JP2802537B2 - 汚物処理剤及び処理方法 - Google Patents

汚物処理剤及び処理方法

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JP2802537B2 JP13390590A JP13390590A JP2802537B2 JP 2802537 B2 JP2802537 B2 JP 2802537B2 JP 13390590 A JP13390590 A JP 13390590A JP 13390590 A JP13390590 A JP 13390590A JP 2802537 B2 JP2802537 B2 JP 2802537B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、汚物処理剤及びそれを用いた汚物処理方法
に関する。さらに詳しくは、ペットを屋外に連れ出して
道路や公園等を散歩させたときに排泄された糞や、車内
あるいは船内、さらには飲食店や路上などにおける人の
吐瀉物を簡単に除去処理することが出来る汚物処理剤に
関する。
〔従来の技術〕
盗難等に対する予防や生活の潤い等のため、近年、犬
や猫などのペット類を飼う家庭が増えているが、犬を屋
外に連れ出して散歩させたり、猫が自由に屋外を徘徊す
ることにより、道路や公園がペットの糞によって汚染さ
れることが社会問題となってきている。ペットの飼主
は、公衆衛生や公衆道徳の面から道路や公園で排泄され
た糞を処理する必要があるが、時として軟かい糞であっ
たりすると除去処理が困難であり、また臭気も漂い不快
感を伴うため、その処理に苦慮しているのが現状であ
る。
また、自動車、列車、船、飛行機内における乗物酔い
における吐瀉物、あるいは飲酒による酒場、路上、プラ
ットホーム等での吐瀉物は、通常、これを清掃するため
の係員又は店員によって処理されるのが普通であり、こ
れらの人々の不快感は測り知れないものがある。
上記のような事情により、ペット類の排泄物の処理剤
としては種々のものが開発されている。例えば、特開昭
57−129622号公報及び特開昭59−25630号公報には、ゼ
オライトを結合剤としての粘土鉱物を用いて造粒してな
るペットサンド用造粒体が記載されている。しかしなが
ら、これらは基本的にはペットサンド(猫砂等)であ
り、汚物の上から散布(散粉)して使用することを目的
とするものではない。仮に、これらを汚物処理のために
使用しても、主にゼオライト及びベントナイト等の粘土
鉱物を用いているため、水分を吸収した後に粒子同士の
物理的な吸水固化しか起こらず、強固な被膜形成は期待
できない。また、十分な吸水、固化及び消臭を達成する
ためには、どうしても多量の粉粒体を散布する必要があ
り、このためコストアップにつながっていた。
一方、高吸水性樹脂を用いた処理剤は特開昭59−2562
9号公報に記載されている。ここに記載されているペッ
トの排泄物処理剤は、製紙カスと高吸水性樹脂と水溶性
無機塩類とからなる混合物を造粒、乾燥してなるもので
あるが、これもペットサンドとしての使用を目的として
おり、直接汚物に処理するものではない。また、高吸水
性樹脂と水溶性無機塩類を使用しているので、多量の水
分を吸収した場合に表面のサラサラとした状態を失い、
湿った状態となる。従って、大量の吐瀉物等に使用した
場合は多量の処理剤を必要とする。また、基本的に吸水
だけを目的とするものであるから、汚物に処理しても汚
物の固結化は期待できない。
汚物に直接散布して使用することを目的としたものは
特開平2−69123号公報に記載されている。ここに記載
のペット類の排泄物始末用薬剤は、イオン交換性と吸着
力を有する非金属鉱物からなる主粉末に約10%以下の吸
水性高分子粉末を添加配合したものであり、上記非金属
鉱物としてはSiO2,Al2O3を主成分としたゼオライト、活
性白土等が挙げられている。しかしながら、これらの非
金属鉱物が水分を吸収して固化するメカニズムは物理的
な吸水固化であるため、十分な固化強度を有していな
い。
一方、乗物内の吐瀉物や酒場、路上、プラットホーム
等での吐瀉物に対して、前記したようなペットの排泄物
処理剤を流用することは、前記したように吐瀉物を固形
状態にすることが期待できず、また大量に使用する必要
がありコストアップにつながるため採用できない。この
