JP5488244B2 - パワー半導体モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、3レベルの電力用変換器に適用するパワー半導体モジュール内部の絶縁基板構成に関する。
図6に直流から交流に変換する電力変換回路である3レベルインバータの回路例を示す。C1、C2が直列に接続された直流電源で、正側電位をCp1、負側電位をCn2、中点電位をCm(Cm1、Cm2)としている。一般に本直流電源を交流電源システムより構成する場合は、整流器と大容量の電解コンデンサなどを適用することで構成することが可能である。
MJ0は、特許文献1に記載された3レベル用パワー半導体モジュールで、内部は、直流電源のCp1側電位に接続されるIGBTT1とダイオードD1、直流電源のCn2側電位に接続されるIGBTT2とダイオードD2、逆阻止型IGBTT3、T4を逆並列接続して構成した双方向スイッチ素子で構成される。このモジュールを3個用いて3相分を構成する。双方向スイッチ素子はIGBTT3とIGBTT4の代わりにダイオードを逆並列接続したIGBTを逆並列接続した回路でも構成できる。
Loがフィルタ用のリアクトル、2がモータなどの負荷である。本回路構成とすることで、外部出力端子Uは、Cp1電位、Cn2電位、およびCm電位を出力することが可能となるため、3レベルのインバータとなる。図7に出力電圧Voutの波形例を示す。一般的な2レベルタイプのインバータに対して、低次の高調波成分が少ないことが特徴であり、出力フィルタLoの小型化や、IGBTのスイッチング損失の低減が可能となる。
本3レベルインバータを構成する専用のIGBTモジュールとその適用例が、特許文献1に示されている。図8にそのモジュール(1相分)の外形構造を示す。端子Pが直流電源のCp1電位に、端子Mが直流電源のCm電位に、端子Nが直流電源のCn2電位に、各々接続され、端子Uが交流出力となる。本モジュールを3個使用することで3相のインバータやコンバータを構成することが可能であり、さらに大容量化を図る場合は、本モジュールを並列接続することで実現可能である。
また、一般的なパワー半導体モジュールの内部構成が、非特許文献1に示されている。一般的な絶縁形のパワー半導体モジュールは、パワー半導体チップをモジュールのベースプレートと絶縁するために、ベースプレート上に絶縁基板(絶縁材+銅はくパターン)を設ける。ここで絶縁基板上の銅はくパターンは、パワー半導体チップを半田付けにより固定、電流を流すための通電パターン、各銅はくパターン間やチップとの配線(ワイヤボンディング)を固定、およびモジュールの外部出力端子へ配線するための導体を接続などの目的のために形成される。
図9に、図8の1相分のモジュールの内部配線インダクタンス(L1〜L6)に着目して描いた等価回路を示す。各インダクタンスはモジュール外部出力端子と絶縁基板の銅はくパターン間の配線、絶縁基板上の銅はくパターン自身によるもの、銅はくパターン間や半導体チップとの配線(ワイヤボンディング)によるものである。各配線の総配線長は通常数cm程度あるため、各インダクタンス値は10nH〜数10nH程度となる。
図10はスイッチング動作を説明するための回路図である。本図において、IGBTT1がオン状態の場合(点線で示す、電源コンデンサC1→IGBTT1→フィルタリアクトルLoを通る経路で、電流Iaが流れている状態)から、IGBTT1がターンオフすると、事前にオンさせておいたIGBTT4が導通し、電流経路Ibに転流する。その際過渡的に、インダクタンスL1、L2、L3にはIGBTの電流変化率(di/dt)に応じて、図中の矢印の向きに電圧が発生する。
その結果、外部配線の配線インダクタンスを無視すると、IGBT3T1のコレクタ−エミッタ間には最大で式(1)で示される電圧が印加される。図11にIGBTT1がターンオフする時のコレクタ電流(ic)とコレクタ−エミッタ間電圧(VCE)の波形を示す。
