JP6374126B2 - 樹脂製品 - Google Patents
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Description
このような便座の上側部品と下側部品等の樹脂部品同士の接合は、振動溶着(特許文献1)によって行われるか、もしくは、上側部品と下側部品との間の隙間(通路)に溶着用の樹脂を射出して固着する(特許文献2)ことによって行われていた。
(樹脂製品の構成)
図1(a)に示すように、本発明の樹脂製品の実施形態に係る便座1は、全体として平面視で半楕円形状を有し、その中央部に前後方向に長い略楕円形状の開口1aが形成されており、後側辺に設けたヒンジ部1bにより便器本体の上面に対して、回動自在に取り付けられている。
便座1は、図1(b)に示すように、例えばポリプロピレン等の樹脂からなる樹脂部品である上側部品11と下側部品12とを、その側端部に形成された接合部において上下方向に接合することにより形成されており、中空部14内にはヒータ1c等が配置されている。
なお、以下の説明において、便座1の開口1a側を「内周側」といい、反開口側を「外周側」という。
一方、下側部品12の外周側端部上面に形成された接合部Cは、図2(c)に示すように、略水平な接合面122aを有し、接合面122aの外周(他側)側に上方に開口する下溝部122bが形成され、下溝部122bを構成する外周側の外周壁122cの上面は接合面122aに比べて下方に位置している。接合面122aの内周(一側)側には下方に凹む嵌合段部122dが形成されており、嵌合段部122dのさらに内周(一側)側にはリブ状突部122eが全周に亘って形成されている。
なお、上側部品11の内壁部113の下端部分に形成された接合部B及び下側部品12の内周側端部上面に形成された接合部Dの構成は、接合部A及び接合部Cと略同様であるので、説明を省略する。
上側部品11と下側部品12とからなる便座1は、上側部品11と下側部品12とを上下方向に当接させた状態で型内に収容し、上側部品11と下側部品12の接合部の当接部分に形成される空洞部に対して接合用の樹脂を射出(注入)することにより形成される。
以下、便座1の形成方法について、接合部Aと接合部Cとの接合部分を用いて、詳細に説明する。
そして、上溝部112b及び下溝部122bの外周側の外周壁112c,122cはともに接合面112a,122aよりも上下方向で短く形成されていることから、空洞部13の外周(他側)側は当接することなく、空洞部13と外部とを連通する連通部13aが形成されている。
上側部品11と下側部品12との接合部に形成される空洞部13の内周(一側)側は、接合面112a,122a同士が当接して形成される接合面と、嵌合壁部112dと嵌合段部122dとの嵌合部と、リブ状突部122eにより、屈曲状に当接して直線的に連続しないように形成されているので、空洞部13に向かって射出される接着用樹脂が便座1の中空部14内に漏れ出すことを防止している。
外周壁112cの厚み寸法dを1mm程度の比較的薄い板状に形成することにより、射出された接着用樹脂が優先的に空洞部13内を充填するように流れた際に、空洞部13内に充填された接着用樹脂の圧力によって外周壁112c,122cが撓むなどして上型51a及び下型51bに対して押しつけられるので、外周壁112c,122cと上型51a及び下型51bとの間に接着用樹脂が漏れることを防ぎ、成型後の便座1の表面に樹脂漏れよるヒケや変形が生じることを抑制することができる。
射出融着型5の収容空間は、便座1の外形と略同様の形状をなし、寸法を合致させており、収納空間内で便座1ががたつくことがないように収容される。
そして、便座1を収納空間内に収容し、外型51及び内型52を型締めした後、外供給口51c及び内供給口52cより便座1の空洞部13の内部に接着用樹脂pが射出(注入)される。
このとき、空洞部13の内周(一側)側の接合面112a,122aの内周(一側)側は、嵌合壁部112dと嵌合段部122dとの嵌合部が存在するので、接合部が便座1の中空部14に対して直線的に連続しないように形成されて、空洞部13の内周側に接着用樹脂が漏れることが抑制され、さらに、下側部品12の嵌合段部122dの内周(一側)側にリブ状突部122eが形成されているので、図4(b)に示すように、嵌合壁部112dと嵌合段部122dとの間から接着用樹脂pが漏れて空洞部13に空洞sが生じることを抑制でき、図4(c)に示すように、中空部14内への樹脂漏れのない確実な接合を可能にしている。
