JP6160370B2 - 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、画像形成装置、及びトリアリールアミン化合物 - Google Patents
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近年、高画質化の要求により、トナーの小径化が進み、中でもケミカルトナーにおいては形状が球に近い形態となることが多いため、感光体上に残ったトナーをブレードによりクリーニングする際にすり抜けが発生し易く、その結果地汚れ等の画像欠陥となる可能性が高くなっている。そのため、クリーニングブレードを強い圧力で感光体に当接し、トナーのすり抜けを防止する等の対策が取られることが多くなっている。
このように、感光体に対して、より厳しい使用条件下でもフィルミングに起因する画像欠陥や異音、寿命の低減を最小限にするような表面機械物性を有することが求められる。フィルミングのような表面機械物性を改良する手段としては、感光体の最表層に保護層を設けることで表面機械物性を改良する方法が検討されているものの、生産性が低下し、コスト高となるため、一部のハイエンド機用途以外は、適用が難しいケースが多い。
一方、発明者らの検討によれば、例えば特許文献4に記載されているような電荷輸送材料の骨格は、残留電位が十分低かったが、高速プロセスにおいて、フィルミングや摩耗に対する耐久性等の十分な特性を有するものではなかった。更に、画像メモリー性、保存安定性に劣り、高速プロセスにおいては、結晶化や傷による微小な欠陥などが大きく影響するために残留電位、応答性が良好であっても、使用できないケースもあった。
<1>導電性支持体上に少なくとも感光層を有する電子写真感光体であって、前記感光層が、式(1)で表される電荷輸送物質を含有する、電子写真感光体。
<2>前記感光層が、CuKα特性X線による粉末X線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)が少なくとも24.1°及び27.2°に回折ピークを示す結晶型のオキシチタニウムフタロシアニンを含有する、前記<1>に記載の電子写真感光体。<3>前記感光層が、さらにポリアリレート樹脂及びポリカーボネート樹脂の少なくともいずれか一方を含有する、前記<1>又は<2>に記載の電子写真感光体。
<4>前記感光層が、電荷輸送層及び電荷発生層を有し、前記電荷輸送層が前記式(1)で表される電荷輸送物質、並びに、式(α)の構造単位を有するポリアリレート樹脂及び式(β)で表される構造単位を有するポリカーボネート樹脂の少なくともいずれか一方を含有する、前記<1>〜<3>のいずれか1に記載の電子写真感光体。
、tとuで表されるユニットは異なる構造をとり、t=u=0になる場合はない。)
<5>前記<1>〜<4>のいずれか1に記載の電子写真感光体と、前記電子写真感光体を帯電させる帯電装置、帯電した前記電子写真感光体を露光させて静電潜像を形成する露光装置、及び、前記電子写真感光体上に形成された静電潜像を現像する現像装置からなる群から選ばれる少なくとも1の装置とを備える、電子写真感光体カートリッジ。
<6>前記<1>〜<4>のいずれか1に記載の電子写真感光体、前記電子写真感光体を帯電させる帯電装置、帯電した前記電子写真感光体を露光させて静電潜像を形成する露光装置、および、電子写真感光体上に形成された前記静電潜像を現像する現像装置を備える、画像形成装置。
<7>式(1)で表される化合物。
<8>前記式(1)中、Ar1は炭素数8以下のアルコキシ基を有する、フェニル基、Ar2〜Ar5はそれぞれ独立して、置換基として炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数1〜6のアルコキシ基を有してもよい、フェニル基、Ar6〜Ar9はそれぞれ独立して、炭素数1〜6のアルキル基を有していてもよい、1,4−フェニレン基、R1〜R4は水素原子、m及びnは共に1である、前記<7>に記載の化合物。
<9>前記式(1)中、Ar2〜Ar5はそれぞれ独立して、炭素数1〜6のアルキル基を有していてもよい、フェニル基、Ar6〜Ar9は1,4−フェニレン基である、前記<8>に記載の化合物。
ここで、“重量%”、“重量部”及び“重量比”と、“質量%”、“質量部”及び“質量比”とは、それぞれ同義である。
<電荷輸送物質>
本発明は、導電性支持体上に少なくとも感光層を有する電子写真感光体であって、前記感光層が、下記式(1)で表される電荷輸送物質を含有することを特徴とする電子写真感光体である。
上記式(1)において、Ar1は置換基としてアルコキシ基、アリールオキシ基又はアラルキルオキシ基を有する、アリール基を表す。
アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、n−ブトキシ基等の直鎖状アルコキシ基;イソプロポキシ基、エチルヘキシロキシ基等の分岐状アルコキシ基;シクロヘキシロキシ基等の環状アルコキシ基;トリフルオロメトキシ基、ペンタフルオロエトキシ基、1,1,1−トリフルオロエトキシ基等のフッ素原子を有するアルコキシ基が挙げられる。
アラルキルオキシ基としてはベンジルオキシ基、4−メチルベンジルオキシ基等が挙げられる。
これら置換基の中でも電荷輸送能力の観点から、炭素数20以下のアルコキシ基が好ましく、原料汎用性の面から、炭素数12以下アルコキシ基がより好ましく、電子写真感光体の特性の観点から、炭素数8以下のアルコキシ基が更に好ましい。
Ar1が有していてもよい置換基を有する場合、電子写真感光体としての光減衰特性の面から、炭素数1〜6のアルキル基が好ましい。置換基の数としては1〜5個が可能であるが、製造原料の汎用性からは1〜3個が好ましく、電子写真感光体の特性の面からは、1〜2個がより好ましく、1個が更に好ましい。
Ar1はアルコキシ基、アリールオキシ基又はアラルキルオキシ基といった酸素原子を含む置換基を有することにより、電子供与性となり、電荷が移動しやすくなる。また、極性が高くなることにより、分子同士の相互作用を適度に減らし、バインダー樹脂や塗布液との相溶性が高まることで、分散性が向上し、結晶化が抑制される。更に、隣接層との接着性にも寄与する。
Ar2〜Ar5が有していてもよい置換基としては、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、ハロゲン原子等が挙げられる。
アリール基としては、フェニル基、ナフチル基、ビフェニル基、アントリル基、フェナントリル基等が挙げられる。
