JP2006256138A - 印刷処理装置、情報処理装置、印刷処理システム、印刷処理方法並びに印刷データ配信方法 - Google Patents

印刷処理装置、情報処理装置、印刷処理システム、印刷処理方法並びに印刷データ配信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷ジョブの処理順序を用紙カセットの交換操作を減少するように変更して、操作性を向上する。
【解決手段】MFP12は、受信した複数の印刷ジョブにかかる印刷処理の実行順序を設定し、設定された実行順序で印刷ジョブを順次印刷処理する。実行順序の管理において、印刷ジョブが指定する用紙の属性(用紙サイズ422及び/又は用紙種類423)に基づいて、印刷処理に際して同一の用紙カセットから給紙される用紙を用いる印刷ジョブが連続して処理されるように実行順序が設定される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、印刷処理装置、情報処理装置、印刷処理システム、印刷処理方法並びに印刷データ配信方法に関するものであり、特に印刷ジョブにかかる印刷処理の実行順序の設定に関する。
一般に、プリンタ等の画像形成装置は、パーソナルコンピュータ(以下、PC)より受信したPDL(Page Description Language/於ページ記述言語)データ(印刷データ)に基づいて画像データを生成し、画像データに基づいて印刷用紙(プリントメディア)上に画像を形成する。また、プリンタ以外の画像形成装置として、前述したプリンタ機能に加えて、原稿を光学的に走査するイメージスキャナにて読み取った画像データに基づいて画像を形成するコピー機能等を備えたMFP(MultiFunction Peripheral)が製品化されている。
そして、MFPやプリンタ等の画像形成装置において、印刷対象の情報(印刷データや画像データ)は印刷ジョブ(1ページ又は複数ページ分の印刷データを単位とした一連のデータ群)として装置内にて管理される。通常、画像形成装置は、印刷ジョブが受け付けられた順番で、印刷ジョブにかかる画像データに基づく画像形成処理を実行する。特に1台の画像形成装置がLAN(Local Area Network)等のネットワーク上に接続され、ネットワーク上の複数のコンピュータ端末から印刷データを受け付けられるよう構成されている場合には、画像形成装置は多数の印刷ジョブを管理することとなる。これらの印刷ジョブは印刷ジョブリスト(印刷ジョブの各種情報を管理するためのリスト)として画像形成装置が備えるメモリ等に保持される。そして、画像形成装置は、この印刷ジョブリストに従って順次に印刷ジョブを処理する。
なお、画像形成装置において複数の印刷ジョブを、そのジョブを受け付けた順番とは異なる順序にて処理するよう印刷ジョブの実行順序をスケジューリングする技術が知られている。例えば、画像形成装置に印刷ジョブを入力する入力源(イメージスキャナからの入力、ファックスモデムからの入力、コンピュータ端末からの入力)がある場合に、いずれの入力源から入力された印刷ジョブであるかに応じて、印刷ジョブの実行順序を変更する技術が特許文献1に記載されている。又、各印刷データのPDLの種類及び印刷データサイズ情報により、同一種類のPDLデータをまとめて展開するようにジョブスプールとPDLの使用をスケジューリングする技術が特許文献2に記載されている。また、指示された印刷属性を有する画像データを他の印刷属性を有する画像データに優先して一括して印刷出力する技術が特許文献3に記載されている。特許文献3によれば、データ名称、データサイズ、ユーザ識別子等の所望の印刷属性を指示することにより、所望の複数のデータをまとめて出力させることが可能となる。
特開平10−32691号公報 特開2003−67154号公報 特開平11−277852号公報
1台の画像形成装置を複数のコンピュータ端末によりシェアする環境、あるいはPOD(PrintOn Demand)による印刷処理を利用して顧客に印刷物を提供する業界では、顧客により様々な印刷用紙(プリントメディア)が使用されることになる。すなわち、印刷に使用される用紙サイズ(A4,B5等)や用紙種類(普通紙、厚紙、光沢紙、色紙等)は多岐(例えば、数百種類)にわたる。このように、複数種類の用紙サイズと複数種類の用紙種類の組み合わせにより印刷に用いるべき印刷用紙が決定されるので、印刷に用いられる用紙の種類は相当な数となる。
一方、画像形成装置においては、様々なサイズや種別(タイプ)の印刷用紙にて画像形成を行うために、印刷用紙を収納する用紙カセットを複数設け、複数の用紙カセットのうち所望の用紙が収納されている用紙カセットから用紙を供給するのが一般的である。しかし、印刷用紙を収納する用紙カセットの数には限りがあり、印刷ジョブによっては画像形成装置が備える複数の用紙カセットのいずれにも収納されていないサイズ又は種類の印刷用紙が必要となる場合もある。印刷ジョブの指定する印刷用紙(例えば、コンピュータ端末にて画像形成装置に印刷ジョブを送信するときにコンピュータ端末にて印刷ジョブ付加される付加情報にて特定される用紙)が画像形成装置がそなえる何れの用紙カセットにも収納されていない場合、画像形成装置は所望の印刷用紙が用紙カセットにセットされるまで中断状態となる。そして、画像形成装置の操作者(オペレータ)が用紙カセットに所望の用紙をセットすることにより印刷に必要な印刷用紙がセットされない限り当該印刷ジョブの処理を再開することはできない。この場合、画像形成装置が管理する複数の印刷ジョブのうちに実行可能な印刷ジョブ(例えば、用紙カセットに収納されている用紙を指定する印刷ジョブ)があるにもかかわらず印刷処理が停止してしまうので、画像形成装置の生産性の低下を招くとともに、当該画像形成装置を利用している他のユーザ(コンピュータ端末の利用者)に迷惑をかけることにもなる。
とりわけPOD業界では扱う印刷用紙の種類が多くなり(例えば、数百種類)、用紙カセットへ収納する用紙の交換が頻繁に発生してしまう。このため、画像形成装置の操作者(オペレータ)による用紙の交換作業が膨大となり、大きな問題となっている。
また、例えばA4サイズの普通紙を用いる印刷ジョブに引き続きB5の普通紙を用いる印刷ジョブを処理する場合等、A4サイズの普通紙を収納する用紙カセットとB5サイズの普通紙を収納する用紙カセットが異なることから、印刷ジョブにて使用する用紙カセットの切り替えによる印刷の遅延が発生する。例えば、A4サイズの普通紙を指定する印刷ジョブを連続して実行する場合には、A4サイズの普通紙を特定の用紙カセットから一定の時間間隔で画像形成ユニット(用紙上に画像を形成するためのユニット)へ用紙を給送すればよい。ところが、A4サイズの普通紙を指定する印刷ジョブから、B5サイズの普通紙を指定する印刷ジョブに切り替える場合には、別のカセットに給送元を切り替えるための時間だけ、連続した複数の印刷ジョブを処理する処理時間が遅延してしまう。
しかしながら、上記何れの特許文献においても、上述したような課題について何の示唆もない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、複数の印刷ジョブにかかる印刷処理を連続して実行する場合に、印刷処理に用いる用紙を収納する用紙収納部の交換操作や用紙収納部の切り替え操作に要する遅延時間の発生が減少するように複数の印刷ジョブにかかる印刷処理の実行順序を適切に設定することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様による画像形成装置は以下の構成を備える。すなわち、
複数の印刷ジョブにかかる印刷処理の実行順序を設定する設定手段と、
前記設定手段で設定された実行順序で前記複数の印刷ジョブにかかる画像を用紙に印刷処理する印刷処理手段と、
前記印刷処理手段へ給送される用紙を収納する複数の用紙収納手段とを備え、
前記設定手段は前記印刷ジョブが指定する用紙の属性に基づいて、前記印刷処理手段による印刷に際して同一の用紙収納手段から給紙される用紙を用いる印刷ジョブが連続して実行されるように前記実行順序を設定する。
