JP6123129B2 - 入力装置及びこれを用いたゲーム機 - Google Patents

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Description

本発明は、ゲーム機等に用いられる入力装置に関する。
ゲーム機等の各種の装置、機器類には、ユーザの操作を検出するための入力装置が設けられている。例えば、ゲーム機の分野では、ユーザによって押し込み操作される押釦状の入力装置と、ユーザによって回転操作されるディスク状の操作部材を備えた入力装置とを設けた例が知られている(例えば特許文献1及び2参照)。押し込み操作及び略水平方向へのスライド操作が可能な操作部材の外周に、回転操作が可能なリング状の操作部材を別に配置した入力装置が設けられたゲーム機も知られている(例えば特許文献3参照)。
特開2000−084251号公報 特開2000−126468号公報 特開2014−144087号公報
押し込み操作用の操作部材に対して、回転操作用の操作部材を別に用意してそれらの操作部材を組み合わせた入力装置には、幾つかの検討すべき課題がある。例えば、ユーザは、押し込み操作と回転操作とを明確に区別して操作部材を使い分ける必要がある。そのため、ユーザが誤って異なる操作部材を操作し、あるいは、押し込み操作と回転操作との間での操作の切り替えにもたつく、といった不便を感じるおそれがある。また、二種類の操作部材を設けることは、部品点数が増加して装置の構成が複雑化し、かつ、装置の小型化を図る上でも不利となるおそれがある。
そこで、本発明は、押し込み操作及び回転操作に適した比較的簡素な構成の入力装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る入力装置は、押し込み操作及び回転操作の対象とされる操作部、及び該操作部から前記押し込み操作の方向に延ばされた軸状部を有する操作部材と、前記軸状部が、該軸状部の軸線方向に沿って往復移動可能かつ前記軸状部の軸線の回りに回転可能な状態で取り付けられる軸受部を有する支持構造体と、前記押し込み操作に対する復元力を前記操作部材に付与する復元力付与手段と、前記操作部材の押し込み操作に伴う変位に対応した信号を出力する押し込み操作検出手段と、前記操作部材の回転操作に伴う変位に対応した信号を出力する回転操作検出手段と、を備えたものである。
本発明の一形態に係る入力装置が用いられたゲーム機の斜視図。 ゲーム機にて実行されるゲーム画面の一例を示す図。 第1の形態に係る入力装置の斜視図。 第1の形態に係る入力装置の平面図。 図4のV−V線に沿った断面図。 図4のVI−VI線に沿った断面図。 第2の形態に係る入力装置の斜視図。 第2の形態に係る入力装置の裏面側の斜視図。 第2の形態に係る入力装置の図5と同一方向における断面図。 第2の形態に係る入力装置の図6と同一方向における断面図。
(第1の形態)
図1は本発明の一形態に係る入力装置が用いられたゲーム機の一例を示している。ゲーム機1は筐体2を有している。筐体2は、ユーザが立ってプレイする縦型筐体として構成されている。筐体2の前面中央部にはコントロールパネル3が設けられ、その上方には縦長の表示装置4が設けられている。コントロールパネル3には、複数(図示例では5個)の入力装置5が設けられている。各入力装置5はディスク状の操作部材10を有し、その操作部材10に対する押し込み操作と回転操作とに対応した信号を出力する。入力装置5は、筐体2の表示装置4と向かい合うユーザからみて、操作部材10が前後二列に分けて並ぶようにして筐体2に取り付けられている。前列には2つの入力装置5が、後列には3つの入力装置5が設けられ、それらの操作部材10は千鳥状に並んでいる。また、筐体2の底部前方には、他の入力装置としてフットスイッチ6が設けられている。フットスイッチ6は、ユーザによる踏み込み操作に対応した信号を出力する。ゲーム機1には、上記以外にも、音再生用の左右一対のスピーカユニット7L、7R、ゲームのプレイ料金の支払いやユーザの認証等を処理するためのコンソールユニット8といった各種の機器類が設けられている。
ゲーム機1はコンピュータを内蔵し、入力装置5の出力信号を参照して適宜のゲームをユーザにプレイさせるように構成されている。以下、ゲーム機1にてプレイされるゲームの一例を図2に基づいて説明する。ただし、ゲーム機1にてプレイされるゲームは、以下の例に限らない。入力装置5から出力される押し込み操作及び回転操作のそれぞれに対応した信号を参照して制御される限り、ゲーム機1にてプレイされるゲームは適宜に変更が可能である。
図2のゲーム画面100は、音楽に合わせてユーザに入力装置5を操作させる音楽ゲームにて表示されるゲーム画面の一例である。ゲーム画面100は、ユーザに操作を指示する目的で表示装置4に表示される。ゲーム画面100には、入力装置5と同数(図示例では5本)のレーン101が表示されている。各レーン101は、ゲーム画面100の奧から手前側に延びるように描かれている。5本のレーン101には上下関係が設定されている。図2の例では、上側に3本のレーン101が並べられ、下側には、上側の3本のレーン101の間に位置するようにして2本のレーン101が並べられる。レーン101の配列はコントロールパネル3における入力装置5の操作部材10の配列に対応する。すなわち、上側の3本のレーン101はユーザから見て奧に並べられた3つの操作部材10にそれぞれ対応し、下側の2本のレーン101はユーザから見て手前に並べられた2つの操作部材10にそれぞれ対応する。ただし、ゲームの娯楽性を高めるといった目的でレーン101の配列に適宜の変化が与えられてもよい。また、レーン101の延びる方向も適宜に変更されてもよい。
