JP6176530B2 - 汚物・嘔吐物処理用キット - Google Patents

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Description

本発明は汚物・嘔吐物処理用キット、及びそれを用いた汚物又は嘔吐物の処理方法に関するものである。
公共交通機関等の乗り物内部や公共施設等の床、トイレの便器周辺には汚物又は嘔吐物等が発生することがある。このような汚物又は嘔吐物等は、不潔、悪臭、扱いにくさ等で除去処理が難航する。また、このような汚物や嘔吐物等の処理は誰でも嫌がる不快なものである。さらに、このような汚物又は嘔吐物等をそのまま放置すると、感染等の問題も発生し、極めて環境衛生的に好ましくなく、汚物又は嘔吐物等を早急に除去することが必要である。しかしながら、作業者にとっては、悪臭や嫌悪感等極めて煩わしいものである。このような、汚物又は嘔吐物等の除去手段として、水での洗い流し又はおがくず等を撒いて処理する方法がとられているが、これらの方法は、固体成分を掃き取って処理しているに過ぎないため、処理後に悪臭が残り、処理者が汚物や嘔吐物に含まれる細菌やウイルスで感染するという問題が発生する。
上記問題に対して、簡便に作業ができ、汚物又は嘔吐物等を残さない方法として、特許文献1には、嘔吐物や汚物を処理する粉末処理剤が記載されている。記載の粉末処理剤は、粉末状及び顆粒状の吸水性樹脂、pH緩衝剤、及び無機鉱物質から構成される処理剤であり、これを嘔吐物や汚物に散布して水分を吸収し固体化した後、ほうきや掃除機で固体を片付けることで処理を行う方法である。
しかしながら、特許文献1に記載の粉末処理剤は、主成分として吸水性樹脂と無機鉱物質からなるものであるが、汚物又は嘔吐物等の水分の吸水性が不十分なため、汚物又は嘔吐物等が固化したものを除去する際に完全に除去することが困難であった。また、汚物や嘔吐物をかき集めるだけで悪臭が残り、細菌を除去するという問題の解決には至っていなかった。
一方、特許文献2には、吸収剤、殺菌剤及び防臭剤を含有することを特徴とする嘔吐物処理剤が記載されている。殺菌剤としては、チアゾール系やイミダゾール系等の薬剤が記載されている。これらの薬剤は殺菌効果に優れるが、健康面への影響が大きいものであり、取扱いに注意を要するため、簡便な処理剤とは言い難い。
特開平10−244249号公報 特開平6−154794公報
本発明の課題は、汚物又は嘔吐物等を簡便に処理することができ、汚物又は嘔吐物等を処理した後も悪臭の発生がなく、ウイルス除去や殺菌処理が可能な汚物・嘔吐物処理用キット、及びそれを用いた処理方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために研究を重ね、無機鉱物質(A)と吸水性樹脂及び/又は吸水性高分子(B)を含む凝固剤と二酸化塩素錠剤(C)を構成品とする汚物・嘔吐物処理用キットであって、
凝固剤中における無機鉱物質(A)と吸水性樹脂及び/又は吸水性高分子(B)の重量比が、((A):(B))1:1〜1:4の範囲であることを特徴とする処理キットを完成した。より具体的には、無機鉱物質(A)と吸水性樹脂及び/又は吸水性高分子(B)を含む凝固剤を汚物又は嘔吐物等に散布し水分を吸水させた後、二酸化塩素錠剤(C)を水に溶解して二酸化塩素を含有する溶液をスプレー等で散布することで、従来の問題点を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
項1. 無機鉱物質(A)と吸水性樹脂及び/又は吸水性高分子(B)を含む凝固剤と二酸化塩素錠剤(C)を構成品とする汚物・嘔吐物処理用キットであって、
凝固剤中における無機鉱物質(A)と吸水性樹脂及び/又は吸水性高分子(B)の重量比が、((A):(B))1:1〜1:4の範囲であることを特徴とする。