ため、専ら鋸屑等の植物繊維質材料が用いられている
が、その処理に困窮しているのが現状であり、上記の場
所における吐瀉物を簡便に不快感なく処理できる処理剤
の開発が望まれている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記したように、従来の汚物処理剤は、パルプ、木粉
等の植物性繊維質材料やベントナイト、ゼオライト、岩
綿等の鉱物性材料が専ら使用されてきた。しかし、これ
らの材料の吸水能力はさほど大きくなく、この問題を解
決するために、高吸水性樹脂が使用されてきた。しか
し、高吸水性樹脂は、大量の水分を含んだ汚物へ処理し
た場合には、そのもの自体が流動性を持ったり、処理を
行っても何となく表面が湿っていて不快であるという欠
点を有していた。この欠点を解決するためには過剰の処
理剤をさらに施用する必要があったり、労力的にも経済
的にも不利な点が多かった。
また、従来使用されている汚物処理剤は、吸水を行っ
た後に見かけ上は固化を行っているものの、それはあく
までも物理的な吸水固化であり、汚物表面を強固な被膜
で被覆しようとするものは存在しなかった。
従って、本発明の目的は、道路や公園でペットが排泄
した糞や乗物内、路上、店内等での人の吐瀉物の水分を
吸収し、さらにその表面を固化して除去作業を簡便にす
ることができる汚物処理剤及び処理方法を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の汚物処理剤は、前記目的を達成するために、
基本的に (A)水に不溶性であるが活性のある弱塩基性金属酸化
物と、 (B)上記金属酸化物の金属の塩化物及び/又は硫酸塩
と、 (C)高吸水性樹脂 とを含有することを特徴とするものである。
上記汚物処理剤をペットの糞や人の嘔吐吐瀉物に散布
(散粉)処理することにより、汚物の水分を吸水し、強
固な被膜が形成され、清掃除去作業を容易に行なうこと
ができる。なお、本発明の汚物処理剤は、このような使
用方法に限定されるものではなく、例えばペットサンド
的な使用もできることは勿論である。
〔発明の作用及び態様〕
前記(A)成分の金属酸化物と(B)成分の塩化物及
び/又は硫酸塩を併せてオキシクロライドセメント原料
又はオキシサルフェートセメント原料と呼ばれている
が、以下、単にマグネシアセメント原料と総称する。従
来、このマグネシアセメント原料は、床張り用、壁用、
タイル等に使用されている建築用セメント原料である。
本発明者らは、このマグネシアセメント原料と高吸水
性樹脂を組み合わせて汚物処理剤として用いることによ
り、高い吸水能力と抱水能力を発揮すると共に、汚物表
面に硬化被膜を形成して被覆し、それによって汚物除去
を簡単に行なえることを見い出し、本発明を完成するに
至ったものである。
すなわち、本発明に係る前記汚物処理剤は高吸水性樹
脂を含有するため、汚物に処理されると同時に急速に汚
物中の水分を吸収する。また、(A)水に不溶性である
が活性のある弱塩基性金属酸化物と(B)その金属の塩
化物及び/又は硫酸塩を含有するため、汚物の水分と接
触することにより、以下の化学反応 lMO+MCl2+mMSO4+nH2O→lMO・MCl2・mMSO4・nH2O (M=Mg,Zn,Ca等) あるいは xMO+MCl2+yH2O→xMO・MCl2・yH2O 等を起こした後に、金属のヒドロオキシ塩化物等の水加
物を形成して固化し、汚物の表面を被覆する。
従って、第1図に示すように、本発明の汚物処理剤1
が路面2上の水分を含んだ汚物3に処理されると、汚物
内の水分は高吸水性樹脂の中に効率的に吸収されるとと
もに、マグネシアセメント原料から導かれるヒドロオキ
シ塩化物等の複塩の結晶水としても吸収されるので(水
分の移動を矢印で示す)、高い吸水能力及び抱水能力が
得られる。吸水による硬化反応の終了した汚物を被覆す
るマグネシアセメント原料4の硬化被膜(図中、斜線で
示す)は、第1図に示すようにその中に十分吸水した高
吸水性樹脂5を保持するため、従来の高吸水性樹脂の欠
点である流動性と表面の湿潤性を克服することが可能で
ある。この結果、汚物全体を均一にしかも完全に被覆す
ることが可能である。
その結果、汚物表面の物理的強度が従来の汚物処理剤
で処理した場合と比較して著しく増大し、除去作業が容
易となる。さらに、汚物内部と外気との通気が前記硬化
