JP6209956B2 - サスペンションフレーム - Google Patents

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Description

本発明は、車体下部に位置し車幅方向に延び、車輪を懸架するサスペンションアームが取付けられるサスペンションフレームに関するものである。
車両は、車体下部に取付けられたサスペンションフレームを有する。サスペンションフレームは、車幅方向に延びる部材であり、例えば車両前後方向に延びる左右一対のサイドメンバに掛け渡されている。また、サスペンションフレームには、車幅方向の外側に車輪を懸架するサスペンションアームが取付けられ、車幅方向の中央に位置する中央部にエンジンマウント(トルクロッドとも称される)が取付けられている。
エンジンマウントは、エンジンやトランスミッションからなる駆動ユニットをサスペンションフレームに連結する部材である。エンジンマウントは、駆動ユニットに連結されているため、エンジンの回転数の変化により上下方向に引っ張られる挙動を示す。このため、サスペンションフレームには、エンジンマウントを介して上下方向の荷重が加わり、例えばサスペンションフレームの両端を支点とした車両上下方向の振動が生じ易い。
また、サスペンションフレームは、中央部の内部に内部空間を有し、さらに中央部の前面には内部空間を外部空間に繋ぐ開口部が形成されている。エンジンマウントは、この開口部から内部空間に通されて、サスペンションフレームの中央部に取付けられている。
特許文献1には、サスペンションフレームの内部空間内に車幅方向に延びるリンフォースを配置し、エンジンマウントの取付部をリンフォースで覆ったサスペンションフレームが記載されている。このリンフォースは、平坦面を天面としたハット形状であり、天面がサスペンションフレームの上板部材に結合され、車両前後方向に張り出したフランジが下板部材に結合されている。
特開2007−253642号公報
ところで、サスペンションフレームには、車両上下方向の振動だけでなく、例えば車両前後方向の振動が生じる場合もあり得る。特許文献1に記載のサスペンションフレームは、エンジンマウントの取付部を単にリンフォースで覆い上板部材と下板部材とを連結しているに過ぎない。このため、このサスペンションフレームでは、車両上下方向の振動をある程度は抑制できるものの、車両前後方向の振動を十分には抑制できない。
さらに、サスペンションフレームでは、エンジンマウントが通される開口部に変形が生じる場合もある。しかし、特許文献1には、開口部を補強する構成は記載されていず、開口部の変形を抑制することは困難である。
本発明は、このような課題に鑑み、車両上下方向および車両前後方向の振動を抑制し、さらに開口部の変形も抑制できるサスペンションフレームを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかるサスペンションフレームの代表的な構成は、車体下部に位置し車幅方向に延びるサスペンションフレームにおいて、車幅方向の中央に位置し内部に内部空間を有する中央部と、中央部の前面の中央に位置し内部空間を外部空間に繋ぐ開口部と、開口部から内部空間に入った位置で中央部の上面から下面まで差し渡されて上面および下面を連結し、開口部から内部空間に通されたエンジンマウントが取付けられる第1取付部と、内部空間に固定された第1リンフォースとを備え、第1リンフォースは、第1取付部の車幅方向の両側で中央部の上面と下面とを繋ぐ2つの第1壁部と、2つの第1壁部から車両前後方向にそれぞれ延長され、開口部付近の中央部の前面または後面に固定される第2壁部とを有することを特徴とする。
上記構成によれば、サスペンションフレームの中央部の上面と下面とが第1壁部によって繋がれ、さらに、車両前後方向に延びる第2壁部が中央部の前面または後面に固定されている。このため、サスペンションフレームの中央部の剛性を高めることができる。よって、エンジンマウントからの振動が第1取付部を介して中央部の上面および下面に伝達されても、サスペンションフレームの例えば車両上下方向および車両前後方向の振動を抑制でき、さらに開口部の変形も抑制できる。
上記の第1壁部は、車両前後方向から見て、上向きまたは下向きに開くように互いに傾斜しているとよい。これにより、第1壁部は、車両前後方向から見てほぼV字または逆V字の形状を成すように傾斜して配置される。このように傾斜した第1壁部によって上面と下面とを繋ぐことで、サスペンションフレームの中央部には、トラス構造が形成される。よって、サスペンションフレームの特に曲げ剛性を高め、振動や開口部の変形をより抑制できる。また、第1壁部を傾斜させたことで、第1壁部の長さを確保できる。このため、第2壁部が前面または後面に接触する接触面積も大きくとれることから、サスペンションフレームの車両前後方向の振動を特に抑制できる。
