JP2021191156A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電力変換装置において、浮遊インダクタンスの発生するノイズによってスイッチング素子が破壊されるのを回避する。【解決手段】 高電位ノードPと出力ノードOTとの間に接続された第1のスイッチ部11と、低電位ノードNと出力ノードOTとの間に接続された第2のスイッチ部12と、中間電位ノードMと出力ノードOTとの間に接続された第3のスイッチ部13とを有する主回路10を有する。第1のスイッチ部11および第2のスイッチ部12の各々は、互いに逆並列接続されたトランジスタT1(T2)および還流ダイオードD1(D2)を含み、還流ダイオードD1(D2)は、SiCダイオードまたはショットキーバリアダイオードである。【選択図】図1
Description
本発明は、インバータ等の電力変換装置に関する。
電力変換装置の一形態として3レベルインバータがある。この3レベルインバータは、高電位ノードと出力ノードとの間に接続された第1のスイッチ部と、低電位ノードと出力ノードとの間に接続された第2のスイッチ部と、高電位ノードおよび低電位ノードの中間の電位を有する中間電位ノードと出力ノードとの間に接続された第3のスイッチ部とを有する。3レベルインバータでは、第1〜第3のスイッチ部のスイッチングを行うことにより、高電位ノード、低電位ノードまたは中間電位ノードのいずれかを出力ノードに接続し、出力ノードから交流電圧を出力する。特許文献1では、第1〜第3のスイッチ部を構成する複数のスイッチング素子を複数のパッケージに分けて収め、回路の小規模化を図っている。
上述した3レベルインバータを構成する各スイッチング素子を、第1のスイッチ部および第2のスイッチ部の組と第3のスイッチ部の組とに分け、各組を2個のパッケージに収めると、小規模な3レベルインバータを構成することが可能である。しかし、このような構成にすると、第1のスイッチ部と第2のスイッチ部との共通接続ノード(すなわち、出力ノード)と、第3のスイッチ部とを結ぶ配線が長くなることにより配線の浮遊インダクタンスが大きくなる。そして、この浮遊インダクタンスの発生するサージ電圧が3レベルインバータを構成するスイッチング素子の定格電圧を越えると半導体スイッチング素子が破壊に至る可能性がある。なお、この問題については、説明の重複を避けるため、本発明の実施形態の説明において、その詳細を明らかにする。
この発明は以上に説明した課題に鑑みてなされたものであり、3レベルインバータ等の電力変換装置において、浮遊インダクタンスの発生するサージ電圧によってスイッチング素子が破壊されるのを回避することを目的とする。
この発明の一態様である電力変換装置は、高電位ノードと出力ノードとの間に接続された第1のスイッチ部と、前記高電位ノードより電位が低い低電位ノードと前記出力ノードとの間に接続された第2のスイッチ部と、前記高電位ノードの電位と前記低電位ノードの電位の中間の電位を有する中間電位ノードと前記出力ノードとの間に接続された第3のスイッチ部とを有する主回路を備え、前記第1のスイッチ部、前記第2のスイッチ部および前記第3のスイッチ部のスイッチングを行うことにより、前記高電位ノードからの第1の電圧、前記低電位ノードからの第2の電圧または前記中間電位ノードからの第3の電圧を選択して出力する電力変換装置において、前記第1のスイッチ部および前記第2のスイッチ部の各々は、互いに逆並列接続されたトランジスタおよび還流ダイオードを含み、前記第1のスイッチ部および前記第2のスイッチ部における還流ダイオードがSiCダイオードである。他の好ましい態様では、Sicダイオードに代えて、ショットキーバリアダイオードが用いられる。
