JP6170490B2 - 熱可塑性エラストマーを含むトレッドを備えたタイヤ - Google Patents

熱可塑性エラストマーを含むトレッドを備えたタイヤ Download PDF

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Description

本発明は、トレッドを備えたタイヤに関する。
従来のタイヤにおいて、トレッドは、主にジエンエラストマーを含んでいる。
タイヤ製造業者の継続的な目的は、タイヤのウェットグリップを改善することである。同時に、他の目的は、タイヤの転がり抵抗を低減させることである。しかしながら、グリップの改善はヒステリシスロスを増大させることであるが転がり抵抗の改善はヒステリシスロスを低下させることであるので、これらの2つの目的は満足させることが困難である。従って、最適化すべき性能の妥協が存在する。
この目的については、驚くべきことに、出願人は、特定のトレッドを備えたタイヤがグリップと転がり抵抗の性能の非常に良好な妥協を得ることを可能にすることを見出した。
本発明の主題は、トレッド、クラウン補強部を有するクラウン、2つのサイドウォール、2つのビード及び2つのビードに固定され且つ一方のサイドウォールからもう一方のサイドウォールまで伸びているカーカス補強部を備えているタイヤであって、トレッドが少なくとも1つの熱可塑性エラストマーを含み、前記熱可塑性エラストマーが少なくとも1つのエラストマーブロック及び少なくとも1つの熱可塑性ブロックを含むブロックコポリマーであり、熱可塑性エラストマーの全含量が65から100phr(エラストマー百部当たりの質量部)までの範囲内にある、前記タイヤである。
好ましくは、本発明は、熱可塑性エラストマーの数平均分子量が30 000と500 000 g/モルの間にある、上で定義したタイヤに関する。
好ましくは、本発明は、ブロックコポリマーの1つ以上のエラストマーブロックが、好ましくはエチレンエラストマー、ジエンエラストマー及びこれらの混合物からなる群より、より好ましくはエチレンエラストマーより、あるいはジエンエラストマーより、より詳しくはイソプレン、ブタジエン又はブタジエンの混合物から得られるジエンエラストマーより選ばれる、ガラス転移温度が25℃未満であるエラストマーより選ばれる、上で定義したタイヤに関する。
好ましくは更にまた、本発明は、ブロックコポリマーの1つ以上のエラストマーブロックが、ガラス転移温度が80℃よりも高く、半結晶性熱可塑性ブロックの場合、融点が80℃よりも高く、特に、ポリオレフィン、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエステル、ポリアセタール、ポリエーテル、ポリフェニレンスルフィド、ポリフッ化化合物、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリメチルメタクリレート、ポリエーテルイミド、熱可塑性コポリマー及びこれらの混合物からなる群より選ばれ、より好ましくはポリスチレンより選ばれるポリマーから選ばれる、上で定義したタイヤに関する。
非常に好ましくは、本発明は、1つ以上の熱可塑性エラストマーがスチレン/ブタジエン(SB)、スチレン/イソプレン(SI)、スチレン/ブタジエン/イソプレン(SBI)、スチレン/ブタジエン/スチレン(SBS)、スチレン/イソプレン/スチレン(SIS)及びスチレン/ブタジエン/イソプレン/スチレン(SBIS)熱可塑性エラストマー及びこれらのコポリマーの混合物からなる群より選ばれる、上で定義したタイヤに関する。
一実施態様によれば、本発明は、熱可塑性エラストマーがトレッドの唯一のエラストマーである、上で定義したタイヤに関する。
他の実施態様によれば、本発明は、トレッドが更に非熱可塑性エラストマーを多くても35phrの含量で含む、上で定義したタイヤに関する。
好ましくは、本発明は、トレッドが更に可塑剤、好ましくは可塑化樹脂及び/又は可塑化用オイル、より好ましくはパラフィン系オイルを含む、上で定義したタイヤに関する。
本発明は、より詳しくは、モーターのない車両、例えば自転車、又は下記のタイプの自動車に装着することを意図したタイヤに関する: 乗用車、SUV(スポーツ用多目的車)、二輪車(特にオートバイ)、航空機、産業車両に関してはバン、大型車、すなわち地下鉄、バス、道路運送重量車両(トラック、トラクター、トレーラー)又は路上外走行車、例えば農業車両又は土工機械、又は他の運搬用車両又は操縦車両より選ばれる車両。
本説明において、特に明確に断らない限り、示されるパーセント(%)は全て質量パーセントである。
更にまた、用語「phr」は、本特許出願の意味の範囲内で、熱可塑性も非熱可塑性も共に混合したエラストマーの百部当たりの質量部を意味する。本発明の意味の範囲内で、熱可塑性エラストマー(TPE)は、エラストマーの中に含まれる。
更にまた、表現「aとbの間」が示す値の間隔はaよりも大きい値からbよりも小さい値までの範囲を表す(即ち、aとbの限度を除く)が、表現「aからbまで」はa値からb値までの範囲を意味する(即ち、厳密な限度aとbが含まれる)。
1. トレッドの組成物
本発明のタイヤは、トレッド、クラウン補強部を有するクラウン、2つのサイドウォール、2つのビード及び2つのビードに固定され且つ一方のサイドウォールからもう一方のサイドウォールまで伸びているカーカス補強部を備え、トレッドが少なくとも1つの熱可塑性エラストマーを含み、前記熱可塑性エラストマーが少なくとも1つのエラストマーブロック及び少なくとも1つの熱可塑性ブロックを含むブロックコポリマーであり、熱可塑性エラストマーの全含量が65から100phr(エラストマー百部当たりの質量部)までの範囲内にある、本質的特徴を有する。
1.1. 熱可塑性エラストマー(TPE)
熱可塑性エラストマー(「TPE」と略記される)は、熱可塑性ポリマーとエラストマーの間の構造中間体を有する。これらは、可撓性エラストマーブロックを介して結合される硬質熱可塑性樹脂ブロックから構成されるブロックコポリマーである。
本発明の実施のために用いられる熱可塑性エラストマーは、ブロックコポリマーであり、熱可塑性ブロックとエラストマーブロックの化学的性質が異なってもよい。
1.1.1. TPEの構造
