JP2018185898A - 電線およびワイヤハーネス - Google Patents

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茂生 森
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真之 片岡
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晃三 古庄
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Abstract

【課題】構成が異なる導体を容易に接合することができる電線およびワイヤハーネスを提供する。【解決手段】電線1Aは、電気自動車(EV)等の車両の床下に配索される電線である。電線1Aは、一本の棒状に形成された導電性を有する第1導体21と、複数の素線31aを束ねて形成された導電性を有する第2導体31と、第1導体21の端部と第2導体31の端部とを軸方向に突き合わせた状態で溶融して接合する溶融接合部4とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、電線およびワイヤハーネスに関する。
従来、ハイブリッド自動車(HEV)や電気自動車(EV)等の車両の床下に配索される電線には、車両搭載条件を考慮して、剛性が高く安価な単芯線電線と柔軟性の高い撚線電線とを接合したものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、単芯線電線と撚線電線とを接合する技術として、単芯線電線の端部を露出させた導体に形成された圧潰部と、撚線電線の端部を露出させて各素線同士を溶着して形成した接合ブロック部と、を重ね合わせた状態で、単芯線電線と撚線電線とがほぼ同軸に接続する構成が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2016−58137号公報 特開2016−32388号公報
しかしながら、上記特許文献1では、単芯線電線と撚線電線とを端子金具やジョイント端子などの部材を介して接続していることから、部品点数が増加する点で改善の余地がある。また、特許文献2では、電線の断面形状が変化することで電気抵抗が増加したり、単芯線電線のフォーミング加工や超音波接合等が必要となるなどコスト面で改善の余地がある。
本発明は、構成が異なる導体を容易に接合することができる電線およびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電線は、車両の床下に配索される電線であって、一本の棒状に形成された導電性の第1導体と、複数の素線を束ねて形成された導電性の第2導体と、前記第1導体の端部と少なくとも1つの前記第2導体の各端部とを軸方向に突き合わせた状態で溶融して接合する溶融接合部と、を備えることを特徴とする。
上記電線において、前記第1導体と前記第2導体とは同一素材で形成されることが好ましい。
上記電線において、前記第1導体と前記第2導体とは異なる素材で形成されることが好ましい。
上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、車両の床下に配索されるワイヤハーネスであって、一本の棒状に形成された導電性の第1導体、複数の素線を束ねて形成された導電性の第2導体、および、前記第1導体の端部と少なくとも1つの前記第2導体の各端部とを軸方向に突き合わせた状態で溶融して接合する溶融接合部とを含んで構成される電線を少なくとも1つ備えることを特徴とする。
本発明に係る電線およびワイヤハーネスによれば、構成が異なる導体を容易に接合することができる。
図1は、実施形態に係るワイヤハーネスが配索される車両の概略構成図である。 図2は、実施形態に係る電線の概略構成を示す平面図である。 図3は、実施形態に係る電線の概略構成を示す分解斜視図である。 図4は、実施形態に係る電線の接合方法の一例を説明するための図である。 図5は、実施形態に係る電線の接合方法の一例を説明するための図である。 図6は、実施形態に係る電線の接合方法の一例を説明するための図である。 図7は、実施形態の変形例に係る電線の概略構成を示す側面図である。
