JP2006011663A - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 予定した納期に間に合わない印刷ジョブが生じた場合に行う再スケジューリング作業を、オペレータが比較的簡易な作業で行うことを可能とする。
【解決手段】 再スケジューリングが必要な場合、納期に間に合わない印刷ジョブを、他の印刷ジョブがスケジュールされていない、空いている印刷デバイスに割り振る(S1504)。さらに、納期に余裕のある印刷ジョブが割り当てられている印刷デバイスに対して納期を超える分のジョブを割り込ませるとともに、割り込まれた印刷ジョブをその納期内で後にずらす処理を行う(S1507)。さらに、他の印刷デバイスへ割り振り可能な印刷ジョブの一部を、そのジョブ本来の納期内で他の印刷デバイスへ割り振る。そして、その割り振られた残りのジョブをその本来の納期内で後ろにずらし、空いた部分に、納期を超える分の印刷ジョブを割り込ませる(S1510)。
【選択図】 図15

Description

本発明は、情報処理装置および情報処理方法に関し、特に、1つの印刷ジョブを複数の印刷装置で分散して実行できる印刷システムにおける印刷スケジューリングに関するものである。
従来、個人ユーザや企業などの顧客からの依頼によって印刷物を作成する商業印刷が知られている。こうした商業印刷業界では、顧客から印刷用データ(原本)の提供や印刷体裁や部数、納期などの指示を受けて印刷物を作成し、これを顧客に納入することを行っている。このような印刷業界では古くから知られているオフセット製版印刷機などの大規模な印刷装置を用いて印刷を行うのが一般的である。
また、昨今では、電子写真方式の印刷装置やインクジェット方式の印刷装置の高速化、高画質化に伴い、短時間で出力、納品が可能な「コピーサービス」、「プリンティングサービス」、「PrintOnDemand(POD)センター」などと称される、簡易な商業印刷の業態も存在している。
以上のような古くからの大規模な印刷装置を用いた印刷業界や簡易な印刷業界のいずれでも、印刷の依頼は、顧客から印刷業者に対して、紙あるいは電子媒体(FD、MO、CD−ROMなど)に記録した原稿と、その原稿の印刷部数や製本方法、納品期日などを記載した印刷指示書(オーダー指示書)を郵送し、または直接印刷会社に持ち込むことによって行われる(入稿)。また、インターネットまたはイントラネットを介してオンラインで印刷を発注/受注できるシステムも実用化されている。たとえば、富士ゼロックス社から販売されている「DotDoc.Web」を用いる場合、顧客は自社のコンピュータから業者の提供するホームページにアクセスし、印刷依頼用のフォームに発注者情報(受け取り先など)、印刷体裁や部数などの必要事項を記入して、原稿ファイルとともに送信することにより、原稿の印刷を発注することができる。
これに対し、印刷業者側では顧客から上記のようにして依頼される印刷について印刷指示書を作成し、印刷処理のスケジューリングを行う。そして、作成されたスケジュールにしたがって、作業コンピュータに接続されたプリンタなどの印刷装置や製本機によってそれぞれ印刷や製本作業が行われ、作成された印刷物を顧客に納品して業務が完了する。
このように、印刷業者は、印刷スケジューリングを行うことにより、依頼に応じた内容の印刷物を指定された納品期日に納品することができる。また、多数の印刷装置を用いる大規模な印刷センターなどでは、複数のオペレータが多種多様な印刷装置や作業コンピュータを用いて、並列的に多数の印刷依頼(オーダー)を処理する。このため、印刷スケジューリングでは、人(オペレータ)や装置などの資源を可能な限り効率的に活用することが望まれている。
印刷スケジュールの管理は、従来、スケジューラを用いて行われるのが一般的である。すなわち、既に登録済みの印刷ジョブや印刷デバイスの使用状況などの情報を管理し、新しい印刷ジョブの登録の際には、それらの情報を参照することによって、時間的に印刷ジョブが効率的に実行されるようそれらを配置する。
例えば、特許文献1には、複数の出力印刷デバイスと、各印刷デバイスにスケジュールされているジョブを表示するUIを有した印刷制御装置が開示されている。
詳しくは、先ず、UI上で、既に登録済みの印刷ジョブについてそれらに用いる印刷デバイスごとの時間的配置を参照する。そして、新たに設定する印刷ジョブで指定されている体裁設定や印刷条件を満たしている印刷デバイス、つまりその印刷ジョブに使用できる印刷デバイスをオペレータが特定する。そして、特定したそれぞれの印刷デバイスの処理能力と新たに設定する印刷ジョブの印刷量とを比較し、この比較に基づき、印刷ジョブを1つの印刷デバイスの空き時間に割り当てるかあるいは複数の印刷デバイスそれぞれの空き時間に割り振る処理をオペレータが行う。その割り当てもしくは割り振りの際、印刷ジョブの時間的配置をその納付期限より後にしないようにすることはもちろんである。
特開2002―063004号公報
しかし、従来の印刷スケジューリングでは、上述のように、スケジューラに印刷ジョブが登録されてそれぞれの印刷ジョブの印刷が開始されると、その後は、基本的に印刷が終了するまで印刷が実行されるのみである。従って、このような印刷スケジューリングを行うシステムでは、例えば、印刷デバイスのトナー切れあるいはインク切れが生じその補給などのために印刷を中断した場合に、再スケジューリングが必要となる。すなわち、印刷を中断した分その印刷ジョブの実行が遅れ、そのまま印刷を再開しても納期までに印刷が終了しない場合がある。このため、その納期に間に合わない印刷ジョブについて、他の印刷デバイスを併用したり他の印刷ジョブの実行を停止したりすることなどを考慮した再スケジューリングが必要となる。しかし、この作業は、オペレータが、遅れている印刷ジョブのスケジューリングと他の印刷ジョブのスケジューリングを共に参照しながら、遅れた分の印刷ジョブを他の印刷ジョブに割り込ませるなどの処理を行うため、比較的煩雑な作業となる。
この場合、特に、納期に間に合わない印刷ジョブの再スケジューリングに際しては、他の印刷ジョブのスケジューリングにできるだけ影響を与えないことが望ましい。例えば、他の印刷ジョブについて当初のスケジューリングが影響を受けずにそのまま実行されれば、その印刷ジョブ完了後納期までの種々の作業を予定したとおり余裕を持って行うことができる。また、スケジューリングがそのまま実行されなくても、例えば、他の印刷デバイスに割り振られることなく、印刷完了の時間が後ろにずれるだけであれば、複数の印刷デバイスに分散した印刷物を取りまとめるなどの作業を行わなくて済む。このように、再スケジューリングに際しては、他の印刷ジョブに与える影響もしくはその程度を考慮することが望ましいが、その場合にはさらに煩雑な作業となる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、予定した納期に間に合わない印刷ジョブが生じた場合にその再スケジューリング作業を、オペレータが比較的簡易な作業で行うことを可能とする情報処理装置および情報処理方法を提供することにある。