被膜により遮断されることにより、悪臭成分の揮発を抑
えることができるし、汚物表面を完全に被覆することに
より、視覚的な不快感も相当軽減することができる。
本発明の汚物処理剤を処理する場合において、その対
象がペットの糞等の場合のように、ある程度の立体的な
形をしているものの場合は、粉粒体を上方から落とした
だけでは、その側面部及び路面と接縁部には十分な付着
が達成できない。従って、このような場合は、本発明の
汚物処理剤を適当な散粉容器に収納することが望まし
い。例えば、本発明の汚物処理剤粉末を容器に充填し、
容器口部に先細の先端に吐出口を有するノズルを装着し
たり、あるいは粉末の出口部分に0.1〜5mmの穴を有する
中栓を被冠し、容器を押しつぶしたり、ピストンの作用
やさらには容器を振るといった作用等で容器内の空気と
共に収納された粉末を吐粉させて、汚物の側面部及び路
面との接縁部に均一に散粉し、付着させることができ
る。また、圧縮ガス、圧縮液化ガスを利用して粉末をガ
スと共に吐粉させて汚物のまわりに均一に散粉し、付着
させることが出来る。
このような処理方法によって、汚物のまわりに散粉さ
れた本発明の汚物処理剤は、速やかに汚物の水分を吸収
し固化するとともに、汚物自体の表面を乾燥させ、さら
に悪臭を大幅に抑えることができる。従って、汚物を固
体或いは粉粒体として除去処理することが可能となり、
ピンセットやはし等で持ち上げたり、へら等で除去する
ことも可能である。また、消臭剤もしくは脱臭剤の添加
によりさらに完全に悪臭を抑えることが可能であるし、
防菌防黴剤もしくは殺菌剤を添加することにより、ゴミ
箱等へ捨てた後に放置されたとしても腐敗の心配はな
い。
本発明の汚物処理剤に用いられる(A)金属酸化物と
(B)塩化物及び/又は硫酸塩は、従来、建築用の分野
で使用されているように、およそ1:1〜100:1程度の配合
割合で使用される。
また、本発明の汚物処理剤に用いられる(A+B)マ
グネシアセメント原料と(C)高吸水性樹脂は、マグネ
シアセメント原料が多い程、硬化物の破断強度及び被膜
形成性が向上するが、吸水能力、弾性が低下し、また路
面との剥離性が劣ってくる。逆に、高吸水性樹脂が多い
程、硬化物の破断強度が低下するが、吸水能力、弾性が
向上し、また路面との剥離性も向上する。従って、本発
明の汚物処理剤に含有されるマグネシアセメント原料は
全体の5〜95重量%、また高吸水性樹脂は全体の95〜5
重量%であることが望ましい。即ち、吸水性樹脂が5重
量%未満の場合は、吸水量がやや少いことと、硬化反応
物中の水分吸収状態の吸水性樹脂の割合が少く、そのた
め、硬化反応物と路面との剥離性が悪くなり、使用性に
問題を生ずる。一方、吸水性樹脂が95重量%を越える場
合は、吸水量は非常に大きくなるが、硬化反応物中の水
分吸収状態の吸水性樹脂の割合が非常に大きく、これを
架橋連結固化するマグネシアセメントが不足し、被膜固
化物の脆化が生ずる。従って、吸水性樹脂の含有率が5
〜95重量%であることにより、ゴム様の弾性を有する強
固な被膜固化物を形成することが可能であるが、さらに
好ましくはマグネシアセメント原料が10〜90重量%、高
吸水性樹脂が90〜10重量%の範囲にあることが望まし
い。
このように、マグネシアセメント原料と高吸水性樹脂
の配合割合を変えることによって、吸水後の被膜固化物
の物理的性質を調節することが可能であるし、使用用途
を限定することも可能である。例えば、大量の尿を処理
する場合は、特に高吸水性が望まれるため、高吸水性樹
脂の含有率が高い方が適している。一方、ペットの糞等
を処理する場合は、吸水性も重要な要素ではあるが、あ
る程度の硬化強度が望まれるため、マグネシアセメント
原料の含有率が高い方が適している。その他、既存のペ
ットサンドに添加してその吸水固化能力を向上させる場
合や、床上の吐瀉物又は路面上の吐瀉物等、様々な目的
で使用することが可能であり、これに対応してマグネシ
アセメント原料と高吸水性樹脂の配合割合を上記範囲内
で種々変えることが可能である。
本発明に用いられる金属酸化物としては、酸化マグネ
シウム、酸化亜鉛、酸化カルシウム等の2価の金属酸化
物が挙げられる。
また、本発明に用いられる吸水性樹脂としては、特に
