JP6187635B2 - ステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両等に搭載されるステアリング装置に関する。
従来、車両等の盗難を防ぐために、ステアリングホイールの回転を制限するステアリングロック機構を備えたステアリング装置がある。ステアリングロック機構は、ステアリングシャフトに外嵌されたキーロックカラーと、その外側のコラムに取り付けられたステアリングロック装置とからなり、ステアリングロック装置に設けられたロックバーがキーロックカラーに形成された溝等と嵌合することでシャフトの回転を制限し、車両盗難時などに操舵できないようにするものである。
従来のステアリングロック機構においては、ステアリングがロックされた状態において、ステアリングホイールが強い力で回転されると、ステアリングロック機構が破損し、ロック機能が損なわれることがあった。
そこで、所定以上の力でステアリングホイールを回転させる力が加わったときにキーロックカラーがステアリングシャフトに対して回転することで、破損を防ぎながら、操舵できない程度の適度なフリクションを与え、車両盗難を防ぐように構成されたものがある。
このようなステアリングロック機構においては、ステアリングシャフト外周面とキーロックカラー内周面との間のスリップ特性の安定と、ステアリングロック機構が破壊されない程度のスリップ荷重の両立が求められる。そのため、ステアリングシャフトの外周面とキーロックカラーの内周面が非接触の部分を形成することにより、安定した所定のすべりトルク(摩擦力)を得るものがある(例えば、特開2010−163115号公報参照)。
また、ステアリングシャフトにグリース溝を加工し、当該グリース溝にグリースを保持させることで、キーロックカラーとステアリングシャフトの摩擦面にグリースが供給され、過度の摩擦抵抗が生じないようにしたものがある(例えば、特開平7−291095号公報参照)。
さらに、ステアリングロック機構の保護を目的として、キーロックカラーとステアリングシャフトの嵌合部にスリップリングが装着されたものがある(例えば、特開2005−351457号公報参照。)
特開2010−163115号公報 特開平7−291095号公報 特開2005−351457号公報
上記のようにステアリングシャフトとキーロックカラーとの間に非接触部分を形成する構成やグリースを用いる構成の場合、寸法精度の管理負担は軽減されるものの、キーロックカラーをステアリングシャフトに圧入する必要があるため、その部分については寸法精度をある程度厳しく管理しなければならず、その分加工コストが高くなるという問題があった。
また、ステアリングシャフトとキーロックカラーの嵌合部にスリップリングを装着する場合、スリップリングのスリップトルク(スリップリングが滑り始めるトルク)はスリップリングのバネ力とシャフトとカラーの隙間によるシメシロによって決まるが、スリップリングは板バネであることからバネ定数が高く、シメシロ変化に対して敏感である。したがって、スリップリングを装着する部分の寸法精度を厳しく管理しなければならず、また、シメシロ変化に対して敏感であるとスリップリングの残留応力による影響が大きくなるため、スリップリングにセッチングや焼きなましを施さなければならない等、加工コストが高くなるという問題があった。
本発明は、上記課題に着目してなされたものであり、キーロックカラーのスリップトルクをより安定させ、寸法許容範囲を拡大させたステアリング装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明では、ステアリングシャフトに外嵌され、ステアリングロック時にステアリングロック機構によって回転が制限されるキーロックカラーと、
径方向において前記ステアリングシャフトと前記キーロックカラーの間に介在する円筒状のスリップリングとを備えたステアリング装置において、
前記ステアリングシャフトが、前記スリップリングの変位(径方向の変形量)に対する荷重変化を小さくする形状を有することを特徴とするステアリング装置を提供する。これにより、ステアリングシャフトとキーロックカラーの寸法許容差を拡大させることができる。
より具体的には、前記ステアリングシャフトが、軸方向の複数の部分で前記スリップリングに接触するようにする。または、前記ステアリングシャフトが前記スリップリングの変位を許容する逃げを構成するようにする。
「ステアリングロック機構」とは、車両の盗難防止などのため、必要に応じてステアリングシャフトの回転を制限する機構を言う。「キーロックカラー」とは、ステアリングシャフトに外嵌し、ステアリングロック機構と係合することで、ステアリングシャフトの回転を制限する部材を言う。「スリップリング」とは、略円筒状をしており、ばね効果によって寸法誤差を吸収する部材を言う。具体的には、「スリップリング」とは、略円筒状をしており、内径側に接触して配置された部材(内側部材)と外径側に接触して配置された部材(外側部材)のラジアル方向の寸法誤差をラジアル方向の変形よって吸収し、内側部材と外側部材の相対回転におけるスリップトルクを安定させる部材を言う。本願においては、上記キーロックカラーが外側部材に該当し、上記ステアリングシャフトが内側部材に該当する。
上記課題を解決するために本発明では、ステアリングシャフトに外嵌され、ステアリングロック時にステアリングロック機構によって回転が制限されるキーロックカラーと、
径方向において前記ステアリングシャフトと前記キーロックカラーの間に介在する円筒状のスリップリングとを備えたステアリング装置であって
前記スリップリングは、径方向の外方に向けて突出した突部を周方向に複数備え、
前記スリップリングに覆われる前記ステアリングシャフトの軸方向部分に大径部と小径部が形成されていることにより、前記スリップリングが撓むためのスペースが設けられており、
前記大径部の前記小径部側の端部は、前記突部が配置された軸方向の範囲の内側に配置されていることを特徴とするステアリング装置を提供する。