この発明において、第1および第2のスイッチ部の一方のスイッチ部がONからOFFに転じると、サージ電圧により他方のスイッチ部の環流ダイオードが短時間ONとなる。その際、還流ダイオードに逆回復が発生すると、サージ電圧が大きなものとなって、電力変換装置を構成する素子を破壊に至らしめる可能性がある。この発明では、第1のスイッチ部および第2のスイッチ部の環流ダイオードがSiCダイオードまたはショットキーバリアダイオードにより構成されている。従って、第1および第2のスイッチ部の一方のスイッチ部がONからOFFに転じる際、他方のスイッチ部の環流ダイオードに逆回復が発生し難い。従って、電力変換装置の素子の破壊を回避することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1は電力変換装置の一種である3レベルインバータの主回路10の構成例を示す回路図である。この3レベルインバータは、3相交流電圧を出力する3相インバータであるが、図面が煩雑になるのを防ぐため、図1には1相分の主回路が示されている。
図1は電力変換装置の一種である3レベルインバータの主回路10の構成例を示す回路図である。この3レベルインバータは、3相交流電圧を出力する3相インバータであるが、図面が煩雑になるのを防ぐため、図1には1相分の主回路が示されている。
図1に示すように、主回路10は、直流電圧Vdcを出力する電源モジュールM3と、同じく直流電圧Vdcを出力する電源モジュールM4とを直列接続してなる直流電源を有する。ここで、電源モジュールM3の正極が高電位ノードP、電源モジュールM4の負極が低電位ノードN、電源モジュールM3の負極と電源モジュールM4の正極との接続点が中間電位ノードMとなっている。すなわち、低電位ノードNは、高電位ノードPより電位が低いノードであり、中間電位ノードMは、高電位ノードPと低電位ノードNの中間の電位を有するノードである。
主回路10は、第1のスイッチ部11と、第2のスイッチ部12と、第3のスイッチ部13とを有する。第1のスイッチ部11は、高電位ノードPと主回路10の出力ノードOTとの間に接続されている。第2のスイッチ部12は、負電位ノードNと主回路10の出力ノードOTとの間に接続されている。第3のスイッチ部13は、中間電位ノードMと主回路10の出力ノードOTとの間に接続されている。
第1のスイッチ部11は、トランジスタT1を有し、第2のスイッチ部12は、トランジスタT2を有し、第3のスイッチ部13は、トランジスタT3およびT4を有する。これらのトランジスタT1〜T4は、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor;絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)である。
第1のスイッチ部11では、トランジスタT1に還流ダイオードD1が逆並列接続されている。具体的には、トランジスタT1のコレクタと還流ダイオードD1のカソードがノード211に共通接続され、トランジスタT1のエミッタと還流ダイオードD1のアノードが出力ノードOTに共通接続されている。また、第2のスイッチ部12では、トランジスタT2に還流ダイオードD2が逆並列接続されている。具体的には、トランジスタT2のコレクタと還流ダイオードD2のカソードが出力ノードOTに共通接続され、トランジスタT2のエミッタと還流ダイオードD2のアノードがノード212に共通接続されている。そして、第3のスイッチ部13では、トランジスタT3のコレクタとトランジスタT4のエミッタがノード222に共通接続され、トランジスタT4のコレクタとトランジスタT3のエミッタがノード221に共通接続されている。
主回路10では、第1のスイッチ部11のトランジスタT1をON、他のトランジスタT2〜T4を全てOFFとすることにより、高電位ノードPからの第1の電圧を出力ノードOTに出力する。また、第2のスイッチ部12のトランジスタT2をON、他のトランジスタT1、T3およびT4を全てOFFとすることにより、低電位ノードNからの第2の電圧を出力ノードOTに出力する。また、第3のスイッチ部12のトランジスタT3およびT4をON、他のトランジスタT1およびT2を全てOFFとすることにより、中間電位ノードMからの第3の電圧を出力ノードOTに出力する。
