JP6136011B2 - 半導体装置、および電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インバータ回路、クランプ回路を備える半導体装置、および電力変換装置に関するものである。
従来、直流を交流に変換するインバータ回路を構成した半導体装置がある。このインバータ回路は、モータ等を駆動する汎用の電力変換装置、UPS(無停電電源装置)を構成する電力変換装置、分散電源を系統に連系させるパワーコンディショナ等の電力変換装置に用いられる。
インバータ回路は、一般に、複数のスイッチング素子をブリッジ接続して構成される。例えば、ブリッジ接続した6個のスイッチング素子を1つのパッケージ内に収めて3相インバータの回路を構成した半導体装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特許第3212791号公報
図15は、インバータ回路101の後段にクランプ回路102を設けた回路構成を示す。
インバータ回路101は、スイッチング素子Q101〜Q104、ダイオードD101〜D104を備える。スイッチング素子Q101〜Q104はフルブリッジ接続される。ダイオードD101〜D104のそれぞれは、スイッチング素子Q101〜Q104のそれぞれに逆並列接続される。
クランプ回路102は、スイッチング素子Q105,Q106、ダイオードD105,D106を備える。スイッチング素子Q105,Q106は、インバータ回路101の出力端間に直列接続される。ダイオードD105,D106のそれぞれは、スイッチング素子Q105,Q106のそれぞれに逆並列接続される。
従来、インバータ回路101を構成する各素子を1つのパッケージ内に収めてモジュール化した半導体装置(インバータモジュール)はある。しかしながら、クランプ回路102を素子(スイッチング素子、ダイオード)の過不足なく構成するようにモジュール化された半導体装置は存在しない。そこで従来は、以下の2つの方法でクランプ回路102を構成していた。
第1の方法は、クランプ回路102を構成する各素子としてディスクリート素子を用いる。この場合、各素子の特性バラツキ・温度バラツキの影響を補正する必要があり、さらには全ての素子の温度管理が難しいという課題がある。また、ディスクリート素子を基板に実装した場合、基板上の配線を形成する導体の形状が複雑になるという課題もある。
第2の方法は、クランプ回路102を構成する各素子として、例えば特許文献1のようにモジュール化された半導体装置を用いる。この場合、第1の方法による課題は解決可能である。しかしながら、従来のモジュール化された半導体装置は、クランプ回路に専用の回路構成ではなく、例えば汎用のインバータ回路を構成している。したがって、従来のモジュール化された半導体装置を用いてクランプ回路を構成する場合、半導体装置内に使用しない不要な素子が残るため、コスト面で不利になる。
また、第1の方法および第2の方法に共通の課題として、インバータ回路101とクランプ回路102との間を接続する電流経路(電線、基板上の導体等)が比較的長くなるということもある。したがって、インバータ回路101−クランプ回路102間の電流経路のインピーダンスが大きくなり、抵抗成分による損失が大きいものであった。また、この電流経路のインダクタンス成分による電圧変動やノイズが発生しやすかった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、インバータ回路−クランプ回路間の電流経路を短くして、この電流経路に発生する損失、電圧変動、ノイズを抑制でき、且つコスト面に優れた半導体装置を提供することにある。
本発明の半導体装置は、フルブリッジ接続された複数の第1のスイッチング素子を含んで構成されて、前記第1のスイッチング素子がオン・オフすることによって直流電圧を交流電圧に変換して出力するインバータ回路と、前記インバータ回路の出力に接続した導体からなる導電路と、第2のスイッチング素子を含んで構成されて、前記導電路に接続され、前記第2のスイッチング素子がオンすることによって前記導電路間を導通させるクランプ回路とを備え、前記インバータ回路と前記導電路と前記クランプ回路とは、一つのパッケージ内に収められたことを特徴とする。
