JP6217879B2 - 外装ワイヤーハーネス - Google Patents
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Description
本発明は、外装ワイヤーハーネスに関する。
従来、ワイヤーハーネスが配設された電気機器として、特許文献1に記載のものが知られている。この電気機器は、複数の電池を有する電池集合体を備えた電源装置である。電池集合体は電気接続箱に接続されている。電気接続箱には、複数の電子部品が配設されている。詳細に図示はされていないが、電池集合体と複数の電子部品との間、又は、複数の電子部品同士の間は、ワイヤーハーネスにより接続されている。
しかしながら、上記の技術によると、電池集合体(電気部材)と複数の電子部品(電気部材)との間、又は、複数の電子部品同士の間がワイヤーハーネスで接続されているので、配索が複雑になり、ワイヤーハーネスの配索スペースが増大するという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、複数の電気部材の間に形成された扁平なスペースに配索することができる外装ワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
本発明に係る外装ワイヤーハーネスは、複数の電線と、前記複数の電線の外周を、繊維状の合成樹脂からなるシートによって包囲する外装体と、を備え、前記外装体は、断面形状が扁平形状をなす扁平部と、前記扁平部と連続すると共に前記扁平部と異なる他の部分と、を有し、前記扁平部の短径方向の長さは、複数の電気部材の間に形成された隙間の幅よりも小さく設定されており、前記他の部分の、前記扁平部の短径方向の最大値は、前記隙間の幅よりも大きく設定されている。
本発明によれば、扁平部の短径方向の長さは、複数の電気部材の間に形成された隙間の幅よりも小さく設定されている。これにより、扁平部をその隙間に配することができる。そのため、外装ワイヤーハーネスが、その隙間に配することができない、扁平部と異なる他の部分を有する構成であっても、外装ワイヤーハーネスを、扁平部を介して、複数の電気部材の間に形成された扁平なスペースに配索することができる。その結果、複数の電線を配索するためのスペース効率を向上することができる。
本発明の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記他の部分は、断面形状が円形状をなす円形部を有することが好ましい。
複数の電線を例えばテープ等を巻回することによってまとめると、断面形状が概ね円形状となる。このようにまとめられた複数の電線を外装体で包囲して、外装体の断面形状を円形状とすることにより、円形部が形成される。このように外装体が扁平部と円形部とを有することにより、電線の配索スペースについて設計の自由度が向上する。
前記扁平部は、前記外装体の延びる方向に沿って延びる折り返し部と、前記折り返し部において折り返された前記シートの端部同士が接合された接合部と、を有することが好ましい。
上記の態様によれば、折り返し部を折り返して、折り返されたシートの端部同士を接合するという簡易な手法により、扁平部を形成することができる。
本発明によれば、外装ワイヤーハーネスを、複数の電気部材の間に形成された扁平なスペースに配索することができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を、図1ないし図8を参照しつつ説明する。なお、以下の説明では、同一形状をなす複数の部材については、一部の部材に符号を付し、他の部材の符号を省略する場合がある。
本発明の実施形態1を、図1ないし図8を参照しつつ説明する。なお、以下の説明では、同一形状をなす複数の部材については、一部の部材に符号を付し、他の部材の符号を省略する場合がある。
本実施形態に係る外装ワイヤーハーネス10は、例えば、自動車、電気自動車、ハイブリッド自動車等の車両(図示せず)に配設される。電気自動車やハイブリッド自動車に搭載される場合は、電気自動車やハイブリッド自動車の駆動源となる電池パック(図示せず)内の配線や、電池パックとインバータ、モータ等の機器(図示せず)との間の配線に用いられる。なお、電池パックは、複数の電池セル(図示せず)を備えた電池モジュールと、電池セルとの電圧等を管理、制御するECU(Electronic Control Unit)とを備えるものである。
外装ワイヤーハーネス10は、図1に示すように、複数の電線11と、複数の電線11を包囲する外装体12と、を備える。複数の電線11の外周は、繊維状の合成樹脂からなるシート13によって形成された外装体12によって包囲されている。各電線11は、共に断面が円形状であって、芯線(図示せず)と、芯線の周囲を覆う絶縁被覆(絶縁層)とを有する。芯線は、銅、銅合金又はアルミ合金製であって、例えば、複数の金属素線を撚り合わせた撚り線や、単芯線等とされる。
