JPH0314442Y2 - - Google Patents

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JPH0314442Y2
JPH0314442Y2 JP1984124446U JP12444684U JPH0314442Y2 JP H0314442 Y2 JPH0314442 Y2 JP H0314442Y2 JP 1984124446 U JP1984124446 U JP 1984124446U JP 12444684 U JP12444684 U JP 12444684U JP H0314442 Y2 JPH0314442 Y2 JP H0314442Y2
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JP
Japan
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absorbing layer
sound
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sound absorbing
slit
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JP1984124446U
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JPS6139660U (ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《考案の分野》 この考案は、自動車用インシユレータダツシユ
の改良に関する。
《従来技術とその問題点》 インシユレータダツシユは、エンジンルームか
らのエンジンの騒音や振動を車室内に伝えないよ
うに、フロントシート前方のダツシユパネル面に
添設されるものである。そして、このインシユレ
ータダツシユは、フエルト,ポリウレタンフオー
ム等からなる吸音層上に、ゴム,軟質塩化ビニー
ル樹脂等からなる遮音性表皮層を積層したものが
通常用いられている。
また、周知のように、これらインシユレータダ
ツシユには、エンジンルーム側から車室内側に各
種シヤフト,パイプ類およびハーネス等が貫通さ
れるため、所定箇所に所要径の貫通孔が各種穿孔
されている。
しかしながら、これら貫通孔はすべての車種に
共通するものではなく、車種の仕様により適宜選
択されるのが普通であり、従来では車種の仕様に
対応した金型を別個に製作し、その金型により
個々の製品を製造していた。
そのため、最近では金型の共用化を図るためウ
レタンフオーム等の発泡体により吸音層を形成す
る場合、第5図に示すように、吸音層aに形成さ
れるチヨークワイヤ孔,クラツチマスターシリン
ダ孔等の開口孔bを非連続のスリツト孔cにより
形成し、これら開口孔bを必要としない形式のも
のにおいては、そのまま使用し、開口孔bを必要
とする形式のものにおいては、スリツト孔cを引
裂し、開口孔bを穿孔する方式が採用されている
(第6図参照)。
しかしながら、このような構成にあつては、例
えば開口孔bを必要としない形式においては、ス
リツト孔cは吸音層aを貫通しているので、ダツ
シユパネル側から室内側に容易に騒音が透過し、
遮音性能が低下するという問題点があつた。
また開口孔bを必要とする形式においては(開
口孔bを貫通させるため)、上記スリツト孔cを
引裂し、開口孔bに該当する部分は、不要なもの
として除去されるので、通常この種ウレタンフオ
ームは高価な材質を用いている関係上非経済であ
るとともに、この材質は適度の剛性を備えている
ところからスリツト孔cを引裂し、開口孔bを形
成する作業に手間取るなど歩留が悪く、また逆に
無理に引裂しようとすれば開口孔b周囲も引裂し
てしまい、製品価値を低化させるという問題点が
あつた。
《考案の目的》 この考案は、上述の問題点を解決するため、開
口孔を必要としない形式および開口孔を必要とす
る形式の両者に適用できることは勿論、開口孔を
必要としない場合には、遮音性能の向上を図り、
開口孔を必要とする場合には開口孔の穿孔作業の
簡易化を図るとともにコストダウンを可能なもの
にした自動車用インシユレータダツシユを提供す
ることをその目的とする。
《考案の構成および効果》 前記目的を達成させるために、本考案によるイ
ンシユレータダツシユは、ダツシユパネルの室内
側に添設され、発泡体等の吸音層上面に遮音性表
皮層を積層して構成され、所定箇所に選択的に開
口を形成するようにした自動車用インシユレータ
ダツシユにおいて、前記開口予定部の外形に沿つ
て吸音層に非連続状のスリツト孔が形成され、こ
のスリツト孔により包囲される部分には、吸音層
より弾性の優れた別物弾性体が装填されていると
ともに、上記スリツト孔は吸音層の上下面を貫通
しないように、上記スリツト孔内に別物弾性体と
連結する連結部が形成されていることを特徴とす
る自動車用インシユレータダツシユ。
すなわち本考案の構成によれば、非連続のスリ
ツト孔により開口孔が形成されているので、チヨ
ークワイヤ孔,クラツチマスターシリンダ孔,等
の開口孔を必要とするかもしくは必要としない場
合の両者の金型を共用化できることは勿論であ
り、開口孔を必要としない車種においては、スリ
ツト孔内は別物弾性体と連結する連結部が形成さ
れ、スリツト孔は吸音層の上下面を貫通していな