これらの中でも、製造原料の汎用性から炭素数1〜20のアルキル基又は炭素数1〜20のアルコキシ基が好ましく、製造時の取扱性の面から、炭素数1〜12のアルキル基又は炭素数1〜12のアルコキシ基がより好ましく、電子写真感光体としての光減衰特性の面から、炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数1〜6のアルコキシ基が更に好ましい。
また、Ar2〜Ar5がナフチル基である場合は、製造原料の汎用性から置換基の数が2個以下が好ましく、より好ましくは置換基の数が1個以下である。
Ar6〜Ar9はそれぞれ独立して、置換基を有していてもよい1,4−フェニレン基を表す。有していてもよい置換基としては、上記Ar2〜Ar5が有していてもよい置換基と同様の置換基を挙げることができる。これらの中でも製造原料の汎用性から水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基が好ましく、電子写真感光体としての光減衰特性の面から、水素原子又はメチル基がより好ましく、分子構造中にねじれが生じると、分子内でのπ共役拡張を妨げ、電子輸送能力が低下する可能性があることから、水素原子であることが更に好ましい。
m及びnの少なくともいずれか一方が1の場合、エテニル基を表し、幾何異性体を有するが、電子写真感光体特性の面から、好ましくはトランス体構造が好ましい。m及びnの少なくともいずれか一方が2の場合、ブタジエニル基を表し、この場合も幾何異性体を有するが、塗布液保管安定性の面から、2種以上の幾何異性体混合物であることが好ましい。
前記式(1)で表される化合物の中でも、Ar1は炭素数8以下のアルコキシ基を有する、フェニル基、Ar2〜Ar5はそれぞれ独立して、置換基として炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数1〜6のアルコキシ基を有してもよい、フェニル基、Ar6〜Ar9はそれぞれ独立して、炭素数1〜6のアルキル基を有していてもよい、1,4−フェニレン基、R1〜R4は水素原子、m及びnは共に1である化合物が製造原料の汎用性の点からより好ましい。
また、感光体の電気特性の観点から、下記式(1a)で表される化合物が特に好ましい。式(1a)は、式(1)においてAr1は炭素数8以下のアルコキシ基を有する、フェニル基であり、Ar2〜Ar5はそれぞれ独立して、置換基として炭素数1〜6のアルキル基を有していてもよい、フェニル基であり、Ar6〜Ar9はいずれも無置換の1,4−フェニレン基であり、R1〜R4はいずれも水素原子であり、m及びnは共に1である。
以下に式(1)で表される化合物のうち、本発明の電子写真感光体における電荷輸送物質として好適な化合物の構造を例示する。以下の構造は本発明をより具体的にするために例示するものであり、本発明の概念を逸脱しない限りは下記構造に限定されるものではない。
上記に例示した電荷輸送物質は、下記に記すスキームに従って製造することが可能である。
前記した化合物を例にすると、例えば、ホルミル基を有するトリフェニルアミン骨格を有する化合物を、トリフェニルアミン骨格を有するリン酸エステル化合物と反応させることにより製造することができる。(スキーム1)
電子写真感光体中の感光層には、通常、電荷輸送物質の他にバインダー樹脂が含まれる。感光層中のバインダー樹脂と式(1)で表される電荷輸送物質との割合は、同一層中のバインダー樹脂100質量部に対して、通常5質量部以上である。中でも、残留電位低減の観点から10質量部以上が好ましく、繰り返し使用した際の安定性や電荷移動度の観点から15質量部以上がより好ましい。一方、感光層の熱安定性の観点から、通常120質量部以下の比率で使用する。中でも、電荷輸送材料とバインダー樹脂との相溶性の観点から100質量部以下が好ましく、耐熱性の観点から90質量部以下がより好ましく、耐傷性の観点から80質量部以下が好ましく、耐摩耗性の観点から50質量部以下が特に好ましい。
電子写真感光体を構成する導電性支持体については特に制限はないが、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼、銅、ニッケル等の金属材料;金属、カーボン、酸化錫等の導電性粉体を添加して導電性を付与した樹脂材料;アルミニウム、ニッケル、ITO(酸化インジウム錫)等の導電性材料をその表面に蒸着又は塗布した樹脂、ガラス、紙等が主として使用される。これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び任意の比率で併用しても良い。
また、導電性支持体としてアルミニウム合金等の金属材料を用いた場合、陽極酸化被膜を施してから用いても良い。陽極酸化被膜を施した場合には、公知の方法により封孔処理を施すことが望ましい。
導電性支持体と後述する感光層との間には、接着性・ブロッキング性等の改善のため、下引き層を設けても良い。下引き層としては、樹脂、または樹脂に金属酸化物等の粒子を分散したもの等が用いられる。また、下引き層は、単一層からなるものであっても、複数層からなるものであってもかまわない。
珪素、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化鉄等の1種の金属元素を含む金属酸化物粒子;チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム等の複数の金属元素を含む金属酸化物粒子等が挙げられる。これらは一種類の粒子を単独で用いても良いし、複数の種類の粒子を混合して用いても良い。
下引き層は、金属酸化物粒子をバインダー樹脂に分散した形で形成するのが好ましい。
下引き層の膜厚は、本発明の効果を著しく損なわない限り任意であるが、電子写真感光体の電気特性、強露光特性、画像特性、繰り返し特性、及び製造時の塗布性を向上させる観点から、通常は0.01μm以上、好ましくは0.1μm以上、また、通常30μm以下、好ましくは20μm以下である。
下引き層には、公知の酸化防止剤等を混合しても良い。また、画像欠陥防止等を目的として、顔料粒子、樹脂粒子等を含有させて用いても良い。
感光層は、上述の導電性支持体上に(前述の下引き層を設けた場合は下引き層上に)形成される。感光層は、上述した式(1)で表される電荷輸送物質を含有する層であり、その形式としては、電荷発生材料と電荷輸送材料(本発明の電荷輸送物質を含む)とが同一層に存在し、それらがバインダー樹脂中に分散した単層構造のもの(以下適宜、「単層型感光層」という。)と、電荷発生材料がバインダー樹脂中に分散された電荷発生層及び電荷輸送材料(本発明の電荷輸送物質を含む)がバインダー樹脂中に分散された電荷輸送層