TPEの数平均分子量(Mnと表示する)は、好ましくは30 000と500 000 g/モルの間、より好ましくは40 000と400 000 g/モルの間にある。指示された最低値よりも低いと、TPEのエラストマーの鎖間の凝集力が、特に可能なその希釈(伸展油の存在下)のために、影響を受けるリスクがあり; 更にまた、使用温度の上昇が、「熱」性能低下の結果による機械的性質、特に、破断点特性に影響を与えるリスクがある。更にまた、質量Mnが高過ぎると、使用に有害であり得る。従って、50 000から300 000 g/モルまでの範囲の値が、特にタイヤトレッド組成物におけるTPEの使用に、特によく適したことがわかった。
立体排除クロマトグラフィー(SEC)によって、既知の方法で、TPEエラストマーの数平均分子量(Mn)が定量される。例えば、スチレン熱可塑性エラストマーの場合、試料を約1 g/lの濃度でテトラヒドロフランに前もって溶解し、次にその溶液を0.45μmの多孔性を有するフィルタによってろ過した後に注入する。用いられる装置は、Waters Allianceクロマトグラフィラインである。溶出溶媒はテトラヒドロフランであり、流量は0.7ml/分であり、システムの温度は35℃であり、分析時間は90分である。連続した一組の4つのWatersカラム、Styragel商品名(HMW7、HMW6E及び2つのHT6E)が用いられる。ポリマー試料の溶液の注入容積は、100μlである。検出器はWaters 2410示差屈折計であり、クロマトグラフィデータを使うためのその関連ソフトウェアはWaters Millenniumシステムである。計算された平均モル質量は、ポリスチレン標準によって得られた較正曲線と関連している。条件は、当業者によって調整され得る。
TPEの多分散指数PI (注: PI = Mw/Mn、ここで、Mw質量平均分子量及びMn数平均分子量)の値は、好ましくは3未満で、より好ましくは2未満及び更により好ましくは1.5未満である。
本特許出願において、TPEのガラス転移温度について述べられる場合、エラストマーブロックと関連したTgに関する。TPEは、好ましくは、ガラス転移温度(「Tg」)が好ましくは25℃以下、より好ましくは10℃以下である。これらの最低値より高いTg値は、極低温で用いられる場合にトレッドの性能を低下させることになり; そのような使用のために、TPEのTgは、更により好ましくは-10℃以下である。好ましくはまた、TPEのTgは-100℃よりも高い。
知られているように、TPEは、2つのガラス転移温度ピーク(Tg、ASTM D3418に従って測定した)を示し、最低温度はTPEのエラストマー部分と関連し、最高温度はTPEの熱可塑性部分と関連する。従って、TPEの可撓性ブロックは、周囲温度(25℃)未満であるTgによって定義され、剛性ブロックのTgは80℃よりも高い。
実質的にエラストマーと熱可塑性の双方であるために、TPEは、エラストマーブロック又は熱可塑性ブロックのそれら自体の特性を保持するのに充分に不適合な(すなわち、それぞれの質量、それぞれの極性又はそれぞれのTg値の結果として異なる)ブロックを備えていなければならない。
TPEは少数のブロック(5未満、典型的に2又は3)を有するコポリマーであってもよく、その場合には、これらのブロックは好ましくは15 000 g/モルよりも大きい高質量を有する。このTPEは、例えば、熱可塑性ブロックとエラストマーブロックを含むジブロックコポリマーであり得る。このTPEは、また、しばしば、可撓性セグメントによって結合された2つの剛性セグメントを有するトリブロックエラストマーである。剛性セグメントと可撓性セグメントは、線状に、又は星状又は枝分れ配置に位置決めされ得る。典型的には、これらのセグメント又はブロックの各々は、しばしば、最小限の5よりも多いベース単位、一般的には10よりも多いベース単位(例えば、スチレン/ブタジエン/スチレンブロックコポリマーのスチレン単位とブタジエン単位)を含む。
TPEは、また、多数のより小さいブロック(30よりも多い、典型的には50から500まで)を含んでもよく、その場合には、これらのブロックは、好ましくは、相対的に低質量、例えば500から5000 g/モルまでを有し; このTPEは、引き続き、マルチブロックTPEと呼ばれ、エラストマーブロック/熱可塑性ブロック系列である。
第1の変形によれば、TPEは、線状形態で供給される。例えば、TPEは、ジブロックコポリマー: 熱可塑性ブロック/エラストマーブロックである。TPEは、また、トリブロックコポリマー: 熱可塑性ブロック/エラストマーブロック/熱可塑性ブロック、すなわち、中央のエラストマーブロック及びエラストマーブロックの2つの端部の各々の2つの末端熱可塑性ブロックであり得る。同様に、マルチブロックTPEは、線状エラストマーブロック/熱可塑性ブロック系列であり得る。
本発明の他の変形によれば、本発明に必要とされる有用なTPEは、少なくとも3つの枝分れを含む星状枝分れ形態で供給される。例えば、その場合、TPEは、少なくとも3つの枝分れを含む星状枝分れエラストマーブロック及びエラストマーブロックの枝分れの各々の端部に位置する熱可塑性ブロックから構成され得る。中央エラストマーの枝分れの数は、例えば、3から12まで、好ましくは3から6まで異なってもよい。
本発明の他の変形によれば、TPEは、枝分かれ又はデンドリマー形態で供給される。その場合、TPEは、枝分かれ又はデンドリマーエラストマーブロック及びデンドリマーエラストマーブロックの枝分れの端部に位置する熱可塑性ブロックから構成され得る。
1.1.2. エラストマーブロックの性質
本発明に必要とされるTPEのエラストマーブロックは、当業者に既知の任意のエラストマーでもあり得る。TPEのエラストマーブロックは、好ましくは、Tgが25℃未満、好ましくは10℃未満、より好ましくは0℃未満、非常に好ましくは-10℃未満である。好ましくはまた、TPEのエラストマーブロックのTgは、-100℃よりも高い。
炭素系鎖を含むエラストマーブロックに対して、TPEのエラストマー部分がエチレン系不飽和を含まない場合には、飽和エラストマーブロックと呼ばれる。TPEのエラストマーブロックがエチレン系不飽和(すなわち、炭素-炭素二重結合)を含む場合には、不飽和又はジエンエラストマーブロックと呼ばれる。
飽和エラストマーブロックは、少なくとも1つの(すなわち、1つ以上の)エチレンモノマー、すなわち、炭素-炭素二重結合を含むモノマーの重合によって得られるポリマー配列から構成される。これらのエチレンモノマーから得られるブロックの中で、ポリアルキレンブロック、例えばエチレン/プロピレン又はエチレン/ブチレンランダムコポリマーが挙げられ得る。これらの飽和エラストマーブロックは、また、不飽和エラストマーブロックの水素添加によって得ることができる。これらの飽和エラストマーブロックは、ポリエーテル、ポリエステル又はポリカーボネートのファミリーから得られる脂肪族ブロックであり得る。
