JP6161389B2 - 情報処理装置および制御方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置および制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、スケジュールに従って印刷処理を進める装置、方法、プログラムに関する。
複数の印刷装置を使って印刷するための方法として、スケジュールを設定し、スケジュールに従って印刷処理を進める技術が特許文献1に開示されている。
特開2006−293755号公報
しかしながら、特許文献1には、スケジュールに従って印刷処理を進めることが記載されているが、印刷処理に必要なデータが揃っていない場合の動作については記載されていない。その結果、印刷に必要なデータが揃っていないことがオペレータに報知されないため、オペレータが印刷処理に必要なデータが揃っていないことに気づくことが困難となり、印刷処理が進まないおそれがあった。
また、複数のコンポーネントをまとめて1つの成果物を作成することで印刷処理の効率化を図ることができるが、複数のコンポーネントを独立して印刷することで、各コンポーネントの状態を管理することが困難となるおそれがあった。
本願は、上述した課題の少なくとも1つを解決することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願は、印刷データ送信サーバと通信可能な情報処理装置であって、投入されたファイルを前記印刷データ送信サーバにより監視されるフォルダに保存する保存手段と、指定されたスケジュールに従って構成コンポーネントの印刷指示を前記印刷データ送信サーバに送信する送信手段と、前記送信された印刷指示に対する応答として前記印刷指示を処理できないことを示す応答が前記印刷データ送信サーバから通知された場合、印刷指示の警告メッセージを含む警告画面を表示する表示制御手段と、構成コンポーネント単位に印刷されるカバーシートのデータを生成する生成手段を有し、前記フォルダに保存されたファイルは、前記印刷データ送信サーバにより取得され、複数の構成コンポーネントを組み合わせることで成果物が生成され、前記印刷指示には、前記構成コンポーネントを印刷するための指示と前記構成コンポーネントのカバーシートを印刷するための指示が含まれ、前記生成手段は、前記カバーシートのデータを前記印刷データ送信サーバが参照できるフォルダに保存し、前記表示制御手段は、印刷待ちの構成コンポーネントを第1のリストに表示し、印刷装置における印刷が完了した場合、印刷が完了した構成コンポーネントを第2のリストに表示し、印刷装置における印刷が完了した場合、印刷が完了した構成コンポーネントを前記第1のリストから非表示し、前記カバーシートに印刷されたバーコードが読み取れたことを示す情報が通知された場合、前記カバーシートに対応する構成コンポーネントを前記第2のリストから非表示にすることを特徴とする。
本発明によれば、印刷に必要なデータが揃っていないことをオペレータが容易に認識できる。
本実施形態の印刷システムの構成を示す図である。 本実施形態のスケジューラ、編集系の情報処理装置、プリントマネージャ、印刷データ送信サーバのハードウェア構成を示す図である。 本実施形態のデータベースの一例を示す図である。 本実施形態のデータベースの一例を示す図である。 プリントマネージャにより提供される画面の一例を示す図である。 プリントマネージャにより提供される画面の一例を示す図である。 プリントマネージャにより提供される画面の一例を示す図である。 カバーシートの一例を示す図である。 プリントマネージャにより提供される画面の一例を示す図である。 プリントマネージャにより実行される処理を示すフローチャートである。 チェックシートの一例を示す図である。 印刷指示の一例を示す図である。 応答JMFの一例を示す図である。 プリントマネージャにより提供される画面の一例を示す図である。 プリントマネージャにより提供される画面の一例を示す図である。 プリントマネージャにより提供される画面の一例を示す図である。 図4(c)のソート結果の一例を示す図である。
図1に本願の印刷システムの構成図を示す。印刷システムは、MRP100、スケジューラ101、編集系の情報処理装置102、プリントマネージャ103、印刷データ送信サーバ104、複数のデバイス106−108がネットワークを介して通信可能に接続されている。なお、MRPとは、Material requirements planningの略である。また、印刷システムは、複数のフィニッシャも備える。フィニッシャはネットワークを介して接続されていても、ネットワークに接続されていなくても構わない。また、プリントマネージャ103は、後述するPMDB(Print Manager Data Base)105に記憶されている各種データを参照できる。なお、本願では、プリンタ(シングルファンクションプリンタ、複合機)の総称として単にデバイスと呼ぶこともある。
MRP100は、成果物の印刷の注文を受け付ける。スケジューラ101は、MRP100が受け付けた各注文(各製造指示)に対する平準化生産計画を生成する。編集系の情報処理装置102は、印刷データ送信サーバ104がプリントマネージャ103から取得したファイルに対する印刷設定情報を設定する。なお、編集系の情報処理装置102は、印刷設定情報を設定するための編集アプリケーションを備える。プリントマネージャ103は、印刷指示を印刷データ送信サーバ104に通知する。なお、プリントマネージャ103は、その他の処理も行うが、詳細は後述する。印刷データ送信サーバ104は、プリントマネージャ103から受信した印刷指示に従って印刷データを指定されたデバイスに送信する。デバイスは、受信した印刷データに基づいて印刷処理を実行する。
図2は、本実施形態の印刷システムのスケジューラ101、編集系の情報処理装置102、プリントマネージャ103、印刷データ送信サーバ104のハードウェア構成を示す図である。図2では、これらの装置を情報処理装置と総称して説明する。
情報処理装置は、ROM203内のプログラム用ROMあるいは外部メモリ211に記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するCPU201を備える。システムバス204に接続される各デバイスをCPU201が総括的に制御する。また、このROM203内のプログラム用ROMあるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム等を記憶する。ROM203内のフォント用ROMあるいは外部メモリ211には上記文書処理の際に使用するフォントデータ等を記憶する。ROM203内のデータ用ROMあるいは外部メモリ211には上記文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶する。RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