を含む、二層以上の層からなる積層構造の機能分離型のもの(以下適宜、「積層型感光層」という。)が挙げられるが、何れの形態であってもよい。
[電荷発生層]
積層型感光層(機能分離型感光層)の電荷発生層は、電荷発生材料を含有すると共に、通常はバインダー樹脂と、必要に応じて使用されるその他の成分とを含有する。このような電荷発生層は、例えば、電荷発生材料及びバインダー樹脂を溶媒又は分散媒に溶解又は分散して塗布液を作製し、これを順積層型感光層の場合には導電性支持体上に(下引き層を設ける場合は下引き層上に)、また、逆積層型感光層の場合には電荷輸送層上に塗布、乾燥して得ることができる。
有機顔料としては、例えば、フタロシアニン顔料、アゾ顔料、ジチオケトピロロピロール顔料、スクアレン(スクアリリウム)顔料、キナクリドン顔料、インジゴ顔料、ペリレン顔料、多環キノン顔料、アントアントロン顔料、ベンズイミダゾール顔料等が挙げられる。これらの中でも、特にフタロシアニン顔料またはアゾ顔料が好ましい。
電荷発生物質としてフタロシアニン顔料を使用する場合、具体的には、無金属フタロシアニン、銅、インジウム、ガリウム、スズ、チタン、亜鉛、バナジウム、シリコン、ゲルマニウム、アルミニウム等の金属またはその酸化物;ハロゲン化物、水酸化物、アルコキシド等の配位したフタロシアニン類の各結晶型を持ったもの;酸素原子等を架橋原子として用いたフタロシアニンダイマー類等が使用される。特に、感度の高い結晶型であるX型、τ型無金属フタロシアニン、A型(別称β型)、B型(別称α型)、D型(別称Y型)等のチタニルフタロシアニン(別称:オキシチタニウムフタロシアニン)、バナジルフタロシアニン、クロロインジウムフタロシアニン、ヒドロキシインジウムフタロシアニン、II型等のクロロガリウムフタロシアニン、V型等のヒドロキシガリウムフタロシアニン、G型、I型等のμ−オキソ−ガリウムフタロシアニン二量体、II型等のμ−オキソ−アルミニウムフタロシアニン二量体が好適である。
いことが好ましい。なかでも、7.3°、9.6°、11.6°、14.2°、18.0°、24.1°及び27.2°、又は7.3°、9.5°、9.7°、11.6°、14.2°、18.0°、24.2°及び27.2°に主たる回折ピークを有する結晶が電子写真感光体として用いた場合の暗減衰、残留電位の観点からより好ましい。
本発明におけるCuKα特性X線による粉末X線回折スペクトルは以下の手法に基づき測定する。
粉末のX線回折スペクトルを測定するための測定装置は、CuKα線を線源とした集中光学系の粉末X線回折計であるPANalytical社製のPW1700を使用した。測定条件は、X線出力40kV、30mA、走査範囲(2θ)3〜40°、スキャンステップ幅0.05°、走査速度3.0°/min、発散スリット1.0°、散乱スリット1.0°、受光スリット0.2mmとする。
なお、式[L]及び[M]の下に記載されたm/zはマススペクトルで得られる質量、と電荷zの比を表す。
一方、電荷発生物質としてアゾ顔料を使用する場合には、光入力用光源に対して感度を有するものであれば従前公知の各種のアゾ顔料を使用することが可能であるが、各種のビスアゾ顔料、トリスアゾ顔料が好適に用いられる。
塗布液の作製に用いられる溶媒としては、バインダー樹脂を溶解させるものであれば特に制限されないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、ノナン等の飽和脂肪族系溶媒;トルエン、キシレン、アニソール等の芳香族系溶媒;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロナフタレン等のハロゲン化芳香族系溶媒;ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン等のアミド系溶媒;メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、ベンジルアルコール等のアルコール系溶媒;グリセリン、ポリエチレングリコール等の脂肪族多価アルコール類;アセトン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、4−メトキシ−4−メチル−2−ペンタノン等の鎖状又は環状ケトン系溶媒;ギ酸メ
チル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル系溶媒;塩化メチレン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒;ジエチルエーテル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ等の鎖状又は環状エーテル系溶媒;アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、スルホラン、ヘキサメチルリン酸トリアミド等の非プロトン性極性溶媒;n−ブチルアミン、イソプロパノールアミン、ジエチルアミン、トリエタノールアミン、エチレンジアミン、トリエチレンジアミン、トリエチルアミン等の含窒素化合物;リグロイン等の鉱油;水等が挙げられる。これらは何れか1種を単独で用いても良く、2種以上を併用してもよい。なお、上述の下引き層を設ける場合には、この下引き層を溶解しないものが好ましい。
電荷発生層の膜厚は通常0.1μm以上、好ましくは0.15μm以上、また、通常10μm以下、好ましくは0.6μm以下の範囲である。電荷発生物質の比率が高過ぎると、電荷発生物質の凝集等により塗布液の安定性が低下する虞がある。一方、電荷発生物質の比率が低過ぎると、感光体としての感度の低下を招く虞がある。
積層型感光体の電荷輸送層は、電荷輸送物質、バインダー樹脂と、必要に応じて使用されるその他の成分とを含有する。このような電荷輸送層は、具体的には、電荷輸送物質等とバインダー樹脂とを溶媒に溶解又は分散して塗布液を作製し、これを順積層型感光層の場合には電荷発生層上に、また、逆積層型感光層の場合には導電性支持体上に(下引き層を設ける場合は下引き層上に)塗布、乾燥して得ることができる。
他の電荷輸送物質を併用する場合、その種類は特に制限されないが、例えば、カルバゾール誘導体、ヒドラゾン化合物、芳香族アミン誘導体、エナミン誘導体、ブタジエン誘導体及びこれらの誘導体が複数結合されたものが好ましい。