項2. 前記二酸化塩素錠剤(C)が、金属亜塩素酸塩、ナトリウムジクロロイソシアヌレート、固体酸を含有するものである項1に記載の汚物・嘔吐物処理用キット。
項3. 前記無機鉱物質(A)が、セピオライト、ベントナイト、ゼオライト、活性白土、酸性白土、及びシリカから選択される1種である項1又は2に記載の汚物・嘔吐物処理用キット。
項4. 前記吸水性樹脂及び/又は吸水性高分子(B)が、ポリアクリル酸塩系重合体の架橋物である項1から3のいずれかに記載の汚物・嘔吐物処理用キット。
項5. さらに、(使い捨て)マスク、手袋、ごみ袋、ノズル付きスプレー容器、ペーパタオル、(袖付き)エプロン、ちり取り、ハケの少なくとも1種を構成品とする項1から4のいずれかに記載の汚物・嘔吐物処理用キット。
本発明によれば、汚物又は嘔吐物等に無機鉱物質(A)と吸水性樹脂及び/又は吸水性高分子(B)を含む凝固剤を散布し、汚物又は嘔吐物等を吸水固化した後、二酸化塩素錠剤(C)から調整した二酸化塩素を含有する水溶液をスプレー等で散布することにより悪臭を除去し、ウイルス除去や細菌を殺菌、滅菌することができる。さらに、本処理用キットを用いた処理方法は、衛生的で環境を汚染することなく取り扱いが簡便で、処理後の処理物を焼却棄却又は地中廃棄処理することができる。
汚物・嘔吐物処理用キット
本発明は、無機鉱物質(A)と吸水性樹脂及び/又は吸水性高分子(B)を含む凝固剤と二酸化塩素錠剤(C)を構成品とする汚物・嘔吐物処理用キットであって、
凝固剤中における無機鉱物質(A)と吸水性樹脂及び/又は吸水性高分子(B)の重量比が、((A):(B))1:1〜1:4の範囲であることを特徴とする処理キットである。本発明の汚物・嘔吐物処理用キットには、さらに、汚物又は嘔吐物等の処理の際に細菌やウイルスによる感染を防止する観点から、(使い捨て)マスク、手袋、ペーパタオル、(袖つき)エプロン、ちり取り、ハケ、ノズル付きスプレー容器、ごみ袋等を少なくとも1種を構成品として含んでいることが好ましい。
本発明の汚物・嘔吐物処理用キットに使用される(使い捨て)マスク、手袋、(袖つき)エプロン、ちり取り、ハケ、ペーパタオル、ノズル付きスプレー容器、ごみ袋等は環境保護や省資源の観点から、生分解性プラスチック製のものであることが好ましい。生分解性プラスチックとしては、特に制限はないが、生分解性ポリエチレン、ポリ乳酸、ポリエチレングリコール、ポリカプロラクトン、ポリグルコール酸、セルロース等を例示することができる。
また、本発明で使用される(使い捨て)マスクは、活性炭を含有しているものであることが好ましい。ここで、活性炭を含有するマスクとは、活性炭を吸着させた化学繊維又は天然繊維から作成されたマスク、若しくは活性炭を含有するフィルターを装着することが可能なマスク等を例示することができる。活性炭を含有するマスクを用いることで、汚物又は嘔吐物等から発生する悪臭、及び処理の際に発生する二酸化塩素ガスを活性炭に吸着させ、体内に吸引することを防止することができる。
凝固剤
本発明における汚物・嘔吐物処理用キットの凝固剤は、無機鉱物質(A)と吸水性樹脂及び/又は吸水性高分子(B)を含むものである。なお、凝固剤中における無機鉱物質(A)と吸水性樹脂及び/又は吸水性高分子(B)の重量比は、((A):(B))1:1〜1:4の範囲であればよい。上記範囲であれば、汚物又は嘔吐物等に凝固剤を散布し水分を吸収させる際に、十分に汚物又は嘔吐物等の水分を吸収することが可能であり、固化した汚物又は嘔吐物を処理する際に簡便に処理することが可能となる。また、本発明の凝固剤には、上記以外に必要に応じて、本発明の効果に影響を与えない範囲内で、増量剤、賦形剤、着色剤、香料等を添加することも可能である。また、凝固剤に硫酸ナトリウムを添加することで汚物や嘔吐物等の臭いを抑える効果が得られる。
本発明の汚物・嘔吐物処理用キットにおける凝固剤の使用量は、汚物や嘔吐物等の量に応じて適宜決定すればよいが、汚物又は嘔吐物100重量部に対して、約10〜150重量部であればよく、約30〜100重量部の範囲であることが好ましい。上記範囲であれば汚物や嘔吐物等の水分を十分に吸水することができる。