主回路10において、トランジスタまたはダイオード等の各要素間には電流路が介在している。例えば中間電位ノードMは、電流路301を介して第3のスイッチ部13のノード221に接続されている。この電流路301には浮遊インダクタンスLm1が介在している。また、第3のスイッチ部13のノード222は、電流路302を介して主回路10の出力ノードOTに接続されている。この電流路302には浮遊インダクタンスLm2が介在している。また、主回路10の出力ノードOTは、電流路303を介して中間電位ノードMに接続されている。この電流路303には負荷のインダクタンスLが介在している。負荷とは例えばモータの巻線である。第1のスイッチ部11のノード211は、電流路311を介して高電位ノードPに接続されている。この電流路311には浮遊インダクタンスLm3が介在している。また、第2のスイッチ部12のノード212は、電流路312を介して低電位ノードNに接続されている。この電流路312には浮遊インダクタンスLm4が介在している。このように各要素間を結ぶ電流路にはインダクタンスが介在しており、このインダクタンスが主回路10に対して影響を与える。
一方、主回路10では、全体をコンパクトにするため、全体のスイッチング素子を複数のモジュールに分けている。図1に示す例では、トランジスタT1およびT2と還流ダイオードD1およびD2の組をモジュールM1とし、トランジスタT3およびT4の組をモジュールM2としている。そして、3レベルインバータでは、モジュール毎に、当該モジュールに属するスイッチング素子を複数のパッケージに収めている。
図2は主回路10を構成する複数のパッケージの実装状態を例示する平面図である。図2において、パッケージM1a、M1bおよびM1cの各々には、図1におけるトランジスタT1の1/3のサイズのトランジスタと、トランジスタT2の1/3のサイズのトランジスタと、環流ダイオードD1の1/3のサイズのダイオードと、環流ダイオードD2の1/3のサイズのダイオードが収容されている。そして、パッケージM1a、M1bおよびM1cに各々収容されたトランジスタおよびダイオードが導体からなるブスバーBRによって並列接続され、図1におけるモジュールM1を構成している。また、パッケージM2a、M2bおよびM2cの各々には、図1におけるトランジスタT3の1/3のサイズのトランジスタと、トランジスタT4の1/3のサイズのトランジスタとが収容されている。そして、パッケージM2a、M2bおよびM2cに各々収容された各トランジスタが導体からなるブスバーBRによって並列接続され、図2におけるモジュールM2を構成している。また、ブスバーBRは、パッケージM1a、M1bおよびM1cの組とパッケージM2a、M2bおよびM2cの組とを接続することにより、図1における電流路302として機能している。
この発明の一実施形態は、以上説明した3レベルインバータの主回路10の改良に関するものである。
図2に示すように、モジュールM1(パッケージM1a、M1bおよびM1c)とモジュールM2(パッケージM2a、M2bおよびM2c)とを結ぶブスバーBRは、配線長が長くなるので、ブスバーBR(すなわち、電流路302)に寄生する浮遊インダクタンスLm2は大きくなり易い。このため、主回路10では、スイッチング時に大きなサージ電圧が発生する可能性がある。以下、この問題について説明する。
図3および図4は、図1に示す主回路10において、トランジスタT1がOFF、トランジスタT2がON、トランジスタT3がON、トランジスタT4がOFFである第1の状態から、トランジスタT1がOFF、トランジスタT2がOFF、トランジスタT3がON、トランジスタT4がOFFである第2の状態に転じた場合の動作を示している。
第1の状態では、図3に示すように、インダクタンスLおよびトランジスタT2を経由する経路RT1に沿って電流が流れる。そして、第2の状態になると、トランジスタT2がOFFになり、それまでインダクタンスLからトランジスタT2に流れ込んでいた電流が急激に減ることから、インダクタンスLはその電流の減少を妨げる逆起電力を発生する。一方、第2の状態では、トランジスタT3がON、トランジスタT4がOFFである。このため、インダクタンスLが発生する逆起電力により、トランジスタT3を経由する電流路302および301に流れる電流が急激に増加する。すなわち、図3に示す経路RT1に沿った電流が急激に減少する一方、経路RT2に沿った電流が急激に増加する。しかし、この経路RT2にはインダクタンスLm2およびLm1が介在しており、このインダクタンスLm2およびLm1は、図4に示すように、インダクタンスLの逆起電力により流れ込む電流を阻止する逆起電力VLm2およびVLm1を発生する。このインダクタンスLm2およびLm1の逆起電力VLm2およびVLm1の和が電源モジュールM3の直流電圧Vdcよりも高いと、出力ノードOTからダイオードD1を介して電流路311に電流ID1が流れ込む。この際、ダイオードD1は短時間ONとなるため、その後、ダイオードD1に対するバイアスの極性が逆になって、ダイオードD1に逆回復が発生したときに、大きなサージ電圧が発生する。
