JP6142107B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
この種のパチンコ機では、大当り遊技を生起する際に、その大当り遊技の終了後に確率変動遊技が付与されるか否かが容易に判断できてしまうため、確率変動でないときに遊技者のモチベーションが低下して大当り遊技中の興趣を高めることができないおそれがあった。
しかしながら、大当り遊技中に、遊技者が磁石等を用いて遊技盤面を流下する遊技球を吸着し、大入賞口へと誘導して特定領域へと入球させるという不正行為によって確率変動遊技が付与されてしまうといった新たな不正行為の問題が生じている。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、始動口への入賞に起因して抽出された乱数値に基づいて、大当り遊技を生起するか否かを判定するとともに、大当り遊技終了後に確率変動遊技を付与しないか否かを決定し、大当り遊技の終盤まで遊技者の興味を保ちつつも、不正行為による確率変動遊技への移行を防止することができる遊技機を提供することを課題としてなされたものである。
特定領域を有さない第2の大入賞装置と、
始動口への入球に起因して抽出された乱数値に基づいて大当り遊技を生起するか否かを判定する当否判定手段と、
該当否判定手段によって大当り遊技を生起するとの判定がなされると、大当り遊技の生起を報知する大当り図柄を、複数種類の図柄群から選択し決定する図柄決定手段と、
該図柄決定手段にて決定された図柄に基づいて、大当り遊技における第1の大入賞装置および第2の大入賞装置の開放態様を決める開放態様決定手段と、
大当り遊技で前記第1の大入賞装置に進入した遊技球が前記特定領域へ入球することにより大当り遊技後に確率変動遊技を付与する確率変動手段と、を備えた遊技機において、
前記図柄群は少なくとも第1の図柄群、第2の図柄群および第3の図柄群を有し、かつ第1の図柄群、第2の図柄群および第3の図柄群は異なる図柄であるが、類似した図柄で構成され、
前記開放態様決定手段は、前記大当り図柄が前記第1の図柄群に含まれる図柄であることを条件に第1の開放態様を選択し、大当り図柄が前記第2の図柄群に含まれる図柄であることを条件に第2の開放態様を選択し、大当り図柄が前記第3の図柄群に含まれる図柄であることを条件に第3の開放態様を選択するようになし、
前記第1の開放態様と前記第2の開放態様とでは、大当り遊技の実行単位であるラウンドの総数が同じとされ、前記第1の開放態様および前記第2の開放態様の最終ラウンドである第1の特定ラウンドのみで前記第1の大入賞装置を開放するようになし、かつ第1の開放態様における第1の大入賞装置の最大開放時間が第2の開放態様の第1の大入賞装置の最大開放時間よりも長く設定され、
前記第3の開放態様は、確率変動遊技の付与を許容する構成とされ、ラウンドの総数が前記第1の開放態様又は第2の開放態様のラウンド総数よりも多く設定され、前記第1および第2の開放態様と同一ラウンド目の第1の特定ラウンドと、最終ラウンドである第2の特定ラウンドで前記第1の大入賞装置を開放するようになし、
前記第3の開放態様における前記第1の特定ラウンドでの前記第1の大入賞装置の最大開放時間を、前記第2の開放態様の前記第1の大入賞装置の最大開放時間と同一時間に設定せしめ、
前記第1の大入賞装置は、前記特定領域への遊技球の入球を規制する規制位置と入球を許容する許容位置とに変位可能な振分手段を備え、
該振分手段は、前記第1の特定ラウンド又は第2の特定ラウンドの開始から第1の所定時間が経過することを条件に前記許容位置へと移動し、前記第1の特定ラウンド又は第2の特定ラウンドの終了から第2の所定時間が経過することを条件に前記規制位置へと移動するように構成され、
前記第1の所定時間を、前記第2の開放態様の第1の大入賞装置の最大開放時間よりも前記第2の所定時間以上に長く設定する構成とした。
