JP6176146B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置に関する。
原稿を搬送しながら原稿の画像を読み取るADF(Automatic Document Feeder;自動原稿送り装置)方式の画像読取装置の構成としては、例えば、下記特許文献1に開示された構成が知られている。
下記特許文献1に記載の画像読取装置の場合、給紙トレイに支持されている複数枚の原稿を吸入ローラよって搬送方向下流側へ送り出し、分離ローラによって1枚ずつに分離するように構成されている。分離された原稿は、更に搬送方向下流側へ搬送されて、湾曲経路を形成している反転ローラによってUターンするように案内され、給紙トレイの下方に配置された排紙トレイに向けて搬送される。
原稿が搬送される際には、湾曲経路の上流側において、ADF側のイメージセンサによって原稿の裏面が読み取られ、湾曲経路の下流側において、FB(Flatbed;フラットベッド)側のイメージセンサによって原稿の表面が読み取られる。FB側イメージセンサは、原稿台に沿って移動しながら原稿台の上に置かれた静止原稿の画像を読み取り可能に構成される。ただし、ADFによって搬送される原稿を読み取る場合には、所定の静止位置で静止し、湾曲経路の下流側にある読取位置を通過する原稿の画像を読み取る。
特許5126270号公報
ところで、上記特許文献1に記載の画像読取装置において、静止位置で静止したFB側イメージセンサの上方には、搬送される原稿が浮き上がるのを抑制するための原稿押さえや、原稿押さえをFB側イメージセンサに向かって付勢する付勢部材などが配設される。そして、それらの構成よりも更に上方に、ADF側イメージセンサが配設されている。
しかし、このような位置にADF側イメージセンサを配設すると、ADF側イメージセンサが配設された箇所の高さ方向寸法を小さくすることが難しく、これが画像読取装置の薄型化を妨げる一因となっている。
以上のような事情から、上述のような従来品よりも更に薄型化を図ることが容易な画像読取装置を提供することが望ましい。
以下に説明する画像読取装置は、読み取り対象物を支持する支持面を有する第一ユニットと、前記第一ユニットに取り付けられており、前記支持面を覆う閉位置と前記支持面を露出させる開位置との間で変位可能な第二ユニットとを備え、前記第二ユニットは、所定の搬送経路に沿ってシートを搬送する搬送部と、前記搬送部へ供給されるシートを支持する供給部と、前記搬送部から排出されたシートを支持する排出部とを備え、前記第一ユニットは、前記搬送部によって搬送されるシートが接触する第一接触部と、前記支持面に沿って移動しつつ当該支持面によって支持された前記読み取り対象物の画像を読み取り可能、かつ前記第一接触部を挟んで前記搬送経路に対向する静止位置で静止して前記第一接触部に接触しつつ第一読取位置を通過するシートの画像を読み取り可能な第一読取部とを備え、前記搬送部は、前記供給部から送り出されたシートを、前記搬送経路の第一位置において一枚ずつに分離して搬送方向下流側へと送り出す第一搬送ローラと、前記第一搬送ローラと協働してシートを一枚ずつに分離する分離片とを含み、前記第一搬送ローラ及び前記分離片と前記静止位置で静止した前記第一読取部は、前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、前記支持面に平行かつ前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向について、互いの配設範囲が重なる位置にある。
このように構成された画像読取装置によれば、第一搬送ローラ及び分離片と静止位置で静止した第一読取部は、第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、支持面に平行かつ第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向について、互いの配設範囲が重なる位置にある。なお、本明細書中において、一方と他方の互いの配設範囲が重なるとは、一方の配設範囲の一部又は全部と他方の配設範囲の一部又は全部とが重なることを意味する。そのため、第一搬送ローラ及び分離片と静止位置で静止した第一読取部とが、第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見て、支持面に平行かつ第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向について、互いの配設範囲が重ならない位置にある場合に比べ、少なくとも支持面に平行かつ第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向については、第一搬送ローラ、分離片、及び第一読取部の配設範囲に重なりができる分だけ、これらの構成全体の配設範囲を小さくでき、その分だけ画像読取装置をコンパクトにすることができる。
以上のような画像読取装置は、更に以下に挙げるような構成を備えていることが好ましい。
まず、前記分離片は、シートに対する接触面が前記支持面に対して傾斜した状態で前記第一搬送ローラに対向し、前記第一搬送ローラと前記分離片とのニップ位置は、前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、前記支持面に平行かつ前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向について、前記支持面に直交かつ前記第一読取位置を通る仮想的な境界面の位置を挟んで、前記供給部とは反対側となる位置にあることが好ましい。
このように構成された画像読取装置によれば、第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、支持面に平行かつ第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向について、上述のような第一読取位置を基準とする仮想的な境界面の位置を挟んで、第一搬送ローラと分離片とのニップ位置が、供給部とは反対側に設けられている。そのため、供給部からニップ位置までの距離が従来と同程度、かつ第一読取位置も従来と同様な位置とした場合、ニップ位置と供給部が上述のような境界面に対し同じ側にある場合に比べ、供給部が配置される領域をより境界面側に近づけることができる。したがって、供給部が上述の境界面から離間する方向へ突出する量を低減でき、その分だけ画像読取装置をコンパクトにすることができる。
また、前記搬送部は、前記搬送経路に沿ってシートを搬送する際、前記第一位置を通過した後、第二位置から第三位置に至る範囲でシートの搬送方向をUターンさせており、しかも、前記第二位置付近に設けられ、シートを前記第三位置側に向かって送出する第二搬送ローラ対を備え、前記第二搬送ローラ対のニップ位置は、前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、前記支持面に直交する方向について、前記第一搬送ローラと前記分離片とのニップ位置よりも、前記支持面から離間した位置にあることが好ましい。
