JP6213335B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

液体吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6213335B2
JP6213335B2 JP2014063832A JP2014063832A JP6213335B2 JP 6213335 B2 JP6213335 B2 JP 6213335B2 JP 2014063832 A JP2014063832 A JP 2014063832A JP 2014063832 A JP2014063832 A JP 2014063832A JP 6213335 B2 JP6213335 B2 JP 6213335B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication hole
flow path
metal layer
electrode
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014063832A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015182441A (ja
Inventor
啓太 平井
啓太 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2014063832A priority Critical patent/JP6213335B2/ja
Priority to US14/664,147 priority patent/US9481172B2/en
Priority to EP15160852.8A priority patent/EP2923839B1/en
Priority to CN201510135037.XA priority patent/CN104943381B/zh
Publication of JP2015182441A publication Critical patent/JP2015182441A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6213335B2 publication Critical patent/JP6213335B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14201Structure of print heads with piezoelectric elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14201Structure of print heads with piezoelectric elements
    • B41J2/14233Structure of print heads with piezoelectric elements of film type, deformed by bending and disposed on a diaphragm
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/16Production of nozzles
    • B41J2/1607Production of print heads with piezoelectric elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2002/14459Matrix arrangement of the pressure chambers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2002/14491Electrical connection
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/20Modules

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

本発明は、液体を吐出する液体吐出装置に関する。
特許文献1には、液体吐出装置として、複数のノズルからインクを吐出するインクジェットヘッドが開示されている。このインクジェットヘッドは、流路形成基板とリザーバ形成基板とを有する。流路形成基板には、複数の圧力室と、これら複数の圧力室に共通に連通する連通部が形成されている。また、流路形成基板の上面には、複数の圧力室を覆う振動板と、複数の圧力室に対応した複数の圧電素子とを含む、複数の層からなる積層体が設けられている。流路形成基板の、前記積層体と反対側に位置する下面にはノズルプレートが設けられ、ノズルプレートには、流路形成基板内の複数の圧力室にそれぞれ連通する複数のノズルが形成されている。
リザーバ形成基板は、流路形成基板の上方に、前記積層体に含まれる複数の圧電素子を覆うように配置され、さらに、積層体に、複数の圧電素子よりも外側の領域において接着剤で接合されている。このリザーバ形成基板はリザーバ部を有する。リザーバ部は、積層体に形成された連通孔を介して、流路形成基板の連通部と連通している。リザーバ部から、流路形成基板の連通部内に供給されたインクは、複数の圧力室にそれぞれ分配供給される。
特開2007−45129号公報(特に、図2)
前記特許文献1において、積層体の、連通孔の周囲部分のうちの一部分(以下、周囲対面部という)は、流路形成基板内のインク流路と対面している。つまり、この周囲対面部は、連通孔の周囲において流路形成基板によって支持されていない状態で配置されているため、様々な要因によって外力が作用したときに破損しやすい。例えば、この周囲対面部は、連通孔の周囲に位置することから、周囲対面部には連通孔内を流れる液体の圧力が作用する。また、積層体の、連通孔の周囲部分にリザーバ形成基板を接着剤で接合したときに、その接着剤の収縮による力が、前記周囲対面部に作用することも考えられる。さらには、圧電素子の駆動によって振動板が振動するときに、その振動が周囲対面部にも作用する。
本発明の目的は、積層体の連通孔の周囲部分に配置され、且つ、流路構造体に形成されている流路に対面している周囲対面部の、破損を抑制することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
第1の発明の液体吐出装置は、複数のノズル、及び、前記複数のノズルにそれぞれ連通した複数の圧力室を含む、第1液体流路が形成された第1流路構造体と、前記複数の圧力室を覆う振動板と、前記振動板に対して前記圧力室と反対側において前記複数の圧力室とそれぞれ対向して配置された複数の圧電素子と、を含む、複数層の積層体と、前記第1液体流路と連通する第2液体流路が形成され、且つ、前記積層体に対して前記第1流路構造体とは反対側に配置された第2流路構造体と、を備え、
前記積層体には、前記第2流路構造体の前記第2液体流路と、前記第1流路構造体の前記第1液体流路とを連通させるための連通孔が形成され、前記第2流路構造体は、前記積層体に、前記連通孔の周囲部分において接合され、前記積層体の前記第1液体流路に対面する対面部分のうち、前記連通孔の前記周囲部分に位置する周囲対面部が、金属層を含んでいることを特徴とするものである。
本発明において、「積層体のある部分が、第1流路構造体の第1液体流路に対面する」とは、その部分が、第1液体流路内の空間に接していて、第1流路構造体自体とは接していないことを意味する。