この発明において、1つ以上の前記第1のスイッチング素子の駆動電圧の基準電位と、1つ以上の前記第2のスイッチング素子の駆動電圧の基準電位とを前記導電路を介して接続して、当該第1のスイッチング素子および当該第2のスイッチング素子の駆動電源を共通化した場合、前記導電路は、前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子の各駆動電圧が予め決められた最大駆動電圧以下になるように、前記インバータ回路のスイッチング周波数において前記導電路に発生する損失を抑制可能な経路長に設定されることが好ましい。
この発明において、前記第1のスイッチング素子は、前記第2のスイッチング素子よりも、高速スイッチングが可能な素子であることが好ましい。
この発明において、前記第1のスイッチング素子に逆並列接続された第1のダイオードと、前記第2のスイッチング素子に逆並列接続された第2のダイオードとを備え、前記第2のダイオードは、前記第1のダイオードより逆回復時の損失が小さいことが好ましい。
この発明において、前記第1のスイッチング素子に逆並列接続された第1のダイオードと、前記第2のスイッチング素子に逆並列接続された第2のダイオードとを備え、前記第2のダイオードは、前記第1のダイオードより順方向電圧が低いことが好ましい。
この発明において、前記第1のスイッチング素子は、ワイドギャップ半導体で形成されることが好ましい。
この発明において、前記第1のスイッチング素子に逆並列接続された第1のダイオードと、前記第2のスイッチング素子に逆並列接続された第2のダイオードとを備え、前記第2のダイオードは、ワイドギャップ半導体で形成されることが好ましい。
本発明の電力変換装置は、本発明の半導体装置と、前記半導体装置の前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子を駆動する駆動回路とを備えることを特徴とする。
この発明において、前記クランプ回路は、複数の前記第2のスイッチング素子を備え、前記駆動回路は、共通の駆動電源を用いて複数の前記第2のスイッチング素子を駆動することが好ましい。
この発明において、前記駆動回路は、共通の駆動電源を用いて前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子を駆動することが好ましい。
この発明において、前記半導体装置が直流電圧を交流電圧に変換して出力する第1の動作と、前記半導体装置が交流電圧を直流電圧に変換して出力する第2の動作とを切り替え可能に構成することが好ましい。
以上説明したように、本発明の半導体装置および電力変換装置では、インバータ回路と導電路とクランプ回路とは、一つのパッケージ内に収められるので、インバータ回路とクランプ回路との間に形成される導電路の経路長を短くすることができる。したがって、導電路のインピーダンスが削減可能になる。導電路の抵抗成分の削減により、配線抵抗での損失が抑制される。また、導電路のインダクタンス成分の削減により、電圧変動やノイズを抑制できる。また、半導体装置は、インバータ回路およびクランプ回路の専用の回路構成であるので、半導体装置内に使用しない不要な素子が残ることがなく、コスト面で有利になる。
而して、本発明の半導体装置および電力変換装置では、インバータ回路−クランプ回路間の電流経路を短くして、この電流経路に発生する損失、電圧変動、ノイズを抑制でき、且つコスト面に優れたものになるという効果がある。
実施形態の半導体装置の構成を示す回路図である。 同上の電力変換装置の構成を示す回路図である。 同上の電力変換装置の各部の動作を示す説明図である。 同上の電力変換装置の各部の動作を示す説明図である。 同上の電流Ionの経路を示す回路図である。 同上の還流電流Irの経路を示す回路図である。 同上のスイッチング素子の駆動電源の構成例を示す回路図である。 (a)(b)同上のスイッチング素子およびダイオードに発生する損失の種類を示す表図である。 同上のクランプ回路の別の構成を示す回路図である。 同上のインバータ回路の別の構成を示す回路図である。 同上のクランプ回路の別の構成を示す回路図である。 同上のクランプ回路の別の構成を示す回路図である。 同上のクランプ回路の別の構成を示す回路図である。 同上のクランプ回路の別の構成を示す回路図である。 従来の構成を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
図1は、本実施形態の半導体装置10の回路構成の一例を示す。この半導体装置10は、インバータ回路1と、クランプ回路2と、導電路3a,3bとを備えており、インバータ回路1の後段に導電路3a,3bを介してクランプ回路2が設けられる。さらに、半導体装置10は、直流端子T1,T2、交流端子T3,T4、駆動端子T11〜T16を備える。