キーボードコントローラ(KBC)205は、キーボード209や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)206は、CRTディスプレイ(CRT)210の表示を制御する。ディスクコントローラ(DKC)207は、各種のアプリケーション、フォントデータ、プリンタ制御コマンド生成プログラム等を記憶するハードディスク(HD)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等の外部メモリ211とのアクセスを制御する。なお、プリンタ制御コマンド生成プログラムとは、プリンタドライバの一例である。プリンタコントローラ(PRTC)208は、双方向性インタフェース(インタフェース)21を介してプリンタ103に接続される。そてて、インタフェースとプリンタ103との通信制御処理を実行する。NC212はネットワークに接続されて、ネットワークに接続された他の機器との通信制御処理を実行する。
なお、CPU201は、例えばRAM202上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT210上でのWYSIWYGを可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。
続いて、図3の各データベースについて説明する。
図3(a)は、スケジューラ101により生成された平準化生産計画が記憶されたTU_POD平準化計画である。一方、図3(b)から(h)は、プリントマネージャ103のPMDB105に保持されるデータベースである。
PMDB105には、図3(b)に示すtblScheduledPlan、(c)に示すtblJobManager、(d)に示すtblProductMaster、(e)に示すtblPartsMaster、(f)に示すtblComponentMaster、(g)に示すtblPatternMaster、(h)に示すtblDeviceManager、の各テーブルが管理される。
図3(b)は、プリントマネージャ103がスケジューラ101から取得した生産予定データや、成果物ID、チェックシート(CSと記載することもある)を印刷した時間、成果物を印刷するための処理を開始した時間、成果物が完成した時間を保持する。なお、生産予定データとは図3(b)を生成するために必要なデータであり、スケジューラ101が生成した平準化生産計画から取得される。
チェックシートとは、1つの成果物に対して1枚印刷されるシートである(つまり、チェックシートは、成果物単位に印刷される)。プリントマネージャ103はその日に印刷する成果物番号毎にチェックシートの印刷を指示する。例えば、プリントマネージャ103が始業時等にチェックシートの印刷を指示することで、始業時にチェックシートが印刷される。オペレータは、チェックシートを参照しながら成果物のチェック作業項目を特定し、成果物を確認する。また、チェックシートにはバーコードが印刷されており、このバーコードがバーコードリーダにより読み取られることで、MRP100は、注文を受けた成果物の完成を認識できる。そのため、本印刷システムでは、チェックシートが印刷されていない状況で成果物が完成しても、MRP100は成果物の完成を認識できない。
チェックシートには成果物番号や成果物名称、印刷部数(生産数ともいう)、管理用バーコード、オペレータに求めるチェック作業項目(検査項目ともいう)等が印刷される。プリントマネージャ103は、オペレータがチェックシートの印刷ボタンを使って指示することで、チェックシートを生成し、まとめて印刷する機能を有する。このチェックシートが印刷されると、プリントマネージャ103は、図4(b)の「CS印刷日時」にチェックシートの印刷日時を登録する。なお、チェックシートの一例を図11に示す。
図3(c)は、各成果物を構成する構成コンポーネントの詳細な進捗状況を保持する。なお、成果物とは、例えば本やカタログ等の最終的な成果物である。一方、構成コンポーネントとは成果物を構成する部品であり、例えば、表紙、本文、裏表紙等が構成コンポーネントの一例である。図3(b)および図3(c)は、プリントマネージャ103が起動されるタイミングで、図3(a)および図3(d)から(g)により生成される。
図3(d)のtblProductMasterは成果物毎の設変情報(設計変更情報)を管理する。
図3(e)のtblPartsMasterは成果物と構成コンポーネントの関係を管理する。
図3(f)のtblComponentMasterは成果物を構成する構成コンポーネント毎の情報を管理する。
図3(g)のtblPatternMasterは、印刷出力方法や使用するデバイス等の情報を管理する。
図3(h)のtblDeviceManager は本システムで管理するデバイスの情報を保持する。
続いて図4のサンプルデータを用いて各データベースが生成される処理について具体的に説明する。なお、図4(a)から(g)は、それぞれ図3(a)から(g)に対応する。
まず、オペレータは、図5のプリントマネージャ103の画面に、構成コンポーネントのファイルをドラッグアンドドロップする。このドロップ処理により図6の画面が表示され、オペレータが図6のOKボタン、および図5の登録/更新ボタンを操作することで、プリントマネージャ103はドロップされたファイルに関する情報を図4(d)から(f)に登録する。なお、プリントマネージャ103は、印刷データ送信サーバが指定されたホットフォルダにドロップされたファイルを保存する。印刷データ送信サーバはホットフォルダを監視しており、ホットフォルダにファイルが保存されたことを検知すると、ホットフォルダに保存されたファイルを取得する。
プリントマネージャ103は、ドロップされたファイルのファイル名を解析し、図4(d)と図4(e)の成果物番号と切換Noに各値を登録する。切換No等の説明は後述する。