また、第3の開放態様は、第1および第2の開放態様よりも総ラウンド数が多く賞球の獲得に有利であり、かつ第3の開放態様でも第2の開放態様の第1の特定ラウンドと同等のラウンド(第1の大入賞装置の開放時間が同じ(短時間))を実行するようになし、大当り図柄からも第1の特定ラウンド実行開始時からも遊技者には第2の開放態様であるか第3の開放態様であるか区別がつかないようにしたので、いずれの開放態様であるかといったスリル感と期待感をより高めることができる。即ち、このラウンドで大当り遊技が終了すれば第2の開放態様であり、賞球も確率変動も期待できないが、次のラウンドに進めば第3の開放態様であり、賞球および確率変動に対する遊技者の期待感を高めることができ、もって大当り遊技中の興趣をより向上することができる。
尚、第3の他の開放態様として第1の開放態様の第1の特定ラウンドと同等のラウンド(第1の大入賞装置の開放時間も同じ(長時間))を実行するようにしてもよい。この場合、第1の開放態様であるのか第3の開放態様であるのかといった遊技者のスリル感や期待感を高めることができる。
尚、確率変動を許容する第1の開放態様等では、第1の大入賞装置の開放時間が長く、自然に特定領域へ入球するので不正行為の心配はない。
前記特定領域への入球を有効とする有効期間を設け、該有効期間は、前記第1の大入賞装置の開放時から、前記第1の大入賞装置が閉鎖した後に第3の所定時間の経過時までとする構成とした。
前記図柄群は前記第1、第2および第3の図柄群に加えて、第1、第2および第3の図柄群とは異なる図柄であるが類似した図柄で構成された第4の図柄群を有し、
前記開放態様決定手段は、大当り図柄が前記第4の図柄群に含まれる図柄であることを条件に第4の開放態様を選択するように構成され、
該第4の開放態様は、確率変動遊技の付与を許容しない構成とされ、ラウンドの総数が前記第3の開放態様のラウンド総数と同じであり、前記第1および第2の開放態様と同一ラウンド目の第1の特定ラウンドと、最終ラウンドである第2の特定ラウンドを有し、第1および第2の特定ラウンドで前記第1の大入賞装置を開放するようになし、
前記第4の開放態様の前記第1の特定ラウンドでの前記第1の大入賞装置の最大開放時間を、前記第2の開放態様の前記第1の大入賞装置の最大開放時間と同一時間に設定する構成とした。
また第1の特定ラウンドから第2の特定ラウンドまでの期間、遊技者に、第3の開放態様又は第4の開放態様のいずれであるかといったスリル感と期待感を与えることができる。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された遊技盤2(図2)が設けてある。
下皿13は上皿12から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿13に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
センターケース200は中央に演出図柄表示装置21(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設されている。またセンターケース200には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。
またセンターケース200の右側位置には、遊技球が通過時に普通図柄(以下、単に普図という)の抽選が実行される作動ゲート(作動口)22と、その直下位置にチューリップ式普通電動役物からなり、入球時に特図の抽選が実行される特図の第2特図始動口23Bが設置されている。
該第2特図始動口23Bは普通電動役物(以下、単に普電役物という)の開放時にのみ入球(入賞)可能である。普電役物は、普図の抽選で当りとなると所定時間開放する構成である。
第1大入賞装置24は、前記開閉板を有する入球口部と、特定領域240および特定領域240への入球を規制する振分羽根部材(特許請求の範囲の「振分手段」に相当)241を有する機構部24Aとの2部構成としてある。前記入球口部と機構部24Aとはトンネル通路により連通されており、入球口部に入球した遊技球は機構部24Aへ送られる。
尚、遊技盤2の遊技領域20には、多数の遊技釘や風車が植設されている。