そのために本発明では、印刷装置に対する印刷ジョブのスケジューリングを行う情報処理装置であって、予定した納期を超える状態が生じた印刷ジョブを検出する検出手段と、該検出手段が検出した納期を超える印刷ジョブについて、当該納期を超える分の印刷量を、該印刷ジョブが割り振られていない他の印刷装置に対して割り振る手段であって、前記他の印刷装置に他の印刷ジョブが割り振られているとき、前記他の印刷ジョブを当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で再配置するとともに、該再配置で空いた部分に前記納期を超える分の印刷量を前記予定した納期を超えない範囲で割り振る割り振り手段と、を具えたことを特徴とする。
また、印刷装置に対する印刷ジョブのスケジューリングを行うための情報処理方法であって、予定した納期を超える状態が生じた印刷ジョブを検出する検出工程と、該検出手段が検出した納期を超える印刷ジョブについて、当該納期を超える分の印刷量を、該印刷ジョブが割り振られていない他の印刷装置に対して割り振る手段であって、前記他の印刷装置に他の印刷ジョブが割り振られているとき、前記他の印刷ジョブを当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で再配置するとともに、該再配置で空いた部分に前記納期を超える分の印刷量を前記予定した納期を超えない範囲で割り振る割り振り工程と、を有したことを特徴とする。
以上の構成によれば、当初設定されたスケジューリングによって予定した納期を超える状態が生じた印刷ジョブが発生しても、印刷ジョブの割り振りによって割り込まれる他の印刷ジョブの納期や割り振る印刷ジョブの納期を、適切に考慮した再スケジューリングを行うことができる。
この結果、オペレータが行う、印刷ジョブを間に合わせるための再スケジューリング作業の負担を減らすことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷システムの全体構成を示す図である。なお、以下の説明における印刷システム全体の環境は本発明の説明を簡易にするためのものであり、本発明はこれらの環境に限定されるものではないことはもちろんである。
図1において、クライアント151は、例えば、一般ユーザの自宅におけるインターネット接続されたノートPC102であり、これを操作し印刷依頼にかかる処理を行う。あるいは社内イントラネットに接続された業務用PC101であり、ユーザがこれを操作し、同様の処理をすることができる。
サーバ152は、クライアント151を操作するユーザに対して印刷依頼や原稿を入稿する入稿コンテンツを提供するWEBサーバ103や、入稿された印刷依頼を注文書(オーダー票)として格納したり、電子入稿された原稿を格納したりしておくDBサーバ104である。ここで、WEBサーバとDBサーバは1つの筐体に構成することも可能であるが、本実施形態では、2つの筐体にそれぞれ構成されるものとして説明する。
印刷センター153は、サーバ152に対して複数存在することができ、サーバ152はそれぞれの印刷センターに設置されている印刷装置の情報に基づき印刷センターを区別して扱う。印刷センター153は、DBサーバ104に蓄積された印刷のオーダー票および原稿をDBサーバから定期的に収集するとともに、図15以降で説明する本発明の一実施形態にかかる印刷スケジューリング処理などが動作するサーバ105、サーバ105が提供する各種のサービスを使いやすいGUIを使って操作する作業PC106、印刷を行うそれぞれモノクロプリンタ111、カラープリンタ112、さらにはオフライン製本で使われるパンチャ141やくるみ製本機142等を備える。なお、印刷センターの構成や環境は上記に限定されるものではないことはもちろんである。
本実施形態では、クライアント151とサーバ152、また、サーバ152と印刷センター153との間は、Internet(インターネット)131またはIntranet(イントラネット)131によってネットワーク接続されている。通常、クライアントとサーバ間はInternet接続されることが多く、サーバと印刷センターは専用回線を用いたIntranet接続されることが多い。本発明の適用はこうした環境に限らず、例えば、印刷センター内にサーバが存在するような環境であってもよい。
上記の構成において、クライアント151のノートPC102やPC101には、WEBサーバ103が提供する入稿コンテンツを閲覧するためのブラウザが搭載される。一般には、MicroSoft社製のInternetExplorerであるが、NetScape社製のNetScape等を用いることができる。また、上記ブラウザは、入稿コンテンツを用いて原稿データをアップロードすることができる。
WEBサーバ103が提供する入稿コンテンツには、製本などの印刷体裁や、部数、用紙サイズなどの印刷設定、および納品期日、依頼者情報、配送先などを入力するエディットコントロール、原稿データをアップロードするためのファイル指定コントロールが備えられている。ここで、入力された依頼内容に応じた料金計算、および入力事項の確定処理などは、WEBサーバ103上で動作するサービスモジュールで実現されるが、その説明は省略する。また、WEBサーバ103は、確定した印刷依頼を注文書(ここには、印刷依頼内容と原稿データのファイル名が記入されている)と原稿データファイルとしてDBサーバ104に格納する。
DBサーバ104には、Oracle社製のOracleDatabaseのような一般的なデータベースがインストールされており、後述するサーバ105からのデータ取得要求に応じて、所望の注文書と原稿データを送信することができる。DBサーバ104におけるDBスキーマは、主として印刷センターマスタ(場所、連絡先などの情報と、デバイスマスタ、製本機マスタをメンバに持つ)、デバイスマスタ(カラー/モノクロ、印刷枚数、オプションなどのデバイス構成情報)、製本機マスタ(パンチャ、くるみ製本機などの情報)の各テーブルで構成されている。このテーブルを参照することにより、印刷センター153のサーバ105は自身の印刷センターに割り当てられた注文を受け取ることができる。