このようなサージ電圧が発生すると、最悪の場合、主回路10を構成するトランジスタまたはダイオードを破壊に至らしめる可能性がある。本願発明者は、この点を確認するために、図1および図2に示す主回路10の動作を観測した。
図5において横軸は時間であり、縦軸は電圧または電流である。図5には、トランジスタT1がOFF、トランジスタT2がON、トランジスタT3がON、トランジスタT4がOFFの状態において、トランジスタT2がONからOFFに転じた場合の各部の電流および電圧の波形が示されている。さらに詳述すると、図5にはインダクタンスLからモジュールM1に流れ込む電流IMD1と、ダイオードD1に流れる電流ID1と、トランジスタT1のゲート電圧VG1と、トランジスタT2のコレクタ−エミッタ間電圧VCE2の波形が示されている。VPは高電位ノードPの電圧である。
トランジスタT2がONからOFFに転じると、インダクタンスLが発生する逆起電力の影響により、図5に示すように、トランジスタT2のコレクタ−エミッタ間電圧VCE2が立ち上がる。その際、トランジスタT2のコレクタ−エミッタ間電圧VCE2が高電位ノードPの電圧VPを越えるオーバーシュートが発生する。
このトランジスタT2のコレクタ−エミッタ間電圧VCE2が立ち下がる過程では、上述したインダクタンスLm1の逆起電力VLm1およびインダクタンスLm2の逆起電力VLm2が発生し、この逆起電力VLm1およびVLm2の和が電源モジュールM3の出力電圧Vdcを越えると、ダイオードD1がONとなり、ダイオードD1に電流ID1が流れる。この電流ID1は、インダクタンスの逆起電力により発生するものであるため、振動性の電流となる。そして、電流ID1の極性が正極性である期間、電流ID1はダイオードD1を順方向に通過する。一方、電流ID1が負極性である期間、電流ID1はダイオードD1の逆回復現象(あるいは少数キャリア蓄積効果)によりダイオードD1を逆方向に流れる。
ここで、電流ID1がダイオードD1を順方向に通過する期間が短い場合、ダイオードD1に逆方向バイアスが掛かって逆回復が発生する際に逆回復による電流ID1が急激に増加する。図5に示す例において、ダイオードD1の電流ID1は、正方向に立ち上がった後、負方向に立ち下がっているが、正方向への振幅よりも負方向への振幅の方が大きいことが分かる。このように大きな振動性のノイズがダイオードD1の電流ID1に生じる結果、トランジスタT1のゲート電圧VG1やトランジスタT2のコレクタ−エミッタ間電圧VCE2に大きな振動性のノイズが発生することになる。そして、各部の電圧に発生するノイズが大きくなり、主回路10を構成するスイッチング素子の定格電圧を上回ると、スイッチング素子を破壊に至らしめる恐れがある。
以上、第1の状態から第2の状態に転じる場合を例に説明したが、同様な現象は、トランジスタT1がON、トランジスタT2がOFF、トランジスタT3がOFF,トランジスタT4がONである第3の状態から、トランジスタT1がOFF、トランジスタT2がOFF、トランジスタT3がOFF、トランジスタT4がONである第4の状態に転じる場合にも発生する。この場合、トランジスタT2に逆並列接続されたダイオードD2の逆回復現象により大きなノイズが発生する。
この発明の一実施形態では、このようなスイッチング素子の破壊への対策を主回路10に対して講じる。すなわち、本実施形態では、トランジスタT1と逆並列接続される還流ダイオードD1およびトランジスタT2と逆並列接続される還流ダイオードD2として逆回復現象の発生し難いダイオードを用いる。好ましい態様では、環流ダイオードD1およびD2としてSiCダイオードを用いる。また、他の好ましい態様では、環流ダイオードD1およびD2としてショットキーバリアダイオードを用いる。