CE(peak)=Edp+(L1+L2+L3)・di/dt ・・・(1)
サージ電圧ΔV=(L1+L2+L3)・di/dt ・・・(2)
Edp :直流電源1の直流電圧
di/dt :IGBTターンオフ時のIGBTの電流変化率
L1、L2、L3 : 各配線のインダクタンス値
一例として100AクラスのIGBTの場合、そのdi/dtは最大で2000A/μs程度となるため、L1+L2+L3=30nHとすると、(1)式によるサージ分((L1+L2+L3)・di/dt)は60Vとなる。
よって、L、L、L、L、Lの存在によって、IGBTターンオフ時のIGBTに印加されるピーク電圧値は、直流電圧(Edp)に対して上記(2)式のサージ電圧分高くなるため、スイッチング損失が増加し、さらにIGBTチップ及び並列に接続されているチップは電圧耐量が高いものが必要となる。通常、電圧耐量が高いチップは、概ね電圧耐量比例でチップ面積が広くなるため、モジュールの大型化及びコストアップに繋がる。
特開2008−193779号公報
「絶縁型パワー半導体モジュール、JEC−2407」、2007年版、電気学会、電気規格調査会標準規格(11頁、図2、図3)
上述のように、従来のモジュールを使用すると配線インダクタンスL、L、L、L、Lの存在によって、IGBTターンオフ時のIGBTに印加されるピーク電圧値は、直流電圧(Edp)に対して上記(2)式のサージ電圧分高くなる。このため、スイッチング損失が増加し、さらにIGBTチップ及び並列に接続されているチップは電圧耐量が高いものが必要となる。電圧耐量が高いチップは、概ね電圧耐量に比例して広いチップ面積が必要となるため、モジュールの大型化及びコストアップに繋がる。
従って、本発明は、配線インダクタンスを小さくできる3レベル用パワー半導体モジュールを提供することを課題とする。
上述の課題を解決するために、第1の発明においては、電圧形の3レベル電力変換装置に適用するパワー半導体モジュールであって、直流回路の正側電位にコレクタが接続されるダイオードが逆並列接続された第1のIGBTと、直流回路の負側電位にエミッタが接続されるダイオードが逆並列接続された第2のIGBTと、第1のIGBTのエミッタと第2のIGBTのコレクタとの接続点に一端が接続される第3のIGBTと第4のIGBTとの逆並列接続回路からなる双方向スイッチ素子とを内蔵し、前記第3のIGBTのエミッタ電位と前記第4のIGBTのコレクタ電位となる第1の銅はくパターンを絶縁基板上の概ね中央部に配置し、前記第1のパターンを3方又は4方から囲むように、前記第1のIGBTのコレクタ電位となる第2の銅はくパターンと、前記第1のIGBTのエミッタ電位と前記第2のIGBTのコレクタ電位となる第3の銅はくパターンと、前記第2のIGBTのエミッタ電位となる第4の銅はくパターンとを前記絶縁基板上に配置し、さらに前記第3の銅はくパターンはU字形又はJ字形の形状とする。
第2の発明においては、電圧形の3レベル電力変換装置に適用するパワー半導体モジュールであって、直流回路の正側電位にコレクタが接続されるダイオードが逆並列接続された第1のIGBTと、直流回路の負側電位にエミッタが接続されるダイオードが逆並列接続された第2のIGBTと、第1のIGBTのエミッタと第2のIGBTのコレクタとの接続点に一端が接続される第3のIGBTと第4のIGBTとの逆並列接続回路からなる双方向スイッチ素子とを内蔵し、前記第3のIGBTのエミッタ電位と前記第4のIGBTのコレクタ電位となる第1の銅はくパターンを絶縁基板上の概ね中央部に配置し、前記第1のパターンを3方または4方から囲むように、前記第1のIGBTのエミッタ電位と前記第2のIGBTのコレクタ電位となる第3の銅はくパターンと、前記第2のIGBTのエミッタ電位となる第4の銅はくパターンとを前記絶縁基板上に配置し、前記第1のIGBTのコレクタ電位となる第2の銅はくパターンは、前記第1の銅はくパターンと前記第3の銅はくパターンが隣接している箇所に設置し、前記第3の銅はくパターンからみて前記第1の銅はくパターンの反対側に配置し、さらに前記第3の銅はくパターンはU字形又はJ字形の形状とする。
