JP6160176B2 - グロープラグの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、グロープラグの制御装置に関し、特に、イグニッションオフ時にグロープラグへの通電を行うグロープラグの制御装置に関するものである。
エンジンの排気中に含まれる水蒸気には、燃焼ガス中のNOx、HC、SO2などが含まれるため、かかる水蒸気が冷却されると酸性を帯びた凝縮水が生じる。そうして、排気を還流させるEGR通路を備えたエンジンでは、EGR通路や吸気通路においてEGRガスが冷却されることで、これらの通路内に酸性を帯びた凝縮水が生じる場合があり、かかる凝縮水が気筒内に流入すると、気筒内壁面が腐食されるおそれがある。
このような問題を解決するために、例えば特許文献1には、エンジン停止直前にグロープラグによって筒内温度を上昇させることで、気筒内に流入した凝縮水を蒸発させて、気筒内壁面の腐食を防止する技術が提案されている。
特開2007−262956号公報
上記特許文献1のものでは、エンジン停止直前にグロープラグの発する熱によって、気筒内に流入した凝縮水の蒸発を促進するが、気筒内に生じる凝縮水はEGR通路や吸気通路から流入するものに限られない。例えば、EGR通路によって排気を還流させる外部EGRや、前サイクルの既燃ガスを利用する内部EGRを実行すると、エンジン停止時に気筒内にEGRガスが残留し、かかる残留EGRガスから凝縮水が不可避的に発生することがある。
このような残留EGRガスについては、エンジン停止直前にグロープラグによって気筒内を昇温させても、残留EGRガス自体が高温であるため飽和蒸気圧が高くなっており、残留EGRガス中に水分が含まれた状態が維持される。このような状態で、エンジン停止後に筒内壁面が自然冷却されると、残留EGRガスの飽和蒸気圧が下がり、気筒内に凝縮水が生じることになる。
他方、気筒内における単位時間当たりの温度低下速度は部位によって差があり、例えば、ヘッド部における吸気ポート周辺部やインジェクタは、吸気ポート(外気)に近いため、シリンダの壁面やピストンの頂面といった燃焼室を構成する他の部位よりも、エンジン停止後に早く温度が下がる傾向にある。それ故、吸気ポート周辺部やインジェクタは、相対的に凝縮水が発生し易い部位となっている。そうして、燃焼室に臨むインジェクタの先端に酸性を帯びた凝縮水が付着すると、インジェクタ噴孔が腐食されて拡がり、燃料噴射量が増えてスモーク増加などを引き起こすおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、先端がエンジンの燃焼室に臨むように配設されるインジェクタの噴孔が、凝縮水によって腐食されるのを抑えることにある。
前記目的を達成するため、本発明では、エンジン停止後に、燃焼室に臨むインジェクタ先端部の温度が、燃焼室を構成する他の部位の温度よりも早く低下するのを抑えるべく、インジェクタ近傍に設けられたグロープラグへの通電を一定時間行うようにしている。
具体的には、本発明は、先端がエンジンの燃焼室に臨むように配設されるインジェクタの近傍に設けられたグロープラグの制御装置を対象としている。
そして、イグニッションオフ時に上記グロープラグへの通電を所定時間行うように構成され、上記所定時間は、イグニッションオフ後における上記インジェクタの先端近傍の温度が、イグニッションオフ後における上記燃焼室を構成する他の部位の温度よりも後に、露点に到達するように、イグニッションオフ時から上記燃焼室を構成する他の部位の温度が露点に到達するまでの時間に設定されていることを特徴とするものである。
なお、「インジェクタの先端近傍」とは、インジェクタの先端部および当該先端部の近くの空気である。また、インジェクタの先端部とは、インジェクタにおける燃焼室に面している部分であり、好ましくは噴孔である。
この構成によれば、イグニッションオフ時にインジェクタの近傍に設けられたグロープラグへの通電を行うことから、イグニッションオフ後において、インジェクタの先端近傍の温度低下速度を、燃焼室を構成する他の部位の温度低下速度よりも遅くすることができる。