まず、ポリエステル樹脂について説明する。一般に、ポリエステル樹脂は、原料モノマーとして、多価アルコール成分と、カルボン酸、カルボン酸無水物、カルボン酸エステル等の多価カルボン酸成分とを縮重合(縮合重合)させて得られる。
上記式(α)中、Ar10〜Ar13は、それぞれ独立に、置換基を有してもよいアリーレン基を表す。アリーレン基が有する炭素数としては、通常6以上、好ましくは7以上であり、また、通常20以下、好ましくは10以下、より好ましくは8以下である。炭素数が多すぎる場合、製造コストが高くなり、電気特性も悪化する恐れがある。
また、Ar10〜Ar13の有していてもよい置換基としては、アルキル基、アリール基、ハロゲン基、アルコキシ基等が挙げられる。中でも、感光層用のバインダー樹脂とし
ての機械的特性と感光層形成用塗布液に対する溶解性とを勘案すれば、アルキル基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基が好ましく、アリール基としてはフェニル基、ナフチル基が好ましく、ハロゲン基としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が好ましく、アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基が好ましい。
より詳しくは、Ar12及びAr13は、それぞれ独立して置換基の数が0以上2以下であることが好ましく、接着性の観点から置換基を有することがより好ましく、中でも、耐摩耗性の観点から置換基の数は1個であることが特に好ましい。また、置換基としてはアルキル基が好ましく、メチル基が特に好ましい。
また、上記式(α)において、Yは、単結合、酸素原子、硫黄原子又はアルキレン基である。アルキレン基としては、−CH2−、−CH(CH3)−、−C(CH3)2−、シクロヘキシレンが好ましく、特に好ましくは−CH2−、−CH(CH3)−である。
vが1の場合に好ましいジカルボン酸残基の具体的としては、ジフェニルエーテル−2,2’−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−2,3’−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−2,4’−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−3,3’−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−3,4’−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−4,4’−ジカルボン酸残基等が挙げられる。これらの中でも、ジカルボン酸成分の製造の簡便性を考慮すれば、ジフェニルエーテル−2,2’−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−2,4’−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−4,4’−ジカルボン酸残基がより好ましく、ジフェニルエーテル−4,4’−ジカルボン酸残基が特に好ましい。
10のアルキル基を表し、前記R7及びR8は結合して環を形成しても良い。R9及びR10は、それぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基を表し、j及びkはそれぞれ独立して0〜4の整数を表す。Wは、単結合、酸素原子又は−CR11R12−を表し、前記R11及びR12は、それぞれ独立して水素原子、炭素数1〜10のアルキル基又はフェニル基を表す。t及びuはそれぞれ独立して0〜100の数字を表す。但し、tとuので表されるユニットは異なる構造をとり、t=u=0になる場合はない。)
R7〜R12が炭素数1〜10のアルキル基である場合、アルキル基の炭素数としては、好ましくは8以下であり、6以下がより好ましく、3以下が特に好ましい。アルキル基としては、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基等の直鎖のアルキル基;イソプロピル基、tert−ブチル基、イソブチル基等の分岐のアルキル基;シクロヘキシル基、シクロペンチル基等の環状アルキル基が挙げられるが、この中でも合成のしやすさの観点から、メチル基が特に好ましい。また、置換基が相互に結合して環を形成していても良い。
前記バインダー樹脂の好適な構造の具体例を以下に示す。これら具体例は例示のために示したものであり、本発明の趣旨に反しない限りはいかなる公知のバインダー樹脂を用いてもよい。
バインダー樹脂と電荷輸送物質との割合は、バインダー樹脂100質量部に対して電荷輸送物質を通常10質量部以上の比率で使用する。中でも、残留電位低減の観点から20質量部以上が好ましく、更には、繰り返し使用した際の安定性や電荷移動度の観点から30質量部以上がより好ましい。一方、感光層の熱安定性の観点から、電荷輸送物質を通常120質量部以下の比率で使用する。中でも、電荷輸送材料とバインダー樹脂との相溶性の観点から100質量部以下が好ましく、耐刷性の観点から80質量部以下がより好ましく、耐傷性の観点から60質量部以下が特に好ましい。
単層型感光層は、電荷発生物質と電荷輸送物質に加えて、積層型感光体の電荷輸送層と同様に、膜強度確保のためにバインダー樹脂を使用して形成する。具体的には、電荷発生物質と電荷輸送物質と各種バインダー樹脂とを溶媒に溶解又は分散して塗布液を作製し、導電性支持体上(下引き層を設ける場合は下引き層上)に塗布、乾燥して得ることができる。
電荷発生物質は、積層型感光体の電荷発生層について説明したものと同様のものが使用できる。但し、単層型感光体の感光層の場合、電荷発生物質の粒子径を十分に小さくする必要がある。具体的には、通常1μm以下、好ましくは0.5μm以下の範囲とする。
単層型感光層の膜厚は、通常5μm以上、好ましくは10μm以上、また、通常100μm以下、好ましくは50μm以下の範囲である。
積層型感光体、単層型感光体ともに、感光層又はそれを構成する各層には、成膜性、可撓性、塗布性、耐汚染性、耐ガス性、耐光性等を向上させる目的で、周知の酸化防止剤、可塑剤、紫外線吸収剤、電子吸引性化合物、レベリング剤、可視光遮光剤等の添加物を含有させても良い。
保護層の電気抵抗は、通常109Ω・cm以上、1014Ω・cm以下の範囲とする。電気抵抗が該範囲より高くなると、残留電位が上昇しカブリの多い画像となることがある。一方、前記範囲より低くなると、画像のボケ、解像度の低下が生じることがある。また、保護層は像露光の際に照射される光の透過を実質上妨げないように構成されなければならない。
