JP2011254672A - パワー半導体モジュール及びそれを用いた電力変換装置 - Google Patents

パワー半導体モジュール及びそれを用いた電力変換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の3レベル用パワー半導体モジュールを用いて、3レベルインバータを構成し、動作モードを2レベル動作とすると配線インダクタンスの影響で、跳ね上がり電圧が大きくなる。
【解決手段】従来のモジュールの外部端子P,M,N,UのM端子を2端子とし、端子配列をM1、P,N、M2、Uの順序、又はM1、N,P、M2、Uの順序で、1直線状に配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、3レベルインバータ用パワー半導体モジュールの端子配列構造と、このモジュールを用いた電力変換装置に関する。
図6に直流から交流に変換する電力変換回路である3レベルインバータの回路例を示す。C1、C2が直列に接続された直流電源で、正側電位をCp1、負側電位をCn2、中点電位をCm(Cm1、Cm2)としている。一般に本直流電源を交流電源システムより構成する場合は、整流器と大容量の電解コンデンサなどを適用することで構成することが可能である。
MJは、特許文献1に記載された3レベル用パワー半導体モジュールで、内部は、直流電源のCp1側電位に接続されるIGBTT1とダイオードD1、直流電源のCn2側電位に接続されるIGBTT2とダイオードD2、逆阻止型IGBTT3、T4を逆並列接続して構成した双方向スイッチ素子で構成される。このモジュールを3個用いて3相分を構成する。双方向スイッチ素子はIGBTT3とIGBTT4の代わりにダイオードを逆並列接続したIGBTを逆並列接続した回路でも構成できる。
Loがフィルタ用のリアクトル、2がモータなどの負荷である。本回路構成とすることで、出力端子Uは、Cp1電位、Cn2電位、およびMc電位を出力することが可能となるため、3レベルのインバータとなる。図7に出力電圧Voutの波形例を示す。一般的な2レベルタイプのインバータに対して、低次の高調波成分が少ないことが特徴であり、出力フィルタLoの小型化や、IGBTのスイッチング損失の低減が可能となる。
本3レベルインバータを構成する専用のIGBTモジュールとその適用例が、特許文献1に示されている。図8にそのモジュール(1相分)の外形構造(b)と内部回路例(a)を示す。端子Pが直流電源のCp1電位に、端子Mが直流電源のCm電位に、端子Nが直流電源のCn2電位に、各々接続され、端子Uが交流出力となる。本モジュールを3個使用することで3相のインバータやコンバータを構成することが可能であり、さらに大容量化を図る場合は、本モジュールを並列接続することで実現可能である。
図9に、図8のモジュールを適用した場合の、モジュールと直流中間回路の電解コンデンサ(C11、C12、C21、C22)間の配線構造例を示す。本図は、モジュール(MJ1、MJ2)及び電解コンデンサ(C11、C12、C21、C22)を2並列接続した例である。
導体Aが電解コンデンサC11とC12のCp1電位とモジュールの端子Pとを接続している導体、導体Cが電解コンデンサC21とC22のCn2電位とモジュールの端子Nとを接続している導体、導体Bが電解コンデンサC11とC12のCm1電位とモジュールのM端子とを接続している導体、導体Dが端子Uを接続している交流出力導体である。本配線構造によって、並行平板構造となっているところでは、概ね配線部のインダクタンス値がゼロとなり、電解コンデンサとモジュール間の配線インダクタンス値を大幅に減らすことが可能となる。
図10に、図9の配線構造における3レベル運転時の配線インダクタンスに着目して描いた等価回路図を示す。図11に示すように、Lpm1は電解コンデンサC11、C12のCm1電位の端子とCp1電位の端子との間の配線によるインダクタンスである。この間は電解コンデンサの出力端子の構造上、並行平板構造(ラミネート構造)ができないため、その配線長分のインダクタンスが発生する。同様にLnm1は電解コンデンサC21、C22のCn2電位の端子とCm2電位の端子との間の配線によるインダクタンスである。