本発明における汚物・嘔吐物処理用キットの凝固剤には、微量の金属亜塩素酸塩(例えば、亜塩素酸ナトリウム、亜塩素酸カリウム、亜塩素酸リチウム等を例示でき、亜塩素酸ナトリウムが好ましい。)を含んだものを用いることも可能である。凝固剤に金属亜塩素酸塩を含有させることにより、汚物や嘔吐物等へ凝固剤を散布する時に汚物や嘔吐物等に含まれる水分によって、二酸化塩素ガスを発生し、前処理的に消臭、殺菌等の効果を得ることができる。そのため、効果的に汚物や嘔吐物等の処理を短時間で行うことが可能となる。凝固剤に含まれる金属亜塩素酸塩の含有量は凝固剤全体量に対して、約0.2重量%以下であれば十分に消臭、殺菌効果を得ることができる。
本発明における汚物・嘔吐物処理用キットを構成する凝固剤の形状は、粉末状、顆粒状又はその混合物であればよい。凝固剤の形状が粉末状、又は顆粒状であれば、汚物又は嘔吐物等への接触性、混和性が良く、水分の吸水を効率良く行なうことが可能となる。
本発明に用いる凝固剤の調製法は、通常用いる方法により調整することができる。また、必要に応じて粉砕したものや顆粒化したものを用いることができる。
無機鉱物質(A)
本発明における汚物・嘔吐物処理用キットの凝固剤に含まれる無機鉱物質(A)としては、例えば炭酸カルシウム、タルク、カオリン、クレー、珪石、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、ゼオライト、マイカ、アルミナ、ジルコニア、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、フッ化マグネシウム、窒化マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、二酸化ケイ素(シリカ)、シリカサンド、セピオライト、パリゴルスカイト、モンモリロナイト、シリカゲル、珪藻土、パーライト、チタニア、ベントナイト、ドロマイト、バライト、活性白土、酸性白土、蛍石等を例示することができる。また、上記の無機項物質(A)を1種、又は2種以上を混合して用いることも可能である。中でも、経済性及び実用性の点で、セピオライト、ベントナイト、ゼオライト、活性白土、酸性白土、及び二酸化ケイ素(シリカ)、若しくはこれらの混合物が好ましい。
無機鉱物質(A)の形状は、特に限定されず、粒状、粉状、繊維状、顆粒状、及びこれらを成型した形状等の何れであってもよい。中でも、粒状、粉状、顆粒状が好ましい。
無機鉱物質(A)が粒状、粉状、又は顆粒状である場合の、平均粒子径は約0.1〜10mmが好ましく、約0.3〜6mmがより好ましく、約0.5〜3mmがさらにより好ましい。平均粒子径は、ふるいわけ試験(JIS Z 8815)により測定した値である。
また、無機鉱物質(A)の比表面積は、約50〜350m/gが好ましく、約70〜250m/gがより好ましく、約100〜200m/gがさらにより好ましい。比表面積は、BET多点法(JIS Z 8830)により測定した値である。
また、無機鉱物質(A)の細孔容積は、約0.1〜0.7cc/gが好ましく、約0.15〜0.6cc/gがより好ましく、約0.2〜0.5cc/gがさらにより好ましい。細孔容積は、BET多点法(JIS Z 8830)により測定した値である。
凝固剤中における無機鉱物質(A)の含有量は、特に制限されないが、汚物又は嘔吐物中の水分を十分に吸水できる含有量であればよく、凝固剤全体に対して、約18〜50重量%であればよく、約18〜40重量%であることが好ましく、約18〜35重量%であることがより好ましい。上記範囲内であれば、十分に本発明に効果を得ることができる。
吸水性樹脂及び/又は吸水性高分子(B)
