JP3529484B2 - 吸音材付き車両内装品及びその製造方法 - Google Patents

吸音材付き車両内装品及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車室内の騒音対策の一
環として、吸音材が取付けられる車両内装品の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車室内の騒音対策として、特
にエンジンから発生する騒音に対しては、制振材を二枚
の鋼板で挟んでサンドイッチ構造とした制振鋼板や、制
振材機能を有するアスファルトシート等が使用されてい
る。ところが、これらは透過音を下げる働きはあるもの
の吸音効果が期待できず、従って、車室内の底板で、カ
ーペットなどの下には吸音率の高いフェルト等の吸音材
を配設していた。一方、エンジンルーム内から車室内へ
通じている外気吸入ダクト,エアコン用パイプ,ワイヤ
ーハーネス等の隙間からもエンジンルームの音が侵入
し、また、ダクト自体の振動によっても騒音が発生して
いるため、インストルメントパネル等の裏面にもフェル
ト等の吸音材が貼られ、こうした騒音を吸収除去してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来は、イ
ンストルメントパネルを成形した後、インストルメント
パネル裏面に粘着剤が塗布された吸音材を後付けで貼着
していたため、作業工数を多く要した。また、上記粘着
部位には両面テープなどに用いられる剥離紙が使われて
おり、この剥離紙を剥して貼着するのであるが、剥離紙
を剥すと吸音材が界面破壊を起こしてしまうことが多か
った。特に、吸音特性に秀でる吸音材は、密度が小さく
それ自体の結びつき強度が低いため、剥離紙と一緒に吸
音材が剥がれ易かった。故に、現状では、吸音材に所定
強度をもたすべく、やや吸音特性が劣る吸音材を使用せ
ざるを得なかった。
【0004】本発明は上記問題点を解決するもので、吸
音材の貼着の手間を省き、更に吸音特性に秀でる密度の
小さい吸音材であっても、何等不都合なく車両内装品に
吸音材が一体化されるようにした吸音材付き車両内装品
及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本第一発明の要旨は、
音材が取付られる位置に透孔が複数設けられ且つ所定形
状に付形された芯材 ( ) と、所定形状に付形された表皮
( ) を準備し、一方の分割型に形成した凹窪に、軟ら
かく毛ばだった材料で形成され又は多孔質若しくは空気
層を含んだ材料で形成された吸音材を圧縮状態で収め、
次いで、該吸音材上に前記芯材をセットし、且つ前記凹
窪内に出没動するピンが進出し該凹窪内に配設される
吸音材を係止し、さらに該ピンの先端が前記芯材背面
に当接するようにし、また他方の分割型へ前記表皮材の
配設を終えて、その後、キャビティ内に発泡原料を注入
し、前記透孔を通って発泡原料が吸音材側へも侵入する
ようにして発泡成形を行い、前記芯材,前記表皮材及び
前記吸音材と一体とすることを特徴とする吸音材付き車
両内装品の製造方法にある。ここで、「吸音材」とは、
軟らかく毛ばだった材料で形成されるもの又は多孔質若
しくは空気層を含んだ材料で形成され、吸音効果のある
ものをいう。
【0006】本第発明は、吸音材が取付られる位置に
透孔が複数設けられ且つ所定形状に付形された芯材 ( )
と、所定形状に付形された表皮材 ( ) を準備し、一方の
分割型に形成した凹窪の内部に格子状に配して該凹窪を
区画化する隆起体が設けられ、その凹窪に、軟らかく毛
ばだった材料で形成され又は多孔質若しくは空気層を含
んだ材料で形成された吸音材を圧縮状態で収め、次い
で、該吸音材上に前記芯材をセットし、且つその吸音材
上に前記芯材をセットする際、吸音材が部分的に前記隆
起体により圧迫係止されるようにし、また他方の分割型
前記表皮材の配設を終えて、その後、キャビティ内に
発泡原料を注入し、前記透孔を通って発泡原料が吸音材
側へも侵入するようにして発泡成形を行い、前記芯材,