また、Lpm2はモジュールMJ1、MJ2の端子Pと端子Mとの間の配線によるインダクタンスである。この間はモジュール端子の配置構造上、並行平板構造ができないため、その配線長分のインダクタンスが発生する。同様にLnm2はモジュールMJ1、MJ2の端子Mと端子Nとの間の配線によるインダクタンスである。
一般にこれらのインダクタンスの起因元である配線長は数cm程度であるため、各インダクタンス値は概ね数10nH程度となる。
図12に本システムが3レベル動作しているときの、IGBTT1がターンオフしたときの動作図を示す。
図12において、IGBTT1がオン状態の場合(電流Iaが流れている状態)から、IGBTT1がターンオフすると、事前にオンさせておいたIGBTT4aが導通し、電流は転流し、電流Ibとなる。その際過渡的に、インダクタンスLpm1、Lpm2にはIGBTの電流変化率(di/dt)に応じて、図中の矢印の向きに電圧が発生する。
その結果、IGBTT1のコレクタ−エミッタ間には最大、下記の式(1)で示される電圧が印加されることとなる。図13にIGBTT1ターンオフ時のコレクタ電流(ic)とコレクタエミッタ間電圧(VCE)波形を示す。
CE(peak1)=Edp+(Lpm1+Lpm2)・di/dt ・・・式(1)
サージ電圧ΔV1=(Lpm1+Lpm2)・di/dt ・・・式(2)
ここで、Edp :直流電源1の直流電圧、
di/dt :IGBTターンオフ時のIGBTの電流変化率
pm1、Lpm2、: 各配線のインダクタンス値
一例として数100AクラスのIGBTの場合、そのdi/dtは最大で5000A/μs程度となるため、Lpm1+Lpm2=20nHとすると、式(1)によるサージ分((Lpm1+Lpm2)・di/dt)は100Vとなる。
従って、Lpm1、Lpm2の存在によって、IGBTターンオフ時にIGBTに印加されるピーク電圧値は、直流電圧Edpに対して上記式(2)のサージ電圧分高くなる。
次に、図6のシステムにおいて、特に負荷2がモータで、高速運転を実施する例について説明する。インバータからの出力電圧は極力高くする必要があるため、インバータは3レベル運転から2レベル運転に切換えることが望ましい。この動作モード切換えについては、特許文献2に示されている。
図9に示す配線構造で2レベル運転を行った場合の配線インダクタンスに着目して描いた等価回路図を図14に示す。図14において、Lpn1は電解コンデンサ11、12におけるCp1電位の端子と、C21、C22におけるCn2電位の端子との間の配線によるインダクタンスである。一方Lpn2はモジュールMJ1、MJ2の端子Pと端子Nとの間の配線インダクタンスである。
図15に示すように、Lpn1は電解コンデンサC1(C11、C12)とC2(C21、C22)との物理的な距離によって決定される。また、Lpn2はモジュールの端子配置構造で決定される値で、概ね図11のLpm2またはLnm2と比較して2倍の大きさとなる。
図16に本システムが2レベル動作している時の、IGBTT1がターンオフしたときの動作図を示す。
図16において、IGBTT1がオン状態(電流Iaが流れている状態)から、IGBTT1がターンオフすると、ダイオードD2が導通し、電流は転流しIcとなる。その際、過渡的に、インダクタンスLpn1、Lpn2にはIGBTの電流変化率(di/dt)に応じて、図中の矢印の向きに電圧が発生する。
その結果、IGBTT1のコレクタ−エミッタ間には最大、式(1)で示される電圧が印加されることとなる。図17にIGBTT1ターンオフ時のコレクタ電流(ic)とコレクタエミッタ間電圧(VCE)波形を示す。
CE(peak2)=Ed+(Lpn1+Lpn2)・di/dt ・・・式(3)
サージ電圧ΔV2=(Lpn1+Lpn2)・di/dt ・・・式(4)
Ed :直流電源の直流電圧
di/dt :IGBTターンオフ時のIGBTの電流変化率
pn1、Lpn2、:各配線のインダクタンス値
一例として数100AクラスのIGBTの場合、そのdi/dtは最大で5000A/μs程度となるため、Lpn1+Lpn2=30nHとすると、式(1)によるサージ分((Lpn1+Lpn2)・di/dt)は150Vとなる。