限定されるものではないが、例えば ・メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース等のセルロース系水溶性高分子、 ・可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、ジアル
デヒドデンプン等のデンプン系水溶性高分子、 ・ばれいしょデンプン、コーンスターチ等のデンプン
類、 ・コンニャク等のマンナン類、 ・寒天、アルギン酸ナトリウム等の海藻類、 ・トラガントゴム、アラビアゴム等の植物粘質物、 ・デキストラン、レバン、カードラン、プルラン等の微
生物由来粘質物、 ・ゼラチン、カゼイン、にかわ等のタンパク質、 ・ポリアクリル酸塩及びその誘導体、イソブチレン−マ
レイン酸共重合体、デンプン−アクリル酸グラフト共重
合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体ケン化
物、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルアルコール、
酢酸ビニル−不飽和ジカルボン酸系モノマー共重合体ケ
ン化物、デンプン−アクリロニトリルグラフト共重合体
ケン化物等の合成高吸水性樹脂 等が挙げられる。
また、本発明の汚物処理剤原料の粒径は1000μm以
下、さらに好ましくは500μm以下であることが適当で
ある。即ち、汚物に処理された本発明の汚物処理剤は、
含有する高吸水性樹脂が効果的に汚物の水分を吸収する
ほか、上記粒径の各成分が毛細管現象により汚物中の水
分の移動を容易し、多量の水分が硬化反応に関与するこ
とにより、より厚みのある被膜固化物が形成可能になる
からである。
本発明の汚物処理剤は、特に人の吐瀉物を処理対象と
する場合には、さらに繊維質材料(植物繊維質材料、鉱
物繊維質材料、合成繊維質材料)を含有することもでき
る。このような繊維質材料、特に木粉、グラスファイバ
ー、パルプ滓等の長繊維性の材料を添加することによ
り、さらにその被膜固化物の破断強度及び被膜形成性を
向上させることが可能である。これらの長繊維性材料
は、汚物処理剤全量に対し0〜70重量%の範囲で添加さ
れることが好ましい。
また、本発明の汚物処理剤には、適当な防菌防黴剤も
しくは殺菌剤を添加することが可能である。これによ
り、吸水固化した汚物をゴミ箱等に捨てても、腐敗、カ
ビの発生等が起こらず、衛生的である。本発明に用いら
れる防菌防黴剤もしくは殺菌剤としては、例えばサイア
ベンダゾール(TBZ)、プリベントールA3、ヒビテン、
塩化ベンザルコニウム、パラクロロメタキシレノール、
ブロムシンナムアルデヒド、安息香酸ナトリウム、ジフ
ェニル、ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸ナトリウ
ム、プロピオン酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エス
テル類等が挙げられる。
さらに、本発明の汚物処理剤には、消臭剤もしくは脱
臭剤を添加することも可能であり、これにより汚物の強
烈な悪臭をさらに完全に抑えることができる。本発明に
用いられる消臭剤もしくは脱臭剤としては、例えば、多
孔質イオン交換樹脂や水酸化鉄、硫酸第一鉄等の吸着脱
臭剤;ダイムシュー(大日精化工業(株))、デオセプ
ト(ダイセル化学工業(株))、アニコ(ミナト産業
(株))、ピュアライト(日本化学工業(株))等の化
学反応による消臭、脱臭剤;また、ツバキ、シソ、マ
ツ、カイソウ等の植物体から抽出或いは精製された各種
成分、例えばフレッシュシライマツ(白井松新薬(株)
製)等が挙げられる。
また、必要に応じて各種の添加剤を加えることが可能
であり、例えば吸水助剤としては、硫酸ナトリウム、水
酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、水酸化カルシウ
ム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、ケイ酸カルシウ
ム、ソーダライム、酸化亜鉛、炭酸亜鉛、硫化亜鉛、酸
化アルミニウム(活性アルミナ)、アルミノ−シリカゲ
ル、アルミナホワイト、ケイ酸アルミニウム、水酸化ア
ルミニウム、シリカゲル、コロイダルシリカ、ホワイト
カーボン、粉末活性炭、アセチレンブラック、カーボン
ブラック、酸化第二鉄、亜酸化銅、炭酸ニッケル、硫酸
バリウム、ホウ砂、ホウ素酸アンモニウム、二酸化マン