本発明においては、第1流路構造体に、複数の圧力室を覆うように積層体が設けられている。即ち、積層体は、その一部が、第1流路構造体の、複数の圧力室を含む第1液体流路と対面している。また、積層体には、第1流路構造体の第1液体流路と第2流路構造体の第2液体流路とを連通させる連通孔が形成されている。積層体の連通孔の周囲部分には、第2流路構造体が接合されている。その上で、本発明では、積層体の、第1液体流路に対面する対面部分のうち、連通孔の周囲部分に位置する周囲対面部が、金属層を含んでいる。これにより、連通孔の周囲にあって破損が生じやすい周囲対面部が、金属層で補強されるため、この周囲対面部が破損しにくくなる。
第2の発明の液体吐出装置は、前記第1の発明において、前記金属層は、前記積層体の、前記周囲対面部から前記第1流路構造体と接する部分まで延びていることを特徴とするものである。
金属層が、積層体の、第1流路構造体に支持されていない周囲対面部から、第1流路構造体に支持される部分まで延びているため、周囲対面部が、積層体の第1流路構造体と支持される部分との境界部分で折れにくくなる。
第3の発明の液体吐出装置は、前記第1又は第2の発明において、前記圧電素子は、圧電層と、前記圧電層に対して前記振動板側に配置された第1電極と、前記圧電層に対して前記振動板と反対側に配置された第2電極を有し、前記金属層は、前記第1電極、又は、前記第2電極と同じ工程で形成されていることを特徴とするものである。
本発明では、振動板に対して、第1電極、あるいは、第2電極を積層する際に、同時に、積層体の周囲対面部に補強用の金属層を形成することができる。
第4の発明の液体吐出装置は、前記第3の発明において、前記金属層は、前記第1電極と前記第2電極のうちの、厚みの大きい方の電極と同じ工程で形成されている層であることを特徴とするものである。
第1電極と第2電極のうちの、厚みの大きい電極と同時に金属層を形成することで、金属層の厚みが大きくなるため、積層体の周囲対面部の強度をより高くすることができる。
第5の発明の液体吐出装置は、前記第3の発明において、前記金属層は、前記第1電極と前記第2電極のうちの、降伏応力の大きい材料で形成されている電極と同じ工程で形成されている層であることを特徴とするものである。
材料の降伏応力が高いということは、弾性変形の範囲が広く、大きな外力が作用しても折れにくいということである。第1電極と第2電極のうちの、降伏応力の高い電極と、同時に金属層を形成することで、金属層の降伏応力も高くなるため、積層体の周囲対面部に外力が作用しても破損しにくくなる。
第6の発明の液体吐出装置は、前記第3の発明において、前記金属層は、前記第1電極と同じ工程で形成されていることを特徴とするものである。
本発明では、平坦な振動板の表面に、第1電極と金属層とを一度に形成することができる。
第7の発明の液体吐出装置は、前記第2〜第6の何れかの発明において、前記金属層は、前記第1電極又は前記第2電極と導通しており、前記金属層は、前記積層体の前記対面部分のうちの、前記連通孔の縁から離れた位置に配置され、前記金属層は、前記積層体の前記複数の層に含まれる絶縁層によって覆われて、前記連通孔の縁において露出していないことを特徴とするものである。
金属層は、第1電極又は第2電極と導通している。また、金属層は、連通孔の周囲に配置されていることから、連通孔を流れる液体が金属層に接触する虞がある。この点、本発明では、金属層が絶縁層に覆われて、連通孔の縁に露出していないため、金属層が連通孔を通過する液体と接触することがなく、短絡等の発生を防止できる。
第8の発明の液体吐出装置は、前記第1〜第7の何れかの発明において、前記積層体の前記周囲部分には、前記連通孔を囲むように配置され、且つ、前記第2流路構造体側に突出する環状壁部が設けられ、前記金属層は、前記周囲対面部の、少なくとも、前記環状壁部よりも前記連通孔側の部分に配置されていることを特徴とするものである。
本発明では、積層体の、連通孔の周囲部分に、連通孔を囲むように環状壁部が形成されている。そのため、環状壁部に第2流路構造体を押し付けて、第2流路構造体を積層体に接合することができ、連通孔の周囲におけるシール性が高くなる。一方で、積層体の、連通孔の周囲部分に環状壁部が存在すると、第2流路構造体が環状壁部に押し付けられるが故に、周囲対面部の、環状壁部よりも連通孔(内側)の部分は、第1流路構造体だけでなく、第2流路構造体からも離れた構造となる。そこで、周囲対面部の、少なくとも内側の部分に金属層が配置されることが好ましい。
第9の発明の液体吐出装置は、前記第1〜第8の何れかの発明において、前記積層体には、前記第2流路構造体の前記第2液体流路と、前記第1流路構造体の前記複数の圧力室とをそれぞれ連通させる複数の前記連通孔が形成され、前記積層体の、各連通孔の前記周囲対面部が、前記圧力室に面していることを特徴とするものである。
本発明では、積層体に、第2液体流路から複数の圧力室に個別に液体を供給するための、複数の連通孔が形成されている。そして、各連通孔の周囲に位置する、周囲対面部は、圧力室に面している。そのため、周囲対面部は、圧電素子の駆動による振動板の変形(振動)の影響を受けやすい。本発明では、周囲対面部に金属層が設けられることで、振動板の振動に起因する、周囲対面部の破損が生じにくくなる。
第10の発明の液体吐出装置は、前記第9の発明において、前記連通孔の縁全周が、この連通孔に連通する前記圧力室の縁よりも内側にあり、前記積層体の前記連通孔の前記周囲部分が、その全周にわたって、前記連通孔に連なる前記圧力室に面する前記周囲対面部となっており、前記周囲対面部の前記金属層は、前記連通孔を囲むように形成されていることを特徴とするものである。
本発明では、連通孔の縁全周が、圧力室の縁よりも内側にある。即ち、連通孔が圧力室内に収まって配置されており、積層体の、連通孔の縁部を構成する部分が、連通孔の周方向における全周において圧力室の縁から内側に突き出している。従って、連通孔の周囲部分が、その全周にわたって、圧力室と対面する周囲対面部となり、その周方向におけるどの部分においても破損が生じる虞がある。そこで、本発明では、周囲対面部の金属層が、連通孔を囲むように形成されている。これにより、周囲対面部が、その全周にわたって金属層で補強されている。
本実施形態に係るプリンタの概略的な平面図である。 図2は、インクジェットヘッドのヘッドユニットの上面図である。 図3は、図2のX部拡大図である。 (a)は、図3のA−A線断面図、(b)は、図3のB−B線断面図である。 ヘッドユニットの製造工程を示す図である。 変更形態のヘッドユニットの断面図である。 別の変更形態のヘッドユニットの断面図である。 別の変更形態のヘッドユニットを示す図であり、(a)はヘッドユニットの一部拡大平面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
次に、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施形態に係るプリンタの概略的な平面図である。まず、図1を参照してインクジェットプリンタ1の概略構成について説明する。尚、図1に示す前後左右の各方向をプリンタの「前」「後」「左」「右」と定義する。また、紙面手前側を「上」、紙面向こう側を「下」とそれぞれ定義する。以下では、前後左右上下の各方向語を適宜使用して説明する。
(プリンタの概略構成)
図1に示すように、インクジェットプリンタ1は、プラテン2と、キャリッジ3と、インクジェットヘッド4と、搬送機構5と、制御装置6等を備えている。