シート13の厚みは、材質に応じて適宜設定される。シート13の材質は、例えば、アラミド繊維、ガラス繊維、セルロース繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維、レーヨン繊維等を用いることができる。
シート13を構成する合成樹脂としては、加熱工程を経て部分的又は全体的に溶融或いは柔らかくなり、その後冷却工程を経て硬くなることが可能なものを用いることができる。かかる合成樹脂として、基本繊維と接着樹脂(バインダとも呼ばれる)とを含むものを用いることができる。接着樹脂は、基本繊維の融点よりも低い融点を有する樹脂である。そして、シート13を、基本繊維の融点より低く且つ接着樹脂の融点よりも高い温度に加熱することにより、接着樹脂が溶融されて基本繊維間にしみ込む。この後、シート13の温度が低下すると、接着樹脂が凝固する。これにより、シート13を加熱時の成形状態に維持することができる。ここでは、シート状に形成されているシート13(不織布とも呼ばれる)を用いている。
シート13の基本繊維としては、接着樹脂の融点で繊維状態を保ち得ればよく、樹脂繊維の他、各種繊維を用いることができる。また、接着樹脂は、基本繊維の融点より低い融点を有する熱可塑性樹脂繊維を用いることができる。例えば、基本繊維と接着樹脂との組合せとしては、基本繊維をPET(ポリエチレンテレフタレート)の樹脂繊維とし、接着樹脂をPETとPEI(ポリエチレンイソフタレート)との共重合樹脂としたものが挙げられる。
外装体12は、電線11の延びる方向と直交する面における断面形状が円形状をなす円形部(「扁平部と異なる他の部分」の一例)14と、電線11の延びる方向と直交する面における断面形状が扁平形状をなす扁平部15と、を有する。円形部14においては、複数の電線11は断面形状が円形状に束ねられている。円形部14は、いわゆるホットプレスにより硬化されている。なお、ホットプレスとは、加工対象である熱可塑性材料を金型16A,16B間に挟み込み、金型16A,16Bを加熱した状態で圧力を加えて熱可塑性材料を成型加工することをいう。
扁平部15は、ホットプレス加工がされることにより硬化されていてもよいし、また、ホットプレス加工がされていなくてもよい。また、ホットプレス加工がされた場合であっても、円形部14よりも軟らかな半硬化状態になっていてもよい。換言すると、扁平部15は、可撓性を有していてもよいし、また、硬化されることにより機械的な強度を有していてもよい。
扁平部15の断面形状は、長方形状(正方形を除く)、長円形状、楕円形状等、必要に応じて任意の形状とすることができる。また、長方形状には、稜部を面取りした形状や、稜部を丸めた形状も含まれるものとする。扁平部15の断面積は、外装体12のうち、扁平部15と連続すると共に扁平部15と異なる他の部分の断面積よりも小さく設定されている。本実施形態では、扁平部15の断面積は、円形部14の断面積よりも小さく設定されている。
図2及び図3に示すように、外装ワイヤーハーネス10の扁平部15は、上下に間隔を開けて配された第1の電気部材20と、第2の電気部材21との間に形成された扁平な隙間22内に配設される。下側に位置する第1の電気部材20の例としては電池モジュールが挙げられる。また、上側に位置する第2の電気部材21の例としては、ECUが挙げられる。
図2に示されるように、扁平部15は、短径方向を上下方向に向けた姿勢で配されている。扁平部15の上下方向の厚さ寸法は、言い換えれば、扁平部15の短径方向(図2の矢印Y方向)の長さL1は、上下に配された2つの電気部材20,21の間に形成された隙間22の、上下方向についての間隔、言い換えれば、隙間の幅L2よりも小さく設定されている。また、扁平な隙間22の間隔の幅L2は、円形部14の直径L3よりも小さい。言い換えれば、円形部14の直径L3は、隙間の幅L2よりも大きい。ここで、円形部14の直径L3は、「他の部分の、扁平部の短径方向の最大値」の一例である。
なお、隙間の幅L2は、2つの電気部材20,21の設置スペース等に応じて所定の値に決定される。そして、扁平部15の短径方向の長さL1は、決定された隙間の幅L2に応じて、隙間の幅L2よりも小さい所定の値に設定される。例えば、隙間の幅L2が15mmに決定された場合、扁平部15の短径方向の長さL1は、例えば、12mmに設定される。
なお、隙間の幅L2は、2つの電気部材20,21の設置スペース等に応じて所定の値に決定される。そして、扁平部15の短径方向の長さL1は、決定された隙間の幅L2に応じて、隙間の幅L2よりも小さい所定の値に設定される。例えば、隙間の幅L2が15mmに決定された場合、扁平部15の短径方向の長さL1は、例えば、12mmに設定される。
(実施形態の製造工程)
続いて、本実施形態に係る外装ワイヤーハーネス10の製造工程の一例について説明する。なお、本実施形態の製造工程は下記の工程に限定されない。