このように構成された画像読取装置によれば、第二搬送ローラ対のニップ位置は、第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、支持面に直交する方向について、第一搬送ローラと分離片とのニップ位置よりも支持面から離間した位置にある。第二搬送ローラ対のニップ位置は、当該位置から更に搬送方向下流側へと延びる搬送経路を確保することも考慮して、その位置が決められる。そのため、このような第二搬送ローラ対のニップ位置の高さ位置を基準にして、その位置よりも支持面に近い位置に第一搬送ローラを配置すれば、第一搬送ローラ付近の構造の薄型化を図ることができる。
また、前記第二ユニットは、前記搬送部によって搬送されるシートが接触する第二接触部と、前記第二接触部に接触しつつ第二読取位置を通過するシートの画像を読み取る第二読取部とを備え、前記搬送部は、前記第三位置から第四位置を経由して第五位置に至る範囲のうち、前記第四位置ではシートの第二面を前記第二接触部に接触させ、前記第五位置でシートの第一面を前記第一接触部に接触させており、しかも、前記第三位置付近に設けられ、シートを前記第四位置側に向かって送出する第三搬送ローラ対を備え、前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、前記支持面に平行かつ前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向について、前記支持面に直交かつ前記第一読取位置を通る仮想的な境界面の位置と、前記支持面に直交かつ前記第二読取位置を通る仮想的な境界面の位置との間に、前記第一搬送ローラと前記分離片とのニップ位置があることが好ましい。
このように構成された画像読取装置によれば、第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、支持面に平行かつ第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向について、支持面に直交かつ第一読取位置を通る仮想的な境界面の位置と、支持面に直交かつ第二読取位置を通る仮想的な境界面の位置との間に、第一搬送ローラと分離片とのニップ位置がある。そのため、上述のような二つの境界面間の距離が同程度である場合、それらの境界間から外れた位置に第一搬送ローラと分離片とのニップ位置がある場合に比べ、支持面に平行な方向について、第一搬送ローラと分離片とのニップ位置、第一読取位置、及び第二読取位置を、より狭い範囲内に収めることができるので、画像読取装置の構造をよりコンパクトにすることができる。
また、前記搬送部は、前記第三位置から前記第五位置へと搬送されるシートを、下り勾配で傾斜した方向へと案内する傾斜案内部を備え、前記第二読取部及び前記第二接触部は、前記支持面に対して傾いた状態で、前記傾斜案内部に配設されていることが好ましい。
このように構成された画像読取装置によれば、上述のような傾斜案内部において第三位置から第五位置へと搬送されるシートを、下り勾配で傾斜した方向へと案内している。そのため、支持面に平行な経路に沿って同等な距離のシート搬送を行う場合に比べ、支持面に平行かつ第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向について、搬送経路の配設範囲の寸法を小さくでき、画像読取装置の構造をよりコンパクトにすることができる。
また、前記第二搬送ローラ対と前記第二読取部は、前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、前記支持面に平行かつ前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向について、互いの配設範囲が重なる位置にあることが好ましい。
このように構成された画像読取装置によれば、第二搬送ローラ対と第二読取部は、第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、支持面に平行かつ第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向について、互いの配設範囲が重なる位置にある。そのため、これら第二搬送ローラ対と第二読取部が、第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、支持面に平行かつ第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向について、互いの配設範囲が重ならない位置にある場合に比べ、支持面に平行かつ第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向について、第二搬送ローラ対及び第二読取部の配設範囲の寸法を小さくでき、画像読取装置の構造をよりコンパクトにすることができる。
また、前記第一搬送ローラと分離片のニップ位置は、前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、前記支持面に直交する方向について、前記第二搬送ローラ対のニップ位置と、前記第三搬送ローラ対のニップ位置との間に位置することが好ましい。
このように構成された画像読取装置によれば、第一搬送ローラと分離片のニップ位置は、第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、支持面に直交する方向について、第二搬送ローラ対のニップ位置と、第三搬送ローラ対のニップ位置との間に位置する。そのため、第二搬送ローラ対のニップ位置と、第三搬送ローラ対のニップ位置が同程度であっても、それらの間より上方に第一搬送ローラと分離片のニップ位置がある場合に比べ、支持面に垂直な方向について、第一搬送ローラ及び分離片付近の構造を支持面側に近接させ、画像読取装置の構造を薄型化することができる。
また、前記搬送部は、前記排出部へシートを排出する第四搬送ローラ対を含み、前記第四搬送ローラ対と前記第二読取位置は、前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、前記支持面に直交する方向について、互いの配設範囲が重なる位置にあることが好ましい。
このように構成された画像読取装置によれば、第四搬送ローラ対と第二読取位置は、第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、支持面に直交する方向について、互いの配設範囲が重なる位置にある。そのため、第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、支持面に直交する方向について、第四搬送ローラ対が第二読取位置よりも支持面から離間した位置に配設された構造に比べ、第四搬送ローラ対付近の構造を、支持面に垂直な方向について、支持面側に近接させることができ、画像読取装置の構造を薄型化することができる。
また、前記搬送部は、前記第四位置を通過するシートに接触して、シートが前記第二接触部から浮き上がるのを抑制する押さえ部材を備え、前記第四搬送ローラ対と前記押さえ部材は、前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、前記支持面に直交する方向について、互いの配設範囲が重なる位置にあることが好ましい。
このように構成された画像読取装置によれば、第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、支持面に直交する方向について、第四搬送ローラ対と押さえ部材は、互いの配設範囲が重なる位置にある。そのため、第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合における、支持面に直交する方向について、第四搬送ローラ対が押さえ部材よりも支持面から離間した位置に配設された構造に比べ、第四搬送ローラ対付近の構造を、支持面に垂直な方向について、支持面側に近接させることができ、画像読取装置の構造を薄型化することができる。