接着用樹脂pの冷却硬化後、射出融着型5から便座1を取り出すが、射出融着による充填圧や熱膨張等により収容空間に収容されている便座1は寸法が拡大している。そのため射出融着型5から取り出すときに外壁部112の外周が射出融着型5に擦れて傷が付くことがある。
これに対して、本実施形態の樹脂製品を製造する射出融着型5は、便座1を取り出すときに外型51及び内型52がそれぞれ外周側及び内周側にスライドするように構成されている。
以下、射出融着型5のスライド構造について説明する。
丸形便座1を収容する射出融着型5は、図5(a)に示すように、6個の外型511〜516と12個の内型521〜532から構成されており、各型は、内外方向にスライド自在に構成されている。
6個の外型511〜516は、射出融着型5から便座1を取り出す際に自由に外周側に
スライド可能であるが、12個の内型521〜532については、内型同士が干渉して内
周方向にスライドすることができない。
そこで、12個の内型521〜532のうち、便座1の開口1aの上下左右位置に配置される内型521〜524について、外周側が狭く内周側が広く形成して、射出融着型5から便座1を取り出す際に先行してスライドする先行内型521〜524として構成されている。
そして、先行内型521〜524のスライドが完了したら、図6(b)に示すように、他の内型525〜532を傾斜スライドさせることで便座1の内周より離脱させるとともに、外型511〜516を外周方向に傾斜スライドさせることで、便座1の外周面より離脱させている。
また、U型便座1を収容する射出融着型5は、図7(a)に示すように、6個の外型511〜516と8個の内型521〜528から構成されており、各型は、内外方向にスライド自在に構成されている。
8個の内型511〜516のうち、便座1の開口1aの左右の上下位置に配置される内型521〜524について、外周側が狭く内周側が広く形成して、射出融着型5から便座1を取り出す際に先行してスライドする先行内型521〜524として構成されている。
そして、先行内型521〜524のスライドが完了したら、図8(b)に示すように、他の内型525〜528を内周方向スライドさせることで便座1の内周より離脱させるとともに、外型511〜516を外周方向にスライドさせることで、便座1の外周面より離脱させている。
その後、内外の上型51a,52aと下型51b,52bを分離して便座1を取り出し、表面を磨くなどの仕上げ処理をすることで便座1が形成される。
そして、特に、便座として採用することにより、接合部の隙間がなく、汚水や汚物等が付着しても容易に拭き取りができ、衛生的で好ましい。
なお、上記実施形態において例示された樹脂部品の接合部の寸法は、一例に過ぎず、例えば、嵌合壁部112d(嵌合段部122d)の寸法やリブ状突部の寸法を2.0mm以上とするなど、適宜決定することができる。
また、本発明の樹脂製品に用いる型は、上記実施形態の型に限定されるものではなく、外型及び内型の形状や分割個数はいくつでもよいし、上下方向の分割も上下二つのものに限るものではない。
1a :開口
1b :ヒンジ部
1c :ヒータ
11 :上側部品
111 :上面部
112 :外壁部
112a :接合面
112b :上溝部
112c :外周壁
112d :嵌合壁部
113 :内壁部
12 :下側部品
121 :底壁部
122a :接合面
122b :下溝部
122c :外周壁
122d :嵌合段部
122e :リブ状突部
13 :空洞部
13a :連通部
14 :中空部
5 :射出融着型
51 :外型
51c :外供給口
52 :内型
52c :内供給口
Claims (1)
- 樹脂部品同士を接合することにより形成される半楕円形状の樹脂製品であって、一方の樹脂部品の接合部と他方の樹脂部品の接合部とが当接して接合されており、
一方の樹脂部品の接合部は、樹脂製品の外周側に溝部と、樹脂製品の内周側に嵌合壁部を有し、
他方の樹脂部品の接合部は、樹脂製品の外周側に溝部と、該溝部の樹脂製品内周側に嵌合段部と、該嵌合段部の樹脂製品内周側に突出するリブ状突部を有し、
一方の樹脂部品の溝部と他方の樹脂部品の溝部とによって樹脂製品の外周側に空洞部が形成され、該空洞部の樹脂製品内周側において嵌合壁部と嵌合段部が嵌合し、
前記空洞部に前記空洞部と外部を連通する連通部が形成され、
前記連通部の近傍の少なくとも一方の樹脂部品の溝部の外周壁は薄板状であり、該外周壁を外周方向に傾斜させたことを特徴とする樹脂製品。
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