従って、Lpn1、Lpn2の存在によって、IGBTターンオフ時のIGBTに印加されるピーク電圧値は、直流電圧(Ed)に対して上記式(4)のサージ電圧分高くなるため、IGBTチップ及び並列に接続されているFWD(還流ダイオード)チップとしては電圧耐量が高いものが必要となる。通常、電圧耐量が高いチップは、概ね電圧耐量に比例してチップ面積が広くなるため、モジュールの大型化及びコストアップに繋がる。
特開2008−193779号公報 特開2006−304530号公報
上述のように、従来の3レベル用半導体モジュールを用いて3レベルインバータなどの電力変換回路を構成する場合、半導体モジュールと直流電源のコンデンサとの配線インダクタンスの中で、コンデンサの端子間距離に伴う配線インダクタンス、半導体モジュールの端子間距離に伴う配線インダクタンス、コンデンサ間の距離に伴う配線インダクタンスを低減することはできない。このため、3レベルインバータを2レベル動作で動作させる場合の電流遮断では、半導体素子に印加されるサージ電圧が大きく、半導体素子の電圧耐量を大きく設計する必要が生じる。電圧耐量の大きいチップは、概ね電圧耐量に比例してチップ面積が広くなるため、モジュールの大型化及びコストアップに繋がる。従って、本発明の課題は、電力変換回路を構成する場合に、配線インダクタンスをより小さく設計できる半導体モジュールを提供することである。
上述の課題を解決するために、第1の発明においては、電圧形の3レベル電力変換回路に適用するパワー半導体モジュールであって、直流回路の正側電位にコレクタが接続されるダイオードが逆並列接続された第1のIGBTと、直流回路の負側電位にエミッタが接続されるダイオードが逆並列接続された第2のIGBTと、第1のIGBTのエミッタと第2のIGBTのコレクタとの接続点に、一端が接続された双方向スイッチ素子とを収納した1相分のモジュールの外部端子配置構造において、前記双方向スイッチ素子の他端を出力する第1の外部端子と、前記第1のIGBTのコレクタを出力する第2の外部端子と、前記第2のIGBTのエミッタを出力する第3の外部端子と、前記第1の外部端子と同電位となる第4の外部端子と、前記第1のIGBTのエミッタと前記第2のIGBTのコレクタとの接続点を出力する第5の外部端子とを、外部端子として配置する。
第2の発明においては、第1の発明における前記第1〜第5の外部端子をモジュールの外面の1面上にほぼ1直線状に並べて配置する。
第3の発明においては、第1又は第2の発明における前記第1〜第5の外部端子を、第1の外部端子、第2の外部端子、第3の外部端子、第4の外部端子、第5の外部端子の順序で配置する。
第4の発明においては、第1又は第2の発明における前記第1〜第5の外部端子を、第1の外部端子、第3の外部端子、第2の外部端子、第4の外部端子、第5の外部端子の順序で配置する。
第5の発明においては、第1〜第4の発明における前記双方向スイッチ素子は、逆阻止型半導体素子の逆並列接続回路とする。
第6の発明においては、第1〜第4の発明における前記双方向スイッチ素子は、ダイオードを逆並列接続したIGBTの逆直列接続回路とする。
第7の発明においては、前記請求項1〜6のいずれかに記載のパワー半導体モジュールとコンデンサとを近接配置し、前記第1〜第4の外部端子とコンデンサ端子とをラミネート導体を用いて接続して電力変換装置を構成する。
本発明では、3レベル電力変換回路に適用するパワー半導体モジュールの構成を、直流回路の正側電位にコレクタが接続されるダイオードが逆並列接続された第1のIGBTと、直流回路の負側電位にエミッタが接続されるダイオードが逆並列接続された第2のIGBTと、第1のIGBTのエミッタと第2のIGBTのコレクタとの接続点に、一端が接続された双方向スイッチ素子とを収納した1相分のモジュールの外部端子配置構造において、前記双方向スイッチ素子の他端を出力する第1の外部端子と、前記第1のIGBTのコレクタを出力する第2の外部端子と、前記第2のIGBTのエミッタを出力する第3の外部端子と、前記第1の外部端子と同電位となる第4の外部端子と、前記第1のIGBTのエミッタと前記第2のIGBTのコレクタとの接続点を出力する第5の外部端子とを、外部端子として配置する。
この結果、直流電源コンデンサと半導体モジュールを接続して電力変換装置を構成する時の3レベル動作時及び2レベル動作時の両方のインダクタンスを小さくすることが可能となり、内蔵する半導体チップの耐圧を低くすることができるため、安価な半導体モジュールを実現できる。
