JPS6132835Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6132835Y2 JPS6132835Y2 JP2483479U JP2483479U JPS6132835Y2 JP S6132835 Y2 JPS6132835 Y2 JP S6132835Y2 JP 2483479 U JP2483479 U JP 2483479U JP 2483479 U JP2483479 U JP 2483479U JP S6132835 Y2 JPS6132835 Y2 JP S6132835Y2
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- JP
- Japan
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- density layer
- panel
- low
- sound insulation
- engine room
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車におけるエンジン騒音やタイヤ
騒音などの車室内伝播を低減させる遮音材の改良
に関する。 自動車においてエンジンやタイヤなどの騒音が
車室内に伝わらないように、エンジンルーム側に
面するトーボードパネル部及びホイルハウスパネ
ル部などのパネル面に遮音材を設けている。 従来の遮音材は第1図に示すように、エンジン
ルームE側の高密度層01の背後に厚さの厚い低
密度層02を形成し、この低密度層02をエンジ
ンルームE側と車室R側とを区画するエンジンル
ームパネル03に直接取付けてなつている。低密
度層02とエンジンルームパネル03とが直接接
触しているので、前記低密度層02の吸水によつ
て長時間エンジンルームパネル03が水と接触
し、短期間に発錆する問題が多発していた。例え
ば低密度層02としてウレタンフオーム(密度
0.03〜0.04)を用いた場合、これが十分吸水した
後、水分が0に回復するまでの時間は23±2℃下
では50〜150時間であり、この間にエンジンルー
ムパネル03に発錆するのである。 本考案は従来の遮音材における上述のような欠
点を解消して、パネルの発錆を防げると共に軽量
化の面でも有効な遮音構造体を得ることを目的と
するもので、この目的を達成する本考案の特徴と
するところは、高密度層と低密度層とからなる遮
音材の前記低密度層と、騒音発生側と車室とを区
画するパネルの騒音発生側表面との間に空間を形
成して当該遮音材の周辺をフイルムを介して前記
パネルに取付けたことにある。 以下本考案の一具体例を第2図に基づき詳細に
説明する。尚本具体例ではエンジンルームと車室
とを区画するエンジンルームパネルの騒音側つま
りエンジンルーム側表面に遮音構造体を構成した
ものを示すが、本考案に係る遮音構造体はタイヤ
と車室とを区画するタイヤハウスのパネル部な
ど、騒音発生部と車室とを区画するパネル部すべ
てにおいて形成可能である。 高密度層1と低密度層2とを同時成形してなる
遮音材3はその周辺を低密度層2側に折り曲げて
なる外周取付部3aと高密度層1側に突出した非
接触部3bとに分けられている。遮音材3の高密
度層1としては、無機石膏ボード又は耐熱ゴムな
どの材料が使用される。低密度層2としては、レ
ジン含浸フエルトの如き材料に熱硬化樹脂を含ま
せ、熱を加えて軟化後プレスして所定の形状に成
形したものなどが使用される。遮音材3の取付部
3aの低密度層2は、エンジンルームE側と車室
R側とを区画するエンジンルームパネル4のエン
ジンルームE側の表面に軟質樹脂フイルム5を介
して取付けられる。遮音材3の非接触部3bとパ
ネル4との間には空気層6が形成される。図面中
矢印は騒音の伝わる方向である。 取付部3aの低密度層2は非吸水性のフイルム
5を介してパネル4に取付けられ、非接触部3b
の低密度層2はパネル4表面から離れているの
で、吸水性の低密度層2がパネル4と直接接触し
ている部分がなくなり、パネル4の完壁な防錆が
図れる。 又遮音材3の非接触部3aとパネル4との間に
は空気層6が形成されているので、遮音材の重量
増加を来たすことなく、透過音の低減を図ること
ができる。第1図に示したような低密度層02を
パネル03に密着させる従来の遮音材では、所定
の透過音低減の効果を得るためには、低密度層0
2としては約20mmの厚みが必要であり、その重量
も1.2〜1.4Kg/m2となつていたが、本考案では、
低密度層2とパネル4との間の空気層6の厚さを
16mmに設定すれば、低密度層2の厚さは4mm程度
にするだけで従来と同等の減衰効果を得ることが
でき、その重量も0.8〜1.0Kg/m2となり、従来の
ものに比べ0.4Kg/m2もの重量低減が可能とな
る。 第2図に示した本考案に係る遮音構造体と第1
図に示した従来の遮音材の音響特性は100Hz〜8K
Hzでの透過損失で評価しても、表1に示す通り、
二重中空壁を構成する本考案のものはパネル面に
密着させる従来のものと同等以上である。 【表】
騒音などの車室内伝播を低減させる遮音材の改良
に関する。 自動車においてエンジンやタイヤなどの騒音が
車室内に伝わらないように、エンジンルーム側に
面するトーボードパネル部及びホイルハウスパネ
ル部などのパネル面に遮音材を設けている。 従来の遮音材は第1図に示すように、エンジン
ルームE側の高密度層01の背後に厚さの厚い低
密度層02を形成し、この低密度層02をエンジ
ンルームE側と車室R側とを区画するエンジンル
ームパネル03に直接取付けてなつている。低密
度層02とエンジンルームパネル03とが直接接
触しているので、前記低密度層02の吸水によつ
て長時間エンジンルームパネル03が水と接触
し、短期間に発錆する問題が多発していた。例え
ば低密度層02としてウレタンフオーム(密度