また、上記課題を解決するために本発明では、ステアリングシャフトに外嵌され、ステアリングロック時にステアリングロック機構によって回転が制限されるキーロックカラーと、
径方向において前記ステアリングシャフトと前記キーロックカラーの間に介在する円筒状のスリップリングとを備えたステアリング装置であって
前記スリップリングは、径方向の外方に向けて突出した突部を周方向に複数備え、
前記スリップリングに覆われる前記ステアリングシャフトの軸方向部分に大径部と小径部が形成されていることにより、前記スリップリングが撓むためのスペースが設けられており、
前記スリップリングにおいて、周方向における前記突部同士の間の部分は、軸方向の一部前記小径部に対向していることを特徴とするステアリング装置を提供する。
本発明において好ましくは、前記小径部は前記スリップリングが外嵌する範囲において、少なくとも1周以上の螺旋に形成され、
前記大径部は軸方向の3箇所で前記スリップリングに接触している。
このように構成することにより、スリップリングが変形するための逃げが形成され、スリップリングが変形し易くなり、スリップリングの変位に対する荷重変化を小さくすることができる
好ましくは、前記スリップリングが外嵌する前記大径部の表面積と前記小径部により前記スリップリングが非接触となる表面積は1:1となっている。
このように構成することにより、スリップリングがより変形しやすくなる。
また、本発明において好ましくは、前記大径部のうち前記スリップリングに接触する部分の軸方向で前記小径部側の端部は、前記突部の軸方向の端部付近に配置されている
このように構成することにより、スリップリングが変形するための逃げが形成され、スリップリングが変形し易くなり、スリップリングの変位に対する荷重変化を小さくすることができる。また、スリップリングのバネ特性を弱くすることができ、スリップトルク特性の変化を緩やかにして、シャフト径寸法の変化に対するスリップ特性の変化を緩やかにすることができる。
また、本発明において好ましくは、前記スリップリングに覆われる前記ステアリングシャフトの軸方向部分には、2以上の前記大径部が形成されている。
これにより、スリップリングの座りがよくなり、安定した回転を得ることができるようになる。大径部がステアリングシャフトの軸方向に3以上形成される場合には、大径部を軸方向に等間隔に配置することで、安定した回転を得ることが可能となる。
また、本発明において好ましくは、前記大径部と前記小径部は、滑らかな曲面によって軸方向に連続して形成されている
このように構成することにより、スリップリングが変形するための逃げが形成され、スリップリングが変形し易くなり、スリップリングの変位に対する荷重変化を小さくすることができる。また、組付けの際の作業性が向上し、また、引っ掛かり無く、スムーズな回転が可能となり、各部材が軸方向にずれるのを防止することもできる。
また、本発明において好ましくは、前記大径部と前記小径部とは前記ステアリングシャフトの軸方向に対して傾斜した斜面を介して連続して形成されている
このように構成することにより、スリップリングが変形するための逃げが形成され、スリップリングが変形し易くなり、スリップリングの変位に対する荷重変化を小さくすることができる。また、組付けの際の作業性が向上し、また、引っ掛かり無く、スムーズな回転が可能となり、各部材が軸方向にずれるのを防止することもできる。
また、本発明において好ましくは、前記突部は、径方向外方に向けて突出しており、同一円周上に前記突部が形成されていないリング部を挟んで軸方向の2箇所に配置されており、
前記小径部が軸方向に2つ形成されている。
また、本発明において好ましくは、前記突部は、径方向外方に向けて突出しており、
前記小径部と前記突部は、径方向に互いに対向する位置に配置されている。
本発明によれば、キーロックカラーのスリップトルクをより安定させ、寸法許容範囲を拡大させたステアリング装置を提供することができる。
図1は、本願の第1実施形態に係るステアリング装置を示す側面図である。 図2は、本願の第1実施形態に係るステアリング装置の拡大断面図である。 図3A、図3Bは、本願の第1実施形態に係るキーロックカラーを示す図である。図3Aは平面図、図3Bは図3Aに示す3B−3B切断面を示す断面図である。 図4A、図4Bは、本願の第1実施形態に係るスリップリングを示す図である。図4Aは平面図、図4Bは図4Aに示す4B−4B切断面を示す断面図である。 図5A、図5Bは、本願の第1実施形態に係るステアリング装置のキーロックカラーと嵌合するステアリングシャフトの部分を示す図である。図5Aは平面図、図5Bは波型部の拡大図である。 図6A、図6Bは、本願の第1実施形態に係るステアリング装置のステアリングシャフト、キーロックカラー、及びスリップリングを示す図である。図6Aはステアリングシャフトの側面と、キーロックカラー及びスリップリングの断面を示している。図6Bは図6Aのスリップリング周辺の拡大図である。 図7は、シャフト外径に対するスリップトルクの大きさを、本願の第1実施形態に係るステアリング装置と従来のステアリング装置との間で比較した表である。 図8は、本願の第2実施形態に係るステアリング装置のステアリングシャフトの側面と、キーロックカラー及びスリップリングの断面を示す図である。 図9A、図9Bは、本願の第2実施形態に係るステアリング装置のスリップリングを示す図である。図9Aは平面図、図9Bは図9Aに示す9B−9B断面図である。 図10A、図10Bは、本願の第3実施形態に係るステアリング装置のステアリングシャフト、キーロックカラー、及びスリップリングを示す図である。図10Aはステアリングシャフトの側面を示している。図10Bはステアリングシャフトの側面、スリップリングの断面、及びキーロックカラーの断面を示している。 図11A、図11Bは、本願の第4実施形態に係るステアリング装置のステアリングシャフト、キーロックカラー、及びスリップリングを示す図である。図11Aはステアリングシャフトの側面を示している。