そして、半導体装置10は、インバータ回路1およびクランプ回路2を構成する各素子(スイッチング素子、ダイオード等)を基板(図示なし)上に実装して、1つのパッケージ10a内に収めている。すなわち、半導体装置10は、インバータ回路1とクランプ回路2とをモジュール化している。各素子に接続する電気的配線(導電路3a,3bを含む)は、基板上に形成した導体によって構成される。
インバータ回路1は、4組のスイッチング素子Q1〜Q4(第1のスイッチング素子)、4組のダイオードD1〜D4(第1のダイオード)を備える。
スイッチング素子Q1〜Q4は、IGBT(Insulated Gate BipolarTransistor)で構成される。スイッチング素子Q1,Q2の直列回路、およびスイッチング素子Q3,Q4の直列回路は、直流端子T1−T2間に接続している。そして、スイッチング素子Q1のコレクタが直流端子T1に接続し、スイッチング素子Q1のエミッタとスイッチング素子Q2のコレクタとが接続し、スイッチング素子Q2のエミッタが直流端子T2に接続している。さらに、スイッチング素子Q3のコレクタが直流端子T1に接続し、スイッチング素子Q3のエミッタとスイッチング素子Q4のコレクタとが接続し、スイッチング素子Q4のエミッタが直流端子T2に接続している。すなわち、スイッチング素子Q1〜Q4は、直流端子T1−T2間においてフルブリッジ接続している。そして、スイッチング素子Q1,Q2の接続点、およびスイッチング素子Q3,Q4の接続点が、インバータ回路1の出力となる。
ダイオードD1〜D4のそれぞれは、スイッチング素子Q1〜Q4のそれぞれに逆並列接続している。
導電路3aの一端は、スイッチング素子Q1,Q2の接続点に接続し、導電路3aの他端は、交流端子T3に接続している。また、導電路3bの一端は、スイッチング素子Q3,Q4の接続点に接続し、導電路3bの他端は、交流端子T4に接続している。
クランプ回路2は、スイッチング素子Q5,Q6(第2のスイッチング素子)、ダイオードD5,D6(第2のダイオード)を備える。スイッチング素子Q5,Q6は、IGBTで構成される。スイッチング素子Q5,Q6の直列回路は、導電路3a−3b間に接続している。スイッチング素子Q5のエミッタが導電路3aに接続し、スイッチング素子Q5のコレクタとスイッチング素子Q6のコレクタとが接続し、スイッチング素子Q6のエミッタが導電路3bに接続している。ダイオードD5,D6のそれぞれは、スイッチング素子Q5,Q6のそれぞれに逆並列接続している。
そして、スイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートは、駆動端子T11〜T16にそれぞれ接続している。スイッチング素子Q1〜Q6は、駆動端子T11〜T16から入力される各駆動信号によってオン・オフ駆動される。
図2は、半導体装置10を用いた電力変換装置の構成を示す。
半導体装置10の直流端子T1,T2は、直流電圧V1(例えば、DC320V)を出力する直流電源11に接続している。さらに、半導体装置10の交流端子T3は、リアクトル12aの一端が接続し、交流端子T4は、リアクトル12bの一端が接続している。リアクトル12a,12bの各他端間にはコンデンサ13が接続し、コンデンサ13の両端電圧(出力電圧Vo)が負荷14に印加される。
そして、駆動回路15が、スイッチング素子Q1〜Q6を駆動する機能を有しており、駆動回路15は、制御部15aと、6個のドライバ15bとで構成される。制御部15aは、負荷14に印加される出力電圧Vo、負荷14へ供給される出力電流Ioの検出値に基づいて、スイッチング素子Q1〜Q6をオン・オフ制御する各制御信号をドライバ15bへ出力する。ドライバ15bは、スイッチング素子Q1〜Q6をオン・オフ駆動する各駆動信号を制御信号に応じて生成する。そして、ドライバ15bは、駆動端子T11〜T16を介してスイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートへ駆動信号を出力する。
次に、電力変換装置の動作を図3、図4を用いて説明する。
図3は、電力変換装置の出力電圧Vo(50Hz/60Hz)の1周期分における各部の動作を示す。なお、負荷14が商用電力系統に接続されている場合、出力電圧Voは、位相および振幅を系統電圧に同期させて出力される。