ガン、ホウ酸マンガン、不溶性メタリン酸ナトリウム、
ケイ酸ジルコニウム、酸化ジルコニウム、二酸化チタ
ン、石英(二酸化ケイ素)等及び上記化合物の混合組成
物、即ちイルメナイト、カオリン、活性白土、ケイ砂、
ケイソウ土、タルク、パーライト、ベントナイト、セピ
オライト、ゼオライト、岩綿、ハロイサイト、パーライ
ト、セリサイト、パーミキュライト、等が挙げられる。
また、粉体の分散剤としては、結晶セルロース、ショ
糖脂肪酸エステル等が挙げられる。
また、着色剤としては、ベンガラ、カーボンブラッ
ク、群青、ケイソウ土、セメント等や各種色素及び顔料
等が挙げられる。
さらに、着香料として各種香料及び芳香性物質を添加
することも可能である。
その他、各種無機物及び有機物を必要に応じて添加す
ることが可能である。
〔実 施 例〕
以下、実施例を示して本発明について具体的に説明す
る。
実施例1〜7 酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム及びポリアクリ
ル酸ナトリウムを第1表に示すように配合した。得られ
た汚物処理剤に対して、固化能力即ち固化強度、固化時
間及び被膜形成力について評価を行った。評価は、タル
ク、カルボキシメチルセルロースナトリウムからなる汚
物疑似物を用いて行い、評価方法は以下のとおりであ
る。
タルク2重量部、カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム1重量部及び水10重量部を混合し、十分練ったの
ち、直径約4cm、長さ約8cmの略円筒形に成形し、試験に
供し、得られた汚物処理剤を各々疑似物の上からふりか
け、疑似物にまんべんなく均一に本発明を処理剤を付着
させた。
固化強度 処理剤を処理し、5分後の固化物の破断強度を破断試
験機にて測定し、破断強度が100g/cm2未満(×)か、10
0g/cm2以上200g/cm2未満(△)か、200g/cm2以上500g/c
m2未満(○)か、さらには500g/cm2以上(◎)か、それ
ぞれ4段階評価を行った。
参考:水ようかん 144g/cm2 木綿豆腐 49g/cm2 プリン 20g/cm2 固化時間 処理剤を処理した後、30秒ごとに破断強度を測定し、
その破断強度が50g/cm2を越えるのに要する時間が1分
以上(×)か、1分未満(○)か、それぞれ2段階評価
を行った。
被膜形成力 処理剤を処理した後、5分後の固化物の一部分をピン
セットではさみ、もち上げた時に、固化被膜はすぐにひ
びが入り全く持ち上げることが不可能(×)か、多少の
ひびは入るが何とかもち上げることが可能(△)か、全
くひびが入らず容易に持ち上げることができることが可
能(○)であるか、3段階評価を行った。
以上の評価結果を第1表にまとめて併記した。
実施例8〜13 原料成分を第2表に示す割合に配合した以外は、実施
例1〜7と全く同様の操作にて得た処理剤の諸効果を測
定し、第2表に併記した。
比較例1〜8 第2表に示すように、マグネシアセメント原料、又は
高吸水性樹脂の有無、或いはその組合せが本発明の汚物
処理剤以外のもの、さらには従来使用されてきた汚物処
理剤を比較として、その諸効果を実施例1〜7と同様に
評価した結果を第2表に併記した。その結果、マグネシ
アセメント原料又は高吸水性樹脂の有無、或いはそれら
の組み合せが本発明の汚物処理剤以外のものや、従来使
用されてきた公知の汚物処理剤は、汚物の固化力におい
てその効果が著しく劣っていた。
第2表に示す結果から明らかなように、高吸水性樹脂
は含有するが金属酸化物のみを含有してマグネシアセメ
ント原料を構成しないもの(比較例1)、酸化物及び塩
化物は含有するがその金属が異なるためマグネシアセメ
ント原料を構成しないもの(比較例2)、マグネシアセ
メント原料に代えてゼオライトを用いたもの(比較例
3)は固化強度及び固化時間が本発明の汚物処理剤に比
べて著しく劣り、一方、高吸水性樹脂を含有しないもの
(比較例4)は被膜形成力において著しく劣る。また、
植物性繊維質材料(比較例5,6)や鉱物性材料(比較例
7)あるいは通常のセメント原料(比較例8)のみの場
合、固化強度、固化時間及び被膜形成力のいずれかの点
においても著しく劣る。
実施例14〜19 原料成分を第3表に示す割合に配合した以外は、実施
例1〜7と全く同様の操作にて得た処理剤の消臭効果及