所定時間が経過してグロープラグへの通電が終了すると、インジェクタは吸気ポート(外気)に近いため、インジェクタの先端近傍の温度低下速度は、他の部位の温度低下速度よりも速くなるが、所定時間が経過したときには、他の部位の温度は既に大幅に低下していることから、インジェクタの先端近傍の温度よりも先に、当該他の部位の温度が露点に到達する。
そうして、先に露点に到達した他の部位に凝縮水が発生し、これにより、筒内残留ガス中の水蒸気の量が減少することになる。それ故、その後にインジェクタの先端近傍の温度が露点に到達しても、インジェクタの先端部に凝縮水が付着するのを抑える(又は、付着する凝縮水の量を減少させる)ことができる。
このように、最も高熱となるグロープラグの先端の熱によって、燃焼室内の空気を介してインジェクタの先端部を温めるため、インジェクタの先端部(噴孔)への凝縮水付着(侵入)を抑えることができる。したがって、インジェクタ噴孔が、酸性を帯びた凝縮水によって腐食されるのを抑えることができる。
特に、上記構成によれば、他の部位の温度が露点に到達したときに、グロープラグへの通電がオフとなることから、他の部位に凝縮水が発生しても、インジェクタの先端近傍の温度は凝縮水が発生しないような高温に保たれる。したがって、インジェクタ噴孔が凝縮水によって腐食されるのをより一層確実に抑えることができる。
また、上記所定時間は、予め取得された、上記インジェクタの先端近傍および上記他の部位の単位時間当たりの温度低下速度、並びに、燃焼室内における露点に基づいて設定されることが好ましい。
インジェクタの先端近傍等の単位時間当たりの温度低下速度や燃焼室内における露点は、実験等により予め取得することが可能であるところ、かかる構成によれば、複雑な制御等を行うことなく、インジェクタの先端近傍の温度よりも先に他の部位の温度を露点に到達させることができる。したがって、インジェクタ噴孔が凝縮水によって腐食されるのを容易且つ確実に抑えることができる。
さらに、上記エンジンは、排気を還流するEGR通路を備えていることが好ましい。
この構成によれば、EGR通路によって排気を還流させる外部EGRを実行する場合にも、インジェクタ噴孔が凝縮水によって腐食されるのを抑えることができる。
以上、説明したように本発明に係るグロープラグの制御装置によれば、インジェクタの先端部に凝縮水が付着するのを抑えて、又は、付着する凝縮水の量を減少させて、インジェクタ噴孔が凝縮水によって腐食されるのを抑えることができる。
本発明の実施形態に係るエンジン及びその制御系統の概略構成図である。 燃焼室に発生する凝縮水を説明する模式図である。 ECUが実行するグロープラグの通電制御の一例を示すフローチャートである。 グロープラグの通電制御の一例を示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、自動車に搭載されたコモンレール式筒内直噴型多気筒ディーゼルエンジンに本発明を適用した場合について説明する。
−エンジンの構成−
図1は、本実施形態に係るエンジン及びその制御系統の概略構成図である。このエンジン1は、シリンダブロック2と、当該シリンダブロック2の上部に取り付けられたシリンダヘッド5と、ピストン1bとを備えている。シリンダブロック2には、気筒(4気筒)毎に円筒状のシリンダ(シリンダボア)1aが形成されており、各シリンダ1aの内部にはピストン1bが上下方向に摺動可能に収容されている。また、このシリンダブロック2には、シリンダ1aの周囲にウォータジャケット2aが形成されている。シリンダ1a内を往復運動するピストン1bは、コネクティングロッド7を介して不図示のクランクシャフトに連結されている。シリンダヘッド5には、吸気通路4および排気通路24の一部をそれぞれ構成する吸気ポート4bおよび排気ポート24bが形成されている。
このエンジン1における燃焼室3は、シリンダヘッド5の下面と、シリンダ1aの内壁面と、ピストン1bの頂面とにより区画形成されている。ピストン1bの頂面の中央部には、キャビティ3aが凹設されており、このキャビティ3aも燃焼室3の一部を構成している。