まず、スイッチング素子Q1,Q4がオン・オフを繰り返すPWM(Pulse Width Modulation)動作を行い、スイッチング素子Q5がオン状態を維持し、スイッチング素子Q2,Q3,Q6がオフ状態を維持することによって、出力電圧Voは正の半周期波形に制御される。また、スイッチング素子Q2,Q3がオン・オフを繰り返すPWM動作を行い、スイッチング素子Q6がオン状態を維持し、スイッチング素子Q1,Q4,Q5がオフ状態を維持することによって、出力電圧Voは負の半周期波形に制御される。
そして、交流端子T3−T4間の交流電圧(交番電圧)V2は、インバータ回路1の動作によって、「V1」,「0」,「−V1」の3値をとり得る。一方、一般的なバイポーラ駆動方式のインバータにおいて交流電圧V2がとり得る値は、2値となる。本実施形態では、交流電圧V2が3値をとり得るので、2値をとる場合に比べて、同一出力であれば交流電圧V2の振幅値(絶対値)を小さくできる。したがって、スイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング損失、リアクトル12a,12bの鉄損が下がるため、回路の電力効率を高くできる。
図4は、図3中の範囲X(正の半周期の一部)の拡大波形を示す。
まず、期間Taにおいて、スイッチング素子Q1,Q4がオン、スイッチング素子Q2,Q3がオフ、スイッチング素子Q5がオン、スイッチング素子Q6がオフしている。この期間Taにおいて、直流電源11の正極 → スイッチング素子Q1 → 導電路3a → リアクトル12a → コンデンサ13 → リアクトル12b → 導電路3b → スイッチング素子Q4 → 直流電源11の負極の経路で電流Ion(図5参照)が流れる。そして、スイッチング素子Q1,Q4ではコレクタからエミッタに向かって電流Ionが流れるので、スイッチング素子Q1,Q4に導通損が発生する。一方、ダイオードD1〜D4には電流が流れない。また、期間Taにおいて、交流電圧V2の振幅は「V1」となる
次に、期間Tbにおいて、スイッチング素子Q1,Q4がターンオフする。スイッチング素子Q1,Q4がターンオフするとき、スイッチング素子Q1,Q4のコレクタ−エミッタ間電圧は、「略0」 → 「V1/2」に変化し、スイッチング素子Q1,Q4を流れる電流は、「Ion」 → 「0」に変化する。したがって、スイッチング素子Q1,Q4は、ターンオフ時にスイッチング損が発生する。また、リアクトル12a,12bに蓄積されたエネルギーが放出されるため、ダイオードD6およびスイッチング素子Q5には、還流電流Ir(図6参照)が流れ始める。
次に、期間Tcにおいて、ダイオードD6およびスイッチング素子Q5には、還流電流Irが流れる。したがって、ダイオードD6およびスイッチング素子Q5には、導通損が発生する。
次に、期間Tdにおいて、スイッチング素子Q1,Q4がターンオンする。スイッチング素子Q1,Q4がターンオンするとき、スイッチング素子Q1,Q4のコレクタ−エミッタ間電圧は、「V1/2」 → 「略0」に変化し、スイッチング素子Q1,Q4を流れる電流は、「0」 → 「Ion」に変化する。したがって、スイッチング素子Q1,Q4は、ターンオン時にスイッチング損が発生する。ダイオードD6は、順方向バイアスから逆方向バイアスに変化するため、逆回復損(リカバリ損)が発生する。
次に、期間Teにおいて、スイッチング素子Q1,Q4がオン状態を維持しており、期間Taと同様の動作になる。
また、導電路3a,3bを流れる電流は、還流電流Irの発生時には「0」となり、還流電流Irが発生していない時には電流Ionとなるので、不連続な電流波形となる。すなわち、導電路3a,3bには、スイッチング素子Q1,Q4およびスイッチング素子Q2,Q3のPWM周波数(スイッチング周波数)の電流が流れる。
上述のように、半導体装置10は、フルブリッジ接続された複数のスイッチング素子Q1〜Q4(第1のスイッチング素子)を含んで構成されて、スイッチング素子Q1〜Q4がオン・オフすることによって交流電圧を出力するインバータ回路1を備える。さらに、半導体装置10は、インバータ回路1の出力に接続した導体からなる導電路3a,3bを備える。さらに、半導体装置10は、スイッチング素子Q5,Q6(第2のスイッチング素子)を含んで構成されて、導電路3a,3bに接続され、スイッチング素子Q5,Q6がオンすることによって導電路3a−3b間を導通させるクランプ回路2を備える。そして、インバータ回路1と導電路3a,3bとクランプ回路2とは、一つのパッケージ10a内に収められている。