前記表皮材及び前記吸音材と一体とすることを特徴とす
る吸音材付き車両内装品の製造方法にある。ここで、吸
音材,芯材の一方の分割型へのセットと、表皮材の他方
の分割型へのセットとの順序は問わない。
【0007】
【0008】
【作用】本発明の吸音材付き車両内装品の製造方法のご
とく、芯材に透孔を形成し、この透孔を封じるように芯
材背面に吸音材を配置して発泡成形を行うと、発泡原料
は前記透孔を通って吸音材側にも侵入し、芯材側の表面
に含浸するようにして吸音材に発泡成形が行われるの
で、樹脂発泡体は芯材,表皮材のみならず吸音材とも一
体化する。従って、粘着剤等を要せず、吸音効果に優れ
た密度の小さい吸音材の採用が可能になる。吸音材を芯
材に貼着する手間も省くことができるようになる。吸音
材が圧縮状態で凹窪内に収められるため、上型に吸音材
が取付られても外れ難くなっている。凹窪内に進出した
ピンに吸音材を係止するようにして発泡成形を行うと、
軟らかく空隙率の高い吸音材であっても位置ズレをピン
が抑制するので、所定位置に吸音率の大きな吸音材を取
着した車両内装品とすることができる。吸音材が凹窪に
圧縮状態で配置され、発泡圧に抗する抵抗力が大きくな
っていると、吸音材側への発泡原料の侵入量を一定に抑
え、且つ発泡圧による芯材の底上がり(製品表面の盛り
上がり部分)の不良発生を抑制する。更に、ピンが芯材
の背面に当接し芯材が撓むのを防止するので、発泡圧力
が盛り上がり部分をつくる製品変形をなくす。また、第
二発明のように一方の分割型に形成した凹窪の内部に格
子状に配して該凹窪を区画化する隆起体が設けられて、
吸音材が該凹窪内にセットされると、樹脂発泡体を造る
発泡成形の過程で、吸音材が位置ズレや変形を起こすこ
となく安定保持された状態になり、所望の吸音効果が得
られる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳述する。 (1)実施例1 図1は吸音材付き車両内装品の全体斜視図、図2は図1
のA−A線断面図、図3〜図5は吸音材付き車両内装品
の各製造段階を示す要部断面図である。車両内装品Pと
してインストルメントパネルに適用したものである。
【0010】車両内装品Pは芯材1と樹脂発泡体2と表
皮材3と吸音材4とからなる。樹脂発泡体2が成形され
る過程で、発泡原料の付着力でもって芯材1,樹脂発泡
体2,表皮材3,吸音材4が一体化している(図2)。
吸音材4は、車両内装品Pたるインストルメントパネル
で、レジスタR周り,センターコンソール部C周り等に
取着されている(図1)。芯材1は、金属又は硬質プラ
スチック等の所定の剛性を有する材質からなり、金属プ
レス,プラスチックの射出成形等により所定形状にされ
たものである。芯材1は、樹脂発泡体2,表皮材3を支
えると共に車両内装品Pをボディ等の相手部材に固着す
る役目を担う。ここでは、ABS(アクリロニトリル・
ブタジエン・スチレン)の熱可塑性樹脂成形品が用いら
れている。芯材1には、吸音材4が取付られる位置に、
所定のピッチで適当な大きさの透孔11が複数設けられ
ている。これら透孔11を利用して発泡原料を吸音材4
側に流し発泡硬化させて、吸音材4を芯材1に一体化さ
せている。透孔11の大きさは発泡圧によっても変化
し、発泡圧が大きくなると透孔径は小さくなるが、後述
の芯材1の撓み防止の観点から、通常、透孔11の大き
さの好適範囲は3mmφ〜10mmφである。透孔11
のピッチ間隔は20mm〜100mmの範囲が好まし
い。本実施例では、透孔11の孔径約50mmφ,その
ピッチ間隔50mmとした。
【0011】樹脂発泡体2は、発泡型内で、芯材1と表
皮材3との間に発泡原料を注入して発泡成形することで
得られたものである。例えば、ポリウレタンフォーム原
料等からなる液状の発泡原料が用いられ、この樹脂発泡
体2の存在によって車両内装品Pにクッション性,ソフ
ト感等がかもしだされている。発泡成形で得られた樹脂
発泡体2は芯材1上に積層される。樹脂発泡体2は、発
泡原料が発泡成形過程で付着性を有しながら発泡し、相
手部材の接触面に溶着,接合することになり、芯材1,