プラテン2の上面には、被記録媒体である記録用紙100が載置される。キャリッジ3は、プラテン2と対向する領域において2本のガイドレール10,11に沿って走査方向に往復移動可能に構成されている。キャリッジ3には無端ベルト14が連結され、キャリッジ駆動モータ15によって無端ベルト14が駆動されることで、キャリッジ3は走査方向に移動する。
インクジェットヘッド4は、キャリッジ3に取り付けられており、キャリッジ3とともに走査方向に移動する。インクジェットヘッド4は、4色(ブラック、イエロー、シアン、マゼンタ)のインクカートリッジ17が装着されるカートリッジホルダ7と、図示しないチューブによって接続されている。インクジェットヘッド4は、走査方向に並ぶ2つのヘッドユニット12,13を備えている。各ヘッドユニット12,13の下面(図1の紙面向こう側の面)には、プラテン2に載置された記録用紙100に向けてそれぞれインクを吐出する、複数のノズル24(図2〜図5参照)が形成されている。2つのヘッドユニット12,13のうちの、一方のヘッドユニット12は、ブラックとイエローのインクを吐出するものであり、他方のヘッドユニット13は、シアンとマゼンタのインクを吐出するものである。
搬送機構5は、搬送方向にプラテン2を挟むように配置された2つの搬送ローラ18,19を有する。搬送機構5は、2つの搬送ローラ18,19によって、プラテン2に載置された記録用紙100を搬送方向に搬送する。
制御装置6は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び、各種制御回路を含むASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を備える。 制御装置6は、ROMに格納されたプログラムに従い、ASICにより、記録用紙100への印刷等の各種処理を実行する。例えば、印刷処理においては、制御装置6は、PC等の外部装置から入力された印刷指令に基づいて、インクジェットヘッド4のヘッドユニット12,13やキャリッジ駆動モータ15等を制御して、記録用紙100に画像等を印刷させる。具体的には、キャリッジ3とともにインクジェットヘッド4を走査方向に移動させながらインクを吐出させるインク吐出動作と、搬送ローラ18,19によって記録用紙100を搬送方向に所定量搬送する搬送動作とを、交互に行わせる。
(インクジェットヘッドのヘッドユニットの詳細)
次に、インクジェットヘッド4のヘッドユニット12,13の詳細構成について説明する。尚、2つのヘッドユニット12,13は同一の構造を有するため、以下では、ブラックとイエローのインクを吐出するヘッドユニット12で代表して説明する。図2は、インクジェットヘッド4のヘッドユニット12の上面図である。図3は、図2のX部拡大図である。図4(a)は、図3のA−A線断面図、(b)は、図3のB−B線断面図である。図2〜図4に示すように、ヘッドユニット12は、ノズルプレート20、流路形成部材21、積層体22、及び、リザーバ形成部材23を備えている。尚、図2、図3では、図面の簡素化のため、流路形成部材21及び積層体22の上方に位置する、リザーバ形成部材23は、二点鎖線で外形のみしめされている。
(ノズルプレート)
ノズルプレート20は、ステンレス鋼等の金属材料、シリコン、あるいは、ポリイミド等の合成樹脂材料などで形成されている。図4に示すように、ノズルプレート20には、複数のノズル24が形成されている。複数のノズル24は、搬送方向に配列されて、走査方向に並ぶ4列のノズル列25を構成している。右側の2列のノズル列25aは、ブラックインクを吐出するノズル列である。2列のノズル列25aの間で搬送方向におけるノズル24の位置が、各ノズル列25の配列ピッチPの半分(P/2)だけずれている。左側の2列のノズル列25bは、イエローインクを吐出するノズル列である。イエローの2列のノズル列25bも、ブラックのノズル列25aと同様に、2列のノズル列25bの間で搬送方向におけるノズル24の位置がP/2ずれている。
(流路形成部材)
流路形成部材21は、シリコンで形成されている。この流路形成部材21の下面に、前述したノズルプレート20が接合されている。流路形成部材21には、複数のノズル24とそれぞれ連通する複数の圧力室26が形成されている。各圧力室26は、走査方向に長い矩形の平面形状を有する。複数の圧力室26は、複数のノズル24に応じて搬送方向に配列されて、走査方向に並ぶ4列の圧力室列27を構成している。右側2列の圧力室列27aがブラックインクの圧力室列であり、左側2列の圧力室列27bがイエローインクの圧力室列27である。尚、同色のインクを吐出する2列の圧力室列27a(27b)のうち、左側の圧力室列27においては、圧力室26の左端部とノズル24が重なり、右側の圧力室列27においては、圧力室26の右端部とノズル24が重なっている。また、ブラックの2列の圧力室列27aの間で、搬送方向における圧力室26の位置がP/2ずれており、イエローの2列の圧力室列27bの間でも、搬送方向における圧力室26の位置がP/2ずれている。
(積層体)
積層体22は、複数の圧力室26内のインクに、それぞれノズル24から吐出させるための吐出エネルギーを付与するものである。積層体22は、流路形成部材21の上面に配置されている。図2〜図4に示すように、積層体22は、振動板30、共通電極31、圧電層32、複数の個別電極33、複数の駆動配線35等の複数の層が積層されてなるものである。後でも少し触れるが、積層体22は、流路形成部材21となるシリコン基板の上面に、公知の半導体プロセス技術によって、数μmの非常に薄い層を順に成膜することによって形成されている。
振動板30は、流路形成部材21の上面の全域に、複数の圧力室26を覆うように配置されている。振動板30は、シリコン酸化膜(SiO2)、あるいは、シリコン窒化膜(SiN)等で形成されている。振動板30の、圧力室26のノズル24とは反対側の端部には、孔が形成されている。
共通電極31は、導電性材料からなる。この共通電極31は、振動板30の上面のほぼ全域に形成され、複数の圧力室26に跨って配置されている。共通電極31は、例えば、白金、あるいは、チタン等の導電性材料で形成されている。
圧電層32は、共通電極31が形成された振動板30の上面に、4つの圧力室列27にそれぞれ対応して4つ配置されている。各圧電層32は、1つの圧力室列27を構成する複数の圧力室26に跨るように、搬送方向に延びている。圧電層32は、例えば、チタン酸鉛とジルコン酸鉛との混晶であるチタン酸ジルコン酸鉛を主成分とする圧電材料からなる。
複数の個別電極33は、圧電層32の上面の、複数の圧力室26と重なる部分にそれぞれ形成されている。各個別電極33は、走査方向に長い矩形の平面形状を有する。複数の個別電極33は、例えば、白金、あるいは、酸化イリジウム等の導電性材料で形成されている。
圧電層32の、個別電極33と共通電極31に挟まれた部分は、厚み方向において下向き、即ち、個別電極33から共通電極31に向かう方向に分極されている。圧電層32の、上記の分極処理が施された部分を、特に活性部32aという。また、圧電層32の1つの活性部32aと、この活性部32aを挟む個別電極33、及び、共通電極31とが、振動板30を挟んで1つの圧力室26と対向して配置された、1つの圧電素子36を構成している。
図4に示すように、振動板30の上面には、共通電極31、圧電層32、及び、個別電極33を覆うように、2層の保護層37,38が形成されている。尚、図2、図3では、図面の簡単のため、保護層37,38の図示は省略されている。保護層37は、アルミナ(Al23)、あるいは、シリコン窒化膜等の絶縁体によって構成されている。また、保護層38は、シリコン酸化膜等の絶縁体によって構成されている。尚、保護層37,38が2層である必要は特になく、例えば、シリコン酸化膜等からなる1層の保護層38のみが形成されてもよい。
