JP6701493B2 - 容器本体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板収納容器用の容器本体の製造方法に関する。
基板収納容器用の容器本体をインジェクション成形で一体成形する場合、容器本体内部に形成される基板の支持体などによって、金型の離型方向に対してアンダーカットが生じることがある。アンダーカットが生じると、スライドコア、傾斜コアなどの機構が必要となり、金型が大型化、複雑化し、基板の大型化にともなう基板収納容器の大型化も相まって、既存のインジェクション成形設備では対応できないことがある。
一方、製造すべき樹脂製品を複数の部品に分けて、各部品の溶着面を、ヒータを用いて加熱し軟化させ、各部品を押付け、溶着して樹脂製品の完成体を製造する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。このとき、各樹脂部品は、ヒータ加熱の繰り返しにより、内部応力が発生するため、内部応力を除去する工程も必要であった。
特許第3909136号公報
しかしながら、特許文献1に記載の製造方法では、溶着工程を繰り返すため、生産性がよくなかった。
そこで、本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであり、生産性に優れた容器本体の製造方法を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る一つの態様は、蓋体により箱状体の一面に形成された開口が覆われる基板収納容器用の容器本体の製造方法であって、前記容器本体は、前記開口を有する前枠板、左側板、右側板、天板、地板及び後板の6面で構成され、内部に基板を支持する支持体を備えるものであり、前記容器本体の6面を構成する各前記板は、それぞれ板状に成形された樹脂製の成形部材であり、前記成形部材の端部同士を、それぞれインジェクション成形により樹脂で接合することで、箱状体とすることを特徴とするものである。
(2)本発明に係る別の一つの態様は、蓋体により箱状体の一面に形成された開口が覆われる基板収納容器用の容器本体の製造方法であって、前記容器本体は、前記開口を有する前枠板、左側板、右側板、天板、地板及び後板の6面で構成され、内部に基板を支持する支持体を備えるものであり、少なくとも前記前枠板を除いた隣接する2面又は3面を構成する各前記板は、一体成形された樹脂製の成形部材であり、残りの面を構成する各前記板は、それぞれ板状に成形された樹脂製の成形部材であり、前記成形部材の端部同士を、それぞれインジェクション成形により樹脂で接合することで、箱状体とすることを特徴とするものである。
(3)上記(1)又は(2)の態様において、前記支持体は、前記基板を載置及び前後位置決めする機能を有し、単一成形部材又は分割成形部材の構造であり、前記支持体を、前記左側板、前記右側板及び前記後板に係止し固定してもよい。
(4)上記(1)又は(2)の態様において、前記支持体は、前記基板を載置及び前後位置決めする機能を有するものであり、前記支持体を、前記左側板、前記右側板及び前記後板の成形時に一体成形してもよい。
本発明によれば、生産性に優れた容器本体の製造方法を提供することができる。
基板収納容器を示す分解斜視図である。 支持体を係止する前の容器本体の右半分を前枠板側から見た斜視図である。 容器本体の右半分を後板側から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る容器本体の製造方法を示すフローチャートである。 (a)は金型に板をセットした状態の正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。 (a)は図5(a)におけるA−A断面図、(b)は図5(b)におけるB−B断面図である。 (a)は送通樹脂の概略斜視図、(b)は概略正面図である。 送通樹脂の断面形状を示す斜視図である。 送通樹脂の断面形状の変形例を示す斜視図である。 型開き時の分解正面図である。 本発明の第2実施形態に係る容器本体の製造方法に用いる成形部材を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本明細書の実施形態においては、全体を通じて、同一の部材には同一の符号を付している。
まず、基板収納容器100について説明する。図1は、基板収納容器を示す分解斜視図である。
図1に示される基板収納容器100は、基板Wを収納するもので、容器本体1と蓋体2とパッキン3とを備えている。容器本体1は、箱状体で、その6面は、板状の前枠板10、左側板20、右側板30、天板40、地板50及び後板60で構成されている。