オペレータは、ファイルを図5の画面にドロップする前に、ファイルに対して特定のファイル名を設定しておく必要がある。具体的には、オペレータは、構成コンポーネントのPDFのファイル名を「成果物番号_訂番_印刷優先度_パターンID_切換No」を示すファイル名に変更する。例えば、「PT1−1238−000_000_01_001_CHG00005a」がファイル名として設定されたファイルが図5にドロップされたとする。このドロップ処理により、プリントマネージャ103は、ファイル名の最初の文字から最初のアンダーバーまでを成果物番号と認識し、4つ目のアンダーバーから最終文字までを切換Noと認識する。この処理により、図4(d)と(e)のように成果物番号「PT1−1238−000」と切換No「CHG00005a」が登録される。なお、プリントマネージャ103は、図4(e)の成果物番号と切換Noを登録する際に成果物IDを割り当てる(上記成果物番号と切換Noには、成果物ID「5」が割り当てられる)。
続いてプリントマネージャ103は、ドロップされたファイルを用いて図4(f)の各情報を登録する。例えば、「PT1−1238−000_000_01_001_CHG00005a」が9個目の構成コンポーネントであるため、コンポーネントID「9」を登録し、コンポーネント名にファイル名が登録される。また、図4(e)に成果物番号、切換Noを登録する際に割り当てられた成果物ID「5」を図4(f)の成果物IDに登録する。また、プリントマネージャ103は、ドロップされたファイルのファイル名に含まれる「001」からパターンID「1」を登録する。さらに、プリントマネージャ103は、ファイル名の「01」から、ドロップされたファイルが成果物の中の1つ目の構成コンポーネントであると認識できる。また、ファイル訂番を表す「000」で訂番管理することも可能である。成果部物の何番目かを示す情報や訂番は、例えば、1つの成果物を構成する複数の構成コンポーネントのファイルがドロップされた場合に、複数のファイルをソートするために使用される。なお、図4(f)の印刷優先度、ホールド印刷の有無はプリントマネージャ103の画面を使ってオペレータが設定する。また、プリントマネージャ103はドロップされたファイルから得られたページ数を登録する。以上の処理により、プリントマネージャ103は、図4(f)のテーブルを生成する。
続いて、図4(g)の生成方法について説明する。オペレータは、図7のプリントマネージャ103の画面を用いて各パターンIDに印刷物色種や処理方法、用紙サイズ、紙種等を登録する。オペレータが図7の画面を使って各パターンIDに対する登録処理が終了し、登録/更新ボタンが操作されると図4(g)が生成される。
以上、図4(d)から(g)の各データベースが生成された後、プリントマネージャ103は、図4(b)に各情報を登録する。具体的には、プリントマネージャ103は図4(a)から生産予定データを取得し、図4(b)に登録する。この処理により、図4(b)の製造指示ID、製造指示No、未完了数量、平準化日程、出荷予定日、次区BC、本籍値、優先順位、フラグ、分類の情報が登録される。
続いて、プリントマネージャ103は、図4(a)の製造指示Noに対応する成果物番号をもとに図4(d)から切換Noを取得する。この切換Noと成果物番号をキーとして、図4(e)から成果物IDを取得し、登録する。例えば、プリントマネージャ103が、製造指示ID「11640」の情報を登録する際、図4(a)から成果物番号「PT−1234−000」を取得する。そして、プリントマネージャ103は、図4(d)を参照すると成果物番号「PT−1234−000」に対応する切換番号として「CHG00001a」を得る。これらの情報を元に、プリントマネージャ103は、図4(e)から成果物ID「1」を取得し、図4(b)に登録する。なお、チェックシート(CS)印刷日時、開始日時、完成日時は、プリントマネージャ103が印刷指示を発行したタイミングで登録される。なお、これらの処理は全ての製造指示ID(図4(a)では6つの製造指示)に対して繰り返されることで、図4(b)が生成される。
続いて、プリントマネージャ103は、図4(c)の情報を登録する。プリントマネージャ103は、図4(c)に各製造指示の情報を記憶する。例えば、製造指示ID「11640」の成果物ID「1」を取得したので、図4(c)の製造指示ID「11640」を登録する。
続いて、成果物ID「1」と図4(f)から成果物ID「1」を構成するコンポーネントである、コンポーネントID「1」を取得する。プリントマネージャ103は、tblScheduledPlanのIDに構成コンポーネント毎の枝番を振り、取得したコンポーネントID「1」を登録する。この処理により、図4(c)の製造番号ID「11640」に枝番とコンポーネントID「1」が登録される。また、プリントマネージャ103は図4(f)を参照するとコンポーネントID「1」に対してパターンID「1」が登録されている。そのため、プリントマネージャ103は、図4(g)のパターンID「1」を参照すると通常出力1(通常出力デバイス)として、デバイス2が登録されている。よって、プリントマネージャ103は、図4(c)の印刷先デバイスIDに「2」を登録する。なお、図4(c)のその他の情報は、実際に印刷指示が発行されることで登録される。
以上の処理により図3の各データベースが登録される。
続いて、印刷システムの全体的な処理フローについて説明する。
まず、オペレータは、印刷対象の構成コンポーネントに対応するファイルを図5の画面にドロップする。プリントマネージャ103は、ドロップされたファイルを上述したホットフォルダに保存する。印刷データ送信サーバは、ホットフォルダにファイルが保存されたことを検知すると、ホットフォルダ内のファイルを取得する。
続いて、オペレータは、編集系の情報処理装置102のブラウザに印刷データ送信サーバのURLを入力すると、印刷データ送信サーバが管理しているファイルの一覧が編集系の情報処理装置102の画面に表示される。オペレータがその画面から所望のファイル名を選択すると、そのファイル名に対応するファイルが編集系の情報処理装置102と印刷データ送信サーバの第1共有フォルダに保存される。この第1共有フォルダは、編集系の情報処理装置内に置かれるフォルダである。
オペレータは、編集系の情報処理装置102を使って印刷設定情報を設定すると、編集系の情報処理装置102は、第1共有フォルダに中間的な印刷データと印刷設定情報を保存する。なお、中間的な印刷データは、第1共有フォルダに保存されたファイルと印刷設定情報に基づいて編集系の情報処理装置102の編集アプリケーションにより生成される。なお、中間的な印刷データとは、ホットフォルダに投入されたファイルからは変換されたデータであり、かつ、最終的に印刷装置に送信される前段階のデータであるため、中間的な印刷データと呼ばれる。中間的な印刷データのフォーマットの一例として、PSデータが挙げられる。