燃焼室3には、吸気系として、吸気ポート4bおよび吸気管4cによって形成される吸気通路4が、吸気バルブ4aを介して接続されている。この吸気通路4には、上流側より、吸入空気を濾過するエアクリーナ6、吸入空気量を検出するための吸入空気量センサ8、吸入空気の温度を検出するための吸気温センサ10、燃焼室3内に導入される吸入空気量を調整するためのスロットルバルブ14がそれぞれ設けられている。
スロットルバルブ14は駆動機構16によって開閉駆動される。この駆動機構16は、ステップモータ18と、このステップモータ18とスロットルバルブ14とを駆動連結するギア群とを備えて構成されている。なお、ステップモータ18は、エンジン1の各種制御を行うための電子制御装置(以下「ECU」という)20によって駆動制御される。また駆動機構16には、スロットルバルブ14が全開位置となることでオン状態となる全開スイッチ22が設けられている。
また、燃焼室3には、排気系として、排気ポート24bおよび排気管24cによって形成される排気通路24が、排気バルブ24aを介して接続されている。この排気通路24には、当該排気通路24から取り出した排気を吸気通路4へ還流させるEGR通路26が設けられている。このEGR通路26は、吸気通路4におけるスロットルバルブ14の下流側に接続されている。EGR通路26には、ECU20によって制御されるアクチュエータ28により開閉駆動されるEGRバルブ30が設けられている。スロットルバルブ14によって吸入空気量を、また、このEGRバルブ30によってEGR量をそれぞれ調整することで、燃焼室3内に導入される吸入空気量とEGR量との割合を自在に設定することが可能となっている。これにより、エンジン1の全運転領域にわたって適切な吸入空気量及びEGR量の制御が行えるようになっている。
エンジン1には、4つの気筒(本実施形態のものは4気筒であるが、1気筒のみ図示している)♯1,♯2,♯3,♯4が設けられており、これら4つの気筒♯1〜♯4には、その先端が燃焼室3に臨むようにインジェクタ32がそれぞれ配設されている。インジェクタ32からエンジン1の各気筒♯1〜♯4への燃料噴射は、噴射制御用電磁弁32aのオン・オフにより制御される。
インジェクタ32は、各気筒♯1〜♯4共通の蓄圧容器としてのコモンレール34に接続されており、噴射制御用電磁弁32aが開いている間(インジェクタ開弁期間)、コモンレール34内の燃料がインジェクタ32より燃焼室3内へ噴射されるようになっている。コモンレール34には、燃料噴射圧に相当する比較的高い圧力が蓄積されている。この蓄圧を実現するために、コモンレール34は、供給配管35を介してサプライポンプ36の吐出ポート36aに接続されている。また、供給配管35の途中には、逆止弁37が設けられている。この逆止弁37の存在により、サプライポンプ36からコモンレール34への燃料の供給が許容され、且つ、コモンレール34からサプライポンプ36への燃料の逆流が規制されている。
サプライポンプ36は、吸入ポート36bを介して燃料タンク38に接続されており、その途中にはフィルタ39が設けられている。サプライポンプ36は、燃料タンク38からフィルタ39を介して燃料を吸入する。また、これとともに、サプライポンプ36は、エンジン1の出力軸であるクランクシャフトからの回転駆動力を受けてプランジャを往復運動させ、燃料圧力を要求される圧力まで高めて、高圧燃料をコモンレール34に供給する。
さらに、サプライポンプ36の吐出ポート36a近傍には、圧力制御弁40が設けられている。この圧力制御弁40は、吐出ポート36aからコモンレール34へ吐出される燃料圧力(すなわち噴射圧力)を制御するためのものである。この圧力制御弁40が開かれることにより、吐出ポート36aから吐出されない余剰燃料が、サプライポンプ36に設けられたリターンポート36cからリターン配管41を経て燃料タンク38へと戻されるようになっている。
以上の如く、燃料タンク38、サプライポンプ36、コモンレール34、インジェクタ32を主要構成部材としてエンジン1の燃料供給系が構成されている。
