JP3156885B2 - 発泡成形品及びその成形方法 - Google Patents
発泡成形品及びその成形方法Info
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Description
発泡層が形成された発泡成形品及びその成形方法に関す
るものである。
のインストルメントパネルに適用される例えば図11乃
至図12に示すようなものがある。図11中符号1は、
例えば鋼板等から形成された芯材、符号2はABS/P
VCシート等から形成された表皮で、この芯材1と表皮
2との間には、ウレタンフォーム等の発泡層3が設けら
れて、発泡成形品4が形成されている。
を有する表皮2及び弾力性を有する発泡層3でクッショ
ン性を確保するようにしている。
1を図示省略の上型側に、又、表皮2を下型側にそれぞ
れセットした後、この表皮2上に発泡性材料を塗布し
て、両型を型合わせする。そして、所定時間経過するこ
とにより、その発泡性材料が発泡して充填された状態で
発泡層3が形成されることとなる。
トルメントパネルに開閉自在に設けられている。
うな従来のものにあっては、芯材1の周縁部1aと表皮
2の周縁部2aとの合わせが難しく、図12の(a)又
は(b)に示すように、両周縁部1a,2aとの間から
発泡層3が見え、外観品質の低下を招く虞がある。
けられて裏面(芯材1側)が見えるようなものにあって
は、より外観品質の低下を招く。
ら発泡層が見えることがなく、外観品質の良好な発泡成
形品及びその成形方法を提供することを課題としてい
る。
を解決するため、芯材と表皮との間に、芯材と表皮との
間に、発泡層が形成された発泡成形品において、前記芯
材の周縁部が外側に向けて折曲され、前記表皮の周縁部
が内側に向けて折曲され、両折曲部が、互いに逆向きに
当接している発泡成形品としたことを特徴としている。
を下型にセットし、該表皮上に発泡性材料を塗布した
後、前記両型を型合わせして発泡性材料を発泡させて芯
材と表皮との間に発泡層を形成するようにした発泡成形
品の成形方法において、前記表皮の周縁部を予め内側に
向けて折曲しておき、型合わせした状態で、前記芯材周
縁部の外側に向けて折曲された折曲部に、前記表皮周縁
部の折曲部を当接手段により互いに逆向きに当接させ、
該当接状態で、前記芯材と表皮との間で発泡性材料を発
泡させて発泡層を成形する発泡成形品の成形方法とした
ことを特徴としている。
部近傍を割り型で上方から当接支持した後、型合わせを
行うことを特徴としている。
引して当接させる手段とすることができる。
する材料で形成され、表皮の折曲部と他の部分との間に
介在された押上部材とすることができる。
向けて折曲され、表皮の周縁部が内側に向けて折曲さ
れ、両折曲部が、互いに逆向きに当接しているため、従
来のように表皮の周縁部と芯材の周縁部との間から発泡
層が見えることがなく外観品質が向上することとなる。
芯材周縁部の折曲部に、表皮周縁部の折曲部を当接させ
る当接手段を用いることにより、柔軟性を有する表皮の
折曲部を確実に芯材の周縁部に当接させることができ
る。更に、芯材周縁部の外側に向けて折曲された折曲部
と表皮周縁部の内側に向けて折曲された折曲部とを互い
に逆向きに当接させることにより、折曲部を形成しない
場合に比べて高い当接力を確保することができるので、
発泡性材料の漏れを確実に防止することができる。
る。
示す図である。
成形品11は、例えばトラック等の大型車のインストル
メントパネルに開閉自在に設けられるものであり、略長
方形状を呈している。
に、例えば鋼板等から形成された芯材12、ABS/P
VCシート等から形成された表皮13で、この芯材12
と表皮13との間には、ウレタンフォーム等の発泡層1
4が設けられて形成されている。
曲され、折曲部13aが、前記芯材12の外側に向けて
折曲された周縁部12aの発泡層14側の面12(図1
中下面)に互いに逆向きの状態で当接している。
12の周縁部12aに面接触しているため、従来のよう
に表皮13と芯材12との間から発泡層14が見えるこ
とがなく、開閉動作するような場合にあっても、外観品
質が確保されることとなる。
方法について説明する。
表皮13及び芯材12をそれぞれ下型17側及び上型1
8側に装着する。この状態では、表皮13の折曲部13
aは多少垂れ下がっている。
下降させて、表皮13の折曲部13a近傍上に接触さ
せ、この割り型19に形成された真空引通路19aを介
して、その折曲部13aを数カ所において吸引して、図
中二点鎖線に示す状態から実線に示す状態まで持ち上げ
る。この実施例では、この吸引等が請求項でいうところ
の当接手段である。
料を塗布した後、上型18全体を下降させて、下型17
と型合わせする(図5参照)。この状態で、芯材12の
周縁部12aの面12bに表皮13の折曲部13aが面
接触することとなる。
記のように塗布された発泡性材料が発泡して発泡層14
が形成されることとなる。
することにより、確実に芯材12の周縁部12aに面接
触させることができる。
実施例を示す。
る点で第1実施例と異なっている。すなわち、予め、芯
材12の周縁部12aの面12bに両面テープ20を貼
着して、上型18にセットする(図6参照)。
の折曲部13aを吸引して持ち上げると共に、上型18
全体を下降させて、両面テープ20にその折曲部13a
を接着する(図7参照)。
aと芯材12の周縁部12aとの接続状態をより強くす
ることができる。
るので説明を省略する。
示す図である。
部13aを持ち上げていたが、この実施例では、押上部
材22により、表皮13の折曲部13aの垂れ下がりを
防止し、その折曲部13aを芯材12の周縁部12aに
当接するようにしている。この実施例では、その押上部
材22が当接手段である。
料が含浸するようにスポンジで形成され、接着剤により
接着されて全周に配設されている。
材12及び表皮13をそれぞれ上型18及び下型17に
装着し、その後、表皮13上に「発泡性材料」を所定量
塗布し、次いで、図9に示すように、割り型19を下降
させ、更に、図10に示すように、上型18を下降させ