び防菌防黴効果の評価を行った。評価方法は以下のとお
りである。
消臭効果 排泄された直後のネコの糞に対して、得られた汚物処
理剤をふりかけ、まんべんなく均一に付着させた。処理
された糞の臭いについて、全く消臭されていない(×)
か、やや消臭されている(△)、完全に消臭されている
(○)かを感応試験にて3段階評価を行った。
防菌防黴効果 排泄された直後のネコの糞に対して、得られた汚物処
理剤をふりかけ、まんべんなく均一に付着させた後、処
理された糞を25℃、75%の環境下に1週間保存し、その
後のカビ及びバクテリアの発生状況を目視的に調査し
た。結果は、かなりの量のカビ及び腐敗が認められる
(×)か、若干のカビ及び腐敗が認められる(△)か、
全くカビ及び腐敗が認められない(○)かを3段階評価
で行った。
以上の評価を第3表にまとめて併記した。
比較例9〜12 第3表に示すように、本発明に用いられる成分のうち
の1成分或いは従来汚物の処理に使用されてきた原料を
比較として、その諸効果を実施例14〜19と同様に評価し
た結果を第3表に併記した。その結果、本発明に用いら
れる成分のうちの1成分のみを用いた場合、或いは従来
汚物の処理に使用されてきた原料を用いた場合は、汚物
の消臭又は防菌防黴効果において、その効果が著しく劣
っていた。
実施例20 次に、本発明の実施例として汚物(吐瀉物)処理試験
を行ったが、これを図面を用いて説明する。
第2図に示すように、円筒状容器6に実施例8の汚物
処理剤粉末10を充填し、容器6の口部に直径2mmの穴9
を複数個有する中栓7とキャップ8を取り付けて、汚物
処理具を試作した。
この汚物処理具を用いて、コンクリート路面上の人の
吐瀉物を処理した。即ち、キャップ8をはずし、吐瀉物
の上から振りかけるように容器6を倒立させて上下に動
かすことにより、充填されている汚物処理剤粉末10は中
栓7に設けられた穴9を通って散粉させ、吐瀉物の表面
にまんべんなく付着した。
約1分後に、処理された吐瀉物を、へら状の板で手を
汚すことなくはぎ取ることができた。また、同様の処理
において、処理後吐瀉物を吸水固化した後に、火ばし等
でかきまぜることにより、吐瀉物は0.1〜5cmくらいの略
顆粒状となり、この結果、吐瀉物をほうき等を用いて除
去することも可能であった。また、上記作業中におい
て、吐瀉物の強烈な悪臭を感ずることなく、作業を行う
ことが可能であった。
比較として、木粉を同様の容器に充填して、嘔吐吐瀉
物を処理したが、吐瀉物は固化することがなく、また、
作業中は強烈な悪臭にみまわれ、大変な不快感を覚え、
大変作業の能率が悪かった。
実施例21 第3図は本発明の他の処理方法を示すもので、軟質プ
ラスチック製円筒容器11に実施例12の汚物処理剤粉末10
を充填し、先端のとがったノズル12とキャップ13を取り
付けて汚物処理具を試作した。
この汚物処理具を用いて、排泄されたばかりの猫の糞
を処理してみた。すなわち、キャップ13をはずし、容器
11をかたむけてその胴体を指で押しつぶすようにする
と、容器11の中の空気と共に汚物処理剤粉末10がノズル
12の先端より吐粉され排泄物の表面に付着した。
1分後に古い割り箸ではさんで持ち上げ、袋に移して
除去処理をしたが、排泄物はくずれたりせず、割り箸も
袋も汚れることも無く、簡単に除去処理を終了した。比
較のために、汚物処理具を用いて処理しなかった排泄物
の除去処理をしてみた。割り箸ではさんで持ち上げよう
とすると、割り箸が排泄物にくい込んでしまい、ちぎれ
てしまうことが度々で、さらに割り箸ではさんで持ちあ
げ、袋に移そうとすると、割り箸に排泄物が付着して離
れず、除去処理は困難を極めた。また、作業中の悪臭は
大変な不快感をいだかせ、その作業能率は著しく劣っ
た。
実施例22 第4図は本発明のさらに他の処理方法を示すもので、
300ml容ブリキ製エアゾール缶14に以下の成分の汚物処
理剤分散液15(150ml)を入れ、液化石油ガス16(150m
l)にて加圧充填して汚物処理エアゾールを試作した。
汚物処理剤分散液(重量%): 酸化マグネシウム 20% 硫酸マグネシウム 5% ポリアクリル酸ナトリウム 5% アエロジル200 2% ポリオキシエチレンヒマシ油エーテル 4% ミリスチン酸イソプロピル 4% フレッシュシライマツ500M 3% 塩化ベンザルコニウム 3% エタノール 54% (本処方の原液150mlを300ml容エアゾール缶に噴射剤