一方、図3(b)に示すように、羽根部材241が開くことにより、中央開口244から送り出される遊技球を下方のVゾーン(特許請求の範囲の「特定領域」に相当)240へ入球させることが可能となる。このように振分羽根部材241は、閉位置(特許請求の範囲の「規制位置」に相当)と開位置(特許請求の範囲の「許容位置」に相当)とに変位することにより遊技球を入賞口245又はVゾーン240へ振分ける。
また、パチンコ機1の裏側には、主制御装置40、払出制御装置41、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、発射制御装置44、電源基板45が設けられている。
発射制御装置44にはCPU、ROM、RAM等が設けられていない。しかしこれに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板38を経てホールコンピュータ500に送られる。
主制御装置40と払出制御装置41とは双方向通信が可能である。
そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置43へキャラクタなどを表示する擬似演出や特図の擬似図柄の表示態様のコマンドを送信する。
パチンコ機1は、始動ゲート22への入球に起因して普図の当否抽選を行い、普図表示装置28Aの図柄変動を開始する。前記抽選結果が当りであれば、表示装置28Aに当選結果を確定表示して前記普電役物を開放する。これにより第2特図始動口23Bへの入賞が可能となる。
第1又は第2特図始動口23A,23Bへの入賞があると、これに起因して乱数値が抽出され、該乱数値に基づいて特図の当否判定を行い、特図表示装置27Aおよび演出図柄表示装置21の図柄変動を開始する。判定結果が大当りであれば、大当り図柄を決めて各表示装置21,27Aに大当り図柄を確定表示して大当り遊技(特別遊技)を実行する構成である。尚、演出図柄表示装置21には特図に対応する擬似演出図柄が表示される。
大当り遊技は、第2大入賞装置25を開放し所定の時間または入球数が所定数に達して閉じるまでの動作を1ラウンドとして、所定数のラウンドを継続することを基本遊技としている。そして、大当り遊技中の特定のラウンドにおいて第1大入賞装置24を開放して、該特定ラウンドにおいて第1大入賞装置24のVゾーン240への入球があれば、大当り遊技後の遊技状態を大当りの当選確率が高確率となる確率変動(確変)遊技および普図の当選が高確率となり特図の変動時間が短縮される時間短縮(時短)遊技へと移行する基本構成である。
図6は主制御装置40で実行される「メインルーチン」のフローチャートを示し、「メインルーチン」は本処理(S100〜S110,S115)と残余処理(S111)とで構成され、2ms又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを判断する(S100)。この判断はRAMの特定アドレスに特定の数値が書き込まれているか否かに基づいて行われ、ここで否定判断(S100:no)なら初期設定(S115)を実行する。前述の正常割り込みか否かを判断するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
図7に示す「始動入賞確認処理」は前記入賞確認処理(S107)のサブルーチンで、第1および第2特図始動口23A,23Bへの入球があれば(S200:yes)、特図の保留記憶が満杯か確認する(S201)。本実施形態における記憶可能な保留記憶数は各4個である。
確変中でなければ(S312:no)、通常確率(低確率)の当否判定用テーブルと前記大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行う(S314)。
大当りであれば(S315:yes)、S316の処理において、前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数に基づいて大当り図柄を決定する。
S317の処理では、前記当否判定の対象となる保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいて、演出図柄表示装置21に表示される特図の大当り用の変動時間などといった変動パターンを決定する。尚、前記S315の処理は特許請求の範囲に記載の「当否判定手段」に、前記S316の処理は「図柄決定手段」に相当する。