また、上記の目的を達成するための本発明の他の態様による情報処理装置は以下の構成を備える。すなわち、
接続された複数の画像形成装置へ印刷データを配信する情報処理装置であって、
複数の印刷データの印刷処理の配信順序と配信先とを管理する管理手段と、
前記管理手段で設定された配信順序及び配信先に基づいて印刷データを順次、前記複数の画像形成装置のいずれかに配信する配信手段とを備え、
前記管理手段は印刷データが指定する用紙の属性に基づいて、同一の用紙収納部から給紙される用紙を用いる印刷データが連続して同一の画像形成装置に配信されるように、前記配信順序及び配信先を設定する設定処理を行なう。
また、上記の目的を達成するための本発明の更に他の態様による画像形成システムは以下の構成を備える。すなわち、
情報処理装置と複数の画像形成装置が接続された画像形成システムであって、
前記情報処理装置において、複数の印刷データの配信順序と配信先とを管理する管理手段と、
前記管理手段で設定された配信順序及び配信先に基づいて印刷データを順次、前記複数の画像形成装置のいずれかに配信する配信手段と、
前記複数の画像形成装置の各々において、前記配信手段によって配信された印刷データを受信し、受信した順番で印刷処理を実行する印刷処理手段と備え、
前記管理手段は印刷データが指定する用紙の属性に基づいて、同一の用紙収納部から給紙される用紙を用いる印刷データが連続して同一の画像形成装置に配信されるように、前記配信順序及び配信先を設定する設定処理を行なう。
また、上記の目的を達成するための本発明の更に他の態様による印刷処理方法は、
複数の印刷ジョブにかかる印刷処理の実行順序を設定する印刷処理方法であって、
前記複数の印刷ジョブにかかる印刷処理の実行順序を設定する設定工程と、
前記設定工程で設定された実行順序で前記複数の印刷ジョブにかかる画像を用紙に印刷処理する印刷処理工程とを備え、
前記設定工程は、印刷ジョブが指定する用紙の属性に基づいて、前記印刷処理工程による印刷に際して同一の用紙収納部から給紙される用紙を用いる印刷ジョブが連続して実行されるように前記実行順序を設定する。
更に、上記の目的を達成するための本発明の更に他の態様による印刷データ配信方法は、
接続された複数の画像形成装置へ印刷データを配信するための印刷データ配信方法であって、
複数の印刷データの印刷処理の配信順序と配信先とを管理する管理工程と、
前記管理工程で設定された配信順序及び配信先に基づいて印刷データを順次、前記複数の画像形成装置のいずれかに配信する配信工程とを備え、
前記管理工程は印刷データが指定する用紙の属性に基づいて、同一の用紙収納部から給紙される用紙を用いる印刷データが連続して同一の画像形成装置に配信されるように、前記配信順序及び配信先を設定する。
本発明によれば、複数の印刷ジョブにかかる印刷処理を連続して実行する場合に、印刷処理に用いる用紙を収納する用紙収納部の交換操作や用紙収納部の切り替え操作に要する遅延時間の発生を減少するように複数の印刷処理ジョブにかかる印刷処理の実行順序を適切に設定することができる。
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態によるプリントシステムのネットワーク接続構成を示すブロック図である。MFP12、13、14は、マルチファンクション周辺装置(MPF)である。MFP12,13,14は、図2、図3で後述するように、それぞれスキャナユニット、プリンタユニットなどを搭載し、コピー機能、FAX送受信機能、コンピュータ上で作成されたデータを印刷するプリンタ機能などを実現する。なお、本実施形態において、MFP12、MFP13、MFP14はドメイン名xyz.co.jpというネットワーク11に接続され、それぞれcopy1.xyz.co.jp、copy2.xyz.co.jp、copy3.xyz.co.jpのホスト名が設定されている。
ネットワーク11にはさらにプリンタサーバ15とクライアントPC16(以下、PC16)が接続されている。なお、PC16にはワープロ、表計算ソフト、WEBブラウザソフトウェアなどのアプリケーションプログラムがインストールされている。PC16は、アプリケーションソフトを介してMFP12,13,14のいずれかを指定した印刷指示をすることにより、アプリケーションプログラムによって作成されたアプリケーションデータから生成される1ページ又は複数ページの画像データからなる印刷ジョブに基づいて、MFP12、13、14に印刷処理を実行させることができる。
上記システムにおける印刷動作は次のとおりである。すなわち、PC16にて印刷が指示されると、PC16に実装されているプリンタドライバにて、印刷すべきアプリケーションデータからPDL(Page Description Language)データが作成される。作成されたPDLデータはプリンタサーバ15に一時的にスプールされ、スプールされたPDLデータは印刷ジョブとして指定されたMFPに転送される。印刷ジョブを受信したMFPは、それに含まれるPDLデータを画像に展開し、展開された画像をプリンタ部を用いて印刷する。なおMFPにもプリンタサーバ機能を搭載し、プリンタサーバ15を経由せずに、PC16からMFPに直接印刷ジョブを送って印刷を行わせるように構成することも可能である。
図2はMFP12、MFP13、MFP14の断面図である。MFPは、スキャナ部134及びプリンタ部135が一体的に設けられた画像入出力デバイスである。
スキャナ部134において、原稿給送装置101は、原稿を最終頁から順に1枚ずつプラテンガラス102上へ給送するとともに、プラテンガラス102上の読み取り動作を終えた原稿を排出する。原稿がプラテンガラス102上に搬送されると、ランプ103が点灯し、スキャナユニット104が移動を開始して当該原稿を露光走査する。露光走査における原稿からの反射光は、ミラー105、106、107及びレンズ108によってCCDイメージセンサ(以下「CCD」という)109へ導かれる。
こうして露光走査された原稿の画像はCCD109によって読み取られ、光電変換によって画像データに変換されて出力される。CCD109ら出力される画像データは制御部100内の画像処理回路136(図3で後述)やプリンタ部へビデオバスを介して転送される。
プリンタ部135において、レーザ発光部201aはスキャナ134から出力された画像データに応じてレーザ光をON/OFFする。レーザ発光部201aから出射されたレーザ光は、回転するポリゴンミラー201bにより感光ドラム202の軸方向に振られる。このレーザ光により感光ドラム202を照射、走査することにより、感光ドラム202上にレーザ光(画像データ)に応じた静電潜像が形成される。
この感光ドラム202の静電潜像に現像器203によって現像剤が付着され、可視像化される。一方、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット204及びカセット205のいずれかから記録紙(用紙)が装置内へ供給され、転写部206へ搬送される。転写部206では、感光ドラム202に付着された現像剤が記録紙に転写される。現像剤の載った記録紙は定着部207に搬送され、定着部207の熱と圧力により現像剤像が記録紙に定着される。なお、カセット204及びカセット205には用紙が収納されており、各々のカセットに異なる属性(サイズ、種類)の用紙を収納することができる。
定着部207を通過した記録紙は排出ローラ208によって排出され、フィニッシャ220が、排出された記録紙をそれぞれのビンに収納して記録紙の仕分けを行う。なお、プリンタ部135は、出力に関する各種モードの設定が可能なように構成されている。フィニッシャ220は、上記モードで仕分けが設定されていない場合は最上ビンに記録紙を収納する。
また、上記各種モードのうち両面記録が設定されている場合は、排出ローラ208まで記録紙を搬送した後、排出ローラ208の回転方向を逆転させ、フラッパ209によって再給紙搬送路へ導く。また、上記各種モードのうち多重記録が設定されている場合は、記録紙を排出ローラ208まで搬送しないようにフラッパ209によって再給紙搬送路210へ導く。再給紙搬送路210へ導かれた記録紙は上述したレーザ光の照射開始タイミングで転写部206へ給紙される。