さらに、次に説明する画像読取装置は、読み取り対象物を支持する支持面を有する第一ユニットと、前記第一ユニットに取り付けられており、前記支持面を覆う閉位置と前記支持面を露出させる開位置との間で変位可能な第二ユニットとを備え、前記第二ユニットは、所定の搬送経路に沿ってシートを搬送する搬送部と、前記搬送部へ供給されるシートを支持する供給部と、前記搬送部から排出されたシートを支持する排出部とを備え、前記第一ユニットは、前記搬送部によって搬送されるシートが接触する第一接触部と、前記支持面に沿って移動しつつ当該支持面によって支持された前記読み取り対象物の画像を読み取り可能、かつ前記第一接触部を挟んで前記搬送経路に対向する静止位置で静止して前記第一接触部に接触しつつ第一読取位置を通過するシートの画像を読み取り可能な第一読取部とを備え、前記搬送部は、前記供給部の搬送方向下流端付近から、更に搬送方向下流側へと搬送されるシートを、下り勾配で傾斜した方向へと案内する第一案内部と、前記第一案内部の搬送方向下流端付近から、更に搬送方向下流側へと搬送されるシートを、上り勾配で傾斜した方向へと案内する第二案内部と、前記第二案内部の搬送方向下流端付近から、更に搬送方向下流側へと搬送されるシートを、前記第二案内部における案内方向に対してUターンさせる方向へと案内する第三案内部と、前記第三案内部の搬送方向下流端付近から、更に搬送方向下流側へと搬送されるシートを、下り勾配で傾斜した方向へと案内する第四案内部と、前記第四案内部の搬送方向下流端付近から、更に搬送方向下流側へと搬送されるシートを、上り勾配で傾斜した方向へと案内する第五案内部と、前記第二案内部に配置され、前記供給部から送り出されたシートを、第一位置において一枚ずつに分離して搬送方向下流側へと送り出す第一搬送ローラと、前記第一搬送ローラと協働してシートを一枚ずつに分離する分離片とを有し、前記第一搬送ローラ及び前記分離片と前記静止位置で静止した前記第一読取部は、前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、前記支持面に平行かつ前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向について、互いの配設範囲が重なる位置にある。
このように構成された画像読取装置によれば、第一案内部、第二案内部、第三案内部、第四案内部、及び第五案内部により、全体として略V字状の搬送経路が構成されるとともに、第一搬送ローラ及び分離片と静止位置で静止した第一読取部は、第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、支持面に平行かつ第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向について、互いの配設範囲が重なる位置にある。そのため、第一搬送ローラ及び分離片と静止位置で静止した第一読取部とが、第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見て、支持面に平行かつ第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向について、互いの配設範囲が重ならない位置にある場合に比べ、少なくとも支持面に平行かつ第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向については、第一搬送ローラ、分離片、及び第一読取部の配設範囲に重なりができる分だけ、これらの構成全体の配設範囲を小さくでき、その分だけ画像読取装置をコンパクトにすることができる。
複合機の構成を示すブロック図。 (A)はADFユニットが閉位置にある状態の読取ユニットを示す斜視図、(B)はADFユニットが開位置にある状態の読取ユニットを示す斜視図。 読取ユニットの縦断面図。 搬送部付近を拡大して示す縦断面図。 搬送部付近の構成の相対的な位置関係を示す説明図。
次に、上述の画像読取装置について、より具体的な例を挙げて説明する。
[複合機の構成]
図1に示す複合機1は、上述の画像読取装置の一例に相当する構成を備えるものである。なお、以下の説明においては、複合機1を構成する各部の相対的な位置関係を簡潔に説明するために、図中(図2〜図5)に上下左右前後の各方向を併記し、これらの各方向を利用して説明を行う。
図1に示すように、複合機1(本明細書でいう画像読取装置の一例に相当。)は、本体ユニット2と、読取ユニット3とを備える。本体ユニット2の上面には開口部(図示略。)が形成されている。読取ユニット3は、本体ユニット2の上部に取り付けられ、閉位置と開位置との間を変位可能に構成されている。読取ユニット3が閉位置にある場合、本体ユニット2の開口部は読取ユニット3によって閉鎖される。読取ユニット3が開位置にある場合、本体ユニット2の開口部は開放される。なお、この開口部を介して、本体ユニット2内に収容されている構成部品のメンテナンス等が行われる。
読取ユニット3は、FBユニット5(本明細書でいう第一ユニットの一例に相当。)と、ADFユニット6(本明細書でいう第二ユニットの一例に相当。)とを備える。ADFユニット6は、図2(A)及び図2(B)に示すように、ヒンジ部4A,4Bを介してFBユニット5に取り付けられ、閉位置(図2(A)参照。)と開位置(図2(B)参照。)との間を変位可能に構成されている。
FBユニット5の上面には、FB用プラテン7などが配設されている。FB用プラテン7は、本実施形態の場合、ガラス板によって構成されている。ADFユニット6が閉位置にある場合(図2(A)参照。)、FB用プラテン7の上面(本明細書でいう支持面の一例に相当。)はADFユニット6によって覆われる。また、ADFユニット6が開位置にある場合(図2(B)参照。)、FB用プラテン7の上面が露出する。
FBユニット5の前側には、利用者によって操作される操作パネル8が設けられている。操作パネル8には、利用者が複合機1に対して各種指令を与える際に操作する入力装置(例えば、タッチパネル、各種ボタン類、スイッチ類)と、複合機1の動作状態などを利用者に通知するための出力装置(例えば、液晶ディスプレイ装置)が設けられている。
本体ユニット2には、図1に示すように、制御部11が設けられている。制御部11は、周知のCPU11A、ROM11B、RAM11C、NVRAM11D、及びインターフェース部11Eなどを備える。CPU11Aは、ROM11BやRAM11Cに記憶された制御プログラムに従って所定の処理を実行し、これにより、複合機1の各部に対する制御が実行される。
制御部11による制御対象としては、上述した操作パネル8の他、画像形成部12、LAN通信部13、第一イメージセンサ15A、第二イメージセンサ15B、モータ17、モータ18、及びシート検知センサ19などが設けられている。これらのうち、画像形成部12、及びLAN通信部13は、本体ユニット2に設けられている。操作パネル8、第一イメージセンサ15A、及びモータ17は、FBユニット5に設けられている。第二イメージセンサ15B、モータ18、及びシート検知センサ19は、ADFユニット6に設けられている。