表皮材3及び透孔11を通って侵入接触する吸音材4と
も一体となる。
【0012】表皮材3は、車両内装品Pの外形に付形さ
れたシート状体で、例えば、軟質塩化ビニル樹脂等の材
質でパウダースラッシュ成形等によって造られている。
表皮材3は、樹脂発泡体2の表面を被覆し、車両内装品
Pの意匠面を形成する。
【0013】吸音材4は、軟らかい毛ばだった材料や多
孔質の材料で所定の大きさに形成されたものである。吸
音材4は、芯材1の背面で前記透孔11を封じるように
して配置され、既述のごとく、発泡成形で透孔11を通
って吸音材側で発泡硬化した樹脂発泡体2aの付着力に
よって芯材1に一体化している。吸音材4は、軟らかく
毛ばだったもの或いは多孔性,空気層を含むものの少な
くともいずれか一方を充足する材料であればよく、具体
的には、前記フェルトの他、一般的な布材,綿,不織布
(特に通気性の大きいものが好ましい。)や、スラブウ
レタン,チップウレタン,グラスウールなどの他、孔あ
きボード等であってもよい。
【0014】次に、車両内装品Pの製造方法について述
べる。予め、所定形状に付形された芯材1,表皮材3が
準備される。発泡成形型Tで、一方の分割型に該当する
上型5には、吸音材4を取付ける位置に車両内装品Pの
キャビティ面を窪ませて吸音材4の形状に見合う凹窪5
1が形成されている。凹窪51の深さdは、使用される
吸音材4の厚みLより若干少なめに設定する。上型5の
凹窪51内に削穴53が適当な間隔をあけて設けられ、
これら削穴53を利用して、エアシリンダ等の動力でピ
ン52,52が出没動するようにしている。ピン52
は、その先端が尖っており、ピン52が前進すると、キ
ャビティ面にピン先端が到達し芯材1を支える(図
5)。
【0015】車両内装品Pの製造は、まず、上型5の凹
窪51に吸音材4(ここでは、フェルトを使用する。)
を配置する(図3)。このとき、ピン52は吸音材4を
仮止めすべく少し凹窪底から突き出しぎみでもよいが、
通常、退動し引っ込んだ状態とする。吸音材4は凹窪4
より若干大きめであるが、フェルトは軟らかく且つ空隙
率も大きいため、圧縮状態で凹窪5内に収められること
になる。吸音材4が圧縮状態にあるため、上型5に吸音
材4が取付られても、外れ難くなっている。
【0016】続いて、吸音材4上に芯材1をセットす
る。芯材1には位置決め孔(図示せず)が形成されて
り、この位置決め孔を上型5に設けられた位置決めピン
(図示せず)に係止することで、芯材1が上型5に固定
セットされる。芯材1が上型5にセットされたとき、芯
材1に設けられた透孔11が吸音材4側に導通するよう
にする。次に、ピン52を進出させ、その先端を芯材1
背面に当接するようにする(図4)。吸音材4はその組
成密度が粗く、吸音材4内を突き進むことが可能であ
り、芯材1とピン52との間で干渉することはない。一
方、他方の分割型に該当する下型6に表皮材3をセット
する。ここで、前記吸音材4及び芯材1の上型5へのセ
ットと、表皮材3の下型6へのセットについては手順を
問わず、順序を逆にしてもよい。
【0017】次いで、下型6にセットされた表皮材3の
裏面に発泡原料(ここでは、液状のポリウレタンフォー
ム原料)を所定量注入し、型閉め後、発泡成形を行い樹
脂発泡体2を形成する(図5)。発泡原料は付着性があ
り、発泡時に透孔11を通って吸音材4側へ侵入しこれ
に接着するため、吸音材4を芯材1に固定することがで
きるようになる。かくして、芯材1,表皮材3,吸音材
4と一体化成形した所望の車両内装品Pを得る(図1,
図2)。ところで、吸音材4を単に凹窪51に配置し、
発泡成形を行うと、発泡原料の発泡圧によって、その成
形時に芯材1が図6のように弾性変形する場合がある。
この弾性変形は、脱型後、芯材1が弾性復起することに
よって、図7のごとく、製品表面に盛り上がり部分wを
つくり品質不良となって現われる。しかるに、本実施例
では、吸音材4が凹窪51に圧縮状態で配置されている
ため、吸音材は通常時よりも密で、発泡圧に抗する抵抗
力が大きくなっている。故に、吸音材4側への発泡原料