複数の駆動配線35は、保護層38の上面に配置されている。各駆動配線35は、個別電極33の右端部の上面に接続され、個別電極33から右方へ延びている。複数の駆動配線35は、シリコン酸化膜等からなる保護層39によって覆われている。尚、図2、図3では、保護層39の図示は省略されている。図2、図3に示すように、積層体22の右端部の上面には、複数の駆動接点部40が搬送方向に1列に配列されている。複数の個別電極33から右方へ引き出された複数の駆動配線35は、流路形成部材21の右端部に位置する複数の駆動接点部40とそれぞれ接続されている。また、複数の駆動接点部40の、搬送方向における両側には、共通電極31と接続されている2つのグランド接点部41が配置されている。
尚、図4に示すように、保護層37,38,39の、振動板30に形成された孔と対応する領域には、それぞれ、この振動板30の孔と上下に重なる孔が形成されている。即ち、積層体22には、振動板30、及び、保護層37,38,39にそれぞれ形成された孔によって、連通孔43が形成されている。また、図3、図4に示されるように、積層体22の連通孔43は、平面視で、圧力室26の縁よりも内側にあり、圧力室26内に収まるように形成されている。積層体22の、連通孔43の周囲部分の構造については、後で詳述する。
図2、図3に示すように、積層体22の右端部の上面には、配線部材であるCOF(Chip On Film)50が接合されており、複数の駆動接点部40に、COF50に形成された複数の配線が電気的に接続されている。COF50の、積層体22とは反対側は、プリンタ1の制御装置6(図1参照)に接続されている。また、COF50にはドライバIC51が実装されている。
ドライバIC51は、制御装置6から送られてきた制御信号に基づいて、圧電素子36を駆動するための駆動信号を生成して出力する。ドライバIC51から出力された駆動信号は、COF50の配線を介して駆動接点部40に入力され、さらに、積層体22の駆動配線35を介して各圧電素子36の個別電極33に供給される。駆動信号が供給された個別電極33の電位は、所定の駆動電位とグランド電位との間で変化する。また、COF50には、グランド配線も形成されており、グランド配線が、積層体22の2つのグランド接点部41と電気的に接続される。これにより、2つのグランド接点部41と接続されている共通電極31の電位は、常にグランド電位に維持される。
ドライバIC51から駆動信号が供給されたときの、圧電素子36の動作について説明する。駆動信号が供給されていない状態では、圧電素子36の個別電極33の電位はグランド電位となっており、共通電極31と同電位である。この状態から、ある圧電素子36の個別電極33に駆動信号が供給されて、個別電極33に駆動電位が印加されると、個別電極33と共通電極31との電位差により、圧電素子36の活性部32aに、その厚み方向に平行な電界が作用する。ここで、活性部32aの分極方向と電界の方向とが一致するために、活性部32aはその分極方向である厚み方向に伸びて面方向に収縮する。この活性部32aの収縮変形に伴って、振動板30が圧力室26側に凸となるように撓む。これにより、圧力室26の容積が減少して圧力室26内に圧力波が発生することで、圧力室26に連通するノズル24からインクの液滴が吐出される。
(リザーバ形成部材)
リザーバ形成部材23は、積層体22を挟んで、流路形成部材21と反対側(上側)に配置され、積層体22の上面に接着剤45で接合されている。リザーバ形成部材23は、例えば、流路形成部材21と同様、シリコンで形成されてもよいが、シリコン以外の材料、例えば、金属材料や合成樹脂材料で形成されていてもよい。
リザーバ形成部材23の上半部には、それぞれ搬送方向に延び、且つ、走査方向に並ぶ2つのリザーバ52が形成されている。2つのリザーバ52は、インクカートリッジ17が装着されるカートリッジホルダ7(図1参照)と、図示しないチューブでそれぞれ接続されている。2つのリザーバ52のうち、一方のリザーバ52にはブラックインクが供給され、他方のリザーバ52にはイエローインクが供給される。
リザーバ形成部材23の下半部には、各リザーバ52から下方に延びる複数のインク供給流路53が形成されている。各インク供給流路53は、積層体22の連通孔43を介して、流路形成部材21の圧力室26と連通している。これにより、各リザーバ52から、複数のインク供給流路53、及び、複数の連通孔43を介して、流路形成部材21の複数の圧力室26にインクが供給される。また、リザーバ形成部材23の下半部には、積層体22の4列の圧電素子列65をそれぞれ覆う、4つの凹状の保護カバー部54も形成されている。
(積層体の連通孔の周囲部の構造)
次に、積層体22の、連通孔43の周囲部の構造を詳細に説明する。図4に示すように、リザーバ形成部材23は、積層体22の連通孔43の周囲領域に接着剤45で接合される。
積層体22の、複数の連通孔43の周囲部分には、複数の連通孔43をそれぞれ囲むように配置され、且つ、上方へ突出する複数の環状壁部60が設けられている。各環状壁部60は、保護層38の上面に、連通孔43を取り囲むように形成された環状の導電部分62を有する。環状の導電部分62が保護層39で覆われることによって、1つの環状壁部60が構成されている。この構成により、リザーバ形成部材23は、連通孔43の周囲領域において環状壁部60に押し当てられた状態で、振動板30(積層体22)に接合される。従って、連通孔43の周囲のシール性が良好なものとなり、接合部からのインクの漏れが防止される。尚、環状壁部60の平面形状は、連通孔42を取り囲む形状であれば特に限定されない。図3に示されている、連通孔42と同心の円形の他、楕円形、さらには、矩形の枠状ものであってもよい。
尚、複数の環状壁部60のうちの一部においては、その導電部分62が、1本の駆動配線35の、1つの圧電素子36と1つの駆動接点部40を繋ぐ部分の一部を構成している。具体的には、図2に示すように、ブラックの左右2列の連通孔列66a、イエローの左側の連通孔列66bに属する連通孔43に対応する環状壁部60である。つまり、これらの環状壁部60においては、各環状壁部60を避けるように駆動配線35が配置されるのではなく、環状壁部60そのものに駆動配線35の一部が配置されている。尚、イエローの右側の連通孔列66bに属する連通孔43については、対応する環状壁部60の導電部分62は、周囲の駆動配線35からは独立して設けられており、どの駆動配線35とも導通していない。
図4に示すように、積層体22の一部は、流路形成部材21内の複数の圧力室26と対面している。積層体22の、流路形成部材21内の圧力室26と対面する部分のうち、特に、連通孔43の周囲部分に位置する部分を「周囲対面部42」という。
積層体22の周囲対面部42は、流路形成部材21の上面と接していない。つまり、流路形成部材21には支持されていないため、周囲対面部42に、以下のような要因によって外力が作用したときに、周囲対面部42が破損しやすい。
まず、周囲対面部42は、積層体22の連通孔43の周囲に位置するため、連通孔43内を流れるインクの圧力が作用する。また、積層体22の連通孔43の周囲部分に、リザーバ形成部材23が接着剤45で接合されたときに、その接着剤45の収縮による力が、周囲対面部42に作用する。
