JP6176035B2 - 微細表面構造体及びその製造方法 - Google Patents
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Description
さらに、ボディパネルに用いることによって、水しみ等の汚れを防ぐことができるものと期待されている。
また、かかる超撥水姓プラスチックが有する技術的問題を解決すべく特許文献1の撥水性構造が提案されているが、この構造についても、以下のような検討の余地が存在する。
第2微細凹凸構造は第1微細凹凸構造の上にあり、
第2微細凹凸構造のすべての凸部が、当該微細表面構造体の厚さ方向において、第1微細凹凸構造の最も高い凸部よりも低い位置となるように、第1微細凹凸構造内に収容されており、
第1微細凹凸構造を形成する凹凸はそのピッチが300nm〜1000nmで、且つ第1微細凹凸構造によって規定される面の表面粗さRyが200nm〜500nmであり、
第1凹凸微細構造が上記基材と一体化している、ことを特徴とする。
水と研磨材の混合液をウェットブラストにより基材表面に噴射して第1微細凹凸構造を形成する工程と、
形成した第1微細凹凸構造上に、無機酸化物の柱状体を生成して第2微細凹凸構造を形成する工程とを含むことを特徴とする。
必要に応じて、得られた微細表面構造体に、表面自由エネルギーを30mJ/m2以下の薄膜を被覆してもよい。
図1は、本発明の微細表面構造体の一実施形態を示す部分拡大断面図である。
同図において、微細表面構造体は、基材40を有し、基材40の表面には第1微細凹凸構造10と第2微細凹凸構造20が形成されており、全体として透明性を有する。また、第1微細凹凸構造10は基材40と一体に形成されている。
図示のように、第2微細凹凸構造20は第1微細凹凸構造10の上にあり、第2微細凹凸構造を形成する凹凸である凹部20r及び凸部20pは、第1微細凹凸構造を形成する凹凸である凹部10r及び凸部10pよりも小さい。
このように、本発明においては、凹部及び凸部には一定の基準高さはなくてもよいので、電流波形を例にして説明すると、交流波(正弦波)のような両側(プラス・マイナスの両側)に突出した断面形状のみならず、一方側(プラス又はマイナス側)にのみ突出した半波整流波や全波整流波のような断面形状も凹凸に含まれる。また、凹部及び凸部の形状についても限定されず、曲線や放物線のみならず、矩形、三角形、鋸歯形、これらの合成形状など、ランダムな形状であってもよい。
更には、凹凸の大きさやピッチについては、本発明所定の範囲に含まれていれば十分であり、個々の凹凸の大きさやピッチが均一である必要もない。
この観点から、第1微細凹凸構造10を形成する凹凸10r及び10pについては、そのピッチ、即ち平均した頂点間(10p−10p)又は谷間間(10r−10r)の距離は300nm〜1000nm程度となる。
なお、本発明の微細表面構造体を自動車のウィンドシールドなどに適用するためには、上記のピッチを300〜650nmとすることが好ましい。
この範囲を逸脱すると、上記のピッチと同様な不具合が生じるが、透明性を考慮するとRyの上限値は450nmとすることが好ましい。
ここで、「径」は凸部20pが円柱状の場合などのように、典型的には直径を意味するがこれに限定されるものではなく、凸部20pの太さの最大値を意味する。
換言すると、凸部20pは第1微細凹凸構造10の凸部10p同士が形成する凹領域から露出ないしは突出していない方がよく(図1参照)、これにより、凸部20pが第1微細凹凸構造10によって保護される。
なお、以下、図1に示した透明撥水体の場合と実質的に同一の部材・要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
図2において、この透明撥水体は、第1微細凹凸構造10及び第2微細凹凸構造20の上に、疎水性の薄膜30を有している。
しかしながら、第1微細凹凸構造や第2微細凹凸構造を構成する材料が無機酸化物の場合、表面自由エネルギーは30mJ/m2を超えることがほとんどである。
本実施形態では、これらの表面をフッ素系の表面処理材料やDLCやグラフェンなどの炭素系薄膜(薄膜30)で被覆することにより、その表面自由エネルギーを小さくしている。このような薄膜としては、炭素を主成分とする薄膜、パーフルオロアルキルを含む薄膜及びパーフルオロポリエーテルを含む薄膜などを例示できる。
これら薄膜の膜厚は第2微細凹凸構造の形状を損なわなければ特に限定されないが、20nm以下であれば、第2微細凹凸構造の形状を損なうことなく撥水性を向上できる。
第1微細凹凸構造を構成する材料としては、特に限定されず、アクリル系のハードコート樹脂や樹脂内に無機系の粒子や分子構造を持つ有機無機ハイブリッド材料、酸化ケイ素、酸化亜鉛、酸化スズ及び酸化チタンなどの無機酸化物、複数の金属元素が混在した無機酸化物などが用いられる。
摩耗に対して耐性を上げるためには硬度が高いほうがよく、これらの中でも無機酸化物が好ましい。
例えば、微細表面構造体の表面が無機酸化物などで形成されている場合は、アルコキシシランなどの金属や半金属のアルコキシドを官能基として持つ試薬をウェットプロセスにより直接塗布することができる。また、防汚表面の反応性が低くウェットプロセスを適用できない場合は、スパッタや蒸着によって最表面にシリカなどの無機薄膜を形成すれば官能基の導入が容易になる。
例えば、自動車用グレージング材に用いることにより、雨の日もクリアな視界を確保できる。特にウィンドウシールドでは、ワイパーをほとんど作動させること無く走行することも可能になる。また、この他にもミラーやラジエーターフィン、エバポレーターなどに使用することで様々な効果を発現できると考えられる。