本発明における汚物・嘔吐物処理用キットの凝固剤に含まれる吸水性樹脂及び/又は吸水性高分子(B)としては、例えば、アクリル酸塩重合体の架橋物、デンプン−アクリル酸塩グラフト共重合体の架橋物、ビニルアルコール−アクリル酸塩共重合体の架橋物、無水マレイン酸グラフトポリビニルアルコールの架橋物、架橋イソブチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリアクリル酸部分中和物架橋体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体のケン化物等の高吸水性樹脂と呼ばれている吸水性樹脂を例示することができる。より具体的なものとして、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、酢酸セルロース、ニトロセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリル酸ナトリウム、マレイン酸スチレン共重合体、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレン等を重合することによって得られる吸水性樹脂、又はゼラチン、カゼイン、ザンタンガム、カラギーナン、アラビアガム、グアーガム、コンニャクマンナン、寒天、ペクチン、プルラン、ガラクトオリゴ糖、コンドロイチン、ヘミセルロース、ジェランガム等の吸水性高分子等を例示することができる。中でも、大量の水を吸収すると共に、多少の荷重をかけても吸収した水を分子内に保持しうることから、吸水性樹脂であることが好ましく、アクリル酸塩重合体の架橋物がより好ましく、ポリアクリル酸ナトリウムがさらに好ましい。また、本発明においては、上述したものの中で、それぞれの特性に応じて、2種以上を組み合わせて用いることできる。吸水性樹脂の形状は、特に限定されず、例えば、粉末状、球状、不定形破砕状、顆粒状、鱗片状、短棒状およびこれらの凝集状物等である粒子形状、長棒形状、繊維形状、ならびに、シート形状等を例示することができる。これらの形状の中でも、取扱が容易である観点から、粉末状又は顆粒状のものが好ましい。なお、粉末状の吸水性樹脂としては平均粒径が約10〜200μmのものが好ましく、顆粒状の吸水性樹脂としては平均粒径が約150〜2000μmのものが好ましい。上述した吸水性樹脂及び/又は吸水性高分子(B)は、市販されているものを用いてもよく、逆相懸濁重合法、水溶液重合法等によって重合したものを用いてもよい。
凝固剤に含まれる吸水性樹脂及び/又は吸水性高分子(B)の使用量は、凝固剤に用いる吸水性樹脂及び/又は吸水性高分子(B)の吸水能によって異なるが、凡そ一回の汚物又は嘔吐物量に対して、吸水が十分に可能な量を含有していれば問題なく用いることができる。
二酸化塩素錠剤(C)
本発明における汚物・嘔吐物処理用キットの二酸化塩素錠剤(C)とは、金属亜塩素酸塩を担持しており、好ましくは、金属亜塩素酸塩を均一に担持し、二酸化塩素溶液を調製するための二酸化塩素錠剤であり、水に浸漬した場合に二酸化塩素の溶液を迅速に生成する錠剤を意味する。即ち、本発明の二酸化塩素錠剤(C)は、二酸化塩素錠剤を水に浸漬した場合、二酸化塩素を含有する溶液が得られるものを意味する。
本発明に用いる二酸化塩素錠剤(C)は、金属亜塩素酸塩(c−1)、水と接触したときに塩素を放出する塩素放出化合物(c−2)、固体酸(c−3)を含有するものである。本発明の二酸化塩素錠剤(C)を所定の重量の水に溶解させることによって、二酸化塩素水溶液を得ることができる。この二酸化塩素水溶液を手動式のノズル付きスプレーボトル容器等で調製することで簡便に汚物や嘔吐物等への噴霧が可能となる。
金属亜塩素酸塩(c−1)
本発明の汚物・嘔吐物処理用キットにおける二酸化塩素錠剤(C)に含まれる金属亜塩素酸塩(c−1)は、具体的には亜塩素酸のアルカリ金属塩である亜塩素酸ナトリウム、亜塩素酸カリウム、亜塩素酸リチウム等を例示することができ、経済性及び実用性の面から亜塩素酸ナトリウムであることが好ましい。二酸化塩素錠剤(C)中における金属亜塩素酸塩(c−1)の含有量は、二酸化塩素錠剤(C)に対して、1重量%以上であれば十分な効果を得られるが、25重量%を超えると劇物に該当するため、約1重量%以上25重量%以下が好ましく、約5重量%以上20重量%以下であることがより好ましい。