6面のうち前枠板10には、開口11が形成されている。さらに、開口11の周りの前枠板10には、パッキン3の接触面12が形成されている。
このように基板収納容器100は、前枠板10に開口11が形成され、前枠板10に蓋体2を取付けるフロントオープン型のものであるが、天板40に開口が形成され、蓋体2を取付けるトップオープン型などであってもよい。ただし、300mm径や450mm径の基板Wは、容器本体1への挿入操作の行い易さから、フロントオープン型が好ましい。
蓋体2は、容器本体1の開口11を覆うように装着される。パッキン3は、矩形枠状のもので、容器本体1の前枠板10と蓋体2との間に配置され、蓋体2を容器本体1に装着した際に、前枠板10の接触面12と蓋体2とに密着して基板収納容器100の気密性を確保し、基板収納容器100への外部からの埃、湿気などの侵入を低減させる。
容器本体1及び蓋体2の材質としては、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリブチレンテレフタレート、液晶ポリマー、ポリカーボネートとポリブチレンテレフタレートとのアロイ樹脂などを用いることができる。また、パッキン3の材質としては、シリコーンゴム、ニトリルゴム、フッ素ゴム、熱可塑性エラストマーなどの弾性体を用いることができる。
容器本体1の内部には、支持体71,72が配置されている。支持体71,72は、基板Wの載置及び前後位置決めする機能を有している。支持体71は、左側板20、右側板30にそれぞれ2か所、支持体72は、後板60に2か所配置されている。なお、図1には、後板60に配置された1か所の支持体72及び左側板20に配置された支持体71は、図示されていない。
支持体71,72には、複数の溝が高さ方向に形成され、いわゆる溝ティースを構成している。基板Wは、同じ高さの右側板30側の2か所の溝、後板60側の2か所の溝、左側板20側の2か所の溝にわたって載置されている。例えば、300mm径の基板Wの場合、10mmの溝間隔で25枚、450mm径の基板Wの場合、12mmの溝間隔で25枚が載置可能なように、支持体71,72には複数の溝が形成される。
支持体71,72の材料は、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリブチレンテレフタレート、液晶ポリマー、ポリカーボネートとポリブチレンテレフタレートとのアロイ樹脂、これらにシリコン粒子などの摺動材が添加されたものなどを用いることができる。これらは、インジェクション成形などによって形成できる。
そして、基板Wは、この支持体71,72に支持されて容器本体1に収納される。なお、基板Wの一例としては、シリコンウェーハが挙げられるが特に限定されず、例えば、石英ウェーハ、ガリウムヒ素ウェーハなどであってもよい。
(第1実施形態)
つぎに、第1実施形態の容器本体1の製造方法を、添付図面を参照して詳細に説明する。図2は、支持体を係止する前の容器本体の右半分を前枠板側から見た斜視図であり、図3は、容器本体の右半分を後板側から見た斜視図である。
本実施形態では、図1に示される容器本体1の6面を構成する前枠板10、右側板30、天板40、地板50及び後板60のすべてが、板状に成形された樹脂製の成形部材であり、これらの成形部材の端部13,23,33,43,53,63同士を接合して、容器本体1を製造する(図2及び3参照)。
一方、支持体71,72は、分割して成形された分割成形部材である。そのため、図2に示されるように、右側板30の内側には、支持体71を係止するための係止手段が少なくとも2か所に形成されている。本実施形態では、この支持体71を係止する係止手段は、係止壁31であり、対で2か所に形成された係止壁31で、1つの支持体71を挟み込むことで、支持体71を係止する。そのため、係止壁31は、右側板30に対で2か所、合計4か所に形成されている。また、左側板20の内側にも、支持体71を係止するための図示しない係止壁31が形成されている。
他方、後板60の内側には、支持体72を係止するための係止手段が少なくとも2か所に形成されている。本実施形態では、この支持体72を係止する係止手段は、突起61であり、突起61に支持体72を嵌め込むことで、支持体72を係止する。
ただし、2つの支持体71が、単一の成形部材であっても、2つの支持体71及び支持体72が、単一の成形部材であってもよい。この場合、左側板20、右側板30及び後板60に形成される係止手段の数量は、適宜増加又減少してよい。また、支持体71,72を係止する係止手段は、係止壁31や突起61に限られず、支持体71,72を係止固定できる他の係止構造であってもよい。