而して、インバータ回路1と導電路3a,3bとクランプ回路2とは、一つのパッケージ10a内に収められるので、インバータ回路1とクランプ回路2との間に形成される導電路3a,3bの経路長を短くすることができる。したがって、導電路3a,3bのインピーダンスが削減可能になる。導電路3a,3bの抵抗成分R1a,R1b(図2参照)の削減により、配線抵抗での損失が抑制される。また、導電路3a,3bのインダクタンス成分L1a,L1b(図2参照)の削減により、電圧変動やノイズを抑制できる。また、半導体装置10は、インバータ回路1およびクランプ回路2の専用の回路構成であるので、半導体装置10内に使用しない不要な素子が残ることがなく、コスト面で有利になる。
また、電力変換装置は、半導体装置10と、半導体装置10のスイッチング素子Q1〜Q4(第1のスイッチング素子)およびスイッチング素子Q5,Q6(第2のスイッチング素子)を駆動する駆動回路15とを備えることを特徴とする。
なお、抵抗成分R1a,R1bの抵抗値をRp、インバータ回路1の出力電流をIpとした場合、導電路3a,3bにおける損失P1は、P1=Ip・Rpとなる。さらに、インダクタンス成分L1a,L1bのインダクタンス値をLpとすると、導電路3a,3bにおける電圧降下Vaは、Va=Ip・Rp+Lp{∂Ip/∂t}となる。
また、図2において、スイッチング素子Q1のエミッタ電位(駆動電圧の基準電位)と、スイッチング素子Q5のエミッタ電位(駆動電圧の基準電位)とは、導電路3aを介して接続している。さらに、スイッチング素子Q3のエミッタ電位(駆動電圧の基準電位)と、スイッチング素子Q6のエミッタ電位(駆動電圧の基準電位)とは、導電路3bを介して接続している。そして、導電路3a,3bの抵抗成分R1a,R1bおよびインダクタンス成分L1a,L1bの削減により、導電路3a,3bによる電圧降下を抑制することができる。したがって、スイッチング素子Q1,Q5の駆動電源を共通化でき、スイッチング素子Q3,Q6の駆動電源を共通化でき、スイッチング素子の駆動電源を簡易に構成することができる。
ここで、スイッチング素子Q1〜Q6をIGBTで構成した場合、スイッチング素子Q1〜Q6のオフ時において、駆動電圧は「IGBTのエミッタ電位」となり、スイッチング素子Q1〜Q6のオン時において、駆動電圧は「IGBTのエミッタ電位+10V」程度となる。
また、スイッチング素子Q1〜Q6には、ゲート−エミッタ間に印加可能な最大駆動電圧が予め決められている。しかしながら、スイッチング素子の駆動電源を共通化した場合、導電路のインピーダンスによる電圧降下によって、各スイッチング素子のエミッタ電位に差が生じ、スイッチング素子のゲートに印加される駆動電圧が最大駆動電圧を上回ってしまう可能性がある。例えば、導電路3aの経路長が長くて、導電路3aのインピーダンスが大きいとする。この場合、スイッチング素子Q1,Q5の駆動電源を共通化すると、導電路3aのインピーダンスによる電圧降下によって、スイッチング素子Q5のエミッタ電位が下がって、スイッチング素子Q5の駆動電圧が最大駆動電圧を上回ってしまう可能性がある。また、導電路3bの経路長が長くて、導電路3bのインピーダンスが大きいとする。この場合、スイッチング素子Q3,Q6の駆動電源を共通化すると、導電路3bのインピーダンスによる電圧降下によって、スイッチング素子Q6のエミッタ電位が下がって、スイッチング素子Q6の駆動電圧が最大駆動電圧を上回ってしまう可能性がある。
しかしながら、本実施形態では、インバータ回路1と導電路3a,3bとクランプ回路2とを一つのパッケージ10a内に収めて、導電路3a,3bの経路長を短くできるので、導電路3a,3bでの電圧降下を抑制可能となる。したがって、スイッチング素子Q1,Q5の駆動電源の共通化、およびスイッチング素子Q3,Q6の駆動電源の共通化を実現できる。
すなわち、導電路3aは、スイッチング素子Q1,Q5の各駆動電圧が予め決められた最大駆動電圧以下になるように、スイッチング素子のPWM周波数において導電路3aに発生する損失(例えば、電流Ionによる電圧降下)を抑制可能な経路長に設定される。また、導電路3bは、スイッチング素子Q3,Q6の各駆動電圧が予め決められた最大駆動電圧以下になるように、スイッチング素子のPWM周波数において導電路3bに発生する損失(例えば、電流Ionによる電圧降下)を抑制可能な経路長に設定される。
図7は、スイッチング素子Q1〜Q6の駆動電源の構成例を示す。スイッチング素子Q1,Q5の各ドライバ15bは、駆動電源E1の電圧Vs1から駆動信号を生成しており、スイッチング素子Q1,Q5の駆動電源を共通化している。スイッチング素子Q3,Q6の各ドライバ15bは、駆動電源E2の電圧Vs2から駆動信号を生成しており、スイッチング素子Q3,Q6の駆動電源を共通化している。