さらに、各連通孔43は、リザーバ52と各圧力室26を連通させるものであって、各連通孔43は圧電素子36の近傍にある。また、各連通孔43の周囲に位置する周囲対面部42は圧力室26と対向しているため、圧電素子36の駆動時に、振動板30に発生する振動が周囲対面部42に作用する。尚、本実施形態の積層体22は、半導体プロセスによって製造される、非常に薄い無機材料膜を積層してなるものであり、小さな外力でも割れが生じやすい。
また、上述したように、積層体22の、連通孔43の周囲部分には環状壁部60が設けられている。そのため、図4に示すように、リザーバ形成部材23を環状壁部60に押し付けて積層体22に接合したときに、積層体22の周囲対面部42のうちの、環状壁部60よりも内側(連通孔43側)の部分は、流路形成部材21だけでなく、リザーバ形成部材23からも離れた構造となる。この周囲対面部42の内側の部分とリザーバ形成部材23との間の空間に接着剤45が十分に充填されればまだよいが、接着剤45がこの空間にあまり充填されない場合もあり得る。このように、環状壁部60が連通孔43の周囲にあるが故に、周囲対面部42は、より破損しやすくなる。
そこで、本実施形態では、積層体22の、連通孔43の周囲部分に位置する周囲対面部42が、金属層42aを含んでおり、金属層42aによって周囲対面部42が補強されている。具体的には、図4に示すように、振動板30の上面に配置されている共通電極31の一部が、連通孔43の周囲部分において、環状壁部60の外側領域から、環状壁部60よりも内側の領域まで延在することで、金属層42aを構成している。即ち、周囲対面部42の金属層42aは、振動板30の上面に配置されて、共通電極31と同一平面上にあり、且つ、共通電極31と導通している。
このように、周囲対面部42が金属層42aを含んでいるため、連通孔43の周囲にあって破損が生じやすい周囲対面部42が、金属層42aによって補強されることになり、周囲対面部42が破損しにくくなる。また、金属層42aは、振動板30の上面に配置されている共通電極31と同一平面上に配置された層であり、平坦な振動板30の上面に、共通電極31と金属層42aとを一度に形成することができる。
尚、金属層42aは共通電極31と導通しているため、共通電極31と同電位(グランド電位)となっている。但し、図4に示すように、金属層42aは、周囲対面部42の、連通孔43の縁から離れた位置に配置されている。さらに、金属層42aは、絶縁材料からなる保護層37によって覆われており、金属層42aは、連通孔43の縁において露出していない。これにより、連通孔43を流れるインクが金属層42aに接触することがない。従って、駆動電位が印加される駆動配線35とグランド電位の金属層42aとの間で、導電性のインクを介して短絡が発生する、といった問題が確実に防止される。
共通電極31の一部である金属層42aは、積層体22の、圧力室26と対面する周囲対面部42から、流路形成部材21と接する部分まで延びている。つまり、金属層42aは、積層体22の、流路形成部材21によって支持されていない周囲対面部42から、流路形成部材21によって支持される部分まで延びている。そのため、周囲対面部42に、連通孔43内を流れるインクによる圧力が作用しても、周囲対面部42が、積層体22の流路形成部材21と支持される部分との境界部分で折れにくくなる。
一方で、金属層42aは、周囲対面部42の、環状壁部60よりも内側の部分にまで延在している。先に述べたように、周囲対面部42の、環状壁部60よりも内側部分は、流路形成部材21だけでなく、リザーバ形成部材23からも離れた部分であり、何れの部材にも支持されていないために破損が生じやすい。そこで、周囲対面部42の、環状壁部60よりも内側の部分に金属層42aが配置されることで、周囲対面部42の破損が効果的に防止される。
また、図2〜図4に示されているように、本実施形態では、連通孔43の縁全周が、この連通孔43に連通する圧力室26の縁よりも内側にある。即ち、上方から見て、連通孔43が圧力室26内に収まって配置されている。本実施形態の連通孔43は、リザーバ52から各圧力室26へのインクを供給する流路の一部を構成する。このインクの供給流路は、各圧力室26で発生した圧力波がリザーバ52へ伝播して逃げてしまうことを防ぐために、流路抵抗がある程度大きいことが好ましい。そこで、本実施形態では、前記の供給流路の抵抗を大きくするために、連通孔43は、圧力室26内に収まるような小さい径に形成されている。
しかし、上記のように、連通孔43が圧力室26内に収まった配置になっていると、積層体22の、連通孔43の縁部を構成する部分が、連通孔43の周方向における全周において圧力室26の縁から内側に突き出すことになる。つまり、連通孔43の周囲部分が、その全周にわたって、圧力室26と対面する周囲対面部42となるため、その周方向におけるどの部分においても破損が生じる虞がある。そこで、本実施形態では、周囲対面部42の金属層42a(共通電極31の一部)は、連通孔43を囲むように形成されている。これにより、周囲対面部42が、その全周にわたって金属層42aで補強されている。
次に、上述したインクジェットヘッド4のヘッドユニット12の製造方法について述べる。図5は、ヘッドユニット12の製造工程を示す図である。
(a)積層体22の形成
まず、図5(a)に示すように、流路形成部材21となるシリコン基板71の上面に、積層体22を形成する。積層体22の形成は、公知の半導体プロセス技術を用いて行う。簡単に説明すると、例えば、ゾルゲル法やスパッタ法等の公知の成膜法により、積層体22の各層となる膜を順に成膜し、適宜のタイミングでエッチング等により成膜した膜の不要な部分を除去することによって、積層体22を形成する。
この積層体22の形成工程において、振動板30の上面に共通電極31を形成する際に、共通電極31の一部を、連通孔43の一部を構成する、振動板30の孔の周囲にまで延在させることで、周囲対面部42の金属層42aを共通電極31と同じ工程で形成する。また、積層体22の、複数の連通孔43の周囲部分の上面には、複数の環状壁部60をそれぞれ形成する。
(b)リザーバ形成部材23の接合
次に、図5(b)に示すように、リザーバ52及びインク供給流路53が形成されたリザーバ形成部材23を、積層体22の上面に押し付けて、熱硬化性接着剤45で接合する。その際、積層体22の連通孔43の周囲部分において、環状壁部60に、リザーバ形成部材23を押し当てて接合する。これにより、振動板30の連通孔43の周囲部分において、リザーバ形成部材23が全周にわたって確実に接合され、シール性が良好なものとなる。
(c)流路形成部材21の流路形成
次に、図5(c)に示すように、シリコン基板71に、エッチング等により、複数の圧力室26等の流路を形成する、これにより、シリコン基板71が流路形成部材21となる。
ここで、前述したように、本実施形態では、積層体22の連通孔43が、圧力室26の内側に収まるように形成されている。そのため、積層体22の、連通孔43の周囲部分の周囲対面部42が全周にわたって、圧力室26の縁から内側に張り出した構成となっている。この場合に、仮に、流路形成部材21に複数の圧力室26を形成した後に、リザーバ形成部材23を積層体22の環状壁部60に押し付けて接合すると、環状壁部60への押圧力を流路形成部材21(シリコン基板71)で受けることができない。そのため、積層体22の、圧力室26の縁から内側に張り出した部分が破損する虞がある。この点、本実施形態では、図5(b)のように積層体22にリザーバ形成部材23を接合した後に、図5(c)のように流路形成部材21に複数の圧力室26を形成する。つまり、図5(b)のリザーバ形成部材23の接合の際には、流路形成部材21(シリコン基板71)に圧力室26が形成されていないため、積層体22の環状壁部60に作用する押圧力が、流路形成部材21によって受け止められる。従って、リザーバ形成部材23の接合時に、積層体22が破損しにくい。