一方、確定図柄表示時間が終了したことを確認すると(S340:yes)、確定図柄表示終了の処理(S341)により特図表示装置27Aの特図の確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ特図に対応する擬似図柄の確定表示を終了させるようにコマンドを送信する。
そして大当り開始演出処理(S349)によりサブ統合制御装置42へ大当り演出を開始させるようにコマンドを送信し、「特別遊技処理」に移行する。
続く処理で時短フラグが「1」であり(S353:yes)、時短カウンタ(回数)が「0」であれば(S354:yes)、時短フラグを「0」にセットする(S355)。
続くS356の状態指定コマンド送信処理では、遊技状態を示す確変フラグや時短フラグの情報等を含む状態指定コマンドを、サブ統合制御装置42へ送信する。その後、「特別遊技処理」に移行する。
S401の処理に続くS402の処理では第1大入装置24の大入賞口が開放中であるか否かを確認し、開放中でなければ(S402:no)、第2大入装置25の大入賞口が開放中であるか確認する(S403)。開放中でなければ(S403:no)、インターバル中か確認する(S404)。インターバル中でなければ(S404:no)、大当り終了演出中か確認する(S405)。大当り終了演出中でなければ(S405:no)、大当り開始演出時間が経過したか確認する(S406)。大当り開始演出時間が経過していれば(S406:yes)、S407の大入賞口開放処理では、前記「当否判定処理」のS318の処理で設定された第1又は第2大入賞装置24,25の大入賞口を開放し、S408の処理において第1又は第2大入賞装置24,25の開放回数をカウントする開放カウントを加算してリターンする。
前記S434の処理で特定Rの一つ手前のラウンドでなければ(S434:no)、第2大入賞装置25の大入賞口の開放処理(S438)を実行し、開放カウンタを加算して(S436)、リターンする。
前記S442の処理で2秒経過していなければ(S442:no)、ラウンド終了から1秒(特許請求の範囲の「第2の所定時間」に相当)が経過したか確認し(S444)、経過していれば(S444:yes)、振分羽根部材241の閉鎖処理(S445)を実行して、リターンする。
その後、演出図柄制御装置82およびサブ統合制御装置42へ大当り遊技終了のコマンドを送信するとともに(S457)、状態指定コマンドをサブ統合制御装置42等へ送信する。その後にリターンする。
また各図柄グループ間における大当り図柄は、異なる図柄であるが類似しており、特に「開放パターンA」と「開放パターンB」間、「開放パターンA,B」と「開放パターンD」間、更に「開放パターンA,B,D」と「開放パターンF」間で類似するように設定されている。例えば「開放パターンA」と「開放パターンB」間では「図柄1」と「図柄9」等が、「開放パターンA,B」と「開放パターンD」間では「図柄3」、「図柄11」と「図柄27」等が、「開放パターンA,B,D」と「開放パターンF」間では「図柄7」、「図柄8」、「図柄24」と「図柄40」等が類似する。
「大当り図柄C」、「開放パターンC」、「大当り図柄E」、「開放パターンE」は特許請求の範囲には対応していないが、それぞれ「第5の図柄群」、「第5の開放態様」、「第6の図柄群」、「第6の開放態様」である。そして「開放パターンA,B,D,F」と「開放パターンC」間、「開放パターンA,B,C,D,F」と「開放パターンE」間で図柄が類似するように設定されている。
Vゾーン240への入球が有りこれを確変突入口SWが検出すると、「V入球煽り演出A」を止め、演出図柄表示装置21にVゾーン240への入球に基づいてV入球を示唆する「V入球演出」の表示(図22(c))を実行する。「V入球演出」は「開放パターンA,C,E」の9ラウンド目の終了時に表示を終了する。
尚、「開放パターンC,E」では10ラウンド以降が存在するため、「V入球演出」を継続しても、V入球したことを示唆する別の表示を行ってもよく、10ラウンド以降もV入球の示唆を行うようにすることが望ましい。