飽和エラストマーブロックの場合、TPEのこのエラストマーブロックは、好ましくは主に、エチレン単位から構成される。主には、エラストマーブロックの全質量に対して、質量による最大含量のエチレンモノマー、好ましくは50%よりも多い、より好ましくは75%よりも多い、更により好ましくは85%よりも多い質量による含量を意味すると理解される。
C4-C14共役ジエンは、エチレンモノマーと共重合され得る。C4-C14共役ジエンは、この場合、ランダムコポリマーである。好ましくは、これらの共役ジエンは、イソプレン、ブタジエン、1-メチルブタジエン、2-メチルブタジエン、2,3-ジメチル-1,3-ブタジエン、2,4-ジメチル-1,3-ブタジエン、1,3-ペンタジエン、2-メチル-1,3-ペンタジエン、3-メチル-1,3-ペンタジエン、4-メチル-1,3-ペンタジエン、2,3-ジメチル-1,3-ペンタジエン、1,3-ヘキサジエン、2-メチル-1,3-ヘキサジエン、3-メチル-1,3-ヘキサジエン、4-メチル-1,3-ヘキサジエン、5-メチル-1,3-ヘキサジエン、2,3-ジメチル-1,3-ヘキサジエン、2,4-ジメチル-1,3-ヘキサジエン、2,5-ジメチル-1,3-ヘキサジエン、2-ネオペンチルブタジエン、1,3-シクロペンタジエン、1,3-シクロヘキサジエン、1-ビニル-1,3-シクロヘキサジエン又はこれらの混合物より選ばれる。より好ましくは、共役ジエンは、イソプレン又はイソプレンを含む混合物である。
不飽和エラストマーブロックの場合、TPEのこのエラストマーブロックは、好ましくは主に、ジエンエラストマー部分から構成される。主には、エラストマーブロックの全質量に対して、質量による最大含量のエチレンモノマー、好ましくは50%よりも多い、より好ましくは75%よりも多い、更により好ましくは85%よりも多い質量による含量を意味すると理解される。あるいは、不飽和エラストマーブロックの不飽和は、二重結合及び環状タイプの不飽和を含むモノマーに由来してもよく、これは、例えば、ポリノルボルネンの場合である。
好ましくは、C4-C14共役ジエンは、ジエンエラストマーブロックを形成するために重合又は共重合され得る。好ましくは、これらの共役ジエンは、イソプレン、ブタジエン、ピペリレン、1-メチルブタジエン、2-メチルブタジエン、2,3-ジメチル-1,3-ブタジエン、2,4-ジメチル-1,3-ブタジエン、1,3-ペンタジエン、2-メチル-1,3-ペンタジエン、3-メチル-1,3-ペンタジエン、4-メチル-1,3-ペンタジエン、2,3-ジメチル-1,3-ペンタジエン、2,5-ジメチル-1,3-ペンタジエン、2-メチル-1,4-ペンタジエン、1,3-ヘキサジエン、2-メチル-1,3-ヘキサジエン、2-メチル-1,5-ヘキサジエン、3-メチル-1,3-ヘキサジエン、4-メチル-1,3-ヘキサジエン、5-メチル-1,3-ヘキサジエン、2,5-ジメチル-1,3-ヘキサジエン、2,5-ジメチル-2,4-ヘキサジエン、2-ネオペンチル-1,3-ブタジエン、1,3-シクロペンタジエン、メチルシクロペンタジエン、2-メチル-1,6-ヘプタジエン、1,3-シクロヘキサジエン、1-ビニル-1,3-シクロヘキサジエン又はこれらの混合物より選ばれる。より好ましくは、共役ジエンは、イソプレン又はブタジエン又はイソプレン及び/又はブタジエンを含む混合物である。
変形によれば、TPEのエラストマー部分を形成するために重合されたモノマーは、エラストマーブロックを形成するように、少なくとも1つの他のモノマーとランダムに共重合され得る。この変形によれば、エラストマーブロックの単位の総数に対する、エチレンモノマー以外の重合したモノマーのモル分率は、このブロックがそのエラストマー特性を保持するようでなければならない。有利には、この他のコモノマーのモル分率は、0%から50%まで、より好ましくは0%から45%まで、更により好ましくは0%から40%までの範囲にあり得る。
説明として、第1のモノマーと共重合することのできるこれの他のモノマーは、上で定義したエチレンモノマー(例えばエチレン)、ジエンモノマー、より詳しくは上で定義したように炭素原子4から14個までを有する共役ジエンモノマー(例えばブタジエン)、上で定義したように炭素原子8から20個までを有するビニル芳香族タイプのモノマー、又は酢酸ビニルが含まれ得るようなモノマーより選ばれ得る。
コモノマーがビニル芳香族タイプの場合には、有利には、熱可塑性ブロックの単位の総数に対して、単位部分が0%から50%まで、好ましくは0%から45%までの範囲にある、より好ましくは0%から40%までの範囲にあることを表す。上述のスチレンモノマー、すなわちメチルスチレン、パラ(tert-ブチル)スチレン、クロロスチレン、ブロモスチレン、フルオロスチレン又はパラヒドロキシスチレンが、ビニル芳香族化合物として特に適切である。好ましくは、ビニル芳香族タイプのコモノマーはスチレンである。
本発明の好ましい実施態様によれば、TPEについて、タイヤトレッドとしての使用に関して充分であり且つ適合する良好なエラストマー特性及び機械的強度を与えるように、TPEのエラストマーブロックは、全体で、数平均分子量(Mn)が25 000 g/モルから350 000 g/モルまで、好ましくは35 000 g/モルから250 000 g/モルまでである。
エラストマーブロックは、また、上で定義したようにいくつかのタイプのエチレン、ジエン又はスチレンモノマーを含むブロックであり得る。
エラストマーブロックは、また、上で定義したようにいくつかのエラストマーブロックから構成され得る。
1.1.3. 熱可塑性ブロックの性質
熱可塑性ブロックの定義としては、硬質熱可塑性樹脂ブロックのガラス転移温度(Tg)の特性が使われる。この特性は、当業者に周知である。これは、特に工業用処理(変換)温度を選択することを可能にする。アモルファスポリマー(又はポリマーブロック)の場合、処理温度は、Tgよりも実質的に高いように選ばれる。半結晶質ポリマー(又はポリマーブロック)の個々の場合においては、ガラス転移温度より高い融点が観測され得る。この場合には、代わりとして、問題のポリマー(又はポリマーブロック)の処理温度を選択することを可能にする融点(M.p.)である。従って、引き続き、「Tg(又は適切である場合にはM.p.)」について述べられる場合、これが処理温度を選択するために用いられる温度であると考えることが必要である。