また、シリンダヘッド5には、ディーゼルエンジンの始動時における着火補助装置としてのグロープラグ42がインジェクタ32の近傍に配設されている。より詳しくは、グロープラグ42は、燃焼室3に臨むその先端がインジェクタ32の先端に近接するようにシリンダヘッド5に配設されていて、その発する熱によってインジェクタ32の先端近傍を暖めるようになっている。なお、「インジェクタ32の先端近傍」とは、インジェクタ32の先端部および当該先端部の近くの空気である。また、インジェクタ32の先端部とは、インジェクタ32における燃焼室3に面している部分であり、本実施形態ではインジェクタ噴孔32bである。
このグロープラグ42は、ECU20からの指令によりグローリレー42aがオンされている場合に、バッテリ43から電力が供給されることで発熱する。そうして、エンジン1の始動直前にグローリレー42aに電流が流されることでグロープラグ42が赤熱し、インジェクタ32から噴射された燃料噴霧の一部が当該グロープラグ42に吹きつけられることで燃料の蒸発が促進され、始動時におけるエンジン1の着火性が高められる。なお、バッテリ43は、ECU20からの指令により電力をグロープラグ42へ供給する。
さらに、エンジン1のクランクシャフトには、当該クランクシャフトの回転に同期して回転するロータが設けられ、このロータの外周面に形成された凸部を検出してその回転速度に対応したパルス信号を出力する電磁ピックアップからなる回転数センサ44が設けられている。この回転数センサ44の出力は、エンジン1の回転数の算出に寄与する信号としてECU20に取り込まれる。
ECU(Electronic Control Unit)20は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びバックアップRAM、タイマーやカウンタ等を備え、これらと、A/D(Analog/Digital)変換器を含む外部入力回路及び外部出力回路とが双方向性バスにより接続されて構成される。
このように構成されたECU20は、各種センサの検出信号を、外部入力回路を介して入力し、これら信号に基づいてエンジン1の燃料噴射等についての基本制御等、エンジン1の運転状態に関する各種制御を実行する。具体的には、ECU20には、吸入空気量センサ8によって検出される吸入空気量情報や、吸気温センサ10によって検出される吸気温度情報をはじめ、アクセル開度センサ46によって検出されるアクセル開度情報(アクセルペダルの踏み込み量情報)やイグニッションスイッチ48のオン・オフ情報、スタータスイッチ50のオン・オフ情報、ウォータジャケット2aに設けられた冷却水温センサ52によって検出される冷却水温度情報、トランスミッションに設けられたシフトポジションセンサ54によって検出されるシフトポジション情報及び車速センサ56の信号により検出されている車速情報、インジェクタ32から延びるリターン配管41に設けられた燃温センサ58により検出される燃料温度情報、リターンポート36c付近に設けられた燃温センサ59により検出される燃料温度情報、コモンレール34に設けられた燃圧センサ60により検出される燃料の圧力(噴射圧力PC)情報等の情報も併せて取り込まれ、これら情報に基づいてエンジン1の運転状態に関する各種制御を実行するようになっている。
−グロープラグの通電制御−
以下、ECU20が実行するグロープラグ42の通電制御について説明する。図2は、燃焼室に発生する凝縮水を説明する模式図である。なお、図2中のドットハッチング(a部)は、本実施形態に係る通電制御を実行しない場合に燃焼室3に発生する凝縮水を誇張して例示するものであり、図2中の格子ハッチング(b1部,b2部,b3部)は、本実施形態に係る通電制御を実行した場合に燃焼室3に発生する凝縮水を誇張して例示するものである。
本実施形態のエンジン1では、気筒♯1〜♯4内で燃焼済みの排気の一部を、EGR通路26によって吸気系へ導入する排気再循環(以下、外部EGRともいう)を実行することで、吸気中の酸素量を減らしてピークの燃焼温度を下げて、NOxの発生を抑制することが可能となっている。