「開放パターンB,D,F」のいずれかの大当り遊技ではV入球がないので、「V入球煽り演出B」はその演出表示時間が予め決められており、9ラウンド目の終了時間より若干長く設定してある。そして「V入球煽り演出B」が終了すると、「V非入球演出」の表示(図22(b))を実行する。「V非入球演出」は「開放パターンA,C,E」の9ラウンド目の終了時と同等の時期に表示を終了する。
尚、「開放パターンD,F」では10ラウンド以降が存在するため、「V非入球演出」を継続しても、V入球していないことを示唆する別の表示を行ってもよく、10ラウンド以降もV非入球の示唆を行うようにすることが望ましい。
一方、「開放パターンA,B」の大当り遊技では、「開放パターンA」の9ラウンド目の終了時又はこれと同等の時期に行われる大当たり終了インターバルにおいて、演出図柄表示装置21に大当り遊技の終了を示唆する「大当り終了演出」の表示(図23(c))を実行する。
一方、「開放パターンA,B」であり、9ラウンドで大当り遊技が終了する場合は、図23(c)に示す前記「大当り終了演出」を行ない、泣き顔のメインキャラクタ表示211と、「残念、終了です」といったテロップ表示212を表示する。
一方、「開放パターンD」でVゾーン240への入球があり確変が決定した時には、第1大入賞装置24の閉鎖後、図24(c)に示すように、喜び顔のメインキャラクタ表示211と、「やったね確変ゲット」といった確変が得られたことを示すテロップ表示212を行う。
更に第1の大入賞装置24には、Vゾーン240への遊技球の入球を規制する振分羽根部材241を設け、特定ラウンド(9R,15R)の開始時から所定時間(4秒)が経つまではVゾーン240への入球を規制するように構成し、かつ前記所定時間を「開放パターンB,F」の第1の大入賞装置24の開放時間よりも長くしたこと。
これらの構成により、「開放パターンA,C,D,E」では確率変動を許容するが、「開放パターンB,F」では確率変動を許容しない構成とすることができ、「開放パターンB,F」において磁石等を用いて不正に確変させるといった不正行為を防ぐことができる。
尚、「開放パターンA,C,D,E」は確変への移行を許容するもので、第1の大入賞装置24の開放時間が長く、自然にVゾーン240へ入球するので不正行為の心配はない。
「開放パターンC,D,E,F」においては「開放パターンA,B」と同様に9ラウンド目(第1の特定ラウンド)に第1大入賞装置24を開放するようにしたこと。
更に「開放パターンA」と「開放パターンC,E」とでは9ラウンド目の第1大入賞装置24の開放時間を同一時間とし、かつ「開放パターンB」と「開放パターンD,F」とでは9ラウンド目の第1大入賞装置24の開放時間を同一時間とした。
そして大当りの生起時に大当り図柄からも、9ラウンド目の実行開始時においても、遊技者は開放パターンが「開放パターンA」であるのか「開放パターンB」であるのか、「
開放パターンA」であるのか「開放パターンC,E」であるのか、「開放パターンB」であるのか「開放パターンD,F」であるのか区別がつかず、遊技者にいずれの開放パターンであるかといったスリル感と期待感を与えることができる。また、「開放パターンA」であるのか「開放パターンD,F」であるのか、又は「開放パターンB」であるのか「開放パターンC,E」であるのかも区別できないようにすれば、一層興趣を向上させることができる。即ち、この9ラウンド目で大当り遊技が終了すれば「開放パターンA、B」のいずれかであり、賞球は勿論、「開放パターンB」では確変も期待できない。一方、次のラウンドに進めば「開放パターンC,D,E,F」のいずれかであり、賞球は勿論、「開放パターンC,E」であれば確率変動に対する遊技者の期待感を高めることができ、もって大当り遊技中の興趣をより向上することができる。
23A 第1特図始動口(始動口)
23B 第2特図始動口(始動口)
24 第1大入賞装置(第1の大入賞装置)
240 Vゾーン(特定領域)
241 振分羽根部材(振分部材)
25 第2大入賞装置(第2の大入賞装置)
40 主制御装置(当否判定手段、図柄決定手段、開放態様決定手段、確率変動手段)