(d)ノズルプレート20の接合
最後に、図5(d)に示すように、流路形成部材21の下面に、複数のノズル24が形成されたノズルプレート20を接着剤45で接合する。
以上説明した実施形態において、インクジェットヘッド4が、本発明の液体吐出装置に相当する。流路形成部材21とノズルプレート20が、本発明の第1流路構造体に相当する。ノズルプレート20に形成された複数のノズル24、及び、流路形成部材21に形成された複数の圧力室26が、本発明の第1液体流路に相当する。リザーバ形成部材23が、本発明の第2流路構造体に相当する。リザーバ形成部材23のリザーバ52とインク供給流路53が、本発明の第2液体流路に相当する。複数の個別電極33が、本発明の複数の第2電極に相当する。共通電極31の、複数の個別電極33とそれぞれ対向する部分(活性部32aに接する部分)が、本発明の複数の第1電極に相当する。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
1]前記実施形態では、積層体22の連通孔43の周囲部分に、連通孔43を囲むように、導電部分62を有する環状壁部60が設けられているが、この構成は必須ではない。例えば、環状壁部60が導電部分62を有さないものであってもよい。さらには、図6に示すように、積層体22の連通孔43の周囲部分に、環状壁部60が設けられていなくてもよい。
2]前記実施形態では、積層体22の周囲対面部42の金属層42aが共通電極31と導通しているが、金属層42aが、共通電極31とは分離された、独立したパターンであってもよい。
3]前記実施形態では、周囲対面部42の金属層42aが、圧電素子36の2つの電極31,33のうちの、振動板30側の共通電極31と同じ平面上にあって、共通電極31と同じ工程で形成された層であるが、金属層42aが、振動板30とは反対側に配置されている個別電極33と同じ工程で形成された層であってもよい。
例えば、図7では、周囲対面部42の金属層42aは、共通電極31とは分離されている。この金属層42aは、圧電層32を形成した後の、個別電極33の形成工程において、この個別電極33と同時に形成されている。また、周囲対面部42が、個別電極33と同じ工程で形成される金属層42aと、共通電極31と同じ工程で形成される金属層42aの、2種類の金属層42aを有するものであってもよい。
4]周囲対面部42の金属層42aを、共通電極31と同じ工程で形成されたものとするか、あるいは、個別電極33と同じ工程で形成されたものとするかは、共通電極31と個別電極33の材料的な特性によって決定してもよい。
例えば、金属層42aが、共通電極31と個別電極33のうちの、厚みの大きい方の電極と同じ工程で形成されてもよい。この場合、共通電極31と個別電極33のうちの、厚みの大きい電極と同時に金属層42aを形成することで、金属層42aの厚みが大きくなるため、積層体22の周囲対面部42の強度をより高くすることができる。
あるいは、金属層42aが、共通電極31と個別電極33のうちの、降伏応力の大きい材料で形成されている電極と同じ工程で形成されてもよい。材料の降伏応力が高いということは、弾性変形の範囲が広く、大きな外力が作用しても折れにくいということである。従って、共通電極31と個別電極33のうちの、降伏応力の高い電極と同時に金属層42aを形成することで、金属層42aの降伏応力も高くなるため、積層体22の周囲対面部42に外力が作用しても破損しにくくなる。
尚、周囲対面部42の金属層42aが、共通電極31又は個別電極33と同じ工程で形成される場合に、必ずしも、金属層42aが、同じ工程で形成される共通電極又は個別電極33と、同じ平面上に配置されている必要はない。
5]前記実施形態では、連通孔43が、圧力室26の縁よりも内側にあって、圧力室26の内側に収まった配置となっていたが、図8に示すように、連通孔43の一部が圧力室26の縁よりも外側にはみ出していてもよい。尚、図8の構成では、積層体22の、連通孔43の周囲部分のうちの、左側部分は、圧力室26と対面する周囲対面部42となるが、右側部分は圧力室26とは対面せず、流路形成部材21と接している。従って、図8(b)に示すように、周囲対面部42の金属層42aは、積層体22の、連通孔43の周囲部分のうちの、少なくとも左側部分にあればよく、連通孔43を囲むように形成される必要はない。
6]本発明は、各圧力室26に個別にインクを供給する連通孔に対しての適用に限られるものではない。前記実施形態のヘッドユニットは、積層体22に複数の圧力室26にそれぞれ対応する複数の連通孔43が形成され、リザーバ形成部材23のリザーバ52から、複数の連通孔43を介して、複数の圧力室26にそれぞれインクを供給する構成である。これに対して、前述の特許文献1のように、積層体22に1つか2つ程度の連通孔が形成され、リザーバ52内のインクが連通孔を介して流路形成部材21に供給された後、流路形成部材21内で複数の圧力室26に分配供給される構成であってもよい。つまり、1つの連通孔には、複数の圧力室26に供給するインクが流れる。このような構成でも、積層体22の、連通孔の周囲部分に位置する周囲対面部に、連通孔内のインクの流れ等の要因によって破損が生じる虞があることから、周囲対面部の破損を防止するために本発明を適用することは有益である。
7]前記実施形態では、流路形成部材21はシリコン基板71で形成され、シリコン基板71に公知の半導体プロセス技術によって積層体22を形成しているが、流路形成部材21が、シリコン以外の材料、例えば、金属材料などで形成されていてもよい。流路形成部材21が、シリコン以外の材質で形成されている場合は、別の工程で作製した積層体22を、流路形成部材21の上面に接着剤で接合すればよい。
8]前記実施形態では、圧電層32に対して振動板30側に位置する電極が、グランド電位が印加される共通電極31であり、圧電層32に対して振動板30と反対側に位置する電極が、駆動信号が供給される個別電極33となっているが、共通電極31と個別電極33の配置が逆であってもよい。
以上説明した実施形態及びその変更形態は、本発明を、記録用紙にインクを吐出して画像等を印刷するインクジェットヘッドに適用したものであるが、画像等の印刷以外の様々な用途で使用される液体吐出装置においても本発明は適用されうる。例えば、基板に導電性の液体を吐出して、基板表面に導電パターンを形成する液体吐出装置にも、本発明を適用することは可能である。
1 インクジェットプリンタ
4 インクジェットヘッド
20 ノズルプレート
21 流路形成部材
22 積層体
23 リザーバ形成部材
24 ノズル
26 圧力室
30 振動板
31 共通電極
32 圧電層
33 個別電極
36 圧電素子
37 保護層
42 周囲対面部
42a 金属層
43 連通孔
52 リザーバ
53 インク供給流路
60 環状壁部

Claims (10)

  1. 複数のノズル、及び、前記複数のノズルにそれぞれ連通した複数の圧力室を含む、第1液体流路が形成された第1流路構造体と、
    前記複数の圧力室を覆う振動板と、前記振動板に対して前記圧力室と反対側において前記複数の圧力室とそれぞれ対向して配置された複数の圧電素子と、を含む、複数層の積層体と、
    前記第1液体流路と連通する第2液体流路が形成され、且つ、前記積層体に対して前記第1流路構造体とは反対側に配置された第2流路構造体と、を備え、
    前記積層体には、前記第2流路構造体の前記第2液体流路と、前記第1流路構造体の前記第1液体流路とを連通させるための連通孔が形成され、