各レーン101の手前側には基準マーク102が表示される。基準マーク102はゲーム上の現在時刻に対応する。基準マーク102の配列もレーン101と同様に操作部材10の配列と対応付けられている。また、レーン101上には、タイミングマーク103A、103Bが適宜に表示される。タイミングマーク103Aはユーザに対して操作部材10の押し込み操作を指示するために表示され、タイミングマーク103Bはユーザに対して操作部材10の回転操作を指示するために表示される。タイミングマーク103Aはレーン101の奥行方向に関して薄い物体として描かれる。一方、タイミングマーク103Bはレーン101の奥行方向に関して適度な長さを有する物体として描かれる。また、タイミングマーク103Bは回転操作が指示されていることをユーザに認識させるため、螺旋状に捩れた形状で描かれる。
タイミングマーク103A、103Bは、ゲーム中に再生される楽曲中の適宜の時期にレーン101の奧に出現し、楽曲の再生に同期した速度でレーン101上を手前側に向けて移動する。ユーザには、タイミングマーク103Aが基準マーク102に到達するタイミングに合わせてその基準マーク102に対応する操作部材10を押し込み操作することが要求される。また、タイミングマーク103Bが基準マーク102に達している間、その基準マーク102に対応する操作部材10を回転操作することがユーザに要求される。ゲーム中のいずれの時期にいずれの操作部材10を押し込み操作又は回転操作すべきかは、ゲーム中に再生される楽曲やその楽曲の難易度等に応じて予め定められている。ゲーム機1に内蔵された記憶媒体には、操作時期や操作対象の操作部材10を指定するデータが予め記録されている。そのデータに基づいてタイミングマーク103A、103Bの出現時期、移動速度等がゲーム機1のコンピュータにより制御される。また、ゲームの進行中においては、ゲーム画面100を介して指示される押し込み操作又は回転操作をユーザが正しく行っているか否かが入力装置5の出力信号とデータとの対比に基づいて判定される。その判定結果に従ってユーザのスコアが演算されて、そのスコアがスコア表示部104に表示される。ゲーム画面100にて指示される操作とユーザが実際に行った操作との一致度が高いほどユーザのスコアは高く演算され、ユーザが獲得したスコアに基づいて曲がクリアされたか否かといったゲーム結果が判定される。
次に、図3〜図6を参照して入力装置5の詳細を説明する。なお、ゲーム機1に設けられた5つの入力装置5の構成は互いに等しく、以下では単一の入力装置5について説明する。入力装置5は、上述した操作部材10に加えて、操作部材10を支持するための支持台30を有している。図4〜図6から明らかなように、操作部材10は、押し込み操作及び回転操作の対象とされるべき操作部11と、その操作部11の裏面側(図5及び図6において下面側)の中心部から押し込み操作の方向に延ばされた軸状部12とを有している。図3及び図4に示したように、操作部11は概ね円盤状の外観を有する形状に形成されている。操作部11の表面中央部には六角形状の浅い窪み部13が設けられている。窪み部13は、操作部11の中央部を押し込み操作するようにユーザに意識させる標識として機能する。窪み部13の周囲には複数の突条部14が周方向に一定の間隔を空けて設けられている。各突条部14は操作部11の半径方向に対して幾らか湾曲するように形成されている。また、操作部11の外周にも複数の突部15が周方向に並べて設けられている。突条部14及び突部15は、ユーザが操作部11を回転操作する際に指や手を掛け易くして、回転操作時の滑りを抑える作用を果す。なお、窪み部13、突条部14及び突部15は操作部材10に必須の要素ではなく、適宜に省略されてよい。
図5及び図6に示すように、軸状部12は、第1嵌合軸部16と、第1嵌合軸部16の先端側に同軸的に設けられかつ第1嵌合軸部16よりも幾らか小径に形成された第2嵌合軸部17と、第2嵌合軸部17の先端側に同軸的に連結されるキャップ部18と、第1嵌合軸部16の後端側に設けられたフランジ部19とを備えている。フランジ部19は操作部11の中心部に一体に接合されている。それにより、操作部11と軸状部12とは互いに同軸に固定され、かつ軸状部12の軸線方向及び周方向に一体的に移動することができる。
図3〜図6に示すように、支持台30は基板31を備えている。基板31は概ね六角形状であり、その頂点付近には入力装置5をゲーム機1のコントロールパネル3に取り付けるための複数(図では3個)のボルト孔32(図3及び図6)が設けられている。図5及び図6に示すように、基板31の裏面側の中心部には、軸受部としての軸ホルダ33が取り付けられている。軸ホルダ33は、筒状部34と、その筒状部34の上端から外側に広がるように設けられたフランジ部35とを有している。筒状部34は概ね円筒形である。フランジ部35は基板31の裏面側の中心部に固定される。したがって、軸ホルダ33は基板31とともに支持台30の一部を構成する。