第3の発明においては、第1又は第2の発明における前記パワー半導体モジュールの各外部出力端子と各銅はくパターンとの接続位置を、前記第1のIGBTのコレクタ電位用第2の銅はくパターンと、前記第3のIGBTのエミッタ電位と前記第4のIGBTのコレクタ電位用第1の銅はくパターンと、前記第2のIGBTのエミッタ電位用第4の銅はくパターンとし、概ねモジュールの同一辺上に配置する。
本発明では、双方向スイッチを構成する第3のIGBTのエミッタ電位と第4のIGBTのコレクタ電位となる第1の銅はくパターンを絶縁基板上の概ね中央部に配置し、前記第1のパターンを3方又は4方から囲むように、他の銅はくパターンを配置し、さらに前記第3の銅はくパターンはU字形又はJ字形の形状とする。
さらに、外部出力端子と銅はくパターンとの接続位置を概ねモジュールの同一辺上に配置する。これらの結果、配線インダクタンスが小さくすることができ、各動作モードにおけるサージ電圧を低く抑えることが可能となる。従って、電圧耐量の小さな半導体チップを適用でき、モジュールの小型化と低コスト化が可能となる。
本発明の第1の実施例を示すモジュール内部の配置図である。 本発明の第1の実施例を示すモジュール内部の配置図である。 本発明のスイッチ動作時の動作例1を示す。 本発明のスイッチ動作時の動作例2を示す。 本発明のスイッチ動作時の動作例3を示す。 3レベルインバータ主回路構成図を示す。 図6の出力電圧波形例を示す。 従来の3レベルインバータ用モジュールの外観を示す。 図8の内部インダクタンスの等価回路を示す。 IGBTT1ターンオフ時の転流動作図である。 IGBTT1ターンオフ時の電圧、電流波形を示す。
本発明の要点は、双方向スイッチを構成する第3のIGBTのエミッタ電位と第4のIGBTのコレクタ電位となる第1の銅はくパターンを絶縁基板上の概ね中央部に配置し、前記第1のパターンを3方又は4方から囲むように、他の銅はくパターンを配置し、前記第3の銅はくパターンはU字形又はJ字形の形状とする点で、さらに、外部出力端子と銅はくパターンとの接続位置を概ねモジュールの同一辺上に配置する点である。
図1に、本発明の第1の実施例を示す。18が絶縁基板上のM端子用銅はくパターン(第1の銅はくパターン)、19がP端子用銅はくパターン(第2の銅はくパターン)、20がU端子用銅はくパターン(第3の銅はくパターン)、21がN端子用銅はくパターン(第4の銅はくパターン)で、銅はくパターン18にはIGBTT4の半導体チップが、銅はくパターン19にはIGBTT1とダイオードD1の半導体チップが、銅はくパターン20にはIGBTT2、T3、ダイオードD2の半導体チップが各々実装され、半導体チップ間又は銅はくパターンと半導体チップ間はボンディング線で配線されている。ここで、各半導体チップは各々2個並列接続された構成である。
各銅はくパターンの配置と形状は、長方形状のM端子用銅はくパターンを絶縁基板上のほぼ中央に配置し、その周りにP端子用銅はくパターン、U端子用銅はくパターン、N端子用銅はくパターンで囲んだ配置で、かつU端子用銅はくパターンは、J字形の形状としている。
各銅はくパターンを本配置及び形状とした場合において、IGBTT1がターンオフした場合の電流の転流動作を図3に示す。
図3(a)、(d)がIGBTT1がオンしている状態の電流経路図で、端子P→IGBTT1→端子Uの経路で電流が流れている。次にIGBTT1がターンオフすると、電流は端子M→IGBTT4を通る経路に転流する。その転流中は、図3(b)、(e)に示すようにIGBTT1の電流は急峻なdi/dtで減少し、IGBTT4の電流は急峻なdi/dtで増加する。このため、図9におけるL1、L2、L3に電圧が発生し、IGBTT1には図11に示すようなサージ電圧が印加される。図3(b)において、P端子用銅はくパターン、M端子用銅はくパターン、及びU端子用銅はくパターンは近接しているため、L1とL2とL3には相互インダクタンスが発生し、L1+L2+L3のトータルのインダクタンスは従来のモジュールに比べて減少する。その結果、図11に示すサージ電圧も減少する。図3(c)、(f)はターンオフ後の電流経路図で、端子M→IGBTT4→端子Uの経路となる。
