JPH0657410B2 - ウレタンシ−トパツドの成形方法 - Google Patents

ウレタンシ−トパツドの成形方法

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JPH0657410B2
JPH0657410B2 JP61149983A JP14998386A JPH0657410B2 JP H0657410 B2 JPH0657410 B2 JP H0657410B2 JP 61149983 A JP61149983 A JP 61149983A JP 14998386 A JP14998386 A JP 14998386A JP H0657410 B2 JPH0657410 B2 JP H0657410B2
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JP
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pad member
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urethane
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和彦 石黒
鎭夫 萩野
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Aisin Takaoka Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Aisin Takaoka Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、車両用シートなどに用いられるシートパッ
ドであって、コーナリング時における人体の保持性など
を向上させるために異硬度部分などが設けられたウレタ
ンシートパッドの成形方法に関するものである。
従来の技術 周知のように車両用シートとして、軟質のウレタンフォ
ームにより形成されたクッションパッドが多く用いられ
ている。
ところで近年、この車両用シートの高級化志向が強まっ
ており、例えばコーナリング時のホールド性の向上や、
室内の高品質、高意匠化や立体感の向上への寄与、さら
には多機能化が要望されている。これらの要望に対応す
るシート構造や高品質を確保するためには、ウレタンシ
ートパッドの所望部分を異硬度とした異硬度シートパッ
ドを採用することが有利とされており、この異硬度シー
トパッドを成形するために種々の方法が開発されかつ導
入されている。
例えば、異硬度シートパッドを成形する従来の方法とし
て、第1には硬度の異なる材料を1つの金型に区画して
注入することにより一体成形する方法が知られており、
また第2には予め成形して置いたウレタンパッド部材を
金型を一部に配置し、この金型にパッド材料を注入し、
発泡、硬化させてウレタンパッド部材と、金型で硬化さ
せたパッド材とで硬度を異ならしめる成形方法が知られ
ている。
この第2の方法を第6図〜第9図に基づいて説明する。
別の金型で予め高硬度のパッド部材5を形成しておき、
パッド部材5を下金型6に装入、配置し、次いで上金型
7を設置する。この際にパッド部材5はパッド材との接
触面8を残して、下金型6および上金型7の内面に密接
させている。さらに金型の空隙にパッド材を注入して発
泡、硬化させる。前記したパッド部材により高硬度部分
を構成し、パッド材が硬化した部分により硬度の低い部
分を構成することにより異硬度部を有するシートパッド
の製造を行なっている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来方法では、それぞれに有利な
点、不利な点があり、第2の方法では予め成形したパッ
ド部材を金型の内面に密接させてはいるものの完全な密
接状態を得ることは困難であり、パッド部材とパッド材
料との境界面のみならず、パッド部材の側面にまでパッ
ド部材が回り込み、パッド部材の表面から内部に含浸さ
れてしまう。パッド材料の硬化後に、含浸部分ではパッ
ド部材本来の硬度ではなく、異常な硬度になりやすく、
品質の劣化を招き、またパッド材料の回り込み具合に左
右されて品質の安定性にも欠けるという問題点がある。
また、パッド部材の側面に回り込んだパッド材は硬化後
にバリとして残る場合があり、このバリは硬度の高いパ
ッド部材に一部が含浸されたものであり、比較的硬度が
高く、バリが生じたシートパッドを車両用シートとして
用いるとバリが凸状のハイライト線となり、前記異常硬
度の発生に加え、さらに製品品質の低下を招くという問
題点もある。
この発明は上記問題点を解決することを基本的な目的と
し、パッド材の発泡、硬化の際に、このパッド材が予め
成形したパッド部材の側面に回り込むことを防止して、
品質に優れ、しかもその品質が安定しているウレタンシ
ートパッドの成形方法を提供するものである。
問題点を解決するための手段 すなわちこの発明のウレタンシートパッドの成形方法
は、予め形成されたパッド部材を型の一部に装入、配置
し、この型に注入されたパッド材を発泡、硬化させて一
部に異質部を設けるウレタンシートパッドの成形方法に
おいて、前記型へのパッド部材の配置の際に、パッド部
材とパッド材との接触面に対するパッド部材の側面を全
周に渡り型の内面により圧縮状態で保持することを特徴
とするものである。
作 用 この発明によれば、予め形成したパッド部材は、側面が
全周に渡り型の内面により圧縮状態に保持される。パッ
ド部材は弾性力によりこの圧縮力に抗して膨張力を生じ
パッド部材の側面が全周に渡り型の内面に直接もしくは
間接的に圧接する。これによりパッド材がパッド部材と
の接触面の外周側からパッド部材の側面に回り込むこと