以下に、本発明に係る電線およびワイヤハーネスの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、下記の実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、いわゆる当業者が置換可能且つ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、下記の実施形態における構成要素は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
[実施形態]
実施形態に係る電線およびワイヤハーネスについて図1〜図6を参照して説明する。図1は、実施形態に係るワイヤハーネスが配索される車両の概略構成図である。図2は、実施形態に係る電線の概略構成を示す平面図である。図3は、実施形態に係る電線の概略構成を示す分解斜視図である。図4〜図6は、実施形態に係る電線の接合方法の一例を説明するための図である。なお、図4は、治具電極に取り付けられた2種類の電線の接合時の状態を示す。図5は、2種類の電線の接合途中の状態を示す。図6は、2種類の電線の接合完了時の状態を示す。
本実施形態に係るワイヤハーネスは、例えば、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)などの車両の床下等に配索されるものである。図1に示すワイヤハーネス10は、本実施形態に係る電線1Aを含む複数の電線を束ねて形成されており、車両100に搭載される。ワイヤハーネス10は、車両100内の各装置を互いに接続し、バッテリから各装置への電源供給や装置間の通信に用いられる。なお、ワイヤハーネス10は、この他、例えば、グロメット、固定具など種々の構成部品を含んで構成されていてもよい。
ここで、車両100について図1を参照して説明する。車両100は、走行用動力源として、エンジン102とモータユニット103の両方を備えるHEVである。車両100は、床下101、エンジン102、モータユニット103、インバータユニット104、バッテリ105、エンジンルーム106、ジャンクションボックス107、高圧ワイヤハーネス108、エアコンディショナ109、ヒータ110、およびワイヤハーネス10を備える。
床下101は、ワイヤハーネス10の一部が配索される。モータユニット103は、モータ及びジェネレータで構成され、高圧ワイヤハーネス108を介してインバータユニット104に接続される。インバータユニット104は、インバータ及びコンバータで構成され、ワイヤハーネス10を介してバッテリ105に接続される。インバータユニット104は、バッテリ105からの電力が供給される。バッテリ105は、Ni−MH系やLi−ion系の二次電池である。エンジンルーム106は、エンジン102、モータユニット103、及びインバータユニット104が配置される。ジャンクションボックス107は、ワイヤハーネス10の一方の端部が接続される。すなわち、ワイヤハーネス10は、バッテリ105に設けられたジャンクションボックス107を介してバッテリ105に接続される。ワイヤハーネス10の他方の端部は、インバータユニット104に接続される。
本実施形態に係る電線1Aは、図2に示すように、第1電線2と、第1電線2と種類が異なる第2電線3と、溶融接合部4とを含んで構成される。
第1電線2は、相対的に高い剛性を有し、配索経路に沿って形状を保持しやすいものである。第1電線2は、図3に示すように、一本の棒状に形成された導電性の第1導体21と、当該第1導体21の外周側を覆う絶縁性の第1絶縁被覆部22とを有する。第1導体21は、導電性の金属部材によって構成される。第1導体21は、棒状に形成され、断面形状が略正円形となる柱状の導体構造となっている。第1導体21は、軸方向に対してほぼ同じ径で延びるように形成される。第1導体21は、導電性の金属、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等により製造される。第1絶縁被覆部22は、第1導体21の外周側を被覆する電線被覆である。第1絶縁被覆部22は、第1導体21の外周面に接して設けられる。第1絶縁被覆部22は、例えば、絶縁性の樹脂材料(PPやPVC、架橋PE等が含まれる。なお、耐摩耗性や耐薬品性、耐熱性等に配慮して適宜選定される。)等を押出成形することによって形成される。第1絶縁被覆部22は、第1導体21の軸方向の一端から他端にかけて形成される。第1電線2は、第1導体21の端部において、第1絶縁被覆部22が剥ぎ取られており、当該第1導体21の端部が第1絶縁被覆部22から露出している。第1電線2は、当該第1導体21の端部に上述の第1電線2の第1導体21の端部が物理的および電気的に接合される。第1電線2は、一例として、第1導体21の軸方向の断面形状が略円形状、第1絶縁被覆部22の軸方向の断面形状が略円環形状となっており、全体として略円形状の断面形状となっている。なお、第1導体21は、断面形状が略正円形のものに限らず、例えば、矩形等であってもよく、また、筒状の導体構造となっていてもよい。