0.03〜0.04)を用いた場合、これが十分吸水した
後、水分が0に回復するまでの時間は23±2℃下
では50〜150時間であり、この間にエンジンルー
ムパネル03に発錆するのである。 本考案は従来の遮音材における上述のような欠
点を解消して、パネルの発錆を防げると共に軽量
化の面でも有効な遮音構造体を得ることを目的と
するもので、この目的を達成する本考案の特徴と
するところは、高密度層と低密度層とからなる遮
音材の前記低密度層と、騒音発生側と車室とを区
画するパネルの騒音発生側表面との間に空間を形
成して当該遮音材の周辺をフイルムを介して前記
パネルに取付けたことにある。 以下本考案の一具体例を第2図に基づき詳細に
説明する。尚本具体例ではエンジンルームと車室
とを区画するエンジンルームパネルの騒音側つま
りエンジンルーム側表面に遮音構造体を構成した
ものを示すが、本考案に係る遮音構造体はタイヤ
と車室とを区画するタイヤハウスのパネル部な
ど、騒音発生部と車室とを区画するパネル部すべ
てにおいて形成可能である。 高密度層1と低密度層2とを同時成形してなる
遮音材3はその周辺を低密度層2側に折り曲げて
なる外周取付部3aと高密度層1側に突出した非
接触部3bとに分けられている。遮音材3の高密
度層1としては、無機石膏ボード又は耐熱ゴムな
どの材料が使用される。低密度層2としては、レ
ジン含浸フエルトの如き材料に熱硬化樹脂を含ま
せ、熱を加えて軟化後プレスして所定の形状に成
形したものなどが使用される。遮音材3の取付部
3aの低密度層2は、エンジンルームE側と車室
R側とを区画するエンジンルームパネル4のエン
ジンルームE側の表面に軟質樹脂フイルム5を介
して取付けられる。遮音材3の非接触部3bとパ
ネル4との間には空気層6が形成される。図面中
矢印は騒音の伝わる方向である。 取付部3aの低密度層2は非吸水性のフイルム
5を介してパネル4に取付けられ、非接触部3b
の低密度層2はパネル4表面から離れているの
で、吸水性の低密度層2がパネル4と直接接触し
ている部分がなくなり、パネル4の完壁な防錆が
図れる。 又遮音材3の非接触部3aとパネル4との間に
は空気層6が形成されているので、遮音材の重量
増加を来たすことなく、透過音の低減を図ること
ができる。第1図に示したような低密度層02を
パネル03に密着させる従来の遮音材では、所定
の透過音低減の効果を得るためには、低密度層0
2としては約20mmの厚みが必要であり、その重量
も1.2〜1.4Kg/m2となつていたが、本考案では、
低密度層2とパネル4との間の空気層6の厚さを
16mmに設定すれば、低密度層2の厚さは4mm程度
にするだけで従来と同等の減衰効果を得ることが
でき、その重量も0.8〜1.0Kg/m2となり、従来の
ものに比べ0.4Kg/m2もの重量低減が可能とな
る。 第2図に示した本考案に係る遮音構造体と第1
図に示した従来の遮音材の音響特性は100Hz〜8K
Hzでの透過損失で評価しても、表1に示す通り、
二重中空壁を構成する本考案のものはパネル面に
密着させる従来のものと同等以上である。 【表】
第1図は従来の遮音材の断面図、第2図は本考
案に係る遮音構造体の一具体例の断面図である。 図面中、1は高密度層、2は低密度層、3は遮
音材、3aは外周取付部、3bは非接触部、4は
エンジンルームパネル、5は軟質樹脂フイルム、
6は空気層、Eはエンジンルーム、Rは車室であ
る。
案に係る遮音構造体の一具体例の断面図である。 図面中、1は高密度層、2は低密度層、3は遮
音材、3aは外周取付部、3bは非接触部、4は
エンジンルームパネル、5は軟質樹脂フイルム、
6は空気層、Eはエンジンルーム、Rは車室であ
る。
Claims (1)
- 高密度層と低密度層とからなる遮音材の前記低
密度層と、騒音発生側と車室とを区画するパネル
の騒音発生側表面との間に空間を形成して当該遮
音材の周辺をフイルムを介して前記パネルに取付
けたことを特徴とする遮音構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2483479U JPS6132835Y2 (ja) | 1979-03-01 | 1979-03-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2483479U JPS6132835Y2 (ja) | 1979-03-01 | 1979-03-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55125871U JPS55125871U (ja) | 1980-09-05 |
JPS6132835Y2 true JPS6132835Y2 (ja) | 1986-09-25 |
Family
ID=28864060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2483479U Expired JPS6132835Y2 (ja) | 1979-03-01 | 1979-03-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6132835Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH078320Y2 (ja) * | 1988-05-16 | 1995-03-01 | 河西工業株式会社 | エンジンルーム用インシュレータ |
-
1979
- 1979-03-01 JP JP2483479U patent/JPS6132835Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55125871U (ja) | 1980-09-05 |
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