筒状部34の下端には筒状部34の中心側に幾らか突出するばね受け36が形成され、ばね受け36の中心には貫通孔36aが同軸的に形成されている。ばね受け36以外の部分において筒状部34の内径は一定である。筒状部34の内径は、軸状部12の第1嵌合軸部16が筒状部34の内面に対して軸線方向及び周方向に滑ることができるよう、適度な緩みをもって第1嵌合軸部16と嵌合する大きさに設定されている。また、貫通孔36aの内径は、第2嵌合軸部17が貫通孔36aの内面に対して軸線方向及び周方向に滑ることができるよう、適度な緩みをもって第2嵌合軸部17と嵌合する大きさに設定されている。
軸ホルダ33が基板31に固定された状態で、筒状部34の内部に軸状部12が挿入されて第1嵌合軸部16が筒状部34と、第2嵌合軸部17がばね受け36の貫通孔36aとそれぞれ嵌め合わされることにより、軸状部12は軸ホルダ33に対して軸線方向に往復移動可能かつ軸線の回りに回転可能な状態で軸ホルダ33に取り付けられる。軸状部12を軸ホルダ33に装着する際に、第2嵌合軸部17の外周には復元力付与手段の一例としてのばね部材37が装着される。ばね部材37は一例としてコイルばねであり、第2嵌合軸部17と同軸的である。軸状部12の筒状部34への挿入により、ばね部材37はばね受け36に突き当てられ、そのばね受け36と第1嵌合軸部16の第2嵌合軸部17側の端部に設けられた溝状のばね受け16aとの間に挟まれる。
軸状部12のキャップ部18は、第2嵌合軸部17を貫通孔36aに挿入した後に、ばね受け36の外側(下方)から第2嵌合軸部17に連結される。キャップ部18が連結されることにより、ばね部材37は幾らか圧縮される。ばね部材37の圧縮に伴って、操作部材10には上方に向かう復元力(反発力)が作用する。復元力はばね受け36と第1嵌合軸部16とに作用し、これらのばね受け36と第1嵌合軸部16とが復元力の作用部として機能する。ばね部材37の復元力で操作部材10が上方に押されることにより、キャップ部18はばね受け36の下端に押し付けられる。それにより、押し込み操作がなされていない状態における操作部材10の上下方向の位置が定まり、かつ操作部材10の上方への抜けが阻止される。つまり、キャップ部18は押し込み操作がなされていないときに操作部材10を上下方向に位置決めし、かつ操作部材10を抜け止めする手段として機能する。以下では、操作部材10が押し込み操作されず、キャップ部18がばね受け36に接しているときの操作部材10の位置を定常位置と呼ぶ。
操作部材10が定常位置にあるとき、軸状部12のフランジ部19と軸ホルダ33の上端との間には、操作部11の押し込み操作を許容するための隙間38が生じる。したがって、操作部11は、フランジ部19が軸ホルダ33の上端に突き当たるまで押し込み操作が可能である。基板31の表面側には凹部39が設けられている。操作部材10が定常位置にあるとき、操作部11の外周はその凹部39内に幾らか入り込んでいる。
基板31の裏面側にはブラケット40が取り付けられている。ブラケット40は樋形状に曲げ加工された板金部品である。ブラケット40の底には抜き窓41が形成されている。操作部材10が定常位置にあるとき、軸状部12の先端、つまりキャップ部18の先端は抜き窓41の僅かに上方に位置している。ブラケット40にはマイクロスイッチ42が取り付けられている。マイクロスイッチ42は、キャップ部18の先端と接触する押釦型のプランジャ42aを有している。操作部材10が押し込み操作に伴って下方に変位すると、プランジャ42aが押し込まれてマイクロスイッチ42の内部接点が導通し、それにより、マイクロスイッチ42からは押し込み操作の検出を意味する信号が出力される。したがって、マイクロスイッチ42は、操作部材10の押し込み操作に伴う変位に対応した信号を出力する押し込み操作検出手段の一例として機能する。
図6に示すように、入力装置5には、操作部材10の回転操作に伴う変位に対応した信号を出力する回転操作検出手段の一例として回転操作検出機構45も設けられている。回転操作検出機構45は、キャップ部18に同軸的に取り付けられて軸状部12の軸線回りに軸状部12と一体に回転する回転盤46と、その回転盤46の回転変位に対応した信号を出力する一対のフォトセンサ47とを備えている。回転盤46は、可視光に対して透過性を有する素材にて形成されている。図3から明らかなように、回転盤46の外周には可視光を遮る遮光部46aが周方向に一定間隔で設けられている。なお、図3では一部の遮光部46aを示すが、遮光部46aは回転盤46の全周に亘って一定の角度ピッチPTで設けられている。