図4は、容器本体の製造方法を示すフローチャートである。図5は、(a)は金型に板をセットした状態の正面図、(b)は側面図、(c)は下面図であり、図6は、(a)は図5(a)におけるA−A断面図、(b)は図5(b)におけるB−B断面図である。図7は、(a)は送通樹脂の概略斜視図、(b)は概略正面図である。図8は、送通樹脂の断面形状を示す斜視図であり、図9は、送通樹脂の断面形状の変形例を示す斜視図である。図10は、型開き時の分解正面図である。
この容器本体1の製造方法は、図4に示されるように、各板の成形ステップS1、型をインジェクション成形機にセットするステップS2、各板を型にセットするステップS3、型締めステップS4、ゲートより樹脂を送通するステップS5、型開きステップS6、成形品の突出しステップS7、支持体の設置ステップS8を含む。ここで、必要に応じて他のステップを加えてもよい。例えば、バリなどを取り除く整形ステップをステップS7又はステップS8の後に行ってもよい。
ステップS1では、前枠板10、左側板20、右側板30、天板40、地板50及び後板60の各板をインジェクション成形によって形成し、樹脂製の成形部材とする。これらの成形部材は略板状であるので、簡易な型を用いて容易に成形できる。なお、これらの成形部材の成形は、インジェクション成形に限らず、圧縮成形などであってもよい。
ステップS2では、前枠板10、左側板20、右側板30、天板40、地板50及び後板60がセットする型200を、図示されないインジェクション成形機にセットする。インジェクション成形機としては、一般的なものを用いることができる。
ステップS3では、前枠板10、左側板20、右側板30、天板40、地板50及び後板60を型200にセットする(図5及び図6参照)。型200は、上型210と下型220と少なくとも1か所のゲート230を含んでおり、前枠板10、左側板20、右側板30、天板40、地板50及び後板60は、下型220の表面にセットされる。
ステップS4では、上型210と下型220とを型締めし、上型210と下型220とで前枠板10、左側板20、右側板30、天板40、地板50及び後板60を挟み込む。上型210と下型220との間や、前枠板10、左側板20、右側板30、天板40、地板50及び後板60の端部13,23,33,43,53,63同士の間には、ゲート230から溶融した送通樹脂80が送通される送通路(図示なし)が形成されている。
ステップS5では、溶融した送通樹脂80を、ゲート230から圧力を加えて送通路に送通してインジェクション成形を行う。送通樹脂80の材質としては、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリブチレンテレフタレート、液晶ポリマー、ポリカーボネートとポリブチレンテレフタレートとのアロイ樹脂などを用いることができるが、容器本体1の材質と同じものが好ましい。
ゲート230は、ピンゲートで上型210の1か所から送通路に向かって4か所に分かれて形成されている。送通樹脂80は、ゲート230から送通路を進み、図7に示される形状になる。
送通樹脂80の形状は、送通路の形状でもある。例えば、前枠板10及び天板40の端部13及び43の形状と、前枠板10と天板40との間の送通樹脂80の形状を断面図で示すと、図8に示されるように、前枠板10及び天板40の端部13,43は、先端の厚さ方向の中央から端に向かって先端が広がる凸形状を有し、送通樹脂80は、その端部13,43を包むように略H字形状に形成されている。その他の端部23,33,53,63も、同様の形状を有している。
ただし、送通樹脂80の形状及び各板の端部13,23,33,43,53,63の形状は、図9に示されるように、前枠板10及び天板40の端部13,43は、厚さ方向の内部側又は外部側の端から先端が広がる凸形状を有し、送通樹脂80は、その端部13,43を包むように逆凸形状に形成されてもよい。あるいは、所定の接合強度を有すれば、その他の形状としてもよい。
ステップS6では、上型210を下型220から型開き(離型)する(図10参照)。
ステップS7では、下型220から成形品90を突出す。
ステップS8では、支持体71,72を成形品90の所定の位置に設置して容器本体1とする。
このようにして、前枠板10、右側板30、天板40、地板50及び後板60の隣り合う端部13,23,33,43,53,63同士は、インジェクション成形により送通樹脂80で接合されて箱状体とされ、支持体71,72が設置されて、容器本体1が製造される。
以上のとおり、本発明の第1実施形態に係る容器本体1の製造方法は、蓋体2により箱状体の一面に形成された開口11が覆われる基板収納容器100用の容器本体1の製造方法であって、容器本体1は、開口11を有する前枠板10、左側板20、右側板30、天板40、地板50及び後板60の6面で構成され、内部に基板Wを支持する支持体71,72を備えるものであり、容器本体1の6面を構成する各板10,20,30,40,50,60は、それぞれ板状に成形された樹脂製の成形部材であり、成形部材の端部13,23,33,43,53,63同士を、それぞれインジェクション成形により送通樹脂80で接合することで、箱状体とするものである。