図11Bはステアリングシャフトの側面、スリップリングの断面、及びキーロックカラーの断面を示している。 図12A、図12Bは、本願の第5実施形態に係るステアリング装置のステアリングシャフト、キーロックカラー、及びスリップリングを示す図である。図12Aはステアリングシャフトの側面を示している。図12Bはステアリングシャフトの側面、スリップリングの断面、及びキーロックカラーの断面を示している。 図13A、図13Bは、本願の第6実施形態に係るステアリング装置のステアリングシャフト、キーロックカラー、及びスリップリングを示す図である。図13Aはステアリングシャフトの側面を示している。図13Bはステアリングシャフトの側面、スリップリングの断面、及びキーロックカラーの断面を示している。 図14A、図14Bは、本願の第7実施形態に係るステアリング装置のステアリングシャフト、キーロックカラー、及びスリップリングを示す図である。図14Aはステアリングシャフトの側面を示している。図14Bはステアリングシャフトの側面、スリップリングの断面、及びキーロックカラーの断面を示している。 図15A、図15Bは、本願の第8実施形態に係るステアリング装置のステアリングシャフト、キーロックカラー、及びスリップリングを示す図である。図15Aはステアリングシャフトの側面を示している。図15Bはステアリングシャフトの側面、スリップリングの断面、及びキーロックカラーの断面を示している。 図16A、図16Bは、本願の第9実施形態に係るステアリング装置のキーロックカラーと嵌合するステアリングシャフトの部分を示す図である。図16Aは平面図、図16Bは螺旋部の拡大図である。 図17A、図17Bは、本願の第9実施系形態に係るステアリング装置のステアリングシャフト、キーロックカラー、及びスリップリングを示す図である。図17Aはステアリングシャフトの側面と、キーロックカラー及びスリップリングを示す図である。図17Bは図17Aのスリップリング周辺の拡大図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1ないし図6Bを参照して説明する。図1は本願の第1実施形態に係るステアリング装置1を示す側面図である。
ステアリング装置1は、主として、車両後方側(図1に向かって右側)に取り付けられるステアリングホイール(不図示)の回転を車両前方側(図1に向かって左側)へ伝達するステアリングシャフト2と、ステアリングシャフト2を軸支するコラム3と、ステアリング装置1の車両後方側部分を車体に固定し、チルト位置調整及びテレスコピック位置調整を可能とする位置調整機構4とから構成されている。
図2は本願の第1実施形態に係るステアリング装置1の位置調整機構4付近の拡大断面図である。
位置調整機構4の車両後方側のステアリングシャフト2の部分には、ステアリングロック機構を構成するキーロックカラー5が外嵌固定されている。
図3A、図3Bは、本願の第1実施形態に係るキーロックカラー5を示す図である。図3Aはキーロックカラー5の平面図、図3Bは図3Aに示す3B−3B切断面を示す断面図である。
キーロックカラー5は円筒状をしており、軸方向の中央部付近から車両後方側に向かって軸方向に延びる長孔6が形成されている。長孔6は、ステアリングホイールの回転をロックする際に、コラム3に取り付けられる不図示のステアリングロック装置から突出するロックバーが挿入され、係合する部分である。キーロックカラー5は、機械構造用炭素鋼などの材料から形成することができる。
キーロックカラー5の車両前方側の内周部は拡径しており、この拡径部内側に後述のスリップリング7が配置される。長孔6が形成される部分とスリップリング7が内嵌する部分とを軸方向の異なる位置とすることで、長孔6を形成する過程でスリップリング7を内嵌する部分が変形して真円度が低下するのを防ぎ、安定したスリップトルクを得ることが出来る。
なお、本発明において、長孔6は、スリップリング7よりも車両後方側に配置することが好ましいが、車両前方側に長孔を配置し、車両後方側にスリップリングを配置してもよい。
図4A、図4Bは、本願の第1実施形態に係るスリップリング7を示す図である。図4Aは平面図、図4Bは図4Aに示す4B−4B切断面を示す断面図である。
上述のようにスリップリング7はキーロックカラー5の内径側に配置され、ステアリングシャフト2とキーロックカラー5との間に介在する。スリップリング7は、断面が略C字型をしており、径方向外側に突出して軸方向に延びる突部8が、車両前方側と車両後方側の2箇所で周方向に複数配置されている。突部8を軸方向で2箇所に分けることで、スリップトルクを高めることができる。スリップリング7は、ばね鋼などから形成された市販のものを用いる事ができる。市販のものを用いる事で、製造コストの増大を防ぐことができる。
スリップリング7は、車両前方側の端部、車両後方側の端部、及び中間部分に、同一円周上に突部8を有さないリング部9a、9b、9cを備えている。
突部8は、図4Bに示すように、軸方向と垂直な方向で切断した断面が円弧状になっている。これにより、キーロックカラー5との接触面で引っ掛かりが生じるのを防ぎ、スムーズで安定した回転を得ることができる。
図5A、図5Bは、本願の第1実施形態に係るステアリング装置1のキーロックカラー5と嵌合するステアリングシャフト2の部分を示す図である。図5Aは平面図、図5Bは波型部10の拡大図である。
ステアリングシャフト2のスリップリング7が外嵌する部分には、径の大きい部分と径の小さい部分が軸方向に交互に形成された波型部10が形成されている。波型部10は、軸方向の位置に応じて外径面が滑らかに拡径と縮径を繰り返しており、最も拡径した部分でも、波型部10に隣接するステアリングシャフト2の他の部分よりも径が小さい。波型部10において、大径部10aは3箇所、小径部10bは2箇所形成されている。