さらに、スイッチング素子Q2,Q4のエミッタ電位(駆動電圧の基準電位)も共通である。そこで、スイッチング素子Q2,Q4の各ドライバ15bは、駆動電源E3の電圧Vs3から駆動信号を生成しており、スイッチング素子Q2,Q4の駆動電源を共通化している。
次に、図8(a)は、インバータ回路1およびクランプ回路2のスイッチング素子に発生する損失の種類を示す。図8(b)は、インバータ回路1およびクランプ回路2のダイオードに発生する損失の種類を示す。
まず、インバータ回路1のスイッチング素子Q1〜Q4は、導通損とスイッチング損の両方が発生するため、コレクタ−エミッタ間電圧の低電圧化、スイッチングの高速化の両方の特性が求められる。インバータ回路1のダイオードD1〜D4は、電流が殆ど流れないため、導通損、逆回復損ともに殆ど発生しない、
クランプ回路2のスイッチング素子Q5,Q6は、導通損が発生するが、スイッチング損が殆ど発生しないため、スイッチングの高速化よりも、コレクタ−エミッタ間電圧の低電圧化が優先される。クランプ回路2のダイオードD5,D6は還流電流Irが流れて、導通損および逆回復損が発生するので、順方向電圧の低電圧化、逆回復時間の短時間化の両方の特性が求められる。
したがって、スイッチング素子Q1〜Q4は、スイッチング素子Q5,Q6に比べて高速スイッチングが可能な素子を用いることが好ましい。また、スイッチング素子Q5,Q6は、コレクタ−エミッタ間電圧が低い素子を用いることが好ましい。この場合、半導体装置10の回路損失を低減させて、回路の電力効率を向上させることができる。また、スイッチング素子Q5,Q6には廉価な素子を用いることができるので、コスト削減が可能になる。
また、ダイオードD5,D6は、ダイオードD1〜D4より逆回復(リカバリ)時の損失が小さいことが好ましい。この場合、ダイオードD5,D6における逆回復損を削減して、回路の電力効率の向上を図ることができる。このダイオードの逆回復(リカバリ)は、ダイオードが順バイアス状態から逆バイアス状態に変化した場合、接合部の容量を充電するためにカソードからアノードに向かって逆方向電流が流れる現象である。
また、ダイオードD5,D6は、ダイオードD1〜D4より順方向電圧が低いことが好ましい。この場合、ダイオードD5,D6は導通損が小さくなり、回路の電力効率の向上を図ることができる。また、ダイオードD1〜D4には廉価な素子を用いることができるので、コスト削減が可能になる。
また図9は、クランプ回路2の別の構成を示す。図9に示すクランプ回路2は、導電路3aにカソードを接続したダイオードD11(第2のダイオード)と導電路3bにカソードを接続したダイオードD12(第2のダイオード)との直列回路を備える。さらに、クランプ回路2は、導電路3aにアノードを接続したダイオードD13(第2のダイオード)と導電路3bにアノードを接続したダイオードD14(第2のダイオード)との直列回路を備える。さらに、クランプ回路2は、ダイオードD11,D12の接続点とダイオードD13,D14の接続点との間に接続されたIGBTからなるスイッチング素子Q11(第1のスイッチング素子)を備える。そして、スイッチング素子Q11がオンすることによって、還流電流Irがクランプ回路2を流れる。この場合、還流電流Irが2つのダイオード(ダイオードD11,D14またはダイオードD12,D13)を通るので、ダイオードD11〜D14に順方向電圧が低い素子を用いることはより効果的になる。
また、図10に示すように、スイッチング素子Q1〜Q4は、ワイドギャップ半導体で形成されることが好ましい。スイッチング素子Q1〜Q4にワイドギャップ半導体を用いることによって、シリコン材料を用いた場合に比べて導通損を20〜50%削減でき、スイッチング損を60〜75%削減できるため、損失低減、高効率化が可能になる。なお、ワイドギャップ半導体には、例えば炭化ケイ素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)等が用いられる。
また、スイッチング素子Q1〜Q4にMOSFET(Metal-Oxide-SemiconductorField-Effect Transistor)を用いてもよい。スイッチング素子Q1〜Q4にMOSFETを用いることによって、スイッチング周波数の高周波化が容易になり、リアクトル12a,12bの小型化を図ることができる。また、ダイオードD1〜D4にはMOSFETの寄生ダイオードを用いることができるので、素子数を削減できる。