なお、フィニッシャ220はソートした印刷用紙をステイプルでとめることが可能である。ステイプル処理については、コーナ、ダブル等の指定が可能である。さらに2つ折りにした紙の中央をステイプルでとめる中綴じ製本機能、パンチ用の2穴〜4穴の穴を開けるパンチ穴開け機能、印刷用紙を2箇所で折るZ折り機能を備えたフィニッシャに接続することができる。また製本機を接続することにより、2つ折りにした用紙を背のりで貼り合わせるくるみ製本を実現することができる。
図3はMFP12,13,14の各々の制御構成を表すブロック図である。制御回路100において、CPU130はROM131に格納されているプログラムとRAM132のメモリを利用してシステム全体の制御を実施する。操作部133はLCD表示パネルとスタートキー、テンキーなどのハードキーから構成される。操作部133は、LCD上にソフト的にボタンを表示し、ユーザが指でボタンをタッチすることを検出してユーザオペレーションを円滑に実行する。
ハードディスク137はSCSI、USBなどのI/Fで接続されている大容量記録媒体であり、画像データ、アプリケーションデータ等を一時的あるいは恒久的に蓄積することに使用される。なお、大容量記憶媒体としてハードディスク137を例示したが、他の媒体、たとえば光磁気ディスク等を利用してもよい。ネットワークI/F138は、10BASE−T、100BASE−Tを代表とするイーサネット(登録商標)あるいはトークンリングなどのネットワーク回線と接続して、ネットワークデータリンクを実行する回路である。
画像処理回路136は大容量の画像メモリ、画像回転回路、解像度変倍回路、MH、MR、MMR、JBIG、JPEGなどの符号/複合化回路などで構成される。また画像処理回路136は、シェーディング、トリミング、マスキングなどの各種画像処理も実行することができる。
フォーマッタ部139はIEEE1284準拠のパラレルインタフェース、USBなどのPC−I/F回路を備える。フォーマッタ部139は、PC−I/F回路あるいはネットワークI/F138で受信した外部コンピュータ装置からのPDL(Page Description Language)データより画像データを作成する。更にフォーマッタ部139は、作成された画像データを画像処理回路136に渡すことにより画像データに画像処理を施し、プリンタ135で印刷するためのレンダリング回路として機能する。なお、このように外部コンピュータ装置からのPDLデータを受信して印刷を行う印刷ジョブをPDLジョブと称する。
ファクス部140は、NCU(Network Control Unit)、MODEM(MOdulator/DEModulator)などの回路で構成されるファクスI/F回路を含み、電話回線との接続を実現する。スキャナ部134で読み取って得られ、画像処理回路136によって画像処理が施された画像データは、ファクス部140より電話回線経由で他のFAX装置に送信され得る。あるいは、ファクス部140により他のFAX装置から送信されたデータを受信し、画像処理回路136で画像処理を行ってプリンタ135で印刷するようにも動作可能である。なお、ファクス部140で受信したデータを印刷するための印刷ジョブをFAXジョブと称する。
スキャナ部134、プリンタ部135、画像処理回路136、フォーマッタ部139、ファクス部140はCPU130からのCPUバス150とは別の高速ビデオバス151で接続され、画像データを高速に転送できるように構成されている。
また、スキャナ部134で読み取った画像データを画像処理回路136で画像処理を行いプリンタ部135で読み取った画像を印刷するように動作することでコピー機能が実現される。このようなコピー機能による印刷ジョブをCOPYジョブと称する。
更に、MFP12,13,14にはスキャナ部134で読み取った画像データを画像処理回路136で画像処理を行い、ネットワークI/F138からネットワーク上に送信するSend機能、あるいは画像処理回路136でRFC2301に従った画像を作成し、電子メールプロトコルでデータを送受信するIFAX(InternetFAX)機能が存在する。なお、ネットワークI/F138が電子メールプロトコルで受信したデータを印刷するための印刷ジョブをIFAXジョブと称する。
図4はMFP12,13,14が所有するネットワークプログラム構成を説明する図である。
プログラム構成はIP(Internet Protocol)250、TCP(TransmissionControl Protocol)/UDP(User Datagram Protocol)251、アプリケーション階層のプログラム252の3階層に大別して構成されている。
IP250は発信ホストから宛先ホストヘルータなどの中継ノードと連携しながらメッセージを送り届けるサービスを提供するインターネットのプロトコル階層である。IP250はデータを送信する発信先のアドレス、データを受信する宛先のアドレスを管理し、データをアドレス情報に従ってネットワーク内をどのような経路で宛先ホストまで届けるかを管理するルーティング機能を実行している。
TCP/UDP251は、発信アプリケーションプロセスから受信アプリケーションプロセスにメッセージを送り届けるサービスを提供するトランスポート階層である。TCPはコネクション型サービスであって、通信の高度な信頼性を保証する。UDPはコネクションレス型のサービスであり信頼性の保証は行わない。
アプリケーション階層のプロトコル252は複数のプロトコルを規定している。このプロトコルには、ファイル転送サービスであるFTP(File Transfer Protocol)、ネットワーク管理プロトコルであるSNMP、プリンタ印刷用のサーバプロトコルであるLPD(LinePrinter Daemon)、IPP(Internet Printing Protocol)、WWW(World Wide WEB)サーバのプロトコルであるHTTP、電子メール送受信プロトコルSMTP(SimpleMail Transfer Protocol)、メールダウンロードプロトコルPOP3(Post Office Protocol-Version 3)、ユーザの電子メールアドレスなどを管理しているディレクトリデータベースにアクセスするためのプロトコルであるLDAP(LightweightDirectory Access Protocol)などが存在する。
以上のような構成を備えた本実施形態のプリントシステムにおける印刷処理について、以下、説明する。なお、MFP12を用いて印刷処理を行なう場合を例に挙げて説明するが、MFP13,14も同様の印刷動作を実行可能である。
図5はPC106からアプリケーションデータをMFP12に印刷させる際に表示されるプリンタドライバの設定画面である。MFP12はcopy1という名称を有しており、プリンタ名として表示されている。
図5において、出力用紙サイズ設定ボックス300には印刷に用いる出力用紙サイズが指定される。図5ではA4(210×297mm)が選択、指定されている。なお、用紙サイズとしては、A3、B4、B5、A5、はがき等、カセット204及び/又はカセット205に設定することができるものであれば何でも設定することができる。印刷部数設定ボックス301には当該印刷ジョブの印刷部数が指定される。用紙種類設定ボックス302には、普通紙、光沢紙、フォトペーパー、高品位専用紙といったような印刷用紙の種類が指定される。印刷方向設定ボックス303には印刷用紙を縦方向に印刷するか横方向に印刷するかが指定される。
ページレイアウト設定ボックス304には、1ページ中にレイアウトするページ数が指定される。ここでは、1ページ/1枚、2ページ/1枚、4ページ/1枚、6ページ/1枚、8ページ/1枚から選択できる。なお、Nページ/1枚の指定(N=1,2,4,6,8)とは、1枚の印刷用紙にNページ分の印刷画像を、必要に応じて縮小してレイアウトし、印刷する指定のことである。