水と接触したときに塩素を放出する塩素放出化合物(c−2)
本発明に用いる二酸化塩素錠剤(C)に含まれる水と接触したときに塩素を放出する塩素放出化合物(c−2)は、例えば、ナトリウムジクロロイソシアヌレート、カリウムジクロロイソシアヌレート、ナトリウムN−クロロ−p−トルエンスルホンアミド、ナトリウムN−クロロベンゼンスルホンアミド、次亜塩素酸カルシウム等を例示することができる。経済性及び実用性の面からナトリウムジクロロイソシアヌレートであることが好ましい。
塩素放出化合物の選択によって塩素放出率及び対応する二酸化塩素発生率が決定する。二酸化塩素錠剤(C)中における水と接触したときに塩素を放出する塩素放出化合物(c−2)の含有量は、二酸化塩素錠剤(C)に対して、約1重量%以上30重量%以下が好ましく、約5重量%以上20重量%以下であることがより好ましい。
固体酸(c−3)
本発明に用いる二酸化塩素錠剤(C)に含まれる固体酸(c−3)としては、例えば、硫酸水素ナトリウム、硫酸水素カリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム等の無機酸塩、塩化アルミニウム、硝酸アルミニウム、硝酸セリウム、硫酸鉄等の強酸のアニオンと弱塩基のカチオンを含んでなる塩、クエン酸、フマル酸、マロン酸、ステアリン酸、ピルビン酸、フタル酸、リンゴ酸、マレイン酸、アコニット酸、シュウ酸、コハク酸、酢酸、プロピオン酸、アスコルビン酸、乳酸、安息香酸、酒石酸、ケイ皮酸、イタコン酸、スルファミン酸、無水酢酸、無水クエン酸、無水フタル酸、無水マレイン酸、無水コハク酸、無水安息香酸等の有機固体酸を例示することができる。安全性、反応性、作業性の各観点から硫酸水素ナトリウム、リン酸ニ水素ナトリウム、クエン酸、コハク酸、マレイン酸が好ましく、クエン酸、コハク酸、マレイン酸がより好ましい。二酸化塩素錠剤(C)中における固体酸(c−3)の含有量は、二酸化塩素錠剤(C)に対して、約1重量%以上35重量%以下が好ましく、約5重量%以上30重量%以下であることがより好ましい。
本発明に用いる二酸化塩素錠剤(C)にはさらに、滑沢剤と高分子系崩壊剤を含有させることが好ましい。滑沢剤は、混合した粉末を圧縮式の打錠機を用いて打錠成型し、錠剤にする際に、打錠機の杵と臼に原料粉末が付着することを防止するために添加するもので少量の添加で効果を発揮する。滑沢剤としては、ステアリン酸カルシウムやステアリン酸マグネシウム等の金属石鹸類が好ましい。また、高分子系崩壊剤は無水状態で水に接触することで膨張するような高分子化合物である。高分子系崩壊剤を含有することで錠剤の成型状態では非常に物理的強度の高い状態を保つことが可能となり、さらに水中に浸漬させることにより膨張して錠剤自体が崩壊し、二酸化塩素錠剤(C)の溶解性を上げ、二酸化塩素錠剤(C)の溶解時間を短縮させることができる。高分子系崩壊剤としては、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、水溶性アクリルポリマー、カルボキシメチルセルロース等を例示することができるが、経済性及び実用性の面からでポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコールであることが好ましい。高分子系崩壊剤は有機物であるため、燃焼の可能性があり少量で効果を発揮することが好ましく、二酸化塩素錠剤(C)中における滑沢剤と高分子系崩壊剤の含有量は、約0.2〜10重量%である。合計量が0.2重量%以下では効果が充分でなく、10重量%以上では成型性は向上するがかえって溶解性が悪化したり、二酸化塩素錠剤の小片が浮遊し二酸化塩素を気相に失ってしまうためである。