続いて、本実施形態に係る外装ワイヤーハーネス10の製造工程の一例について説明する。なお、本実施形態の製造工程は下記の工程に限定されない。
(円形部14)
図4に示すように、円形部14は、いわゆるホットプレスにより形成することができる。具体的には、複数の電線11を断面が円形状となるように束ねる。次に、束ねられた複数の電線11の外周をシート13で包囲する。続いて、一対の金型16A,16Bを加熱しつつ、他方の金型16Bを一方の金型16Aに図4の矢線Aで示す方向から相対近接移動させることによりシート13を所定の形状に成型する。なお、金型16A,16Bは、一対の金型16A,16Bに限られず、3以上の分割された金型で形成されてもよい。
図4に示すように、円形部14は、いわゆるホットプレスにより形成することができる。具体的には、複数の電線11を断面が円形状となるように束ねる。次に、束ねられた複数の電線11の外周をシート13で包囲する。続いて、一対の金型16A,16Bを加熱しつつ、他方の金型16Bを一方の金型16Aに図4の矢線Aで示す方向から相対近接移動させることによりシート13を所定の形状に成型する。なお、金型16A,16Bは、一対の金型16A,16Bに限られず、3以上の分割された金型で形成されてもよい。
(扁平部15)
図5〜図8に、扁平部15の製造工程の一例を示す。まず、図5に示すように、シート13を載置し、その上に複数の電線11を載置する。シート13は、電線11の延びる方向(図5における矢線Bで示す方向)に沿って、シート13の長手方向が位置するように配されている。シート13は、長手方向(電線11の延びる方向)と交差する方向(図5における矢線Cで示す方向)について中央付近の位置に、長手方向(電線11の延びる方向)に沿って延びる折り返し部17を有する。
図5〜図8に、扁平部15の製造工程の一例を示す。まず、図5に示すように、シート13を載置し、その上に複数の電線11を載置する。シート13は、電線11の延びる方向(図5における矢線Bで示す方向)に沿って、シート13の長手方向が位置するように配されている。シート13は、長手方向(電線11の延びる方向)と交差する方向(図5における矢線Cで示す方向)について中央付近の位置に、長手方向(電線11の延びる方向)に沿って延びる折り返し部17を有する。
図7に示すように、シート13に複数の電線11が載置された状態で、折り返し部17を折り返す。すると、複数の電線11は、折り返し部17で折り返されたシート13によって上下から挟まれて包囲された状態になる。
続いて、シート13は、折り返された方向(図7において矢線Dで示す方向)に延びた端部同士を重ねて、この端部同士を接合することにより複数の電線11を包囲するようになっている(図8参照)。換言すると、シート13は、長手方向(電線11の延びる方向)と交差する方向について折り返し部17と反対側に位置する上下に重ねられた一対の端部同士が、熱融着、接着、金属リベット、樹脂リベット等の公知の手法により接合されるようになっている。シート13の端部同士が接合された部分は接合部18とされる。
熱融着は、重ねられたシート13の端部を、一対の冶具によって上下から挟み込み、一対の上下を加熱することより行ってもよく、また、一対の冶具によって超音波振動を与えることによりおこなってもよい。
また、シート13は、折り返し部17において折り返された状態で、一対の金型(図示せず)によって上下から挟み込むことにより、ホットプレスしてもよい。
(実施形態の作用、効果)
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態によれば、複数の電線を備えた外装ワイヤーハーネス10の扁平部15を、上下に配された第1の電気部材20と第2の電気部材21との間に形成された、円形部14の直径L3よりも小さな、扁平な隙間22に配することができる。これにより、外装ワイヤーハーネス10が、隙間22に配することができない円形部14(扁平部と異なる他の部分)を有する構成であっても、外装ワイヤーハーネス10を、扁平部15を介して、複数(本実施形態では2つ)の電気部材(20,21)の間に形成された扁平なスペース(隙間)22に配索することができる。その結果、複数の電線11を配索するためのスペース効率を向上することができる。すなわち、外装ワイヤーハーネスが扁平部15を有さない場合と比べて、隙間22の幅L2を短くできる。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態によれば、複数の電線を備えた外装ワイヤーハーネス10の扁平部15を、上下に配された第1の電気部材20と第2の電気部材21との間に形成された、円形部14の直径L3よりも小さな、扁平な隙間22に配することができる。これにより、外装ワイヤーハーネス10が、隙間22に配することができない円形部14(扁平部と異なる他の部分)を有する構成であっても、外装ワイヤーハーネス10を、扁平部15を介して、複数(本実施形態では2つ)の電気部材(20,21)の間に形成された扁平なスペース(隙間)22に配索することができる。その結果、複数の電線11を配索するためのスペース効率を向上することができる。すなわち、外装ワイヤーハーネスが扁平部15を有さない場合と比べて、隙間22の幅L2を短くできる。
