JP6536286B2 - 二酸化塩素の溶液を調製するための錠剤 - Google Patents
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項1. 金属亜塩素酸塩、水と接触した時に塩素を放出する塩素放出化合物、固体酸源、陰イオン性界面活性剤、シリコーン系消泡剤、鉱油系消泡剤からなる群より選ばれる少なくとも1種の消泡剤を含有し、陰イオン性界面活性剤、シリコーン系消泡剤、鉱油系消泡剤からなる群より選ばれる少なくとも1種の消泡剤の合計量が錠剤全体に対して、0.1〜10重量%であることを特徴とする錠剤。
項2. 陰イオン性界面活性剤とシリコーン系消泡剤、鉱油系消泡剤からなる群より選ばれる少なくとも1種の消泡剤の重量比が、1:1〜10:1であることを特徴とする項1に記載の錠剤。
項3. 陰イオン性界面活性剤が長鎖アルキル基を有する陰イオン性界面活性剤であることを特徴とする項1又は2に記載の錠剤。
項4. シリコーン系消泡剤、鉱油系消泡剤からなる群より選ばれる少なくとも1種の消泡剤がジメチルシリコーン系消泡剤であることを特徴とする項1〜3に記載の錠剤。
項5. 陰イオン性界面活性剤がラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムからなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする項1〜4に記載の錠剤。
項6. 金属亜塩素酸塩、水と接触した時に塩素を放出する塩素放出化合物、固体酸源の重量比が1:0.1〜1:1〜3であることを特徴とする項1〜5のいずれかに記載の錠剤。
項7. 金属亜塩素酸塩、水と接触したときに塩素を放出する塩素放出化合物、固体酸源、陰イオン性界面活性剤、シリコーン系、鉱油系消泡剤からなる群より選ばれる少なくとも1種の消泡剤を含有し、水への溶解時間が10分以内であることを特徴とする錠剤。
さらに、本発明の錠剤は水への良好な溶解性を有するため、実用的な時間内に十分量の二酸化塩素を発生することができ、実用上透明な溶液を調整することができる。本発明の錠剤は、取り扱い容易な形態でありながら、強酸及び/又は塩素を用いて二酸化塩素を発生させる方法と同程度の反応性で二酸化塩素を発生させることができる。また、強酸及び塩素などと異なり、未反応成分が水中に残留した場合や、錠剤の廃棄時に、環境や人に悪影響を与えない安全な材料で構成されている。また、物理的強度に優れるため長期の保存や運搬にも適している。また、使用時には安定した二酸化塩素を発生するにもかかわらず爆発の危険性がない点で優れる。また、本発明の錠剤は、打錠時に型から剥離し易いため、打錠時の破損が抑制されており、生産性が良好である。
本発明の錠剤に用いることのできる金属亜塩素酸塩は、特に限定されない。例えば、亜塩素酸ナトリウム、亜塩素酸カリウム、亜塩素酸リチウムなどの亜塩素酸アルカリ金属塩;亜塩素酸マグネシウム、亜塩素酸カルシウムなどの亜塩素酸アルカリ土類金属塩を例示することができる。経済性および実用性の面から、亜塩素酸アルカリ金属塩が好ましく、亜塩素酸ナトリウムが最も好ましい。
金属亜塩素酸塩は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することもできる。
本発明の錠剤は、乾燥度合い(含水率)が二酸化塩素溶液を調製するための錠剤の性能に極めて大きな影響を与える。即ち、錠剤の含水率が高いと、金属亜塩素酸塩から塩素酸塩を生成する分解反応が促進される。また、錠剤中の水分により使用前に二酸化塩素が生成するため、錠剤中の含水率が高いと使用時に発生する二酸化塩素量が少なくなる。以上の理由より、錠剤中の含水率は10重量%以下が好ましく、5重量%以下がより好ましく、2重量%以下がさらに好ましい。水は全く含まれないことが好ましいが、錠剤保存中に雰囲気中の水分を吸収して不可避の量の水が含まれる場合がある。特に、0.5重量%以上、又は1重量%以上含まれる場合がある。