上記のサスペンションフレームは、車幅方向に延びていて中央部の上面に載置されるステアリングギヤボックスを、第1取付部の車幅方向外側で中央部にそれぞれ取付ける、中央部の上面から下面まで差し渡されて上面および下面を連結する2つの第2取付部をさらに備え、2つの第1壁部の各々は、第1取付部と2つの第2取付部の各々との中間位置で、上面または下面にそれぞれ固定されているとよい。
ここで、サスペンションフレームの中央部は、第1取付部と第2取付部との間で中空になっている。このため、エンジンマウントからの振動が第1取付部に入力された場合、第1取付部と第2取付部との間で、第1取付部および第2取付部を節、第1取付部と第2取付部との中間を腹、とする振動が生じ易い。上記構成では、第1取付部と第2取付部との中間位置、すなわち振幅が最大となる腹の部分に第1壁部が固定される。よって、サスペンションフレームの振動をより確実に抑えることができる。また、第1壁部を中間位置に固定することで、上面または下面に対する第1壁部の傾斜角を例えば45度程度にできる。このため、エンジンマウントから入力された振動を、サスペンションフレーム全体に分散させ易くなる。
上記の中央部の上面または下面には、第1壁部が固定される、ビードによって挟まれた座面が形成されているとよい。これにより、第1壁部が固定される座面をビードによって補強できる。よって、第1リンフォースの取付け剛性が高くなり、サスペンションフレームの補強が可能となる。
上記の第2取付部は、中央部の上面と下面とを連結する上下方向に延びる連結部材を含み、サスペンションフレームは、内部空間にて連結部材と中央部の前面、後面および側面のいずれかとを繋ぐ第2リンフォースをさらに備えるとよい。これにより、第2取付部の剛性を高めて、サスペンションフレームの剛性を高めることができる。
本発明によれば、車両上下方向および車両前後方向の振動を抑制し、さらに開口部の変形も抑制できるサスペンションフレームを提供することができる。
本実施形態におけるサスペンションフレームを概略的に示す図である。 図1のサスペンションフレームの第1リンフォースを車両前方から見た正面図である。 図1のサスペンションフレームの上面図および断面図である。 図1のサスペンションフレームの一部を拡大して示す図である。 図1のサスペンションフレームを車両前側の斜め上方から見た状態および断面を示す図である。 図1のサスペンションフレームの振動特性を示すグラフである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態におけるサスペンションフレームを概略的に示す図である。図1(a)は、サスペンションフレームの外観を示す斜視図である。図1(b)は、図1(a)のサスペンションフレームに各部材が取付けられた状態を示す斜視図である。なお以下各図に示す矢印X、Yは、車両左側、車両前側をそれぞれ示している。
サスペンションフレーム100は、車体下部例えばエンジンルーム(不図示)の下方に取付けられる部材であり、図1(a)に示すように車幅方向に延びている。サスペンションフレーム100は、上部材102および下部材104が互いに接合されることで、上面106、下面108、前面110、後面112および側面113a、113bを構成している。
サスペンションフレーム100は、図1(a)に示すように、車幅方向の中央に位置し内部に内部空間を有する中央部114と、開口部116とを備える。開口部116は、中央部114の前面110の中央に位置していて、内部空間を外部空間に繋いでいる。
サスペンションフレーム100は、第1取付部118と、2つの第2取付部120、122とを備える。第1取付部118は、図1(b)に示すように、開口部116から内部空間に通されたエンジンマウント124を取付ける。エンジンマウント124は、エンジンやトランスミッションからなる駆動ユニット126(図3(a)参照)をサスペンションフレーム100に連結する部材である。
サスペンションフレーム100の中央部114の上面106には、図1(b)に仮想線で示す車幅方向に延びるステアリングギヤボックス128が載置されている。2つの第2取付部120、122は、ステアリングギヤボックス128を、第1取付部118の車幅方向外側で中央部114にそれぞれ取付ける。
また、サスペンションフレーム100には、車幅方向の外側に車輪を懸架するサスペンションアーム130、132が取付けられ、さらに支持部材134、136を介して一対のエプロンサイドメンバ138、140が連結されている。支持部材134、136は、エプロンサイドメンバ138、140に向かって車幅方向外側に湾曲しながら延びている。エプロンサイドメンバ138、140は、エンジンルームの車幅方向両側に配置され車両前後方向に延びる部材である。
さらに、サスペンションフレーム100の中央部114の内部空間には、図中点線で透過して示す第1リンフォース142と、図中実線で示す第2リンフォース144とが配置されている。なお図中には、サスペンションフレーム100の車両左側に配置された第2リンフォース144のみが示されているが、車両右側には第2リンフォース146(図3(b)参照)が配置されている。