特に良好な滑沢剤と高分子系崩壊剤の含有量は、滑沢剤の含有量が約0.05〜1重量%、高分子系崩壊剤の含有量が約0.5〜10重量%である。
本発明における二酸化塩素錠剤(C)には、必要に応じて、錠剤化工程を助け、製造された二酸化塩素錠剤(C)の物理的あるいは外観的な性能を改善し、二酸化塩素錠剤(C)の溶解性や二酸化塩素の発生収率を向上させるための成分を追加することができる。その様な成分としては、塩化カルシウムや塩化マグネシウムのような充填乾燥剤、硫酸ナトリウムのような安定剤、染料、固化防止剤等を例示することができる。また、発泡剤としては炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム等が例示できるが、経済性及び実用性の面から炭酸水素ナトリウムであることが最も好ましい。
本発明に用いる二酸化塩素錠剤(C)は、金属亜塩素酸塩(c−1)、水と接触したときに塩素を放出する塩素放出化合物(c−2)、固体酸(c−3)を個別に乾燥させた後混合し、さらに必要に応じて、滑沢剤と高分子系の崩壊剤を約0.2〜10重量%含有させて市販の打錠機に投入し、圧力をかけて打錠加工することによって製造することができる。構成成分の(もしくは原料の)乾燥方法は特に限定されないが、真空乾燥機、流動乾燥機、棚段乾燥機、回転式乾燥機等を例示することができる。
本発明における二酸化塩素錠剤(C)は、各構成成分の(もしくは原料の)乾燥度合い(含水率)によって、二酸化塩素溶液を調製するための二酸化塩素錠剤(C)の性能に極めて大きな影響を与える。即ち、二酸化塩素錠剤(C)の含水率が高いと、金属亜塩素酸塩(c−1)が、塩素酸塩を生成する分解反応が促進されてしまう。また、生成した二酸化塩素が含有する水分でトラップされるためかは不明であるが、含水率が高いと発生する二酸化塩素量が少なくなる。そのため、本発明に用いる二酸化塩素錠剤中(C)の含水率は約1重量%以下であることが好ましく、約0.5重量%以下であることがさらに好ましい。
本発明における二酸化塩素錠剤(C)を水道水等の処理対象水に投入、浸漬させて溶解させることによって二酸化塩素溶液を調整することが可能である。この二酸化塩素溶液は安全で、制御された方法で迅速に生成し、このようにして生成した二酸化塩素濃度が水道水中の通常に使用レベル(約0.1〜200ppm)である場合には、この溶液は実質的に遊離塩素又は遊離次亜塩素酸アニオンを含有せず、おおむね中性のpH(すなわちpH7〜9)を有する。迅速に生成するとは少なくとも30分以内、好ましくは10分以内、より好ましくは5分以内で全二酸化塩素の生成が得られることを意味する。
汚物・嘔吐物処理用キットの使用方法
本発明の汚物・嘔吐物処理用キットの使用方法は、嘔吐物や汚物上に処理用キットを構成する無機鉱物質(A)と吸水性樹脂及び/又は吸水性高分子(B)を含む凝固剤を散布し水分を吸水した後、二酸化塩素錠剤(C)を所定の二酸化塩素濃度となるように水に溶解させた溶液を噴霧し、消臭、殺菌した後、処理用キットに付属する手袋等を用いて、トイレットペーパや不織紙等で拭き取り、拭き取った部分をもう一度二酸化塩素の溶液を散布することで、十分に消臭又は殺菌効果が得られる。また、汚物や嘔吐物が多い場合は、充分な量の凝固剤を散布して水分を吸収し、固化させた後、不織紙で覆った上から二酸化塩素錠剤を溶解させた水溶液を噴霧し、消臭、殺菌した後、トイレットペーパや不織紙で拭き取り、拭き取った部分をもう一度二酸化塩素の水溶液を散布すればよい。処理した汚物、嘔吐物は不織布やペーパタオルで拭き取りごみ袋に回収し、そのごみ袋にもう一度二酸化塩素の水溶液を噴霧すれば消臭、殺菌を完全に行うことができる。