(LPG)150mlと共に充填) この汚物処理エアゾールで排泄されたばかりの犬の糞
に処理してみた。即ち、噴霧ボタン17を押し、排泄物に
向けて噴霧処理を行った。処理された汚物処理剤分散液
15は排泄物のまわりを均一に被覆し、揮発性溶剤が揮発
するに伴い、排泄物の表面が固化していった。約1分後
に、古い割り箸ではさんで持ち上げ、袋に移して除去処
理をしたが、排泄物はくずれたりせず、割り箸も袋も汚
れることも無く、簡単に除去処理を終了した。また、作
業中悪臭を感ずることもなく、容易に操作を行うことが
可能であった。
比較のために、汚物処理エアゾールを処理しなかった
排泄物の除去処理をしてみた。割り箸ではさんで持ち上
げようとすると、割り箸が排泄物にくい込んでしまい、
ちぎれてしまうことが度々で、さらに割り箸ではさんで
持ちあげ袋に移そうとすると、割り箸に付着して離れ
ず、除去処理は困難を極めた。また、作業中の悪臭は大
変な不快感をいだかせ、その作業能率は著しく劣った。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明の汚物処理剤は、汚物に処理さ
れると、高吸水性樹脂の高い吸水力とマグネシアセメン
トの硬化反応により、極めて短時間に汚物を固化させ、
除去処理を容易にさせる。また、汚物の表面に乾いた状
態で被膜を形成するので、不快感を軽減させ、悪臭成分
の揮発をも抑えることが可能である。
本発明の汚物処理剤は、ペットを屋外に散歩させると
きでも庭につないでいるときであっても、いつでも使用
することができる。また、駅のプラットホーム、路上、
店内、車内、船内等における人の吐瀉物に対しても場所
を選ばず、機に応じて直ちに使用することができる。
本発明の汚物処理剤は、このような便利性と特異な吸
水固化作用による軟便又は汚物の固化に対する確実性を
有しており、何人にも簡単に不快感をともなうことなく
汚物の処理を可能にせしめるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の汚物処理剤が汚物に処理された場合の
模式図、第2図は実施例20で用いた散粉容器の概略構成
図、第3図は実施例21で用いた散粉容器の概略構成図、
第4図は実施例22で用いたエアゾール容器の概略構成図
である。 6,11は容器、7は中栓、8,13はキャップ、9は穴、12は
ノズル、10は汚物処理剤粉末、14はエアゾール缶、15は
汚物処理剤分散液、16はLPG(噴射剤)、17は噴霧ボタ
ン。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)水に不溶性であるが活性のある弱塩
    基性金属酸化物と、 (B)上記金属酸化物の金属の塩化物及び/又は硫酸塩
    と、 (C)高吸水性樹脂 とを含有することを特徴とする汚物処理剤。
  2. 【請求項2】汚物処理剤の全量に対し、前記(A)金属
    酸化物と(B)塩化物及び/又は硫酸塩の合計が全体の
    5〜95重量%、(C)高吸水性樹脂が全体の95〜5重量
    %であることを特徴とする請求項1に記載の汚物処理
    剤。
  3. 【請求項3】さらに繊維質材料を含有することを特徴と
    する請求項1又は2に記載の汚物処理剤。
  4. 【請求項4】さらに防菌防黴剤もしくは殺菌剤を含有す
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    汚物処理剤。
  5. 【請求項5】さらに消臭剤もしくは脱臭剤を含有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の汚物
    処理剤。
  6. 【請求項6】さらに吸水剤、粉体分散剤、着色剤及び香
    料の1種以上を含有することを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれかに記載の汚物処理剤。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかに記載の汚物処
    理剤を散粉容器に充填して汚物に散布することを特徴と
    する汚物処理方法。
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