優先度設定ボックス305には当該印刷ジョブの優先度が指定される。本実施形態では、“低”(優先度は低い)、“普”(優先度は普通)、“高”(優先度は高い)の中から所望の優先度を選択して設定することができる。プリンタサーバ105またはMFP12に複数の印刷ジョブがプリント待ち状態で溜まっている場合に、優先度が高い印刷ジョブは印刷順番の入れ替えによって先に印刷されることになる。印刷方法設定ボックス306には片面印刷、両面印刷等の印刷方法が指定される。なお、片面、両面印刷の他に、例えば、専用フィニッシャを接続することで実現される用紙への後処理(例えば、複数枚の用紙を綴じ処理するステイプル機能、複数枚の用紙からなる用紙束を折り処理しつつ用紙束を折った中心部分に綴じ処理することで簡易な製本を行う中綴じ製本機能、用紙の短部に穴を空ける(例えば、2穴、6穴等)パンチ穴開け機能、用紙の2箇所に折り処理をするZ折り機能、複数枚の用紙からなる用紙束の1端部を糊付けしつつ大サイズの用紙でくるむことで簡易な製本を行うくるみ製本機能等)を指定することができる。
図6はMFP12の印刷ジョブの状況を監視するための操作部133における画面表示例(ジョブ状況画面)を示す図である。MFP12には現在11個の印刷ジョブがプリント待機中状態で溜まっている。このため、操作部133によりジョブ状況画面を表示すると、印刷ジョブリスト400(本例ではID001〜ID011の11個の印刷ジョブが存在する)が表示される。なお、IDはMFP12が印刷ジョブを受信すると生成される印刷ジョブを特定するための識別番号であり、ID001が11個のジョブのうちで最も早く受信された印刷ジョブであり、ID011が11個のジョブのうち最も遅く受信された印刷ジョブである。このジョブ状況画面においては、各ジョブについて、名称(JOB名)420、実行状況(JOB状況)421、印刷ジョブが指定する用紙の用紙サイズ422、印刷ジョブが指定する用紙の用紙種類423、印刷ジョブが指定するジョブの優先度424、印刷ジョブが指定する印刷方法425、印刷ジョブの種類(JOB種類)426が表示される。なお、このようなジョブリスト400の情報は、CPU130の制御の下、RAM132に保持される。そして、印刷ジョブリスト400に登録されている順番(リストの上位から下位の順番)で印刷ジョブが処理されていく。
JOB名420は、JOB種類426がPDLである場合はクライアントPC106に実装されているアプリケーションで作成されるアプリケーションファイル名から作成される名前である。また、JOB種類426がCOPY、FAX、IFAXの場合はシステムが自動的に名称を付けるものとする。名称のつけ方は、例えば、“COPY JOB1”のように、JOB種+JOBのシリアル番号というようなルールを用いればよい。
JOB状況421は、MFP12の動作状況に応じて、対応する印刷ジョブがプリント待ち状態であることを示す“待機中”、プリントが実行されていることを示す“プリント中”、或いは“エラー”のいずれかが表示される。なお、“エラー”は、カセット204、205に印刷ジョブにて指定された用紙属性(サイズ、種類)に対応する用紙が収納されていない、或いは用紙上に画像を形成するために用いられるトナー(現像剤)が不足しているなどの理由により印刷処理を実行することができない状況を示す。また、用紙サイズ422には、クライアントPC106のプリンタドライバにおいて出力用紙サイズ設定ボックス300で指定された用紙サイズが示され、用紙種類423には用紙種類設定ボックス302で指定された用紙種類がそれぞれ示される。更に、優先度424には優先度設定ボックス305で指定した優先度が、印刷方法425には印刷方法設定ボックス306で設定した印刷方法がそれぞれ操作部133に表示される。なお、用紙サイズ422、用紙種類423、優先度424、印刷方法425は、CPU130が、ネットワークI/F138を介してクライアントPC106から受信した印刷ジョブのヘッダに書き込まれた印刷ジョブの属性情報を解析することにより操作部133の表示画面(例えば、LCDディスプレイ)上に表示される。
JOB種類426はMFP12に投入された印刷ジョブの種類が表示される。例えばコピー機能により投入された印刷ジョブ(COPYジョブ)は“COPY”、プリンタ機能によって投入された印刷ジョブ(PDLジョブ)は“PDL”、FAX受信機能によって投入された印刷ジョブ(FAXジョブ)は“FAX”として表示される。更に、IFAX受信機能によって投入された印刷ジョブは“IFAX”として表示される。
ソートキー430は、印刷ジョブリスト400内の複数の印刷ジョブ(本実施形態では11個の印刷ジョブ)を、印刷ジョブが指定する用紙の属性(用紙サイズ、用紙種類)に従って実行順序をソート(並べ替え設定処理)するキーである。このソートキー430がMFP12の操作者(オペレータ)により押されると、JOB状況が待機中の印刷ジョブ(本実施形態ではID002〜ID011の10個の印刷ジョブ)は印刷ジョブに用いる印刷の属性によりソートされる。すなわち、待機中の印刷ジョブが指定する用紙属性が同一の印刷ジョブがグルーピングされ、同一の用紙カセットからの給紙によって実行される印刷ジョブが連続して処理されるように並べ替えが行われる。なお、削除キー431は選択した印刷ジョブを削除するのに用いられる。
MFP12は上記の印刷ジョブリスト400を利用して、印刷処理を進める。図15はMFP12が上述のような印刷ジョブリストを利用して印刷処理を進めていくための管理手順を説明するフローチャートである。図15の処理はMFP12のCPU130が例えばROM131に格納されたプログラムを実行することにより実現される。MFP12は印刷ジョブが入力されると、入力された印刷ジョブを印刷ジョブリスト400に登録し、そのJOB状態を「待機中」とする(ステップS901,S902)。また、印刷ジョブの印刷処理が終了した場合は(ステップS903)、終了した印刷ジョブを印刷ジョブリストから削除し(ステップS904)、印刷ジョブリスト400において新たに先頭となった印刷ジョブ(印刷ジョブリストの最上位に位置する印刷ジョブ)の印刷処理の実行を開始し(ステップS905)、開始された印刷ジョブに対応するJOB状態を「印刷中」に変更する(ステップS906)。また、印刷処理の実行中にエラーが発生した場合(例えば、印刷ジョブにより指定された用紙を供給できない場合等)は印刷処理の実行を中断し(ステップS907,S908)、中断した印刷ジョブのJOB状態を「プリント中」から「エラー」に変更して(ステップS909)、ステップS901へ戻る。
図7はソートキー430が押された場合に実行される、複数の印刷ジョブのソート処理を示すフローチャートである。
ソートキー430が押されると、ステップS501からステップS502へ進み、印刷ジョブが指定する優先度に従って印刷ジョブがソートされる(優先度ソート処理)。この優先度ソート処理では、優先度424が“高”、“普”、“低”の何れに設定されているかにより印刷ジョブをグループ分けする。そして、優先度が“高”に設定される印刷ジョブが属する高優先度グループ、“普”に設定されている印刷ジョブが属する普通優先度グループ、“低”に設定されている印刷ジョブが属する低優先度グループの順になるようにソートする。この優先度ソート処理により、高い優先度が設定された印刷ジョブをより早く処理させることができる。なお、優先度ソート処理は図15で説明したジョブリストへの登録処理(ステップS902)において実行することもできる。この場合、ステップS902では、新たに登録される印刷ジョブの優先度を参照し、優先度に応じて印刷ジョブリストへの登録位置が決定されることになる。