印刷センター153におけるサーバ105は、WEBサーバ103からの注文確定の通知を受け、DBサーバ104から注文書と原稿データファイルを収集するとともに、収集した注文書に従い、図6などにて後述するオーダーマネージャ、ワークフローマネージャ、ジョブマネージャ、デバイスマネージャなどを印刷に関して動作させる。
同様に印刷センター153の作業PC106は、サーバ105でから提供される上記各種マネージャなどのサービスについて操作画面を介して制御するためのコンソールや、サーバ105に格納されている原稿データファイルを取り出し、所定のアプリケーションを起動して印刷体裁を整えるともに、指定された印刷設定に基づいて印刷処理するための作業用のコンピュータである。
同じく印刷センター153におけるモノクロプリンタ111やカラープリンタ112は、印刷センターによって設置構成が異なるが、一般的には高速なモノクロプリンタと、高品位なカラープリンタの組み合わせで構成されることが多い。これらは総て、図15以降で後述されるように、サーバ10のデバイスマネージャによってそれぞれの使用がスケジューリングされることになる。
製本機141、142は上記の各プリンタによって印刷出力された用紙を製本するためのオフライン製本機であり、ステイプラ、パンチャ、くるみ製本機、リング製本機などである。これらの製本機は、ネットワーク123に接続することにより、印刷状況のステータスを収集することができる。また、プリンタと同様に印刷センターによって設置構成が異なる。
図2は、図1に示したWEBサーバ103、DBサーバ104、サーバ105、作業PC106それぞれにおける共通のハードウエア構成の概略を示すブロック図である。
図2において、CPU200は、HD(ハードディスク)205に格納されているアプリケーションプログラム、プリンタドライバプログラム、OSやネットワークプリンタ制御プログラム等をRAM202にロードして実行し、また、RAM202に上記プログラムおよびその実行に必要な情報、ファイル等を一時的に格納する制御を行う。ROM201には、基本I/Oプログラム等のプログラム、文書処理の際に使用するフォントデータ、テンプレート用データ等の各種データを記憶する。RAM202は、CPU200の主メモリ、ワークエリア等として機能する。外部記憶ドライブ203は、メディア204に記憶されたプログラム等を同図に示すコンピュータシステムにロードする。メディア204は、図4にて後述するプログラムや関連データを格納している。
キーボード206は、ユーザもしくはオペレータが図2に示すコンピュータに対してデバイスの制御コマンドの命令等を入力指示するものである。ディスプレイ207は、キーボード206によって入力したコマンドや、プリンタなどのデバイスの状態等を表示したりするものである。システムバス208は、図2に示すコンピュータ内のデータの流れを司るものである。ネットワークインターフェイス(以下、I/Fという)209は、ローカルエリアネットワーク(LAN)あるいは、インターネットに接続するための通信インターフェイスである。
図3は、図2に示したRAM202にプログラムがロードされ実行可能となった状態のメモリマップ300を示す図である。
本実施形態では、HD205からプログラムおよびその関連データを直接RAM202にロードして実行させる例を示すが、これ以外に、プログラムを動作させる度に、HD205からRAM202にロードするようにしてもよい。また、プログラムを記録するメディアとして、FD、CD−ROM、DVD、ICメモリーカード等を用いることができる。さらに、プログラムをROM201に記録しておき、これをメモリマップの一部となすように構成し、直接CPU200によって実行することもできる。図3において、301は基本I/Oプログラムの領域を示し、このプログラムは、図2に示す装置の電源がONされたときに起動され、OSがHD205からRAM202に読み込まれたとき、そのOSの動作を開始させる、IPL(イニシャルプログラムローティング)機能等を有している。領域302にはOSが、領域303には制御プログラムが、領域304には関連データがそれぞれ展開され、また、領域305にはCPU200が上記のプログラムを実行するワークエリアがとられている。
図4は、メディア204におけるデータ格納領域400を示す図である。同図において、401はデータの情報を示すボリューム情報、402はディレクトリ情報、403はプログラム、404はその関連データをそれぞれ格納する領域示す。領域403に格納されるプログラムの形態は、図6以降で説明されるソフトウェアのプログラムがコード化されたものである。
図5は、図1に示した印刷システムにおける情報の流れのシーケンスを説明する図である。
図5において、クライアントPC101(または102)から入力した注文内容が確定すると、WEBサーバ103で注文書(オーダー票)が作成され、その注文書はDBサーバ104に格納される。これに対し、DBサーバ104は格納が完了した旨(OK)を通知する。同様に、WEBサーバ103は、クライアントPC101(または102)から原稿データがアップロードされると、それをDBサーバ104に格納する。そして、DBサーバ104は格納が完了した旨(OK)を通知する。
以上の格納処理が終了すると、WEBサーバ103は、印刷センター153のサーバ105に対して注文の受注通知を送る。これを受けサーバ105は、DBサーバ104に対して注文書を要求し、DBサーバ104からその注文書を取得する。原稿データがアップロードされているときは、同様に、DBサーバ104に対して原稿を要求し、DBサーバ104から原稿データファイルを取得する。サーバ105は、これらの取得が終了すると、WEBサーバ103に対して、受注情報取得の完了を通知する。
以上説明した一連の処理によって、サーバ152と印刷センター153が同期して動作できるとともに、サーバ152では受注処理を、印刷センター153では印刷処理を並行して行うことができ、システム全体の負荷分散が可能となる。
図6は、印刷センター153のサーバ105における、主に、印刷スケジューリングを含む印刷制御に係る機能モジュールを示す図であり、図14以降で説明する本発明の一実施形態に係る印刷スケジューリングは、このサーバ105が提供するスケジューラによって実行される。