これらの作業は、細菌やウイルスによる感染を防止する観点から(使い捨て)マスク、手袋、袖つきのエプロン等を着用して行う方式が好ましく、汚物・嘔吐物処理用キットには、少なくとも(使い捨て)のマスク、手袋、(袖つき)エプロン、ちり取り、はけ、ペーパタオル、ノズル付きスプレー容器、ごみ袋等が含まれることが好ましい。処理作業を行った後の使い捨てマスク、手袋、(袖つき)エプロン等はごみ袋に入れ、上から二酸化塩素の水溶液を噴霧して除菌した後、ゴミ袋の端をしっかり結ぶことで一般廃棄物として処理可能となる。
本発明の汚物・嘔吐物処理用キットの作用効果として、第一に汚物や嘔吐物に二酸化塩素溶液を噴霧することで汚物や嘔吐物中の微生物、菌類を殺菌、滅菌、ウイルス除去することにある。第二に、汚物や嘔吐物中の悪臭成分であるアンモニア、アミン、硫化水素、メルカプタン、メチルスルフィド等を分解除去することにある。第三に、凝固剤によって汚物や嘔吐物中の水分を吸収し、簡便に拭き取ることが可能であり除去作業が容易となる。第四に、使用した使い捨てマスク、手袋、(袖つき)エプロン等も二酸化塩素溶液を噴霧することで、付着した微生物、菌類を殺菌、滅菌、ウイルス除去することが可能であり、二次感染を防止することができる。
本発明の汚物・嘔吐物処理用キットで汚物や嘔吐物等を処理した後、焼却する場合は焼却炉で行なうのが便利である。通常、汚物や嘔吐物等の処理物は約50%以上の水分を含有しているので、そのままでは火が付きにくい。予め、助燃物を燃やしておいて、その上に投入するか、バーナー付きの焼却炉を使用し焼却するのが良い。
本発明における凝固剤で汚物や嘔吐物等を処理した後、コンポストを用いたり、土中に埋めることで生分解させて廃棄することも可能である。その場合、使用する使い捨てマスク、手袋、(袖つき)エプロン等は生分解性プラスチックの材質とするものが好ましい。
本発明の汚物・嘔吐物処理用キットは、無機鉱物質(A)と吸水性樹脂及び/又は吸水性高分子(B)を含む凝固剤や二酸化塩素錠剤(C)の重量、体積が小さくて保管に場所を取らず、保存期間も2年以上と長いため応急処置用途として常備することが可能である。また、二酸化塩素錠剤を水に溶かすだけで任意の濃度の二酸化塩素溶液をその場で直ぐに調整して使用でき、有効に消臭、殺菌、除菌することができる。さらに、ウイルスや細菌といった殺菌しにくい微生物も有効に死滅させることができる。
本発明を実施例により、更に具体的に説明する。但し、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。なお、各例中、〔部〕は、特に断りのない限り、重量部を意味する。
(1)汚物・嘔吐物処理用キットにおける凝固剤の調製
本発明で用いる無機鉱物質(A)と吸水性樹脂(B)、及びその他の添加剤を各々所定量で配合し、凝固剤(A−1)〜(A−6)(実施例1〜6)及び(B−1)(比較例1)を調製した。各凝固剤の組成配合割合を纏めて表1に示した。
Figure 0006176530
なお、使用したセピオライトの平均粒子径は0.5〜1.5mmの顆粒状であった。
ゼオライトの平均粒子径は1.4〜2.4mmの顆粒状であった。
ベントナイトの平均粒子径は0.5〜2.5mmの顆粒状であった。
シリカとモルデナイト(ゼオライト)の混合物の平均粒子径は1〜2mmの顆粒状であった。
二酸化ケイ素(シリカ)の平均粒子径は2〜3mmであった。
また、使用したポリアクリル酸ナトリウム(顆粒状)の平均粒子径は150〜800μmであった。
(2)汚物又は嘔吐物処理用キットにおける二酸化塩素錠剤の調製
以下で示される組成の各成分を計量し、あらかじめ80℃のオーブンで乾燥した後のちビニール袋に入れて手混合で袋を上下左右に振って十分に混合した。得られた混合物から1g計量し、直径10mmの金型に入れ、40kg/cmの硬度となるように錠剤を圧縮打錠して作製した。
亜塩素酸ナトリウム 15.0g
ナトリウムジクロロイソシアヌレート 7.5g
コハク酸 22.5g
塩化マグネシウム 30.0g
硫酸ナトリウム 14.7g
炭酸水素ナトリウム 5.0g
ステアリン酸マグネシウム 0.3g