図2は、図1のサスペンションフレーム100の第1リンフォース142を車両前側から見た正面図である。第1リンフォース142は、図2に示すように、底部148と、底部148から連続する2つの第1壁部150、152と、第1壁部150、152から車両前側にそれぞれ延長された2つの第2壁部154、156とを有する。
第1壁部150、152は、図2に示すように、車両前後方向から見て上向きに開くように底部148に対して互いに傾斜し、ほぼV字の形状を成している。また、第1壁部150、152は、車幅方向外側に延びる上端部158、160をそれぞれ含む。
第1リンフォース142は、車両前後方向から見て底部148の中心148aに対して対称となっている。このため、第1壁部150、152の上端部158、160間の寸法Laは、底部148の中心148aと上端部158、160との間の寸法Lbの2倍となる。また、第1壁部150、152が上向きに開くように互いに傾斜しているため、寸法Laは、底部148の車幅方向の寸法Lcよりも大きくなっている。なお第1壁部150、152は、図2では線状に示されているが、車両前後方向に延びる面を成し、サスペンションフレーム100の前面110および後面112とは平行ではない。
図3は、図1のサスペンションフレーム100の上面図および断面図である。図3(a)は、サスペンションフレーム100の上面図である。図3(b)は、図3(a)のA−A断面図である。図4は、図1のサスペンションフレーム100の一部を拡大して示す図である。図中では、第1リンフォース142および第2リンフォース144を透過して示している。
サスペンションフレーム100では、図3(a)に示すように、中央部114に取付けられたエンジンマウント124に対して駆動ユニット126が連結されている。第1取付部118は、図3(b)に示すように、連結部材162を含む。連結部材162は、開口部116から内部空間に入った位置で中央部114の上面106から下面108まで差し渡されていて、上面106および下面108を連結している。
また、連結部材162は、下部材104、第1リンフォース142の底部148、エンジンマウント124および上部材102を貫通している。これにより、エンジンマウント124は、第1取付部118によって取付けられる。第1リンフォース142の底部148は、連結部材162によってサスペンションフレーム100の下部材104と共締めされている。これにより製造コストを低減できる。
第1リンフォース142の第1壁部150、152は、上向きに開くように互いに傾斜し、図3(b)に示すように、第1取付部118の車幅方向の両側で中央部114の上面106と下面108とを繋いでいる。これにより、サスペンションフレーム100では、中央部114にトラス構造が形成されるため、剛性を高めることができる。
第1壁部150、152の上端部158、160は、中央部114の上面106に形成されビード164a、164b、166a、166bによって挟まれた座面168、170に固定されている。座面168、170は、ビード164a、164b、166a、166bにより補強されている。このため、第1リンフォース142の取付け剛性が高くなり、サスペンションフレーム100の補強が可能となる。
第2取付部120、122は、図3(b)に示すように、連結部材172、174を含む。連結部材172、174は、第1取付部118の車幅方向外側で中央部114の上面106から下面108まで差し渡されて、上面106および下面108を連結している。第2リンフォース144、146は、例えば中央部114の内部空間にて連結部材172、174に接続され、さらに図4に点線で示すように中央部114の後面112に接続されている。このように、第2リンフォース144、146は、連結部材172、174と中央部114の後面112とを繋いでいる。このため、第2取付部120、122の剛性が高くなり、これによりサスペンションフレーム100の剛性も高くなる。
ここでエンジンマウント124は、図3(a)に示す駆動ユニット126に連結されることで、エンジンの回転数の変化により上下方向に引っ張られる挙動を示す。そのため、サスペンションフレーム100には、エンジンマウント124を介して上下方向の荷重が加わることになる。さらに図3(b)に示すように、サスペンションフレーム100の中央部114のうち第1取付部118と第2取付部120、122との間は中空になっていて、他の部分に比べて脆弱となっている。
このため、エンジンマウント124から上下方向の荷重が第1取付部118に入力された場合、サスペンションフレーム100には、第1取付部118と第2取付部120との間で図中破線により示す振動が生じ易い。この振動では、第1取付部118および第2取付部120、122が節、第1取付部118と第2取付部120、122との中間が腹、となる。