図4も同様で、図4(a)、(d)がIGBTT2がオンしている状態の電流経路図で、端子U→IGBTT2→端子Nの経路で電流が流れている。次にIGBTT2がターンオフすると、電流はIGBTT3→端子Mを通る経路に転流する。その転流中は、図4(b)、(e)に示すようにIGBTT2の電流は急峻なdi/dtで減少し、IGBTT3の電流は急峻なdi/dtで電流が増加する。このため、図9におけるL2、L4、L5に電圧が発生し、IGBTT2には図11に示すようなサージ電圧が印加される。図4(b)において、N端子用銅はくパターン、M端子用銅はくパターン及びU端子用銅はくパターンは近接しているため、L2とL4とL5には相互インダクタンスが発生し、L2+L4+L5のトータルのインダクタンスは従来のモジュールに比べて減少する。その結果、図11に示すサージ電圧も減少する。図4(c)、(f)はターンオフ後の電流経路図で、端子U→IGBTT3→端子Mの経路となる。
また、図1において、モジュールの外部出力端子(端子P、端子M、端子N)と各銅はくパターン19、18、21とを接続する導体の絶縁基板側の接続位置を、図1では上辺側に配置し、さらに近接させることで、モジュールの外部出力端子と銅はくパターンとを接続する導体の、各導体間の距離を短くすることが可能となり、その箇所での低インダクタンス配線が容易に実現できる。
図2に、本発明の第2の実施例を示す。図1と同様に、18が絶縁基板上のM端子用銅はくパターン(第1の銅はくパターン)、19がP端子用銅はくパターン(第2の銅はくパターン)、20がU端子用銅はくパターン(第3の銅はくパターン)、21がN端子用銅はくパターン(第4の銅はくパターン)で、銅はくパターン18にはIGBTT4の半導体チップが、銅はくパターン19にはIGBTT1とダイオードD1の半導体チップが、銅はくパターン20にはIGBTT2、T3、ダイオードD2の半導体チップが各々実装され、半導体チップ間又は銅はくパターンと半導体チップ間はボンディング線で配線されている。ここで、各半導体チップは各々2個並列接続された構成である。
各銅はくパターンの配置と形状は、長方形状のM端子用銅はくパターンを絶縁基板上のほぼ中央に配置し、その周りにU端子用銅はくパターンとN端子用銅はくパターンで囲んだ配置で、かつU端子用銅はくパターンは、U字形の形状としている。またP端子用銅はくパターンは、U端子用銅はくパターンを挟むように、M端子用銅はくパターンと反対側に配置している。
図3と同様、図5(a)、(d)がIGBTT1がオンしている状態の電流経路図で、端子P→IGBTT1→端子Uの経路で電流が流れている。IGBTT1がターンオフすると、図5(b)、(e)に示すようにIGBTT1の電流は急峻なdi/dtで減少し、IGBTT4の電流は急峻なdi/dtで増加する。この時、図9におけるL1、L2、L3に電圧が発生し、IGBTT1には図11に示すようなサージ電圧が印加される。図5(b)において、P端子用銅はくパターンを流れる電流のパターン長(x1)と、M端子用銅はくパターンを流れる電流のパターン長(x2)とを短くすることが可能であるため、L1+L2+L3のトータルのインダクタンスは減少する。その結果、図11のサージ電圧も減少する。図5(c)、(f)はターンオフ後の電流経路図で、端子M→IGBTT4→端子Uの経路となる。IGBTT2のターンオフについては、実施例1の図4と等しくなるため省略する。