画像形成部12は、カット紙等の被記録媒体に対して電子写真方式又はインクジェット方式で画像を形成可能に構成されている。LAN通信部13は、無線LANに対応した通信インターフェース装置及び有線LANに対応した通信インターフェース装置によって構成されている。
第一イメージセンサ15A及び第二イメージセンサ15Bは、本実施形態の場合、双方とも密着イメージセンサ(CIS;Contact Image Sensor)である。モータ17は、第一イメージセンサ15AをFB用プラテン7に沿って移動させるための動力源である。モータ18は、ADFユニット6においてシートを搬送するための動力源である。シート検知センサ19は、ADFユニット6において搬送されるシートの搬送方向先端や搬送方向後端が、所定の検出位置を通過したことを検出するセンサである。
シート検知センサ19としては、本実施形態の場合、搬送中のシートが接触する状態にあるか否かに応じてオンとオフが切り替わる接触式センサが採用されている。ただし、接触式センサを利用するか否かは任意であり、シートの搬送方向先端や搬送方向後端が所定の検出位置を通過したことを非接触で検出可能なセンサを用いてもよい。例えば、搬送中のシートが光路を遮る状態にあるか否かを検出可能な光学式センサや、搬送中のシートによって光が反射されるか否かを検出可能な光学式センサなどを利用し得る。
[読取ユニットの構造の詳細]
読取ユニット3において、ADFユニット6は、図3に示すように、所定の搬送経路(図3中に破線で示す経路参照。)に沿ってシートを搬送する搬送部20を備える。搬送部20の搬送方向上流側には、搬送部20へ供給されるシートを支持する供給部21が設けられている。搬送部20の搬送方向下流側には、搬送部20から排出されたシートを支持する排出部22が設けられている。
搬送部20は、図3に示すように、吸入ローラ25、第一搬送ローラ26A、分離片26B、第二搬送ローラ対27(第二搬送ローラ27A及びピンチローラ27B)、第三搬送ローラ対28(第三搬送ローラ28A及びピンチローラ28B)、及び第四搬送ローラ対29(第四搬送ローラ29A及びピンチローラ29B)などを備える。図3は、これらのローラ群の回転中心となる軸線に直交する切断面における縦断面図であり、図4は、図3に示した上述のローラ群付近を拡大して示す縦断面図である。搬送部20には、これらのローラ群とともに、搬送経路を画定する部材が設けられる。これにより、搬送部20には、図4に示すような、第一案内部20Aから第二案内部20B、第三案内部20C、及び第四案内部20Dを経て第五案内部20Eに至る搬送経路が構成されている。
なお、本実施形態でいう上下方向は、FB用プラテン7の上面(支持面)に直交する方向に一致する。また、本実施形態でいう前後方向は、第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に平行な方向に一致する。また、本実施形態でいう左右方向は、第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に直交し、かつFB用プラテン7の上面(支持面)に平行な方向に一致する。
第一案内部20Aは、供給部21の搬送方向下流端付近から、更に搬送方向下流側へと搬送されるシートを、下り勾配で傾斜した方向へと案内する。第二案内部20Bは、第一案内部20Aの搬送方向下流端付近から、更に搬送方向下流側へと搬送されるシートを、上り勾配で傾斜した方向へと案内する。すなわち、第一案内部20A及び第二案内部20Bは、図4に示した通りの方向(本実施形態でいう正面側)から見て、略V字状に見える搬送経路を構成している。第三案内部20Cは、第二案内部20Bの搬送方向下流端付近から、更に搬送方向下流側へと搬送されるシートを、第二案内部20Bにおける案内方向に対してUターンさせる方向へと案内する。
第四案内部20Dは、第三案内部20Cの搬送方向下流端付近から、更に搬送方向下流側へと搬送されるシートを、下り勾配で傾斜した方向へと案内する。第五案内部20Eは、第四案内部20Dの搬送方向下流端付近から、更に搬送方向下流側へと搬送されるシートを、上り勾配で傾斜した方向へと案内する。すなわち、第四案内部20D及び第五案内部20Eも、第一案内部20A及び第二案内部20Bと同様に、図4に示した通りの方向(本実施形態でいう正面側)から見て、略V字状に見える搬送経路を構成している。
このように第一案内部20A及び第二案内部20Bと、第四案内部20D及び第五案内部20Eは、双方とも略V字状に見える搬送経路を構成している。そのため、これら第一案内部20Aから第五案内部20Eに至る搬送経路全体としても、図4に示した通りの方向(本実施形態でいう正面側)から見て、略V字状に見える搬送経路となっている。
吸入ローラ25は、第一案内部20Aに対向して配置され、供給部21によって支持されたシートを搬送方向下流側へと送り出す。第一搬送ローラ26A及び分離片26Bは、第二案内部20Bによって規定される搬送経路を挟んで対向して配置され、供給部21から送り出されたシートを、第一搬送ローラ26Aと分離片26Bとのニップ位置である搬送経路の第一位置T1(以下、ニップ位置T1とも称する。)において一枚ずつに分離して搬送方向下流側へと送り出す。
分離片26Bは、分離片ホルダ26C(図4参照。)によって保持されている。分離片ホルダ26Cは、その周囲にあるフレームなどの構造物に対して揺動可能に取り付けられ、分離片付勢部材26D(図4参照。)によって第一搬送ローラ26A側に向かって付勢されている。この状態において、分離片26Bは、シートとの接触面が、FB用プラテン7の上面(支持面)に対して傾斜した状態で第一搬送ローラ26Aに対向し、搬送方向下流側に向かって上り勾配となる傾斜をなす向きに配置される。これにより、分離片26Bは、第二案内部20Bの一部を構成する。
第二搬送ローラ対27は、第二案内部20Bと第三案内部20Cとの境界に設けられ、搬送方向上流側から搬送されてくるシートを、第二搬送ローラ27Aとピンチローラ27Bとのニップ位置である搬送経路の第二位置T2(以下、ニップ位置T2とも称する。)において挟持し、搬送方向下流側へと送り出す。第三搬送ローラ対28は、第三案内部20Cと第四案内部20Dとの境界に設けられ、搬送方向上流側から搬送されてくるシートを、第三搬送ローラ28Aとピンチローラ28Bとのニップ位置である搬送経路の第三位置T3(以下、ニップ位置T3とも称する。)において搬送方向下流側へと送り出す。第四搬送ローラ対29は、第五案内部20Eの搬送方向下流端に設けられ、搬送方向上流側から搬送されてくるシートを、第四搬送ローラ29Aとピンチローラ29Bとにより挟持しながら排出部22へ排出する。
第三案内部20Cのうち、第二搬送ローラ対27から搬送方向下流側へ所定距離以内の範囲にある第一領域A1は、第一領域A1に沿って案内される状態にあるシートの一部を湾曲させることなく平面状に維持したまま案内可能な経路とされている。また、第四案内部20Dのうち、第三搬送ローラ対28から搬送方向下流側へ所定距離以内の範囲にある第二領域A2も、第二領域A2に沿って案内される状態にあるシートの一部を湾曲させることなく平面状に維持したまま案内可能な経路とされている。
なお、第一領域A1及び第二領域A2においてシートに接触する接触箇所は、シートの一部を平面状に維持したまま案内可能な形状とされていれば、当該接触箇所そのものが平面状であるか否かは任意である。例えば、接触箇所そのものが平面状に形成されていてもよいが、並列に形成された複数のリブの先端がシートとの接触箇所となっていて、それら複数のリブの先端がシートに接触することで、シートの一部を平面状に維持したまま案内可能となっていてもよい。