もっとも、外部EGRを実行すると、エンジン停止時に気筒♯1〜♯4内にEGRガスが残留することになる。そうして、残留EGRガスに含まれる水蒸気には、燃焼ガス中のNOx、HC、SO2などが含まれるため、かかる水蒸気が冷却されると、図2に示すように、酸性を帯びた凝縮水が気筒♯1〜♯4内に生じることになり、気筒♯1〜♯4内が腐食されるおそれがある。
この点、残留EGRガスに含まれる水蒸気の量は限られているため、気筒♯1〜♯4内には少量の凝縮水しか生じないことから、気筒♯1〜♯4内が腐食されるおそれは小さいとも思える。しかしながら、インジェクタ32については、燃焼室3に臨むその先端に少量の凝縮水が付着しても、インジェクタ噴孔32bが腐食されて拡がり、燃料噴射量が増えてスモーク増加などを引き起こすおそれがある。
そうして、インジェクタ32およびその近傍部は、吸気ポート4b(外気)に近いことから、シリンダ1aの内壁面やピストン1bの頂面等といった燃焼室3を構成する他の部位よりも、エンジン停止後に早く温度が下がる傾向にあり、凝縮水が発生し易い部位となっている。このため、エンジン停止後、インジェクタ32の先端近傍の温度が露点DPに達すると、図2のa部に示すように、酸性を帯びた凝縮水がインジェクタ32の先端部に付着し、インジェクタ噴孔32bを腐食する可能性が高くなる。
そこで、ECU20は、インジェクタ32の先端部への凝縮水(a部)の付着を抑えるべく、インジェクタ32の先端近傍が、シリンダ1aの内壁面やピストン1bの頂面等(以下、他の部位1a,1bともいう)に対して時間的に遅れて飽和状態になるようにグロープラグ42への通電時間を制御するように構成されている。
具体的には、ECU20は、イグニッションオフ時にグロープラグ42への通電を目標通電時間(所定時間)Ttだけ行うとともに、イグニッションオフ後におけるインジェクタ32の先端近傍の温度が、イグニッションオフ後における他の部位1a,1bの温度よりも後に、露点DPに到達するように、目標通電時間Ttを設定するように構成されている。
この制御によれば、イグニッションオフ時にインジェクタ32の近傍に設けられたグロープラグ42への通電を行うことから、グロープラグ42の発する熱によって、インジェクタ32の先端近傍が暖められることになる。それ故、イグニッションオフ後において、本来速い筈のインジェクタ32の先端近傍の単位時間当たりの温度低下速度(以下、単に温度低下速度という)を、他の部位1a,1bの温度低下速度よりも遅くすることができる。そうして、目標通電時間Ttが経過してグロープラグ42への通電が終了すると、インジェクタ32の先端近傍の温度低下速度は、他の部位1a,1bの温度低下速度よりも速くなるが、目標通電時間Ttが経過したときには、他の部位1a,1bの温度は既に大幅に低下していることから、インジェクタ32の先端近傍の温度よりも先に、他の部位1a,1bの温度が露点DPに到達する。
そうして、先に露点DPに到達した他の部位1a,1bに凝縮水(b1部,b2部,b3部)が発生することによって、残留EGRガス中の水蒸気の量が減少する。それ故、その後にインジェクタ32の先端近傍の温度が露点DPに到達しても、インジェクタ32の先端部に凝縮水が付着するのを抑える(又は、付着する凝縮水の量を減少させる)ことができる。このように、最も高熱となるグロープラグ42の先端の熱によって、燃焼室3内の空気を介してインジェクタ32の先端部を温めるため、インジェクタ噴孔32bへの凝縮水付着(侵入)を抑えることができる。したがって、インジェクタ噴孔32bが酸性を帯びた凝縮水によって腐食されるのを抑えることができる。
上述の如く、目標通電時間Ttは、インジェクタ32の先端近傍の温度が、他の部位1a,1bの温度よりも後に、露点DPに到達するように設定されるが、本実施形態では、インジェクタ噴孔32bの腐食をより積極的に抑えるべく、以下のように目標通電時間Ttを設定している。すなわち、他の部位1a,1bの温度が露点DPに到達したときにおけるインジェクタ32の先端近傍の温度が、残留EGRガスの凝縮水が当該インジェクタ32の先端部で発生しないような温度となるようなに、目標通電時間Ttを設定されている。