印刷データ送信サーバは、第1共有フォルダから中間的な印刷データと印刷設定情報を取得し、デバイスに送信するための特定のフォルダに保存する。
図4(g)には通常出力デバイスの他、印刷物色種(カラー/モノクロ)、処理方法(片面、中綴じ等)、サイズ(A4等)、紙種(再生紙等)等の印刷情報が記録されている。プリントマネージャ103は、tblScheduledPlanを生成する際、紙種、サイズを基準に出力先デバイスごとに生産計画をソートすることで、用紙交換や製品操作部からのサイズ設定等の段取り替えが発生しないようにする。
続いて、オペレータが図9(A)のプリントマネージャ103の画面を使って構成コンポーネントの印刷を指示する。この印刷の指示により、プリントマネージャ103は、図4(b)の「CS印刷日時」を確認し、印刷対象の構成コンポーネントの成果物に対応するチェックシートが印刷済みか否かを判定する。例えば、プリントマネージャ103が、図4(c)のコンポーネントID「1」の構成コンポーネントを印刷する場合、図4(b)の製造指示ID「11640」の「CS印刷日時」に印刷日時が登録されているか判定する。CS印刷日時が登録されていると判定した場合、プリントマネージャ103は、コンポーネントID「1」の構成コンポーネントの印刷指示を印刷データ送信サーバに発行する。もし、オペレータが印刷を指示した段階でチェックシートが印刷されていないと判定された場合、プリントマネージャ103は、チェックシートの印刷を指示することを示すメッセージを表示する。
図9(A)の画面について更に説明する。印刷待ちリストには、図4(c)にリストアップされている構成コンポーネントの一覧が表示される。また、画面中央には、通常印刷に使用するデバイスの状態(印刷可能、印刷中など)や、印刷終了時刻が表示される。印刷完了リストには、印刷が完了した構成コンポーネントが表示される。製本待ちリストには、印刷待ちリスト内の複数コンポーネントから成る成果物がその構成コンポーネントと共に表示される。なお、プリントマネージャ103は、印刷待ちリスト内の各構成コンポーネントをプリンタからの印刷完了通知に従って非表示に、印刷完了リストと製本待ちリストに印刷が完了した構成コンポーネントを表示する。また、プリントマネージャ103は、後述するカバーシートのバーコードが読み取られたことに従って、印刷完了リストと製本待ちリストから構成コンポーネントを非表示にする。その結果、後処理の際、コンポーネントの綴じ忘れや混入などのヒューマンエラーを防止する。画面下部の印刷開始ボタンがユーザにより操作された場合、稼動可能なデバイスで処理される印刷待ちリスト内の構成コンポーネントが順次印刷される。なお、図9(B)は印刷中の画面であり、基本的には図9(A)と同じである。
そして、プリントマネージャ103は、図4(c)に登録されている順に各コンポーネントの印刷を指示する。具体的には、プリントマネージャ103が、構成コンポーネントを印刷するためのJDFと、対象構成コンポーネントのカバーシートを印刷するためのJDFを含むJMF(印刷指示)を印刷データ送信サーバに送信する。
構成コンポーネントのJDFにはプリントマネージャ103が生成したユニークなコマンドID、ジョブIDと印刷データ送信サーバ内で管理されるファイルのコンポーネント名、出力先デバイス名、印刷部数(=未完了数量)が記述されている。
カバーシートのJDFには、カバーシートのファイルにアクセスするためのパスが記述されている。
図12に印刷指示のJMFの例を示す。JMFはXML形式で記述される。JMFヘッダー部には出力先デバイス名やプリントマネージャ103によって生成されたユニークなコマンドIDが記載される。また、JMFには、ホールド印刷の要否や印刷優先度とJMFの返送先が、構成コンポーネント用とカバーシート用それぞれ記載される。
同様にJDF部も構成コンポーネント用JDF(jdf_1.jdf)とカバーシート用JDF(jdf_2.jdf)が記載される。JDF部には、プリントマネージャ103によって生成されたユニークなジョブIDや、印刷する構成コンポーネント名やカバーシートのファイルパスと印刷部数がそれぞれ記載される。
プリントマネージャ103がJMFを印刷データ送信サーバに送信すると、印刷データ送信サーバは応答JMFを返信する。応答JMFの例を図13に示す。この応答JMFには印刷指示の処理結果(成功、失敗)と印刷データ送信サーバが動的に生成したユニークなキューIDが記述される。例えば、印刷データ送信サーバは、JMFを受信した場合、構成コンポーネントのJDFに記述されたコンポーネント名に対応する中間的な印刷データと印刷設定情報を上述した特定のフォルダにて管理しているか否かを判定する。ここで、管理していないと判定された場合、印刷データ送信サーバは、失敗と記述された応答JMFをプリントマネージャ103に送信する。プリントマネージャ103が失敗と記述された応答JMFを受信した場合、印刷指示が失敗した旨のメッセージを表示する。これにより、プリントマネージャ103は、印刷データ送信サーバが中間的な印刷データと印刷設定情報を管理するまで印刷が実行されないように、印刷処理を制御できる。なお、図13は、4行目に”ReturnCode=”0””と記載されており、このコードが0の時は処理結果が成功であることを示す。一方、このコードが0ではない場合、プリントマネージャは処理結果が失敗であると認識して、後述する図16を表示する。
構成コンポーネントのJDFに記述したコマンドID、ジョブIDが図4(c)に登録される。また、応答JDFに記述されたキューIDも図4(c)に登録される。また、図4(c)の印刷開始日時も登録される。もし、その印刷指示が成果物を構成するコンポーネントの最初の印刷指示であれば、図4(b)の開始日時も同時に登録される。なお、指定された出力デバイスにおいて構成コンポーネントの印刷が終了した場合、印刷データ送信サーバから印刷完了通知がプリントマネージャ103に送信される。これにより図4(c)の印刷完了日時が登録され、印刷された構成コンポーネントのカバーシートのバーコードが読み取られた日時が図4(c)の確認完了日時に登録される。その際、最後の構成コンポーネントであれば図4(b)の完成日時も同時に登録される。
プリントマネージャ103は構成コンポーネントの印刷指示と同時にカバーシートの印刷指示も行う。カバーシートは構成コンポーネント単位に印刷される。図8はカバーシートの印刷結果の一例である。カバーシートには、成果物番号、製造指示ID、訂番、印刷部数、最終成果物を構成する構成コンポーネント一覧、および印刷データ送信サーバから取得したコンポーネント先頭ページの縮小画像が印刷される。さらに、印刷確認用のバーコードも印刷される。