本発明の錠剤に用いることのできる水と接触したときに塩素を放出する塩素放出化合物(以下、「塩素放出化合物」ということもある)は、通常、亜塩素酸塩及び固体酸と共に二酸化塩素を発生させるために用いることのできるものであれば、特に制限なく使用することができる。例えば、ナトリウムジクロロイソシアヌレート、カリウムジクロロイソシアヌレート、ナトリウムN−クロロ−p−トルエンスルホンアミド、ナトリウムN−クロロベンゼンスルホンアミド、次亜塩素酸カルシウムなどを例示することができる。経済性および実用性の面からナトリウムジクロロイソシアヌレートが最も好ましい。なお、上記化合物は、目的とする塩素放出率、および対応する二酸化塩素発生率に応じて、当業者が適宜選択することができる。塩素放出化合物は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明の錠剤に用いることのできる固体酸源は、通常、亜塩素酸塩及び上記のような塩素放出化合物と共に二酸化塩素を発生させるために用いることのできるものであれば、特に制限なく使用することができる。例えば、硫酸水素ナトリウム、硫酸水素カリウム等の無機酸塩;塩化アルミニウム、硝酸アルミニウム、硝酸セリウム、硫酸鉄等の強酸のアニオンと弱塩基のカチオンとを含んでなる塩;クエン酸、フマル酸、マロン酸、ステアリン酸、ピルビン酸、フタル酸、リンゴ酸、マレイン酸、アコニット酸、シュウ酸、コハク酸、氷酢酸、プロピオン酸、アスコルビン酸、乳酸、安息香酸、酒石酸、ケイ皮酸、イタコン酸、スルファミン酸、無水酢酸、無水クエン酸、無水フタル酸、無水マレイン酸、無水コハク酸、無水安息香酸等の有機固体酸などを例示することができる。安全性、反応性、作業性の観点から、無機酸塩及び有機固体酸が好ましく、硫酸水素ナトリウム、クエン酸、コハク酸、マレイン酸が特に好ましい。固体酸源は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明の錠剤に用いることのできる陰イオン性界面活性剤としては長鎖アルキル基を有するものが好ましい。長鎖アルキル基を有する陰イオン性界面活性剤としては、長鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、長鎖アルキル硫酸エステルナトリウム、アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、アルキルスルホン酸ナトリウム、長鎖アルキルベンゼンスルホン酸アンモニウム、長鎖アルキル硫酸エステルアンモニウム、長鎖アルキルエーテル硫酸エステルアンモニウム、α−オレフィンスルホン酸アンモニウム、長鎖アルキルスルホン酸アンモニウムなどが挙げられ、経済性および実用性の面からラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムが特に好ましい。
錠剤中の陰イオン性界面活性剤の量としては、錠剤全体に対して、0.05〜10重量%が挙げられる。
本発明の錠剤に用いることのできるシリコーン系消泡剤、鉱油系消泡剤としてはシリコーン系消泡剤として、ジメチルシリコーン系、メチルフェニルシリコーン系、メチルビニルシリコーン系等の消泡剤が挙げられる。鉱油系消泡剤として、疎水性シリカ系、金属石鹸系、アマイドワックス系、ポリエーテル系、変性シリコーン系等の消泡剤が挙げられる。効果の点から好ましいのはジメチルシリコーン系消泡剤および疎水性シリカ系の鉱油系消泡剤である。特に好ましいのはジメチルシリコーン系消泡剤である。これらの消泡剤は、それぞれ単独で、または2種以上を混合して使用できる。これらの消泡剤は陰イオン性界面活性剤との共存により離形性を向上させることが可能となり、また陰イオン性界面活性剤の発泡性を有効に消泡することができるためほとんど発泡しなくなる。