波型部10は、図5Bに示すように、最大半径Aを有する大径部10aが左右2箇所とその中間に形成されており、これらの部分は、軸方向の一定の長さにわたり同一の径を有している。大径部10aと大径部10aとの間には、大径部10aよりも径の小さい小径部10bが2箇所配置されている。小径部10bは、大径部10aの最大半径Aから軸方向の位置に応じて寸法Bだけ縮径しており、中間位置において最も寸法Bが大きくなっている。大径部10aと小径部10bは、曲面によって滑らかに軸方向に連続している。波型部10は、切削加工によって容易に形成することができる。
図6A、図6Bは、本願の第1実施形態に係るステアリング装置1のステアリングシャフト2とキーロックカラー5を示す図である。図6Aはステアリングシャフト2の側面とキーロックカラー5の断面を示している。図6Bは図6Aのスリップリング7周辺の拡大図である。
キーロックカラー5の車両前方側の嵌合部は、上述のようにステアリングシャフト2の外周面に波型部10が形成されていることにより、ステアリングシャフト2とスリップリング7とが軸方向の3箇所で接触している。キーロックカラー5の車両後方側の嵌合部は、すき間嵌めとしている。
スリップリング7は板材から成形される板バネであるため、比較的バネ定数が高く、変位(径方向の変形量)に対する荷重変化が大きい。ステアリングシャフト2とスリップリング7とが軸方向の3箇所で接触する構成とすることで、スリップリング7が撓むためのスペースができるため、スリップリング7の撓み特性を緩やかにすることができる。その結果、ステアリングシャフト2の外径公差やキーロックカラー5の内径公差を拡大しても適切なスリップ特性が得られる。
また、本第1実施形態のように、スリップリング7と接触するステアリングシャフト2の軸方向部分を波型とすることで、スリップリング7を軸方向から引っ掛かり無く組み込むことが可能となり、作業性が向上する。また、波型とすることで、回転時に引っ掛かりなくスムーズに回転することができるようになる。
図6Bに示すように、スリップリング7の突部8と波型部10の小径部10bは、径方向に対向する位置に設けられている。これによりスリップリング7の反力のバランスが良くなり、スリップ時にスリップリング7が軸方向に動くことなく安定して回転することが可能となる。より具体的には、大径部10aのうちスリップリング7と接触している部分から縮径してスリップリング7と非接触になり始める基点11が、突部8の軸方向の端部付近に配置されている。これにより、軸方向の広い範囲に亘って突部8の弾性を利用することができるため、スリップリング7のバネ特性を弱めることができる。
ステアリングシャフト2は、その波型部10において、スリップリング7のリング部9a、9b、9cにのみ接している。これにより、スリップリング7が変形し易くなり、より高い効果を得ることができるが、本発明においては、これに限らず、波型部の一部がリング部以外の部分に接しても良い。
図7は、シャフト外径に対するスリップトルクの大きさを、本願の第1実施形態に係るステアリング装置1と従来のステアリング装置で比較した表である。
許容されるスリップトルクの範囲を140Nmから180Nmの間とすると、従来のステアリング装置において、ステアリングシャフト外径がこれに含まれる範囲Aは、基準径aよりも僅かに小さい径から、+0.03mm程度までである。
これに対し、本第1実施形態に係るステアリング装置1において、スリップトルクが上記許容範囲に含まれるステアリングシャフト外径の範囲Bは、+0.05mmから+0.12mm程度である。本発明に係るステアリング装置1は、ステアリングシャフト2の許容外径公差が従来品の約2倍になっていることが分かる。
(第2実施形態)
次に、図8及び図9A、図9Bを参照しつつ本願の第2実施形態に係るステアリング装置について説明する。本第2実施形態に係るステアリング装置は、第1実施形態に係るステアリング装置とはステアリングシャフトの形状及びスリップリングの形状のみが異なり、その他は第1実施形態と同様である。したがって、本第2実施形態の説明においては、ステアリングシャフトとスリップリングの形状についてのみ説明し、その他の説明を省略する。
図8は、本願の第2実施形態に係るステアリング装置のステアリングシャフト20の側面と、キーロックカラー21及びスリップリング22の断面を示す図である。
本第2実施形態においては、スリップリング22と径方向に対向するステアリングシャフト20の軸方向部分には、ステアリングシャフト20の隣接する他の部分よりも縮径した縮径部23が形成されている。縮径部23は、その軸方向の両側に、隣接するステアリングシャフト20の他の部分よりも僅かに縮径した一対の肩部23aを有し、一対の肩部23aの間には、一対の肩部23aから滑らかな曲面によって軸方向に連続し、軸方向の一定の範囲にわたって肩部23aよりも小さい一定の径寸法を有する底部23bを有している。
図9A、図9Bは、本願の第2実施形態に係るステアリング装置のスリップリング22を示す図である。図9Aは平面図、図9Bは図9Aに示す9B−9B断面図である。
スリップリング22は、断面が略C字型をしており、径方向外側に突出して、スリップリング22の軸方向の一端近傍から他端近傍まで軸方向に延びた突部24が周方向に複数配置されている。
スリップリング22は、車両前方側の端部、及び車両後方側の端部に、同一円周上に突部24を有さないリング部25a、及び25bを備えている。
本第2実施形態によれば、上記第1実施形態よりもスリップトルクが小さくなり、ステアリングシャフト20とキーロックカラー21の寸法許容差が大きくなる。したがって、更にキーロックカラー21のスリップトルクが安定する。
(第3実施形態)
本願の第3実施形態について図10A、図10Bを参照して説明する。図10Aは本願の第3実施形態に係るステアリングシャフト30の側面、図10Bは本願の第3実施形態に係るステアリングシャフト30の側面と、ステアリングシャフト30に外嵌したスリップリング32及びキーロックカラー31の断面を示している。
