JP6203570B2 - ウォークインクロゼット - Google Patents
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Description
このようなウォークインクロゼットとして、例えば特許文献1が開示されている。
水平かつ出入り口に対し左右方向に移動可能な可動収容棚と、
前記可動収容棚が左右方向のいずれかに移動した状態において、その反対側に出入り口から人が入り前記可動収容棚にアクセスできる立ち入りスペースと、
天井に固定され、左右方向に延び、奥行方向に間隔を隔てた互いに平行な2本の直線ガイドと、を有し、
前記可動収容棚は、左右方向の両側面に収納物を収納する収納スペースと、
その上端部に前記直線ガイドに案内される被案内部と、
前面側と背面側との側面に、それぞれ有する前面に平行な側板と、を有し、
前記側板の上端部は、前記可動収容棚の上面に水平に設けられた天板より上方に突出しており、
前記被案内部は、前記側板の前記上端部の片面であり、前記直線ガイドの側板側の側面に沿って滑ることにより前記直線ガイドに案内される、ことを特徴とするウォークインクロゼットが提供される。
前記ずれ防止ガイドは、垂直方向に延びる中心軸を有し、当接する前記背面側側面の移動に伴い前記中心軸を中心に回転するローラを有する。
前記敷居レールは、前記床面が傷つくことを防ぐ金属製の平板であり、
前記可動収容棚は、その下端部に、前記敷居レール上を回転移動するキャスタと、
前記下端部の前記キャスタの左右方向両側から下方に延び人の足と前記キャスタとの接触を防ぐ挟み防止具と、を有する。
前記可動収容棚が右方向に移動した状態の前記立ち入りスペースに人が出入り可能な左側扉と、を有する。
前記直線ガイドは、その両端部に、前記可動収容棚の上端部と当接し前記可動収容棚が側面固定棚の収納物に接触することを防ぐ戸当りを有する。
前記被案内部は、前記敷居すべりに摺動可能に当接する平滑面を含む戸すべりピンを有する。
前記共通固定棚は、可動収容棚が左右方向のいずれの位置に設置されていても人がアクセス可能である。
その上、その可動収容棚を左右方向における反対側に移動させるだけで、普段使用しない物を収納した棚の前に、取り出しスペースや立ち入りスペースが容易に生じる。そのため本発明のウォークインクロゼットは、従来のウォークインクロゼットより使い勝手が良く、収納率が高く、容易に収納分けができる。
本発明のウォークインクロゼット1は、前面Aに出入り口Cがあるウォークインクロゼットである。また本発明のウォークインクロゼット1は、可動収容棚20、立ち入りスペース30、直線ガイド50、ずれ防止ガイド40、敷居レール60、キャスタ23a、挟み防止具23b、及び右側扉70aと左側扉70bを備える。
図3は、図2の矢視図もしくはキャスタ23aの拡大説明図である。(A)はM−M矢視図、(B)はN−N矢視図、(C)はP−P矢視図、(D)はキャスタ23aの拡大説明図である。
戸当り50bは、直線ガイド50の側面に設けられ、後述する可動収容棚20の側板21の上端に当接する。
可動収容棚20は、収納スペース20aを上下方向に仕切る棚板24aや、ハンガを掛けるためのハンガパイプ24bを有していてもよい。
このように取っ手21cが可動収容棚20の内部に取り付けられており、可動収容棚20の外側に突出していないため、取っ手21cが周囲の棚の収納物や壁面に接触するおそれがない。
本発明のウォークインクロゼット1は、戸すべりピン22cと敷居すべり50cとを有することにより、側板21の片面22b(直線ガイド側の側面22b)と直線ガイド50の側板側の側面50aとの摩擦抵抗が減るため、左右方向にスムーズに移動することができる。
図4(A)に示すようにずれ防止ガイド40は、可動収容棚20より背面側に設けられ可動収容棚20の背面側側面21aに当接して可動収容棚20の背面側へのずれを防ぐ。
それに対し、本発明のウォークインクロゼット1は、ずれ防止ガイド40を有するので、可動収容棚20が所定の位置より背面側に移動するおそれがない。
本発明の敷居レール60は金属製の平板である。厚みが薄い平板を敷居レール60として使用可能であるため、足元の凹凸を減らすことができ、バリアフリーに対応でき、ゴミや埃がたまりにくく、掃除がしやすい。なお、敷居レール60は、厚さ2〜5mmであり、キャスタ23aの奥行き方向の幅より長い幅をもつアルミ製の平板であることが好ましい。
そして冬季には、利用者は、左側扉70bから左側の立ち入りスペース30に出入りし、隔壁24cより左側の収納スペース20aと、左側の背面固定棚80と左側の側面固定棚90とに冬物の衣類を収納して使用できる。
例えば本実施形態のウォークインクロゼット1は図5のように、可動収容棚20が左右方向のいずれに移動した場合でも可動収容棚20に近接しない位置、すなわちウォークインクロゼット1の左右方向の中央部に、可動収容棚20が左右方向のいずれの位置に設置されていても使用できる共通固定棚100を設けてもよい。この場合、共通固定棚100は、左右の背面固定棚80の間、すなわち直線ガイド50の中央部に近接した背面Bに固定されて設置されることが好ましい。