なお、扁平な導電体として、例えば、複数の導体を絶縁性の合成樹脂製のフィルムで挟んでなるフレキシブルフラットケーブルが知られている。しかしながら、このフレキシブルフラットケーブルを構成するフィルムは外力によって裂けやすいため、フレキシブルフラットケーブルは耐久性が劣るという問題がある。
この点につき、本実施形態に係る外装ワイヤーハーネス10は、複数の電線11を、繊維状の合成樹脂からなるシート13によって包囲する外装体12を備える。上記のシート13は、外力を吸収することができるので、優れた耐久性を備える。
また、複数の電線11を、例えばテープ等を巻回することによってまとめると、断面形状が概ね円形状となる。このようにまとめられた複数の電線11を外装体12で包囲して、外装体12の断面形状を円形状とすることにより、円形部14が形成される。このように外装体12が扁平部15と円形部14とを有することにより、電線11の配索スペースについて設計の自由度が向上する。
また、扁平部15は、外装体12の延びる方向に沿って延びる折り返し部17と、折り返し部17において折り返されたシート13の端部同士が接合された接合部18と、を有する。これにより、扁平部15は、折り返し部17を折り返して、折り返されたシート13の端部同士を接合するという簡易な手法により外装体12を形成することができる。
<変形例>
次に、実施形態1の変形例を、図9及び図10を参照しつつ説明する。本変形例においては、第1の電気部材20と第2の電気部材21とは、左右方向に隙間22を開けて配されている。本変形例に係る外装ワイヤーハーネス10は、扁平部15の短径部分を水平方向に向けた姿勢で配されている。
次に、実施形態1の変形例を、図9及び図10を参照しつつ説明する。本変形例においては、第1の電気部材20と第2の電気部材21とは、左右方向に隙間22を開けて配されている。本変形例に係る外装ワイヤーハーネス10は、扁平部15の短径部分を水平方向に向けた姿勢で配されている。
このように本変形例によれば、左右方向に隙間22を空けて配された第1の電気部材20と第2の電気部材21との間に形成された隙間22に外装ワイヤーハーネス10を配することができる。上記のように配置される第1の電気部材20と第2の電気部材21の例としては、左右方向に隙間22を開けて配された、電池モジュールと電気接続箱が挙げられる。
上記以外の構成については、実施形態1と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態においては、外装体12の一部に扁平部15が形成される構成としたが、これに限られず、外装体12において、間隔を開けて複数の扁平部15が形成される構成としてもよい。
(2)本実施形態においては、外装体12のうち扁平部15と異なる他の部分は円形部14としたが、これに限られず、外装体12のうち扁平部15と異なる他の部分の断面形状は、三角形、四角形等の多角形状でもよい。
(3)本実施形態においては、2つの電気部材20,21の間に外装ワイヤーハーネス10が配される構成としたが、これに限られず、外装ワイヤーハーネス10は、3つ以上の電気部材の間に形成された隙間に配することができる。
(4)隙間を空けて配される部材は、電池モジュール、ECU、電気接続箱に限られず、例えば、ヒューズボックス、リレーボックス等の電気機器でもよく、また、電池パックの上壁、側壁、底壁等の構造物であってもよい。
(5)外装ワイヤーハーネス10の製造工程は実施形態に示したものに限られず、以下のようなものであってもよい。
図1に示す外装ワイヤーハーネス10を製造する際、例えば図11に示される金型30を一対準備する。金型30は、外装ワイヤーハーネス10の円形部14を形成するための円形金型部30Aと、扁平部15を形成するための扁平金型部30Bとを含む。
そして、複数の電線11を断面が円形状となるように束ねる。次に、束ねられた複数の電線11の外周をシート13で包囲し、図12に示されるような、全体で円柱状の外装体12を形成する。続いて、一対の金型30によって、円柱状の外装体12を挟み、加熱・押圧(ホットプレス)することにより円柱状の外装ワイヤーハーネスを、図1に示される形状の外装ワイヤーハーネス10に成型する。この一対の金型30を用いたホットプレス工程によって、図1に示される円形部14および扁平部15を同時に形成できる。
なお、金型30は図11に示されるものに限られない。また、ホットプレス工程も上記に限られず、例えば、扁平金型部30Bのみからなる金型を一対準備して、円柱状の外装体12の扁平部15に相当する部分のみを加熱・押圧するようにしてもよい。