第2電線3は、相対的に高い柔軟性を有し、良好な屈曲性を有するものである。第2電線3は、図3に示すように、複数の素線31aを束ねて形成された導電性の第2導体31と、当該第2導体31の外周側を覆う絶縁性の第2絶縁被覆部32とを有する。第2導体31は、導電性の金属部材によって構成される。各素線31aは、線状に形成され、軸方向に対して略同径で延びるように形成される。第2導体31は、第1導体21とは異なる構成を有する。第2導体31を構成する素線31aは、第1導体21と同一素材で形成され、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等により製造される。ここでは、第2導体31は、複数の素線31aを単純に束ねたものであるが、複数の素線31aを撚り合わせて形成されてもよい。第2絶縁被覆部32は、第2導体31の外周側を被覆する電線被覆である。第2絶縁被覆部32は、第2導体31の外周面に接して設けられる。第2絶縁被覆部32は、例えば、絶縁性の樹脂材料(PPやPVC、架橋PE等が含まれる。なお、耐摩耗性や耐薬品性、耐熱性等に配慮して適宜選定される。)等を押出成形することによって形成される。第2絶縁被覆部32は、第2導体31の軸方向の一端から他端にかけて形成される。第2電線3は、第2導体31の端部において、第2絶縁被覆部32が剥ぎ取られており、当該第2導体31の端部が第2絶縁被覆部32から露出している。第2電線3は、当該第2導体31の端部に後述の第2電線3の第2導体31の端部が物理的および電気的に接合される。第2電線3は、一例として、第2導体31の軸方向の断面形状が略円形状、第2絶縁被覆部32の軸方向の断面形状が略円環形状となっており、全体として略円形状の断面形状となっている。
溶融接合部4は、第1電線2と第2電線3とを物理的および電気的に接合したものである。溶融接合部4は、例えば、通電加熱接合により、第1導体21の端部と第2導体31の端部とを互いに軸方向に突き合わせて溶融して接合させた状態にある。ここで通電加熱接合とは、溶接対象となる2つの金属導体に通電して抵抗発熱(ジュール熱)を発生させ、互いに金属導体を溶解させたのちに軸方向に加圧することによって接合する方法である。溶融接合部4における第1導体21と第2導体31との接続方向は、第1導体21および第2導体31の軸方向に沿った方向となる。溶融接合部4は、図1に示すA位置、B位置に位置するようにワイヤハーネス10を配置して、床下101に配索される部分を第1電線2、当該部分以外を第2電線3とする。溶融接合部4は、接合時に形成される溶融部40を有する。
溶融部40は、溶融接合部4の外周面から外側に膨出する溶融物に、通電加熱接合時に使用する治具電極(または治具)の成型面により成型された部分である。溶融部40は、外側面40aと、一対の環状面40bとを有する。外側面40aは、溶融接合部4の外周面から軸方向と直交する直交方向(以下、「直交方向」とも呼ぶ。)にあって、軸方向に平行で且つ軸方向回りを一周するように形成されている。一対の環状面40bは、外側面40aの軸方向の両端から第1導体21および第2導体31の各外周面に向かって、軸方向に直交する直交方向に形成される。
次に、図4〜図6を参照して、上述した電線1Aの接合方法について説明する。実施形態1に係る電線1Aの接合方法では、一対の治具電極を備える通電加熱接合装置(不図示)が用いられる。
まず、保持当接工程では、第1導体21の端部が第1絶縁被覆部22から露出された第1電線2と、第2導体31の端部が第2絶縁被覆部32から露出された第2電線3とを通電加熱接合装置にセットする。具体的には、第1導体21と第2導体31とを軸方向に対向して配置し、第1導体21の端部を外周側から第1治具電極50(50A,50B)内の保持面50aで保持させ、第2導体31の端部を外周側から第2治具電極51(51A,51B)内の保持面51aで保持させる。