図6に示すように、フォトセンサ47は、センサ支持板48を介して基板31に取り付けられている。フォトセンサ47は、発光部47aから受光部47bに向けて可視波長域の検査光を照射し、受光部47bにて検出された検査光の強度に応じた信号を出力する、いわゆるフォトインタラプタ型のセンサである。各フォトセンサ47は、発光部47aと受光部47bとの間に回転盤46の外周部が位置するようにして基板31に取り付けられている。したがって、発光部47aと受光部47bとの間を遮光部46aが通過しているか否かにより、フォトセンサ47からの出力信号が変化する。遮光部46aを検出部とすれば、受光部47bにて検査光を受光していないときのフォトセンサ47からの出力信号が検出部の検出に対応した信号となる。ただし、遮光部46a間の隙間部分を検出部とし、受光部47bにて検査光を受光しているときのフォトセンサ47からの出力信号を検出部の検出に対応した信号としてもよい。
フォトセンサ47の発光部47aと受光部47bとの間隔は、操作部材10の上下方向の移動に伴って回転盤46が上下に変位しても回転盤46と接しないように定められている。また、一対のフォトセンサ47(図6では一方のフォトセンサ47のみが示されている。)は、軸状部12の周方向に関して適度に距離をおいて配置されている。フォトセンサ47の周方向における角度間隔は、遮光部46aの周方向の角度ピッチPTに対して、PT/2の整数倍以外の値に設定されている。その理由は、一対のフォトセンサ47からの検出信号の位相差を利用して、回転盤46の回転方向を判別するためである。
以上のように構成された入力装置5によれば、ユーザが操作部11を押し込み操作すると、操作部材10が全体として下方に変位し、その変位に伴ってマイクロスイッチ42から押し込み操作の検出信号が出力される。一方、ユーザが操作部11を回転操作すると、その回転量及び回転速度に対応して遮光部46aの検出信号がフォトセンサ47から繰り返し出力され、その検出信号の列に基づいて操作部11の回転量、回転速度及び回転方向を判別することが可能となる。つまり、遮光部46aの検出回数から回転量を、回転量と時間とから回転速度を、そしてフォトセンサ47の検出信号の位相差から回転方向をそれぞれ判別することができる。ゲーム機1では、マイクロスイッチ42からの信号に基づいてタイミングマーク103Aにて指示された押し込み操作をユーザが正しく行ったか否かを判別し、かつフォトセンサ47からの信号に基づいて、タイミングマーク103Bにて指示された回転操作をユーザが正しく行ったか否かを判別し、それらの判別結果に基づいてユーザのスコアの演算といった各種の制御を実行することができる。
本形態の入力装置5においては、押し込み操作及び回転操作が共通の操作部材10の操作部11に対して行われる。したがって、ユーザが押し込み操作と回転操作とで操作すべき部材を区別する必要がなく、ユーザの誤操作のおそれが排除され、あるいは押し込み操作と回転操作との間の切り替えにユーザがもたつくおそれも低減される。また、押し込み操作と回転操作との間でそれぞれ別の操作部材を用意する必要がない。したがって、部品点数が削減され、入力装置5の構成を簡素化し、かつ入力装置5の小型化を図ることができる。
操作部材10に第1及び第2の嵌合軸部16、17が設けられ、第1嵌合軸部16のほぼ全長に亘る範囲と、第2嵌合軸部17の先端部とを筒状部34と嵌め合わせているので、第1嵌合軸部16の操作部11側における基部BP、つまりはフランジ部19と連結される側の端部と、第2嵌合軸部17の先端部TPとを軸ホルダ33にて半径方向に確実に支持することができる。そのため、押し込み操作に対する軸状部12のこじれを抑え、操作部材10の往復運動及び回転運動の安定性を高めることができる。さらに、操作部材10を定常位置に戻すためのばね部材37が第1及び第2の嵌合軸部16、17に対して同軸的に配置されているので、ばね部材37の復元力を軸状部12の軸線に沿って均等に作用させることができる。そのため、復元力の偏りによる軸状部12のこじれをより確実に抑えることができる。嵌合軸部17の先端部TPを軸ホルダ33にて支持しているため、軸状部12の先端側の動きが安定する。したがって、押し込み操作をマイクロスイッチ42にて確実に検出することができる。
(第2の形態)
次に、図7〜図10を参照して、第2の形態に係る入力装置を説明する。なお、第1の形態と共通する部分には同一の参照符号を付し、以下では相違点を中心に説明する。また、本形態に係る入力装置は図1に示したゲーム機1に適用されるものであり、ゲーム機1に関する構成、及びそのゲーム機1にてプレイされるゲームは図1及び図2の説明部分がそのまま適用される。
図7及び図8に示すように、本形態の入力装置5Aも操作部材50と支持台70とを有している。ただし、支持台70は第1の形態における支持台30と比較して上下方向に薄く構成されている。図9及び図10に示したように、操作部材50は、操作部11と、その操作部11の裏面側から押し込み方向に延ばされた軸状部52とを有している。操作部11は第1の形態における操作部材10の操作部11と同じである。一方、軸状部52は、円筒形状の嵌合軸部53と、軸状部52の軸線上に設けられた操作軸部54とを備えている。嵌合軸部53は操作軸部54と同軸であり、その上端は操作部11の裏面側の中心部に操作部11と同軸となるようにして接合される。嵌合軸部53の先端(下端)には外側に向かって広がるフランジ部55が設けられている。