そこで、サスペンションフレーム100では、2つの第1壁部150、152の各々を第1取付部118と2つの第2取付部120、122の各々との中間位置で、中央部114の上面106にそれぞれ固定している。一例として図4に示すように、第1壁部150は、ビード164a、164bで挟まれた座面168に上端部158が固定されている。
座面168は、第1リンフォース142の底部148の中心148aおよび第2取付部120からいずれも寸法Lbだけ離れた位置、すなわち第1取付部118と第2取付部120との中間位置Bにある。中間位置Bは、図3(b)に破線で示す振動の振幅が最大となる腹の部分あるいはその付近となる。なお図4では図示を省略したが、第1壁部152の上端部160が固定される座面170は、第1取付部118と第2取付部122との中間位置にある。このように、サスペンションフレーム100では、第1壁部150、152の上端部158、160が中間位置に固定されているので、振動を抑え易くなる。
なお第1壁部150、152の上端部158、160を中間位置よりも車幅方向外側で固定した場合、第1壁部150、152は、下面108に対する傾斜角が小さくなり、上面106と下面108とを繋ぐ長さが長くなることで剛性が低下してしまう。これに対して、サスペンションフレーム100では、第1壁部150、152の上端部158、160を中間位置で固定することで、図3(b)に示すように、下面108に対する第1壁部150、152の傾斜角を例えば45度程度に設定している。このため、第1壁部150、152は、上面106と下面108とを繋ぐ長さを剛性が確保できる程度の長さとし、その上で、エンジンマウント124から入力された荷重をサスペンションフレーム100全体に分散させ易くしている。
図5は、図1のサスペンションフレーム100を車両前側の斜め上方から見た状態および断面を示す図である。図5(a)は、サスペンションフレーム100の一部を拡大するとともに、第1リンフォース142を透過して示す斜視図である。図5(b)は、図5(a)のC−C断面図である。
第1リンフォース142の第2壁部154、156は、図5(a)に示すように、第1壁部150、152から車両前側に位置する開口部116付近の中央部114の前面110に向かってそれぞれ延長されている。延長された第2壁部156は、例えば図5(b)に示すように、前端部176が中央部114の前面110に固定されている。また第2壁部154も前端部178が中央部114の前面110に固定されている。
よって、サスペンションフレーム100では、中央部114の上面106と下面108とが第1リンフォース142の第1壁部150、152によって繋がれ、さらに、第2壁部154、156が中央部114の開口部116付近の前面110に固定されている。このため、第1リンフォース142は、中央部114に配置されることで、バルクヘッドすなわち補強部材として機能し、サスペンションフレーム100の車両上下方向、車両前後方向および車幅方向の変形やねじれなどに対する剛性を高めることができる。したがって、サスペンションフレーム100は、中央部114の剛性が高められて、特に車両上下方向および車両前後方向の振動を抑制でき、さらに開口部116の変形も抑制できる。
また、サスペンションフレーム100の中央部114には、傾斜した第1壁部150、152によってトラス構造が形成されるため、特に曲げ剛性を高め、振動や開口部116の変形をより抑制できる。さらに、第1壁部150、152を傾斜させたことで、第2壁部154、156は、第1壁部150、152に沿った長さをより長くできる。よって、サスペンションフレーム100では、前端部176、178と中央部114の前面110との接触面積を大きくとれるため、車両前後方向の振動を特に抑制できる。
図6は、図1のサスペンションフレーム100の振動特性を示すグラフである。図中、横軸は周波数(Hz)、縦軸は移動度(dB)をそれぞれ示していて、移動度が低い程、振動特性が優れていることを示す。図6(a)、図6(b)は、サスペンションフレーム100の第1取付部118での車両前後方向、車両上下方向の振動特性をそれぞれ示している。
図6(a)、図6(b)では、実線で示すグラフがサスペンションフレーム100に対応し、点線で示すグラフが比較例に対応している。比較例としては、第1リンフォース142に代えて、車幅方向に延びるハット形状のリンフォースを配置した場合を例示している。ハット形状のリンフォースは、サスペンションフレームの上部材に天面が結合され、車両前後方向に張り出したフランジが下部材に結合されているものでよい。
サスペンションフレーム100は、図6(a)、図6(b)に示すように、周波数全域にわたって比較例よりも振動特性が優れている。したがって、本実施形態のサスペンションフレーム100によれば、第1リンフォース142により剛性が高められ、車両上下方向の振動だけでなく車両前後方向の振動も抑制できることが明らかになった。また、サスペンションフレーム100では、剛性が高められ振動も抑制できることから、開口部116の変形も抑制できる。