本願の第3実施形態に係るステアリング装置は、第1実施形態に係るステアリング装置とはステアリングシャフト30の形状のみが異なり、その他は第1実施形態と同様である。したがって、本第3実施形態の説明においては、ステアリングシャフト30の形状についてのみ説明し、その他の説明を省略する。
図10Aに示すように、本第3実施形態に係るステアリングシャフト30のうちスリップリング32が外嵌する部分には、径の大きい大径部30aが3箇所と、大径部30aの間に径の小さい小径部30bが2箇所形成されている。ステアリングシャフト30をこのように形成することで、図10Bに示すように、スリップリング32とステアリングシャフト30とが軸方向で3箇所に分かれて接触することとなり、スリップリング32が撓みやすくなり、スリップリング32のバネ特性が低くなり、変位に対する荷重変化を少なくすることができる。なお、大径部30aの小径部30b側の端部は、図10A、図10Bに示すように面取り加工が施されると良い。
(第4実施形態)
本願の第4実施形態について図11A、図11Bを参照して説明する。図11Aは本願の第4実施形態に係るステアリングシャフト40の側面、図11Bは本願の第4実施形態に係るステアリングシャフト40の側面と、ステアリングシャフト40に外嵌したスリップリング42及びキーロックカラー41の断面を示している。
本願の第4実施形態に係るステアリング装置は、第1実施形態に係るステアリング装置とはステアリングシャフト40の形状及びスリップリング42の形状のみが異なり、その他は第1実施形態と同様である。また、スリップリング42は第2実施形態のスリップリング22と同様である。したがって、本第4実施形態の説明においては、ステアリングシャフト40の形状についてのみ説明し、その他の構成の説明を省略する。
図11Aに示すように、本第4実施形態に係るステアリングシャフト40のうちスリップリング42が外嵌する部分には、径の大きい大径部40aが2箇所と、大径部40aの間に径の小さい小径部40bが1箇所形成されている。ステアリングシャフト40をこのように形成することで、図11Bに示すように、スリップリング42とステアリングシャフト40とが軸方向で2箇所に分かれて接触することとなり、スリップリング42が撓みやすくなり、スリップリング42のバネ特性が低くなり、変位に対する荷重変化を少なくすることができる。また、上記第3実施形態と比較してスリップトルクが低くなり、シャフトの寸法許容差を更に大きくすることができる。なお、大径部40aの小径部40b側の端部は、図11A、図11Bに示すように面取り加工が施されると良い。
(第5実施形態)
本願の第5実施形態について図12A、図12Bを参照して説明する。図12Aは本願の第5実施形態に係るステアリングシャフト50の側面、図12Bは本願の第5実施形態に係るステアリングシャフト50の側面と、ステアリングシャフト50に外嵌したスリップリング52及びキーロックカラー51の断面を示している。
本願の第5実施形態に係るステアリング装置は、第1実施形態に係るステアリング装置とはステアリングシャフト50の形状のみが異なり、その他は第1実施形態と同様である。したがって、本第5実施形態の説明においてはステアリングシャフト50の形状についてのみ説明し、その他の説明を省略する。
図12Aに示すように、本第5実施形態に係るステアリングシャフト50のうちスリップリング52が外嵌する部分には、径の大きい大径部50aが3箇所と、大径部50aの間で、両側の大径部50aからテーパー状に縮径した谷部50bが2箇所形成されている。ステアリングシャフト50をこのように形成することで、図12Bに示すように、スリップリング52とステアリングシャフト50とが軸方向で3箇所に分かれて接触することとなり、スリップリング52が撓みやすくなり、スリップリング52のバネ特性が低くなり、変位に対する荷重変化を少なくすることができる。また、大径部50aの間を緩い傾斜面から構成される谷部50bで形成することにより、ステアリングシャフト50にスリップリング52を圧入する際に、引っ掛かることなく、スムーズに圧入することができるようになる。
ステアリングシャフト50には、スリップリング52の軸方向の両端部に対向して段部53がそれぞれ設けられている。これにより、スリップリングの軸方向の位置ズレを防止し、大径部50aとスリップリング52との適切な位置における接触を保つことで、スリップ特性を安定させることができる。
(第6実施形態)
本願の第6実施形態について図13A、図13Bを参照して説明する。図13Aは本願の第6実施形態に係るステアリングシャフトの側面、図13Bは本願の第6実施形態に係るステアリングシャフト60の側面と、ステアリングシャフト60に外嵌したスリップリング62及びキーロックカラー61の断面を示している。
本願の第6実施形態に係るステアリング装置は、第1実施形態に係るステアリング装置とはステアリングシャフト60の形状及びスリップリング62の形状のみが異なり、その他は第1実施形態と同様である。また、スリップリング62は第2実施形態のスリップリング22と同様である。したがって、本第6実施形態の説明においては、ステアリングシャフト60の形状についてのみ説明し、その他の構成の説明を省略する。
図13Aに示すように、本第6実施形態に係るステアリングシャフト60のうちスリップリング62が外嵌する部分には、径の大きい大径部60aが2箇所と、大径部60aの間で、両側の大径部60aからテーパー状に縮径した谷部60bが1箇所形成されている。ステアリングシャフト60をこのように形成することで、図13Bに示すように、スリップリング62とステアリングシャフト60とが軸方向で2箇所に分かれて接触することとなり、スリップリング62が撓みやすくなり、スリップリング62のバネ特性が低くなり、変位に対する荷重変化を少なくすることができる。
また、上記第5実施形態と比較して、スリップトルクが低くなり、ステアリングシャフト60の寸法許容差を更に大きくすることができるとともに、大径部60aの間を更に緩い傾斜面から構成される谷部60bで形成することにより、ステアリングシャフト60にスリップリング62を圧入する際に、引っ掛かることなく、更にスムーズに圧入することができるようになる。