一方、支持台70には、基板31と、その基板31に取り付けられる軸ホルダ71とが設けられている。基板31は、相手部品の取付け用のねじ穴位置などの細部を除けば、第1の形態に係る入力装置5のそれと同じである。軸ホルダ71は、ハウジング72と、そのハウジング72の内周に挿入されるスリーブ73とを有している。ハウジング72は、内径一定の円筒形状に形成された筒状部74と、その筒状部74の上端部から外側に広がるように設けられたフランジ部75とを有している。フランジ部75が基板31の裏面側の中心部に固定されることにより、軸ホルダ71は基板31とともに支持台70の一部を構成する。
筒状部74の上端には凹部74aが形成されている。スリーブ73は筒状部74の内周に一体的に嵌め合わされ、その上端のフランジ部73aは凹部74a内に収容されて凹部74aの底面と軸線方向に突き合わされる。ハウジング72とスリーブ73とは相対移動が不可能である。したがって、軸ホルダ71(ハウジング72とスリーブ73との組み立て構造体)は軸受部として機能する。嵌合軸部53は、スリーブ73の内周に下方から挿入され、操作部11と同軸の状態で操作部11の裏面中央のボス50aに接合される。スリーブ73の内径は、嵌合軸部53がスリーブ73の内面に対して軸線方向及び周方向に滑ることができるよう、適度な緩みをもって嵌合軸部53と嵌合する大きさに設定されている。嵌合軸部53がスリーブ73の内周に嵌め合わされることにより、軸状部52は軸ホルダ71に対して軸線方向に往復移動可能かつ軸線の回りに回転可能な状態で軸ホルダ71に取り付けられる。嵌合軸部53のフランジ部55はハウジング72の下端に突き当てられ、それにより操作部材50の上方への抜けが阻止される。なお、本形態においては、フランジ部55がハウジング72の下端に接しているときの操作部材50の位置を操作部材50の定常位置と呼ぶ。
図10に示すように、軸ホルダ71のフランジ部75には複数(一例として3個)のピン穴77が設けられている。ピン穴77は、軸状部52の周囲に位置し、かつ軸状部52の周方向に一定の間隔を空けて配置されている。各ピン穴77にはピン78が軸線方向(上下方向)に移動できるようにして嵌め合わされている。各ピン78の外周には復元力付与手段の一例としてのばね部材79が装着されている。ピン78の上端は摩擦部材の一例としての摩擦板80と連結されている。摩擦板80は一例としてリング状であり、軸状部52と同軸に配置された状態でピン78と連結される。ピン78と摩擦板80とは軸線方向に一体的に移動可能である。ばね部材79は一例としてコイルばねである。ばね部材79は、フランジ部75と摩擦板80との間に挟み込まれるように設けられている。
操作部材50が定常位置にあるとき、ばね部材79は幾らか圧縮される。ばね部材79の圧縮に伴って摩擦板80は操作部材50の操作部11に押し付けられ、それにより操作部材50には上方に向かう復元力(反発力)が作用する。軸ホルダ71と操作部材50との間において、ばね部材79の復元力は軸ホルダ71のフランジ部75と、操作部材50の操作部11の中心に設けられたボス50aとに作用し、これらの部分が復元力の作用部として機能する。ばね部材79の復元力で操作部材50が上方に押されることにより、フランジ部55がハウジング72の下端に押し付けられ、操作部材50が定常位置に位置決めされる。つまり、フランジ部55は操作部材50を上下方向に位置決めし、かつ操作部材50を抜け止めする手段として機能する。また、摩擦板80が操作部11の裏面側に押し付けられることにより、操作部材50と摩擦板80との間には、ばね部材79のばね荷重と摩擦板80の表面の摩擦係数とに応じた摩擦抵抗が生じる。したがって、操作部材50が回転操作されるとき、操作部材50の回転運動に対して適度な摩擦力が作用する。したがって、ばね部材79のばね定数及び撓み量と、摩擦板80の摩擦係数とを適切に調整することにより、操作部材50の慣性による自由回転を適度に制限することができる。あるいは、操作部材50の回転操作に対して適度な抵抗感を与えることができる。なお、操作部材50が定常位置にあるとき、ピン78の下端はピン穴77の底よりも上方に位置している。したがって、ピン78がピン穴77の底に接するまで操作部材50を押し込み操作することができる。
基板31の裏面側にはブラケット81(図8参照)が取り付けられ、そのブラケット81には第1の形態と同様にマイクロスイッチ42が取り付けられている。ブラケット81には抜き窓81aが形成され、その抜き窓81aを介してマイクロスイッチ42のプランジャ42aと操作軸部54の先端とが互いに接している。したがって、操作部材50が押し込み操作されるとプランジャ42aが押し込まれてマイクロスイッチ42から押し込み操作の検出信号が出力される。
図9及び図10から明らかなように、操作部11の裏面側と基板31の表面側との間には、回転操作検出手段の一例としての回転操作検出機構85が設けられている。回転操作検出機構85は、回転盤86と一対のフォトセンサ47(図10では一方のフォトセンサ47のみが示されている。)とを備えている。回転盤86は操作部材50と一体に回転できるようにして操作部11の裏面側に固定されている。回転盤86は、第1の形態の回転盤46と同様に可視光に対して透過性を有する素材にて形成されている。ただし、その形状はリング形状であり、その内周部に第1の形態の遮光部46aと同様の遮光部が周方向に一定間隔で設けられている。