上記した感光体を構成する各層は、含有させる物質を溶媒に溶解または分散させて得られた塗布液を、導電性支持体上に浸漬塗布、スプレー塗布、ノズル塗布、バーコート、ロールコート、ブレード塗布等の公知の方法により、各層ごとに順次塗布・乾燥工程を繰り返すことにより形成される。
例えば、単層型感光体、及び機能分離型感光体の電荷輸送層の場合には、塗布液の固形分濃度を通常5質量%以上、好ましくは10質量%以上、また、通常40質量%以下、好ましくは35質量%以下の範囲とする。
また、積層型感光体の電荷発生層の場合には、塗布液の固形分濃度は、通常0.1質量%以上、好ましくは1質量%以上、また、通常15質量%以下、好ましくは10質量%以下の範囲とする。
塗布液の塗布方法としては、浸漬コーティング法、スプレーコーティング法、スピナーコーティング法、ビードコーティング法、ワイヤーバーコーティング法、ブレードコーティング法、ローラーコーティング法、エアーナイフコーティング法、カーテンコーティング法等が挙げられるが、他の公知のコーティング法を用いることも可能である。
で、1分から2時間の間、静止又は送風下で加熱乾燥させることが好ましい。また、加熱温度は一定であってもよく、乾燥時に温度を変更させながら加熱を行っても良い。
次に、本発明の電子写真感光体を用いた画像形成装置(本発明の画像形成装置)の実施の形態について、装置の要部構成を示す図1を用いて説明する。但し、実施の形態は以下の説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意に変形して実施することができる。
電子写真感光体1は、上述した本発明の電子写真感光体であれば特に制限はないが、図1ではその一例として、円筒状の導電性支持体の表面に上述した感光層を形成したドラム状の感光体を示している。この電子写真感光体1の外周面に沿って、帯電装置2、露光装置3、現像装置4、転写装置5及びクリーニング装置6がそれぞれ配置されている。
現像ローラ44は、電子写真感光体1と供給ローラ43との間に配置され、電子写真感光体1及び供給ローラ43に各々当接している。
。供給ローラ43は、貯留されているトナーTを担持して、現像ローラ44に供給する。現像ローラ44は、供給ローラ43によって供給されるトナーTを担持して、電子写真感光体1の表面に接触させる。
規制部材45は、シリコン樹脂やウレタン樹脂等の樹脂ブレード、ステンレス鋼、アルミニウム、銅、真鍮、リン青銅等の金属ブレード、又はこうした金属ブレードに樹脂を被覆したブレード等により形成されている。この規制部材45は、現像ローラ44に当接し、ばね等によって現像ローラ44側に所定の力で押圧(一般的なブレード線圧は5〜500g/cm)される。必要に応じて、この規制部材45に、トナーTとの摩擦帯電によりトナーTに帯電を付与する機能を具備させてもよい。
トナーTの種類は任意であり、粉状トナーのほか、懸濁重合法や乳化重合法等を用いた重合トナー等を用いることができる。特に、重合トナーを用いる場合には径が4〜8μm程度の小粒径のものが好ましく、また、トナーの粒子形状も球形に近いものからポテト上の球形から外れたものまで様々に使用することができる。重合トナーは、帯電均一性、転写性に優れ、高画質化に好適に用いられる。
この転写装置5は、トナーTの帯電電位とは逆極性で所定電圧値(転写電圧)を印加し、電子写真感光体1に形成されたトナー像を記録紙(用紙、媒体)Pに転写するものである。
上部及び下部の各定着部材71、72は、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属素管にシリコンゴムを被覆した定着ロール、更にテフロン(登録商標)樹脂で被覆した定着ロール、定着シート等公知の熱定着部材を使用することができる。更に、各定着部材71、72は、離型性を向上させる為にシリコンオイル等の離型剤を供給する構成としてもよく、バネ等により互いに強制的に圧力を加える構成としてもよい。
なお、定着装置についてもその種類に特に限定はなく、ここで用いたものをはじめ、熱ローラ定着、フラッシュ定着、オーブン定着、圧力定着等、任意の方式による定着装置を設けることができる。
続いて、帯電された感光体1の感光面を、記録すべき画像に応じて露光装置3により露光し、感光面に静電潜像を形成する。そして、その感光体1の感光面に形成された静電潜像の現像を、現像装置4で行う。
現像ローラ44に担持された帯電トナーTが感光体1の表面に接触すると、静電潜像に対応するトナー像が感光体1の感光面に形成される。そしてこのトナー像は、転写装置5によって記録紙Pに転写される。この後、転写されずに感光体1の感光面に残留しているトナーが、クリーニング装置6で除去される。
なお、画像形成装置は、上述した構成に加え、例えば除電工程を行うことができる構成としても良い。除電工程は、電子写真感光体に露光を行うことで電子写真感光体の除電を行う工程であり、除電装置としては、蛍光灯、LED等が使用される。また除電工程で用いる光は、強度としては露光光の3倍以上の露光エネルギーを有する光である場合が多い。
なお、電子写真感光体1を、帯電装置2、露光装置3及び現像装置4から選ばれる少なくとも1の装置と組み合わせて、一体型のカートリッジ(以下適宜「電子写真感光体カートリッジ」という)として構成してもよい。この電子写真感光体カートリッジを複写機やレーザービームプリンタ等の電子写真装置本体に対して着脱可能な構成にしてもよい。この場合、例えば電子写真感光体1やその他の部材が劣化した場合に、この電子写真感光体カートリッジを画像形成装置本体から取り外し、別の新しい電子写真感光体カートリッジを画像形成装置本体に装着することにより、画像形成装置の保守・管理が容易となる。
(製造例1:CTM1)
下記式(CTM1)で表される構造式を有する電荷輸送物質を、下記スキームAに従って製造した。詳細条件は下記の通りである。
製造例1で用いたp−フェネチジンを4−アニシジン0.62gに変更した以外は、製造例1と同様の操作を行うことにより、目的の電荷輸送物質である下記式(CTM2)で表される構造を有する電荷輸送物質を3.4g得た(収率78.2%)。得られた化合物のIRスペクトルは図4の通りである。
下記式(CTM3)で表される構造を有する電荷輸送物質を、下記スキームBに従って製造した。詳細条件は下記の通りである。
二軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム(厚み75μm)の表面にアルミニウム蒸着膜(厚み70nm)を形成した導電性支持体上を用い、その支持体の蒸着層上に、以下の下引き層用分散液をバーコーターにより、乾燥後の膜厚が1.25μm以下となるように塗布し、乾燥させ下引き層を形成した。
電荷発生物質として、オキシチタニウムフタロシアニン結晶を用いた。使用したオキシチタニウムフタロシアニン結晶は、図2に示すようにCuKα特性X線に対するX線回折スペクトルにおいてブラック角(2θ±0.2°)に24.1°及び27.2°に主たる回折ピークを示す。このオキシチタニウムフタロシアニン結晶を20質量部用い、1,2−ジメトキシエタン280質量部と混合し、サンドグラインドミルで2時間粉砕して微粒
化分散処理を行って、微細化処理液を得た。
上述の微粒化分散処理により得られた微細化処理液、上述のバインダー液、及び1,2−ジメトキシエタン230質量部を混合して、電荷発生層用塗布液を調製した。この電荷発生層用塗布液を、前記導電性支持体上の下引き層上に、バーコーターにより、乾燥後の膜厚が0.4μmとなるように塗布し、乾燥させて電荷発生層を形成した。
バインダー樹脂としては、以下に示す2,2−ビス(4―ヒドロキシ−3―メチルフェニル)プロパンを芳香族ジオール成分とする繰り返し単位(下記式(PA)で表わされる単位)51モル%と、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタンを芳香族ジオール成分とする繰り返し単位(下記式(PB)で表わされる単位)49モル%とからなり、p−t−ブチルフェノールに由来する末端構造を有するポリカーボネート樹脂(Mv=30,500)を用いた。そして、電荷輸送物質50質量部、バインダー樹脂100質量部、下記式(AOX1)の構造を有する酸化防止剤8質量部、及びレベリング剤としてシリコーンオイル0.03質量部を、テトラヒドロフラン/トルエン(質量比8/2)混合溶媒640質量部に溶解させて電荷輸送層用塗布液を調製した。
以上の工程を得て、積層型感光層を有する電子写真感光体(感光体番号:感光体A〜I及び感光体RA〜RO)をそれぞれ製造した。各電子写真感光体に含まれる電荷輸送物質等の内訳を以下に示す。
上記製造例1によって得られた下記構造式(CTM1)で表される化合物を有する電荷輸送物質を含む感光体Aを上記手順に従って作製し、実施例1に係る電子写真感光体とした。
上記製造例2によって得られた下記構造式(CTM2)で表される化合物を有する電荷輸送物質を含む感光体Bを上記手順に従って作製し、実施例2に係る電子写真感光体とした。
上記製造例3によって得られた下記構造式(CTM3)で表される化合物を有する電荷輸送物質を含む感光体Cを上記手順に従って作製し、実施例3に係る電子写真感光体とした。
日本国特開平9−292724号公報 実施例19で使用された、下記構造式(RCTM1)で表される化合物を有する電荷輸送物質を含む感光体RAを上記手順に従って作製し、比較例1に係る電子写真感光体とした。
日本国特開平9−292724号公報 実施例17で使用された、下記構造式(RCTM2)で表される化合物を有する電荷輸送物質を含む感光体RBを上記手順に従って作製し、比較例2に係る電子写真感光体とした。
日本国特開平9−292724号公報 実施例22に使用された、下記構造式(RCTM3)で表される化合物を有する電荷輸送物質を含む感光体RCを上記手順に従って作製し、比較例3に係る電子写真感光体とした。
日本国特開2008−70591号公報 製造例2と同様の操作で合成した下記構造式(RCTM4)で表される化合物を有する電荷輸送物質を含む感光体RDを上記手順に従って作製し、比較例4に係る電子写真感光体とした。
日本国特開2008−70591号公報 製造例1と同様の操作で合成した下記構造式(RCTM5)で表される化合物を有する電荷輸送物質を含む感光体REを上記手順に従って作製し、比較例5に係る電子写真感光体とした。
前記<電子写真感光体作製方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を下記構造式(PC)で表される繰返し単位を有するポリアリレート樹脂(Mv=42,500)に変更した以外は、実施例1と同様の操作を行うことにより、感光体Dを製造し、実施例4に係る電子写真感光体とした。
前記<電子写真感光体作製方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を上記構造式(PC)で表される繰返し単位を有するポリアリレート樹脂(Mv=42,500)に変更した以外は、実施例2と同様の操作を行うことにより、感光体Eを製造し、実施例5に係る電子写真感光体とした。
前記<電子写真感光体作製方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を上記構造式(PC)で表される繰返し単位を有するポリアリレート樹脂(Mv=42,500)に変更した以外は、実施例3と同様の操作を行うことにより、感光体Fを製造し、実施例6に係る電子写真感光体とした。
前記<電子写真感光体作製方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を上記構造式(PC)で表される繰返し単位を有するポリアリレート樹脂(Mv=42,500)に変更した以外は、比較例1と同様の操作を行うことにより、感光体RFを製造し、比較例6に係る電子写真感光体とした。
前記<電子写真感光体作製方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を上記構造式(PC)で表される繰返し単位を有するポリアリレート樹脂(Mv=42,500)に変更した以外は、比較例2と同様の操作を行うことにより、感光体RGを製造し、比較例7に係る電子写真感光体とした。
前記<電子写真感光体作製方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を上記構造式(PC)で表される繰返し単位を有するポリアリレート樹脂(Mv=42,500)に変更した以外は、比較例3と同様の操作を行うことにより、感光体RHを製造し、比較例8に係る電子写真感光体とした。
前記<電子写真感光体作製方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を上記構造式(PC)で表される繰返し単位を有するポリアリレート樹脂(Mv=42,500)に変更した以外は、比較例4と同様の操作を行うことにより、感光体RIを製造し、比較例9に係る電子写真感光体とした。