錠剤が、陰イオン性界面活性剤とシリコーン系消泡剤、鉱油系消泡剤からなる群より選ばれる少なくとも1種の消泡剤のうち、陰イオン性界面活性剤のみを含有する場合は、錠剤成型時の打錠を円滑に行うためには添加量を多くする必要があり、水に溶解させる時に発泡する。また、成型後の錠剤の物理的強度が期待できない。一方、錠剤が陰イオン性界面活性剤とシリコーン系消泡剤、鉱油系消泡剤からなる群より選ばれる少なくとも1種の消泡剤のうち、シリコーン系消泡剤、鉱油系消泡剤からなる群より選ばれる少なくとも1種の消泡剤のみを含有する場合は、成型時の離型効果が余りないため添加量を多くする必要があり、錠剤の成型時に錠剤が崩壊したり、杵や臼に原料の粉が付着したりして適切な錠剤剥離および錠剤完全性が保証されない。
錠剤中の陰イオン性界面活性剤の量としては、錠剤全体に対して、0.1〜9重量%が挙げられる。
特に、錠剤を水へ溶解した際の崩壊性と溶解性を促進する高分子系崩壊剤や発泡剤を添加することができる。
本発明の錠剤に用いることのできる高分子系崩壊剤としては、ポリビニルピロリドン(ポビドン)、架橋ポリビニルピロリドン(クロスポビドン)、カルボキシビニルポリマー、水溶性アクリルポリマー、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース塩(ナトリウム塩、カルシウム塩など)、アルギン酸、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースなどが挙げられる。高分子系崩壊剤は有機物であるため、燃焼の可能性があるが、これらの高分子系崩壊剤は少量で効果を発揮する。経済性および実用性の面からポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマーが特に好ましい。高分子系崩壊剤は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明における錠剤には、上記各成分の他にも、錠剤化工程を助け、製造された錠剤の物理的あるいは外観的な性能を改善し、及び/又は錠剤の溶解性や二酸化塩素の発生収率を向上させるための成分を1種又は2種以上追加することができる。
特に、錠剤を水へ溶解した際の崩壊性と溶解性を促進する発泡剤を添加することができる。本発明の錠剤に用いることができる発泡剤は、通常、酸と反応して発泡するものであればよく特に制限されない。例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム等が例示できるが、経済性および実用性の面から炭酸水素ナトリウムが最も好ましい。発泡剤は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用できる。
溶解時間は、1錠を1000mlの蒸留水に投入し30℃で完全に溶解するまでの時間を測定することで決定する。
より具体的には、未使用時は、水を透過し難い材質の容器に入れるもしくは包装材で梱包するなどの方法により、二酸化塩素の発生を抑え、使用する時に、容器から取り出す、又は包装材を取り去るなどして、初めて水と接触させることにより、二酸化塩素ガスを徐々に発生させ、安定した二酸化塩素水溶液を調製することができる。
実施例1(錠剤成型)
以下で示される組成の成分をあらかじめ70℃で1時間乾燥したのち各成分を混合した。混合した成分1gを直径9mmの金型に入れ、菊水製作所製連続打錠機で錠剤硬度が30kgになるように錠剤成型を行なった。
錠剤の組成
亜塩素酸ナトリウム 0.150g
ナトリウムジクロロイソシアヌレート 0.075g
コハク酸 0.260g
無水塩化マグネシウム 0.285g