ステップS502の優先度ソートが終了すると、ステップS503に進み、各印刷ジョブに指定されている用紙サイズ422と用紙種類423に従って、印刷ジョブがソートされる(用紙属性ソート処理と称する)。このソート処理は、上記各優先度グループ毎に行われる。用紙属性ソート処理により、各優先度グループ内に、同一の用紙サイズで同一の用紙種類が指定されている印刷ジョブ(用紙属性が同一の印刷ジョブ)のグループ(用紙属性グループと称する)が構成されることになる。ここで、ステップS502及びステップS503が実行された後の印刷ジョブリスト400を図16に示す。まず、ソートの対象となる印刷ジョブはJOB状況が待機中であるID002〜ID0011であり、そのうちで優先度が“高”と指定されているID011の印刷ジョブが2番目に実行すべき印刷ジョブとして設定される。残りのID002〜ID010はいずれも優先度が“普”であるので、印刷ジョブの登録順序が早いID002のジョブが3番目の印刷ジョブとして設定される。そして、3番目の印刷ジョブ(ID002)は用紙属性がA4の光沢紙であるので、属性が一致するID004の印刷ジョブが4番目の印刷ジョブとして設定される。A4の光沢紙の用紙属性となる印刷ジョブはID004の印刷ジョブ以外には存在しないことから、5番目の印刷ジョブとしてID003の印刷ジョブが設定される。そうすると、残りの印刷ジョブのうちID003の印刷ジョブの用紙属性(A4の普通紙)と一致するID003、ID005、ID007、ID008、ID009、ID010の印刷ジョブが、順次設定される。最後に、用紙属性がB5の光沢紙であるID006の印刷ジョブが11番目の印刷ジョブとして設定される。
続いて、ステップS504において、カセット204及び205に収納されている用紙の属性に従って、優先度グループ(図16においては、ID011の優先度“高”グループと、ID002〜ID010の優先度“普”のグループ)毎に、用紙属性グループを単位としたソート処理が行われる。すなわち、MFP12に現在装着されているカセットに収納されている用紙の属性を示すテーブル500を参照することにより、現在MFP12が供給可能な用紙属性のグループが先に印刷処理されるように用紙属性グループを単位とした並べ替えが行われる(収納用紙ソート処理と称する)。なお、テーブル500はRAM132に格納される。テーブル500の内容は、装着されているカセットが備える用紙サイズ検知センサ(不図示)から取得される用紙サイズ情報や操作部133を介してユーザによってカセット毎に入力される用紙種類情報により設定されるものとする。図7には、テーブル500の一例として、カセット#1(カセット204)にA4の普通紙が収納され、カセット#2(カセット205)にB5の光沢紙が収納されている例が示されている。そして、この場合にステップS504が実行された後の印刷ジョブリスト400を図8に示す。まず、図16においては、優先度“普”の優先度グループにはID002〜ID010の印刷ジョブが含まれる。そして、優先度“普”の優先度グループ内には、用紙属性が“A4かつ光沢紙”の印刷ジョブ群(ID002及びID004)と、“A4かつ普通紙”の印刷ジョブ群(ID003、ID005、ID007〜ID010)と、“B5かつ光沢紙”の印刷ジョブ群(ID006)の3つの印刷ジョブ群が含まれる。そして、テーブル500を参照すると、カセット204及びカセット205のいずれにも“A4の光沢紙”が収納されていない。そこで、CPU130は、“A4かつ光沢紙”の印刷ジョブ群(ID002及びID004)の実行順序を下位に設定する。その結果、図8に示すように、用紙属性が“A4かつ光沢紙”の印刷ジョブ群(ID002及びID004)が10番目と11番目に実行されるように印刷ジョブの実行順序が新たに設定される。なお、ここではカセット毎に設定された用紙属性に基づいて印刷ジョブの実行順序を設定したが、カセットに用紙の残量を検知するセンサ(不図示)を設け、カセットの用紙の残量を考慮して印刷ジョブの実行順序を設定するようにしても良い。例えば、図8では“A4かつ普通紙”の印刷ジョブ群(ID003、ID005、ID007〜ID010)を“B5かつ光沢紙”の印刷ジョブ群(ID006)よりも先に実行するように実行順序を設定したが、カセット204の用紙残量が0枚であるような場合には、“A4かつ普通紙”の印刷ジョブを実行できないので、“B5かつ光沢紙”の印刷ジョブ群(ID006)を先に実行するように印刷順序を設定しても良い。
以上のようにしてステップS504のソートが完了すると、ステップS505に進み、上記ソート処理の結果が表示される(例えば、図8)。ソート処理結果の表示については図8により詳述する。そして、ステップS506において印刷ジョブの印刷が実行され、以降の印刷処理は、ソート後の順番に従って実行されることになる。
例えば、図6で説明した印刷ジョブは、ソートキー430が押下されたことにより図8に示すように並べ替えられる。すなわち、図6に示したジョブ状況に対して、図7のフローチャートで示したソート処理が実行されたことにより、図8に示すように待機中の複数の印刷ジョブの実行順序が設定(並び替え)される。MFP12の操作者(オペレータ)は、ソートキー430の操作によるソート処理の結果を図8に示すような印刷ジョブ状況確認画面により確認することができる。
上記の実施形態によれば、、同一の優先度(図8では普通優先度)において、用紙属性が同一の印刷ジョブが連続して処理されるようにソートされるので、カセットの交換頻度、用紙の切り替わりによる使用カセットの変更頻度が低減され、効率的な印刷処理が可能となる。なお、同一の用紙属性を有する印刷ジョブ群における複数の印刷ジョブの実行順序はジョブの受付時刻順(ID番号の小さい順)とする。
なお、上記実施形態において、印刷ジョブの優先度を考慮しない構成としてもよい。或いは、通常は印刷ジョブに指定された優先度を考慮して印刷ジョブの実行順序を管理し、ソートキー430が押された場合には、優先度を考慮せずに、用紙属性ソートのみで印刷ジョブの実行順序を管理するように構成してもよい。更に、用紙属性ソートによるグルーピングを優先し、用紙属性ソートによって得られた各グループ内で優先度ソートを行うように構成することも可能である。
なお、用紙属性ソートでは用紙サイズと用紙種類によりソートを行う構成としたが、これに限られるものではない。用紙属性ソートの目的は同一の用紙カセットから給紙される複数の印刷ジョブを連続して実行させることにあるので、例えば、用紙の種類が普通紙のみを扱うことがわかっているようなシステムであれば、用紙サイズのみでソートすればよい。或いは、用紙のサイズが一種類(例えばA4)のみを扱うことがわかっているようなシステムであれば、用紙種類のみを用いてソートすればよい。
<第2実施形態>
上記第1実施形態は、優先度ソート処理、用紙属性ソート処理及び収納用紙ソート処理により複数の印刷ジョブの実行順序の設定を行ったが、第2実施形態はこれらのソート処理に加えて、更に、印刷方法によるソート(印刷方法ソート処理と称する)やJOB種類によるソート(JOB種類ソート処理と称する)を行うものである。なお、第2実施形態はソート処理として印刷方法ソート処理とJOB種類ソート処理が加わった点を除けば第1実施形態と同様とするので、以下ではソート処理を説明する図17のフローチャートを用いて説明する。
図17はソートキー430が押された場合に実行される、複数の印刷ジョブのソート処理を示すフローチャートである。
ソートキー430が押されると、ステップS1701からステップS1702へ進み、印刷ジョブが指定する優先度に従って印刷ジョブがソートされる(優先度ソート処理)。この優先度ソート処理では、優先度424が“高”、“普”、“低”の何れに設定されているかにより印刷ジョブをグループ分けする。そして、優先度が“高”に設定される印刷ジョブが属する高優先度グループ、“普”に設定されている印刷ジョブが属する普通優先度グループ、“低”に設定されている印刷ジョブが属する低優先度グループの順になるようにソートする。この優先度ソート処理により、高い優先度が設定された印刷ジョブをより早く処理させることができる。