上記実施形態では、第1リンフォース142の第1壁部150、152が車両前後方向から見て上向きに開くように互いに傾斜するとしたが、これに限られない。一例として、サスペンションフレーム100の上面106に第1リンフォース142の底部148を取付けて、下面108に第1壁部150、152の上端部158、160をそれぞれ固定してもよい。この場合、第1壁部150、152は、車両前後方向から見て下向きに互いに傾斜し、逆V字の形状を成すことになる。また、第1壁部150、152の上端部158、160は、サスペンションフレーム100の下面108にビードで挟まれた座面をそれぞれ形成しこれに固定してよい。さらに、第2壁部154、156は、第1壁部150、152から車両前側に延長されて前面110に固定されるとしたが、車両後側に延長し後面112に固定してもよい。このような場合であっても、第1リンフォース142の第1壁部150、152によって上面106と下面108とが繋がれ、第2壁部154、156によって前面110または後面112が固定されることになる。よって、サスペンションフレームでは、剛性が高められて、車両上下方向および車両前後方向の振動を抑制でき、さらに開口部116の変形も抑制できる。
さらに第2リンフォース144、146は、連結部材172、174と中央部114の後面112とを繋いでいるとしたが、これに限られず、連結部材172、174と中央部114の前面110または側面113a、113bとを繋いでもよい。このような場合でもあっても、第2取付部120、122の剛性が高くなり、これによりサスペンションフレーム100の剛性を高めることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車体下部に位置し車幅方向に延び、車輪を懸架するサスペンションアームが取付けられるサスペンションフレームに利用することができる。
100…サスペンションフレーム、102…上部材、104…下部材、106…上面、108…下面、110…前面、112…後面、113a、113b…側面、114…中央部、116…開口部、118…第1取付部、120、122…第2取付部、124…エンジンマウント、126…駆動ユニット、128…ステアリングギヤボックス、130、132…サスペンションアーム、134、136…支持部材、138、140…エプロンサイドメンバ、142…第1リンフォース、144、146…第2リンフォース、148…底部、150、152…第1壁部、154、156…第2壁部、158、160…上端部、162、172、174…連結部材、164a、164b、166a、166b…ビード、168、170…座面、176、178…前端部

Claims (5)

  1. 車体下部に位置し車幅方向に延びるサスペンションフレームにおいて、
    車幅方向の中央に位置し内部に内部空間を有する中央部と、
    前記中央部の前面の中央に位置し前記内部空間を外部空間に繋ぐ開口部と、
    前記開口部から前記内部空間に入った位置で前記中央部の上面から下面まで差し渡されて該上面および下面を連結し、前記開口部から前記内部空間に通されたエンジンマウントが取付けられる第1取付部と、
    前記内部空間に固定された第1リンフォースとを備え、
    前記第1リンフォースは、
    前記第1取付部の車幅方向の両側で前記中央部の上面と下面とを繋ぐ2つの第1壁部を有し
    第1壁部は、車両前後方向から見て、上向きまたは下向きに開くように互いに傾斜していることを特徴とするサスペンションフレーム。
  2. 当該サスペンションフレームは、車幅方向に延びていて前記中央部の上面に載置されるステアリングギヤボックスを、第1取付部の車幅方向外側で前記中央部にそれぞれ取付ける、該中央部の上面から下面まで差し渡されて該上面および下面を連結する2つの第2取付部をさらに備え、
    2つの第1壁部の各々は、第1取付部と2つの第2取付部の各々との中間位置で、前記上面または前記下面にそれぞれ固定されていることを特徴とする請求項に記載のサスペンションフレーム。
  3. 前記中央部の上面または下面には、第1壁部が固定される、ビードによって挟まれた座面が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のサスペンションフレーム。
  4. 第2取付部は、前記中央部の上面と下面とを連結する上下方向に延びる連結部材を含み、
    当該サスペンションフレームは、前記内部空間にて前記連結部材と前記中央部の前面、後面および側面のいずれかとを繋ぐ第2リンフォースをさらに備えることを特徴とする請求項またはに記載のサスペンションフレーム。
  5. 前記第1リンフォースは、2つの第1壁部から車両前後方向にそれぞれ延長され、前記開口部付近の前記中央部の前面または後面に固定される第2壁部をさらに有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のサスペンションフレーム。
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