前記<電子写真感光体作製方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を上記構造式(PC)で表される繰返し単位を有するポリアリレート樹脂(Mv=42,500)に変更した以外は、比較例5と同様の操作を行うことにより、感光体RJを製造し、比較例10に係る電子写真感光体とした。
前記<電子写真感光体作製方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を下記構造式(PD)で表される繰返し単位を有するポリカーボネート樹脂(Mv=39,200)に変更した以外は、実施例1と同様の操作を行うことにより、感光体Gを製造し、実施例7に係る電子写真感光体とした。
前記<電子写真感光体作製方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を上記構造式(PD)で表される繰返し単位を有するポリカーボネート樹脂(Mv=39,200)に変更した以外は、実施例2と同様の操作を行うことにより、感光体Hを製造し、実施例8に係る電子写真感光体とした。
前記<電子写真感光体作製方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を上記構造式(PD)で表される繰返し単位を有するポリカーボネート樹脂(Mv=39,200)に変更した以外は、実施例3と同様の操作を行うことにより、感光体Iを製造し、実施例9に係る電子写真感光体とした。
前記<電子写真感光体作製方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を上記構造式(PC)で表される繰返し単位を有するポリアリレート樹脂(Mv=42,500)に変更した以外は、比較例1と同様の操作を行うことにより、感光体RKを製造し、比較例11に係る電子写真感光体とした。
前記<電子写真感光体作製方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を上記構造式(PC)で表される繰返し単位を有するポリアリレート樹脂(Mv=42,500)に変更した以外は、比較例2と同様の操作を行うことにより、感光体RLを製造し、比較例
12に係る電子写真感光体とした。
前記<電子写真感光体作製方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を上記構造式(PC)で表される繰返し単位を有するポリアリレート樹脂(Mv=42,500)に変更した以外は、比較例3と同様の操作を行うことにより、感光体RMを製造し、比較例13に係る電子写真感光体とした。
前記<電子写真感光体作製方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を上記構造式(PC)で表される繰返し単位を有するポリアリレート樹脂(Mv=42,500)に変更した以外は、比較例4と同様の操作を行うことにより、感光体RNを製造し、比較例14に係る電子写真感光体とした。
前記<電子写真感光体作製方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を上記構造式(PC)で表される繰返し単位を有するポリアリレート樹脂(Mv=42,500)に変更した以外は、比較例5と同様の操作を行うことにより、感光体ROを製造し、比較例15に係る電子写真感光体とした。
実施例1〜9及び比較例1〜15の電子写真感光体を、電子写真学会標準に従って作製された電子写真特性評価装置(「続電子写真技術の基礎と応用」、電子写真学会編、コロナ社、404〜405頁記載)に装着し、以下の手順に従って帯電、露光、電位測定、除電のサイクルを実施することにより、電気特性の評価を行なった。
測定結果を表−1〜表−3に示す。
前記評価にて同程度の感度・残留電位を示すことが明らかとなった電荷輸送物質である、CTM1及びCTM2とRCTM1との更なる比較を行うために、下記方法にて評価を実施した。
上記感光体シートを直径10cmの円状に切断しテーバー摩耗試験機(Taber社製)により、摩耗評価を行った。試験条件は、23℃、50%RHの雰囲気下、摩耗輪CS−10Fを用いて、荷重なし(摩耗輪の自重)で1000回回転後の摩耗量を試験前後の質量を比較することにより測定した。測定結果を表−4に示した。
得られた電荷輸送物質をテトラヒドロフラン100g中に十分な量添加し、この溶液を60℃になるまで昇温し、溶液の温度を60℃に保ち1時間攪拌しながら電荷輸送物質を溶媒中に十分溶解させた。その後25℃雰囲気に24時間放置し、溶け残りが沈殿する25℃飽和溶液を調製した。
溶解性の結果は、特に電子写真感光体の感光層塗布液中での保存安定性を示す指標の1つであり、溶解度が高いほど結晶化せず、分散性も高く、電子写真感光体の塗布液作製−塗布液保管−感光層塗布の一連の感光体製造プロセスに対して好適であることが示唆される。
バインダー樹脂としては、上記構造式(PD)で表される繰返し単位を有するポリカーボネート樹脂(Mv=39,200)を用いた。そして、電荷輸送物質60質量部、バインダー樹脂100質量部、下記式(AOX2)で表される構造を有する酸化防止剤2質量部、及びレベリング剤としてシリコーンオイル0.05質量部を、テトラヒドロフラン/トルエン(質量比8/2)混合溶媒540質量部に溶解させて、塗布液保存安定性試験用電荷輸送層用塗布液を調製した。
評価に用いた電荷輸送物質と安定性評価結果、及び塗布液安定性の基準を下記表−6に示す。
表面が粗切削された外径30mm、長さ246mm、肉厚0.75mmのアルミニウム合金よりなるシリンダーを陽極酸化処理し、その後酢酸ニッケルを主成分とする封孔剤によって封孔処理を行うことにより、約6μmの陽極酸化被膜(アルマイト被膜)を形成した。
次に、前記式(PC)で表される繰り返し構造単位からなるポリアリレート樹脂(Mv=72,000)を100質量部、前記式(CTM1)で表される構造を有する電荷輸送材料を40質量部、前記式(AOX1)で表される酸化防止剤を4質量部、下記式(AOX3)で表される化合物を0.1質量部、下記式(A1)で表される化合物を0.5質量
部、レベリング剤としてシリコーンオイル0.05質量部を、テトラヒドロフランとトルエンとの混合溶媒(テトラヒドロフラン80質量%、トルエン20質量%)1060質量部に混合し、電荷輸送層形成用塗布液を調製した。先に作製した電荷発生層を形成したシリンダーを、この電荷輸送層形成用塗布液に浸漬塗布し、乾燥後の膜厚18μmの電荷輸送層を設けることによって感光体Jを作製した。