本発明の実施例を示すパワー半導体モジュールの外観図例を示す。 逆阻止型IGBTを用いた図1の内部回路図例を示す。 ダイオードを逆並列接続したIGBTを用いた図1の内部回路図例を示す。 本発明の図1(a)のモジュールを用いた電源コンデンサとの配線構造図例を示す。 本発明の図1(b)のモジュールを用いた電源コンデンサとの配線構造図例を示す。 3レベルインバータ回路の例を示す。 図6の出力電圧の波形例を示す。 従来の3レベルインバータ用パワー半導体モジュール例を示す。 図8のモジュールを用いた電源コンデンサとの配線構造図例を示す。 図9における3レベル動作時の配線インダクタンス図を示す。 図10の各配線インダクタンスと構造との対応を示す図である。 3レベル動作時の動作例を示す図である。 図12におけるIGBTターンオフ時の電圧、電流波形例を示す。 図9における2レベル動作時の配線インダクタンス図を示す。 図14の各配線インダクタンスと構造との対応を示す図である。 2レベル動作時の動作例を示す図である。 図16におけるIGBTターンオフ時の電圧、電流波形例を示す。
本発明の要点は、従来の3レベルインバータ用パワー半導体モジュールの外部端子として直流電源の中間電位点に接続するための端子Mを2個に増加させ、さらにその端子配置を端子M1、端子P、端子N、端子M2、端子Uの順序又は端子M1、端子N、端子P、端子M2、端子Uの順序とした点である。
図1(a)に、本発明の第1の実施例のモジュールの外観図を、図2と図3に内部回路図例を示す。図1(a)は、3レベル電力変換回路に適用するパワー半導体モジュールの構成を、直流回路の正側電位にコレクタが接続されるダイオードD1が逆並列接続された第1のIGBTT1と、直流回路の負側電位にエミッタが接続されるダイオードD2が逆並列接続された第2のIGBTT2と、第1のIGBTT1のエミッタと第2のIGBTT2のコレクタとの接続点に、一端が接続された双方向スイッチ素子とを収納した1相分のモジュールの外部端子配置構造において、前記双方向スイッチ素子の他端を出力する第1の外部端子M1と、前記第1のIGBTT1のコレクタを出力する第2の外部端子Pと、前記第2のIGBTT2のエミッタを出力する第3の外部端子Nと、前記第1の外部端子M1と同電位となる第4の外部端子M2と、前記第1のIGBTT1のエミッタと前記第2のIGBTT2のコレクタとの接続点を出力する第5の外部端子Uとを、外部端子としてM1、P、N、M2、Uの順に直線状に配置した実施例である。
図2は、内部回路の構成として、逆阻止型IGBTT3とT4を逆並列接続して双方向スイッチ素子を構成した例である。また、図3は、ダイオードD3を逆並列接続したIGBTTaとダイオードD4を逆並列接続したIGBTT4aとを逆直列接続して双方向スイッチ素子を構成した例である。双方向スイッチを構成可能な構成であれば、本発明は実現可能である。
図4に、図1(a)に示した本発明のパワー半導体モジュール2個(MJ3、MJ4)を並列接続して、直列回路を並列接続した電源用コンデンサ4個(C11、C12、C21、C22)とを接続する電力変換回路の1相分の配置、配線構造例を示す。変換回路の構成図は図6と同じであるので、説明は省略する。
電源コンデンサC11、C12の正側電位Cp1の端子は導体Fで半導体モジュールMJ3、MJ4の端子Pに、電源コンデンサC11、C12の電位Cm1の端子と電源コンデンサC21、C22の電位Cm2の端子とは導体Eで半導体モジュールMJ3、MJ4の端子M1とM2に、電源コンデンサC21、C22の電位Cn2の端子は導体Gで半導体モジュールMJ3、MJ4の端子Nに、各々接続される。
従来の半導体モジュールを使用した場合の構成である図11又は図15と比較すると、半導体モジュールの端子Pと端子Nが近接しているため、その端子間に発生するインダクタンスLpn2は、従来方式に比べて低減する。従って、2レベル動作で運転した時のスイッチング時のサージ電圧は減少する。一方半導体モジュールの端子Pと端子M1、及び端子Nと端子M2は従来方式と同様に隣接しているため、その間の配線インダクタンスLpm2、Lnm2は従来方式と等しくなり、3レベル動作で運転した時のスイッチング時のサージ電圧は従来方式と略等しくなる。
図1(b)に、本発明の第2の実施例を示す。図1(b)は、端子の配置順序をM1、N、P、M2、Uの順序に直線状に配置した実施例である。