炭酸水素ナトリウム 0.080g
硫酸ナトリウム 0.125g
ラウリル硫酸ナトリウム(陰イオン性界面活性剤) 0.020g
YMA6509[モメンチィブ社製]
(ジメチルシリコン系消泡剤) 0.005g
(陰イオン性界面活性剤とシリコン系消泡剤の合計量:2.5重量%)
上記組成の錠剤を1000個作製し、打錠性、錠剤としての壊れやすさ、及び溶解性を測定して、平均値又は平均評価を求めた。結果を表1に示す。
打錠性
打錠性はスティッキングの程度で評価し、スティッキングが全くない場合を○、少し発生した場合を△、直ぐに付着する場合を×とした。
スティッキングとは、打錠時に混合粉末が杵先表面に付着する現象であり、スティッキングの程度が大きい場合、連続打錠が不能なることに加えて、粉末が打錠杵に付着することで錠剤表面が荒れ、品質の低下を招く。また、錠剤硬度(錠剤の壊れやすさ)が大きくなりすぎる等、錠剤の品質にもばらつきが生じる。
錠剤の壊れやすさは、1mの高さからコンクリート面に向けて錠剤を自然落下させた時に、ほとんど破損しない場合を○、大きく欠けてしまう場合を×とした。
錠剤の溶解性(溶解時間)は、1錠(1g)を1000mlの蒸留水に投入し30℃で完全に溶解するまでの時間を測定することで評価した。
上記の錠剤を溶かした溶液の溶解状態を目視で観察した。透明であるか、沈殿物があるか、浮遊物があるかを観察した。
以下に記載の測定方法により二酸化塩素濃度、亜塩素酸イオン濃度、残留塩素イオン濃度を測定した。
1.容器に指定量の蒸留水を取り、錠剤を投入する。
2.錠剤溶解終了後、均一な溶液になるようにポリ瓶を攪拌する。
3.メスシリンダーを用いて2.で得られた二酸化塩素溶液を10mL秤量し、蒸留水にて100ppmの二酸化塩素溶液に希釈する。
300mL三角フラスコに約200mLの蒸留水を取り、ヨウ化カリウム約0.5gとpH=7の緩衝液約1mLを添加する。上記で調製した10mL量の二酸化塩素溶液を、ピペットにて正確に秤量し、加える。直ちに調整した溶液を「0.01Nチオ硫酸ナトリウム溶液」にて滴定する。この滴定量をA(mL)とする。
A(mL)=Cl2+1/5ClO2
上記滴定した溶液に2.3M塩酸を2〜3mLを加え、暗所にて約5分間反応を進行させる。そして、再び「0.01Nチオ硫酸ナトリウム溶液」にて滴定する。この滴定量をB(mL)とする。
B(mL)=4/5ClO2+ClO2 −
ガス洗浄ビンの中に、pH=7の緩衝液約1mLを加えた蒸留水約200mLを用意する。上記試験1と同様に、10mL量の二酸化塩素溶液をピペットにて正確に秤量し加える。次に、約10分間、窒素ガスで曝気(0.4L/min)して二酸化塩素を除去する。そして、そのサンプルを300mL三角フラスコに移し替え、ヨウ化カリウム約0.5gを加える。直ちに調整した溶液を「0.01Nチオ硫酸ナトリウム溶液」にて滴定する。
この滴定量をC(mL)とする。
C(mL)=Cl2
上記滴定した溶液に2.3M塩酸を2〜3mLを加え、暗所にて約5分間反応を進行させる。そして、再び「0.01Nチオ硫酸ナトリウム溶液」にて滴定する。この滴定量をD(mL)とする。
D(mL)=ClO2 −
5%臭化カリウム溶液約1mLと、12N塩酸約10mLとを、50mLガラス栓付フラスコに取る。注意深く、上記で調製した二酸化塩素溶液をピペットにて10mL正確に秤量し、上記フラスコに加える。直ちに栓をしめ、攪拌後、暗所に20〜30分反応させる。ヨウ化カリウム約1gを加え、攪拌する。これを300mL三角フラスコに移し、飽和リン酸ナトリウム溶液25mLを加え、蒸留水にて200mLまで希釈する。「0.01Nチオ硫酸ナトリウム溶液」にて滴定する。このサンプリングを3回繰り返す。さらに、通常の供給水を使って(即ち、二酸化塩素溶液サンプルを添加しないで)、同様の手順で資料調製し測定を行い、ブランク値とする。