図6において、オーダーマネージャ601は、WEBサーバ103からの印刷オーダーを管理するソフトウェアであり、図7にて後述する操作画面を表示するとともに、DBサーバ104から送られる注文書から印刷情報を抽出し、これに基づいて、原稿データファイルのパス名や印刷に必要なオーダー情報ファイルを作成する。図14は、オーダー情報ファイルに格納される内容の一例を示す図である。格納される内容夫々の意味は、同図の一覧に記載しているのでここでの説明は省略する。
図7は、オーダーマネージャ601による操作画面の一例を示す図である。この操作画面には、上記オーダー情報ファイルの内容に基づいて、オーダーの概略状況を示すリスト表示画面と、オーダー情報の詳細を示すタグ表示画面が表示される。オペレータは、この操作画面を見ながらオーダーの進捗具合を確認することができる。また、同じオーダー情報をステータス変更のタイミングでWEBサーバ103にアップロードすることにより、WEBサーバ103で提供される処理状況コンテンツ画面にもHTMLを用いて同様の情報をユーザに提供することができる。なお、このオーダー情報は機密保持のため、印刷が完了し配送されるまでは保持されるが、配送後は消去される。
図7に示すオーダーマネージャの操作画面は、Microsoft社製のWindows(登録商標)OSで動作するアプリケーションの一例であるが、HTMLベースのWEBコンテンツとしてもよい。同図において、上部のリスト画面には、オーダーを識別するためのID、担当者等の概略と処理ステータスが表示される。1つのオーダーを選択すると、下部のタブ画面を用いて、オーダー情報の詳細が表示される。表示される内容には、図13に示す印刷設定も含まれる。
再び図6を参照すると、ワークフローエディタ607は操作画面を表示するとともに、これを介したオペレータの入力に応じてワークフローの作成を行う。
図8は、ワークフローエディタ607による操作画面の一例を示す図である。オペレータは、図7に示すオーダーマネージャを参照しながら、ワークフローの作成を行う。ここで、「ワークフロー」とは、オーダーに対する印刷処理の工程を指すものであり、その作成は、印刷ワークフローを管理するソフトウェアであるワークフローマネージャ602で処理するワークフロー情報に相当するものである。図8の上段に示されるそれぞれのアイコン(ブロック)は、それによって表示される処理またはデバイスが印刷処理工程において実行され、もしくは動作することを意味している。なお、これらのアイコンは印刷センター毎に設定されるものである。オペレータは、オーダー情報に従って、該当するアイコンを画面上でドラッグして図8の下段に示す領域に貼り付けて組み上げることにより、ワークフローを作成する。図8に示す例では、先ず、印刷する印刷データの供給形態がファイル形態であることを確認する工程を置く。次に、作業用PC106としてPCBを用いることを確認する工程を置く。さらに、このオーダー情報ではNupレイアウトの設定を行う工程を置く。次に、プレフライト(Pre−flight)工程を置き、印刷結果を画面でプレビューする。また、その結果について顧客に確認などを求めるため、Eメールの工程もおく。プレフライトの結果について顧客から確認などの通知を受けると、デバイス予約を行うべくデバイス予約の工程を置く。このデバイス予約工程では、図14以降で説明される処理によってデバイスごとの印刷ジョブ予約を行う。次に、印刷を行う工程を置く。この工程は用いるプリンタのアイコン(図8に示す例では“モノクロデバイスA”)で表される。
次に、図6において、ワークフローマネージャ602は、上記のようにワークフローエディタ607によって作成したワークフローの動作、進捗の管理を行う。
図9は、ワークフローマネージャ602による表示画面の一例を示す図である。オペレータは、ワークフローエディタ607によって作成したワークフローをワークフローマネージャ602によって読み込ませる操作を行い、これにより、図9に示すワークフローの進捗状況が表示される。オペレータは、その表示されるワークフローにおけるアイコンのステータス情報に基づき、工程毎に決められた操作を行う。すなわち、オペレータは表示されるワークフローに従った順序でそれぞれの工程に係わる操作を行い、その工程を終了すると、その終了した工程の色を変えるなどのステータス変更のための操作を行う。ただし、工程によっては、自動的にステータスの変更が行われる場合もある。例えば、用いる印刷デバイスがオンラインの印刷デバイスの場合、ジョブマネージャ603からの印刷終了通知により、そのステータスの変更が行われる。
以上のワークフローにおいて、“デバイス予約”の工程では、オペレータは、デバイススケジューラ604によってプリンタに対する印刷ジョブのスケジューリングに関する操作を行う。なお、図15以降で説明される印刷ジョブの再スケジューリングは、このスケジューリングで決定された印刷スケジュールにおいて、何らかの原因で印刷ジョブの実行に遅れが生じたときに行われる処理である。
図10は、デバイススケジューラ604による表示画面を示す図である。ワークフローマネージャ602のステータスが“デバイス予約”になったとき、オペレータはオーダー条件に適応するプリンタの利用スケジュール予約を行う。
大量印刷の業務を予定通りに行うためには共有利用するプリンタを効率的かつ計画的に稼動させなければならない。このため、オペレータはデバイススケジューラを用いて、競合利用の回避、計画運用を図りながら印刷ジョブのスケジューリングを行う。図10において、1000は複数台のプリンタのスケジュールを管理し、プリンタ毎のスケジュール状況を同時に表示することが可能なデバイススケジューラ表示画面の一例を示している。
オペレータは作業PC106からデバイススケジューラを起動し、同図に示す画面において作業PC106の入力デバイスを用いて、それぞれの印刷ジョブを、そのジョブを実行するのに適切な能力や印刷速度などを考慮するとともに、印刷ジョブの空きがあるプリンタ1001を選択する。そして、入力デバイスによって、矩形の形態で表示される印刷ジョブ1002を、そのプリンタの時間軸上において配置することにより、その印刷ジョブの予約(登録)を行う。この際、その印刷ジョブの納期を考慮することはもちろんである。1つのジョブ1002を表す矩形は、その横方向の長さがその印刷ジョブを実行するのに要する時間を表している。これにより、それぞれの印刷ジョブがその割り当てられた印刷デバイスでどのくらい印刷に時間を要するかを知ることができる。なお、それぞれの印刷デバイスの能力は異なる場合があり、この場合には、同じ印刷量でも、上記矩形の横方向の長さが異なって表示されることはもちろんである。また、図10に示す表示画面の枠部分に表示される8〜18の数字は、スケジューリングをしている当日の時刻を表示しており、これにより、それぞれの印刷ジョブが、どの時刻に開始され、また、終了するかなどを知ることができる。