図10に示すように、フォトセンサ47は、センサ支持板87を介して基板31に取り付けられている。フォトセンサ47は第1の形態のそれと同様にいわゆるフォトインタラプタ型のセンサである。各フォトセンサ47は、発光部47aと受光部47bとの間に回転盤86の内周部が位置するようにして基板31に取り付けられている。したがって、発光部47aと受光部47bとの間を遮光部46aが通過しているか否かにより、フォトセンサ47からの出力信号が変化する。なお、軸状部52の周方向に関する一対のフォトセンサ47の間隔は第1の形態の例と同様である。
以上の入力装置5Aによれば、操作部材50の操作部材に対するユーザの押し込み操作をマイクロスイッチ42で、回転操作をフォトセンサ47でそれぞれ検出し、その検出信号をゲーム機1のコンピュータに提供することにより、第1の形態と同様にゲームを制御することができる。また、押し込み操作及び回転操作が共通の操作部材50の操作部11に対して行われるために、ユーザの誤操作のおそれが排除され、あるいは押し込み操作と回転操作との間の切り替えにユーザがもたつくおそれも低減される。また、部品点数が削減され、入力装置5Aの構成を簡素化し、かつ入力装置5Aの小型化を図ることができる。
操作部材50に嵌合軸部53が設けられ、その嵌合軸部53のほぼ全長に亘る範囲をスリーブ73に嵌め合わせているので、嵌合軸部53の操作部11側における基部BPと嵌合軸部53の先端部TPとを軸受部としての軸ホルダ71にて半径方向に支持することができる。そのため、押し込み操作に対する軸状部52のこじれを抑え、操作部材50の往復運動及び回転運動の安定性を高めることができる。嵌合軸部53の先端部TPを軸ホルダ71にて支持しているために軸状部52の先端側の動きが安定し、押し込み操作をマイクロスイッチ42にて確実に検出することができる。しかも、複数のばね部材79が軸状部52の周囲に配置されているので、嵌合軸部53にはばね部材との嵌め合い部分を設ける必要がない。そのため、嵌合軸部53を軸線方向に短縮して入力装置5Aの小型化、特には軸状部52の軸線方向に関する薄型化を図ることができる。
本発明は上述した形態に限定されず、各種の変更又は変形が可能である。例えば、復元力付与手段としてのばね部材は、嵌合軸部の外周又は周囲に配置される例に限らず、軸状部の内周側に配置されてもよい。軸状部の嵌合軸部を中空の円筒形状に形成し、その内周を軸受部にて支持してもよい。復元力付与手段は、コイルばねに限らず、ねじりばね、板ばね等の各種のばね部材が用いられてよく、復元力は圧縮に対する反発力を利用する例に限らず、引っ張りに対する反発力を利用して発生させてもよい。復元力付与手段はばね部材に限らず、ゴム、ウレタンといった弾性部材等も、押し込み操作に対する復元力を発生させ得る限りにおいて適宜に用いられてよい。上記の形態では、嵌合軸部の先端部TP及び基部BPのみならず、それらの中間位置も軸受部にて支持するものとしたが、軸状部のこじれを抑える観点からは少なくとも先端部TPと基部BPとが軸受部にて支持されていれば足りる。
第1の形態において、ばね部材37は支持台30側の作用部としてのばね受け36に対して相対回転不能に装着され、操作部材10側の作用部としての第1嵌合軸部16のばね受け16aに対して相対回転可能に取り付けられている。また、第2の形態において、ばね部材79は、支持台70側の作用部としてのフランジ部75に対して相対回転不能に装着され、操作部材50側の作用部としての操作部材50のボス50aに対して相対回転可能に取り付けられている。しかしながら、ばね部材37、79は操作部材10、50と一体的に回転できるようにして操作部材10、50側の作用部に装着されてもよい。この場合、ばね部材37、79は支持台30、70側の作用部に対して相対回転可能となる。また、摩擦板80は第2の形態の入力装置5Aにのみ設けられているが、第1の形態においても、第1嵌合軸部16のばね受け16aとばね部材37との間に介在するようにして摩擦板が設けられてもよい。ばね部材37、79が操作部材10、50側に装着される場合には、摩擦板80もばね部材37、79と同様に操作部材10、50側の作用部に対して相対回転不能な状態で操作部材10、50に装着されてもよい。例えば、第2の形態において操作部材50側にばね部材79を装着し、ばね部材79とフランジ部75との間に摩擦板80を配置するような変形が可能である。摩擦部材は板形状の部材に限らず、パッド状、ブロック状その他各種の形状で設けられてよい。
押し込み操作検出手段はマイクロスイッチを用いる例に限らず、近接スイッチ、フォトセンサその他、操作部材の押し込み操作に伴う変位に対応した信号を出力できる限り、適宜の検出機器が用いられてよい。操作部材が押し込まれたか否かに応じて出力信号が切り替わる検出機器に限らず、押し込み操作の操作量に対応して信号強度が変化するような検出機器が押し込み操作検出手段として用いられてもよい。回転操作検出手段も図示例に限らず、操作部材の回転操作に伴う変位に対応した信号を出力できる限り、適宜の検出機器が用いられてよい。図示例では、操作部材の回転量、回転速度及び回転方向を判別できるように回転操作検出手段が構成されているが、それらの一部のみが検出対象とされてもよい。