第四案内部20Dと第五案内部20Eとの境界にある第五位置T5において搬送経路を挟む両側には、第一ADF用プラテン31Aと、第一押さえ部材33Aが設けられている。また、第四案内部20Dにある第四位置T4において搬送経路を挟む両側には、第二ADF用プラテン31Bと、第二押さえ部材33B(本明細書でいう押さえ部材の一例に相当。)が設けられている。第四案内部20Dは、第三位置T3から第五位置T5へと搬送されるシートを、下り勾配で傾斜した方向へと案内している(本明細書でいう傾斜案内部の一例に相当。)。第二イメージセンサ15B及び第二ADF用プラテン31Bは、FB用プラテン7の上面(支持面)に対して傾いた状態で、第四案内部20Dに配設されている。
これらのうち、第一ADF用プラテン31A、及び第二押さえ部材33Bは、FBユニット5側に配設され、第二ADF用プラテン31B、及び第一押さえ部材33Aは、ADFユニット6側に配設されている。そのため、ADFユニット6が開位置にある場合(図2(B)参照。)、FBユニット5の上面側では、第一ADF用プラテン31A、及び第二押さえ部材33Bが露出する。また、ADFユニット6が開位置にある場合(図2(B)参照。)、ADFユニット6側では、第二ADF用プラテン31B、及び第一押さえ部材33Aが露出する。
第一ADF用プラテン31A、及び第二ADF用プラテン31Bは、本実施形態の場合、ガラス板によって構成され、シートの搬送方向に対して直交する幅方向(本実施形態でいう前後方向。)について、シートの幅を超える範囲にわたって延在している。第一押さえ部材33A、及び第二押さえ部材33Bは、金属又は硬質樹脂材料によって形成された部材で、第一ADF用プラテン31A、及び第二ADF用プラテン31Bと同様に、シートの幅を超える範囲にわたって延在している。
第一押さえ部材33Aは、図4に示すように、第一付勢部材34A(本実施形態ではコイルスプリング。)によって第一ADF用プラテン31A側に向かって付勢される。これにより、第一押さえ部材33Aは、第一ADF用プラテン31Aの上面に接触しつつ通過するシートが第一ADF用プラテン31A側から浮き上がるのを抑制する。第二押さえ部材33Bは、第二付勢部材34B(本実施形態ではコイルスプリング。)によって第二ADF用プラテン31B側に向かって付勢される。これにより、第二押さえ部材33Bは、第二ADF用プラテン31Bの上面に接触しつつ通過するシートが第二ADF用プラテン31B側から浮き上がるのを抑制する。
第一ADF用プラテン31Aの上面中央付近には、図4に示すように、白黒基準部材35が配設されている。白黒基準部材35は、白色部分と黒色部分が所定のパターンをなすように形成された部材である。第一イメージセンサ15Aによる画像の読み取りを行う際には、事前に第一イメージセンサ15Aにより、第一ADF用プラテン31A越しに白黒基準部材35が読み取られる。読み取られた白黒画像のデータは、CPU11Aによって第一イメージセンサ15Aの原点位置の補正やシェーディング補正が行われる際に利用される。搬送部20によって搬送されるシートの画像を読み取る際には、図4において白黒基準部材35よりも右方となる領域で、シートが第一ADF用プラテン31Aに接触する。第一ADF用プラテン31Aの図4中における左右方向の幅は、シートの画像を読み取るための領域、白黒基準部材35を読み取るための領域、及び第一ADF用プラテン31Aを固着するための領域などを確保できる程度の幅に構成されている。
第三位置T3よりも搬送方向下流側、かつ第四位置T4よりも搬送方向上流側にある検出位置TS付近には、この検出位置TSを通過するシートを検出可能なシート検知センサ19(図1参照。)が配設されている。第三搬送ローラ対28よりも搬送方向下流側、かつ第五位置T5よりも搬送方向上流側となる範囲には、シートに接触しつつ回転するローラが配置されておらず、第三位置T3から第五位置T5まではほぼ真っ直ぐにシートが搬送される。そのため、第三位置T3から第五位置T5までの区間では、シートの搬送速度が変動しにくく、第四位置T4及び第五位置T5へシートの搬送方向先端又は後端が到達するタイミングを、単一の検出位置TSにおいて検出することができる。
FBユニット5には、図3に示すように、ガイド軸36、キャリッジ37、及び歯付きベルト38などが配設されている。ガイド軸36は、金属製の丸棒で、第一ADF用プラテン31Aの下方からFB用プラテン7の下方にわたる範囲において、第一ADF用プラテン31A及びFB用プラテン7の下面と平行な状態で、本実施形態でいう左右方向に延在している。
キャリッジ37は、ガイド軸36に対して摺動可能に取り付けられ、ガイド軸36に沿ってガイド軸36の延在方向(本実施形態でいう左右方向。)へ往復移動可能な状態で支持されている。このキャリッジ37は、無端状に形成された歯付きベルト38に連結され、歯付きベルト38が循環駆動されるのに追従して、本実施形態でいう左右方向へ往復移動する。
第一イメージセンサ15Aは、キャリッジ37に搭載され、キャリッジ37が移動する際には、キャリッジ37とともに移動する。なお、第一イメージセンサ15Aは、付勢部材(本実施形態ではコイルスプリング。)によって第一ADF用プラテン31A及びFB用プラテン7側に向かって付勢され、これにより、第一イメージセンサ15Aと第一ADF用プラテン31A及びFB用プラテン7との間の距離が一定に維持される。第二イメージセンサ15Bは、所定の位置に配設され、その位置から移動することはない。第二イメージセンサ15Bは、自重で第二ADF用プラテン31B側に密接し、これにより、第二イメージセンサ15Bと第二ADF用プラテン31Bとの間の距離が一定に維持される。なお、第二イメージセンサ15Bを第二ADF用プラテン31B側に向かって付勢する付勢部材を備えていてもよい。
第一イメージセンサ15A、及び第二イメージセンサ15Bが有する複数の読取素子は、本実施形態でいう前後方向に配列されている。FB用プラテン7の上面に載置されたシートの画像を読み取る場合、第一イメージセンサ15Aは、キャリッジ37とともに移動しながら画像を読み取る。
搬送部20によって搬送されるシートの画像を読み取る場合、第一イメージセンサ15Aは、第一押さえ部材33A及び第一ADF用プラテン31Aの下方にある静止位置で静止する。その状態で、第一イメージセンサ15Aは、搬送経路の第五位置T5(以下、第一読取位置T5とも称する。)において、第一ADF用プラテン31Aに接触しつつ通過するシートの第一面の画像を読み取る。第二イメージセンサ15Bは、搬送経路の第四位置T4(以下、第二読取位置T4とも称する。)において、第二ADF用プラテン31Bに接触しつつ通過するシートの第二面の画像を読み取る。なお、上述したように、本実施形態においては、単一のシート検知センサ19によって、第四位置T4と第5位置T5の両方について、シートが到達するタイミングを検出することが可能である。このため、第二読取位置T4、及び第一読取位置T5における読取開始タイミングをシート検出センサ19からの検出信号に基づいてCPU11Aは制御することが可能である。