プリントマネージャ103は、カバーシート用のExcelテンプレートファイルに構成コンポーネント毎に取得したデータや縮小画像を書き込み、PDFファイルに変換して印刷データ送信サーバと共有される第2共有フォルダへ保管する。なお、本願では第2共有フォルダは、印刷データ送信サーバに保持されるフォルダとして説明するが、プリントマネージャ103と印刷データ送信サーバが共有できれば、どこに置かれても良い。そして、印刷データ送信サーバは、印刷指示に含まれるカバーシートのJDFに記述された第2共有フォルダのパスからカバーシートを印刷するためのPDFファイルを取得する。そして、印刷データ送信サーバは、同一のJMFに含まれる構成コンポーネントのJDFで指定された出力先デバイスにPDFファイルに基づく印刷データを送信する。
なお、本願で想定する印刷システムにおいて、ホットフォルダはライブラリ化されるべきファイルが保存される場所である。ホットフォルダ経由で印刷データ送信サーバのキューにキューイングされたファイルはオペレータがライブラリ化を指示する必要がある。キューイングされたファイルはライブラリ化されるとJMFによる自動印刷が可能となるが、キューイングされたままでは自動印刷できない。
つまり、本システムでは、JMFの印刷指示を受信する前に準備することが可能な構成コンポーネントは、ライブラリ化の対象となるため、ホットフォルダに保存される。
一方、本システムでは構成コンポーネントと一緒にカバーシートが印刷される。前述のように構成コンポーネントはライブラリ化することでJMFによる自動印刷に対応できるが、カバーシートはJMFが送信されるタイミングで作られるため、JMFを送信する前にカバーシートのファイルを準備することができない。その結果、カバーシートのファイルをホットフォルダに保存することはできない。
そこで本システムでは、JMFが送信されるタイミングで作られるカバーシートのファイルを自動印刷するために上述した第2共有フォルダを利用する。カバーシートのJDFには第2共有フォルダのパスが記述されているので、印刷データ送信サーバは、指定された第2共有フォルダからカバーシートのファイルを取得できる。なお、カバーシートの印刷に使用される印刷設定情報は、予め印刷データ送信サーバに登録されている。また、カバーシートの印刷に使用される用紙サイズは、構成コンポーネントの印刷に使用される用紙サイズと同じサイズを使うようにプリントマネージャ103が指示しても構わない。
以上の処理により、印刷データ送信サーバは、構成コンポーネントを印刷するためのJDFに記述されたコンポーネント名に対応する中間的な印刷データを、構成コンポーネントのJDFに記述された出力先のデバイスに合わせた最終的な印刷データに変換する。そして、最終的な印刷データとカバーシートの印刷データに基づく1つの印刷ジョブが、指定されたデバイスに送信される。なお、カバーシートのみ構成コンポーネントとは異なる紙(例えば、色紙)を使って印刷しても良い。
プリントマネージャ103は印刷作業停止を回避するために、印刷出力先デバイスとして通常出力先および代替出力先を指定できる。通常印刷時は通常出力1〜3に指定されたデバイスの印刷可能なデバイスが印刷処理を実行する。また、通常出力に指定されたデバイスがエラー等で使用できない場合、代替出力を指定することで印刷作業の停止時間を削減できる。なお、通常出力1〜3のデバイスの中の1つが構成コンポーネントを印刷するために選択される。そして、構成コンポーネントを印刷するために選択されたデバイスが使用できず、かつ、代替印刷が許可されない場合、他の通常出力に指定されたデバイスが構成コンポーネントを印刷するために選択される。一方、構成コンポーネントを印刷するために選択されたデバイスが使用できず、かつ、代替印刷が許可される場合、代替出力1〜3に指定されたデバイスが構成コンポーネントを印刷するために選択される。
選択されたデバイスは、印刷データ送信サーバから受信した印刷データに基づいて印刷処理を行い、構成コンポーネント(例えば本文)の印刷物を出力する。この際、カバーシートの印刷データに基づいてカバーシートも印刷される。印刷物を取得したオペレータは、カバーシートの印刷確認用バーコードを、バーコードリーダを使って読み取る。プリントマネージャ103は、そのバーコードの読み取り結果から対応する印刷物の印刷が完了したことを検知して、図4(c)の対象コンポーネントIDの確認完了日時にバーコードが読み取られた日時の情報を登録する。これにより、プリントマネージャ103は、1つの構成コンポーネントが正常に印刷されたことを管理できる。プリントマネージャ103は、成果物を構成する全ての構成コンポーネントの印刷が完了したことを認識した場合、担当オペレータに次の処理(例えば、断裁機を使って断裁処理を行う、そのまま出荷する旨等)の内容を示すメッセージを表示する。例えば、成果物ID2は、2つの構成コンポーネント(コンポーネントID「2」、「3」)の印刷が終了し、プリントマネージャ103が、全ての構成コンポーネントのカバーシートのバーコードが読み取られたと認識する。これにより、プリントマネージャ103は、最後の構成コンポーネントのカバーシートが読み取られた日時を図4(b)の完成日時に登録する。
また、プリントマネージャ103は、印刷データ送信サーバに印刷データの監視リクエストやデバイスの監視リクエストを送信できる。この監視リクエストを受けた印刷データ送信サーバは、プリントマネージャ103に印刷データの進捗情報やデバイスの状態情報を送信する。プリントマネージャ103は、必要に応じてオペレータに印刷データやデバイスへの対応方法を通知することもできる。例えば、プリントマネージャ103は、エラー発生時(JAM、マテリアルショート等)に発生デバイス名と内容をオペレータに通知し、用紙等の補給やJAM紙の排出等をオペレータに指示し、復旧のナビゲートを行う。
また、印刷データ送信サーバは、監視リクエストを受けずに自ら印刷データの進捗情報やデバイスの状態情報をプリントマネージャ103に通知しても良い。
ここで、図4(d)に記載されている切換予約等について説明する。
プリントマネージャ103は印刷業務運営の中で発生する印刷物の変更など、処理内容が変更する場合に事前予約を受け付けて、予定日に遅延なく変更対応する変更予約機能を有する。予約機能は、オペレータが任意のタイミングで図5の「部番」に成果物番号を入力すると、入力された成果物番号に対応する構成コンポーネントが「登録済切換経歴No」に表示される。その「登録済切換経歴No」からユーザは切換対象の構成コンポーネントを選択し、図5の「設変による印刷物切換を予約する」のチェックボックスにチェックを入力し、切換予定経歴Noや切換予定日等を入力する。この入力内容が、図4(d)の切換予約の有無(1であれば切換あり)、切換予定No、切換予定日に反映され、この内容に従ってプリントマネージャ103が自動的に印刷対象の構成コンポーネントを変更する。