(第7実施形態)
本願の第7実施形態について図14A、図14Bを参照して説明する。図14Aは本願の第7実施形態に係るステアリングシャフト70の側面、図14Bは本願の第7実施形態に係るステアリングシャフト70の側面と、ステアリングシャフト70に外嵌したスリップリング72及びキーロックカラー71の断面を示している。
本願の第7実施形態に係るステアリング装置は、第1実施形態に係るステアリング装置とはステアリングシャフト70の形状のみが異なり、その他は第1実施形態と同様である。したがって、本第7実施形態の説明においてはステアリングシャフト70の形状についてのみ説明し、その他の説明を省略する。
図14Aに示すように、本第7実施形態に係るステアリングシャフト70のうちスリップリング72が外嵌する部分には、径の大きい大径部70aが3箇所と、大径部70aの間で、車両前方側(図14A、図14Bに向かって左側)の大径部70aから隣り合う車両後方側(図14A、図14Bに向かって右側)の大径部70aに向かってテーパー状に縮径したテーパー部70bが2箇所形成されている。ステアリングシャフト70aをこのように形成することで、図14Bに示すように、スナップリング72とステアリングシャフト70とが軸方向で3箇所に分かれて接触することとなり、スリップリング72が撓みやすくなり、スリップリング72のバネ特性が低くなり、変位に対する荷重変化を少なくすることができる。
また、本第7実施形態においては、車両後方側(図14A、図14Bに向かって右側)からスリップリングを圧入することで、緩やかな斜面によって、引っ掛かりなく、スムーズな圧入が可能となる。なお、車両前方側(図14A、図14Bに向かって左側)からスリップリングを圧入する場合には、テーパー部70bが車両後方側から車両前方側に向かうにつれて縮径するように構成することもできる。
(第8実施形態)
本願の第8実施形態について図15A、図15Bを参照して説明する。図15Aは本願の第8実施形態に係るステアリングシャフト80の側面、図15Bは本願の第8実施形態に係るステアリングシャフト80の側面と、ステアリングシャフト80に外嵌したスリップリング82及びキーロックカラー81の断面を示している。
本願の第8実施形態に係るステアリング装置は、第1実施形態に係るステアリング装置とはステアリングシャフトの形状及びスリップリング80の形状のみが異なり、その他は第1実施形態と同様である。また、スリップリング82は第2実施形態のスリップリング22と同様である。したがって、本第8実施形態の説明においては、ステアリングシャフト80の形状についてのみ説明し、その他の説明を省略する。
図15Aに示すように、本第8実施形態に係るステアリングシャフト80のうちスリップリング82が外嵌する部分には、径の大きい大径部80aが2箇所と、大径部80aの間で、車両前方側(図15A、図15Bに向かって左側)の大径部80aから車両後方側(図15A、図15Bに向かって右側)の大径部80aに向かってテーパー状に縮径したテーパー部80bが形成されている。ステアリングシャフト80をこのように形成することで、図15Bに示すように、スリップリング82が撓みやすくなり、スリップリング82のバネ特性が低くなり、変位に対する荷重変化を少なくすることができる。
また、上記第7実施形態と比較して、スリップトルクが低くなり、ステアリングシャフト80の寸法許容差を更に大きくすることができるとともに、大径部80aの間を更に緩い傾斜面から構成されるテーパー部80bで形成することにより、ステアリングシャフト80にスリップリング82を圧入する際に、引っ掛かることなく、更にスムーズに圧入することができるようになる。
(第9実施形態)
本願の第9実施形態について図16A、図16B、図17A、図17Bを参照しつつ説明する。図16Aは平面図、図16Bは螺旋部90の拡大断面図である。
本願の第9実施形態に係るステアリング装置は、第1実施形態に係るステアリング装置とはステアリングシャフト2の形状のみが異なり、その他は第1実施形態と同様である。したがって、本第9実施形態の説明においては、ステアリングシャフト2の形状のみについて説明し、その他の説明を省略する。
ステアリングシャフト2のスリップリング7が外嵌する部分には、径の大きい部分と径の小さい部分が軸方向に交互に形成されるように螺旋部90が形成されている。螺旋部90は、軸方向の位置に応じて外径面が拡径した大径部90aと縮径を繰り返す溝部90bで形成され、大径部90aは最も拡径した部分でも、螺旋部90に隣接するステアリングシャフト2の他の部分よりも径が小さい。螺旋部90において、スリップリング7が外嵌する範囲において溝部90bは少なくとも1周以上形成されている。
螺旋部90は、図16Bに示すように、最大半径Aを有する大径部90aが遠隔2箇所とその中間に形成されており、これらの部分は、軸方向の一定の長さにわたり同一の径を有している。大径部90aと大径部90aとの間には、大径部90aよりも径の小さく、螺旋に加工された小径部である溝部90bが配置されている。溝部90bは、大径部90aの最大半径Aから軸方向の位置に応じて寸法Bへ縮径しており、中間位置において最も寸法Bが小さくなっている。また、大径部90aと溝部90bは連続している。さらに、スリップリング7が外嵌する大径部90aの面積と溝部90bによりスリップリング7が非接触となる表面積は1:1となっている。また、螺旋部90は、切削加工によって容易に形成することができる。
大径部90aは、図16Bに示すように、ステアリングシャフト2の素材径よりも小さくすることで、スリップリング7が外嵌する部分に軸方向に、スリップリング7が軸方向に移動することを規制する壁部Dを設けることができる。なお、ステアリングシャフト2の外径寸法の許容公差が、スリップリング7による所定のスリップトルクを満足できなければ、大径部90aをステアリングシャフト2の素材径そのままとし、壁部Dを設けなくても良い。