本発明に必要とされるTPEエラストマーは、好ましくはTg(又は適切である場合には、M.p.)が80℃以上であり且つ重合されたモノマーから形成される1つ以上の熱可塑性のブロックを含んでいる。好ましくは、この熱可塑性ブロックのTg(又は適切である場合には、M.p.)は、80℃から250℃までの範囲内にある。好ましくは、この熱可塑性ブロックのTg(又は適切である場合には、M.p.)は、好ましくは80℃から200℃まで、より好ましくは80℃から180℃までである。
本発明の実施のために定義されたTPEに関して、熱可塑性ブロックの割合は、一方では、前記コポリマーが示さなければならない熱可塑性特性によって定量される。Tg(又は適切である場合には、M.p.)が80℃以上である熱可塑性ブロックは、好ましくは本発明のエラストマーの熱可塑性の性質を保持するのに充分な割合で存在する。TPEにおけるTg(又は適切である場合には、M.p.)が80℃以上である熱可塑性ブロックの最低含量は、コポリマーの使用条件の関数として異なってもよい。一方では、タイヤの調製中に変形するTPEの能力は、Tg(又は適切である場合には、M.p.)が80℃以上である熱可塑性ブロックの割合を決定することにも関与し得る。
Tg(又は適切である場合には、M.p.)が80℃以上である熱可塑性ブロックは、種々の性質の重合されたモノマーから形成され得る; 特に、その熱可塑性ブロックは、下記のブロック又はこれらの混合物を構成し得る:
- ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン);
- ポリウレタン;
- ポリアミド;
- ポリエステル;
- ポリアセタール;
- ポリエーテル(ポリエチレンオキシド、ポリフェニレンエーテル);
- ポリフェニレンスルフィド;
- ポリフッ化化合物(FEP、PFA、ETFE);
- ポリスチレン(以下に詳細に記載される);
- ポリカーボネート;
- ポリスルホン;
- ポリメチルメタクリレート;
- ポリエーテルイミド;
- 熱可塑性コポリマー、例えばアクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)コポリマー。
Tg(又は適切である場合には、M.p.)が80℃以上である熱可塑性ブロックは、また、下記の化合物及びこれらの混合物より選ばれるモノマーから得ることができる:
- アセナフチレン: 当業者は、例えば、論文 Z. Fodor and J.P. Kennedy, Polymer Bulletin, 1992, 29(6), 697-705を参照してもよい;
- インデン及びその誘導体、例えば、2-メチルインデン、3-メチルインデン、4-メチルインデン、ジメチルインデン、2-フェニルインデン、3-フェニルインデン、4-フェニルインデン; 当業者は、例えば、特許文献米国特許第4 946 899号明細書、発明者 Kennedy, Puskas, Kaszas & Hager、文献 J. E. Puskas, G. Kaszas, J.P. Kennedy and W.G Hager, Journal of Polymer Science, Part A, Polymer Chemistry (1992), 30, 41, and J.P. Kennedy, N. Meguriya and B. Keszler, Macromolecules (1991), 24(25), 6572-6577を参照してもよい;
- イソプレン、その場合には、特定の数のトランス-1,4-ポリイソプレン単位及び分子内プロセスに従って環化された単位を形成する結果となる; 当業者は、例えば、文献 G. Kaszas, J.E. Puskas and P. Kennedy, Applied Polymer Science (1990), 39(1), 119-144, and J.E. Puskas, G. Kaszas and J.P. Kennedy, Macromolecular Science, Chemistry A28 (1991), 65-80を参照してもよい。
ポリスチレンは、スチレンモノマーから得られる。スチレンモノマーは、本説明において、置換されていない又は置換されたスチレンを含む任意のモノマーを意味すると理解されなければならない; 置換されたスチレンの中で、例えば、メチルスチレン(例えば、o-メチルスチレン、m-メチルスチレン又はp-メチルスチレン、α-メチルスチレン、α,2-ジメチルスチレン、α,4-ジメチルスチレン又はジフェニルエチレン)、パラ(tert-ブチル)スチレン、クロロスチレン(例えば、o-クロロスチレン、m-クロロスチレン、p-クロロスチレン、2,4-ジクロロスチレン、2,6-ジクロロスチレン又は2,4,6-トリクロロスチレン)、ブロモスチレン(例えば、o-ブロモスチレン、m-ブロモスチレン、p-ブロモスチレン、2,4-ジブロモスチレン、2,6-ジブロモスチレン又は2,4,6-トリブロモスチレン)、フルオロスチレン(例えば、o-フルオロスチレン、m-フルオロスチレン、p-フルオロスチレン、2,4-ジフルオロスチレン、2,6-ジフルオロスチレン又は2,4,6-トリフルオロスチレン)又はパラヒドロキシスチレンが挙げられ得る。
本発明の好ましい実施態様によれば、TPEエラストマーにおけるスチレンの質量による含量は、5%と50%の間にある。指示された最低値よりも低いと、エラストマーの熱可塑性の性質が実質的に低下するリスクがあり、推奨された最高値より高いと、トレッドの弾性が影響され得る。これらの理由により、スチレン含量は、より好ましくは10%と40%の間にある。
本発明の変形によれば、Tg(又は適切である場合には、M.p.)が上で定義した通りの熱可塑性ブロックを形成するように、上で定義した通りの重合されたモノマーは、少なくとも1つの他のモノマーと共重合され得る。
説明として、重合されたモノマーと共重合することのできるこの他のモノマーは、ジエンモノマー、より詳しくは炭素原子4から14個までを有する共役ジエンモノマー、及び炭素原子8から20個までを有するビニル芳香族タイプのモノマー、例えばエラストマーブロックに関する部分において定義されたものより選ばれ得る。