結果E(mL)=サンプル滴定量−ブランク滴定量
E(mL)=Cl2+ClO2+ClO2 −+ClO3 −
計算方法
下記の計算式より各酸化剤の含量を計算する。
亜塩素酸イオンppm=D×F×0.01×16,863/10
二酸化塩素ppm=(B−D)×F×0.01×16,863/10
遊離塩素ppm=[A−(B−D)/4]×F×0.01×35,450/10
塩素酸イオンppm=[E−(A+B)]×F×0.01×13,908/10
F:0.01Mチオ硫酸ナトリウム溶液のファクター
10:サンプル量10mL
また、実施例1の錠剤を溶解させて得られた二酸化塩素水溶液の二酸化塩素濃度、亜塩素酸イオン濃度、残留塩素イオン濃度を、ヨウ素滴定法を用いて測定した。結果を表2に示す。
表2に示すように、実用的な濃度の安定した二酸化塩素濃度を有する溶液を調製することができ、また亜塩素酸イオンや残留塩素イオンをほぼ含有しない安全性の高い溶液を得ることができた。なお、亜塩素酸イオン濃度6ppmは、定量下限を大幅に下回る無視できる程度の量である。
実施例1と同様にして表3に示される組成物を用いて実施例2〜6及び比較例1〜3の錠剤を作製した。
ここで、消泡剤はジメチルシリコン系消泡剤(YMA6509:モメンチィブ社製)および鉱油系消泡剤(SNデフォーマー777:サンノプコ社製)を用いた。また、実施例6では陰イオン性界面活性剤と消泡剤をアセトンに溶解させた溶液を打錠機の杵と臼に塗布して打錠させた。
実施例1と同様にして表5で示される組成物を用いて実施例7〜10の錠剤を作製した。
ここで、消泡剤はジメチルシリコン系消泡剤(TSA7431:モメンチィブ社製)および鉱油系消泡剤(SNデフォーマー470:サンノプコ社製)を用いた。
Claims (7)
- 金属亜塩素酸塩、水と接触した時に塩素を放出する塩素放出化合物、固体酸源、陰イオン性界面活性剤、シリコーン系消泡剤、鉱油系消泡剤からなる群より選ばれる少なくとも1種の消泡剤を含有し、陰イオン性界面活性剤、シリコーン系消泡剤、鉱油系消泡剤からなる群より選ばれる少なくとも1種の消泡剤の合計量が錠剤全体に対して、0.1〜10重量%であることを特徴とする二酸化塩素の溶液を調製するための錠剤。
- 陰イオン性界面活性剤とシリコーン系、鉱油系消泡剤からなる群より選ばれる少なくとも1種の消泡剤の重量比が、1:1〜10:1であることを特徴とする請求項1に記載の二酸化塩素の溶液を調製するための錠剤。
- 陰イオン性界面活性剤が長鎖アルキル基を有する陰イオン性界面活性剤であることを特徴とする請求項1〜2に記載の二酸化塩素の溶液を調製するための錠剤。
- シリコーン系、鉱油系消泡剤からなる群より選ばれる少なくとも1種の消泡剤がジメチルシリコーン系消泡剤であることを特徴とする請求項1〜3に記載の二酸化塩素の溶液を調製するための錠剤。
- 陰イオン性界面活性剤がラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムからなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜4に記載の二酸化塩素の溶液を調製するための錠剤。
- 金属亜塩素酸塩、水と接触した時に塩素を放出する塩素放出化合物、固体酸源の重量比が1:0.1〜1:1〜3であることを特徴とする請求項1〜5に記載の二酸化塩素の溶液を調製するための錠剤。
- 金属亜塩素酸塩、水と接触した時に塩素を放出する塩素放出化合物、固体酸源、陰イオン性界面活性剤、シリコーン系、鉱油系消泡剤からなる群より選ばれる少なくとも1種の消泡剤を含有し、水への溶解時間が10分以内であることを特徴とする二酸化塩素の溶液を調製するための錠剤。
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