図1に示す外装ワイヤーハーネス10を製造する際、例えば図11に示される金型30を一対準備する。金型30は、外装ワイヤーハーネス10の円形部14を形成するための円形金型部30Aと、扁平部15を形成するための扁平金型部30Bとを含む。
そして、複数の電線11を断面が円形状となるように束ねる。次に、束ねられた複数の電線11の外周をシート13で包囲し、図12に示されるような、全体で円柱状の外装体12を形成する。続いて、一対の金型30によって、円柱状の外装体12を挟み、加熱・押圧(ホットプレス)することにより円柱状の外装ワイヤーハーネスを、図1に示される形状の外装ワイヤーハーネス10に成型する。この一対の金型30を用いたホットプレス工程によって、図1に示される円形部14および扁平部15を同時に形成できる。
なお、金型30は図11に示されるものに限られない。また、ホットプレス工程も上記に限られず、例えば、扁平金型部30Bのみからなる金型を一対準備して、円柱状の外装体12の扁平部15に相当する部分のみを加熱・押圧するようにしてもよい。
(6)外装ワイヤーハーネスの形状は実施形態に示したものに限られず、例えば、図13に示されるような、外装ワイヤーハーネス10Aの形状であってもよい。この場合、「扁平部と異なる他の部分」として、実施形態の円形部14に代えて、矩形部14Aが形成されている。この場合の製造工程は、例えば、以下のようになる。
まず、実施形態の図8に示された扁平部15の製造方法と同様の製造方法によって、図14に示されるような、シート13の端部同士が接合され、複数の電線11をシート13によって包囲する外装体12Aを準備する。次いで、図11に示されるような、矩形部14Aおよび扁平部15が同時に形成できる一対の金型によって、図14に示される外装体12Aをホットプレスすることによって、図13に示されるような、外装ワイヤーハーネス10Aが形成される。なお、ホットプレス工程はこれに限られず、例えば、外装体12Aの扁平部15に相当する部分のみをホットプレスする一対の金型によって、外装体12Aの扁平部15に相当する部分のみをホットプレスするようにしてもよい。
さらには、図1に示されるような形状の外装ワイヤーハーネスが、図11に示されるような金型を用いて、図14に示されるような外装体12Aから形成されるようにしてもよい。
まず、実施形態の図8に示された扁平部15の製造方法と同様の製造方法によって、図14に示されるような、シート13の端部同士が接合され、複数の電線11をシート13によって包囲する外装体12Aを準備する。次いで、図11に示されるような、矩形部14Aおよび扁平部15が同時に形成できる一対の金型によって、図14に示される外装体12Aをホットプレスすることによって、図13に示されるような、外装ワイヤーハーネス10Aが形成される。なお、ホットプレス工程はこれに限られず、例えば、外装体12Aの扁平部15に相当する部分のみをホットプレスする一対の金型によって、外装体12Aの扁平部15に相当する部分のみをホットプレスするようにしてもよい。
さらには、図1に示されるような形状の外装ワイヤーハーネスが、図11に示されるような金型を用いて、図14に示されるような外装体12Aから形成されるようにしてもよい。
10:外装ワイヤーハーネス
11:電線
12:外装体
13:シート
14:円形部
15:扁平部
17:折り返し部
18:接合部
20:第1の電気部材
21:第2の電気部材
22:隙間
11:電線
12:外装体
13:シート
14:円形部
15:扁平部
17:折り返し部
18:接合部
20:第1の電気部材
21:第2の電気部材
22:隙間
Claims (3)
- 複数の電線と、
前記複数の電線の外周を、繊維状の合成樹脂からなるシートによって包囲する外装体と、を備え、
前記外装体は、
断面形状が扁平形状をなす扁平部と、
前記扁平部と連続すると共に前記扁平部と異なる他の部分と、を有し、
前記扁平部の短径方向の長さは、複数の電気部材の間に形成された隙間の幅よりも小さく設定されており、
前記他の部分の、前記扁平部の短径方向の最大値は、前記隙間の幅よりも大きく設定されている外装ワイヤーハーネス。 - 前記他の部分は、断面形状が円形状をなす円形部を有する請求項1に記載の外装ワイヤーハーネス。
- 前記扁平部は、前記外装体の延びる方向に沿って延びる折り返し部と、前記折り返し部において折り返された前記シートの端部同士が接合された接合部と、を有する請求項1または請求項2に記載の外装ワイヤーハーネス。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015071803 | 2015-03-31 | ||
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