本発明によれば、TPEについて、タイヤトレッドとしての使用に関して充分であり且つ適合する良好なエラストマー特性及び機械的強度を与えるように、TPEの熱可塑性ブロックは、全体で、数平均分子量(Mn)が5 000 g/モルから150 000 g/モルまでの範囲にある。
熱可塑性ブロックは、また、上で定義したようにいくつかの熱可塑性ブロックから構成され得る。
1.1.4. TPEの例
例えば、TPEは、コポリマーであり、そのエラストマー部分は飽和されており、スチレンブロック及びアルキレンブロックを含んでいる。アルキレンブロックは、好ましくはエチレン、プロピレン又はブチレンである。より好ましくは、このTPEエラストマーは、線状又は星状枝分れであるジブロックコポリマー又はトリブロックコポリマーからなる下記の群より選ばれる: スチレン/エチレン/ブチレン(SEB)、スチレン/エチレン/プロピレン(SEP)、スチレン/エチレン/エチレン/プロピレン(SEEP)、スチレン/エチレン/ブチレン/スチレン(SEBS)、スチレン/エチレン/プロピレン/スチレン(SEPS)、スチレン/エチレン/エチレン/プロピレン/スチレン(SEEPS)、スチレン/イソブチレン(SIB)、スチレン/イソブチレン/スチレン(SIBS)及びこれらのコポリマーの混合物。
他の例によれば、TPEはコポリマーであり、そのエラストマー部分は不飽和であり、スチレンブロック及びジエンブロックを含み、これらのジエンブロックは特にイソプレンブロック又はブタジエンブロックである。より好ましくは、このTPEエラストマーは、線状又は星状枝分れであるジブロックコポリマー又はトリブロックコポリマーからなる下記の群より選ばれる: スチレン/ブタジエン(SB)、スチレン/イソプレン(SI)、スチレン/ブタジエン/イソプレン(SBI)、スチレン/ブタジエン/スチレン(SBS)、スチレン/イソプレン/スチレン(SIS)、スチレン/ブタジエン/イソプレン/スチレン(SBIS)及びこれらのコポリマーの混合物。
例えば更にまた、TPEは、線状又は星状枝分かれコポリマーであり、そのエラストマー部分は飽和部分及び不飽和部分を含み、例えば、スチレン/ブタジエン/ブチレン(SBB)、スチレン/ブタジエン/ブチレン/スチレン(SBBS)又はこれらのコポリマーの混合物である。
マルチブロックTPEの中で、エチレン及びプロピレン/ポリプロピレンのランダムコポリマーブロック、ポリブタジエン/ポリウレタン(TPU)、ポリエーテル/ポリエステル(COPE)又はポリエーテル/ポリアミド(PEBA)を含むコポリマーが挙げられ得る。
本発明のトレッドの範囲内で相互に混合される例として上記で示されたTPEもまた可能である。
市販のTPEエラストマーの例として、KratonG製品名(例えば、G1650、G1651、G1654及びG1730製品)でKraton又はSepton製品名(例えば、Septon 2007、Septon 4033又はSepton 8004)でKurarayから販売されているSEPS、SEEPS又はSEBSタイプのエラストマー、又は製品名Hybrar 5125でKurarayから販売されているか又は製品名D1161でKratonから販売されているSISタイプのエラストマー、又は製品名Europrene SOLT 166でPolimeri Europaから販売されている線状SBSタイプ又は製品名D1184でKratonから販売されている星状枝分れSBSタイプのエラストマーが挙げられ得る。Vector製品名(例えば、Vector 4114又はVector 8508)でDexco Polymersから販売されているエラストマーも挙げられ得る。マルチブロックTPEの中で、Exxonから販売されているVistamaxx TPE; Arnitel名でDSMから又はHytrel名でDuPontから又はRiteflex名でTiconaから販売されているCOPE TPE; PEBAX名でArkemaから販売されているPEBA TPE; 又は製品名TPU 7840でSartomerから又はElastogran名でBASFから販売されているTPU TPEが挙げられ得る。
1.1.5. TPE量
必要により他の(非熱可塑性)エラストマーが組成物に用いられる場合には、1つ以上のTPEエラストマーが主な質量分率を構成し; その場合には、エラストマー組成物中に存在する合わせたエラストマーの少なくとも65質量%、好ましくは少なくとも70質量%、より好ましくは少なくとも75質量%を表す。好ましくは更にまた、1つ以上のTPEエラストマーは、エラストマー組成物中に存在する合わせたエラストマーの少なくとも95質量%(特に100%)を表す。
従って、TPEエラストマー量は、65から100phrまで、好ましくは70から100phrまで、特に75から100phrまで変動する範囲内にある。好ましくは更にまた、組成物は、95から100phrまでのTPEエラストマーを含んでいる。1つ以上のTPEエラストマーは、好ましくはトレッドの唯一の1つ以上のエラストマーである。
1.2 非熱可塑性エラストマー
上記の1つ以上の熱可塑性エラストマーは、使用可能である本発明のトレッドに対してそれ自体単独で充分である。
本発明のトレッドの組成物は、非熱可塑性エラストマーとして少なくとも1つの(すなわち、1つ以上の)ジエン系ゴムを含んでもよく、このジエン系ゴムが単独で又は少なくとも1つ(すなわち、1つ以上)の他の非熱可塑性ゴム又はエラストマーとのブレンドとして用いられることが可能である。
必要により非熱可塑性エラストマーの全含量は、0から35phrまで、好ましくは0から30phrまで、より好ましくは0から25phrまで、更により好ましくは0から5phrまでの範囲内にある。従って、トレッドが非熱可塑性エラストマーを含む場合、非熱可塑性エラストマーは、多くても35phr、好ましくは多くても30phr、より好ましくは多くても25phr、非常に好ましくは多くても5phrを表す。非常に好ましくは更にまた、本発明のタイヤのトレッドは、非熱可塑性エラストマーを含まない。
「ジエン」エラストマー又はゴムは、知られているように、ジエンモノマー(共役されていてもよく共役されていなくてもよい2つの炭素-炭素二重結合をもったモノマー)から少なくとも部分的に得られる1つの(1つ以上が理解されている)エラストマー(すなわち、ホモポリマー又はコポリマー)を意味すると理解されなければならない。
これらのジエンエラストマーは、2つの種類:「本質的に不飽和の」か「本質的に飽和された」に分類され得る。