その他の第2実施形態のウォークインクロゼット1の構成は、第1実施形態と同様である。
図6に示すように、本発明のウォークインクロゼット1は、可動収容棚20の他に、可動収容棚20に対して左右方向に並列した第2の可動収容棚20bを備える。第2の可動収容棚20bは可動収容棚20と同様の構成であり、左右方向に移動可能である。
その他の第3実施形態のウォークインクロゼット1の構成は、第2実施形態と同様である。
その上、その可動収容棚20を左右方向における反対側に移動させるだけで、普段使用しない物を収納した棚の前に、取り出しスペースや立ち入りスペース30が容易に生じる。そのため本発明のウォークインクロゼット1は、従来のウォークインクロゼットより使い勝手が良く、収納率が高く、容易に収納分けができる。
20a 収納スペース、20b 第2の可動収容棚、
21 側板、21a 背面側側面、
21b 収納スペース側側面、21c 取っ手、
22 上端部、22a 被案内部、22b 片面(直線ガイド側の側面)、
22c 戸すべりピン、22d 平滑面、
23 下端部、23a キャスタ、23b 挟み防止具、
24a 棚板、24b ハンガパイプ、24c 隔壁、25 天板、
30 立ち入りスペース、40 ずれ防止ガイド、40a 中心軸、40b ローラ、
50 直線ガイド、50a 側板側の側面、50b 戸当り、50c 敷居すべり、
60 敷居レール、70a 右側扉、70b 左側扉、
80 背面固定棚、90 側面固定棚、100 共通固定棚、
A 前面、B 背面、C 出入り口、D 天井、
E 床面、F 左側面、G 右側面、H 人、J 足
Claims (8)
- 前面に出入り口があるウォークインクロゼットであって、
水平かつ出入り口に対し左右方向に移動可能な可動収容棚と、
前記可動収容棚が左右方向のいずれかに移動した状態において、その反対側に出入り口から人が入り前記可動収容棚にアクセスできる立ち入りスペースと、
天井に固定され、左右方向に延び、奥行方向に間隔を隔てた互いに平行な2本の直線ガイドと、を有し、
前記可動収容棚は、左右方向の両側面に収納物を収納する収納スペースと、
その上端部に前記直線ガイドに案内される被案内部と、
前面側と背面側との側面に、それぞれ有する前面に平行な側板と、を有し、
前記側板の上端部は、前記可動収容棚の上面に水平に設けられた天板より上方に突出しており、
前記被案内部は、前記側板の前記上端部の片面であり、前記直線ガイドの側板側の側面に沿って滑ることにより前記直線ガイドに案内される、ことを特徴とするウォークインクロゼット。 - 前記可動収容棚より背面側に設けられ前記可動収容棚の背面側側面に当接して前記可動収容棚の前記背面側へのずれを防ぐずれ防止ガイド、を備え、
前記ずれ防止ガイドは、垂直方向に延びる中心軸を有し、当接する前記背面側側面の移動に伴い前記中心軸を中心に回転するローラを有する、ことを特徴とする請求項1に記載のウォークインクロゼット。 - 床面に固定され、左右方向に延び、奥行方向に間隔を隔てた互いに平行な2本の敷居レールを備え、
前記敷居レールは、前記床面が傷つくことを防ぐ金属製の平板であり、
前記可動収容棚は、その下端部に、前記敷居レール上を回転移動するキャスタと、
前記下端部の前記キャスタの左右方向両側から下方に延び人の足と前記キャスタとの接触を防ぐ挟み防止具と、を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のウォークインクロゼット。 - 前記可動収容棚が左方向に移動した状態の前記立ち入りスペースに人が出入り可能な右側扉と、
前記可動収容棚が右方向に移動した状態の前記立ち入りスペースに人が出入り可能な左側扉と、を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のウォークインクロゼット。 - 前記ウォークインクロゼットの左右側面に沿って固定される側面固定棚を有し、
前記直線ガイドは、その両端部に、前記可動収容棚の上端部と当接し前記可動収容棚が側面固定棚の収納物に接触することを防ぐ戸当りを有する、ことを特徴とする請求項1に記載のウォークインクロゼット。 - 前記直線ガイドは、前記側板側の側面に貼付され左右方向に延びる平滑面を有した敷居すべりを有し、
前記被案内部は、前記敷居すべりに摺動可能に当接する平滑面を含む戸すべりピンを有する、ことを特徴とする請求項1に記載のウォークインクロゼット。 - 背面に固定された共通固定棚を備え、
前記共通固定棚は、前記可動収容棚が左右方向のいずれの位置に設置されていても人がアクセス可能である、ことを特徴とする請求項1に記載のウォークインクロゼット。 - 前記可動収容棚に対して左右方向に並列した第2の可動収容棚を備える、ことを特徴とする請求項1に記載のウォークインクロゼット。
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