第1治具電極50および第2治具電極51は、それぞれが溶接用の電極であるが、溶接対象となる第1導体21および第2導体31を保持する治具でもある。第1治具電極50および第2治具電極51は、第1導体21の端面と第2導体31の端面とが軸方向に互いに対向するように保持する。第1治具電極50は、上側治具電極50Aと、下側治具電極50Bとに分割して構成される。上側治具電極50Aおよび下側治具電極50Bは、第1導体21の端部を直交方向(例えば図4に示す上下方向)から挟み込むように保持する。第2治具電極51は、第1治具電極50と同様に、上側治具電極51Aと、下側治具電極51Bとに分割して構成される。上側治具電極51Aおよび下側治具電極51Bは、第2導体31の端部を直交方向(例えば図4に示す上下方向)から保持する。
第1治具電極50は、保持面50aと、当接面50bとを有する。保持面50aは、第1保持面であり、第1導体21を外周側から保持する。保持面50aは、筒状の内周面であり、直交方向に分割される。すなわち、保持面50aは、第1導体21の端部を直交方向から挟み込むように保持する。当接面50bは、第1治具電極50の軸方向の端面に形成され、第2治具電極51側の軸方向の端面と当接する部分である。
第2治具電極51は、保持面51aと、第1成型面51bと、第2成型面51cとを有する。保持面51aは、第2保持面であり、第2導体31を外周側から保持する。保持面51aは、筒状の内周面であり、直交方向に分割される。すなわち、保持面51aは、第2導体31の端部を直交方向から挟み込むように保持する。第1成型面51bは、保持面51aから軸方向に溶融接合部4側に形成された筒状の内周面である。第1成型面51bは、溶融部40の外側面40aを形成する。第1成型面51bは、第1治具電極50と第2治具電極51とが互いに軸方向に当接することにより、軸方向に平行で且つ軸方向周りを一周するように成型面を形成する。第2成型面51cは、溶融部40の環状面40bを形成する成型面である。
本実施形態における第1治具電極50および第2治具電極51は、図5に示す接合成形工程時に溶融接合部4から生じる溶融物を囲むように形成された膨出成型部53を有する。具体的には、膨出成型部53は、50bと、第1成型面51bと、第2成型面51cと、膨出空間部53aとで構成される。膨出空間部53aは、溶融接合部4の外周面から外側に膨出する溶融物が充満する空間である。膨出空間部50dは、接合成形工程において、第1成型面51b、第2成型面51c、および第1治具電極50の当接面50bとで閉塞される空間である。
次に、図5、図6に示す接合成形工程では、第1治具電極50と第2治具電極51とを軸方向に対向して相対的に動かし、第1導体21の端面と第2導体31の端面とを当接させる。そして、第1治具電極50および第2治具電極51に通電することで第1導体21の端面および第2導体31の端面を加熱しつつ軸方向に突き合わせて接合する。具体的には、第1治具電極50に通電することで第1導体21の端面を加熱すると共に、第2治具電極51に通電することで第2導体31の端面を加熱する。第1導体21の端面および第2導体31の端面を各導体の融点未満、すなわち融点に達する前まで加熱したのち、第1治具電極50の軸方向の端部と第2治具電極51の軸方向の端部とが突き当たるまで、第1導体21の端部と第2導体31の端部とを互いに軸方向に加圧する。このとき、第1導体21と第2導体31との溶融時に発生する溶融物が膨出空間部53aに膨出し、当接面50b、第1成型面51b、および第2成型面51cにより溶融部40が形成される。
以上説明したように、本実施形態に係る電線1Aは、一本の棒状に形成された導電性の第1導体21と、複数の素線31aを束ねて形成された導電性の第2導体31と、第1導体21の端部と第2導体31の端部とを軸方向に突き合わせた状態で溶融して接合する溶融接合部4とを備える。
本実施形態に係る電線1Aおよびワイヤハーネス10によれば、構成が異なる導体を容易に接合することができる。例えば、第1導体21の端部と第2導体31の端部とを軸方向に突き合わせて通電加熱して溶融させることで、2つの導体の接合に必要となる軸方向の圧力を低減することが可能となり、撚線電線の接合時の座屈を回避し、安定した接合を行うことができる。また、第1導体21の端部と第2導体31の端部とを軸方向に突き合わせた状態で溶融して接合するので、電線の断面形状を維持したままの接合が可能となり、電気抵抗の増加を抑制し、通電時の発熱を抑制することが可能となる。また、接合するために導体の端部を圧潰する等の前処理が不要となるので、加工コストを低減することが可能となる。また、従来は、ワイヤハーネス10を形成する各電線に撚線電線を用いていたが、撚線電線より廉価で、車両100の床下101への配索時にプロテクタ等の保護部材が不要となる単芯線電線を利用することで、部品コストを低減することができる。