「本質的に不飽和の」は、一般的には、ジエン由来(共役ジエン)の単位の含量が15%(モル%)よりも多い共役ジエンモノマーから少なくとも部分的に得られるジエンエラストマーを意味すると理解される。「本質的に不飽和の」ジエンエラストマーの種類において、「高度に不飽和の」ジエンエラストマーは、特にジエン由来(共役ジエン)の単位の含量が50%よりも多いジエンエラストマーを意味すると理解される。
このようにして、ジエンエラストマー、例えば若干のブチルゴム又はEPDMタイプのジエンとα-オレフィンのコポリマーが「本質的に飽和された」ジエンエラストマーとして記載され得るのである(低含量又は非常に低含量のジエン由来の単位、常に15%未満)。
これらの定義を考えれば、上記の種類が何であっても、本発明の組成物に用いられることのできるジエンエラストマーは、より詳しくは、以下を意味すると理解される:
(a) - 炭素原子4から12個までを有する共役ジエンモノマーの重合によって得られる任意のホモポリマー;
(b) - 1つ以上の共役ジエンと相互との又は炭素原子8から20個までを有する1つ以上のビニル芳香族化合物との共重合によって得られた任意のコポリマー;
(c) - エチレン及び炭素原子3から6個までを有するα-オレフィンと炭素原子6から12個までを有する非共役ジエンモノマーとの共重合によって得られる三元共重合体、例えば、エチレン及びプロピレンと上述のタイプの非共役ジエンモノマー、例えば、特に1,4-ヘキサジエン、エチリデンノルボルネン又はジシクロペンタジエンから得られるエラストマー;
(d) - イソブテンとイソプレンのコポリマー(ジエンブチルゴム)、更にはハロゲン化変形例、特に塩素化又は臭素化変形例のこのタイプのコポリマー。
任意のタイプのジエンエラストマーが、本発明において使用し得る。組成物が加硫系を含む場合、本発明のタイヤのトレッドの製造においては、好ましくは、特に上記(a)及び(b)タイプの本質的に不飽和のエラストマーが使われる。
共役ジエンとして特に以下が適している: 1,3-ブタジエン、2-メチル-1,3-ブタジエン、2,3-ジ(C1-C5アルキル)-1,3-ブタジエン、例えば、2,3-ジメチル-1,3-ブタジエン、2,3-ジエチル-1,3-ブタジエン、2-メチル-3-エチル-1,3-ブタジエン又は2-メチル-3-イソプロピル-1,3-ブタジエン、アリール-1,3-ブタジエン、1,3-ペンタジエン又は2,4-ヘキサジエン。ビニル芳香族化合物として、例えば、以下が適している: スチレン、オルト-、メタ-又はパラ-メチルスチレン、市販の「ビニルトルエン」混合物、パラ(tert-ブチル)スチレン、メトキシスチレン、クロロスチレン、ビニルメシチレン、ジビニルベンゼン又はビニルナフタレン。
コポリマーは、99%と20質量%の間のジエン単位及び1%と80質量%の間のビニル芳香族単位を含んでいてもよい。エラストマーは任意のミクロ構造を有してもよく、用いられる重合条件、特に変性剤及び/又はランダム化剤の有無及び使われる変性剤及び/又はランダム化剤の量に左右される。エラストマーは、例えば、分散状態で又は溶解状態で調製され得る; エラストマーは、カップリング剤及び/又は星状枝分れ剤又は官能基化剤でカップリング及び/又は星状枝分れあるいは官能基化され得る。例えば、カーボンブラックへのカップリングに対しては、C-Sn結合又はアミノ化官能基、例えばベンゾフェノンを含む官能基が挙げられ得る; 例えば、無機補強充填剤、例えばシリカへのカップリングに対しては、シラノール官能基又はシラノール端を有するポリシロキサン官能基(例えば、仏国特許発明第2 740 778号明細書又は米国特許第6 013 718号明細書に記載されている)、アルコキシシラン基(例えば、仏国特許発明第2 765 882号明細書又は米国特許第5 977 238号明細書に記載されている)、カルボキシル基(例えば、国際公開第01/92402号パンフレット又は米国特許第6 815 473号明細書、国際公開第2004/096865号パンフレット又は米国特許第2006/0089445号明細書に記載されている)あるいはポリエーテル基(例えば、欧州特許第1 127 909号明細書又は米国特許第6 503 973号明細書に記載されている)が挙げられ得る。官能基化エラストマーの他の例として、エポキシ化タイプのエラストマー(例えばSBR、BR、NR又はIR)も挙げられ得る。
1.3. ナノメートル充填剤又は補強充填剤
上記の1つ以上の熱可塑性エラストマーは、使用可能である本発明のトレッドに対してそれ自体単独で充分である。
補強充填剤が用いられる場合、タイヤの製造に一般に用いられる任意のタイプの充填剤、例えば、有機充填剤、カーボンブラック等、無機充填剤、シリカ等、又はこれらの2つのタイプの充填剤、特にカーボンブラックとシリカのブレンドが使われ得る。
従来タイヤに用いられてきたすべてのカーボンブラック(「タイヤ-グレード」ブラック)がカーボンブラックとして適している。より詳しくは、例えば、100、200又は300シリーズ(ASTMグレード)の補強性カーボンブラック、例えば、N115、N134、N234、N326、N330、N339、N347又はN375ブラック、あるいは目標とする用途によっては、高級シリーズのブラック(例えばN660、N683又はN772)、実際にN990さえも挙げられる。
「無機補強充填剤」は、本特許出願において、定義上、カーボンブラックとは対照的に、それ自体単独で、中間カップリング剤以外の手段によることなく、タイヤの製造を意図するゴム組成物を補強することができ、言い換えれば、その補強役割において従来のタイヤグレードカーボンブラックを置き換えることができる「白色充填剤」、「透明充填剤」又は「非黒色充填剤」としてさえも知られている、その色合及びその由来(天然か合成か)の如何にかかわらない任意の無機又は鉱質充填剤を意味するものと理解すべきであり; そのような充填剤は、一般的には、知られているように、その表面でのヒドロキシル(-OH)基の存在に特徴を有する。
無機補強充填剤が供給される物理的状態は、無機補強充填剤が粉末、ミクロビーズ、顆粒、ビーズの形態又は他の任意の適切な高密度化形態にあるかは重要でない。もちろん、無機補強充填剤もまた、異なる無機補強充填剤の混合物、特に、下記のように高分散性シリカ質及び/又はアルミニウム充填剤の混合物を意味すると理解される。