図17A、図17Bは、本願の第9実施形態に係るステアリング装置1のステアリングシャフト2とキーロックカラー5を示す図である。図17Aはステアリングシャフト2の側面とキーロックカラー5の断面を示している。図17Bは図17Aのスリップリング7周辺の拡大図である。
キーロックカラー5の車両前方側の嵌合部は、上述のようにステアリングシャフト2の外周面に螺旋部90が形成されていることにより、ステアリングシャフト2とスリップリング7とが常に軸方向の3箇所で接触している。キーロックカラー5の車両後方側の嵌合部は、すき間嵌めとしている。
スリップリング7は板材から成形される板バネであるため、比較的バネ定数が高く、変位に対する荷重変化が大きい。ステアリングシャフト2とスリップリング7とが軸方向の3箇所で接触する構成とすることで、スリップリング7が撓むためのスペースができるため、スリップリング7のゆがみ特性を緩やかにすることができる。その結果、ステアリングシャフト2の大径部90aの外径公差やキーロックカラー5の内径公差を拡大しても適切なスリップ特性が得られる。
また、本実施形態のように、スリップリング7と接触するステアリングシャフト2の軸方向部分を螺旋型とすることで、スリップリング7を軸方向から引っ掛かり無く組み込むことが可能となり、作業性が向上する。また、螺旋型とすることで、回転時に引っ掛かりなくスムーズに回転することができるようになる。
図17Bに示すように、スリップリング7の突部8の軸方向長さに対して、螺旋部90の溝部90bが1周に渡って設けられている。これによりスリップリング7の反力のバランスが良くなり、スリップ時にスリップリング7が軸方向に動くことなく安定して回転することが可能となる。
ステアリングシャフト2は、その螺旋部90において、スリップリング7のリング部9a、9b、9cにのみ接している。これにより、スリップリング7が変形し易くなり、その結果、ステアリングシャフト2の大径部90aの外径公差やキーロックカラー5の内径公差を拡大しても適切なスリップ特性が得られる。
本第9実施形態に係るステアリング装置においては、スリップリング7の代わりに第2実施系形態で示したスリップリング22を用いることもできる。
以上、本発明の説明のため、第1実施形態ないし第9実施形態として具体的な構成を示したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の実施においては種々の変更、改良を施すことが可能である。
例えば、スリップリングは上記のものに限られず、突部の数、形状、配置等が異なるものであってもよい。
また、スリップリングに対向するステアリングシャフトの部分の形状は、スリップリングの形状等に応じて大径部と小径部の数、軸方向の幅、径寸法等を変更することができる。
キーロックカラーとスリップリングとの接触部、スリップリングとステアリングシャフトとの接触部には、グリースを塗布することで、スリップトルクをさらに安定させることもできる。
ロックバーが挿入されるキーロックカラーの部分は、上述の長孔の代わりに、キーロックカラーの外周部に軸方向に延びる有底の溝部を形成した構成としてもよく、当該溝部は周方向に複数形成されていてもよい。又は、径方向外方へ突出し、軸方向に延びる突出部を周方向に複数配置した構成としてもよい。実施形態においてキーロックカラーの内周部のうちスリップリングに外嵌する部分は拡径しているが、拡径しないものとしてもよく、軸方向にストレートなものとしてもよい。
上記第5実施形態において示した段部53は、他の実施形態にも適用することができる。
以上のように、本発明のステアリング装置によれば、キーロックカラーのスリップトルクをより安定させ、寸法許容範囲を拡大させたステアリング装置を提供することができる。
なお、上記課題を解決するため、ステアリングシャフトに外嵌され、ステアリングロック時にステアリングロック機構によって回転が制限されるキーロックカラーと、
径方向において前記ステアリングシャフトと前記キーロックカラーの間に介在する円筒状のスリップリングとを備えたステアリング装置において、
前記スリップリングは、径方向の外方に向けて突出した突部を周方向に複数備え、
前記スリップリングに覆われる前記ステアリングシャフトの軸方向部分に大径部と小径部が形成されていることにより、前記スリップリングが撓むためのスペースが設けられていることを特徴とするステアリング装置とすることもできる。
このように構成することにより、スリップリングが変形するための逃げが形成され、スリップリングが変形し易くなり、スリップリングの変位に対する荷重変化を小さくすることができる。
好ましくは、前記軸方向部分の両端に、前記スリップリングの軸方向の移動を制限する段部が形成されている。
このように構成することで、スリップリングのリング部の位置ズレを防止し、スリップ特性を安定させることができる。
好ましくは、前記スリップリングは、同一円周上に前記突部が形成されていないリング部を有し、
前記ステアリングシャフトは、前記突部又は前記リング部の何れか一方にのみ接する。
これにより、スリップリングが更に変形し易くなり、より高い効果を得ることができる。リング部は、少なくとも車両前方側と車両後方側の端部に設けられることが好ましい。
また、好ましくは、前記突部は、軸方向に延びており、軸方向に垂直に切断した断面が円弧状をしている。
これにより、引っ掛かり無く、スムーズで安定した回転を得ることができる。なお、「軸方向」とは、ステアリングシャフトの回転中心となる軸線方向を言う。
また、好ましくは、前記スリップリングに覆われる前記ステアリングシャフトの軸方向部分には、2以上の前記大径部が形成されている。
これにより、スリップリングの座りがよくなり、安定した回転を得ることができるようになる。大径部がステアリングシャフトの軸方向に3以上形成される場合には、大径部を軸方向に等間隔に配置することで、安定した回転を得ることが可能となる。
