JP2008068527A - 樹脂成形品のrim成形用成形型並びにrim成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表層部をRIM芯材により芯材に積層形成する場合に、芯材の裏面側まで表層部が形成されないようにした樹脂成形品のRIM成形用成形型並びにRIM成形方法を提供する。
【解決手段】予め成形した芯材11をインサートして、その表面にRIM成形型により表皮層3を積層形成する場合、芯材2の外周部におけるRIM成形型6のゲート部10に対向する対向部位にダム部4を突出形成し、ダム部4により、RIM成形型6による表皮層3の成形時に、表皮層3の端末延在部3bを積層形成し、表皮層3の形成後に端末延在部3bをダム部4と共に削成することにより、樹脂成形品を成形する。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等のステアリングホイールに装着されてエアバッグ装置をカバーするエアバッグカバー等の樹脂成形品、特に芯材の表面に表皮層を積層形成するための樹脂成形品のRIM成形用成形型ならびにRIM成形方法に関する。
従来、この種の樹脂成形品、例えば前記エアバッグカバー、ホーンパッド、ヘッドレスト、アームレスト、ステアリングホイール等の自動車用内装部品は、手で触った時のべたつき感がなく、他部材との干渉による強度及び硬度の安定性の要求を満足するために、樹脂製の芯材の表面に軟質ウレタンからなるフィルム状の表皮層を積層することによって構成しているものがあった。
そして、前記表皮層を芯材に積層するために、広く、RIM成形方法が採用されている。
当該RIM成形方法は、予め成形した芯材を上型および下型により形成したキャビティーにインサートすることによって、該キャビティー内に前記芯材の表面に表皮層を積層するための表皮層成形用キャビティー部を形成し、該表皮層成形用キャビティー部にゲート部より液状樹脂を導入して前記芯材の表面に前記表皮層を積層形成するようになすものである(特許文献1、2及び3参照)
特開平5−261749号公報。 特開平6− 99452号公報。 特開2004−58564号公報。
上記特許文献によれば、図9−1に示すように、RIM成形型aを構成する上型bと下型cとにより、キャビティーdを形成し、キャビティーd内に予め射出成形等により成形しておいた芯材eをセットすることによって、キャビティーdにおける芯材eが存在しない部位下型c側に表皮層成形用キャビティー部fを形成して、次に、ミキシングヘッドkよりランナーmを介して所定の導入圧力を持って供給されたポリウレタン樹脂等からなる液状樹脂hを、図9−2に示すように、上型bおよび下型cに渡って形成したゲート部gに導入し、更に、図9−3に示すように、液状樹脂hを表皮層成形用キャビティー部f内に導いて、表皮層成形用キャビティー部に充満させることにより、芯材eの表面にフィルム状の表皮層を形成するようにしていた。
しかしながら、上記従来方法によれば、図9−2に示す状態で、ゲート部gに液状樹脂hを導入した際、液状樹脂hが所定の導入圧力を持って導入されることから、この所定の導入圧力によって、芯材eが液状樹脂hの導入方向に押圧され例えば上型bのキャビティー形成面iから離れて、型隙間jが形成されてしまうことがある。
この結果として、型隙間jに液状樹脂hが回り込んで、芯材eの端面から裏面側まで前記表層部が形成されてしまい、不良品となっていた。
そこで、本発明は、かかる点に鑑み、表層部をRIM芯材により芯材に積層形成する場合に、芯材の裏面側まで表層部が形成されないようにした樹脂成形品及び樹脂成形品のRIM成形用成形型並びにRIM成形方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る樹脂成形品のRIM成形用成形型は、予め成形した芯材を上型および下型により形成したキャビティーにインサートする際に、該キャビティー内に前記芯材の表面に表皮層を積層するための表皮層成形用キャビティー部を形成して、該表皮層成形用キャビティー部にゲート部より液状樹脂を導入して前記芯材の表面に前記表皮層を積層するようになした樹脂成形品のRIM成形用成形型であって、前記芯材における前記ゲート部に対向するゲート対向部位にダム部を突出形成し、該ダム部が前記ゲート部より導入された前記液状樹脂の導入圧力を受けることによって、前記芯材を前記キャビティー壁面に押し付けた状態で前記液状樹脂を前記表皮層成形用キャビティー部に導入して前記芯材の表面に表皮層を形成するように構成したことを特徴とする。