シリカ質タイプの鉱質充填剤、特にシリカ(SiO2)、又はアルミニウムタイプ、特にアルミナ(Al2O3)が、特に無機補強充填剤として適している。用いられるシリカは、当業者に知られている任意の補強性シリカ、特にBET比表面積とCTAB比表面積が共に450m2/g未満、好ましくは30から400m2/gまでの任意の沈降又は焼成シリカであり得る。高分散性沈降シリカ(「HDS」)として、例えば、Degussa製のUltrasil 7000及びUltrasil 7005シリカ、Rhodia製のZeosil 1165MP、1135MP及び1115MPシリカ、PPG製のHi-Sil EZ150Gシリカ、Huber製のZeopol 8715、8745及び8755シリカ又は出願の国際出願第03/16837号パンフレットに記載されているような高比表面積を有するシリカが挙げられる。
無機補強充填剤をエラストマーにカップリングするために、例えば、知られているように、無機充填剤(その粒子の表面)とエラストマーの間に、化学的及び/又は物理的な性質の満足な結合を得ることを意図した少なくとも二官能性カップリング剤(又は結合剤)、特に二官能性オルガノシラン又はポリオルガノシロキサンを用いることが可能である。
必要により、組成物中の補強充填剤の容積含量(カーボンブラック及び/又は無機補強充填剤、例えばシリカ)は、0%から20%までの範囲内にあり、これは可塑剤を含まない組成物に対しては0から50phrの含量に対応する。組成物は、好ましくは30phr未満、より好ましくは10phr未満の補強充填剤を含んでいる。本発明の好ましい変形によれば、トレッドの組成物は補強充填剤を含まない。
1.4. 可塑剤
上記の熱可塑性のエラストマーは、使用可能である本発明のトレッドに対してそれ自体単独で充分である。
しかしながら、本発明の好ましい実施態様によれば、上記のエラストマー組成物は、可塑剤、例えば油(又は可塑化用オイル又は伸展油)又は可塑化樹脂を含んでもよく、その役割は弾性率の低下及び粘着力の増大によってトレッドの加工、特にタイヤに組み入れることを容易にすることである。
エラストマー、特に熱可塑性エラストマーを伸展させるか又は可塑化させることのできる、特に極性の弱い任意のオイルが使われてもよい。周囲温度(23℃)で、多少粘稠であるこれらの油は、本来固体である、特に樹脂又はゴムと対照的に、液体(すなわち、確認として、容器の形状を最終的にとる能力を有する物質)である。当業者に知られている任意のタイプの可塑化樹脂が使われてもよい。
例えば、伸展油は、パラフィン系オイル、例えば低粘度パラフィン系オイル(LVPO)からなる群より選ばれる。
当業者は、以下の説明及び実施例に照らして、用いられるTPEエラストマー(上で指定したように)及びトレッドを備えたタイヤの個々の使用条件の関数として、特に、用いられることを意図するタイヤの関数として可塑剤の量をどのように調整するかを知るであろう。
可塑剤が用いられる場合、伸展油の含量が、トレッドに対して目標とされるTg及び弾性率に従って、0から80phrまで、好ましくは0から50phrまで、より好ましくは5から50phrまでの範囲にあることが好ましい。
1.5. 各種添加剤
上記のトレッドは、更に、通常は当業者に知られているトレッド中に存在する種々の添加剤を含んでもよい。例えば、保護剤(酸化防止剤又はオゾン劣化防止剤等)、UV吸収剤、種々の加工助剤又は他の安定剤、又はタイヤの構造の残りへの接着を促進させることのできるプロモーターより選ばれる1つ以上の添加剤が選ばれる。好ましくは、トレッドはこれらの添加剤すべてを同時に含まず、より好ましくは、トレッドはこれらの薬剤のいずれも含まない。
同様に及び必要により、本発明のトレッドの組成物は、当業者に知られている架橋系を含んでもよい。好ましくは、組成物は架橋系を含まない。同じように、本発明のトレッドの組成物は、当業者に知られている1つ以上の不活性マイクロメートル充填剤、例えばラメラ充填剤を含んでもよい。好ましくは、組成物はマイクロメートル充填剤を含まない。
上記のエラストマーに加えて、トレッドの組成物は、常にブロックエラストマーに対して質量による少量部分に従って、エラストマー以外のポリマー、例えば、熱可塑性ポリマーを含んでもよい。その熱可塑性ポリマーが組成物中に存在する場合、非エラストマー熱可塑性ポリマーの全含量が40phr未満、好ましくは5と30phrの間、より好ましくは10と25phrの間にあることが好ましい。この熱可塑性ポリマーは、特にポリ(パラ-フェニレンエーテル)ポリマー(略号「PPE」で示される)であり得る。このPPE熱可塑性ポリマーは、当業者に周知であり; このPPE熱可塑性ポリマーは樹脂であり、樹脂は周囲温度(20℃)の固体であり且つスチレンポリマーと適合し、スチレンポリマーは特にTPEエラストマーのTgを上げるために用いられ、それの熱可塑性ブロックがスチレンブロックである(例えば、「Thermal, Mechanical and Morphological Analyses of Poly(2,6-dimethyl-1,4-phenylene oxide)/Styrene-Butadiene-Styrene Blends」, Tucker, Barlow and Paul, Macromolecules, 1988, 21, 1678-1685を参照のこと)。
2. 調製
TPEエラストマーは、例えば、ビーズ又は顆粒の形で利用可能な出発材料を用いて、押出し又は成形によって、TPEの慣用の方法で処理され得る。
本発明のタイヤ用のトレッドは、マトリックスの融解及びすべての成分の組み入れを行うように、例えば二軸スクリュー押出機において各種成分を組み入れ、続いて断面形状要素を得ることを可能にするダイを用いることにより慣用の方法で調製される。引き続きタイヤをキュアするための金型においてトレッドがパターン形成される。
TPEのエラストマーブロックが飽和エラストマーブロックである場合には、完成したタイヤの範囲内で前記トレッドと隣接層(例えばクラウン補強部又はベルト)の間の接着を促進するために、タイヤにおいて、不飽和エラストマーブロックを有するTPEを含むトレッドのパターン形成部分の下にアンダーレイヤー又は接着層が含まれることが必要とされる場合がある。
このトレッドは、従来通りにタイヤに装着することができ、前記タイヤは、本発明のトレッドに加えて、クラウン、2つのサイドウォール及び2つのビード、2つのビードに固定されたカーカス補強部、及びクラウン補強部を備えている。必要により且つ上で示されたように、本発明のタイヤは、更にトレッドのパターン形成部分とクラウン補強部の間にアンダーレイヤー又は接着層を含み得る。