また図11に示すように、サイリスタあるいはGTO(Gate Turn Offサイリスタ)からなるスイッチング素子Q21,Q22(第2のスイッチング素子)を互いに逆方向に並列接続して、クランプ回路2を構成してもよい。この場合、ダイオードを用いないので、IGBTを用いたクランプ回路2(図1参照)に比べてダイオードD5,D6の順方向電圧分だけ損失を削減できる。また、クランプ回路2に用いるスイッチング素子には、早いスイッチング速度を要求されないので、サイリスタ、GTO等のスイッチング速度が比較的遅い素子を用いることができる。而して、クランプ回路2にサイリスタあるいはGTOを用いることによって、低コスト化、大容量化を図ることができる。
また図12に示すように、クランプ回路2のスイッチング素子Q5,Q6をMOSFETで構成してもよい。スイッチング素子Q5,Q6をIGBTで構成した場合と比べて(図1参照)、一般にオン抵抗が小さいので、導通損を抑制できる。特に電流容量が小さい領域での効率向上を図ることができる。なお、MOSFET(スイッチング素子Q5,Q6)の寄生ダイオードをダイオードD5,D6として用いた場合、逆回復損が比較的大きくなることがあるので、単体のダイオード素子を追加してダイオードD5,D6として用いる場合もある。
また図13に示すように、逆阻止IGBTからなるスイッチング素子Q31,Q32(第2のスイッチング素子)を用いてクランプ回路2を構成してもよい。図13のクランプ回路2は、スイッチング素子Q31のコレクタをスイッチング素子Q32のエミッタに接続し、スイッチング素子Q32のコレクタをスイッチング素子Q31のエミッタに接続して、導電路3a−3b間に設けられている。この場合、図1のクランプ回路2と比較して、逆耐圧を担うダイオードD5,D6が不要となるため、素子数の削減によって小型化、低コスト化を図ることができる。
図1のクランプ回路2が導通した場合、クランプ回路2の両端間の電圧は、スイッチング素子のオン電圧とダイオードの順方向電圧との和(3V程度)になる。一方、図13のクランプ回路2が導通した場合、クランプ回路2の両端間の電圧は、スイッチング素子のオン電圧(1.5V程度)のみになり、導通損を削減することができる。
また、クランプ回路2のスイッチング素子Q5,Q6にワイドギャップ半導体を用いてもよい。スイッチング素子Q5,Q6にワイドギャップ半導体を用いることによって、シリコン材料を用いた場合に比べて逆回復損を80%以上削減できるため、損失低減、高効率化が可能になる。
また、クランプ回路2のスイッチング素子Q5,Q6を図14のように接続してもよい。この場合、スイッチング素子Q5のコレクタが導電路3aに接続し、スイッチング素子Q5のエミッタとスイッチング素子Q6のエミッタとが接続し、スイッチング素子Q6のコレクタが導電路3bに接続している。ダイオードD5,D6のそれぞれは、スイッチング素子Q5,Q6のそれぞれに逆並列接続している。
すなわち、図14のクランプ回路2は、スイッチング素子Q5,Q6のエミッタ電位(駆動電圧の基準電位)が共通となる。そして、スイッチング素子Q5,Q6のドライバ15bは、駆動電源E4の電圧Vs4から駆動信号を生成しており、スイッチング素子Q5,Q6の駆動電源を共通化している。したがって、半導体装置10は、回路の小型化、コストダウンを図ることができる。また、半導体装置10は、インバータ回路1と導電路3a,3bとクランプ回路2とを一つのパッケージ10a内に収めて、導電路3a,3bの経路長を短くしており、スイッチング素子の駆動電源の共通化を容易にしている。
また、半導体装置10は、交流端子T3−T4間に入力された交流を直流に変換し、直流端子T1−T2間から直流を出力するコンバータ機能を具備してもよい。すなわち、半導体装置10が直流電圧V1を交流電圧V2に変換して出力する第1の動作(インバータ動作)と、半導体装置10が交流電圧V2を直流電圧V1に変換して出力する第2の動作(コンバータ動作)とを切り替え可能に構成してもよい。半導体装置10がコンバータとして動作する場合、スイッチング素子Q1〜Q6の制御方法は、図3に示すインバータ動作時と略同様であり、電力の伝達方向が逆方向となる。この電力の伝達方向は、直流端子T1−T2間の直流電圧V1と、交流端子T3−T4間の交流電圧V2との大小関係によって自動的に決まる。而して、インバータ動作とコンバータ動作との切り替えをスムーズに行うことができる。また、直流電源11を蓄電池で構成した場合、この蓄電池の充放電制御が可能になる。