かかる構成を有する本発明は、芯材の外周部におけるRIM成形型のゲート部に対向するゲート対向部位にダム部が突出形成されているために、表層部のRIM成形時に、ゲート部から導入された液状樹脂の導入圧力が、ダム部に及ぼされて、芯材をキャビティー壁面に密着させるように働くことになって、従来のような型隙間jが形成されることがなくなり、この結果として、芯材の裏面まで表層部が形成されることがなくなり、また、ダム部にも表層部が形成されることになるが、成形後に削成すれば、美観性に富んだ樹脂成形品を成形することができる。
また、本発明に係る樹脂成形品のRIM成形用成形型は、前記芯材における前記ダム部以外の部位における外周部に突起部を突出形成し、該突起部を、前記上型および下型により挟み込んだ状態で前記液状樹脂を前記表皮層成形用キャビティー部に導入して前記芯材の表面に表皮層を形成するように構成しもよい。
かかる構成を有する発明は、表層部の成形時に、突起部をRIM成形型の上型および下型によって挟み込むことによって、芯材がキャビティー内において確実に固定されることになって、更に、液状樹脂の導入圧力による型隙間の発生を確実に防ぐことができ、突起部における先端側の表層部が形成されていない部位を削成することによって、やはり、美観性に富んだ樹脂成形品を提供することができる。
また、本発明に係る樹脂成形品のRIM成形方法は、芯材の外周部に突出形成したダム部をRIM成形型のゲート部が対向するゲート対向部位に置していることから、表層部のRIM成形時に、ゲート部から導入された液状樹脂の導入圧力がダム部に及ぼされて、芯材をキャビティー壁面に密着させるように働くことになって、従来のような型隙間jが形成されることがなくなり、この結果として、芯材の裏面まで表層部が形成されることがなくなり、また、ダム部にも表層部が形成されることになるが、成形後に削成すれば、美観性に富んだ樹脂成形品を提供することができる。
上記のように構成する本発明によれば、芯材の外周部におけるRIM成形型のゲート部に対向するゲート対向部位にダム部を突出形成したために、表層部のRIM成形時に、ゲート部から導入された液状樹脂の導入圧力がダム部に及ぼされて、芯材をキャビティー壁面に密着させるように働くことになって、従来のような型隙間jが形成されることがなくなり、この結果として、芯材の裏面まで表層部が形成されることがなくなり、また、ダム部にも表層部が形成されることになるが、成形後に削成すれば、美観性に富んだ樹脂成形品を提供することができる。
以下、図を用いて、本発明を実施するための実施の形態について説明する。
図1は本発明に係る一の実施の形態を採用したエアバッグカバーの斜視図、図2はRIM成形型より離型したままの状態におけるエアバッグカバーの斜視図、図3は図2に示すエアバッグカバーにおける成形時に形成されたゲート部相当部位及びダム部をカットして図1に示す完成品のエアバッグカバーにするための説明図、図4−1は図2に示す図2に示すエアバッグカバーを成形するためのRIM成形型における図2のA−A線に沿う断面図、図4−2は同じく液状樹脂をゲート部まで導入した状態を描画要部断面図、図4−3は同じく液状樹脂がゲート部を通過し表皮層成形キャビティー内に導入された状態を描画した断面図である。
先ず、図1を用いて、本発明に係る一の実施の形態により成形完成した樹脂成形品であるエアバッグカバーについて説明する。
エアバッグカバー1は、不図示のステアリングホイールに装着されてエアバッグ装置をカバーするものであり、TPO、TPU或いはTPS等のある程度剛性を有する樹脂を用いて射出成形等により成形された芯材2と、芯材2における乗員側に面する表面を積層被覆したフィルム状の表皮層3とを有して構成している。
表皮層3は、後述するRIM成形により芯材2に積層することにより形成されるもので、ポリウレタン等ウレタン系樹脂より構成されており、場合によっては、接着剤を介して芯材に積層される場合もある。即ち、芯材2が、TPO或いはTPS等の場合には、接着剤を介在させるが、TPU等の場合には、接着剤無しで、芯材2に積層されている。そして、芯材2は、下面側が開口するボックス状のエアバッグ収容部2aと、エアバッグ収容部2aの上面側に一体に形成された上部壁部2bとを有して構成している。上部壁部2bの乗員側に面する表面に、表皮層3が積層され、表皮層3は上部壁部2bの端面まで被覆するように延在している。