本発明の実施例
本発明のタイヤ用のトレッド組成物を上記で示したように調製した。
引き続き、本発明のタイヤを通常の方法に従って、当業者に知られている従来の構成要素: クラウン、2つのサイドウォール及び2つのビード、2つのビードに固定されたカーカス補強部、クラウン補強部及びトレッドにより調製し、トレッドは本発明の要求に対して記載されたものである。
本発明のタイヤの特性は、以下に示されるタイヤについて実施される試験によって又はトレッド組成物試料についての試験から評価され得る。
グリップ試験: ABS系によるウェット路面に対するブレーキング
ABSブレーキ系を備えたRenaultメイク及びMegane 1.6 RTEモデルの自動車又は車にタイヤに装着し、1mmの水の厚さで覆われた路面上で急ブレーキの間、80km/hから10km/hになるのに必要な距離を測定する(アスファルトコンクリート)。任意に100に設定した対照タイヤよりも小さい値は、改善された結果、すなわちブレーキ距離が短いことを示す。
転がり抵抗の測定試験
ISO 87-67(1992)法に従って、タイヤの転がり抵抗を回転するドラム上で測定した。以下に示される結果をベース100で示す: 対照の転がり抵抗に対しては任意の値100を示し、100よりも小さい結果は良好な転がり抵抗性能を示すので、転がり抵抗の低減が示される。
実施例
本発明のタイヤを上記で示したように調製し、低転がり抵抗を有する従来の「グリーンタイヤ」トレッドを備えた対照タイヤと比較した。これらのトレッドの組成物を下記の表1に示す。
表1

Figure 0006170490

(1) SSBR溶液(含量は乾燥SBRとして表される: 41%のスチレン、24%の1,2-ポリブタジエン単位及び51%のトランス-1,4-ポリブタジエン単位(Tg = -25℃);
(2) SSBR溶液(含量は乾燥SBRとして表される: 29%のスチレン、5%の1,2-ポリブタジエン単位及び80%のトランス-1,4-ポリブタジエン単位(Tg = -56℃);
(3) SIS熱可塑性エラストマー、Kuraray製のHybrar 5125;
(4) シリカ(Rhodia製のZeosil 1165MP);
(5) カップリング剤、TESTP(Degussa製のSi69);
(6) カーボンブラックN234;
(7) TDAE油、Hansen & Rosenthal製のVivatec 500;
(8) パラフィン系オイル、Repsol製のExtensoil 51 24T又はKlaus Dahleke製のTudalen 1968;
(9) C5/C9樹脂、STS製のCrayValley Wingtack;
(10) N-(1,3-ジメチルブチル)-N-フェニル-パラ-フェニレンジアミン(Flexsys製のSantoflex 6-PPD);
(11) DPG =ジフェニルグアニジン(Flexsys製のPerkacit DPG);
(12) 酸化亜鉛(工業用グレード、Umicore);
(13) ステアリン(Uniqema製のPristerene);
(14) N-シクロヘキシル-2-ベンゾチアゾールスルフェンアミド(Flexsys製のSantocure CBS)。
これらの組成物において、トレッドの組成物におけるTPEエラストマーの使用に関連して、手段のかなりの節約がわかる。
引き続き、本発明の性能をタイヤ(205/55 R16)について評価した。これを目的として、本発明の組成物A2を有するトレッドを備えたタイヤB2を、A1組成物を有するトレッドを備えた対照B1と比較した。これらのタイヤを、ブレーキング状態下でのグリップ試験及び転がり抵抗試験において評価した。結果を表2に示す。
表2

Figure 0006170490
表2に示される結果は、本発明の組成物A2を有するトレッドが転がり抵抗に損うことなくウェットグリップの有意な改善を可能にすることを証明している。更にまた、当該技術の状態に照らして、TPEが単独で、又は可塑剤を加えて、タイヤに使用可能なトレッドの組成物において充分であり、その性能が更にまた改善されていることは非常に驚くべきことである。

Claims (6)

  1. トレッド、クラウン補強部を有するクラウン、2つのサイドウォール、2つのビード及び2つのビードに固定され且つ一方のサイドウォールからもう一方のサイドウォールまで伸びているカーカス補強部を備えているタイヤであって、トレッドが1種類の熱可塑性エラストマーを含み、前記熱可塑性エラストマーが少なくとも1つのエラストマーブロック及び少なくとも1つの熱可塑性ブロックを含むブロックコポリマーであり、熱可塑性エラストマー含量が95から100phr(エラストマー百部当たりの質量部)までの範囲内にあり、
    熱可塑性エラストマーが、スチレン/ブタジエン(SB)、スチレン/イソプレン(SI)、スチレン/ブタジエン/イソプレン(SBI)、スチレン/ブタジエン/スチレン(SBS)、スチレン/イソプレン/スチレン(SIS)及びスチレン/ブタジエン/イソプレン/スチレン(SBIS)熱可塑性エラストマー及びこれらのコポリマーの混合物からなる群より選ばれ、
    前記熱可塑性エラストマーのスチレン含量が5%と50%の間にあり、
    前記熱可塑性ブロックの数平均分子量(Mn)が5 000 g/モルから150 000 g/モルまでの範囲にあることを特徴とする、前記タイヤ。
  2. 熱可塑性エラストマーの数平均分子量が、30 000と500 000 g/モルの間にある、請求項1に記載のタイヤ。
  3. ブロックコポリマーの1つ以上のエラストマーブロックが、25℃未満のガラス転移温度を有するエラストマーより選ばれる、請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. ブロックコポリマーの1つ以上の熱可塑性ブロックが、ガラス転移温度が80℃よりも高く、半結晶性熱可塑性ブロックの場合、融点が80℃よりも高いポリマーより選ばれる、請求項1〜3のいずれか1項に記載のタイヤ。
  5. 可塑性エラストマーが、トレッドの唯一のエラストマーである、請求項1〜4のいずれか1項に記載のタイヤ。
  6. トレッドが、更に、少なくとも1つの可塑剤を含んでいる、請求項1〜5のいずれか1項に記載のタイヤ。
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