これにより、前枠板10、左側板20、右側板30、天板40、地板50、後板60をインジェクション成形で一体成形する場合と比較して、容器本体1を、前枠板10、左側板20、右側板30、天板40、地板50及び後板60で構成した後に、インジェクション成形によって、各板10,20,30,40,50,60を一括して接合するので、アンダーカット形状に対応したスライドコアやアンギュラピンを用いた機構が不要であり、金型の大きさを抑えることができる。すなわち、通常の成形方法では、アンダーカット形状を生じる複雑な構造であっても、成形することが可能になる。
また、前枠板10を一体成形しているので、前枠板10に継ぎ目が無く、パッキン3の当たる接触面12を滑らかに形成することができ、基板収納容器100の気密性を高めることができる。
さらに、前枠板10、左側板20、右側板30、天板40、地板50及び後板60を一体成形する場合と比較して、あらかじめ前枠板10、左側板20、右側板30、天板40、地板50及び後板60を形成して型200にセットして成形する場合、例えば、インジェクション成形機で使用する樹脂量は、送通路(送通樹脂80)のみであるから、5%程度に低減することができる。そのため、送通樹脂80の送通圧力を低減させることができ、必要な型締め力は、9%程度に低下させることができる。また、金型の寸法も60%から80%程度に小さくすることができる。
また、樹脂量、送通圧力、型締め力、金型の寸法を低減できるので、基板Wの大型化に際しても、既存の成形設備であるインジェクション成形機を利用できる容器本体1の製造方法を提供することができる。例えば、300mm径の基板Wを収納する容器本体1の製造で用いるインジェクション成形機を、450mm径の基板Wを収納する容器本体1の製造に用いることができる。
くわえて、端部13,23,33,43,53,63は、厚さ方向の中央から端に向かって広がる凸形状を有し、送通樹脂80は、その端部を包むように形成されているので、接触面積が増え、前枠板10、左側板20、右側板30、天板40、地板50及び後板60を確実に接合することができる。
また、ゲート230がピンゲートであるので、容器本体1に生じたバリなどを取り除く後処理を容易にできる。あるいは、後処理が不要となる。
そして、容器本体1を、インジェクション成形によって一体成形する場合、型抜き勾配を大きくする必要があるが、本実施形態に係る容器本体1の製造方法によれば、型抜き勾配を小さくでき、基板Wの収納範囲を大きく取れる。したがって、設計自由度を高くすることができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態を説明するが、第1実施形態と同じ構成要素、部品には同じ符号を付して説明する。図11は、本発明の第2実施形態に係る容器本体の製造方法に用いる成形部材を示す概略図である。
第2実施形態は、第1実施形態とは、図4に示されるステップS1が基本的に異なる。
ステップS1では、各板10,20,30,40,50,60の成形が、前枠板10、左側板20及び右側板30は、それぞれ板状に成形され、天板40、地板50及び後板60は、あらかじめ半成形品300の成形部材として一体成形されている(図11参照)。
この場合、型に形成される送通樹脂80の送通路は、一体成形された半成形品300の端部303と、前枠板10、左側板20及び右側板30の端部13,23,33とが接合される位置に形成される。また、ゲート230の位置は、送通樹脂80の送通路に合わせて形成される。
以上のとおり、本発明の第2実施形態に係る容器本体1の製造方法は、蓋体2により箱状体の一面に形成された開口11が覆われる基板収納容器100用の容器本体1の製造方法であって、容器本体1は、開口11を有する前枠板10、左側板20、右側板30、天板40、地板50及び後板60の6面で構成され、内部に基板Wを支持する支持体71,72を備えるものであり、少なくとも前枠板10を除いた隣接する2面又は3面を構成する板20,30,40,50,60は、一体成形された樹脂製の成形部材であり、残りの面を構成する板20,30,40,50,60は、それぞれ板状に成形された樹脂製の成形部材であり、成形部材の端部同士を、それぞれインジェクション成形により送通樹脂80で接合することで、箱状体とする。
これにより、第1実施形態と同様の効果が得られる。さらに、天板40、地板50及び後板60を一体成形して半成形品300とするため、前枠板10、左側板20及び右側板30の端部13,23,33との接合領域を少なくすることができる。