10 半導体装置
10a パッケージ
1 インバータ回路
2 クランプ回路
3a,3b 導電路
Q1〜Q6 スイッチング素子
D1〜D6 ダイオード

Claims (11)

  1. フルブリッジ接続された複数の第1のスイッチング素子を含んで構成されて、前記第1のスイッチング素子がオン・オフすることによって直流電圧を交流電圧に変換して出力するインバータ回路と、
    前記インバータ回路の出力に接続した導体からなる導電路と、
    第2のスイッチング素子を含んで構成されて、前記導電路に接続され、前記第2のスイッチング素子がオンすることによって前記導電路間を導通させるクランプ回路とを備え、
    前記インバータ回路と前記導電路と前記クランプ回路とは、一つのパッケージ内に収められた
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 1つ以上の前記第1のスイッチング素子の駆動電圧の基準電位と、1つ以上の前記第2のスイッチング素子の駆動電圧の基準電位とを前記導電路を介して接続して、当該第1のスイッチング素子および当該第2のスイッチング素子の駆動電源を共通化した場合、前記導電路は、前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子の各駆動電圧が予め決められた最大駆動電圧以下になるように、前記インバータ回路のスイッチング周波数において前記導電路に発生する損失を抑制可能な経路長に設定されることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第1のスイッチング素子は、前記第2のスイッチング素子よりも、高速スイッチングが可能な素子であることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  4. 前記第1のスイッチング素子に逆並列接続された第1のダイオードと、前記第2のスイッチング素子に逆並列接続された第2のダイオードとを備え、
    前記第2のダイオードは、前記第1のダイオードより逆回復時の損失が小さい
    ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の半導体装置。
  5. 前記第1のスイッチング素子に逆並列接続された第1のダイオードと、前記第2のスイッチング素子に逆並列接続された第2のダイオードとを備え、
    前記第2のダイオードは、前記第1のダイオードより順方向電圧が低い
    ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の半導体装置。
  6. 前記第1のスイッチング素子は、ワイドギャップ半導体で形成されることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の半導体装置。
  7. 前記第1のスイッチング素子に逆並列接続された第1のダイオードと、前記第2のスイッチング素子に逆並列接続された第2のダイオードとを備え、前記第2のダイオードは、ワイドギャップ半導体で形成されることを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の半導体装置。
  8. 請求項1乃至7いずれか記載の半導体装置と、前記半導体装置の前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子を駆動する駆動回路とを備えることを特徴とする電力変換装置。
  9. 前記クランプ回路は、複数の前記第2のスイッチング素子を備え、
    前記駆動回路は、共通の駆動電源を用いて複数の前記第2のスイッチング素子を駆動する
    ことを特徴とする請求項8記載の電力変換装置。
  10. 前記駆動回路は、共通の駆動電源を用いて前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子を駆動することを特徴とする請求項8記載の電力変換装置。
  11. 前記半導体装置が直流電圧を交流電圧に変換して出力する第1の動作と、前記半導体装置が交流電圧を直流電圧に変換して出力する第2の動作とを切り替え可能に構成することを特徴とする請求項8乃至10いずれか記載の電力変換装置。
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