必要に応じて、上述の表面自由エネルギーが30mJ/m2以下の薄膜を被覆する工程を追加してもよい。これにより、超撥水性の発現がいっそう確実になる。
更に、必要に応じて、市販のフッ素系表面処理剤(例えば、フロロサーフFG5020)などを塗布して超撥水性を発現させることができる。
かかる薄膜形成は、真空製膜によるDLC処理によって行ってもよい。また、DLC処理のみでは、撥水性、例えば接触角が所望値よりも小さい場合は、フッ素系表面処理剤を併用することも可能である。
表1に記載の条件に従い、板厚2.0mmの日本板硝子製グリーンガラスをウェットブラスト処理し、第1の微細凹凸を作製した。作製した凹凸の形状は表2に記載した。
テクノクリア(奥野製薬社製)を用いて、第2の微細凹凸を作製した。
テクノクリアは洗浄工程、触媒形成工程(Sn層、Ag層、Pd層の3工程)、ZnO形成工程の5段階の処理工程からなり、表3に示す濃度の溶液に調製し、その溶液に第1微細凹凸を形成した基材を任意の時間浸漬した。第2の凹凸の形状は表4に記載した。
また、M−V2濃度はテクノクリアZN−M−V2のイオン交換水希釈液1L中に含まれるテクノクリアZN−M−V2原液の体積比率を、R−V2濃度はテクノクリアZN−R−V2のイオン交換水希釈液1L中に含まれるテクノクリアZN−R−V2原液の体積比率を示している。
フッ素系の表面コーティングには、フロロサーフFG5020(フロロテクノロジー社製)を用い、第1微細凹凸及び第2微細凹凸を形成した基材を10分間浸漬させ、150℃、1hr加熱することにより行った。
DLCコーティングは、成膜原料ガスにメタンを用い、成膜温度200℃以下、成膜速度500nm/hrのCVD法により、10nmのDLCを成膜することにより行った。
上述した第1微細凹凸、第2微細凹凸、表面コーティングを採用し、各例の微細表面構造体を作製した。
性能評価は下記の方法で行った。詳細な構成及び評価結果を表5に示す。
(耐摩耗性評価)
耐磨耗性については、トラバース試験機(HEIDON社製)を用いて、100gf/cm2の荷重で7000回摩耗し、静置接触角を測定した。
接触角はDSA100(Kruss社製)を用いて測定し、θ/2近似にて静置接触角を導出した。
ヘイズメーター(村上色彩社製)により、サンプルのヘイズを測定した。ヘイズがH≦1%のときを◎、1<H≦3のときを○、3<H≦10のときを△、H>10のときを×とした。
例えば、水と研磨材の混合液をウェットブラストにより基材表面に噴射して第1微細凹凸構造を形成する工程について、実施例では、番手が#3000の研磨材を用いたが、他の番手の研磨材とエアー圧・処理速度の組み合わせでも、所望の第1微細凹凸構造を形成できることは言うまでもない。
本発明の透明撥水体は、自動車のウィンドシールドなどに適用しても長期耐候性に優れ、長期間超撥水性を維持できる。
10 第1微細凹凸構造
10p 凸部
10r 凹部
20 第2微細凹凸構造
20p 凸部
20r 凹部
30 薄膜
40 基材
Claims (11)
- 表面に第1及び第2の微細凹凸構造を有する基材を備えた微細表面構造体であって、
第2微細凹凸構造は第1微細凹凸構造の上にあり、
第2微細凹凸構造のすべての凸部が、当該微細表面構造体の厚さ方向において、第1微細凹凸構造の最も高い凸部よりも低い位置となるように、第1微細凹凸構造内に収容されており、
第1微細凹凸構造を形成する凹凸はそのピッチが300nm〜1000nmで、且つ第1微細凹凸構造によって規定される面の表面粗さRyが200nm〜500nmであり、
第1凹凸微細構造が上記基材と一体化している、ことを特徴とする微細表面構造体。 - 第2微細凹凸構造を形成する凸部は、その径が200nm以下で、且つアスペクト比が2以下であることを特徴とする請求項1に記載の微細表面構造体。
- 第2微細凹凸構造を形成する凸部が柱状構造をなすことを特徴とする請求項1又は2に記載の透明撥水体。
- 上記基材が無機ガラスから成ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つの項に記載の微細表面構造体。
- 第2微細凹凸構造を構成する構成材料がC軸方向に結晶配向性を有する無機物であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つの項に記載の微細表面構造体。
- 第2微細凹凸構造の構成材料が酸化亜鉛(ZnO)であことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つの項に記載の微細表面構造体。
- 第1微細凹凸構造及び第2微細凹凸構造上に、表面自由エネルギーが30mJ/m2以下で且つ厚み20nm以下の薄膜を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つの項に記載の微細表面構造体。
- 上記薄膜が、炭素を主成分とする薄膜、パーフルオロアルキルを含む薄膜及びパーフルオロポリエーテルを含む薄膜から成る群より選ばれた少なくとも1種の薄膜であることを特徴とする請求項7に記載の微細表面構造体。
- 請求項1〜8のいずれか1つの項に記載の微細表面構造体を備えることを特徴とする自動車用部品。
- 請求項1〜8のいずれか1つの項に記載の微細表面構造体を製造するに当たり、
水と研磨材の混合液をウェットブラストにより基材表面に噴射して第1微細凹凸構造を形成し、
形成した第1微細凹凸構造上に、無機酸化物の柱状体を生成して第2微細凹凸構造を形成する、ことを特徴とする微細表面構造体の製造方法。 - 形成した第1微細凹凸構造と第2微細凹凸構造に、表面自由エネルギーが30mJ/m2以下の薄膜を被覆することを特徴とする請求項10に記載の微細表面構造体の製造方法。
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