このように、デバイススケジューラ604によってスケジューリングされた印刷ジョブは、図15以降で説明されるように、再スケジューリングがされることがある。
さらに図6において、上記のワークフローマネージャ602が管理するワークフローにおいて印刷処理を行うステータスになると、作業PC106のオペレータは、サーバ105のプリントコンポーネント606を起動する。これに応じて、プリントコンポーネント606は、オーダーマネージャ601によるオーダー情報から登録されている印刷データ、印刷情報を取得し、それらのデータを作業PC106へダウンロードする。そして、オペレータは作業PC106において該当するオーダーの印刷データを選択し印刷を開始の操作をする。これによって、印刷が開始されると、印刷ジョブの管理を行うソフトウェアであるジョブマネージャ603がプリンタ111、112等と通信し、印刷ジョブの監視を行う。
図11は、このジョブマネージャ603による表示例を示す図である。
図11において、1101は逐次状態が変更する印刷ジョブの情報を表示するとともに、任意の印刷ジョブを制御することが可能な、ジョブマネージャ603による操作画面の一例を示す。図11に示すような画面が表示されることにより、オペレータは、印刷データに付与されているドキュメント名、印刷ジョブのステータス(出力中、出力待ち、停止中など)、印刷ジョブが受け付けられた時間等の確認を行うことができる。また、ポインタなどの入力デバイスによって任意のジョブ1102の選択、ステータス変更等を行うことができる。
さらに、図6において、デバイスマネージャ605は、印刷センターに設置されているそれぞれのプリンタに関する管理を行う。
図12および図13は、デバイスマネージャ605よる表示例を示す図である。図12に示すように、デバイスマネージャ605は、各プリンタの設置情報(ネットワークアドレス、管理者)を管理しそれらを表示する。また、定期的に各プリンタと通信を行いそれぞれのステータス(稼動状況、エラー/ワーニング発生状況)を取得するとともにそれらを表示する。また、デバイスマネージャ605は、定期的に各プリンタと通信を行いプリンタの能力情報(単位時間当たりの処理速度、製本/ステイプル/パンチ等のフィニッシング機能)、図13に示す、消耗品情報(用紙/トナー/ステイプル針等)のデバイス情報を保持するとともにそれらを表示する。
デバイスマネージャ605は、また、オーダーマネージャ601、ワークフローマネージャ602、ジョブマネージャ603からの要求に従い、随時デバイスの情報を通知する機能を有する。そして、ワークフローマネージャ602はオーダーマネージャ601からのステータス取得要求に従い、ステータスを返す。これにより、オーダーマネージャ601はそのオーダーに対するステータスをオーダーマネージャ601による表示画面に表示することができる。
次に、以上、図1ない図14を参照して説明した本発明の一実施形態にかかる、印刷ジョブの再スケジューリングについて説明する。
図15は、本発明の一実施形態にかかる再スケジューリング処理を示すフローチャートである。本処理は、例えば、トナーあるいはインクなどの消耗材を補給したり、いわゆる紙ジャムなどの印刷デバイスの不具合を生じたりして印刷ジョブの印刷が中断し、その後それが再開されたときに、デバイスマネージャ605が、図10にて説明した印刷スケジューリングで本来予定していた納期に間に合わないと判断したときに起動するものである。
また、図16〜図20は上述の再スケジューリング処理が実行されるのに伴い、デバイススケジューラ604によって表示されるスケジュール画面を示す図である。
図15において、先ず、ステップS1501で、スケジュールした各印刷ジョブの状況をチェックし予定した納期までに完了するか否かを判断する。具体的には、デバイスマネージャ605はある時間間隔をおいて本処理を起動して以下のチェックを行う。先ず、スケジューリングされたそれぞれの印刷ジョブについて、そのジョブの残り印刷量とその印刷を実行している印刷デバイスの能力に基づきそのジョブの印刷が完了するまでの時間を計算する。そして、この時間が本来予定していた納期を超えるか否かを判断する。総ての印刷ジョブについて、上記の計算した時間が納期を超える時間でないときは、納期に間に合うため、再スケジューリングは不要と判断して本処理を終了する。
図16は、最初のスケジューリングに基づいた、ある時刻の印刷スケジュールを示す図である。同図において、1601、1602、1603、1604は、それぞれの印刷ジョブの納期を示す線を示している。このように、印刷ジョブの進行に遅れがなく納期に間に合うときは、最初にスケジューリングしたものが、印刷が開始されている印刷ジョブの残り量や、未だ印刷が始まっていない印刷ジョブがそのまま表示される。すなわち、ステップS1501で、総ての印刷ジョブが納期に間に合うと判断したときは、デバイススケジューラ604は、図16に示す表示を行う。
一方、ステップS1501で、納期に間に合わないと判断した印刷ジョブがあるときは、S1502で、その印刷ジョブの納期を超える分の印刷量を上記の計算結果として取得する。そして、その超過分をデバイススケジューラ604によってスケジューリング画面に表示する。
図17は、この表示の一例を示す図である。同図は、図16に示した「ジョブ1」に上述したような何らかの原因で印刷の遅れを生じた場合を示している。ここでは、納期1601を超える分の矩形1701が表示され、これにより、オペレータはこの「ジョブ1」が納期に間に合わないこと、および納期がどれだけ延びるかなどを知ることができる。なお、これらの図に示すいくつかのジョブは、その終了とその納期を同じ時点として表しているが、厳密には実際の印刷終了時刻と納期は一致しない。しかし、説明の簡略化のため納期と印刷の終了時刻を同じ時点として表している。
次に、ステップS1503で、図17に示す表示の後、オペレータに対して所定の画面を表示し、印刷ジョブの再スケジューリングを自動で行うか否かをオペレータに尋ねる。オペレータが自動再スケジューリングを望まなければ、本処理を終了する。