上記の形態では、入力装置をゲーム機に適用した例を示したが、入力装置が設けられるべき対象はゲーム機に限らず、各種の装置、機器類が対象とされてよい。上記の形態では、操作部材が軸状部の軸線の回りに自由に回転できるように入力装置が構成されているが、操作部材の回転角度を一定範囲に制限してもよい。回転操作に対する復元トルクを操作部材に付与する手段(例えばねじりばね)をさらに追加し、ユーザが操作部から手を離したときに操作部材が元の位置へ戻るように回転するようにしてもよい。
上述した実施の形態及び変形例のそれぞれから導き出される本発明の各種の態様を以下に記載する。なお、以下の説明では、本発明の各態様の理解を容易にするために添付図面に図示された対応する部材を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明の一態様に係る入力装置(5;5A)は、押し込み操作及び回転操作の対象とされる操作部(11)、及び該操作部から前記押し込み操作の方向に延ばされた軸状部(12;52)を有する操作部材(10;50)と、前記軸状部が、該軸状部の軸線方向に沿って往復移動可能かつ前記軸状部の軸線の回りに回転可能な状態で取り付けられる軸受部(33;71)を有する支持構造体(30;70)と、前記押し込み操作に対する復元力を前記操作部材に付与する復元力付与手段(37;79)と、前記操作部材の押し込み操作に伴う変位に対応した信号を出力する押し込み操作検出手段(42)と、前記操作部材の回転操作に伴う変位に対応した信号を出力する回転操作検出手段(45;85)と、を備えたものである。
上記態様の入力装置によれば、操作部材の操作部から押し込み操作の方向に延ばされた軸状部を支持構造体の軸受部により往復移動可能かつ回転可能に取り付け、押し込み操作に対しては復元力付与手段により操作部材に復元力を付与しているので、操作部を押し込み操作及び回転操作のいずれにも対応して動作させることができる。したがって、押し込み操作と回転操作とで操作部材を区別する必要がなく、操作部材の取り違えによる誤操作が生じるおそれを排除し、あるいは、押し込み操作と回転操作との切り替えにまごつくおそれを低減することができる。また、押し込み操作と回転操作とで互いに異なる操作部材を設ける必要がないため、部品点数を削減し、それにより入力装置を比較的簡素に構成してその小型化を図ることができるといった利点が得られる。
上記態様において、前記軸状部には前記軸受部と往復移動可能かつ回転可能に嵌め合わされる嵌合軸部(16、17;53)が設けられ、前記軸受部は、前記嵌合軸部の少なくとも先端部(TP)及び前記操作部側の基部(BP)が往復移動可能かつ回転可能に嵌め合わされるように設けられてもよい。これによれば、嵌合軸部の少なくとも先端部及び基部を軸受部にて支持することにより、軸状部のこじれを抑え、操作部材の往復運動及び回転運動の安定性を高めることができる。
また、前記押し込み操作検出手段は、前記押し込み操作に伴う前記軸状部の前記先端部の変位を検出するように設けられてもよい。嵌合軸部の先端部を軸受部にて支持する場合には、軸状部の先端側の動きが安定し、押し込み操作を押し込み操作検出手段にて確実に検出することができる。
上記態様において、前記回転操作検出手段は、前記操作部材に対して一体回転可能に取り付けられ、かつ周方向に沿って複数の検出部(46a)が間隔を空けて設けられた回転盤(46;86)と、前記操作部材の回転操作に伴う前記複数の検出部のそれぞれの通過を検出できるようにして前記支持構造体に取り付けられ、前記検出部の検出に対応した信号を出力するセンサ(47)とを備えてもよい。これによれば、操作部材と回転盤とが一体に回転する際にセンサの検出範囲を複数の検出部が順次通過して、センサから検出信号が逐次出力される。その検出信号が出力された回数から回転量を、検出信号が出力される時間間隔から回転速度を割り出すことができる。
また、前記支持構造体(30)と前記操作部材(10)との間には、前記復元力付与手段としてのばね部材(37)が、前記軸状部(12)と同軸的に設けられてもよい。これによれば、ばね部材の復元力を軸状部の軸線に沿って均等に作用させ、復元力の偏りに起因する軸状部のこじれの発生を防止して操作部材の動作をさらに安定させることができる。
あるいは、前記支持構造体(70)と前記操作部材(50)との間には、前記復元力付与手段としての複数のばね部材(79)が、前記軸状部の周囲にて該軸状部の周方向に間隔を空けて設けられてもよい。これによれば、軸状部の周囲に複数のばね部材を配置しているため、軸状部上にばね部材と組み合わされるべき部分を設ける必要がなくなる。これにより、軸状部を軸線方向に短縮し、特に押し込み操作の方向に関して装置を小型化することができる。