ステップS1702の優先度ソートが終了すると、ステップS1703に進み、各印刷ジョブに指定されている用紙サイズ422と用紙種類423に従って、印刷ジョブがソートされる。このソート処理は、上記の優先度グループ毎に行われる。用紙属性ソート処理により、各優先度グループ内に、同一の用紙サイズで同一の用紙種類が指定されている印刷ジョブ(用紙属性が同一の印刷ジョブ)のグループ(用紙属性グループと称する)が構成されることになる。ここで、ステップS1702及びステップS1703が実行された後の印刷ジョブリスト400は前述した図16に示す通りである。
続いて、ステップS1704において、CPU130は、カセット204及び205に収納されている用紙の属性に従って、優先度グループ(図16においては、ID011の優先度“高”グループと、ID002〜ID010の優先度“普”のグループ)毎に、用紙属性グループを単位としたソート処理を実行する。すなわち、MFP12に現在装着されているカセットに収納されている用紙の属性を示すテーブル500を参照することにより、現在MFP12が供給可能な用紙属性のグループが先に印刷処理されるように用紙属性グループを単位とした並べ替えが行われる(収納用紙ソート処理と称する)。なお、テーブル500はRAM132に格納される。テーブル500の内容は、装着されているカセットが備える用紙サイズ検知センサ(不図示)から取得される用紙サイズ情報や操作部133を介してユーザによってカセット毎に入力される用紙種類情報により設定されるものとする。なお、ステップ1704が実行された後の印刷ジョブの順序は前述した図8に示す通りである。
次に、第2実施形態に特有のソート処理である印刷方法ソート処理とJOB種類ソート処理について説明する。
ステップS1705で、CPU130は、各印刷ジョブに指定されている印刷方法425に従って印刷ジョブをソート処理する。このソート処理は、優先度424と用紙属性(用紙サイズ422及び用紙種類423)を同じくする印刷ジョブ群(図8においてはID003、ID005、ID007、ID008、ID009及びID010からなるグループ)における各印刷ジョブの順序を並び替えることにより実行される。そして、ステップS1705における印刷方法ソート処理を実行した後の印刷ジョブリスト400を示すのが図18である。図8と異なる点はID005の印刷ジョブの実行順序がID010の実行順序の後に変更された点である。すなわち、片面印刷を指定する印刷ジョブ(ID003、ID007、ID008、ID009、ID010)が連続して実行され、その後に両面印刷を指定する印刷ジョブ(ID005)が実行されるように印刷ジョブが並び替えられる。
続いて、ステップS1706で、CPU130は、各印刷ジョブに指定されているJOB種類426に従って印刷ジョブをソート処理する。このソート処理は、優先度424と用紙属性(用紙サイズ422及び用紙種類423)と印刷方法425を同じくする印刷ジョブ群(図18においてはID003、ID007、ID008、ID009及びID010からなるグループ)における各印刷ジョブの順序を並び替えることにより実行される。そして、ステップS1706におけるJOB種類ソート処理を実行した後の印刷ジョブリスト400を示すのが図19である。図18と異なる点はID010の印刷ジョブの実行順序がID007の実行順序の後に変更された点である。すなわち、JOB種類がCOPYである印刷ジョブ(ID007とID010)が連続して実行され、その後にJOB種類がFAXである印刷ジョブ(ID008)とJOB種類がIFAXである印刷ジョブ(ID009)が実行されるように印刷ジョブが並び替えられる。
以上のようにしてステップS1706のソートが完了すると、ステップS1707に進み、上記ソート処理の結果が表示される(例えば、図19)。そして、ステップS1708において印刷ジョブの印刷が実行され、以降の印刷処理は、ソート後の順番に従って実行されることになる。
この結果、例えば、図8の優先度が“普”で用紙属性がA4かつ普通紙の印刷ジョブ群(ID003、ID005、ID007、ID008、ID009及びID010からなるグループ)において、片面印刷の印刷ジョブと両面印刷の印刷ジョブがまとめられることになる。このように、印刷方法によるソートを行うことにより、印刷方法の切り替えに所定の動作が必要であった場合に、そのような動作の実行頻度を低減でき、印刷処理の効率を向上させることができる。
更に、投入された印刷ジョブの種類によって、各グループ内の印刷ジョブをソートするので、印刷ジョブの発生元に応じたJOB種426に従って印刷ジョブがソートされることになる。例えば、図8の優先度が“普”で用紙属性がA4かつ普通紙の印刷ジョブ群(ID003、ID005、ID007、ID008、ID009及びID010からなるグループ)において、JOB種がPDLのもの、COPYのもの、FAXのもの、IFAXのものに分類されることになる。
<第3実施形態>
第1、第2実施形態では、MFPにおける印刷ジョブにかかる印刷処理の実行順序の設定を説明した。第3実施形態では、クラスタリングサーバを介して印刷ジョブがMFPに供給されるシステムにおいて、クラスタリングサーバによって、上述したような印刷ジョブの実行順序の設定を行う構成を説明する。
図9は、第3実施形態によるプリントシステムの構成を説明する図である。図9に示されるように、インターネット及びクラスタリングサーバ24を介してクライアントPC21からの印刷ジョブがMFP12〜14に到達する。
ネットワークxyz.co.jpには、MFP12〜14と、サーバ23とクラスタリングサーバ24が接続されている。サーバ23では、ホームページを運用するWWWサーバ/メールサーバが動作している。また、クラスタリングサーバ24は、印刷ジョブをどのMFPで印刷するかを振り分ける機能を有する。ネットワークxyz.co.jpは例えば全世界に広がるインターネット網30に接続され、インターネット網30にはabc.co.jp等のネットワークが接続されている。また、ネットワークabc.co.jpには、メールサーバ/POPサーバの機能を備えたサーバ22と、ホームページ閲覧ソフトやメールクライントソフトがインストールされているクライアントPC21(以下、PC21)が接続されている。ネットワークxyz.co.jpではWWWサーバ23にホームページが開設されており、プリントショップの営業が行われているものとする。
PC21ではこのホームページを閲覧することが可能であり、このサイトに印刷したいデータがアップロードされると、MFP12〜14によって当該データが印刷され、その印刷物がPC21のユーザに配送される。ネットワークxyz.co.jpでは、クラスタリングサーバ24がWWWサーバ23に投稿されたデータを適切なMFPに振り分ける。MFP12〜14のうち、データの振り分けられたMFPにて印刷が行われ、印刷物が得られる。
図10は、PC21においてWWWサーバ23のホームページをアクセスし、WEBブラウザで閲覧した際に、WEBブラウザによって表示される画面例を示す図である。図10に示されるように、「XYZプリントSHOP」というホームページ画面が表示される。この画面において、データの投稿に必要な情報を入力した後、投稿ボタン605を押すことにより、投稿したデータ(投稿データ)がWWWサーバ23に転送される。なお、住所600、氏名601、TEL602、メールアドレス603の各ボックスは、印刷物を配送する際に依頼者を特定するための情報である。投稿ファイル名604には、印刷を依頼するPC21で作成したワープロ等のアプリケーションファイルが指定される。投稿ファイル名604で指定されたファイルがプリントSHOPXYZに投稿され、印刷が実施されることになる。出力用紙サイズ300、印刷部数301、用紙種類302、印刷方向303、ページレイアウト304、優先度305は図5のプリンタドライバで説明した各ボックスと同じである。全ての項目が正しく入力され、投稿ボタン605が押されると投稿ファイルはWWWサーバ23に転送される。