具体的には、前述のようにプリントマネージャ103が図4(a)から図4(b)を生成する際、図4(d)の該当成果物番号に対する切換予約が入っているか、入っていれば切換予定日はいつかを確認する。そして、予定日が本日であればプリントマネージャ103は、図4(d)の切換Noを切換予定Noで更新する。切換Noを更新することで図4(e)から取得できる成果物IDが切り換わり変更が実施される。例えば、図4(d)の成果物番号「PT1−1238−000」は2013/03/26に変更予約されている。今日が変更予定日(2013/3/26)だとするとプリントマネージャ103は図4(d)上の成果物番号「PT1−1238−000」の切換Noを「CHG00005a」から「CHG00005b」に更新する。成果物番号「PT1−1238−000」と切換No「CHG00005b」をキーにすると、図4(e)により成果物ID「7」となる。そのため、図4(b)の製造指示ID「11644」の成果物IDも「7」となり、変更予約が実行される仕組みである。これにより、オペレータは、変更された構成コンポーネントを事前に予約することが可能となり、変更当日に変更することで生じやすかったヒューマンエラーの発生確率を更に軽減することが可能となる。
続いて、プリントマネージャ103の処理内容を、図10A−Cのフローチャートを用いて説明する。図10Aは、印刷の準備段階で行われるフローチャートであり、図10Bは、チェックシートの印刷に関するフローチャートであり、図10Cは印刷指示を送信する段階で行われるフローチャートである。なお、印刷システムの全体的な処理フローで上述された処理内容は、図10A−Cのフローチャートでは詳細な説明を省略することもある。また、本願のフローチャートの各ステップは、プリントマネージャ103が動作する情報処理装置のCPU201が、関連するプログラムをメモリから読み出して実行することで実現される。
まず、図10Aについて説明する。図10Aのフローチャートは、図5の画面が表示された段階で実行される。
プリントマネージャ103は、構成コンポーネントのファイルが投入されたか判定する(S1001)。投入方法は、上述したようにドラッグアンドドロップでも、ファイル名を入力して投入されるファイルを指定する方法でも構わない。
プリントマネージャ103は、構成コンポーネントのファイルの投入を検知した場合、上述したように図3(d)−(f)の登録処理を行い(S1002)、投入されたファイルを上述したホットフォルダに保存する(S1003)。S1003を実行する際、プリントマネージャ103は、投入されたファイルが正常にホットフォルダにコピーされたか判定する。プリントマネージャ103は、投入されたファイルが正常にホットフォルダにコピーされなかったと判定した場合、オペレータにその旨を通知する。その結果、オペレータはファイルをプリントマネージャ103に再投入することができる。
以上の処理を経て印刷データ送信サーバにより管理されるファイルが、編集系の情報処理装置102を用いることで中間的な印刷データに変換される。そして、印刷データ送信サーバが、S1001にて投入された構成コンポーネントの中間的な印刷データを管理できる。
続いて、図10Bについて説明する。なお、図10Bのフローチャートは、図14の画面を表示する指示が入力された場合に実行される。
プリントマネージャ103は、図3(b)に本日処理すべき成果物のスケジュールが登録されているか判定する(S1004)。図3(b)が空であれば、S1004にてNoと判定される。
プリントマネージャ103は、S1004においてYesと判定した場合、オペレータからの指示に従ってチェックシートの印刷指示を直接デバイス(例えば、プリンタ106−108のいずれか1つ)に送信する(S1005)。ここで、チェックシートの印刷指示が送信されるデバイスは、プリントマネージャ103の画面を使ってオペレータにより指定される。ここで、印刷されたチェックシートに対応する構成コンポーネントのCS印刷日時(図4(b))に印刷日時が記入される。なお、プリントマネージャ103は、S1004にてNoと判定した場合、チェックシートの印刷指示を受け付けない画面(例えば、チェックシートの印刷ボタンがグレーアウトされた画面)を提供する。一方、S1004にてYesと判定した場合、プリントマネージャ103は、チェックシートの印刷指示を受け付ける画面を提供する。図14は、プリントマネージャ103により提供される画面であり、チェックシートの印刷指示を受け付ける。図14には、本日処理すべき構成コンポーネントの一覧が表示される。図14の印刷ボタンが、S1004にてNoと判定された場合、ユーザからの操作を受け付けないように構成される。例えば、グレーアウトして表示されても良いし、ボタンそのものが消えていても良い。
続いて図10Cについて説明する。図10Cのフローチャートは図9(A)の画面が表示された段階で実行される。
プリントマネージャ103は、図9(A)の画面を表示し(S1006)、図9(A)の印刷開始ボタンが押下された場合、印刷対象の構成コンポーネントを決定する(S1007)。プリントマネージャ103は、図4(c)のリストに従って上から順次構成コンポーネントを印刷する。なお、プリントマネージャ103は、用紙カセットを印刷途中で交換する操作を軽減するために、S1006の前に使用する用紙タイプに基づいて構成コンポーネントをソートしても良い。例えば、用紙タイプと用紙サイズに基づいてソートされた結果を図17に示す。この図17の構成コンポーネントを上から印刷対象として決定することでS1007の処理が実現される。
プリントマネージャ103は、S1007にて決定された印刷対象の構成コンポーネントのチェックシートが印刷済みか否かを判定する(S1008)。S1008の判定処理は、図4(b)を参照することで実現される。
チェックシートが印刷済みではないと判定された場合、プリントマネージャ103は、チェックシートの印刷を実行することを示すメッセージを表示する(S1009)。具体的には、図15の画面がS1009にて表示される。
そして、チェックシートが印刷済みであると判定された場合、プリントマネージャ103は、S1007で決定された構成コンポーネントの印刷指示を印刷データ送信サーバへ送信する(S1010)。なお、S1010で送信される印刷指示は、上述したように構成コンポーネントのJDFとカバーシートのJDFを含むJMFである。