電荷輸送物質を前記式(CTM2)で表される化合物に変更した以外は、実施例13と同様の操作を行うことにより、感光体Kを製造した。
(比較例19)
電荷輸送物質を前記式(RCTM1)で表される化合物に変更した以外は、実施例13と同様の操作を行うことにより、感光体RPを製造した。
前記実施例13、14と比較例19で得られた電子写真感光体をA4タンデム型フルカラープリンター[沖データ社製 COREFIDO C711dn(印刷速度:カラー34rpm 解像度:600dpi 露光源:LED)]のドラムカートリッジに装着し、上記プリンターにセットした。上記プリンターを低温低湿環境条件下におき、印刷の入力として、べた塗り画像と線画像から構成される印字率5%の上下左右対称なパターンをパソコンからプリンターに送り、1枚間欠モードで12,500枚印刷を行った。
耐刷後のドラム表面の付着物状態の確認結果及びドラム付着量の判断基準を、表−7に示した。また、実施例13に係る感光体における耐刷後のドラム表面写真を図6に、比較例19に係る感光体における耐刷後のドラム表面写真を図7にそれぞれ示した。これらは「TESA−VISIO 300」に付属のモニターにより観測した。図6、7において、白地の部分に黒い線又は点が多いほど、フィルミング(付着物)が多いと判断できる。
[電荷輸送層形成用塗布液の製造]
バインダー樹脂としては、上記構造式(PD)で表される繰返し単位を有するポリカーボネート樹脂(Mv=39,200)を用いた。そして、電荷輸送物質50質量部、バインダー樹脂100質量部、上記式(AOX2)の構造を有する酸化防止剤2質量部、及びレベリング剤としてシリコーンオイル0.05質量部を、テトラヒドロフラン/トルエン(質量比8/2)混合溶媒640質量部に溶解させて、塗布液保存安定性試験用電荷輸送層用塗布液を調製した。
実施例1で用いた下引き層形成用塗布液を、表面にアルミニウム蒸着したポリエチレンテレフタレートシート上に、乾燥後の膜厚が約1.3μmになるようにワイアバーで塗布し、室温で乾燥して下引き層を設けた。続いて、実施例1で用いた電荷発生層形成用塗布液を、上記下引層上に、乾燥後の膜厚が約0.4μmになるようにワイアバーで塗布、室温で乾燥して電荷発生層を設けた。続いて、前記のようにして得られた電荷輸送層形成用塗布液を、上記電荷発生層上に、乾燥後の膜厚が約25μmになるようにアプリケーターで塗布し、125℃で20分間乾燥して、感光体L(実施例15)を作製した。
また電荷輸送物質を前記式(RCTM1)で表される化合物に変更した以外は感光体Lと同様にして、感光体RQ(比較例20)を作製した。
電子写真学会測定標準に従って製造された電子写真特性評価装置(続電子写真技術の基礎と応用、電子写真学会編、コロナ社、404〜405頁記載)を使用し、上記シート状感光体を、直径80mmのアルミニウム製シリンダーに巻き付けてアースを取り、初期表面電位が約−750Vになるように帯電させた(この際の初期表面電位を「V0」と称する。)。帯電後、ハロゲンランプの光を干渉フィルターで780nmの単色光とし、0.8μJ/cm2露光した際の表面電位(明電位「VL」と称する。)を求めた。露光から電位測定までの時間は60msとした。前記単色光露光後は、赤色LED光によって除電を行った。測定環境は25℃、50%RHで行なった。この評価によって得られた結果を帯電−露光−転写負荷のサイクルを行う前の初期電気特性試験の結果とした。
本発明の効果発現のメカニズムは明らかでないが、電荷輸送物質が有する置換基の構造を上記のようにすることにより、電荷輸送物質と電荷輸送層に用いるバンダー樹脂との相溶性が向上し、電子写真感光体としての基本特性である感度・残留電位の性能を損なうことなく、転写メモリーも良好で、感光体表面が高い機械特性になっているものと推測される。
2 帯電装置
3 露光装置
4 現像装置
5 転写装置
6 クリーニング装置
7 定着装置
41 現像槽
42 アジテータ
43 供給ローラ
44 現像ローラ
45 規制部材
71 上部定着部材(定着ローラ)
72 下部定着部材(定着ローラ)
73 加熱装置
T トナー
P 記録紙(用紙、媒体)
Claims (9)
- 前記感光層が、CuKα特性X線による粉末X線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)が少なくとも24.1°及び27.2°に回折ピークを示す結晶型のオキシチタニウムフタロシアニンを含有する、請求項1に記載の電子写真感光体。
- 前記感光層が、さらにポリアリレート樹脂及びポリカーボネート樹脂の少なくともいずれか一方を含有する、請求項1又は2に記載の電子写真感光体。
- 前記感光層が、電荷輸送層及び電荷発生層を有し、前記電荷輸送層が前記式(1)で表される電荷輸送物質、並びに、式(α)で示される構造単位を有するポリアリレート樹脂及び式(β)で示される構造単位を有するポリカーボネート樹脂の少なくともいずれか一方を含有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、前記電子写真感光体を帯電させる帯電装置、帯電した前記電子写真感光体を露光させて静電潜像を形成する露光装置、及び、前記電子写真感光体上に形成された静電潜像を現像する現像装置からなる群から選ばれる少なくとも1の装置とを備える、電子写真感光体カートリッジ。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子写真感光体、前記電子写真感光体を帯電させる帯電装置、帯電した前記電子写真感光体を露光させて静電潜像を形成する露光装置、および、電子写真感光体上に形成された前記静電潜像を現像する現像装置を備える、画像形成装置。
- 前記式(1)中、Ar1は炭素数8以下のアルコキシ基を有する、フェニル基、Ar2〜Ar5はそれぞれ独立して、置換基として炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数1〜6のアルコキシ基を有してもよい、フェニル基、Ar6〜Ar9はそれぞれ独立して、炭素数1〜6のアルキル基を有していてもよい、1、4−フェニレン基、R1〜R4は水素原子、m及びnは共に1である、請求項7に記載の化合物。
- 前記式(1)中、Ar2〜Ar5はそれぞれ独立して、炭素数1〜6のアルキル基を有していてもよい、フェニル基、Ar6〜Ar9は1、4−フェニレン基である、請求項8に記載の化合物。
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