又、エアバッグカバー1は、例えば、上方より平面視すると略台形状を呈しており、その長辺側の上底辺1aを上側に、短辺側の下底辺1bを下側になるようにして、ステアリングホイールに装着されるのであるが、下底辺1bの略中央部における芯材2の端面および表皮層3の端面には、それぞれ斜線で示すように、切断面2c、3cが形成されている。
切断面2cは、後述の芯材2に予め形成したダム部を切断した面であり、切断面3cは、このダム部によって表層部3の積層時に形成された後述の端末延在部を切断した面である。
次に、図2を用いて、図1に示す切断面2c、3cを形成する前すなわち芯材2に表皮層3を積層した状態である後述のRIM成形型から離型したままのエアバッグカバー1について説明する。
即ち、エアバッグカバー1は、芯材2の上部壁部2bの表面部には、表皮層3が積層されているのであるが、芯材2における下底辺1bの略中央外周部には、外側に突出するようにダム部4が形成されている。ダム部4は、例えば射出成形等により予め芯材2を成形する際に、同時に芯材2と共に一体に形成されている。
ダム部4の上面側には、後述の表皮層3のRIM成形時に、表皮層3の端末延在部3aが積層されており、端末延在部3aの外端側には、後述のRIM成形型のゲート部によって形成された突起部5が連接されている。
したがって、芯材2側のダム部4及び端末延在部3aは、図3に示すように、RIM成形後にゲート部形成部10bと共に切断されて、図1に示すエアバッグカバー1を完成するのであるが、この時、ダム部4及び端末延在部3aの切断によって、前述した切断面2c及び3cが形成されることになる。
次に、図4−1乃至図4−3に示すRIM成形型を用いて、図2に示す完成前のエアバッグカバー1を成形する場合について説明する。
即ち、RIM成形型6は、上型7および下型8を有して構成され、上型7及び下型8によって、キャビティー9が形成される。
キャビティー9は、予め射出成形等により成形された芯材2を上型7側に寄せた状態でインサートすることにより、芯材2と下型8のキャビティー形成面8−1との間に、空間部となった表皮層成形用キャビティー部9aが形成されている。
この際、上型7および下型8に形成されたゲート部10の一端側に存する薄肉ゲート部10aに対向するゲート対向部位に、芯材2に形成したダム部4が配置されている。又、ゲート部10の他端側は、ミキシングヘッド14から導出された液状樹脂11をゲート部10に導入するランナー12に連結されている。
このように構成するRIM成形型6を用いて、芯材2に表皮層3をRIM成形により積層するには、先ず、図4−1に示すように、上型7および下型8によって形成されたキャビティー9内に、予め成形しておいた芯材2をセットする。これにより、芯材2は、上型7のキャビティー成形面7−1側に寄せた状態でセットされることになり、これにより、キャビティー9内において下型8のキャビティー形成面8−1と芯材2とによって表層部成形用キャビティー9aが形成されることになる。
そして、この状態において、芯材2のダム部4は、やはりゲート部10の上型7側に寄せられ対向配設されており、ゲート部10の一端側に薄肉ゲート部10aが形成されることになる。
次に、図4−2に示すように、ミキシングヘッド14においてイソシアネート成分とポリオール成分とを混合することによって組成された液状樹脂11は、所定の導入圧力を付与した状態で、ランナー12を介して、ゲート部10に導入される。
そして、液状樹脂11が薄肉ゲート部10aに到達した時点以降、液状樹脂11の導入圧力によって、ダム部4の下型8側に対向するダム面4aは、上型7のキャビティー形成面7−1側に押圧されることになって、芯材2を上型7のキャビティー形成面7−1に密着させることになる。
この状態より、更に、液状樹脂11をゲート部10から表皮層成形用キャビティー部9a内に導入することによって、表皮層成形用キャビティー部9a内には、液状樹脂11が充満し(図4−3に示す状態)、芯材2の下底辺1bの表面に表皮層3が積層形成される。
形成された表皮層3が固化した状態、RIM成形型6より離型すれば、図2に示す完成前のエアバッグカバー1が成形されることになる。