以上のような複合機1において、第一搬送ローラ26A及び分離片26Bの配設範囲R1と、静止位置で静止した第一イメージセンサ15Aの配設範囲C1は、第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に平行な方向(本実施形態でいう前後方向。)から見た場合、FB用プラテン7の上面に平行かつ第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に直交する方向(本実施形態でいう左右方向。)について、互いに重なる位置にある。すなわち、図5に示すように、本実施形態でいう前方(装置正面側)から上記各構成を見た場合、それらの構成は少なくとも一部が上下方向に並んで見える位置(つまり、少なくとも左右方向の配設範囲には重なりがある位置。)に配置されている。
そのため、第一搬送ローラ26A及び分離片26Bと静止位置で静止した第一イメージセンサ15Aとが、第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に平行な方向から見て、FB用プラテン7の上面に平行かつ第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に直交する方向(本実施形態でいう左右方向。)について、互いの配設範囲が重ならない位置にある場合に比べ、少なくともFB用プラテン7の上面に平行かつ第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に直交する方向(本実施形態でいう左右方向。)については、第一搬送ローラ26A、分離片26B、及び第一イメージセンサ15Aの配設範囲に重なりができる分だけ、これらの構成全体の配設範囲を小さくでき、その分だけ読取ユニット3をコンパクトにすることができる。
また、第一搬送ローラ26Aと分離片26Bとのニップ位置T1は、図5に示すように、第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に平行な方向(本実施形態でいう前後方向。)から見た場合、FB用プラテン7の上面に平行かつ第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に直交する方向(本実施形態でいう左右方向。)について、上述のような第一読取位置T5を通る仮想的な境界面B5の位置P5を挟んで、供給部21とは反対側となる位置P1にある。そのため、供給部21からニップ位置T1までの距離が従来と同程度、かつ第一読取位置T5も従来と同様な位置とした場合、ニップ位置T1と供給部21が上述のような境界面B5の位置P5に対し同じ側にある場合に比べ、供給部21の配設範囲をより境界面側に近づけることができる。したがって、供給部21が上述の境界面B5から離間する方向へ突出する量を低減でき、その分だけ読取ユニット3をコンパクトにすることができる。
また、第二搬送ローラ対27のニップ位置T2は、図5に示すように、第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に平行な方向(本実施形態でいう前後方向。)から見た場合、FB用プラテン7の上面に直交する方向について、第一搬送ローラ26Aと分離片26Bとのニップ位置T1の位置Q1よりも、FB用プラテン7の上面から離間した位置Q2にある。第二搬送ローラ対27のニップ位置T2は、ニップ位置T2から更に搬送方向下流側へと延びる搬送経路(例えば図4に示す第三案内部20C及び第四案内部20D。)を確保することも考慮して、その高さ位置Q2が決められる。そのため、このような第二搬送ローラ対27のニップ位置T2の高さ位置Q2を基準にして、その位置Q2よりもFB用プラテン7の上面に近い位置Q1に第一搬送ローラ26Aを配置すれば、第一搬送ローラ26A付近の構造の薄型化を図ることができる。また、分離性能の向上のために、第一搬送ローラ26Aの径を大きくする場合にも、その収容スペースを確保しやすくなる。
また、第一搬送ローラ26Aと分離片26Bとのニップ位置T1は、図5に示すように、第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に平行な方向(本実施形態でいう前後方向。)から見た場合、FB用プラテン7の上面に平行かつ第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に直交する方向(本実施形態でいう左右方向。)について、FB用プラテン7の上面に直交かつ第一読取位置T5を通る仮想的な境界面B5の位置P5と、FB用プラテン7の上面に直交かつ第二読取位置T4を通る仮想的な境界面B4の位置P4との間となる位置P1にある。そのため、上述のような二つの境界面B4−B5間の距離(位置P4−P5間の距離)が同程度である場合、第一搬送ローラ26Aと分離片26Bとのニップ位置T1がそれらの境界間(位置P4−P5間)から外れた位置にある場合に比べ、FB用プラテン7の上面に平行かつ第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に直交する方向(本実施形態でいう左右方向。)について、第一搬送ローラ26Aと分離片26Bとのニップ位置T1、第一読取位置T5、及び第二読取位置T4を、より狭い範囲内に収めることができる。これにより、読取ユニット3の構造をよりコンパクトにすることができる。
また、図5に示すように、第二搬送ローラ対27の配設範囲R2と第二イメージセンサ15Bの配設範囲C2は、第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に平行な方向(本実施形態でいう前後方向。)から見た場合、FB用プラテン7の上面に平行かつ第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に直交する方向(本実施形態でいう左右方向。)について、互いの配設範囲が重なる位置にある。すなわち、図5に示すように、本実施形態でいう前方(装置正面側)から上記各構成を見た場合、それらの構成は少なくとも一部が上下方向に並んで見える位置(つまり、少なくとも左右方向の配設範囲には重なりがある位置。)に配置されている。そのため、これら第二搬送ローラ対27の配設範囲と第二イメージセンサ15Bの配設範囲が、第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に平行な方向(本実施形態でいう前後方向。)から見た場合、FB用プラテン7の上面に平行かつ第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に直交する方向(本実施形態でいう左右方向。)について重ならない配設範囲となっている場合に比べ、FB用プラテン7の上面に平行かつ第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に直交する方向(本実施形態でいう左右方向。)について第二搬送ローラ対27と第二イメージセンサ15Bの配設範囲を小さくすることができ、読取ユニット3の構造をよりコンパクトにすることができる。
また、第一搬送ローラ26Aと分離片26Bのニップ位置T1は、図5に示すように、第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に平行な方向(本実施形態でいう前後方向。)から見た場合、FB用プラテン7の上面に直交する方向の位置Q1について、第二搬送ローラ対27のニップ位置T2の高さ位置Q2と、第三搬送ローラ対28のニップ位置T3の高さ位置Q3との間に位置している。そのため、第二搬送ローラ対27のニップ位置T2と、第三搬送ローラ対28のニップ位置T3がそれぞれ上記実施形態と同程度の高さ位置にあっても、それらの間より上方となる高さ位置に第一搬送ローラ26Aと分離片26Bのニップ位置T1がある場合に比べ、FB用プラテン7の上面に垂直な方向について、第一搬送ローラ26A及び分離片26B付近の構造をFB用プラテン7の上面側に近接させることができ、読取ユニット3の構造を薄型化することができる。