一方、上記所定の画面を介して、オペレータが再スケジューリングの実行を指示すると、ステップS1504で、第1段の再スケジューリングを行う。すなわち、その時刻からその対象となる印刷ジョブの納期までの間に、他の印刷ジョブがスケジュールされていない、空いている印刷デバイスを検索する。空いている印刷デバイスが見つからなければ、そのまま、次のステップS1505の処理に移行する。空いている印刷デバイスがあるときは、納期に間に合わない分の印刷ジョブを可能な限り、その印刷デバイスに割り振る。この割り振る処理を、発見された、総ての空いている印刷デバイスに対して順に行う。空いている印刷デバイスが複数ある場合に、上記の割り振りの順序は、例えば、同じ機種や、同じエンジンの印刷デバイスを優先して割り振る。
次に、ステップS1505で、上記の割り振った印刷ジョブについて、納期を超えたジョブが未だ残っているか否かチェックし、残っていなければ本処理を終了する。このように割り振りが完了して本処理を終了するときは、図18に示す表示を行う。図18は、ステップS1504の割り振りが終了した後のスケジューリング画面を示す図である。図において、1801は、割り振られた印刷ジョブを示している。同図に示す例では、「ジョブ1」の納期を超える分1701の印刷ジョブは、第1段階として、「プリンタ5」に対し当初のスケジューリングの納期1601内にジョブ1801として割り振られる。
ステップS1505で、未だ残りのジョブがあると判断したときは、第2段階の再スケジューリングを行う。
すなわち、先ず、ステップS1506で、印刷終了予定時刻が納期よりも早い時間に予定されているような、納期に余裕のある印刷ジョブを検索する。ここで、納期に余裕のある印刷ジョブがない場合は、次のステップに順次移行する。
納期に余裕のある印刷ジョブがある場合には、ステップS1507で、その印刷ジョブが割り当てられている印刷デバイスに対して納期を超える分のジョブを割り込ませるとともに、割り込まれた印刷ジョブ、すなわち、納期に余裕のある印刷ジョブの完了時間をその納期内で後にずらす処理を行う。納期に余裕があるジョブが複数ある場合は、この処理を順次、それらの印刷ジョブに対して行ってゆく。なお、この場合、納期に余裕がある複数の印刷ジョブのうち、同機種の印刷デバイスや同じエンジンを使用している印ジョブに対して優先的に割り込ませることは、上記ステップS1504の場合と同様である。
以上の処理の後、ステップS1508で、納期を超える分の印刷ジョブが、未だ残っているか否かを判断し、残っていなければ、図19に示す表示を行い、本処理を終了する。
図19は、ステップS1507の処理によって再スケジューリングが行われた結果を表示する画面を示す図である。図において、1901は、他のデバイスに割り振られた「ジョブ1」の納期を超える分の印刷ジョブを示し、1902は、その割り振りによって割り込まれ、その分だけ後ろにスケジューリングされた印刷ジョブ(「ジョブ2」、「ジョブ3」)を示す。割り込まれた印刷ジョブ1902は、その割り込みによって時間的に後ろにずれるが、それぞれの本来の予定した納期1602、1603を超えないように、上記の割り振りを行う。
ステップS1508で、納期を超えるジョブに残りがあると判断したときは、第3段階として、他の印刷ジョブを他の印刷デバイスに割り振ることによって、空いた部分に納期を超える分の印刷ジョブを割り振る処理を行う。
具体的には、先ず、ステップS1509で、納期を超える印刷ジョブの納期以後の納期を有し、他の印刷デバイスへ割り振り可能な印刷ジョブを検索する。ここで、このようなジョブが存在しないときは、順次、次のステップへ移行する。割り振り可能な印刷ジョブが存在するときは、ステップS1510で、他の印刷デバイスへ割り振り可能な印刷ジョブの一部または総てを、そのジョブ本来の納期内で他の印刷デバイスへ割り振る。ここで、一部が他の印刷デバイスに割り振られた場合は、その残りのジョブをその本来の納期内で後ろにずらす処理を行う。このようにして、空いた部分に、納期を超える分の印刷ジョブを割り込ませる。この処理を総ての他の印刷デバイスへ割り振り可能な印刷ジョブに対して行う。なお、これらの割り込み処理は、納期を超える印刷ジョブの優先順位が、割り込まれる印刷ジョブよりも高い場合のみ行われる。
図20は、ステップS1510の処理によって、再スケジューリングが行われた結果を示す図である。同図において、2001は、ステップS1510の処理によって割り振られた印刷ジョブ(「ジョブ1」)を示す。また、2002は、同処理によって、他の印刷デバイスへ割り振られた元の印刷ジョブ(「ジョブ2」)を示し、2003は、その処理によって、他の印刷デバイスへ割り振られた印刷ジョブ(「ジョブ2」)を示す。この図に示すように、「ジョブ2」の納期1602は、納期を超える「ジョブ1」の納期1601より後である。このことから、「ジョブ2」の一部を「ジョブ1」が割り振られたプリンタ1に割り振る。ここで、割り振る部分は、「ジョブ1」の納期1601より後の部分である。そして、「ジョブ2」が割り当てられたプリンタ2では、その「ジョブ2」を、その一部を割り振った分その納期1602まで後ろにずらす。これにより、空いた部分に、「ジョブ1」の一部を割り振り、その納期1601内に納めることができる。
以上説明したように、本実施形態の再スケジューリングによれば、印刷に遅れた印刷ジョブについて、オペレータの操作をほとんど要することなく納期に間に合うよう適切に再スケジューリングすることができる。この際、他の印刷ジョブへの割り込みを、その印刷ジョブに対する影響が少ない態様の順に段階的に行う。すなわち、他の印刷ジョブへの割り込みを、第1段階として、そのジョブがスケジューリングされていない部分に行う。次に、第2段階として、他の印刷ジョブへの割り込みを、そのジョブを後ろにずらし空いた部分に行う。さらに、第3段階として、他の印刷ジョブへの割り込みを、そのジョブの全部または一部を他の印刷デバイスに割り振るとともにその残りを後ろにずらし、空いた部分に行うものである。これにより、再スケジューリングによって印刷後の作業に与える影響も少なくすることが可能となる。
(他の実施形態)
なお、本発明は、図15などに示した上記形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体(又は記録媒体)を、システム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成されることは云うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上記実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上記実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは云うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる記憶媒体に書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは云うまでもない。