(変形例)
第1及び2実施形態において、支持体71,72を、左側板20、右側板30又は後板60の成形時に一体成形してもよい。また、支持体71,72に使用する樹脂と、左側板20、右側板30及び後板60に使用する樹脂が接合可能であれば、支持体71,72に使用する樹脂と、左側板20、右側板30及び後板60に使用する樹脂とを異ならせ、二色成形であらかじめ形成しておくことも可能である。例えば、支持体71,72に使用する樹脂に、基板Wが滑り易い摺動性ポリカーボネートを選択することも可能である。
また、第1及び2実施形態において、ゲート230を、金型設計に応じてバルブゲート、サイドゲート、サブマリンゲートなどの他のゲート方式としてもよい。
また、第2実施形態において、半成形品300の一体成形は、天板40、地板50及び後板60のものに限らず、前枠板10を除いた隣接する2面又は3面の他の組み合わせであってもよい。例えば、地板50と後板60とを一体成形してもよいし、左側板20、右側板30及び地板50を一体成形してもよいし、左側板20と地板50とを一体成形してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 容器本体
2 蓋体
3 パッキン
10 前枠板、11 開口、12 接触面
13,23,33,43,53,63,303 端部
20 左側板
30 右側板、31 係止壁
40 天板
50 地板
60 後板、61 突起
71,72 支持体
80 送通樹脂(樹脂)
90 成形品
100 基板収納容器
200 型
210 上型
220 下型
300 半成形品
W 基板

Claims (4)

  1. 蓋体により箱状体の一面に形成された開口が覆われる基板収納容器用の容器本体の製造方法であって、
    前記容器本体は、前記開口を有する前枠板、左側板、右側板、天板、地板及び後板の6面で構成され、内部に基板を支持する支持体を備えるものであり、
    前記容器本体の6面を構成する各前記板は、それぞれ板状に成形された樹脂製の成形部材であり、
    前記成形部材の端部同士を、それぞれインジェクション成形により樹脂で接合することで、箱状体とするものであり、
    前記接合するための樹脂は、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリブチレンテレフタレート、液晶ポリマー、ポリカーボネートとポリブチレンテレフタレートとのアロイ樹脂のいずれか一つであり、
    前記成形部材の端部は、先端の厚さ方向の中央から端に向かって先端が広がる凸形状を有し、この端部を包むように、前記接合するための樹脂が略H字形状に形成される
    ことを特徴とする容器本体の製造方法。
  2. 蓋体により箱状体の一面に形成された開口が覆われる基板収納容器用の容器本体の製造方法であって、
    前記容器本体は、前記開口を有する前枠板、左側板、右側板、天板、地板及び後板の6面で構成され、内部に基板を支持する支持体を備えるものであり、
    少なくとも前記前枠板を除いた隣接する2面又は3面を構成する各前記板は、一体成形された樹脂製の成形部材であり、
    残りの面を構成する各前記板は、それぞれ板状に成形された樹脂製の成形部材であり、
    前記成形部材の端部同士を、それぞれインジェクション成形により樹脂で接合することで、箱状体とするものであり、
    前記接合するための樹脂は、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリブチレンテレフタレート、液晶ポリマー、ポリカーボネートとポリブチレンテレフタレートとのアロイ樹脂のいずれか一つであり、
    前記成形部材の端部は、先端の厚さ方向の中央から端に向かって先端が広がる凸形状を有し、この端部を包むように、前記接合するための樹脂が略H字形状に形成される
    ことを特徴とする容器本体の製造方法。
  3. 前記支持体は、前記基板を載置及び前後位置決めする機能を有し、単一成形部材又は分割成形部材の構造であり、
    前記支持体を、前記左側板、前記右側板及び前記後板に係止し固定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の容器本体の製造方法。
  4. 前記支持体は、前記基板を載置及び前後位置決めする機能を有するものであり、
    前記支持体を、前記左側板、前記右側板及び前記後板の成形時に一体成形する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の容器本体の製造方法。
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