図5に、図1(b)に示した本発明のパワー半導体モジュール2個(MJ5、MJ6)を並列接続して、直列回路を並列接続した電源用コンデンサ4個(C11、C12、C21、C22)とを接続する電力変換回路の1相分の配置、配線構造例を示す。変換回路の構成図は図6と同じであるので、説明は省略する。
電源コンデンサC11、C12の正側電位Cp1の端子は導体Iで半導体モジュールMJ5、MJ6の端子Pに、電源コンデンサC11、C12の電位Cm1の端子と電源コンデンサC21、C22の電位Cm2の端子とは導体Eで半導体モジュールMJ5、MJ6の端子M1とM2に、電源コンデンサC21、C22の電位Cn2の端子は導体Jで半導体モジュールMJ5、MJ6の端子Nに、各々接続される。
従来の半導体モジュールを使用した場合の構成である図11又は図15と比較すると、半導体モジュールの端子Pと端子Nが近接しているため、その端子間に発生するインダクタンスLpn2は、従来方式に比べて低減する。従って、2レベル動作で運転した時のスイッチング時のサージ電圧は減少する。一方半導体モジュールの端子Pと端子M2、及び端子Nと端子M1は従来方式と同様に隣接しているため、その間の配線インダクタンスLpm2、Lnm2は従来方式と等しくなり、3レベル動作で運転した時のスイッチング時のサージ電圧は従来方式と略等しくなる。
尚、上記実施例には直流電源から交流を作り出す3レベルインバータの例を示したが、交流電源から直流を作り出す3レベルコンバータついても全く同様に実現できる。
本発明は、3レベルパワー半導体モジュールとこれを用いた電力変換装置に関するものであり、無停電電源装置、電動機駆動用インバータなどへの適用が可能である。
T1、T2、T3a、T4a;IGBT
D1、D2、D3、D4;ダイオード
P、M、N、U、M1、M2;端子
C1、C2、C11、C12、C21、C22;コンデンサ(直流電源)
MJ0、MJ1〜MJ6;パワー半導体モジュール
Lo;フィルタリアクトル
2;負荷

Claims (7)

  1. 電圧形の3レベル電力変換回路に適用するパワー半導体モジュールであって、直流回路の正側電位にコレクタが接続されるダイオードが逆並列接続された第1のIGBTと、直流回路の負側電位にエミッタが接続されるダイオードが逆並列接続された第2のIGBTと、第1のIGBTのエミッタと第2のIGBTのコレクタとの接続点に、一端が接続された双方向スイッチ素子とを収納した1相分のモジュールの外部端子配置構造において、前記双方向スイッチ素子の他端を出力する第1の外部端子と、前記第1のIGBTのコレクタを出力する第2の外部端子と、前記第2のIGBTのエミッタを出力する第3の外部端子と、前記第1の外部端子と同電位となる第4の外部端子と、前記第1のIGBTのエミッタと前記第2のIGBTのコレクタとの接続点を出力する第5の外部端子とを、外部端子として配置することを特徴とするパワー半導体モジュール。
  2. 前記第1〜第5の外部端子をモジュールの外面の1面上にほぼ1直線状に並べて配置することを特徴とする請求項1に記載のパワー半導体モジュール。
  3. 前記第1〜第5の外部端子を、第1の外部端子、第2の外部端子、第3の外部端子、第4の外部端子、第5の外部端子の順序で配置することを特徴とした請求項1又は2に記載のパワー半導体モジュール。
  4. 前記第1〜第5の外部端子を、第1の外部端子、第3の外部端子、第2の外部端子、第4の外部端子、第5の外部端子の順序で配置することを特徴とした請求項1又は2に記載のパワー半導体モジュール。
  5. 前記双方向スイッチ素子は、逆阻止型半導体素子の逆並列接続回路であることを特徴とした請求項1〜4のいずれか1項に記載のパワー半導体モジュール。
  6. 前記双方向スイッチ素子は、ダイオードを逆並列接続したIGBTの逆直列接続回路であることを特徴とした請求項1〜4のいずれか1項に記載のパワー半導体モジュール。
  7. 前記請求項1〜6のいずれかに記載のパワー半導体モジュールとコンデンサとを近接配置し、前記第1〜第4の外部端子とコンデンサとをラミネート導体を用いて接続することを特徴とする電力変換装置。
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