プリントマネージャ103は、S1010の印刷指示の送信処理により印刷データ送信サーバから応答された応答JMFに印刷指示の処理エラーが記述されているか判定する(S1011)。もし、処理エラーが記述されていた場合、プリントマネージャ103はエラーをオペレータに通知し(S1012)、図10(B)の処理を終了する。具体的には、プリントマネージャ103が、図16の警告画面をS1012にて表示するための表示制御処理を実行する。
応答JMFに印刷指示の処理が成功したことを示す情報が記述されていた場合、プリントマネージャ103は、図4(c)の印刷開始日時に印刷を開始した日時を示す情報を登録する(S1013)。さらに、プリントマネージャ103は、印刷データ送信サーバ104から印刷完了通知を受信し(S1014)、図4(c)の印刷完了日時に印刷が完了した日時を示す情報を登録する。
以上の処理が図4(c)に登録された全ての構成コンポーネントに対して実行される。
ここで、本実施例により生じる効果について説明する。本実施例のプリントマネージャ103は、印刷データ送信サーバの特定のフォルダに、印刷対象の構成コンポーネントの中間的な印刷データと印刷設定情報が記憶されていない場合、S1012にて図16の警告メッセージ(警告画面)を表示する。その結果、印刷指示が印刷データ送信サーバに送信されたが印刷に必要なデータ(中間的な印刷データと印刷設定情報)が準備できていないために、印刷指示に基づく印刷処理の進捗が進まないといった課題を解決できる。特に膨大な量の製造指示に対応する場合、この効果が顕著となる。ここで、図16の画面について説明する。図16は、ファイルをプリントマネージャの図5にドロップした後、編集系の情報処理装置を使って対象の構成コンポーネントに対する印刷設定情報の設定処理等を行っていない場合等に表示される。オペレータは、図16の「オペレーターダッシュボードを開く」ボタン(指示部とも言う)を操作すると、プリントマネージャが、印刷データ送信サーバにアクセスするためのURLを使って、印刷データ送信サーバの画面をブラウザに表示する。印刷データ送信サーバの画面には、編集系の情報処理装置を使って印刷設定情報を設定済みの構成コンポーネントの一覧を確認できる。つまり、オペレータは、印刷対象の構成コンポーネントの中間的な印刷データが編集系の情報処理装置にて管理されていないことを確認できる。また、図16には、対象の構成コンポーネントのサムネイルも表示される。
なお、最終成果物の中にはくるみ製本処理を行って生成される成果物もある。くるみ製本処理は、本文を表紙でくるむため、本文の印刷物がデバイスの排紙ビンに出力される前に表紙が印刷されている必要がある。よって、プリントマネージャ103は、くるみ製本処理を必要とする本文の印刷物の印刷指示を印刷データ送信サーバに送信する際に、表紙が先に印刷されるように工夫する必要がある。
よって、表紙が本文よりも先に印刷されるように制御するために、プリントマネージャ103は、例えば、表紙の印刷指示を印刷データ送信サーバに発行する。さらに、プリントマネージャ103は、本文の印刷指示を印刷データ送信サーバに発行する。この際、印刷対象の本文のパターンIDから特定された処理方法がくるみ製本処理を示す場合、プリントマネージャ103は、S1007にて本文を印刷するためのJDF(構成コンポーネントを印刷するためのJDF)にホールド用の印刷コマンドを記述する。そして、ホールド用の印刷コマンドが記述された印刷指示が印刷データ送信サーバに送信される。このホールド用の印刷コマンドとは、デバイスが印刷データを受信してもホールドが解除されるまで印刷物を排紙ビンに排紙しないように動作するための指示である。オペレータは、表紙が印刷された後、表紙を持って本文の印刷データを処理するために選択されたデバイスに行き、デバイスの操作パネルを使って本文の印刷処理のホールドを解除する。これにより、確実にくるみ製本を処理することが可能となる。また、表紙が印刷されるまでの間、本文を印刷するデバイスは他ジョブの印刷処理を行うことができ、デバイス停止時間の削減が期待できる。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101 スケジューラ
102 編集系の情報処理装置
103 プリントマネージャ

Claims (13)

  1. 印刷データ送信サーバと通信可能な情報処理装置であって、
    投入されたファイルを前記印刷データ送信サーバにより監視されるフォルダに保存する保存手段と、
    指定されたスケジュールに従って構成コンポーネントの印刷指示を前記印刷データ送信サーバに送信する送信手段と、
    前記送信された印刷指示に対する応答として前記印刷指示を処理できないことを示す応答が前記印刷データ送信サーバから通知された場合、印刷指示の警告メッセージを含む警告画面を表示する表示制御手段と、
    構成コンポーネント単位に印刷されるカバーシートのデータを生成する生成手段を有し、
    前記フォルダに保存されたファイルは、前記印刷データ送信サーバにより取得され、
    複数の構成コンポーネントを組み合わせることで成果物が生成され
    前記印刷指示には、前記構成コンポーネントを印刷するための指示と前記構成コンポーネントのカバーシートを印刷するための指示が含まれ、
    前記生成手段は、前記カバーシートのデータを前記印刷データ送信サーバが参照できるフォルダに保存し、
    前記表示制御手段は、印刷待ちの構成コンポーネントを第1のリストに表示し、
    印刷装置における印刷が完了した場合、印刷が完了した構成コンポーネントを第2のリストに表示し、
    印刷装置における印刷が完了した場合、印刷が完了した構成コンポーネントを前記第1のリストから非表示し、
    前記カバーシートに印刷されたバーコードが読み取れたことを示す情報が通知された場合、前記カバーシートに対応する構成コンポーネントを前記第2のリストから非表示にすることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示制御手段は、複数コンポーネントからなる成果物を、構成コンポーネントとともに表示する第3のリストをさらに表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記警告画面は、前記印刷データ送信サーバの画面を表示するための指示部を含み、