の侵入量を一定に抑え、且つ、発泡圧による芯材の底上
がりv(製品表面の盛り上がり部分w)の不良発生を抑
制する。更に、ピン52が芯材1の背面に当接し芯材1
が撓むのを防止するので、発泡圧力が盛り上がり部分w
をつくる製品変形をなくす。発泡原料が吸音材4に同化
した後、ピン52が退動することによって、吸音材4は
破損,位置ズレせずに車両内装品Pと一体成形ができる
ようになる。
【0018】このような吸音材付き車両内装品及びその
製造方法によれば、発泡原料の付着力で吸音材4を芯材
1に固着して樹脂発泡体2が成形されるので、両面テー
プ等の剥離紙を要せず、また、剥離紙を剥して貼着する
手間もいらなくなる。その結果、吸音材付き車両内装品
の製造コストが下がる。更に、剥離紙を剥すことによっ
て生じる吸音材4の界面破壊も起こらないため、今まで
使えなかった吸音率が高く密度の小さな吸音材4も採用
することができる。そして、ピン52に係る吸音材4の
係止の下で発泡成形が行われるので、軟らかく空隙率の
高い吸音材4であっても位置ズレを生ぜず、所定位置に
吸音材4を取着した車両内装品Pを得ることができる。
【0019】(2)実施例2 本実施例は、実施例1のピン構造に代え、図8のような
上型5を用いて車両内装品Pを製造するものである。上
型5の凹窪51は、仕切壁55によって複数の小室5
6,56,…に区画化されている。各子室56に適合し
た吸音材4が配置される。本実施例でも、吸音材4たる
フェルトは、圧縮状態で凹窪51内に収められることに
なる。各子室56に吸音材4を配置し、その上に芯材1
をセットすると、仕切壁55が芯材1の背面に当接す
る。尚、仕切壁55は上型5に一体形成しているが、後
付けで凹窪51に取付けてもよい。他の構成は実施例1
と同様である。
【0020】このように構成した車両内装品Pは、仕切
壁55が発泡成形で芯材1の撓むのを阻止し、実施例1
においてピン52が進出したのと同じ作用,効果を有す
る。ところで、周波数が250c/sを越える範囲で、
騒音対策として吸音材4を使用する場合、その面積が小
さくなるほど吸音率(単位面積あたり)が大きくなり、
吸音材4を小片に分割して使用することが極めて有効で
あることが知られている(通産省工業技術院編:騒音・
振動(1975),白亜書房)。本実施例では、いくつ
もに分割された吸音材4,4,…が車両内装品Pに取付
けられており、吸音効果に一層威力を発揮するようにな
る。その他の作用,効果は実施例1と同じである。
【0021】(3)実施例3 本実施例は、実施例1のピン構造に代え、図9のような
上型5を用いて車両内装品Pを製造するものである。上
型5の凹窪51内部には、キャビティ面に向って隆起体
57が設けられている。この隆起体57も格子状に配さ
れ、実施例2と同じように凹窪51内を区画化する。し
かし、凹窪51に吸音材4を配置しその上に芯材1をセ
ットした場合、芯材1と隆起体57との間に一定の隙間
ができるようにしている。他の構成は実施例1と同じ
で、吸音材付き車両内装品を製造するものである。この
ように構成した車両内装品Pは、吸音材4について、実
施例2のように分割しなくても、凹窪51に適合する大
きさをそのまま配置できるようになる。そして、凹窪5
1に配置された吸音材4は、その上に芯材1がセットさ
れると、隆起体57と芯材1とで圧迫係止されることに
なり、吸音材4は位置ズレや変形を起こすことなく安定
保持された状態になり、出来た車両内装品Pの品質維持
に寄与する。その他の作用,効果は実施例1と同様であ
る。
【0022】尚、本発明においては、前記実施例に示す
ものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲内で
種々変更できる。芯材1,樹脂発泡体2,表皮材3,吸
音材4の形状,大きさ,材質等は目的に応じて適宜選択
される。車両内装品Pとしては、インストルメントパネ
ルの他、種々の車両部品に適用できる。
【0023】
【発明の効果】以上のごとく、本発明の吸音材付き車両
内装品の製造方法は、吸音材の貼着の手間を省き、更