また、図2において、モジュールの外部出力端子(端子P、端子M、端子N)と各銅はくパターン19、18、21とを接続する導体の絶縁基板側の接続位置を、図2では上辺側に配置し、さらに近接させることで、モジュールの外部出力端子と銅はくパターンとを接続する導体の、各導体間の距離を短くすることが可能となり、その箇所での低インダクタンス配線が容易に実現できる。
尚、本実施例ではIGBTT3とIGBTT4とは逆耐圧を有するIGBTとしたが、逆耐圧を有しないIGBTとダイオードとの直列接続回路構成でも同様に実現できる。
またスイッチング素子としてIGBTを使用した例を示したが、MOSFETやGTOなどの自己消弧機能を有するパワー半導体でも同様に実現できる。
C1、C2;直流電源コンデンサ MJ0;半導体モジュール
Lo;フィルタリアクトル LD;負荷
T1、T2;IGBT T3、T4;逆阻止型IGBT
D1、D2;ダイオード P、M、N、U;外部出力端子
18、19、20、21;銅はくパターン
L1〜L6;配線インダクタンス

Claims (3)

  1. 電圧形の3レベル電力変換装置に適用するパワー半導体モジュールであって、直流回路の正側電位にコレクタが接続されるダイオードが逆並列接続された第1のIGBTと、直流回路の負側電位にエミッタが接続されるダイオードが逆並列接続された第2のIGBTと、第1のIGBTのエミッタと第2のIGBTのコレクタとの接続点に一端が接続される第3のIGBTと第4のIGBTとの逆並列接続回路からなる双方向スイッチ素子とを内蔵し、前記第3のIGBTのエミッタ電位と前記第4のIGBTのコレクタ電位となる第1の銅はくパターンを絶縁基板上の概ね中央部に配置し、前記第1のパターンを3方又は4方から囲むように、前記第1のIGBTのコレクタ電位となる第2の銅はくパターンと、前記第1のIGBTのエミッタ電位と前記第2のIGBTのコレクタ電位となる第3の銅はくパターンと、前記第2のIGBTのエミッタ電位となる第4の銅はくパターンとを前記絶縁基板上に配置し、さらに前記第3の銅はくパターンはU字形又はJ字形の形状とすることを特徴とするパワー半導体モジュール。
  2. 電圧形の3レベル電力変換装置に適用するパワー半導体モジュールであって、直流回路の正側電位にコレクタが接続されるダイオードが逆並列接続された第1のIGBTと、直流回路の負側電位にエミッタが接続されるダイオードが逆並列接続された第2のIGBTと、第1のIGBTのエミッタと第2のIGBTのコレクタとの接続点に一端が接続される第3のIGBTと第4のIGBTとの逆並列接続回路からなる双方向スイッチ素子とを内蔵し、前記第3のIGBTのエミッタ電位と前記第4のIGBTのコレクタ電位となる第1の銅はくパターンを絶縁基板上の概ね中央部に配置し、前記第1のパターンを3方または4方から囲むように、前記第1のIGBTのエミッタ電位と前記第2のIGBTのコレクタ電位となる第3の銅はくパターンと、前記第2のIGBTのエミッタ電位となる第4の銅はくパターンとを前記絶縁基板上に配置し、前記第1のIGBTのコレクタ電位となる第2の銅はくパターンは、前記第1の銅はくパターンと前記第3の銅はくパターンが隣接している箇所に設置し、前記第3の銅はくパターンからみて前記第1の銅はくパターンの反対側に配置し、さらに前記第3の銅はくパターンはU字形又はJ字形の形状とすることを特徴とするパワー半導体モジュール。
  3. 前記パワー半導体モジュールの各外部出力端子と各銅はくパターンとの接続位置を、前記第1のIGBTのコレクタ電位用第2の銅はくパターンと、前記第3のIGBTのエミッタ電位と前記第4のIGBTのコレクタ電位用第1の銅はくパターンと、前記第2のIGBTのエミッタ電位用第4の銅はくパターンとし、概ねモジュールの同一辺上に配置することを特徴とする請求項1又は2に記載のパワー半導体モジュール。
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