上記態様において、前記ばね部材(37;79)は、前記操作部材及び前記支持構造体のそれぞれにおける前記復元力の作用部のうち、いずれか一方の作用部(一例として36;75)に対して前記回転操作の方向の相対回転が不能な状態で設けられ、前記ばね部材と他方の作用部(一例として16a;50a)との間には、前記ばね部材の前記復元力によって前記他方の作用部に押し付けられる摩擦部材(80)が、前記一方の作用部に対して前記回転操作の方向の相対回転が不能な状態で設けられてもよい。この場合には、操作部材が回転運動する際に摩擦部材と他方の作用部との間に摩擦力が作用する。したがって、ばね部材のばね定数及び撓み量と、摩擦部材の摩擦係数とを適切に調整することにより、操作部材の慣性による回転運動を適度に制限し、あるいは操作部材の回転操作に対して適度な抵抗感を付与することができる。
また、本発明の一態様に係るゲーム機(1)は、上述した各態様のいずれかに係る入力装置(5;5A)を具備し、該入力装置の前記押し込み操作検出手段及び前記回転操作検出手段のそれぞれから出力される信号を参照してゲームを制御するように構成されたものである。これによれば、ゲームをプレイする際の押し込み操作、及び回転操作に関するユーザの誤操作や操作の切り替えに際するまごつき等の不都合が生じるおそれを抑え、ゲーム機の入力装置に関する構成を簡素化することができる。
1 ゲーム機
5、5A 入力装置
10、50 操作部材
11 操作部
12、52 軸状部
16 第1嵌合軸部
16a ばね受け(作用部の一例)
17 第2嵌合軸部
30、70 支持台(支持構造体の一例)
33、71 軸ホルダ(軸受部の一例)
36 ばね受け(作用部の一例)
37、79 ばね部材(復元力付与手段の一例)
42 マイクロスイッチ(押し込み操作検出手段の一例)
45、85 回転操作検出機構(回転操作検出手段の一例)
46、86 回転盤
46a 遮光部(検出部の一例)
47 フォトセンサ(センサの一例)
50a ボス(作用部の一例)
53 嵌合軸部
75 フランジ部(作用部の一例)
80 摩擦板(摩擦部材の一例)

Claims (8)

  1. 押し込み操作及び回転操作の対象として共用される操作部、及び該操作部から前記押し込み操作の方向に延ばされた軸状部を有し、前記操作部と前記軸状部とが前記軸状部の軸線方向及び周方向に一体的に移動するように設けられた操作部材と、
    前記軸状部が前記軸線方向及び前記周方向に滑ることができるように嵌め合わされる筒状の軸ホルダを軸受部として備えることにより、前記軸状部が前記軸線方向に沿って往復移動可能かつ前記周方向に回転可能な状態で取り付けられる支持構造体と、
    前記支持構造体と前記操作部材との間に設けられ、前記押し込み操作に対する復元力を前記操作部材に付与する復元力付与手段としてのばね部材と、
    前記操作部材の押し込み操作に伴う変位に対応した信号を出力する押し込み操作検出手段と、
    前記操作部材の回転操作に伴う変位に対応した信号を出力する回転操作検出手段と、
    を備えた入力装置。
  2. 前記軸状部には前記軸受部としての前記軸ホルダと往復移動可能かつ回転可能に嵌め合わされる嵌合軸部が設けられ、前記軸ホルダは、前記嵌合軸部の少なくとも先端部及び前記操作部側の基部が往復移動可能かつ回転可能に嵌め合わされるように設けられている請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記押し込み操作検出手段は、前記押し込み操作に伴う前記軸状部の前記先端部の変位を検出するように設けられている請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記回転操作検出手段は、前記操作部材に対して一体回転可能に取り付けられ、かつ前記周方向に沿って複数の検出部が間隔を空けて設けられた回転盤と、前記操作部材の回転操作に伴う前記複数の検出部のそれぞれの通過を検出できるようにして前記支持構造体に取り付けられ、前記検出部の検出に対応した信号を出力するセンサとを備えている請求項1〜3のいずれか一項に記載の入力装置。
  5. 記復元力付与手段としてのばね部材が前記軸状部と同軸的に設けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載の入力装置。
  6. 記復元力付与手段としての複数のばね部材が、前記軸状部の周囲にて前記周方向に間隔を空けて設けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載の入力装置。
  7. 前記ばね部材は、前記操作部材及び前記支持構造体のそれぞれにおける前記復元力の作用部のうち、いずれか一方の作用部に対して前記方向の相対回転が不能な状態で設けられ、
    前記ばね部材と他方の作用部との間には、前記ばね部材の前記復元力によって前記他方の作用部に押し付けられる摩擦部材が、前記一方の作用部に対して前記方向の相対回転が不能な状態で設けられている請求項5又は6に記載の入力装置。
  8. 前記請求項1〜7のいずれか一項に記載の入力装置を具備し、該入力装置の前記押し込み操作検出手段及び前記回転操作検出手段のそれぞれから出力される信号を参照してゲームを制御するように構成されたゲーム機。
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