本実施形態によれば、ダイオードD1およびD2において逆回復現象が生じないので、スイッチング素子のモジュール化によって、上述したインダクタンスLm1およびLm2が大きくなる場合でも、上述した第1の状態から第2の状態への切り換え、あるいは上述した第3の状態から第4の状態への切り換え時にダイオードD1およびD2に大きなノイズを発生させることがない。よって、スイッチングノイズによる破壊の可能性が少なく、かつ、コンパクトな3レベルインバータを実現することができる。
<他の実施形態>
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
(1)上記実施形態では、第1〜第3のスイッチ部を構成するトランジスタとしてIGBTを使用したが、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor;金属−酸化膜−半導体構造の電解効果トランジスタ )を使用してもよい。
(2)上記実施形態において、第3のスイッチ部13は、逆並列接続された2個のIGBTにより構成されたが、第3のスイッチ部13の構成はこれに限定されるものではない。第3のスイッチ部13は、双方向スイッチとして機能するものであればよい。例えば中間電位ノードMと出力ノードOTとの間に互いに逆極性となるように2個のIGBTを直列に設け、各IGBTに還流ダイオードを各々逆並列接続して、第3のスイッチ部を構成してもよい。
10……主回路、P……高電位ノード、N……低電位ノード、M……中間電位ノード、11……第1のスイッチ部、12……第2のスイッチ部、13……第3のスイッチ部、M1,M2……モジュール、M3,M4……電源モジュール、T1〜T4……トランジスタ、D1,D2……還流ダイオード、L,Lm1〜Lm4……インダクタンス、RT1,RT3……電流経路、301,302,303,311,312……電流路、OT……出力ノード、211,212,221,222……ノード。
Claims (3)
- 高電位ノードと出力ノードとの間に接続された第1のスイッチ部と、
前記高電位ノードより電位が低い低電位ノードと前記出力ノードとの間に接続された第2のスイッチ部と、
前記高電位ノードの電位と前記低電位ノードの電位の中間の電位を有する中間電位ノードと前記出力ノードとの間に接続された第3のスイッチ部とを有する主回路を備え、
前記第1のスイッチ部、前記第2のスイッチ部および前記第3のスイッチ部のスイッチングを行うことにより、前記高電位ノードからの第1の電圧、前記低電位ノードからの第2の電圧または前記中間電位ノードからの第3の電圧を選択して出力する電力変換装置において、
前記第1のスイッチ部および前記第2のスイッチ部の各々は、互いに逆並列接続されたトランジスタおよび還流ダイオードを含み、
前記第1のスイッチ部および前記第2のスイッチ部における還流ダイオードがSiCダイオードである電力変換装置。 - 高電位ノードと出力ノードとの間に接続された第1のスイッチ部と、
前記高電位ノードより電位が低い低電位ノードと前記出力ノードとの間に接続された第2のスイッチ部と、
前記高電位ノードの電位と前記低電位ノードの電位の中間の電位を有する中間電位ノードと前記出力ノードとの間に接続された第3のスイッチ部とを有する主回路を備え、
前記第1のスイッチ部、前記第2のスイッチ部および前記第3のスイッチ部のスイッチングを行うことにより、前記高電位ノードからの第1の電圧、前記低電位ノードからの第2の電圧または前記中間電位ノードからの第3の電圧を選択して出力する電力変換装置において、
前記第1のスイッチ部および前記第2のスイッチ部の各々は、互いに逆並列接続されたトランジスタおよび還流ダイオードを含み、
前記第1のスイッチ部および前記第2のスイッチ部における還流ダイオードがショットキーダイオードである電力変換装置。 - 前記第1のスイッチ部および前記第2のスイッチ部20を構成するスイッチング素子が第1のパッケージ内に設けられ、
前記第3のスイッチ部を構成する半導体スイッチング素子が第2のパッケージ内に設けられている請求項1または2に記載の電力変換装置。
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