また、本発明は、上記実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードがネットワークを介して配信されることにより、システム又は装置のハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD−RW、CD−R等の記憶媒体に格納され、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても、達成されることは云うまでもない。
本発明の一実施形態に係る印刷システムの全体構成を示す図である。 図1に示したWEBサーバ103、DBサーバ104、サーバ105、作業PC106それぞれにおけるハードウエア構成の概略を示すブロック図である。 図2に示したRAM202にプログラムがロードされ実行可能となった状態のメモリマップ300を示す図である。 図2に示したメディア204におけるデータ格納領域400を示す図である。 図1に示した印刷システムにおける情報の流れのシーケンスを説明する図である。 図1に示した印刷センター153のサーバ105における、主に、印刷スケジューリングを含む印刷制御に係る機能モジュールを示す図である。 図6に示したオーダーマネージャ601による操作画面の一例を示す図である。 図6に示したワークフローエディタ607による操作画面の一例を示す図である。 図6に示したワークフローマネージャ602による表示画面の一例を示す図である。 図6に示したデバイススケジューラ604による表示画面を示す図である。 図6で示したジョブマネージャ603による表示例を示す図である。 図6で示したデバイスマネージャ605よる表示例を示す図である。 同様にデバイスマネージャ605よる表示例を示す図である。 印刷ジョブにかかるオーダー情報ファイルに格納される内容の一例を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる再スケジューリング処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる最初のスケジューリングに基づいた、ある時刻の印刷スケジュールを示す図である。 本発明の一実施形態に関し、印刷ジョブの納期を超える分の印刷量をデバイススケジューラ604によってスケジューリング画面に表示したその表示の一例を示す図である。 本発明の一実施形態による割り振りが終了した後のスケジューリング画面を示す図である。 本発明の一実施形態による他の例にかかる割り振りが終了した後のスケジューリング画面を示す図である。 本発明の一実施形態によるさらに他の例にかかる割り振りが終了した後のスケジューリング画面を示す図である。
符号の説明
101 PC
102 ノートPC
103 WEBサーバ
104 DBサーバ
105 サーバ
106 作業PC
111 モノクロプリンタ
112 カラープリンタ
121〜123 LAN
131 インターネット/イントラネット
141 製本機(パンチャ)
142 製本機(くるみ製本)
601 オーダーマネージャ
602 ワークフローマネージャ
603 ジョブマネージャ
604 デバイススケジューラ
605 デバイスマネージャ
606 プリントコンポーネント

Claims (12)

  1. 印刷装置に対する印刷ジョブのスケジューリングを行う情報処理装置であって、
    予定した納期を超える状態が生じた印刷ジョブを検出する検出手段と、
    該検出手段が検出した納期を超える印刷ジョブについて、当該納期を超える分の印刷量を、該印刷ジョブが割り振られていない他の印刷装置に対して割り振る手段であって、前記他の印刷装置に他の印刷ジョブが割り振られているとき、前記他の印刷ジョブを当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で再配置するとともに、該再配置で空いた部分に前記納期を超える分の印刷量を前記予定した納期を超えない範囲で割り振る割り振り手段と、
    を具えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記割り振り手段は、前記他の印刷装置に他の印刷ジョブが割り振られていないときは、前記他の印刷装置に対し、前記納期を超える分の印刷量を前記予定した納期を超えない範囲で割り振ることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記割り振り手段は、前記他の印刷ジョブを当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で再配置するとき、当該他の印刷ジョブを当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で時間的に後ろにずらして再配置することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記割り振り手段は、前記他の印刷ジョブを当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で再配置するとき、当該他の印刷ジョブの一部を当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で時間的に後ろにずらすとともに、当該他の印刷ジョブの他の一部を当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲でさらに他の印刷装置に割り振ることにより、再配置することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記割り振り手段は、前記他の印刷装置に他の印刷ジョブが割り振られていないときは、前記他の印刷装置に対し、前記納期を超える分の印刷量を前記予定した納期を超えない範囲で割り振り、該割り振りによっても、前記納期を超える分の印刷ジョブがあるときは、
    前記割り振り手段は、前記他の印刷ジョブを当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で再配置するとき、当該他の印刷ジョブを当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で時間的に後ろにずらして再配置することによって割り振り、さらに、該割り振りによっても、前記納期を超える分の印刷ジョブがあるときは、