また、第四搬送ローラ対29は、図5に示すように、第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に平行な方向(本実施形態でいう前後方向。)から見た場合、FB用プラテン7の上面に直交する方向の配設範囲R4について、第二読取位置T4の高さ位置Q4と重なる位置に配設されている。すなわち、図5に示すように、本実施形態でいう前方(装置正面側)から上記各構成を見た場合、それらの構成は少なくとも一部が左右方向に並んで見える位置(つまり、少なくとも上下方向の配設範囲には重なりがある位置。)に配置されている。そのため、第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合における、FB用プラテン7の上面に直交する方向について、第四搬送ローラ対29の高さ位置が第二読取位置T4よりもFB用プラテン7の上面から離間した位置に配設された構造に比べ、第四搬送ローラ対29付近の構造を、FB用プラテン7の上面に垂直な方向について、FB用プラテン7の上面側に近接させることができ、読取ユニット3の構造を薄型化することができる。
さらに、図5に示すように、第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合における、FB用プラテン7の上面に直交する方向について、第四搬送ローラ対29の配設範囲R4は、第二押さえ部材33Bの配設範囲H2と少なくとも一部が重複する位置に配設されている。すなわち、図5に示すように、本実施形態でいう前方(装置正面側)から上記各構成を見た場合、それらの構成は少なくとも一部が左右方向に並んで見える位置(つまり、少なくとも上下方向の配設範囲には重なりがある位置。)に配置されている。そのため、第一搬送ローラ26Aの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合における、FB用プラテン7の上面に直交する方向について、第四搬送ローラ対29が第二押さえ部材33BよりもFB用プラテン7の上面から離間した位置に配設された構造に比べ、第四搬送ローラ対29付近の構造を、FB用プラテン7の上面に垂直な方向について、FB用プラテン7の上面側に近接させることができ、読取ユニット3の構造を薄型化することができる。
[その他の事例]
以上、画像読取装置について、具体的な事例を挙げて説明したが、本発明は、上述の事例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において、様々な形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、本発明の画像読取装置の一例として、複合機として構成された画像読取装置を例示したが、複合機として構成されているか否かは任意であり、単機能の画像読取装置、コピー機、ファクシミリ装置などにおいて、本発明の構成を採用してもよい。
1…複合機、2…本体ユニット、3…読取ユニット、5…FBユニット、6…ADFユニット、7…FB用プラテン、8…操作パネル、11…制御部、11A…CPU、11B…ROM、11C…RAM、11D…NVRAM、11E…インターフェース部、12…画像形成部、13…LAN通信部、15A…第一イメージセンサ、15B…第二イメージセンサ、17…モータ、18…モータ、19…シート検知センサ、20…搬送部、20A…第一案内部、20B…第二案内部、20C…第三案内部、20D…第四案内部、20E…第五案内部、21…供給部、22…排出部、25…吸入ローラ、26A…第一搬送ローラ、26B…分離片、27…第二搬送ローラ対、27A…第二搬送ローラ、27B…ピンチローラ、26C…分離片ホルダ、26D…分離片付勢部材、28…第三搬送ローラ対、28A…第三搬送ローラ、28B…ピンチローラ、29…第四搬送ローラ対、29A…第四搬送ローラ、29B…ピンチローラ、31A…第一ADF用プラテン、31B…第二ADF用プラテン、33A…第一押さえ部材、33B…第二押さえ部材、34A…第一付勢部材、34B…第二付勢部材、36…ガイド軸、37…キャリッジ、38…歯付きベルト、A1…第一領域、A2…第二領域。

Claims (8)

  1. 読み取り対象物を支持する支持面を有する第一ユニットと、
    前記第一ユニットに取り付けられており、前記支持面を覆う閉位置と前記支持面を露出させる開位置との間で変位可能な第二ユニットと
    を備え、
    前記第二ユニットは、
    所定の搬送経路に沿ってシートを搬送する搬送部と、
    前記搬送部へ供給されるシートを支持する供給部と、
    前記搬送部から排出されたシートを支持する排出部と
    を備え、
    前記第一ユニットは、
    前記搬送部によって搬送されるシートが接触する第一接触部と、
    前記支持面に沿って移動しつつ当該支持面によって支持された前記読み取り対象物の画像を読み取り可能、かつ前記第一接触部を挟んで前記搬送経路に対向する静止位置で静止して前記第一接触部に接触しつつ第一読取位置を通過するシートの画像を読み取り可能な第一読取部と
    を備え、
    前記搬送部は、
    前記供給部から送り出されたシートを、前記搬送経路の第一位置において一枚ずつに分離して搬送方向下流側へと送り出す第一搬送ローラと、
    前記第一搬送ローラと協働してシートを一枚ずつに分離する分離片と
    を含み、
    前記第一搬送ローラ及び前記分離片と前記静止位置で静止した前記第一読取部は、前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、前記支持面に平行かつ前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向について、互いの配設範囲が重なる位置にあり、
    前記搬送部は、
    前記搬送経路に沿ってシートを搬送する際、前記第一位置を通過した後、第二位置から第三位置に至る範囲でシートの搬送方向をUターンさせており、
    しかも、前記第二位置付近に設けられ、シートを前記第三位置側に向かって送出する第二搬送ローラ対
    を備え、
    前記第二搬送ローラ対のニップ位置は、前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、前記支持面に直交する方向について、前記第一搬送ローラと前記分離片とのニップ位置よりも、前記支持面から離間した位置にあり、
    前記第二ユニットは、
    前記搬送部によって搬送されるシートが接触する第二接触部と、
    前記第二接触部に接触しつつ第二読取位置を通過するシートの画像を読み取る第二読取部と
    を備え、
    前記搬送部は、
    前記第三位置から第四位置を経由して第五位置に至る範囲のうち、前記第四位置ではシートの第二面を前記第二接触部に接触させ、前記第五位置でシートの第一面を前記第一接触部に接触させており、
    しかも、前記第三位置付近に設けられ、シートを前記第四位置側に向かって送出する第三搬送ローラ対
    を備え、