    前記第2流路構造体は、前記積層体に、前記連通孔の周囲部分において接合され、
    前記積層体の前記第1液体流路に対面する対面部分のうち、前記連通孔の前記周囲部分に位置する周囲対面部が、金属層を含んでおり、
    前記積層体の前記周囲部分には、前記連通孔を囲むように配置され、且つ、前記第2流路構造体側に突出する環状壁部が設けられ、
    前記金属層は、前記周囲対面部の、少なくとも、前記環状壁部よりも前記連通孔側の部分に配置されていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記金属層は、前記積層体の、前記周囲対面部から前記第1流路構造体と接する部分まで延びていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記圧電素子は、圧電層と、前記圧電層に対して前記振動板側に配置された第1電極と、前記圧電層に対して前記振動板と反対側に配置された第2電極を有し、
    前記金属層は、前記第1電極、又は、前記第2電極と同じ工程で形成されている層であることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記金属層は、前記第1電極と前記第2電極のうちの、厚みの大きい方の電極と同じ工程で形成されている層であることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記金属層は、前記第1電極と前記第2電極のうちの、降伏応力の大きい材料で形成されている電極と同じ工程で形成されている層であることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
  6. 前記金属層は、前記第1電極と同じ工程で形成されている層であることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
  7. 前記金属層は、前記第1電極又は前記第2電極と導通しており、
    前記金属層は、前記積層体の前記対面部分のうちの、前記連通孔の縁から離れた位置に配置され、
    前記金属層は、前記積層体の前記複数の層に含まれる絶縁層によって覆われて、前記連通孔の縁において露出していないことを特徴とする請求項3〜6の何れかに記載の液体吐出装置。
  8. 前記積層体には、前記第2流路構造体の前記第2液体流路と、前記第1流路構造体の前記複数の圧力室とをそれぞれ連通させる複数の前記連通孔が形成され、
    前記積層体の、各連通孔の前記周囲対面部が、前記圧力室に面していることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の液体吐出装置。
  9. 前記連通孔の縁全周が、この連通孔に連通する前記圧力室の縁よりも内側にあり、
    前記積層体の前記連通孔の前記周囲部分が、その全周にわたって、前記連通孔に連なる前記圧力室に面する前記周囲対面部となっており、
    前記周囲対面部の前記金属層は、前記連通孔を囲むように形成されていることを特徴とする請求項8に記載の液体吐出装置。
  10. ノズル、及び、前記ノズルに連通した圧力室を含む、第1液体流路が形成された第1流路構造体と、
    前記圧力室を覆う膜と、前記膜に対して前記圧力室と反対側において前記圧力室と対向して配置された圧電素子と、を含む、複数層の積層体と、
    前記第1液体流路と連通する第2液体流路が形成され、且つ、前記積層体に対して前記第1流路構造体とは反対側に配置された第2流路構造体と、を備え、
    前記積層体には、前記第2流路構造体の前記第2液体流路と、前記第1流路構造体の前記第1液体流路とを連通させるための連通孔が形成され、
    前記積層体には、前記連通孔を囲むように配置され、且つ、前記第2流路構造体側に突出する環状壁部が設けられ、
    前記積層体の前記第1液体流路に対面する部分が金属層を含んでおり、
    前記金属層の一部は、前記環状壁部と前記連通孔の縁との間に配置されていることを特徴とする液体吐出装置。
JP2014063832A 2014-03-26 2014-03-26 液体吐出装置 Active JP6213335B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014063832A JP6213335B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 液体吐出装置
US14/664,147 US9481172B2 (en) 2014-03-26 2015-03-20 Liquid ejection apparatus and a method for producing liquid ejection apparatus
EP15160852.8A EP2923839B1 (en) 2014-03-26 2015-03-25 Liquid ejection apparatus and a method for producing liquid ejection apparatus
CN201510135037.XA CN104943381B (zh) 2014-03-26 2015-03-26 液体喷射装置和用于生产液体喷射装置的方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014063832A JP6213335B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 液体吐出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015182441A JP2015182441A (ja) 2015-10-22
JP6213335B2 true JP6213335B2 (ja) 2017-10-18

Family

ID=52706103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014063832A Active JP6213335B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 液体吐出装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9481172B2 (ja)
EP (1) EP2923839B1 (ja)
JP (1) JP6213335B2 (ja)
CN (1) CN104943381B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5988416B2 (ja) * 2014-08-28 2016-09-07 京セラ株式会社 液体吐出ヘッド、および記録装置
JP6790366B2 (ja) * 2016-01-29 2020-11-25 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置、及び、液体吐出装置の製造方法
CN107310271B (zh) * 2016-04-27 2019-04-26 东芝泰格有限公司 喷墨头及喷墨记录装置
JP6322731B1 (ja) * 2017-01-06 2018-05-09 株式会社東芝 インクジェット式記録ヘッド
JP7094772B2 (ja) * 2017-06-20 2022-07-04 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置