ポリビニルピロリドン 5.0g
(3)二酸化塩素水溶液の調製
上記(2)で得られた錠剤1gを1Lの水道水に溶解させて二酸化塩素水溶液を調整した。得られた二酸化塩素水溶液における二酸化塩素濃度は55ppmあった。この二酸化塩素水溶液をハンドスプレーノズル付きのポリ容器に200mL投入した。なお、二酸化塩素錠剤の溶解時間は1分30秒であった。
2)評価試験
(i)試験嘔吐物100gずつを床上に広げ、活性炭を含有するマスク及び生分解性のポリエチレン製の使いすて手袋を装着し、上記(1)項で調製した凝固剤(A−1)〜(A−6)及び(B−1)各50gを各々散布した。散布5分後の嘔吐物の状態、清掃性、及び嘔吐物除去後の臭いを評価した。結果を表2に示す。
Figure 0006176530
凝固剤(A−1)〜(A−6)は、嘔吐物が固化し、顆粒状の状態であり、清掃性に優れていた。
(ii)凝固剤(A−1)〜(A−6)を用いて固化した試験嘔吐物の上にペーパタオル(大王製紙社製)を敷き、活性炭を含有するマスク及び生分解性のポリエチレン製の使いすて手袋を装着し、上記(3)で得られた二酸化塩素水溶液をペーパタオルに浸み込むようにハンドスプレーノズル付きのポリ容器を用いて噴霧した。3分後に近づいて臭いを嗅いだところすべてのサンプルで臭いは全く感じなかった。
また、試験嘔吐物の一部を抜き取り、1mlの精製水で希釈後、室温で保存したものの生菌数(処理前)と、凝固剤(A−1)を散布し二酸化塩素水溶液で処理した3分後の試験嘔吐物(処理後)を抜き取り、1mlの精製水に希釈後の青カビ、大腸菌、サルモレラ菌、ブドウ球菌の生菌数を調べた結果表3に示す。なお、生菌数評価は、生菌数CFU(Colony forming unit/dish)を希釈平板法により測定した。
Figure 0006176530
上記のように、二酸化塩素水溶液の噴霧処理によりどのような細菌に対しても優れた殺菌効果を示した。
本発明における汚物・嘔吐物処理用キットは、ホテルや航空機、鉄道列車、自動車、バス等の乗り物中、駅や公共施設において、発生する汚物や嘔吐物等の処理に用いることができる。また、その他病院、老人介護施設、身体障害者介護施設、保健所、学校等にも好適に使用することができる。さらには、嘔吐物に限定しないで、その他、食事中のこぼれた物、尿、糞便、愛玩物の排泄物等の汚物の処理にも使用することができる。

Claims (3)

  1. 無機鉱物質(A)と吸水性樹脂及び/又は吸水性高分子(B)を含む凝固剤と二酸化塩素錠剤(C)を構成品とする汚物・嘔吐物処理用キットであって、
    前記無機鉱物質(A)が、セピオライト、ベントナイト、ゼオライト、活性白土、酸性白土、及びシリカから選択される1種であり、
    前記吸水性樹脂及び/又は吸水性高分子(B)が、ポリアクリル酸塩系重合体の架橋物であり、
    凝固剤中における無機鉱物質(A)と吸水性樹脂及び/又は吸水性高分子(B)の重量比が、
    ((A):(B))1:1〜1:4の範囲であり
    前記二酸化塩素錠剤(C)が、金属亜塩素酸塩、ナトリウムジクロロイソシアヌレート、固体酸、滑沢剤、高分子系崩壊剤を含有するものであって、
    二酸化塩素錠剤中における滑沢剤と高分子崩壊剤の含有量の合計が0.2〜10重量%の範囲であることを特徴とするものである。
  2. 前記二酸化塩素錠剤(C)が、亜塩素酸アルカリ金属塩、ナトリウムジクロロイソシアヌレート、コハク酸、ステアリン酸マグネシウム、ポリビニルピロリドンを含有するものである二酸化塩素錠剤を構成品とする請求項1に記載の汚物・嘔吐物処理用キット。
  3. さらに、使い捨てマスク、手袋、ごみ袋、ノズル付きスプレー容器、ペーパタオル、(袖付き)エプロン、ちり取り、ハケの少なくとも1種を構成品とする請求項1又は2に記載の汚物・嘔吐物処理用キット。

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