に、音特性に秀でる密度の小さい吸音材であっても、確
実に車両内装品に一体化されるようになるので、省力化
に寄与するだけでなく、騒音を効果的に減らし性能向上
に優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る吸音材付き車両内装品の全体斜
視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】吸音材付き車両内装品の製造段階を示す要部断
面図である。
【図4】吸音材付き車両内装品の製造段階を示す要部断
面図である。
【図5】吸音材付き車両内装品の発泡成形を終えた段階
の要部断面図である。
【図6】他の実施態様を示す吸音材付き車両内装品の製
造段階を表した要部断面図である。
【図7】他の実施態様を示す吸音材付き車両内装品の製
造段階を表した要部断面図である。
【図8】実施例2で、吸音材付き車両内装品の発泡成形
を終えた段階の要部断面図である。
【図9】実施例3で、吸音材付き車両内装品の発泡成形
を終えた段階の要部断面図である。
【符号の説明】
1 芯材 11 透孔 2 樹脂発泡体 3 表皮材 4 吸音材 5 上型(一方の分割型) 51 凹窪 52 ピン 55 仕切壁 57 隆起体6 下型(他方の分割型) P 車両内装品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29K 105:04 B29K 105:04 B29L 31:32 B29L 31:32 (56)参考文献 特開 平1−290404(JP,A) 実開 昭60−120124(JP,U) 実開 昭55−148924(JP,U) 実開 昭61−78608(JP,U) 実開 平6−82950(JP,U) 実開 平5−82400(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 39/00 - 39/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸音材が取付られる位置に透孔が複数設
    けられ且つ所定形状に付形された芯材 ( ) と、所定形状
    に付形された表皮材 ( ) を準備し、一方の分割型に形成
    した凹窪に、軟らかく毛ばだった材料で形成され又は多
    孔質若しくは空気層を含んだ材料で形成された吸音材を
    圧縮状態で収め、次いで、該吸音材上に前記芯材をセッ
    し、且つ前記凹窪内に出没動するピンが進出し該凹窪
    内に配設される前記吸音材を係止し、さらに該ピンの先
    端が前記芯材背面に当接するようにし、また他方の分割
    型へ前記表皮材の配設を終えて、その後、キャビティ内
    に発泡原料を注入し、前記透孔を通って発泡原料が吸音
    材側へも侵入するようにして発泡成形を行い、前記芯
    材,前記表皮材及び前記吸音材と一体とすることを特徴
    とする吸音材付き車両内装品の製造方法。
  2. 【請求項2】 吸音材が取付られる位置に透孔が複数設
    けられ且つ所定形状に付形された芯材 ( ) と、所定形状
    に付形された表皮材 ( ) を準備し、一方の分割型に形成
    した凹窪の内部に格子状に配して該凹窪を区画化する隆
    起体が設けられ、その凹窪に、軟らかく毛ばだった材料
    で形成され又は多孔質若しくは空気層を含んだ材料で形
    成された吸音材を圧縮状態で収め、次いで、該吸音材上
    前記芯材をセットし、且つその吸音材上に前記芯材を
    セットする際、吸音材が部分的に前記隆起体により圧迫
    係止されるようにし、また他方の分割型へ前記表皮材の
    配設を終えて、その後、キャビティ内に発泡原料を注入
    し、前記透孔を通って発泡原料が吸音材側へも侵入する
    ようにして発泡成形を行い、前記芯材,前記表皮材及び
    前記吸音材と一体とすることを特徴とする吸音材付き車
    両内装品の製造方法。
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