て型合わせする。この状態で、押上部材22により表皮
13の折曲部13aが押し上げられているため、この折
曲部13aが芯材12の周縁部12aの面12bに当接
されることとなる。
泡性材料が発泡するが、この際には、押上部材22に発
泡性材料が含浸して、部位Xにも発泡性材料が流れて発
泡層14が形成されることとなる。
れば、芯材の周縁部が外側に向けて折曲され、表皮の周
縁部が内側に向けて折曲され、両折曲部が、互いに逆向
きに当接しているため、芯材と表皮との間から発泡層が
見えることがなく、外観品質の良好な発泡成形品を提供
できる。
性を有する表皮の周縁部の折曲部を確実に芯材周縁部の
折曲部に当接させることができ、更に、芯材周縁部の外
側に向けて折曲された折曲部と表皮周縁部の内側に向け
て折曲された折曲部とを互いに逆向きに当接させること
により、折曲部を形成しない場合に比べて高い当接力を
確保することができるので、発泡性材料の漏れを確実に
防止することができる、という実用上有益な効果を発揮
する。
を示す断面図である。
図である。
である。
断面図である。
る。
面図である。
る。
面図である。
る。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 芯材と表皮との間に、発泡層が形成され
た発泡成形品において、前記芯材の周縁部が外側に向けて折曲され、 前記表皮の
周縁部が内側に向けて折曲され、両折曲部が、互いに逆
向きに当接していることを特徴とする発泡成形品。 - 【請求項2】 芯材を上型にセットする一方、表皮を下
型にセットし、該表皮上に発泡性材料を塗布した後、前
記両型を型合わせして発泡性材料を発泡させて芯材と表
皮との間に発泡層を形成するようにした発泡成形品の成
形方法において、前記表皮の周縁部を予め内側に向けて折曲しておき、 型
合わせした状態で、前記芯材周縁部の外側に向けて折曲
された折曲部に、前記表皮周縁部の折曲部を当接手段に
より互いに逆向きに当接させ、該当接状態で、前記芯材
と表皮との間で発泡性材料を発泡させて発泡層を成形す
ることを特徴とする発泡成形品の成形方法。 - 【請求項3】 下型にセットされた前記表皮の折曲部近
傍を割り型で上方から当接支持した後、型合わせを行う
ことを特徴とする請求項2記載の発泡成形品の成形方
法。 - 【請求項4】 当接手段は、表皮の折曲部を上方に吸引
して当接させる手段であることを特徴とする請求項2ま
たは3に記載の発泡成形品の成形方法。 - 【請求項5】 当接手段は、発泡性材料が含浸する材料
で形成され、表皮の折曲部と他の部分との間に介在され
た押上部材であることを特徴とする請求項2または3に
記載の発泡成形品の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00266793A JP3156885B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 発泡成形品及びその成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00266793A JP3156885B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 発泡成形品及びその成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06206229A JPH06206229A (ja) | 1994-07-26 |
JP3156885B2 true JP3156885B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=11535671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00266793A Expired - Lifetime JP3156885B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 発泡成形品及びその成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3156885B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015146739A (ja) * | 2014-02-04 | 2015-08-20 | 株式会社イノベーション | 緑色ペーストとエキス含有液または緑色ペーストの製造方法ならびにその製造装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102015378B (zh) * | 2008-03-25 | 2014-05-07 | 江森自控科技公司 | 具有安全气囊的座椅 |
JP6221302B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2017-11-01 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シートの製造方法 |
-
1993
- 1993-01-11 JP JP00266793A patent/JP3156885B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
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JP2015146739A (ja) * | 2014-02-04 | 2015-08-20 | 株式会社イノベーション | 緑色ペーストとエキス含有液または緑色ペーストの製造方法ならびにその製造装置 |
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JPH06206229A (ja) | 1994-07-26 |
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