このように目標通電時間Ttを設定すれば、他の部位1a,1bの温度が露点DPに到達し、これらの部位に凝縮水(b1部,b2部,b3部)が発生しても、グロープラグ42の発する熱によって、インジェクタ32の先端近傍の温度は、未だ凝縮水が発生しないような高温に保たれることから、インジェクタ噴孔32bが凝縮水によって腐食されるのを確実に抑えることができる。
そうして、複雑な手順を踏むことなく、上記制御を行うべく、目標通電時間Ttは、予め取得された、インジェクタ32の先端近傍および他の部位1a,1bの温度低下速度、並びに、燃焼室3内における露点DPに基づいて設定される。
具体的には、燃焼室3内の残留EGRガスを冷却したときに凝結が始まる温度である露点DPは、実験等において、露点温度計により直接測定を行なうか、燃焼室3内の温度と相対湿度から水蒸気圧を求め、その水蒸気圧を飽和水蒸気圧とする温度を求めることにより、予め取得(算出)することができる。
また、エンジン停止後におけるインジェクタ32の先端近傍の温度低下速度は、グロープラグ42へ通電を行っている場合およびグロープラグ42への通電を終了した場合のそれぞれについて、実験等により予め取得することができる。
さらに、シリンダ1aの内壁面やピストン1bの頂面といったインジェクタ32以外の燃焼室3を構成する部位の温度低下速度も、グロープラグ42へ通電を行っている場合およびグロープラグ42への通電を終了した場合のそれぞれについて、実験等により予め取得することができる。
このようにして取得された、露点DP、インジェクタ32の先端近傍の温度低下速度、及び、他の部位1a,1bの温度低下速度は、定数またはモデルとしてECU20のROMに記憶されている。そうして、イグニッションオフ時における燃焼室3内の温度は、冷却水温センサ52によって検出される冷却水温度情報に基づいて算出(取得)することが可能であることから、かかるイグニッションオフ時における燃焼室3内の温度と、ECU20のROMに記憶されている露点DPおよび温度低下速度に基づいて、目標通電時間Ttを容易に設定することができる。
次いで、本実施形態に係るグロープラグ42の通電制御の一例を、図3のフローチャートを参照して説明する。
先ず、最初のステップS1では、ECU20が、イグニッションスイッチ48のオン・オフ情報に基づいて、イグニッションオフであるか否かを判定する。このステップS1の判定がNOのときは、そのままENDし、一定周期毎にステップS1の判定を繰り返す。一方、このステップS1の判定がYESのときは、ステップS2に進む。
次のステップS2では、ECU20が、噴射制御用電磁弁32aをオフ制御することにより燃料噴射を停止して、エンジン1を停止させる。なお、ECU20は、以下のグロープラグ42の通電制御を実行するために自身は停止しない。
次のステップS3では、ECU20が、他の部位1a,1bの温度が露点DPに到達したときにおけるインジェクタ32の先端近傍の温度が、残留EGRガスの凝縮水が当該インジェクタ32の先端部で発生しないような温度となるように、目標通電時間Ttを設定する。具体的には、ECU20は、冷却水温センサ52によって検出される冷却水温度情報に基づいてイグニッションオフ時における燃焼室3内の温度を算出するとともに、ROMに記憶されている露点DP、並びに、インジェクタ32の先端近傍および他の部位1a,1bの温度低下速度に基づいて、目標通電時間Ttを設定する。
次のステップS4では、ECU20が、電力をグロープラグ42へ供給するようバッテリ43に指令を出すとともに、グローリレー42aに電流が流れるように当該グローリレー42aをオン制御して、グロープラグ42を発熱させる(グロープラグオン)。
次のステップS5では、ECU20が、タイマーによって計測された、イグニッションオフ時からの通電時間Tが、目標通電時間Tt以上となったか否かを判定する。このステップS5の判定がNOのとき、すなわち、未だ目標通電時間Ttが経過していないときには、ステップS4に戻ってグロープラグ42への通電を継続する。一方、このステップS5の判定がYESのときには、ステップS6へ進み、ECU20が、グローリレー42aをオフ制御して、グロープラグ42への通電を終了する(グロープラグオフ)。