かかる構成において、芯材2の略中央外周部におけるRIM成形型6のゲート部10に対向するゲート対向部位に、ダム部4を突出形成したために、表層部3のRIM成形時に、ゲート部10から導入された液状樹脂11の導入圧力が、ダム部4に及ぼされ、芯材2を上型7のキャビティー形成面7−1側に押し付けられて密着させるように働くことになって、従来のような型隙間jが形成されることがなくなり、この結果として、芯材2の裏面側まで表層部3が形成されることがなくなり、また、ダム部4にも表層部3の端末延在部3aが形成されることになるが、端末延在部3aはゲート部10によって形成された突起部5と共に成形後に削成すれば、美観性に富んだ図1に示すようなエアバッグカバー1を提供することができることになる。
図5は、本発明に係るRIM成形型6の第2実施の形態を示すもので、上記実施の形態に対して、ゲート部10の断面形状の変形例を示している。
即ち、図5に示すRIM成形型6は、ゲート部10における上型7側に円弧状の凸部7aを形成することによって、下型8側に凸湾曲部が形成され、液状樹脂11がダム部4の下型8側に向かって一旦下向きに方向転換した後、次に、上向き方向に曲折され、ダム部4における下型8に面した側を上型7側に突き上げ、押し上げるように作用する。
かかる構成により、芯材2に表層部3を積層する過程において、ランナー12より導入された液状樹脂11は、ゲート部10内において導入方向を曲折されながら、表皮層成形用キャビティー部側へ導出されることになり、前記曲折によって、ダム部4を上型7側により強く押し上げて、芯材2を上型7のキャビティー形成面7−1側に密着させることになって、液状樹脂11の芯材2の裏面側への回り込み防止の完全化を図っている。
また、図6は、本発明に係るRIM成形型の第3の実施の形態を示している。
図6に示すRIM成形型6によれば、エアバッグカバー1の上底辺4a側において、表皮層3の端末部3aが、芯材2の端部を巻込むように形成されるように、表皮層成形用キャビティー部9aが、芯材2の端部側から裏側の一部まで連続するように形成したものである。
かかる構成により、液状樹脂11は、結局芯材2の裏側に回りこむことになるが、エアバッグカバー1の上底辺4a側に至った場合、ゲート部10より相当遠ざかった位置にあることから、導入圧力より大きく減圧された状態となっており、芯材2と上型7のキャビティー形成面7−1との間に型隙間を生ずるようには働き得なくなっており、従来のような問題は起こらない。
更にまた、図7は、第4の実施の形態におけるRIM成形型より離型したままの状態のエアバッグカバーの斜視図である。
図7によれば、芯材2の上部壁部2bの外周部において、上記実施の形態におけるエアバッグカバー1の下底辺1bに設けたダム部4に連続する形で、両側辺部1c側に延在する突起部13を形成した点異なっている。
本実施の形態では、突起部13は、エアバッグカバー1の上底辺1a側に行くに従って、幅狭に形成されており、両側辺部1c全体に延在しているが、上底辺1aに到達する前に終端してもよい。
かかる構成による芯材11を用いて、表層部3を形成する場合、図8に示すようなRIM成形型6を使用することになる。
即ち、RIM成形型6は、表皮層成形用キャビティー部9aの外周部における上型7および下型8によって、突起部13を挟着した状態で、表皮層成形用キャビティー部9aに液状樹脂11を流し込んでいくので、芯材2はキャビティー9内において堅固にセットされていることになり、ダム部4の作用を助長することになる。
そして、突起部13について、エアバッグカバー1の上底辺1a側に行くに従って、幅狭に形成したのは、やはり、液状樹脂11がエアバッグカバー1の上底辺4a側に至った場合、ゲート部10より相当遠ざかった位置にあることから、導入圧力より大きく減圧された状態となっており、芯材2と上型7のキャビティー形成面7−1との間に型隙間を生ずるようには働き得なくなると共に、芯材2に表層部3を積層した後は、両者の端面が面一になるように、突起部13は切断されてしまうので、材料の減量化を図ったものである。
なお、上記実施の形態においては、樹脂成形品として、エアバッグカバー1について適用して場合を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、自動車の内装部品であるホーンパッド、ヘッドレスト、アームレスト、ステアリングホイール等の樹脂成形品にも本発明は適用できるものである。