また、電線1Aは、第1導体21と第2導体31とが同一素材で形成される。これにより、第1導体21と第2導体31とが同じ融点を有することとなり、第1治具電極50および第2治具電極51による各導体への加熱条件を同じにすることができ、2つの導体を安定して接合することが可能となる。
[変形例]
次に、図7を参照して、実施形態の変形例に係る電線について説明する。図7は、実施形態の変形例に係る電線の概略構成を示す図である。
本実施形態の変形例に係る電線1Bは、一本の第1電線2と複数の第2電線3A,3B,3Cとが接続されている点で、上記実施形態における電線1Aとは異なる。なお、本実施形態の変形例は、上記実施形態と共通しているものついては、同一符号を付して、それらの説明を省略する。
電線1Bは、1本の第1電線2と、3本の第2電線3A,3B,3Cと、溶融接合部4とを含んで構成される。各第2電線3A,3B,3Cは、上記第2電線3と同じ構成を有する。溶融接合部4は、第1電線2の端部と、3本の第2電線3A,3B,3Cの各端部とを略軸方向に突き合わせて溶融して接合させた状態にある。
本実施形態の変形例に係る電線1Bおよびワイヤハーネス10によれば、構成が異なる導体の一方が複数あっても容易に接合することができ、分岐を有する電線を効率よく製造することが可能となる。例えば、電線1Bの溶融接合部4を図1に示すC部に配置することで、エアコンディショナ109やヒータ110に分岐させることが容易となる。
なお、以上の説明では、第1導体21と第2導体31とが同一素材で形成されることについて説明したが、これに限定されるものではなく、異なる素材で形成されていてもよい。すなわち、第1導体21と第2導体31とが導電性を有する同一の金属部材で構成されていても、導電性を有する異なる金属部材で構成されていてもよい。例えば、第1導体21がアルミニウム、アルミニウム合金、第2導体31が銅、銅合金で構成される場合がある。
また、以上の説明では、第1治具電極50、第2治具電極51は、第1導体21、第2導体31を上下方向から挟持する構成について説明したが、これに限定されるものではなく、軸方向および上下方向に直交する幅方向から挟持する構成であってもよい。
また、以上の説明では、図7に示すように、1本の第1導体21に接合される第2導体31の本数を3本としたが、これに限定されるものではない。また、第2電線3A〜3Cは、第2導体31の構成や外径、第2絶縁被覆部32の厚さ等の仕様が同一であってもよいし、それぞれの仕様が異なっていてもよい。
1A,1B 電線
2 第1電線
3 第2電線
4 溶融接合部
21 第1導体
22 第1絶縁被覆部
31 第2導体
32 第2絶縁被覆部
40 溶融部
40a 外側面
40b 環状面
50 第1治具電極
50a 保持面
50b 当接面
51 第2治具電極
51a 保持面
51b 第1成型面
51c 第2成型面
53 膨出成型部
53a 膨出空間部

Claims (4)

  1. 車両の床下に配索される電線であって、
    一本の棒状に形成された導電性の第1導体と、
    複数の素線を束ねて形成された導電性の第2導体と、
    前記第1導体の端部と少なくとも1つの前記第2導体の各端部とを軸方向に突き合わせた状態で溶融して接合する溶融接合部と、
    を備えることを特徴とする電線。
  2. 前記第1導体と前記第2導体とは同一素材で形成される
    請求項1に記載の電線。
  3. 前記第1導体と前記第2導体とは異なる素材で形成される
    請求項1に記載の電線。
  4. 車両の床下に配索されるワイヤハーネスであって、
    一本の棒状に形成された導電性の第1導体、複数の素線を束ねて形成された導電性の第2導体、および、前記第1導体の端部と少なくとも1つの前記第2導体の各端部とを軸方向に突き合わせた状態で溶融して接合する溶融接合部とを含んで構成される電線を少なくとも1つ備える
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
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