Claims (3)
- 始動口と、特定領域を有する第1の大入賞装置と、
特定領域を有さない第2の大入賞装置と、
始動口への入球に起因して抽出された乱数値に基づいて大当り遊技を生起するか否かを判定する当否判定手段と、
該当否判定手段によって大当り遊技を生起するとの判定がなされると、大当り遊技の生起を報知する大当り図柄を、複数種類の図柄群から選択し決定する図柄決定手段と、
該図柄決定手段にて決定された図柄に基づいて、大当り遊技における第1の大入賞装置および第2の大入賞装置の開放態様を決める開放態様決定手段と、
大当り遊技で前記第1の大入賞装置に進入した遊技球が前記特定領域へ入球することにより大当り遊技後に確率変動遊技を付与する確率変動手段と、を備えた遊技機において、
前記図柄群は少なくとも第1の図柄群、第2の図柄群および第3の図柄群を有し、かつ第1の図柄群、第2の図柄群および第3の図柄群は異なる図柄であるが、類似した図柄で構成され、
前記開放態様決定手段は、前記大当り図柄が前記第1の図柄群に含まれる図柄であることを条件に第1の開放態様を選択し、大当り図柄が前記第2の図柄群に含まれる図柄であることを条件に第2の開放態様を選択し、大当り図柄が前記第3の図柄群に含まれる図柄であることを条件に第3の開放態様を選択するようになし、
前記第1の開放態様と前記第2の開放態様とでは、大当り遊技の実行単位であるラウンドの総数が同じとされ、前記第1の開放態様および前記第2の開放態様の最終ラウンドである第1の特定ラウンドのみで前記第1の大入賞装置を開放するようになし、かつ第1の開放態様における第1の大入賞装置の最大開放時間が第2の開放態様の第1の大入賞装置の最大開放時間よりも長く設定され、
前記第3の開放態様は、確率変動遊技の付与を許容する構成とされ、ラウンドの総数が前記第1の開放態様又は第2の開放態様のラウンド総数よりも多く設定され、前記第1および第2の開放態様と同一ラウンド目の第1の特定ラウンドと、最終ラウンドである第2の特定ラウンドで前記第1の大入賞装置を開放するようになし、
前記第3の開放態様における前記第1の特定ラウンドでの前記第1の大入賞装置の最大開放時間を、前記第2の開放態様の前記第1の大入賞装置の最大開放時間と同一時間に設定せしめ、
前記第1の大入賞装置は、前記特定領域への遊技球の入球を規制する規制位置と入球を許容する許容位置とに変位可能な振分手段を備え、
該振分手段は、前記第1の特定ラウンド又は第2の特定ラウンドの開始から第1の所定時間が経過することを条件に前記許容位置へと移動し、前記第1の特定ラウンド又は第2の特定ラウンドの終了から第2の所定時間が経過することを条件に前記規制位置へと移動するように構成され、
前記第1の所定時間を、前記第2の開放態様の第1の大入賞装置の最大開放時間よりも前記第2の所定時間以上に長く設定したことを特徴とする遊技機。
- 請求項1に記載の遊技機において、
前記特定領域への入球を有効とする有効期間を設け、該有効期間は、前記第1の大入賞装置の開放時から、前記第1の大入賞装置が閉鎖した後に第3の所定時間の経過時までとすることを特徴とする遊技機。 - 請求項1又は2のいずれか1項に記載の遊技機において、
前記図柄群は前記第1、第2および第3の図柄群に加えて、第1、第2および第3の図柄群とは異なる図柄であるが類似した図柄で構成された第4の図柄群を有し、
前記開放態様決定手段は、大当り図柄が前記第4の図柄群に含まれる図柄であることを条件に第4の開放態様を選択するように構成され、
該第4の開放態様は、確率変動遊技の付与を許容しない構成とされ、ラウンドの総数が前記第3の開放態様のラウンド総数と同じであり、前記第1および第2の開放態様と同一ラウンド目の第1の特定ラウンドと、最終ラウンドである第2の特定ラウンドを有し、第1および第2の特定ラウンドで前記第1の大入賞装置を開放するようになし、
前記第4の開放態様の前記第1の特定ラウンドでの前記第1の大入賞装置の最大開放時間を、前記第2の開放態様の前記第1の大入賞装置の最大開放時間と同一時間に設定したことを特徴とする遊技機。
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