以上説明したように、本発明は、芯材の外周部におけるRIM成形型のゲート部に対向するゲート対向部位にダム部を突出形成したために、表層部のRIM成形時に、ゲート部から導入された液状樹脂の導入圧力がダム部に及ぼされて、芯材をキャビティー壁面に密着させるように働くことになって、従来のような型隙間jが形成されることがなくなり、この結果として、芯材の裏面まで表層部が形成されることがなくなり、また、ダム部にも表層部が形成されることになるが、成形後に削成すれば、美観性に富んだ樹脂成形品を提供することができるために、自動車等のステアリングホイールに装着されてエアバッグ装置をカバーするエアバッグカバー等の樹脂成形品、特に芯材の表面に表皮層を積層形成するための樹脂成形品のRIM成形用成形型ならびにRIM成形方法等に好適である。
本発明に係る一の実施の形態を採用したエアバッグカバーの斜視図である。 RIM成形型より離型したままの状態におけるエアバッグカバーの斜視図である。 図2に示すエアバッグカバーにおける成形時に形成されたゲート部相当部位及びダム部をカットして図1に示す完成品のエアバッグカバーにするための説明図である。 図2に示す図2に示すエアバッグカバーを成形するためのRIM成形型における図2のA−A線に沿う断面図である。 同じく液状樹脂をゲート部まで導入した状態を描画した断面図である。 同じく、液状樹脂がゲート部を通過し表皮層成形キャビティー内に導入された状態を描画した断面図である。 本発明に係るRIM成形型の第2の実施の形態を示すもので、図4−3に相当する断面図である。 本発明に係るRIM成形型の第3の他の実施の形態を示すもので、図2のA−A線に沿う断面図である。 本発明に係る第4の実施の形態によるRIM成形型から離型したままの状態を描画したエアバッグカバーの斜視図である。 本発明に係る第4の実施の形態によるRIM成形型を示すもので、図7のB−B線に沿う断面図である。 従来のRIM成形型を描画した断面図であり、芯材をインサートして表皮層成形キャビティーを形成した状態を示している。 同じく、液状樹脂をゲート部まで導入した状態を示している。 同じく、液状樹脂がゲート部を通過し表皮層成形キャビティー内に導入された状態を示している。
符号の説明
1 エアバッグカバー(樹脂成形品)
2 芯材
3 表皮層
3a 端末延在部
4 ダム部
6 RIM成形型
7 上型
7−1 キャビティー形成面
8 下型
8−1 キャビティー形成面
9 キャビティー
9a 表皮層成形用キャビティー部
10 ゲート部
11 液状樹脂
13 突起部


Claims (3)

  1. 予め成形した芯材を上型および下型により形成したキャビティーにインサートする際に、該キャビティー内に前記芯材の表面に表皮層を積層するための表皮層成形用キャビティー部を形成して、該表皮層成形用キャビティー部にゲート部より液状樹脂を導入して前記芯材の表面に前記表皮層を積層するようになした樹脂成形品のRIM成形用成形型であって、
    前記芯材における前記ゲート部に対向する箇所にダム部を突出形成し、該ダム部が前記ゲート部より導入された前記液状樹脂の導入圧力を受けることによって、前記芯材を前記キャビティー壁面に押し付けた状態で前記液状樹脂を前記表皮層成形用キャビティー部に導入して前記芯材の表面に表皮層を形成するように構成したことを特徴とするRIM成形用成形型。
  2. 前記芯材における前記ダム部以外の部位における外周部に突起部を突出形成し、該突起部を、前記上型および下型により挟み込んだ状態で前記液状樹脂を前記表皮層成形用キャビティー部に導入して前記芯材の表面に表皮層を形成するように構成したことを特徴とする請求項1記載の樹脂成形品のRIM成形用成形型。
  3. 予め成形した芯材をRIM成形型のキャビティーにインサートすることによって、該キャビティー内に前記芯材の表面に積層する表皮層成形用キャビティー部を形成して、該表皮層成形用キャビティー部にゲート部より液状樹脂を導入して前記芯材の表面に表皮層を積層するようになしたRIM成形方法であって、
    前記芯材に突出形成したダム部を前記RIM成形型のゲート部に配置した後、前記ゲート部より前記表皮層成形用キャビティー部に前記液状樹脂を導入した際に、当該液状樹脂の導入圧力を前記ダム部が受圧することによって、前記芯材を前記キャビティーの壁面側に押し付けた状態で前記液状樹脂により前記芯材の表面に表皮層を形成するようになしたことを特徴とする樹脂成形品のRIM成形方法。

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