    前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、前記支持面に平行かつ前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向について、前記支持面に直交かつ前記第一読取位置を通る仮想的な境界面の位置と、前記支持面に直交かつ前記第二読取位置を通る仮想的な境界面の位置との間に、前記第一搬送ローラと前記分離片とのニップ位置がある
    画像読取装置。
  2. 前記分離片は、シートに対する接触面が前記支持面に対して傾斜した状態で前記第一搬送ローラに対向し、
    前記第一搬送ローラと前記分離片とのニップ位置は、前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、前記支持面に平行かつ前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向について、前記支持面に直交かつ前記第一読取位置を通る仮想的な境界面の位置を挟んで、前記供給部とは反対側となる位置にある
    請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記搬送部は、
    前記第三位置から前記第五位置へと搬送されるシートを、下り勾配で傾斜した方向へと案内する傾斜案内部
    を備え、
    前記第二読取部及び前記第二接触部は、前記支持面に対して傾いた状態で、前記傾斜案内部に配設されている
    請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記第二搬送ローラ対と前記第二読取部は、前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、前記支持面に平行かつ前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向について、互いの配設範囲が重なる位置にある
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  5. 前記第一搬送ローラと分離片のニップ位置は、前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、前記支持面に直交する方向について、前記第二搬送ローラ対のニップ位置と、前記第三搬送ローラ対のニップ位置との間に位置する
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  6. 前記搬送部は、
    前記排出部へシートを排出する第四搬送ローラ対
    を含み、
    前記第四搬送ローラ対と前記第二読取位置は、前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、前記支持面に直交する方向について、互いの配設範囲が重なる位置にある
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  7. 前記搬送部は、
    前記第四位置を通過するシートに接触して、シートが前記第二接触部から浮き上がるのを抑制する押さえ部材
    を備え、
    前記第四搬送ローラ対と前記押さえ部材は、前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、前記支持面に直交する方向について、互いの配設範囲が重なる位置にある
    請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 読み取り対象物を支持する支持面を有する第一ユニットと、
    前記第一ユニットに取り付けられており、前記支持面を覆う閉位置と前記支持面を露出させる開位置との間で変位可能な第二ユニットと
    を備え、
    前記第二ユニットは、
    所定の搬送経路に沿ってシートを搬送する搬送部と、
    前記搬送部へ供給されるシートを支持する供給部と、
    前記搬送部から排出されたシートを支持する排出部と
    を備え、
    前記第一ユニットは、
    前記搬送部によって搬送されるシートが接触する第一接触部と、
    前記支持面に沿って移動しつつ当該支持面によって支持された前記読み取り対象物の画像を読み取り可能、かつ前記第一接触部を挟んで前記搬送経路に対向する静止位置で静止して前記第一接触部に接触しつつ第一読取位置を通過するシートの画像を読み取り可能な第一読取部と
    を備え、
    前記搬送部は、
    前記供給部の搬送方向下流端付近から、更に搬送方向下流側へと搬送されるシートを、下り勾配で傾斜した方向へと案内する第一案内部と、
    前記第一案内部の搬送方向下流端付近から、更に搬送方向下流側へと搬送されるシートを、上り勾配で傾斜した方向へと案内する第二案内部と、
    前記第二案内部の搬送方向下流端付近から、更に搬送方向下流側へと搬送されるシートを、前記第二案内部における案内方向に対してUターンさせる方向へと案内する第三案内部と、
    前記第三案内部の搬送方向下流端付近から、更に搬送方向下流側へと搬送されるシートを、下り勾配で傾斜した方向へと案内する第四案内部と、
    前記第四案内部の搬送方向下流端付近から、更に搬送方向下流側へと搬送されるシートを、上り勾配で傾斜した方向へと案内する第五案内部と、
    前記第二案内部に配置され、前記供給部から送り出されたシートを、第一位置において一枚ずつに分離して搬送方向下流側へと送り出す第一搬送ローラと、
    前記第一搬送ローラと協働してシートを一枚ずつに分離する分離片と
    を有し、
    前記第一搬送ローラ及び前記分離片と前記静止位置で静止した前記第一読取部は、前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、前記支持面に平行かつ前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向について、互いの配設範囲が重なる位置にあり、
    前記第二ユニットは、
    前記搬送部によって搬送されるシートが接触する第二接触部と、
    前記第二接触部に接触しつつ第二読取位置を通過するシートの画像を読み取る第二読取部と
    を備え、
    前記搬送部は、
    前記搬送経路に沿ってシートを搬送する際に、前記第一位置を通過した後、第二位置から第三位置に至る範囲では、シートの搬送方向をUターンさせており、しかも、前記第三位置から第四位置を経由して第五位置に至る範囲では、前記第四案内部によってシートを下り勾配で傾斜した方向へと案内し、その際、前記第四位置ではシートの第二面を前記第二接触部に接触させ、前記第五位置でシートの第一面を前記第一接触部に接触させており、
    前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に平行な方向から見た場合、前記支持面に平行かつ前記第一搬送ローラの回転中心となる軸線に直交する方向について、前記支持面に直交かつ前記第一読取位置を通る仮想的な境界面の位置と、前記支持面に直交かつ前記第二読取位置を通る仮想的な境界面の位置との間に、前記第一搬送ローラと前記分離片とのニップ位置がある
    画像読取装置。
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