各大径部は軸方向の一定の範囲にわたって同一の径寸法を有しており、各小径部は軸方向の中央において最も径が小さいことが好ましい。これにより、大径部において安定した接触を得ることができ、また、スリップリングの変位を許容する逃げを効率的に形成することができる。
好ましくは、前記突部は、径方向外方に向けて突出しており、同一円周上に前記突部が形成されていないリング部を挟んで軸方向の2箇所に配置されており、
前記小径部が軸方向に2つ形成されている。
これにより、突部を軸方向の2箇所に配置しなかった場合と比較して、スリップトルクを大きくすることができる。軸方向の2箇所に配置された突部は、軸方向で同じ長さとすることで、安定した回転を得ることができる。
好ましくは、前記キーロックカラーは、前記ステアリングロック機構が回転を制限するためにロックバーを挿入する孔部を有しており、
該孔部は、前記スリップリングに径方向に対向しない部分に形成されている。
長孔が形成される部分とスリップリングが内嵌する部分とを軸方向の異なる位置とすることで、長孔を形成する過程でスリップリングを内嵌する部分が変形して真円度が低下するのを防ぎ、安定したスリップトルクを実現している。
ロックバーと係合する部分は、キーロックカラーが回転しないようにロックバーと係合すれば良いため、孔部以外の係合部とすることもできる。例えば、上述の孔部の代わりに、キーロックカラーの外周部に軸方向に延びる有底の溝部を形成した構成としてもよく、当該溝部は周方向に複数形成されていてもよい。しかしながら、孔部とすることで当該係合部の形成が容易になる。
前記孔部は、軸方向に延びる長孔とすることで、軸方向の位置の変化に対応することが可能となる。スリップリングに対向しないキーロックカラーの部分は、ステアリングシャフトに対してすき間嵌めとすることで、寸法精度の管理を軽減することができる。
好ましくは、前記突部は、径方向外方に向けて突出しており、
前記小径部と前記突部は、径方向に互いに対向する位置に配置されている。
これにより、スリップリングが変形するための逃げが効率よく形成され、スリップリングが更に変形しやすくなる。
キーロックカラーとスリップリングとの接触部、スリップリングとステアリングシャフトとの接触部には、グリースを塗布してもよい。これにより、スリップトルクをさらに安定させることができる。

Claims (10)

  1. ステアリングシャフトに外嵌され、ステアリングロック時にステアリングロック機構によって回転が制限されるキーロックカラーと、
    径方向において前記ステアリングシャフトと前記キーロックカラーの間に介在する円筒状のスリップリングとを備えたステアリング装置であって
    前記スリップリングは、径方向の外方に向けて突出した突部を周方向に複数備え、
    前記スリップリングに覆われる前記ステアリングシャフトの軸方向部分に大径部と小径部が形成されていることにより、前記スリップリングが撓むためのスペースが設けられており、
    前記大径部の前記小径部側の端部は、前記突部が配置された軸方向の範囲の内側に配置されていることを特徴とするステアリング装置。
  2. ステアリングシャフトに外嵌され、ステアリングロック時にステアリングロック機構によって回転が制限されるキーロックカラーと、
    径方向において前記ステアリングシャフトと前記キーロックカラーの間に介在する円筒状のスリップリングとを備えたステアリング装置であって
    前記スリップリングは、径方向の外方に向けて突出した突部を周方向に複数備え、
    前記スリップリングに覆われる前記ステアリングシャフトの軸方向部分に大径部と小径部が形成されていることにより、前記スリップリングが撓むためのスペースが設けられており、
    前記スリップリングにおいて、周方向における前記突部同士の間の部分は、軸方向の一部前記小径部に対向していることを特徴とするステアリング装置。
  3. 前記小径部は前記スリップリングが外嵌する範囲において、少なくとも1周以上の螺旋に形成され、
    前記大径部は軸方向の3箇所で前記スリップリングに接触していることを特徴とする請求項2に記載のステアリング装置。
  4. 前記スリップリングが外嵌する前記大径部の表面積と前記小径部により前記スリップリングが非接触となる表面積は1:1となっていることを特徴とする請求項3に記載のステアリング装置。
  5. 前記大径部のうち前記スリップリングに接触する部分の軸方向で前記小径部側の端部は、前記突部の軸方向の端部付近に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のステアリング装置。
  6. 前記スリップリングに覆われる前記ステアリングシャフトの軸方向部分には、2以上の前記大径部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のステアリング装置。
  7. 前記大径部と前記小径部は、滑らかな曲面によって軸方向に連続して形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のステアリング装置。
  8. 前記大径部と前記小径部とは前記ステアリングシャフトの軸方向に対して傾斜した斜面を介して連続して形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のステアリング装置。
  9. 前記突部は、径方向外方に向けて突出しており、同一円周上に前記突部が形成されていないリング部を挟んで軸方向の2箇所に配置されており、
    前記小径部が軸方向に2つ形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のステアリング装置。
  10. 前記突部は、径方向外方に向けて突出しており、
    前記小径部と前記突部は、径方向に互いに対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のステアリング装置。
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