JPS5924500Y2 - 表皮付フレキシブル発泡体の構造 - Google Patents

表皮付フレキシブル発泡体の構造

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JPS5924500Y2
JPS5924500Y2 JP1978179370U JP17937078U JPS5924500Y2 JP S5924500 Y2 JPS5924500 Y2 JP S5924500Y2 JP 1978179370 U JP1978179370 U JP 1978179370U JP 17937078 U JP17937078 U JP 17937078U JP S5924500 Y2 JPS5924500 Y2 JP S5924500Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
foam
flexible foam
reinforcing material
present
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978179370U
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JPS55156925U (ja
Inventor
一夫 小林
孝夫 野村
喜夫 田口
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車のインストルメントセフティパッド等
に使用される表皮付フレキシブル発泡体の構造に関する
近年自動車の高速化に伴ない、乗員の安全性が強く要望
されており、衝突時等の安全性を確保するために、例え
ば計器板パッド等に表皮付フレキシブル発泡体が使用さ
れている。
この表皮付フレキシブル発泡体は、それ自体では強度的
に弱いため、所定形状に成形した鉄板又は硬質プラスチ
ック板等の農村上に形成するのが普通で、成形時に表皮
と芯材をウレタン注入型に正しくセットし、これら表皮
と芯材との間にウレタンフオーム原料を注入し発泡させ
て一体的に成形している。
表皮材としては、従来厚さ0.5〜0.8mm程度の半
硬質及び軟質ポリ塩化ビニールシートが使用され、所定
形状に真空成形された後、上記した方法により発泡体の
表面に一体的に形成されていた。
しかしながら、ポリ塩化ビニルシートを用いた場合には
、シートが厚いためコストも高く又成形に際してはシャ
ープな成形が得られないなどの理由から、最近はモール
ドコート(Mold Coat)法が採用されつつあ
る。
このモールドコート法は、発泡体の成形型面に例えば−
液性のポリウレタン塗料を塗布し乾燥して表皮となし、
ウレタンを該型内に注入して発泡成形する方法である。
この方法によると、微細な成形型の形状も表皮に転写で
き且つ表皮も薄くできるという利点を有する。
しかして、例えば計器板パッドの場合には、所定の計器
を取り付けたり又ステレオのスピーカーを内蔵せしめる
などのことから、発泡体に孔をあける場合がしばしばあ
る。
例えばスピーカー等を内蔵させる場合には、スピーカー
の前面に位置する発泡体には多数の孔があけられる。
このような場合、表皮を通して下面の硬質芯材に達する
孔をあけるには、芯材が表皮及び発泡体からみてあまり
にも硬いため、作業上及び工具上からみて全く好ましい
ことではない。
そのため従来より第1図に示すように加工すべき部分に
、予じめ孔又は切り抜き2を設けた芯材1が使用されて
いる。
しがして、このように芯材1に孔又は切り抜き2を設け
た場合には、その部位の強度を保つことができないため
成形された発泡体3及び表皮4は熱や光により変形しゃ
すく又車の振動や自重により孔又は切り抜き部位にたれ
下ったり波打つ恐れがしばしばみられた。
この現象は、特にモールドコート法による表皮のときに
著しい。
本考案は、このような従来の欠点を解決するためのもの
で容易にまた確実に発泡体の変形等を防止でき、しかも
孔あけ加工を何等損なわない表皮付フレキシブル発泡体
の構造を提供するものである。
以下本考案を図面に従って説明する。
第2図は本考案の表皮付フレキシブル発泡体の斜視図で
あり、さきの第1図に示したように従来法において、発
泡体3及び表皮4の変形の原因なっていた芯材1の切り
抜き2部位に被覆する形で補強材5が置かれている状態
を示す。
この補強材5の位置関係を示すためにIII−III断
面図を、次の第3図に示す。
図に示すように下から芯材1、補強材5、発泡体3、表
皮材4の順序で重なっており、補強材5が芯材1と同じ
ような役割を果たし発泡体3及び表皮材4を支えている
この補強材5は第4図に示すように芯材1の切り抜き2
の周辺を含めて充分に覆うように設ける。
このように構成された本考案表皮フレキシブル発泡体は
従来法にしたがって第6図に示すように芯材1の切り抜
き2の位置に孔6をあける。
本考案における補強材5はあまり厚くないし又易加工材
料よりなるため容易に孔をあけることができる。
補強材としては、孔あけ作業を簡単に行なえるようにす
るかなきんなどの綿布、化学繊維などの布、厚紙、耐熱
性の良い軟質プラスチックシートのような柔かな材質の
もの又は金網のように適当に隙間のあいた材料を使用す
る。
また更に熱などの環境変化により劣化を生じないものを
選択使用すれば充分に発泡体及び表皮材の補強としての
役割を果たし得る。
尚、補強材として金網を使用する場合には、孔あけ時の
位置決めには若干の工夫が必要である。
本考案の如く補強材を使用すれば表皮及び発泡体の厚さ
を更に薄くすることもできるし、又更にフレキシブルな
ものを選択使用することもできる。
本考案は、芯材の切り抜き部位に補強材を載置するか又
は仮接着させて一体的に発泡成形するだけでよいため、
その製法も極めて容易である。
尚、補強材を更に工夫して第5図に示すように切り抜き
部位に嵌合するようにすれば、補強材の固定も容易であ
り製作に便利である。
本考案によれば、芯材に設けられた孔又は切り抜き部位
に該部位を閉塞するようにして補強材を存在させている
ので、該部位において従来生じていた発泡体及び表皮材
のたるみなどの変形を抑制することができ、表皮付フレ
キシブル発泡体を成形初期の形状に長期間安定に保持す
ることができる。
また補強材として、芯材を構成する材料とは異なって、
孔あけ加工が容易な材料を用いているので、孔あけ加工
に特別な工具を用いることなく表皮材及び発泡体の孔あ
けに使用される通常の工具によって容易にしかもきれい
に孔あけ加工できる。
更に補強材が存在しているので全体の強度向上にも役立
つなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の表皮付フレキシブル発泡体の断面図、
第2図は、本考案の一部破断斜視図、第3図は、第2図
のIII= III断面図、第4図は、本考案の平面図
、第5図は、本考案の他の例を示す断面図、第6図は、
本考案の実施例の孔あけ後の状態を示す断面図、を表わ
す。 図中、1・・・・・・芯材、2・・・・・・切り抜き、
3・・・・・・フレキシブル発泡体、4・・・・・・表
皮、5・・・・・・補強材、6・・・・・・孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄板又はプラスチック板等の農村上に一体発泡形成され
    、孔あけ加工に供される表皮付フレキシブル発泡体にお
    いて、該芯材に設けられた孔又は切り抜き部位に厚紙、
    布、軟質プラスチックシート等の孔あけ容易な補強材を
    介在させて一体発泡成形したことを特徴とする表皮付フ
    レキシブル発泡体の構造。
JP1978179370U 1978-12-28 1978-12-28 表皮付フレキシブル発泡体の構造 Expired JPS5924500Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS55156925U JPS55156925U (ja) 1980-11-11
JPS5924500Y2 true JPS5924500Y2 (ja) 1984-07-20

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4990755A (ja) * 1972-12-30 1974-08-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49144874U (ja) * 1973-04-14 1974-12-13

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4990755A (ja) * 1972-12-30 1974-08-29

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