いため、遮音性能が従来のものに比べ著しく向上
する効果がある。
また開口孔を必要とする車種において、開口孔
に装填される別物弾性体を吸音層から除去する
際、別物弾性体が本体のように剛性を備えていな
いので、除去作業はいたつて簡単であり、しかも
安価な材質を用いているので大幅なコストダウン
を図ることが可能となる。
《実施例の説明》 以下本考案による一実施例を添付図面に基づき
詳細に説明する。
第1図は、本考案によるインシユレータダツシ
ユの吸音層の全体を示し、第2図は上記吸音層の
要部であるスリツト孔を示し、第3図,第4図は
要部の断面図をそれぞれ示す。
図中符号1はウレタンフオーム等からなる吸音
層であり、図示しないダツシユパネルの面形状に
添設するため、所要金型により所望形状にモール
ド成形される。
ところで、エンジンルームからのシヤフト,パ
イプおよびハーネス等を車室内側に貫通させる必
要から、上記吸音層1には各種貫通孔が穿設され
ており、仕様によりチヨークワイヤ孔2,および
クラツチマスターシリンダ孔3はの仕様により穿
孔される場合と穿孔されない場合とがある。
このことをチヨークワイヤ孔2を例に取り第2
図にて説明すると、チヨークワイヤ孔2の開口予
定部の外形に沿つて非連続状のスリツト孔4が形
成され、かつこのスリツト孔4は吸音層1の上下
面を貫通していない構成である(第4図に示す連
結部6が形成されている)。しかもこのチヨーク
ワイヤ孔2の該当部分にはフエルト,ウレタンフ
オーム等の弾性の大きなかつ安価な別物弾性体5
が装填されている。
従つてこれらチヨークワイヤ孔2の穿孔を必要
としない形式においては、スリツト孔4内に形成
される連結部6が別弾性体5と連結し、スリツト
孔4が吸音層1の上下面を貫通していないため、
ダツシユパネル側から室内側へ騒音等が透過する
のを防止する。
またチヨークワイヤ孔2等を穿孔する形式にお
いては、別物弾性体5の弾性により除去作業が簡
易となり、尚且つ安価な材質を用いるのでコスト
ダウンが図れる。
なおこの種吸音層1の製造においては、図示し
ない所要金型内にまず別物弾性体5を所定箇所に
セツトしておき、その後上記金型内キヤビテイに
ウレタンフオーム原液を注入し、発泡硬化させ所
要形状に成形させた後、金型内から脱型し所望の
製品を得る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案による自動車用イ
ンシユレータダツシユの一実施例を示すものであ
り、第1図は吸音層の正面図、第2図は吸音層に
形成されたスリツト孔を示す拡大図、第3図およ
び第4図は第2図中それぞれA−A線断面図,B
−B線断面図、第5図および第6図は従来のイン
シユレータダツシユを示すもので、第5図は穿孔
を必要としない形式を示す正面図、第6図は穿孔
を必要とする形式を示す吸音層の正面図である。 1……吸音層、4……スリツト孔、5……別物
弾性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダツシユパネルの室内側に添設され、発泡体等
    の吸音層上面に遮音性表皮層を積層して構成さ
    れ、所定箇所に選択的に開口を形成するようにし
    た自動車用インシユレータダツシユにおいて、前
    記開口予定部の外形に沿つて吸音層に非連続状の
    スリツト孔が形成され、このスリツト孔により包
    囲される部分には、吸音層より弾性の優れた別物
    弾性体が装填されているとともに、上記スリツト
    孔は吸音層の上下面を貫通しないように、上記ス
    リツト孔内に別物弾性体と連結する連結部が形成
    されていることを特徴とする自動車用インシユレ
    ータダツシユ。
JP12444684U 1984-08-15 1984-08-15 自動車用インシユレ−タダツシユ Granted JPS6139660U (ja)

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JPS6139660U JPS6139660U (ja) 1986-03-13
JPH0314442Y2 true JPH0314442Y2 (ja) 1991-03-29

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0815859B2 (ja) * 1987-09-20 1996-02-21 山川工業株式会社 内外装用樹脂成形パネル構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5639368B2 (ja) * 1977-08-31 1981-09-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS624036Y2 (ja) * 1979-08-31 1987-01-29

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JPS5639368B2 (ja) * 1977-08-31 1981-09-12

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JPS6139660U (ja) 1986-03-13

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