JP7031199B2 (ja) * 2017-09-27 2022-03-08 ブラザー工業株式会社 圧電アクチュエータ、液体吐出ヘッド、及び、圧電アクチュエータの製造方法
JP7286394B2 (ja) * 2018-07-31 2023-06-05 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッド、液体吐出モジュール、液体吐出装置および液体吐出方法
JP7131259B2 (ja) * 2018-09-28 2022-09-06 ブラザー工業株式会社 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置
US11318744B2 (en) * 2019-07-19 2022-05-03 Canon Kabushiki Kaisha Liquid ejection head substrate and manufacturing method of the same

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000141647A (ja) * 1998-11-10 2000-05-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd インクジェット記録装置
JP2000158645A (ja) * 1998-11-25 2000-06-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd インクジェットヘッド
JP2004104106A (ja) * 2002-08-21 2004-04-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 圧電アクチュエータ及びその製造方法並びにインクジェットヘッド及びインクジェット式記録装置
JP2006082343A (ja) 2004-09-15 2006-03-30 Fuji Photo Film Co Ltd 液体吐出ヘッド、画像形成装置及び液体吐出ヘッドの製造方法
JP2007045129A (ja) 2005-08-12 2007-02-22 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2007069532A (ja) 2005-09-08 2007-03-22 Fujifilm Corp 液体吐出ヘッドの製造方法及び画像形成装置
KR100773554B1 (ko) * 2006-07-06 2007-11-06 삼성전자주식회사 기포 제거를 위한 베젤 구조를 가진 잉크젯 프린트헤드
JP2008044294A (ja) 2006-08-21 2008-02-28 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、及び液滴吐出ヘッドの製造方法
JP2008213434A (ja) * 2007-03-08 2008-09-18 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置及び画像形成装置
EP1997637B1 (en) * 2007-05-30 2012-09-12 Océ-Technologies B.V. Method of manufacturing a piezoelectric ink jet device
US8079667B2 (en) 2008-12-18 2011-12-20 Palo Alto Research Center Incorporated Drop generating apparatus
JP5233937B2 (ja) * 2009-09-29 2013-07-10 ブラザー工業株式会社 液体吐出ヘッドの製造方法及び液体吐出ヘッド
JP5511610B2 (ja) * 2010-09-28 2014-06-04 京セラ株式会社 圧電アクチュエータユニット、それを用いた圧電アクチュエータユニット装置、液体吐出ヘッドおよび記録装置
JP2012131180A (ja) * 2010-12-23 2012-07-12 Ricoh Co Ltd 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
JP5824895B2 (ja) 2011-06-17 2015-12-02 株式会社リコー インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2923839A1 (en) 2015-09-30
JP2015182441A (ja) 2015-10-22
EP2923839B1 (en) 2017-04-19
US20150273831A1 (en) 2015-10-01
CN104943381B (zh) 2017-05-31
US9481172B2 (en) 2016-11-01
CN104943381A (zh) 2015-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6213335B2 (ja) 液体吐出装置
JP6264654B2 (ja) 液体吐出装置、及び、液体吐出装置の製造方法
JP4596030B2 (ja) 圧電アクチュエータ及び液体移送装置、並びに、圧電アクチュエータの製造方法
JP2017144672A (ja) 液体吐出装置、及び、配線部材
JP6604117B2 (ja) 液体吐出装置
JP6209671B2 (ja) 液体吐出ヘッド、およびそれを用いた記録装置
JP6492756B2 (ja) 液体吐出装置
JP6569438B2 (ja) 液体吐出装置及び液体吐出装置の製造方法
JP2017177676A (ja) 液体吐出装置
JP6375992B2 (ja) 液体吐出装置、及び、圧電アクチュエータの製造方法
JP2010155386A (ja) 圧電アクチュエータ及び液体移送装置
JP6464842B2 (ja) 液体吐出装置
JP6476848B2 (ja) 液体吐出装置
JP6604035B2 (ja) 液体吐出装置、及び液体吐出装置の製造方法
JP6547249B2 (ja) 液体吐出装置の製造方法、及び、液体吐出装置
JP5932490B2 (ja) 液体吐出ヘッドおよびそれを用いた記録装置
JP2018065269A (ja) 液体吐出装置、及び、液体吐出装置の製造方法
JP6134030B2 (ja) 液体吐出ヘッドおよびそれを用いた記録装置
JP6651751B2 (ja) 液体吐出装置の製造方法、及び液体吐出装置
JP2009137184A (ja) 液体移送装置及び圧電アクチュエータ
JP6187104B2 (ja) 液体吐出装置
JP7102788B2 (ja) 液体吐出ヘッド及び液体吐出ヘッドの製造方法
JP2019064163A (ja) 液体吐出装置
JP5228842B2 (ja) 圧電アクチュエータの製造方法
JP6130165B2 (ja) 液体吐出ヘッド、およびそれを用いた記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170301

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170904

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6213335

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150