が防止され、硬度の安定性が得られるとともにバリの発
生も防止される。
実施例 次にこの発明の一実施例を第1図〜第5図に基づいて説
明する。
なお、この実施例で従来例と同様の構造については同一
の符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
予め別金型で形成した高硬度のパッド部材5には粗毛フ
ェルト1が組み込まれており、さらにパッド部材5の上
面には中間部材としてスラブウレタン2が取り付けられ
ている。また、パッド部材5における後述するパッド材
との境界面8はパッド材との接触面積を増大させるよう
に接触方向に対し斜行されている。前述した粗毛フェル
ト1およびスラブウレタン2はこの境界面8から突出す
るよう設けられている。
このパッド部材5を下金型6に装入、配置する。なお、
上金型3の上方部内面であって、下金型6に配置された
パッド部材5との当接面にはパッド部材5に圧接するよ
うに干渉代3a,3bが設けられている。
すなわち、パッド部材5の形状に適合するように設計さ
れた従来の上金型7の内面に対して型のキャビティーの
容積を減少させる方向に上金型3の内面が突出してい
る。
この上金型3をパッド部材5が装入された下型6に組み
付ける。パッド部材5はスラブウレタン2により厚みが
増大しているため、上金型3の内面がパッド部材5の上
面に圧接し、さらに上金型3の内面に設けられた干渉代
3a,3bがパッド部材5に圧接するのでパッド部材5
は側面の全周に渡り確実に圧縮状態に保持される。パッ
ド部材5は弾性力を有しており、圧縮力に抗する弾性力
によりパッド部材の側面全周が直接もしくはスラブウレ
タン2を介して金型の内面に圧接する。
このようにして型組みされた金型のキャビティーにパッ
ド材を注入し、発泡硬化させる。
パッド材の注入、硬化に至るまでパッド部材5の側面に
は全周に渡り金型の内面が圧接しており、パッド材はパ
ッド部材5の接触面8に接触するのみであり、パッド材
がパッド部材5の側面へ回り込むことは確実に防止さ
れ、したがって、パッド部材5の側面でのバリの発生も
生じない。接触面8ではパッド材が含浸されてパッド材
の硬化によりパッド部材5とパッド材とが接着される。
また、パッド部材5の上面に設けられた粗毛フェルト1
は、その一部がパッド材に内包され、そのままの状態で
パッド材が硬化するので、粗毛フェルト1の端部がそれ
ぞれパッド部材5と硬化したパッド材に固定された状態
となり、パッド部材5とパッド材との接着がより強固な
ものとなる。
なお、スラブウレタン2においても同様に接着性を向上
させる効果が得られる。
この接着性の向上により従来、脱型の際に問題となって
いた境界部分での異硬度部のはがれや破れなどの問題が
解消され、歩留りが向上するとともに補修などに要した
作業を省略でき作業効率も向上する。
なお、この実施例では、型の内面とパッド部材との間に
スラブウレタンを中間部材として配置したが、中間部材
の配置場所が前記実施例の位置に限定されるものではな
く、また中間部材を介することなく直接、型の内面によ
りパッド部材を圧縮状態に保持するものであってもよ
い。要は型の内面により、パッド部材の側面を全周に渡
り確実に圧縮状態に保持できるものであればよい。
またこの実施例では一部に異質部を設けるために高硬度
のパッド部材を用いたが、所望の特性を得るために適当
な材質を有するパッド部材を用いるものにも応用可能で
ある。
発明の効果 以上説明したようにこの発明によれば、型へのパッド部
材の配置の際に、パッド部材とパッド材との接触面に対
するパッド部材の側面全周を型の内面により圧縮状態で
保持するものとしたので、パッド材を発泡、硬化させる
際に、パッド部材の側面にパッド材が回り込むことはな
く、境界により完全に遮断されるので硬度のバラツキや
バリの発生を防止でき、高品質でしかも品質の安定性を
有するシートパッドを効率よく製造することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す概略図、第2図は粗
毛フェルトを組み込んだパッド部材の斜視図、第3図は
第1図のIII−III線切断図、第4図は第1図のIV−IV線
断面図、第5図は第3図における型を省略した概略図、
第6図は従来例を示す概略図、第7図は従来例における
パッド部材の斜視図、第8図は第6図のVIII−VIII線切
断において型を省略した断面図、第9図は第6図のIX−
IX線切断図である。 1……粗毛フェルト、2……スラブウレタン、3……上
金型、5……パッド部材、6……下金型、7……上金
型、8……接触面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め形成されたパッド部材を型の一部に装
    入、配置し、この型に注入されたパッド材を発泡、硬化
    させて一部に異質物を設けるウレタンシートパッドの成
    形方法において、 前記型へのパッド部材の配置の際に、パッド部材とパッ
    ド材との接触面に対するパッド部材の側面を全周に渡り
    型の内面により圧縮状態で保持することを特徴とするウ
    レタンシートパッドの成形方法。
JP61149983A 1986-06-26 1986-06-26 ウレタンシ−トパツドの成形方法 Expired - Fee Related JPH0657410B2 (ja)

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JP5889112B2 (ja) * 2012-06-01 2016-03-22 株式会社イノアックコーポレーション 車両用シートパッドの製造方法

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