PC21からWWWサーバ23に送信された投稿データはクラスタリングサーバ24に配信される。クラスタリングサーバ24は、投稿データを蓄積し、MFP12〜14の何れかに印刷ジョブとして配信する。クラスタリングサーバ24において、蓄積された投稿データの一覧を示す投稿状況確認画面が表示される。ユーザは投稿状況確認画面により蓄積され投稿データを確認することができる。図11は投稿状況確認画面の表示例を示す図である。投稿状況確認画面には、WEBサーバ23に投稿された時に付けられていた投稿ファイル名604が投稿ファイル名欄720に、印刷部数設定ボックス301で指定された部数が部数欄721に、出力用紙サイズ設定ボックス300で指定された用紙サイズが用紙サイズ欄722に、用紙種類設定ボックス302で設定された用紙種類が用紙種類欄723に、優先度設定ボックス305で設定された優先度が優先度欄724に、それぞれ投稿データ毎に表示される。図11では、現在、No.1〜7の7個の投稿データが登録されている状況が示されている。
配信状況ボタン710が押下されると、クラスタリングサーバ24に存在する投稿データがソートされ、配信先のMFP毎に整理される。例えば、図11の投稿状況に示したように7つの投稿データがクラスタリングサーバ24に存在する状態で配信状況ボタン710が押されると、図12に示すような配信状況画面が表示される。なお、投稿状況画面から配信状況画面に移動する際に投稿データがソートされるが、このソート処理については図14のフローチャートを用いて後述する。
図12に示されるように、投稿データにはソート結果に従って配信先のMFPが割り当てられ、配信先欄725に投稿データ毎に配信先が表示される。投稿状況ボタン712は図11の投稿状況画面に戻るボタンである。また、印刷ボタン711が押されると、投稿データをPDLデータに変換し、変換したPDLデータを印刷ジョブとして配信先のMFPに送信して印刷を開始させる。
図13はクラスタリングサーバ24として機能する情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。CPU901はROM902或いはRAM903に記憶されているプログラムを実行することにより、各種制御を実現する。ROM902には、例えば装置立ち上げ時に起動されるブートプログラムや、当該装置の各種パラメータが記憶されている。RAM903はメインメモリとして機能する。ディスプレイ904はCPU901の制御下で各種の表示を行う。例えば、図11、図12により上述した表示はディスプレイ904上になされる。ハードディスク905は2次記憶装置であり、WWWサーバ23より受信した投稿データ905a、プログラム905b、テーブル905を格納する。投稿データ905aには、印刷対象のアプリケーションデータに加えて、図10のインターフェースにより設定された各種属性情報が含まれる。プログラム905bは、必要に応じてRAM903にロードされ、CPU901により実行される。図14のフローチャートで示される処理を実現するためのプログラムもプログラム905bに含まれている。テーブル905cは、接続されているMFPにおけるカセットの装着状態、現在供給可能なメディアの種類等が登録されている。投稿データリスト905dは、受信した投稿データのリストであり、図11や図12の表示の際に参照される。クラスタリングサーバ24は、ネットワークインターフェース906を介してWWWサーバ23やMFP12〜14が接続されたLANインターフェースと接続される。なお、テーブル905cは、ネットワークインターフェース906を介して各MFPから収集した能力情報(カセットの装着状態や装填されている用紙種類)に基づいて生成される。入力部907は、例えばキーボード、マウスにより構成される。
図14はクラスタリングサーバ24で動作するプログラムを説明するフローチャートである。
まず、ステップS801において、クラスタリングサーバ24はWWWサーバ23から投稿データを受信すると、受信した投稿データを登録するジョブ入稿処理を行う。すなわち受信した投稿データを、投稿データ905aとしてハードディスク905に格納するとともに、投稿データリスト905dに登録する。次にステップS802において、投稿データ905aを参照して図11のごとき投稿状況をディスプレイ904に表示する。この処理により、例えば図11で説明した投稿状況画面が表示される。
次にステップS803において、配信状況ボタン710が押下(クリック)されたかどうか判断する。配信状況ボタン710が押下されたと判断された場合は、ステップS804へ進み、投稿データリスト905dに関して、優先度に従ったソート処理(優先度ソート処理)を行う。優先度ソート処理では、ステップS502で上述したように、優先度欄724の内容に従って“高”、“普”、“低”で投稿データがグループ分けされる。そして、優先度が“高”“普”“低”の順に処理が実行されるようにグループを単位として並べ替える。優先度ソート処理が終了するとステップS805へ進み、用紙サイズ及び用紙種類による用紙属性ソート処理を行う。メディアタイプソート処理ではステップS503で上述したように、優先度ソート処理で得られた各グループ毎に、用紙サイズ及び用紙種類が同じ投稿データ同士でグルーピングする。
用紙属性ソート処理が終了すると、図11のNo.1〜7の投稿データは図12に示すように順番が入れ替わる。図示のように、「No.1」、「No.2〜4」、「No.5〜7」の3つの用紙属性グループが形成されている。そして、ステップS806において、同一用紙サイズ、同一用紙種類(同一の用紙属性)の投稿データが同一配信先となるように、すなわち用紙属性グループ毎に配信先が決定される。このとき、テーブル905cが参照され、各グループ内の投稿データの用紙サイズと用紙種類、各MFPの現状のカセットの装着状態に基づいて、各グループ毎にデータの配信先が決定される。すなわち、カセットの交換作業の発生が極力抑えられるように、配信順序及び配信先が決定される。
以上のようにして配信先が決まると、ステップS807において、図12に示すような配信状況画面が表示される。その後、ステップS808において投稿状況表示ボタン712が押されたかを判定し、投稿状況表示ボタン712が押された場合にはステップS802に戻り、図11のような投稿状況表示画面を表示する(ソート処理前の投稿データリストをバックアップしておくものとする)。投稿状況ボタン712が押下されていない場合はステップS809において印刷ボタン711が押下されたかを判定する。印刷ボタン711が押された場合は、ステップS810において先頭の投稿データから順にPDLデータに変換する。そして、ステップS811において、得られたPDLデータを設定された配信先に印刷ジョブとして送信する。ステップS812では送信が済んだ投稿データを削除して本処理を終了する。
クラスタリングサーバ24から印刷ジョブを受信したMPFは、その受信順序のとおりに印刷処理を実行する。なおPDLデータ変換処理はクラスタリングサーバ101で実施するように説明したが、WWWサーバ23やPC21で実施するようにしてもよい。また、第2実施形態で説明したような印刷方法によるソートや、JOB種類によるソートを行うようにしてもよい。
以上説明したように、第1乃至第3実施形態によれば、印刷ジョブ或いは印刷すべき投稿データに付帯している印刷用紙に関する情報に従って印刷ジョブの実行順序を入れ替え(用紙属性ソート)、同一のカセットからの給紙によって実行される印刷ジョブが連続するようにしている。この結果、使用する印刷用紙が存在しないために印刷が中断するというような事態の発生が減少し、印刷処理装置による生産性の向上が図られた。また、カセットの変更の作業回数が減り作業効率のアップも図ることができた。さらに印刷時において、同一カセットから給紙を行うことにより使用するカセットを変更する頻度が低減され、サイクルダウンの発生が減り、生産性の向上が図られた。
また、 第3実施形態で説明したように、ホストコンピュータから印刷指示された複数の印刷JOBを管理し、複数の印刷処理装置に印刷JOBを配信するシステムにおいても、用紙属性ソートに従った印刷順序の管理により、上記効果が達成される。