    前記割り振り手段は、前記他の印刷ジョブを当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で再配置するとき、当該他の印刷ジョブの一部を当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で時間的に後ろにずらすとともに、当該他の印刷ジョブの他の一部を当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲でさらに他の印刷装置に割り振ることにより、再配置して割り振ることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 印刷装置に対する印刷ジョブのスケジューリングを行うための情報処理方法であって、
    予定した納期を超える状態が生じた印刷ジョブを検出する検出工程と、
    該検出手段が検出した納期を超える印刷ジョブについて、当該納期を超える分の印刷量を、該印刷ジョブが割り振られていない他の印刷装置に対して割り振る手段であって、前記他の印刷装置に他の印刷ジョブが割り振られているとき、前記他の印刷ジョブを当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で再配置するとともに、該再配置で空いた部分に前記納期を超える分の印刷量を前記予定した納期を超えない範囲で割り振る割り振り工程と、
    を有したことを特徴とする情報処理方法。
  7. 前記割り振り工程は、前記他の印刷装置に他の印刷ジョブが割り振られていないときは、前記他の印刷装置に対し、前記納期を超える分の印刷量を前記予定した納期を超えない範囲で割り振ることを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
  8. 前記割り振り工程は、前記他の印刷ジョブを当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で再配置するとき、当該他の印刷ジョブを当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で時間的に後ろにずらして再配置することを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
  9. 前記割り振り工程は、前記他の印刷ジョブを当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で再配置するとき、当該他の印刷ジョブの一部を当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で時間的に後ろにずらすとともに、当該他の印刷ジョブの他の一部を当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲でさらに他の印刷装置に割り振ることにより、再配置することを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
  10. 前記割り振り工程は、前記他の印刷装置に他の印刷ジョブが割り振られていないときは、前記他の印刷装置に対し、前記納期を超える分の印刷量を該印刷ジョブについて前記予定した納期を超えない範囲で割り振り、該割り振りによっても、前記納期を超える分の印刷ジョブがあるときは、
    前記割り振り工程は、前記他の印刷ジョブを当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で再配置するとき、当該他の印刷ジョブを当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で時間的に後ろにずらして再配置することによって割り振り、さらに、該割り振りによっても、前記納期を超える分の印刷ジョブがあるときは、
    前記割り振り工程は、前記他の印刷ジョブを当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で再配置するとき、当該他の印刷ジョブの一部を当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で時間的に後ろにずらすとともに、当該他の印刷ジョブの他の一部を当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲でさらに他の印刷装置に割り振ることにより、再配置して割り振ることを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
  11. 印刷装置に対する印刷ジョブのスケジューリングを行うための情報処理を実行するためのプログラムであって、情報処理装置に、
    予定した納期を超える状態が生じた印刷ジョブを検出する検出工程と、
    該検出手段が検出した納期を超える印刷ジョブについて、当該納期を超える分の印刷量を、該印刷ジョブが割り振られていない他の印刷装置に対して割り振る手段であって、前記他の印刷装置に他の印刷ジョブが割り振られているとき、前記他の印刷ジョブを当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で再配置するとともに、該再配置で空いた部分に前記納期を超える分の印刷量を前記予定した納期を超えない範囲で割り振る割り振り工程と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  12. 印刷装置に対する印刷ジョブのスケジューリングを行うための情報処理を実行するためのプログラム記憶したで記憶媒体であって、該プログラムは、情報処理装置に、
    予定した納期を超える状態が生じた印刷ジョブを検出する検出工程と、
    該検出手段が検出した納期を超える印刷ジョブについて、当該納期を超える分の印刷量を、該印刷ジョブが割り振られていない他の印刷装置に対して割り振る手段であって、前記他の印刷装置に他の印刷ジョブが割り振られているとき、前記他の印刷ジョブを当該印刷ジョブについて予定されている納期を超えない範囲で再配置するとともに、該再配置で空いた部分に前記納期を超える分の印刷量を前記予定した納期を超えない範囲で割り振る割り振り工程と、
    を実行させることを特徴とする記憶媒体。
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