    前記指示部がユーザにより指示された場合、前記印刷データ送信サーバの画面が表示されることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記送信手段が前記構成コンポーネントの印刷指示を送信する場合、前記構成コンポーネントが使用される成果物のチェックシートが印刷されているか否かを判定する第1判定手段を更に有し、
    前記チェックシートは、成果物単位に印刷され、
    前記成果物の検査項目が前記チェックシートに印刷され、
    前記チェックシートが印刷されていないと判定した場合、前記表示制御手段は、チェックシートの警告メッセージを表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 印刷されるべき複数の構成コンポーネントを用紙タイプに基づいてソートし、ソートされた後の複数の構成コンポーネントを用いて印刷対象となる構成コンポーネントを決定する決定手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記構成コンポーネントは、表紙および本文および裏表紙のいずれか1つであり、
    複数の構成コンポーネントを組み合わせることで、前記成果物として本が生成されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 印刷データ送信サーバと通信可能な情報処理装置において実行される制御方法であって、
    投入されたファイルを前記印刷データ送信サーバにより監視されるフォルダに保存する保存工程と、
    指定されたスケジュールに従って構成コンポーネントの印刷指示を前記印刷データ送信サーバに送信する送信工程と、
    前記送信された印刷指示に対する応答として前記印刷指示を処理できないことを示す応答が前記印刷データ送信サーバから通知された場合、印刷指示の警告メッセージを含む警告画面を表示する表示制御工程と、
    構成コンポーネント単位に印刷されるカバーシートのデータを生成する生成工程を有し、
    前記フォルダに保存されたファイルは、前記印刷データ送信サーバにより取得され、
    複数の構成コンポーネントを組み合わせることで成果物が生成され
    前記印刷指示には、前記構成コンポーネントを印刷するための指示と前記構成コンポーネントのカバーシートを印刷するための指示が含まれ、
    前記生成工程は、前記カバーシートのデータを前記印刷データ送信サーバが参照できるフォルダに保存し、
    前記表示制御工程は、印刷待ちの構成コンポーネントを第1のリストに表示し、
    印刷装置における印刷が完了した場合、印刷が完了した構成コンポーネントを第2のリストに表示し、
    印刷装置における印刷が完了した場合、印刷が完了した構成コンポーネントを前記第1のリストから非表示し、
    前記カバーシートに印刷されたバーコードが読み取れたことを示す情報が通知された場合、前記カバーシートに対応する構成コンポーネントを前記第2のリストから非表示にすることを特徴とする制御方法。
  8. 印刷データ送信サーバと通信可能なコンピュータに、
    投入されたファイルを前記印刷データ送信サーバにより監視されるフォルダに保存する保存工程と、
    指定されたスケジュールに従って構成コンポーネントの印刷指示を前記印刷データ送信サーバに送信する送信工程と、
    前記送信された印刷指示に対する応答として前記印刷指示を処理できないことを示す応答が前記印刷データ送信サーバから通知された場合、印刷指示の警告メッセージを含む警告画面を表示する表示制御工程と、
    構成コンポーネント単位に印刷されるカバーシートのデータを生成する生成工程を実行させ、
    前記フォルダに保存されたファイルは、前記印刷データ送信サーバにより取得され、
    複数の構成コンポーネントを組み合わせることで成果物が生成され
    前記印刷指示には、前記構成コンポーネントを印刷するための指示と前記構成コンポーネントのカバーシートを印刷するための指示が含まれ、
    前記生成工程は、前記カバーシートのデータを前記印刷データ送信サーバが参照できるフォルダに保存し、
    前記表示制御工程は、印刷待ちの構成コンポーネントを第1のリストに表示し、
    印刷装置における印刷が完了した場合、印刷が完了した構成コンポーネントを第2のリストに表示し、
    印刷装置における印刷が完了した場合、印刷が完了した構成コンポーネントを前記第1のリストから非表示し、
    前記カバーシートに印刷されたバーコードが読み取れたことを示す情報が通知された場合、前記カバーシートに対応する構成コンポーネントを前記第2のリストから非表示にすることを特徴とするプログラム。
  9. 前記表示制御工程は、複数コンポーネントからなる成果物を、構成コンポーネントとともに表示する第3のリストをさらに表示することを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
  10. 前記警告画面は、前記印刷データ送信サーバの画面を表示するための指示部を含み、
    前記指示部がユーザにより指示された場合、前記印刷データ送信サーバの画面が表示されることを特徴とする請求項8または9に記載のプログラム。
  11. 前記送信工程が前記構成コンポーネントの印刷指示を送信する場合、前記構成コンポーネントが使用される成果物のチェックシートが印刷されているか否かを判定する第1判定工程を更に有し、
    前記チェックシートは、成果物単位に印刷され、
    前記成果物の検査項目が前記チェックシートに印刷され、
    前記チェックシートが印刷されていないと判定した場合、前記表示制御工程は、チェックシートの警告メッセージを表示することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載のプログラム。
  12. 印刷されるべき複数の構成コンポーネントを用紙タイプに基づいてソートし、ソートされた後の複数の構成コンポーネントを用いて印刷対象となる構成コンポーネントを決定する決定工程を更に備えることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載のプログラム。
  13. 前記構成コンポーネントは、表紙および本文および裏表紙のいずれか1つであり、
    複数の構成コンポーネントを組み合わせることで、前記成果物として本が生成されることを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載のプログラム。
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