次のステップS7では、ECU20が、ECU20自身を起動させるためのリレー装置であるメインリレー(図示せず)をオフ制御することで、自身を停止してENDする。
次に、本実施形態に係るグロープラグ42の通電制御の効果について、図4に示すタイミングチャートに基づいて説明する。図4には、イグニッションオフ時から目標通電時間Ttが経過するまでグロープラグ42を発熱させた場合の、イグニッションオフ後における燃焼室3内の温度変化および凝縮水発生量を示している。ここで、図4中のA部(実線)は、インジェクタ32の先端近傍に対応し、図4中のB部(破線)は、他の部位1a,1bに対応している。なお、図4には、参考のために、本実施形態に係るグロープラグ42の通電制御を行わない場合における、A部(二点鎖線)およびB部(一点鎖線)の温度変化および凝縮水発生量も併せて示している。
また、図4の例では、目標通電時間Ttを、イグニッションオフ時から他の部位1a,1bの温度が露点DPに到達するまでの期間としている。このように目標通電時間Ttを設定すれば、当然に、インジェクタ32の先端近傍の温度が、他の部位1a,1bの温度よりも後に露点DPに到達するとともに、他の部位1a,1bの温度が露点DPに到達したときにおけるインジェクタ32の先端近傍の温度が、凝縮水が当該インジェクタ32の先端部で発生しないような温度となる。
先ず、時刻t0では、イグニッションスイッチ48がオンであることから、グロープラグ42への通電は行われていない(グロープラグオフ)。
そうして、時刻t1においてイグニッションスイッチ48がオフになると、インジェクタ32の先端近傍の温度(実線および二点鎖線)および他の部位1a,1bの温度(破線および一点鎖線)が下がり始めるとともに、グロープラグ42への通電が行われる(グロープラグオン)。なお、時刻t1において、他の部位1a,1bの温度(破線および一点鎖線)が、インジェクタ32の先端近傍の温度(実線および二点鎖線)よりも高いのは、インジェクタ32の先端近傍の方が吸気ポート4b(外気)に近いためである。
グロープラグ42の通電制御を行っていない場合には、インジェクタ32の先端近傍の方が、シリンダ1a壁やピストン1bよりも、温度低下速度が速いことから、図4に示すように、時刻t2において、インジェクタ32の先端近傍の温度(二点鎖線)が、他の部位1a,1bの温度(一点鎖線)よりも先に露点DPに到達する。そうして、時刻t2においては、他の部位1a,1bの温度(一点鎖線)は未だ露点DPに到達していないため、インジェクタ32の先端近傍に凝縮水(二点鎖線)が集中的に発生する。このため、時刻t3において、他の部位1a,1bの温度(一点鎖線)が遅れて露点DPに到達したときには、残留EGRガスの水蒸気がほとんど残っておらず、他の部位1a,1bには極少量の凝縮水(一点鎖線)しか発生しないことになる。
これに対し、グロープラグ42の通電制御を行った場合には、グロープラグ42の発熱により、インジェクタ32の先端近傍(A部−実線)の方が、他の部位1a,1b(B部−破線)よりも、温度低下速度が遅くなる。このため、時刻t3において、他の部位1a,1bの温度(破線)が、インジェクタ32の先端近傍の温度(実線)よりも先に露点DPに到達する。そうして、時刻t3においては、インジェクタ32の先端近傍の温度(実線)は未だ露点DPに到達していないため、他の部位1a,1bに凝縮水(破線)が集中的に発生する。なお、図4の破線および一点鎖線から、他の部位1a,1bについては、グロープラグ42の通電制御の有無とは無関係に、時刻t3において露点DPに到達するが、最初に凝縮水が発生するか否かにより、凝縮水の発生量が大きく異なることが分かる。
