は3つの分割体で構成されていなければならないものではなく、2つ若しくは4つ以上の分割体で構成することも可能である。ただし、シートカバーをシートパッドと一体に成形する際には、3つ以上の分割体で構成されていることが望ましい。例えば、二つの分割体でシートカバーを固定し、当該固定状態を目視で確認した後に、残りの分割体を組立てることが可能となるため、不良製品の発生を抑制することが可能となるからである。
また、成形型のパーティングライン全てを裏面材で覆うようにする必要性は無く、裏面材が配置できないことにより不具合が発生する部分においてのみ、本発明を実施すればよい。
また、シートパッドは、ウレタン原液を発泡して成形する必要性は無く、その他の公知の樹脂を採用することが可能である。
また、シートパッド構造体はシートカバーとシートパッドが一体成形されている必要は無く、シートパッドと裏面材が一体成形されたシートパッド構造体に対して後からシートカバーを被せて、乗物用シートに適用させるような構成としても良い。
また、裏面材は必ずしも発泡樹脂が含浸可能なものとする必要性は無く、複数の裏面材の全てを、同じ種類の裏面材とする必要性も無く、どのような形状であっても良い。
また、2枚の裏面材のみが重なる状態とする必要性は無く、3枚以上の裏面材が互いに重なり合うようにすることも可能である。
また、裏面材は上下方向に重ね合わせるものである必要性は無く、左右方向などに重ね合わせるものとすることも可能である。
また、裏面材は磁石を用いて分割体に仮留めしておく必要性は無く、分割体に係止部を設け、当該係止部に対して裏面材を仮留めするようにすることも可能である。
また、本実施の形態においては、裏面材はシートバックに設けているが、シートクッションに設けても良く、配置箇所にも限定は無い。
また、実施の形態においては第1の裏面材と第2の裏面材とが重なり合っている部分の長さは一律1cm程度となるように設定しているが、当該長さはそれより長くてもよいし、短くても良い。また、重なり合う長さを部分的に長くすることも短くすることも可能である。
また、乗物としては、車両であることに限らず、飛行機やヘリコプターなど空中を飛行する乗物や、船舶や潜水艇など海面や海中などを移動する乗物としてもよい。
1 乗物用シート
2 シートバック
3 シートクッション
4 シートパッド
5 裏面材
6 シートカバー
7 シートパッド構造体
8 シートフレーム
9 発泡原液
10 成形型
11 エアバッグモジュール
51 第1の裏面材
52 第2の裏面材
53 第3の裏面材
101 上型
102 下型
103 中型
PL パーティングライン

Claims (2)

  1. シートパッド及び裏面材とを備えるシートパッド構造体と、シートフレームとを有する乗物用シートの製造方法であって、
    前記シートパッドと前記裏面材とは、複数の分割体で構成される成形型において一体成形されているとともに、前記裏面材は、前記シートフレームとの干渉時に発生する異音の発生を防止する部材であって、前記シートパッドの前記シートフレームに接する側の面に配置されており、
    前記分割体同士を重ねあわせることにより形成されるパーティングラインの少なくとも一部を跨ぐように裏面材が配置された状態で、前記シートパッドと前記裏面材とが直に接した状態で一体成形される際に、
    複数の分割体が組み合わされることで構成される成形型の第1の分割体に対して第1の裏面材を配置し、
    前記成形型の第2の分割体に対して第2の裏面材を配置し、
    前記第1の分割体と前記第2の分割体を組み合わせることで、前記第1の裏面材の一部と前記第2の裏面材の一部が互いに重なるように隣接配置され、
    前記第1の裏面材の一部と前記第2の裏面材の一部が互いに隣接配置された状態で成形することにより、シートパッドと裏面材が一体化されて、重なるように隣接配置された前記第1の裏面材の一部と前記第2の裏面材の一部がこれらに含浸した状態の前記シートパッド部分で接着されることを特徴とする乗物用シートの製造方法。
  2. 請求項に記載の乗物用シートの製造方法であって、
    前記第1の分割体に対して第1の裏面材の一部が突出するように配置し、
    前記第2の分割体を組み合わせた際に前記第2の裏面材の一部が前記第1の分割体から突出した前記第1の裏面材の一部と重なるように隣接配置された後に、成形型内の樹脂を膨張させて成形することにより、シートパッドと裏面材が一体化されることを特徴とする乗物用シートの製造方法。
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