なお、上記の第1〜第3実施形態では、複数の印刷ジョブのうち、ソート処理の対象とするのはJOB状況が“待機中”のJOBであったが、他の例も実現可能である。例えば、複数の印刷ジョブのうち所望の複数のジョブ(例えば、ID002〜ID008)を選択した後にソートキー430を押下することで、選択された印刷ジョブのみをソート処理の対象としても良い。
第1実施形態によるプリントシステムのネットワーク接続構成を示すブロック図である。 実施形態による多機能周辺装置(MFP)の概略の断面図である。 MFPの制御構成を示すブロック構成図である。 ネットワークプログラム構成図である。 プリンタドライバによる設定画面の表示例を示す図である。 印刷ジョブ状況を確認するための画面の表示例を示す図である。 第1実施形態による、印刷ジョブのソート処理を説明するフローチャートである。 第1の実施形態におけるソート処理後の印刷ジョブリストを表示する画面を示す図である。 第3実施形態によるネットワーク構成例を示す図である。 WEBブラウザによる投稿データ送信のためのインターフェース例を示す図である。 クラスタリングサーバにおける投稿データの投稿状況を示す画面の表示例を示す図である。 クラスタリングサーバにおける投稿データの配信状況を示す画面の表示例を示す図である。 クラスタリングサーバの構成例を示すブロック図である。 クラスタリングサーバで動作する印刷ジョブの配信先決定処理を示すフローチャートである。 印刷ジョブリストを利用して印刷処理を進めていくための管理手順を説明するフローチャートである。 第1の実施形態における優先度ソート処理及び用紙属性ソート処理後の印刷ジョブリストを表示する画面を示す図である。 第2の実施形態による、印刷ジョブのソート処理を説明するフローチャートである。 第2の実施形態における印刷方法ソート処理後の印刷ジョブリストを表示する画面を示す図である。 第2の実施形態におけるJOB種類ソート処理後の印刷ジョブリストを表示する画面を示す図である。

Claims (13)

  1. 複数の印刷ジョブにかかる印刷処理の実行順序を設定する設定手段と、
    前記設定手段で設定された実行順序で前記複数の印刷ジョブにかかる画像を用紙に印刷処理する印刷処理手段と、
    前記印刷処理手段へ給送される用紙を収納する複数の用紙収納手段とを備え、
    前記設定手段は前記印刷ジョブが指定する用紙の属性に基づいて、前記印刷処理手段による印刷に際して同一の用紙収納手段から給紙される用紙を用いる印刷ジョブが連続して実行されるように前記実行順序を設定することを特徴とする印刷処理装置。
  2. 前記印刷ジョブには実行順序の優先度の指定が含まれており、
    前記設定手段は、前記優先度に従って前記複数の印刷ジョブの実行順序を入れ替え、
    同一の優先度に属する印刷ジョブ群について、印刷ジョブが指定する前記用紙の属性に基づいて、同一の用紙収納手段から給紙される用紙を用いる印刷ジョブが連続して実行されるように前記実行順序を設定することを特徴とする請求項1に記載の印刷処理装置。
  3. 前記設定手段は、同一の用紙収納手段から給紙される用紙を用いる印刷ジョブで構成される印刷ジョブ群の実行順序を、用紙収納手段に収納されている用紙にかかる前記印刷ジョブ群が先に実行されるように設定することを特徴とする請求項1に記載の印刷処理装置。
  4. 前記印刷ジョブには実行順序の優先度の指定が含まれており、
    前記設定手段は、同一の用紙収納手段から給紙される用紙を用いる印刷ジョブ群にかかる複数の印刷ジョブの実行順序を、前記優先度の指定に従って入れ替えることを特徴とする請求項1に記載の印刷処理装置。
  5. 前記印刷ジョブには印刷ジョブにかかる画像データを用紙の片面へ印刷するか両面へ印刷するかの印刷方法の指定が含まれており、
    前記設定手段は、同一の用紙収納手段から給紙される用紙を用いる印刷データ群にかかる複数の印刷ジョブの実行順序を、印刷ジョブが指定する前記印刷方法の指定に基づいて設定することを特徴とする請求項1に記載の印刷処理装置。
  6. 前記印刷ジョブには印刷ジョブにかかる用紙への後処理に関する印刷方法の指定が含まれており、
    前記設定手段は、同一の用紙収納手段から給紙される用紙を用いる印刷データ群にかかる複数の印刷ジョブの実行順序を、印刷ジョブが指定する前記印刷方法の指定に基づいて設定することを特徴とする請求項1に記載の印刷処理装置。
  7. 前記印刷ジョブには印刷ジョブにかかる画像データを用紙の片面へ印刷するか両面へ印刷するかの印刷方法の指定が含まれており、 前記設定手段は、同一の用紙収納手段から給紙される用紙を用いる印刷ジョブ群にかかる複数の印刷ジョブの実行順序を、印刷ジョブが指定する前記印刷方法の指定に基づいて設定することを特徴とする請求項1に記載の印刷処理装置。
  8. 前記印刷ジョブには印刷ジョブにかかる用紙への後処理に関する印刷方法の指定が含まれており、
    前記設定手段は、同一の用紙収納手段から給紙される用紙を用いる印刷ジョブ群にかかる複数の印刷ジョブの実行順序を、印刷ジョブが指定する前記印刷方法の指定に基づいて設定することを特徴とする請求項1に記載の印刷処理装置。
  9. 前記用紙の属性は、前記用紙のサイズ及び/又は種類であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の印刷処理装置。
  10. 接続された複数の画像形成装置へ印刷データを配信する情報処理装置であって、
    複数の印刷データの印刷処理の配信順序と配信先とを管理する管理手段と、
    前記管理手段で設定された配信順序及び配信先に基づいて印刷データを順次、前記複数の画像形成装置のいずれかに配信する配信手段とを備え、
    前記管理手段は印刷データが指定する用紙の属性に基づいて、同一の用紙収納部から給紙される用紙を用いる印刷データが連続して同一の画像形成装置に配信されるように、前記配信順序及び配信先を設定する設定処理を行なうことを特徴とする情報処理装置。
  11. 情報処理装置と複数の画像形成装置が接続された画像形成システムであって、
    前記情報処理装置において、複数の印刷データの配信順序と配信先とを管理する管理手段と、
    前記管理手段で設定された配信順序及び配信先に基づいて印刷データを順次、前記複数の画像形成装置のいずれかに配信する配信手段と、
    前記複数の画像形成装置の各々において、前記配信手段によって配信された印刷データを受信し、受信した順番で印刷処理を実行する印刷処理手段と備え、
    前記管理手段は印刷データが指定する用紙の属性に基づいて、同一の用紙収納部から給紙される用紙を用いる印刷データが連続して同一の画像形成装置に配信されるように、前記配信順序及び配信先を設定する設定処理を行なうことを特徴とする印刷処理システム。
  12. 複数の印刷ジョブにかかる印刷処理の実行順序を設定する印刷処理方法であって、
    前記複数の印刷ジョブにかかる印刷処理の実行順序を設定する設定工程と、
    前記設定工程で設定された実行順序で前記複数の印刷ジョブにかかる画像を用紙に印刷処理する印刷処理工程とを備え、
    前記設定工程は、印刷ジョブが指定する用紙の属性に基づいて、前記印刷処理工程による印刷に際して同一の用紙収納部から給紙される用紙を用いる印刷ジョブが連続して実行されるように前記実行順序を設定することを特徴とする印刷処理方法。
  13. 接続された複数の画像形成装置へ印刷データを配信するための印刷データ配信方法であって、
    複数の印刷データの印刷処理の配信順序と配信先とを管理する管理工程と、
    前記管理工程で設定された配信順序及び配信先に基づいて印刷データを順次、前記複数の画像形成装置のいずれかに配信する配信工程とを備え、
    前記管理工程は印刷データが指定する用紙の属性に基づいて、同一の用紙収納部から給紙される用紙を用いる印刷データが連続して同一の画像形成装置に配信されるように、前記配信順序及び配信先を設定することを特徴とする印刷データ配信方法。
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