このように、他の部位1a,1bに発生する凝縮水(一点鎖線)が増大することの反射的効果として、インジェクタ32の先端近傍の温度(実線)が遅れて露点DPに到達したときには、インジェクタ32の先端近傍には、インジェクタ噴孔32bの腐食を生じさせないような極少量の凝縮水(実線)しか発生しないことになる。
以上により、本実施形態によれば、他の部位1a,1bに凝縮水を集中的に発生させることで、インジェクタ噴孔32bが凝縮水によって腐食されるのを抑えることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
上記実施形態では、EGR通路26を備えるエンジン1に本発明を適用したが、これに限らず、EGR通路26を備えず、前サイクルの既燃ガスを利用する内部EGRを実行するエンジンに本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、イグニッションオフ時からのグロープラグ42への通電について述べたが、これに限らず、例えば、EGR通路26や吸気通路4から気筒♯1〜♯4内に流入した凝縮水の蒸発を促進するために、エンジン停止直前にグロープラグ42に通電する制御を合わせて行ってもよい。
さらに、上記実施形態では、目標通電時間Ttを、イグニッションオフ時から他の部位1a,1bの温度が露点DPに到達するまでの期間t1〜t3としたが、時刻t3におけるインジェクタ32の先端近傍の温度が、凝縮水が当該インジェクタ32の先端部で発生しないような温度となるのであれば、これに限らず、目標通電時間Ttを短縮してグロープラグ42を時刻t3よりも前にオフしてもよい。
また、上記実施形態では、グロープラグ42への通電時間を制御することで、凝縮水がインジェクタ32の先端部に付着するのを抑えるようにしたが、これに限らず、グロープラグ42への通電時間とともにグロープラグ42の温度を制御するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、ディーゼルエンジン1に本発明を適用したが、これに限らず、ディーゼルエンジン以外で、シリンダ内へ直接燃料噴射を行い且つグロープラグを有するエンジンにも本発明を適用することができる。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明によると、インジェクタ先端部に凝縮水が付着するのを抑えて、又は、インジェクタ先端部に付着する凝縮水の量を減少させて、インジェクタ噴孔が凝縮水によって腐食されるのを抑えることができるので、先端がエンジンの燃焼室に臨むように配設されるインジェクタの近傍に設けられたグロープラグの制御装置に適用して極めて有益である。
1 エンジン
3 燃焼室
1a シリンダ(他の部位)
1b ピストン(他の部位)
20 ECU(制御装置)
26 EGR通路
32 インジェクタ
42 グロープラグ

Claims (3)

  1. 先端がエンジンの燃焼室に臨むように配設されるインジェクタの近傍に設けられたグロープラグの制御装置であって、
    イグニッションオフ時に上記グロープラグへの通電を所定時間行うように構成され、
    上記所定時間は、イグニッションオフ後における上記インジェクタの先端近傍の温度が、イグニッションオフ後における上記燃焼室を構成する他の部位の温度よりも後に、露点に到達するように、イグニッションオフ時から上記燃焼室を構成する他の部位の温度が露点に到達するまでの時間に設定されていることを特徴とするグロープラグの制御装置。
  2. 請求項1に記載のグロープラグの制御装置において、
    上記所定時間は、予め取得された、上記インジェクタの先端近傍および上記他の部位の単位時間当たりの温度低下速度、並びに、燃焼室内における露点に基づいて設定されることを特徴とするグロープラグの制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載のグロープラグの制御装置において、
    上記エンジンは、排気を還流するEGR通路を備えていることを特徴とするグロープラグの制御装置。
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